JPH11183531A - インバータ装置の出力電流極性検出方法 - Google Patents

インバータ装置の出力電流極性検出方法

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JPH11183531A
JPH11183531A JP9364629A JP36462997A JPH11183531A JP H11183531 A JPH11183531 A JP H11183531A JP 9364629 A JP9364629 A JP 9364629A JP 36462997 A JP36462997 A JP 36462997A JP H11183531 A JPH11183531 A JP H11183531A
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inverter device
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output terminal
power supply
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Hidefumi Ueda
英史 上田
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Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパレータ等のアナログ回路を介さずに直
接に出力電流の正負極性判別ができ、ノイズに対しても
誤検出しない信頼性の高いインバータ装置の出力電流極
性検出方法を提供するものである。 【解決手段】 直流電源1の正極側に接続された第1の
半導体スイッチング素子Q1〜Q3と前記半導体スイッ
チング素子に並列に接続された第1の還流ダイオードD
1〜D3と、前記直流電源1の負極側に接続された第2
の半導体スイッチング素子Q4〜Q6と前記第2の半導
体スイッチング素子Q4〜Q6に並列に接続された第2
の還流ダイオードD4〜D6と、前記直流電源電圧1を
任意の電圧値に変換して出力端子14〜16から負荷へ
と出力するPWMインバータ装置の出力電流極性検出方
法において、前記出力端子から負荷へ流れる電流の正負
極性を前記出力端子の電圧の立ち下がり時における前記
第2の半導体スイッチング素子Q4〜Q6へのオン・オ
フ信号から検出するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ装置の
出力電流極性検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は特開平7ー7967に記載された
インバータ装置の出力電流極性検出方法における第1の
従来構成例を示しており、図10は特開平6−1604
39に記載された第2の従来構成例を示している。まず
第1の従来構成例である図7においては、IGBTトラ
ンジスタQ4がオンしている際のIGBTトランジスタ
Q1とQ4との接続点電圧についてその電圧値が主電源
101のグランド側電位に対し還流ダイオードD4の順
電圧分低い値となっているかあるいはIGBTトランジ
スタQ4のコレクタ・エミッタ間オン電圧分高い値とな
っているかを電圧検出回路108からのコンパレータ出
力とIGBTトランジスタQ4のオン信号U−と電流方
向検出回路109とで検出し、IGBTトランジスタQ
1とQ4との接続点電圧値が主電源101のグランド側
電位に対し還流ダイオードD4の順電圧分低い値となっ
ている場合には出力電流は正電流(インバータ装置から
誘導電動機へ電流が流れる)として判別し、逆にIGB
TトランジスタQ4のコレクタ・エミッタ間オン電圧分
高い値となっている場合には出力電流は負電流(誘導電
動機からインバータ装置へ電流が流れる)として判別し
ている。また第2の従来構成例である図10において
は、IGBTトランジスタQ1(あるいはQ4)へのオ
ン信号入力U+(あるいはU−)の立ち上がりエッジに
おけるインバータ装置の出力端子電圧値からインバータ
装置の出力電流極性を判別している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記第1
の従来構成では、インバータ装置の出力電流の正負極性
をIGBTトランジスタQ4がオンしている際のIGB
TトランジスタQ1とQ4との接続点電圧によりその電
