JP2513509Y2 - インバ―タの出力電圧検出回路 - Google Patents

インバ―タの出力電圧検出回路

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JP2513509Y2
JP2513509Y2 JP9854589U JP9854589U JP2513509Y2 JP 2513509 Y2 JP2513509 Y2 JP 2513509Y2 JP 9854589 U JP9854589 U JP 9854589U JP 9854589 U JP9854589 U JP 9854589U JP 2513509 Y2 JP2513509 Y2 JP 2513509Y2
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正治 石黒
祐三 高門
巧 吉田
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、PWMインバータの出力電圧の検出回路に
関する。
[従来技術] 第3図は誘導電動機の速度制御を行うためのPWM方式
電圧形インバータの主回路を示したもので、インバータ
INVの主回路は6個のスイッチング素子であるトランジ
スタTRをブリッジ接続してなり、各トランジスタTRには
ダイオードDが逆並列接続されている。IMは誘導電動
機、DCは電圧Eのインバータ直流電源である。
ところで、この種のインバータにおいては正アームの
スイッチング素子と負アームのスイッチング素子の一方
が完全にOFFしていないのに他方のスイッチング素子がO
Nしてアーム短絡を生じるのを防止するために短絡防止
期間を設定するが、短絡防止期間を設定したために、そ
の期間中はインバータINVは無制御状態にあり、インバ
ータINVの出力電圧の極性は、インバータ出力電流の流
れる方向によって決定されるので、インバータの出力電
圧が不安定になって、所望の出力電圧が得られなくな
り、制御精度が低いものとなる。これを防ぐために、出
力電圧が正である期間、負である期間を検出し、これを
用いて、PWM信号のパルス幅を上記短絡防止期間分だけ
補正することにより、所望の出力電圧を得るようにして
いる。
第3図に符号10で示す回路は、上記出力電圧の極性を
検出するための従来の回路例(U相についてのみ示して
ある)であって、フォトカプラー20を用いており、U相
出力点Uと直流電源DCの負荷端子との間に挿入されてい
る。21はフォトカプラー20の発光ダイオード、22はフォ
トカプラー20のフォトトランジスタ、23、24は抵抗であ
る。V、WはV相出力点、W相出力点を示す。13はPWM
信号のパルス幅を補正する回路である。
この構成においては、正アームのトランジスタTRもし
くはダイオードDがONすると、発光ダイオード21が導通
するので、フォトトランジスタ22がONし、出力aはLレ
ベルとなる負アームのトランジスタTRもしくはダイオー
ドDがONした時には、発光ダイオード21は非導通とな
り、フォトトランジスタ22はONぜず、出力aはHレベル
となる。即ち、出力aの電位は、U相電位Vuが正の間は
Lレベル、負に変化するとHレベルとなり、出力aのL
およびH期間はそれぞれU相電位Vuの正および負の期間
に対応する。
[考案が解決しようとする課題] しかし、フォトカプラー20を用いる検出回路では、発
光ダイオード21の動作に対してフォトトランジスタ22の
動作に時間遅れがあり、かつON動作の時間遅れとOFF動
作の時間遅れとが等しくなく、例えばON動作は速く、OF
F動作は遅い。そのために、インバータのPWM動作を高周
波で行なわせた場合には、各組の相電位Vu、Vv、Vwに対
する出力aの平均直はオフセットを生じる結果となり、
この出力を利用してPWM信号の上記補正を行うと、イン
バータ出力電圧がオフセット誤差による直流分を含むよ
うになり、誘導電動機鉄心の偏磁や飽和などを招く結果
となる。
第4図にインバータU相出力電位Vuとフォトトランジ
スタ22の出力aを対比して示す。
本考案は上記問題を解消するためになされたもので、
インバータの相電圧の極性変化を忠実に検出することが
できるインバータの出力電圧極性検出回路を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するため、インバータの各
相の正アーム及び負アームのスイッチング素子に対し
て、それぞれ並列接続に、第1のフォトカプラーと第2
のフォトカプラーを接続し、第1のフォトカプラーのオ
ン(もしくはオフ)動作タイミングで対応する相のイン
バータ出力電圧の立上り(もしくは立下り)を検出し、
第2のフォトカプラーの上記第1のフォトカプラーの動
作と同じ動作タイミングで該インバータ出力電圧の立下
り(もしくは立上り)を検出する波形整形回路を設けた
ものである。
[作用] 本考案は、第1のフォトカプラーを、オンタイミング
(もしくはオフタイミング)か第2のフォトカプラーの
オンタイミング(もしくはオフタイミング)の一方で波
形整形回路をトリガーし、他方でリセットするから、波
形整形回路の出力の立上りが、第1のフォトカプラーの
動作遅れ分だけ遅れても、その分、立下りが、第2のフ
ォトカプラーの動作遅れ分だけ遅れ、両動作遅れ分は、
通常、等しいから、波形整形回路の出力はインバータ出
