JPH0629391U - Igbt素子破損検出回路 - Google Patents

Igbt素子破損検出回路

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JPH0629391U
JPH0629391U JP064170U JP6417092U JPH0629391U JP H0629391 U JPH0629391 U JP H0629391U JP 064170 U JP064170 U JP 064170U JP 6417092 U JP6417092 U JP 6417092U JP H0629391 U JPH0629391 U JP H0629391U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 IGBT素子の異常をオフバイアス直後に瞬
時に検出する。 【構成】 オン及びオフバイアス用トランジスタTr1
及びTr2によりゲート制御抵抗RGを介してIGBT素
子3を制御するものにおいて、素子3のエミッタコレク
タ間に抵抗R2、ツエナーダイオードZD1及び保護ダイ
オードが接続されたホトカプラPC1を直列に接続し、
PC1の信号DをD型フリップフロップ(FF)5のD
端子に入力し、このCK端子にゲート駆動信号Aを少し
遅らせ反転させたクロック信号Bを入力する。正常時は
PC1からFF5にゲート駆動信号に応じた信号を出力
するが、クロック信号は位相が反転しているので、FF
5から出力されない。素子異常時はエミッタゲート間抵
抗が低くなるので、PC1に電流は流れず、信号Dは
“H”となり、FF5で信号Bによりラッチされ検出信
号Eを出力する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、インバータ回路,コンバータ回路等に使用されるIGBT素子の破 損検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来インバータ回路のIGBT素子の破損検出回路(1アーム分)を示 す。
【0003】 図3において、1はゲート駆動回路、Tr1及びTr2はゲート回路1により制 御されIGBT素子3のゲートをオン及びオフバイアスするトランジスタ、2は IGBT素子3を用いたインバータ主回路のアーム、4はゲート制御抵抗RGと 並列に設けられた異常素子検出回路である。このインバータには、アーム短絡が 発生すると直流側に流れる短絡電流を検出し各アームのゲート駆動回路1に一斉 にOFF信号を入力して各素子のゲート駆動を停止する保護手段が設けられてい る(図示省略)。
【0004】 しかしてインバータ回路に素子短絡が発生すると上記保護手段により各アーム の駆動回路1にOFF信号が入力されOFF側トランジスタTr2がONして各 IGBTにOFFゲート信号が与えられる。
【0005】 このOFFゲート信号は破損素子のゲート制御抵抗RGに連続して流れるため 、異常素子検出回路4のコンデンサC1と抵抗R1の値の時定数τ=C1・R1でホ トカプラPC1の1次側電圧が充電され、ホトカプラPC1がONできる電圧しき い値に達した時ホトカプラPC1がONし破損素子を検出する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
インバータ回路において各アームの素子は通常図4に示すように、並列接続さ れて使用される。この回路において、並列接続されたIGBTの1ケが破損した 場合、この破損素子のゲートエミッタ間は1Ω以下の抵抗となり、IGBTのゲ ート電流は図5の(b)に示すように変化する。
【0007】 この破損素子の平均電流は正常時の電流図5の(a)に比べ数倍〜10数倍の 大きな値となる。
【0008】 この故障時のゲート電流に対して十分余裕を持たせて電源E1,E2を設計する と、電源が大きくなり経済的でない。またゲート制御抵抗に直列にヒューズを挿 入しても故障時にヒューズ溶断までに数〜数10秒の時間を要するので、電源E 1 ,E2を小型にすることができない。
【0009】 また、ヒューズを使用することは通常運転中におけるヒューズの熱サイクルに よるストレス等で通常運転中にも溶断する恐れがあり、装置の信頼性の低下を招 く。
【0010】 また、上記異常素子検出回路4では、ホトカプラPC1の1次側にコンデンサ C1と抵抗R1による遅れ回路が必要であり、この遅れにより、インバータ回路な どで使用した場合、下側のアーム素子破損時同素子の異常検出前に上側アームが ON信号によりONしてしまう場合があり、アーム短絡を防止できなく健全なア ームを破損する恐れがある。
【0011】 本考案は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と するところは、IGBT素子の異常をオフバイアス直後に瞬時検出し、異常検出 遅れによる対をなすアームの短絡を防止しうるIGBT素子破損検出回路を提供 することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案におけるIGBT素子破損検出回路は、 オンバイアス回路,オフバイアス回路を備えたゲート回路によりゲート制御抵 抗を介してIGBT素子を制御されるIGBT素子を用いた電力変換回路におい て、 前記IGBT素子のエミッタコレクタ間に電流制限抵抗とツエナーダイオード 及び保護ダイオードが並列に接続されたホトカプラを直列に接続し、 前記ホトカプラの出力をIGBTゲート駆動信号発生回路の信号を少し遅延し 反転させたクロック信号が入力するD型フリップフロップに接続したものである 。
【0013】
【作用】
IGBT素子はゲート駆動信号により制御されるオンバイアス回路及びオフバ イアス回路によりゲート制御回路を介してオン,オフ制御される。