圧値が主電源101のグランド側電位に対し還流ダイオ
ードD4の順電圧分低い値(約 −1〜−2ボルト)と
なっているかあるいはIGBTトランジスタQ4のコレ
クタ・エミッタ間オン電圧分高い値(約1〜3ボルト)
となっているかで判別しているために、判別するための
差電圧が2〜5ボルト程度の小さな値となり従ってこの
小さな値から判別するために図8に示すように電圧検出
回路108においてコンパレータを使用することが必要
であり、さらにまたノイズにより誤検出しやすいという
問題点があった。また前記第2の従来構成例において
は、例えば図11に示すように下アーム側IGBTトラ
ンジスタQ4へのオン信号入力U−の立ち上がりエッジ
におけるIGBTトランジスタQ4のコレクタ電圧値か
ら電流極性を判別しようとした場合、判別のできる期間
はオン信号入力U−の立ち上がりエッジからIGBTト
ランジスタQ4が実際にオンするまでの遅れ時間となる
数百nS(図11に示す△t)しかないため、従って非
常に短い時間で判別する必要があるのでフィルタ回路等
の挿入をすることはできず、ノイズにより誤検出しやす
いという問題点があった。本発明は、上記従来の問題点
を解決するものであり、インバータ装置の出力電流の正
負極性判別においてその判別するための差電圧を大きく
とれ、したがってコンパレータ等のアナログ回路を介さ
ずに直接に出力電流の正負極性判別ができ、かつまた電
流極性判別できる期間を十分に長くとれるのでノイズに
対しても誤検出しない信頼性の高いインバータ装置の出
力電流極性検出方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、請求項1の直流電源と前記直流電源の正極側
に接続された第1の半導体スイッチング素子とこの半導
体スイッチング素子に並列に接続された第1の還流ダイ
オードと、前記直流電源の負極側に接続された第2の半
導体スイッチング素子とこの半導体スイッチング素子に
並列に接続された第2の還流ダイオードと、前記両半導
体スイッチング素子を直列に接続した上でこの接続点を
インバータ装置の出力端子とし、このような構成の出力
端子をインバータ装置の出力相数分備えており、前記直
列に接続された両半導体スイッチング素子を交互にオン
・オフ動作させて、その際に共にオフする期間であるデ
ッドタイムをも有しており、前記直流電源電圧を任意の
電圧値に変換して前記出力端子から負荷へと出力するイ
ンバータ装置の出力電流極性検出方法において、前記出
力端子から前記負荷へ流れる電流の正負極性を、前記出
力端子電圧の立ち下がり時における前記第2の半導体ス
イッチング素子へのオン・オフ信号から判別し検出する
ことを特徴としている。また請求項2のインバータ装置
の出力電流極性検出方法は、直流電源の正極側に接続さ
れた第1の半導体スイッチング素子と前記半導体スイッ
チング素子に並列に接続された第1の還流ダイオード
と、前記直流電源の負極側に接続された第2の半導体ス
イッチング素子と前記第2の半導体スイッチング素子に
並列に接続された第2の還流ダイオードと、前記両半導
体スイッチング素子を直列に接続した上でこの接続点を
インバータ装置の出力端子とし、このような構成の出力
端子をインバータ装置の出力相数分備えており、前記直
列に接続された両半導体スイッチング素子を交互にオン
・オフ動作させて、前記直流電源電圧を任意の電圧値に
変換して前記出力端子から負荷へと出力するPWMイン
バータ装置の出力電流極性検出方法において、前記出力
端子から前記負荷へ流れる電流の正負極性を、前記出力
端子電圧の立ち上がり時における前記第1の半導体スイ
ッチング素子へのオン・オフ信号から判別し検出するこ
とを特徴としている。請求項1記載の構成におけるイン
バータ装置の出力電流極性検出方法は、前記直流電源の
正極側に接続された第1の半導体スイッチング素子及び
負極側に接続された第2の半導体スイッチング素子とが
交互にオン・オフ動作を行うことで前記直流電源電圧を
任意の電圧値に変換して前記両半導体スイッチング素子
の接続点である出力端子から負荷へと電圧出力している
が、一方の半導体スイッチング素子がオン動作からオフ
動作に移り、逆にもう一方の半導体スイッチング素子が
オフ動作からオン動作に移る際の動作切り替え点におい
て、前記オン動作からオフ動作に移る側の半導体スイッ
チング素子がそのオフ動作遅れによりまだオフできてい
ない状態のまま、もう一方の半導体スイッチング素子が
オン動作にはいり、結果として直列に接続された両半導