力電圧を、その出力幅において、忠実に再現する。
[実施例] 以下、本考案の1実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、30はフォトカプラーであって、直流
電源DCの正極端子とU相出力点Uとの間に挿入され、抵
抗33、23を介してフォトカプラー20と直列に接続されて
いる。31はフォトカプラー30の発光ダイオード、32はフ
ォトカプラー30のフォトトランジスタ、34は抵抗であ
る。フォトカプラー20の出力aとフォトカプラー30の出
力bとは波形整形回路40に入力制御信号として入力され
る。この2つのフォトカプラー20、30を有する回路10及
び波形整形回路40は図示しないがV相、W相に対しても
設けられる。
なお、直流電源DC、インバータINV、誘導電動機IMか
ら構成される基本回路は第3図と同様である。
次に、本実施例の動作を第2図の波形図を参照して説
明する。
この構成においては、U相の正アームのトランジスタ
TRもしくはダイオードDがONすると、フォトカプラー20
では、ただちに発光ダイオード21が導通し、フォトトラ
ンジスタ22がONして、出力aはただちにHレベルからL
レベルとなる。一方、フォトカプラー30では、発光ダイ
オード31がOFFし、フォトトランジスタ32が動作遅れ分
Δt2だけ遅れてOFFすることに伴って、出力bは、出力
aに対しΔt2の時間遅れをもってLレベルからHレベル
に立上がる。これとは逆に、U相の負アームのトランジ
スタTRもしくはダイオードDがONすると、出力bはただ
ちにHレベルからLレベルに変化し、出力aはフォトト
ランジスタ22の動作遅れ分Δt1だけ遅れて、LからHレ
ベルに変化する。
ところで、波形整形回路40は信号aの立下りでトリガ
ーされて、LレベルからHレベルへ立上り、信号bの立
下りで、リセットされてHレベルからLレベルへ立下る
信号cを送出するように構成されている。これによっ
て、この信号cはU相の出力電圧Vuに同期して立上り、
同期して立下る信号となり、出力電圧を、その時間幅に
おいて忠実に再現する。
従って、前記したようなオフセットは無く、波形整形
回路40の出力c(インバータINVの出力電圧と同位相の
制御信号)が基準となるレファレンス信号(図示せず)
と一致する方向に補正制御することによって所望のイン
バータ出力電圧を得ることができる。
なお、上記実施例では、フォトカプラー20、30の出力
の立下りを利用しているが、フォトトランジスタ21、31
の動作遅れΔt1、Δt2が等しい場合には、フォトカプラ
ー20、30の出力の立上りを利用しても同様の効果を得る
ことができる。
[考案の効果] 本考案は以上説明した通り、第1のフォトカプラーの
オンタイミング(もしくはオフタイミング)か第2のフ
ォトカプラーのオンタイミング(もしくはオフタイミン
グ)の一方で波形整形回路をトリガーし、他方でリセッ
トするから、波形整形回路の出力の立上りが、第1のフ
ォトカプラーの動作遅れ分だけ遅れても、その分、立下
りが、第2のフォトカプラーの動作遅れ分だけ遅れ、両
動作遅れ分は、通常、等しいから、波形整形回路の出力
はインバータ出力電圧を、その出力幅において忠実に再
現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図は上記実
施例の動作を説明するための波形図、第3図は従来の検
出回路を示す回路図、第4図は上記従来例の動作を説明
するための波形図である。 20、30……フォトカプラー 21、31……発光ダイオード 22、32……フォトトランジスタ 40……波形整形回路 INV……インバータ U、V、W……出力点 TR……トランジスタ D……ダイオード

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータの各相の正アームおよび負アー
    ムであってダイオードを逆並列接続したスイッチング素
    子にそれぞれ並列接続された第1のフォトカプラーと第
    2のフォトカプラー、および、上記第1のフォトカプラ
    ーのオン動作もしくはオフ動作のタイミングで対応する
    相のインバータ出力電圧のレベル変化と、第2のフォト
    カプラーのオン動作もしくはオフ動作のタイミングで対
    応する相のインバータ出力電圧の上記とは逆方向へのレ
    ベル変化とを入力し、インバータ出力電圧と同位相の出
    力電圧を出力する波形整形回路を備えたことを特徴とす
    るインバータの出力電圧検出回路。
JP9854589U 1989-08-25 1989-08-25 インバ―タの出力電圧検出回路 Expired - Lifetime JP2513509Y2 (ja)

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JPH0339384U JPH0339384U (ja) 1991-04-16
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JP2525321Y2 (ja) * 1993-12-22 1997-02-12 株式会社織部 容器蓋半完成品、及び容器蓋

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