【0014】 IGBT素子が正常時はゲートエミッタ間抵抗が大きいので、オフバイアス時 にツエナーダイオードがオンしフォトカプラの1次側に電流が流れ2次側からオ フバイアス信号に同期した信号がD型フリプフロップに出力される。しかしこの フリプフロップのクロック信号はゲート駆動信号を少し遅らせ反転させたものと なっているので、素子正常時はD型フリップフロップからは出力されない。
【0015】 IGBT素子に異常が発生し、そのゲートエミッタ間の抵抗が小さくなると、 オフバイアス時にツエナーダイオードがオンすることがないので、ホトカプラの 1次側に電流が流れず2次側からD型フリップフロップに“H”レベルの信号が 入力する。
【0016】 このフリプフロップにはゲート駆動信号を少し遅延させ反転させたクロック信 号が入力しているので、IGBT素子に異常が発生しオフバイアスとなった瞬間 にD型フリップフロップからクロック信号によりラッチされた“H”レベルの信 号が異常検出信号として出力される。
【0017】
【実施例】
本考案の実施例を図面を参照して説明する。なお、図1において従来図3に示 したものと同一構成部分には同一符号を付してその重複する説明を省略する。
【0018】 図1について、IGBT素子3のエミッタベース間に電流制限用抵抗R2とツ エナーダイオードZD1及びホトカプラPC1の直列回路を接続すると共に、ホト カプラPC1と並列に逆方向のホトカプラ保護用ダイオードD1を接続する。
【0019】 5はホトカプラPC1の出力信号が入力するD型フリップフロップ、6はIG BTゲート駆動信号発生回路、7はこのゲート駆動信号Aを多少遅延させる遅延 回路、8はこの遅延回路の信号を反転させたクロック信号Bをフリップフロップ 5のCK端子に出力するインバータ(反転回路)である。その他の構成は従来図 3のものと同じである。
【0020】 次に、この実施例回路の動作について図2を参照して説明する。
【0021】 IGBTゲート駆動信号発生回路6から図2(a)に示すゲート駆動信号Aが 出力されると、電源E1から信号Aに応じたトランジスタTr1,ゲート制御抵抗 RGを介してIGBT素子3のゲートに電流が流れ、IGBTのゲートエミッタ 間電圧VGEは図2(b)のようになる。
【0022】 IGBT素子3が破損すると、IGBTのゲートエミッタ間は1Ω以下の抵抗 値となるので、ゲート制御抵抗RGと破損素子3のゲートエミッタ間抵抗値に分 圧されるゲートエミッタ間電圧は図2(c)のようになる。
【0023】 IGBT素子3が正常の場合は、トランジスタTr1がオン、Tr2がオフのオ ンバイアス時はフオトカプラに1次電流が流れず、トランジスタTr1がオフ、 Tr2がオンとなったオフバイアス時に電源E2から矢印のようにホトカプラPC 1 の1次側に電流IFが流れるので、ホトカプラPC1からD型フリップフロップ 5に出力される信号Dは図2(d)のようになるが、D型フリップフロップに入 力しているクロック信号Bはゲート信号Aを少し遅延させインバータで反転させ た信号となっているのでD型フリップフロップはラッチされない。
【0024】 従って、素子3が正常な場合はフリップフロップ5の出力信号Eは図2(f) のように常に“L”レベルとなる。
【0025】 IGBT素子3が異常の場合は、素子3のゲートエミッタ間の抵抗値が低くな っているので、オフバイアス時に素子3のベースエミッタ間に発生する電位差は 低く異常検出回路4のツエナーダイオードZD1はオンしない。このためホトカ プラPC1に1次電流は流れない。
【0026】 しかして異常が発生するとホトカプラPC1からD型フリップフロップ5に出 力される信号Dが“H”となり、この“H”の信号DがD型フリップフロップ5 によりCK端子に入力するクロック信号Bによりラッチされ、図2(g)に示す ように“H”レベルの異常検出信号Eが出力される。
【0027】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0028】 (1)インバータ回路,コンバータ回路等のIGBT素子がオフバイアス直後に 瞬時に素子異常を判定することができる。
【0029】 (2)インバータ回路へ適用した場合、片側のアームをオフした後、そのアーム と対をなすアームをオンバイアスする前のデットタイムの区間内に素子異常を検 出することができる。
【0030】 (3)異常検出を素子異常のあるアームと対をなす健全アームにオンバイアスす る前に行うことができるので、健全アーム素子がオンバイアスされアーム短絡に より破損するのを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図。
【図2】実施例における各部信号を示す波形図。
【図3】従来例を示す回路図。
【図4】単相ブリッジを示すブロック回路図。
【図5】(a)及び(b)は正常時及び素子破損時のI
GBTゲート電流を示す波形図。
【符号の説明】
1…ゲート駆動回路 2…アーム 3…IGBT素子 4…異常素子検出回路 5…D型フリップフロップ 6…IGBTゲート駆動信号発生回路 7…遅延回路 8…インバータ PC1…ホトカプラ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オンバイアス回路,オフバイアス回路を
    備えたゲート回路によりゲート制御抵抗を介して制御さ
    れるIGBT素子を用いた電力変換回路において、 前記IGBT素子のエミッタコレクタ間に電流制限抵抗
    とツエナーダイオード及び保護ダイオードが並列に接続
    されたホトカプラを直列に接続し、 前記ホトカプラの出力をIGBTゲート駆動信号発生回
    路の信号を少し遅延し反転させたクロック信号が入力す
    るD型フリップフロップに接続したことを特徴としたI
    GBT素子破損検出回路。
JP1992064170U 1992-09-16 1992-09-16 Igbt素子破損検出回路 Expired - Lifetime JP2597021Y2 (ja)

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