体スイッチング素子がともにオンして短絡状態になるの
を防止するために、前記動作切り替え点において両半導
体スイッチング素子をともにオフ動作させるデッドタイ
ム(両半導体スイッチング素子へオフドライブ信号を伝
送している)期間を設けている。このデッドタイム期間
によりオン動作からオフ動作に移る側の半導体スイッチ
ング素子にそのオフ動作遅れが生じてもこの期間中にお
いて確実にオフ動作を完了することができ従って直列に
接続された両半導体スイッチング素子がともにオンする
ことを防止できる。
【0005】ところでインバータ装置の出力電流が正電
流(インバータ装置から負荷へ電流が流れる)である場
合においては、前記直流電源の正極側に接続された第1
の半導体スイッチング素子へのオン信号入力がオフ信号
へと切り替わると、そのまま両半導体スイッチング素子
がともにオフするデッドタイム期間に移るが、このデッ
ドタイムの初期期間中において第1の半導体スイッチン
グ素子のオフ動作は完了し同時に出力電流は第2の還流
ダイオードを流れるモードへと切り替わるため同じくイ
ンバータ装置の出力端子電圧も第1の直流電源の正極側
電位から負極側電位へと切り替わる。インバータ装置の
この出力端子電圧の切り替わりによる電圧立ち下がり時
においては、第2の半導体スイッチング素子へのオン・
オフ指令はデッドタイム期間(初期期間中)中であるた
め当然ながらオフ動作指令となっている。
【0006】一方インバータ装置の出力電流が負電流
(負荷からインバータ装置へ電流が流れる)である場合
においては、前記直流電源の正極側に接続された第1の
半導体スイッチング素子へのオン信号入力がオフ信号入
力へと切り替わると、そのまま両半導体スイッチング素
子がともにオフするデッドタイム期間に移るが、このデ
ッドタイム期間中においても出力電流は引き続き第1の
還流ダイオードを流れ続けるためインバータ装置の出力
端子電圧も引き続き第1の直流電源の正極側電位となっ
ている。その後にデッドタイム期間が終了すると次は第
2の半導体スイッチング素子へオン信号入力がはいり、
第2の半導体スイッチング素子はそのままオン動作へと
移る。このオン動作が完了するとインバータ装置の出力
端子電圧も同様に前記直流電源の正極側電位から負極側
電位へと切り替わる。インバータ装置のこの出力端子電
圧の切り替わりによる電圧立ち下がり時においては、第
2の半導体スイッチング素子へのオン・オフ指令は前記
のごとくオン動作指令となっている。
【0007】以上のようにインバータ装置の出力端子電
圧の切り替わりによる電圧立ち下がり時における第2の
半導体スイッチング素子へのオン・オフ指令入力から、
オフ指令入力時は出力電流は正電流であり、オン指令入
力時は出力電流は負電流であると判断できる。この場合
においてインバータ装置の出力端子電圧立ち下がりエッ
ジの検出については、前記直流電源電圧値がそのままエ
ッジ検出範囲となるので検出範囲を大きくとれ、従って
第1の従来構成例の図8に示す電圧検出回路108での
コンパレータ115の使用等は不要であり、さらにまた
ノイズにより誤検出しやすいという問題もなくなる。ま
た判別時間について、出力端子電圧の立ち下がりエッジ
検出部においてフィルタを挿入し仮にエッジ検出が遅れ
ても正電流時ではデッドタイム期間の終了までは判別で
き、負電流時においては第2の半導体スイッチング素子
へのオン信号入力が続いている間までは判別でき、いず
れにしても十分な判別時間を確保できることになる。
【0008】また請求項2記載の構成におけるインバー
タ装置の出力電流極性検出方法においては、インバータ
装置の出力端子電圧立ち上がり時における直流電源の正
極側に接続された第1の半導体スイッチング素子へのオ
ン・オフ指令から出力電流の極性判別を行うものであ
り、この場合における動作・極性判別の原理は前記の請
求項1記載の構成における場合と同様ではあるが、電流
の極性判別については第1の半導体スイッチング素子へ
のオン・オフ入力指令について、オン指令入力なら正電
流検出であり、オフ指令入力なら負電流検出となる。ま
たこの場合の効果についても前記請求項1記載の場合と
同様である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例の構
成を図1に示す。図1においてマイクロコンピュータ1
8は任意の電圧を各相出力端子からパルス幅変調により
誘導電動機17へ電圧出力するために、図4に示すよう
に例えばU相においてはU相出力電圧指令と基本三角波
とを大小比較し、基本三角波の方が大きい場合はIGB
TトランジスタQ4をオン(Q1はオフさせる)させ、
逆に基本三角波の方が小さい場合はIGBTトランジス
タQ1をオン(Q4はオフさせる)させる。このように
することで、パルス幅変調電圧出力ではあるが平均電圧
としては任意の指令電圧を電圧出力できる。ここでいず
れか一方のIGBTトランジスタがオンし、同時に残る
一方のIGBTトランジスタをオフさせる際において
は、必ず両方のIGBTトランジスタを共にオフさせる
期間であるデッドタイム(図4参照)を挿入設定してい
る。
【0010】U相出力電流が正電流(U相出力端子14
から誘導電動機17へと電流が流れる)の場合におい
て、マイクロコンピュータ18の指令がIGBTトラン
ジスタQ1のオン指令入力(Q4はオフ指令入力)であ
るモード(1)から、Q1,Q4ともにオフ指令入力
(デッドタイム)であるモード(2)へと切り替わる
と、この切り替え点からQ1のオフ動作遅れ(数百n
S)の後にU相出力電流は図2に示すIGBTトランジ
スタQ1を流れるルートから還流ダイオードD4を流れ
るルートへと切り替わり、この電流ルートの切り替えに
対応してU相出力端子電圧も第1の直流電源電圧値(V
dc)から0Vへと切り替わる。このU相出力端子電圧
の切り替わり(立ち下がり)時は、マイクロコンピュー
タ18からIGBTトランジスタQ4へ指令は、デッド
タイム中なのでオフ指令入力である。このU相出力端子
電圧の立ち下がりエッジを、図1および図2に示すよう
にU相出力端子14とダイオード19、抵抗22、抵抗
25、第2の直流電源13とを接続することでDフリッ
プフロップ28への立ち下がりクロック入力へと変換で
き、マイクロコンピュータ18からIGBTトランジス
タQ4へのオン・オフ指令(U−)をこのDフリップフ
ロップ28のD入力とすれば、Dフリップフロップ28
のQ出力からL出力信号(つまり正電流検出信号)とし
て検出できることになる。
【0011】逆にU相出力電流が負電流(誘導電動機1
7からU相出力端子14へと電流が流れる)の場合にお
いては、マイクロコンピュータ18の指令がIGBTト
ランジスタQ1のオン指令入力(Q4はオフ指令入力)
であるモード(1)、さらにはQ1,Q4ともにオフ指
令入力(デッドタイム)であるモード(2)においては
U相出力電流は図3に示す還流ダイオードD1を流れる
ルートであるが、このモード(2)からマイクロコンピ
ュータ18の指令がIGBTトランジスタQ4のオン指
令入力(Q1はオフ指令入力)であるモード(3)へと
切り替わると、この切り替え点からQ4のオン動作遅れ
(数百nS)の後にU相出力電流は図3に示す還流ダイ
オードD1を流れるルートからIGBTトランジスタQ
4を流れるルートへと切り替わり、この電流ルートの切
り替わりに対応してU相出力端子電圧も第1の直流電源
電圧値(Vdc)から0Vへと切り替わる。このU相出
力端子電圧の切り替わり(立ち下がり)時は、マイクロ
コンピュータ18からIGBTトランジスタQ4への指
令は、モード(3)にあるのでオン指令入力である。従
ってDフリップフロップ28のQ出力からH出力信号
(つまり負電流検出信号)として検出できることにな
る。このようにして図4に示すようにU相出力端子電圧
の切り替わり(立ち下がり)時ごとに出力電流極性判別
を行いかつその判別値を更新していくことになる。また
極性判別のできる期間は、デッドタイム期間からIGB
TトランジスタQ1のオフ動作遅れ時間分を差し引いた
残りの期間あり、さらにまたこのデッドタイム期間を延
ばせばその分だけ極性判別のできる期間をも延ばすこと
もできる。このことはIGBTトランジスタQ4のオン
動作遅れ時間分のみが極性判別のできる期間となる第2
の従来例に比較し十分に長い期間となる。
【0012】次に本発明の第2の実施例の構成を図5に
示す。構成においては第1の実施例である図1に対し、
DフリップフロップへのD入力がマイクロコンピュータ
18からIGBTトランジスタQ1へのオン・オフ指令
入力であり、Dフリップフロップのクロック入力がポジ
ティブエッジトリガ対応となっていることが異なる。U
相出力電流が負電流(誘導電動機17からU相出力端子
14へと電流が流れる)の場合において、マイクロコン
ピュータ18の指令がIGBTトランジスタQ4のオン
指令入力(Q1はオフ指令入力)であるモードから、Q
1,Q4ともにオフ指令入力(デッドタイム)であるモ
ードへと切り替わると、この切り替え点からQ4のオフ
動作遅れ(数百nS)の後にU相出力電流はIGBTト
ランジスタQ4を流れるルートから還流ダイオードD1
を流れるルートへと切り替わり、この電流ルートの切り
替わりに対応してU相出力端子電圧も0Vから第1の直
流電源電圧値(Vdc)へと切り替わる。このU相出力
端子電圧の切り替わり(立ち上がり)時は、マイクロコ
ンピュータ18からIGBTトランジスタQ1へ指令
は、デッドタイム中なのでオフ指令入力である。このU
相出力端子電圧の立ち上がりエッジを、図5に示すよう
にU相出力端子14とダイオード19、抵抗22、抵抗
25、第2の直流電源13とを接続することでDフリッ
プフロップ31への立ち上がりクロック入力へと変換で
き、マイクロコンピュータ18からIGBTトランジス
タQ1へのオン・オフ指令入力(U+)をこのDフリッ
プフロップ31のD入力とすれば、Dフリップフロップ
31のQ出力からL出力信号(つまり負電流検出信号)
として検出できることになる。
【0013】逆にU相出力電流が正電流(U相出力端子
14から誘導電動機17へと電流が流れる)の場合にお
いては、マイクロコンピュータ18の指令がIGBTト
ランジスタQ4のオン指令入力(Q4はオフ指令入力)
であるモード、さらにはQ1,Q4ともにオフ指令入力
(デッドタイム)であるモードの場合ではU相出力電流
は還流ダイオードD4を流れるルートであるが、マイク
ロコンピュータ18の指令がIGBTトランジスタQ1
のオン指令入力(Q4はオフ指令入力)であるモードへ
と切り替わると、この切り替え点からQ1のオン動作遅
れ(数百nS)の後にU相出力電流は還流ダイオードD
4を流れるルートからIGBTトランジスタQ1を流れ
るルートへと切り替わり、この電流ルートの切り替わり
に対応してU相出力端子電圧も0Vから第1の直流電源
電圧値(Vdc)へと切り替わる。このU相出力端子電
圧の切り替わり(立ち上がり)時は、マイクロコンピュ
ータ18からIGBTトランジスタQ1へ指令は、オン
指令入力である。従ってDフリップフロップ31のQ出
力からH出力信号(つまり正電流検出信号)として検出
できることになる。このようにして図6に示すようにU
相出力端子電圧の切り替わり(立ち上がり)時ごとに極
性判別を行いかつその判別値を更新していくことにな
る。また極性判別のできる期間は、デッドタイム期間か
らIGBTトランジスタQ4のオフ動作遅れ時間分を差
し引いた残りの期間分あり、さらにまたこのデッドタイ
ム期間を延ばせばその分だけ極性判別のできる期間をも
延ばすこともできる。このことは同様にIGBTトラン
ジスタQ4のオン動作遅れ時間のみが極性判別のできる
期間となる第2の従来例に比較し十分に長い期間とな
る。
【0014】
【発明の効果】以上本発明によれば、インバータ装置の
出力電流極性検出を直列に接続され交互にオン・オフ動
作する両半導体スイッチング素子のオン・オフ動作によ
り、直流電源の電源電圧値と0Vとの間で変化する各相
出力端子電圧の立ち下がり時(あるいは立ち上がり時)
における第2(あるいは第1)の半導体スイッチング素
子へのオン・オフ指令入力信号から行うことにより、イ
ンバータ装置の出力電流の正負極性判別においてその判
別するための電圧範囲を大きくでき、従ってコンパレー
タ等のアナログ回路を介さずに直接に出力電流の正負極
性判別を可能とでき、かつまた電流極性判別できる期間
を十分にとれるのでノイズに対し誤検出しにくいインバ
ータ装置の出力電流極性検出方法を提供できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1の実施例
【図2】 正電流時における出力電流ルートを示したも
【図3】 負電流時における出力電流ルートを示したも
【図4】 第1の実施例における出力電流極性検出のた
めのタイミングチャートを示したもの
【図5】 本発明による第2の実施例
【図6】 第2の実施例における出力電流極性検出のた
めのタイミングチャートを示したもの
【図7】 特開平7ー7967に記載されたインバータ
装置の出力電流極性検出装置における第1の従来例
【図8】 従来の実施例における電圧検出回路の構成図
【図9】 従来の実施例における電流方向検出回路の構
成図
【図10】 特開平6−160439に記載されたイン
バータ装置の出力電流極性検出装置における第2の従来
【図11】 第2の従来例における出力電流極性検出の
ためのタイミングチャートを示したもの
【符号の説明】
Q1〜Q6 IGBTトランジスタ D1〜D6 還流ダイオード 1 第1の直流電源 2 整流用ダイオード 3 商用交流電源 4〜9 それぞれIGBTトランジスタQ1〜Q6のオ
ン・オフ駆動回路部 10〜12 それぞれIGBTトランジスタQ1〜Q3
のオン・オフ駆動用電源 13 第2の直流電源 14〜16 各相それぞれの出力端子 17 3相誘導電動機 18 マイクロコンピュータ 19〜21 ダイオード 22〜27 抵抗 28〜30 ネガティブエッジトリガのDフリップフロ
ップ 31〜33 ポジティブエッジトリガのDフリップフロ
ップ 101 主電源(直流電源) 102 誘導電動機 103 U相回路手段 104 V相回路手段 105 W相回路手段 106、107は駆動回路 108 電圧検出回路 109 電流方向検出回路 110 混成集積回路 111〜113は電流方向信号の出力端子 114 PWM制御回路 115 素子電流検出コンパレータ 116 AND回路 117 NOT回路 118 遅延抵抗 119 シュミットトリガ回路 120 遅延コンデンサ 121 Dフリップフロップ 122〜125は抵抗 126 ダイオード 131、132は抵抗 133 ダイオード 134 ツェナーダイオード 135 信号保持回路 136 トランジスタ 137 主アーム 138 ゲート駆動回路 139 出力電流方向検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源の正極側に接続された第1の半
    導体スイッチング素子と前記半導体スイッチング素子に
    並列に接続された第1の還流ダイオードと、前記直流電
    源の負極側に接続された第2の半導体スイッチング素子
    と前記第2の半導体スイッチング素子に並列に接続され
    た第2の還流ダイオードと、前記両半導体スイッチング
    素子を直列に接続した上でこの接続点をインバータ装置
    の出力端子とし、このような構成の出力端子をインバー
    タ装置の出力相数分備えており、前記直列に接続された
    両半導体スイッチング素子を交互にオン・オフ動作させ
    て、前記直流電源電圧を任意の電圧値に変換して前記出
    力端子から負荷へと出力するPWMインバータ装置の出
    力電流極性検出方法において、 前記出力端子から前記負荷へ流れる電流の正負極性を前
    記出力端子の電圧の立ち下がり時における前記第2の半
    導体スイッチング素子へのオン・オフ信号から検出する
    ことを特徴とするインバータ装置の出力電流極性検出方
  2. 【請求項2】 直流電源の正極側に接続された第1の半
    導体スイッチング素子と前記半導体スイッチング素子に
    並列に接続された第1の還流ダイオードと、前記直流電
    源の負極側に接続された第2の半導体スイッチング素子
    と前記第2の半導体スイッチング素子に並列に接続され
    た第2の還流ダイオードと、前記両半導体スイッチング
    素子を直列に接続した上でこの接続点をインバータ装置
    の出力端子とし、このような構成の出力端子をインバー
    タ装置の出力相数分備えており、前記直列に接続された
    両半導体スイッチング素子を交互にオン・オフ動作させ
    て、前記直流電源電圧を任意の電圧値に変換して前記出
    力端子から負荷へと出力するPWMインバータ装置の出
    力電流極性検出方法において、 前記出力端子から前記負荷へ流れる電流の正負極性を、
    前記出力端子電圧の立ち上がり時における前記第1の半
    導体スイッチング素子へのオン・オフ信号から検出する
    ことを特徴とするインバータ装置の出力電流極性検出方
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1197757A2 (en) * 2000-10-10 2002-04-17 Omron Corporation Inverter
EP1808955A2 (en) 2006-01-13 2007-07-18 Omron Corporation Inverter device
CN111817594A (zh) * 2019-04-05 2020-10-23 英飞凌科技股份有限公司 用于确定半桥电流的极性的方法和半桥控制器

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