JP3322069B2 - 中性点クランプ形インバータのpwm制御回路 - Google Patents

中性点クランプ形インバータのpwm制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中性点クランプ形イン
バータを三角波キャリア比較PWMによって制御した場
合の最小オン時間及び最小オフ時間を保証する中性点ク
ランプ形インバータの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に中性点クランプ形インバータの主
回路の一相分を示す。このインバータは、直流電源P,
N間にスイッチング素子T1〜T4を直列に接続し、直
流電源の中性点Oと素子T1,T2の接続点との間及び
素子T3,T4の接続点と中性点Oとの間にそれぞれダ
イオードD1,D2を接続し、素子T2,T3の接続点
を出力点Uとしている。
【0003】この中性点クランプ形インバータにおい
て、三角波(金属歯などを含む)キャリア比較方式によ
る制御を行う場合、通常は図4に示すように2つのキャ
リア(上キャリアと下キャリア)A1,A2を用意して
インバータのスイッチングモードを決定する。上キャリ
アA1よりも指令値VSが大きいときは出力電圧VUがH
レベル、下キャリアA2よりも指令値VSが小さい場合
はLレベル、指令値VSが上キャリアA1と下キャリア
A2の間にきているときはOレベルの電圧を出力する。
【0004】このインバータは、主回路スイッチング素
子には理論的には直流電源電圧の半分の電圧しかかから
ないため、一般の電圧形インバータと比較した場合、同
じ素子を用いれば、出力電圧が2倍のインバータを構成
でき、同じ出力容量ならば素子の耐圧が半分で済む利点
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように2つのキ
ャリアを用いてインバータをPWM制御した場合、キャ
リアの角と指令値がクロスするときは、極めて短時間だ
けスイッチングモードが変更される状態になる。これに
よって図4に示すように最小オン時間や最小オフ時間を
満たせないケースが発生する。これによって、素子の破
壊などの問題が発生する。
【0006】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、最小
オン時間及び最小オフ時間を保証することのできる中性
点クランプ形インバータの制御方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、中性点クランプ形インバータのPWM制
御回路において、電圧指令値が付近になったことを検
出する指令値付近検出回路と、指令値付近検出信号
によりPWM制御のスイッチングモードを強制的に0レ
ベルに固定する回路とを設けてなるものである。
【0008】
【作用】電圧指令値の付近が検出されてスイッチング
モードが固定されるので、電圧指令値の付近で発生す
る最小オン時間及び最小オン時間より短い時間の出力電
圧の発生することがなくなり、最小オン時間と最小オフ
時間が保証される。このため最小オン時間や最小オフ時
間が満たされない場合に生ずるスイッチ素子の破損がな
くなる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図2は従来の技術で説明した中性点クランプ形イ
ンバータ(図1)のPWM制御回路を示す。
【0010】図2において、11はインバータの正弦波
電圧指令VS付近にあるか否かを検出する指令値
付近検出回路で、電源EO1,EO2の0に近い電圧VB1
B2と電圧指令値VSを比較する比較器13,14と、
比較器13,14の出力信号を論理積で出力する論理回
路15で構成されている。
【0011】21及び22は上キャリア及び下キャリア
(図4)を出力する三角波発生器、23及び24は上キ
ャリア及び下キャリアと指令値VSとを比較し、上PW
M信号及び下PWM信号を出力するPWM用比較器、2
5は比較器23の出力がないことを条件に比較器24の
出力信号を通す論理積回路、31は論理積回路15から
の信号が入力端子Dに入力し、論理積回路25からの信
号が第2の入力端子に入力するD型フリップフロップ
(FF)回路、33及び34は比較器23及び24の出
力信号を反転する論理反転回路、41はFF回路31か
らの信号がないことを条件に比較器23からの信号があ
るとインバータ(図1)のスイッチング素子T1をゲー
ト駆動する第1のゲート回路、42はFF回路31及び
比較器24からの信号の論理和でスイッチング素子T2
のゲート駆動する第2のゲート回路、43はFF回路3
1及び論理反転回路33からの信号の論理和でスイッチ
ング素子T3のゲートを駆動する第3のゲート回路、4
4はFF回路31の出力がないことを条件に論理反転回
路34からの信号があるとスイッチング素子T4のゲー
トを駆動する第4のゲート回路である。
【0012】次に、実施例の動作について図3を用いて
説明する。
【0013】電圧指令値VSが電圧VB1より上にあると
きは、比較器13の出力信号はLで論理積回路15の出
力信号もLとなっているので、FF回路31の出力はL
である。従って、スイッチング素子T2及びT3はゲー
ト回路42及び43を介して比較器24の出力信号及び
比較器23の出力信号の反転信号で駆動され、また、ス
イッチング素子41はゲート回路41を介し比較器23
からのPWM信号で駆動される。
【0014】従って、このときは図3に示すように出力
電圧Hが出力する。この出力電圧Hは従来図4における
最小オン時間を満たしている部分の出力電圧Hと変わり
がない。
【0015】なお、このときは比較器24の出力信号は
H,論理反転回路34の出力信号はLとなっているの
で、ゲート回路44は出力せず、スイッチング素子44
はオフとなっている。
【0016】電圧指令値VSが低下して0に近い電圧
B1 B2 の間に入ると、比較器13,14の出力信号が
共にHとなるので、論理積回路15からの出力信号もH
となる。
【0017】一方、論理積回路25は、指令値VSが正
の間は比較器23からのPWM信号がLで比較器24の
信号がHのとき、また指令値VSが負の間は比較器24
からのPWM信号がHのときに出力信号がHとなる。
【0018】したがって、FF回路31は、論理積回路
15が指令値VSの零点を検出すると、その直後に論理
積回路25から出力される信号の立ち上がるときに出力
し、論理積回路15の出力信号がLとなるとその直後に
論理積回路25から出力される信号の立ち上がるときに
出力がなくなる。
【0019】したがって指令値VSが零点付近となる
と、FF回路31が出力してゲート回路41及び44が
強制的にオフされ、スイッチ素子T1,T4がオンする
ことはなくなる。これにより最小オン時間及び最小オフ
時間が保証される。
【0020】ゲート回路41及び44が強制的にオフさ
れている期間ゲート回路42及び43はFF回路31の
出力によりオン状態としておく。
【0021】なお、実施例によれば、指令値VSが電圧
B1,VB2の範囲内にある場合、スイッチングモードを
最小オン時間、最小オフ時間を満たさせない出力が出な
いように固定されるので、指令値に対する誤差を生ずる
可能性があるが、誤差となる電圧を出力するのは最小オ
ン時間、最小オフ時間よりも短い期間だけであるため、
精度には殆ど影響を及ぼすことはない。
【0022】また、実施例では検出回路11で指令値O
付近を検出した後FF回路31を介してゲート回路41
〜44を制御しているが、FF回路31を用いているの
は、指令値O付近検出時のノイズの影響をなくすためで
あるので、本発明はこれに限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、インバータの電圧指令値のO付近でOレベルを出
力するスイッチングモードに固定することができる。こ
のためスイッチングの最小オン時間や最小オフ時間を満
たせないケースがなくなり、スイッチ素子が破壊するこ
とがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中性点クランプ形インバータの主回路一相分を
示す回路図。
【図2】実施例にかかるPWM制御回路図。
【図3】実施例の動作を説明する波形図。
【図4】従来例の動作を説明する波形図。
【符号の説明】
11…指令値O付近検出回路 13,14…指令値O付近検出用比較器 23,24…上,下PWM用比較器 31…フリップフロップ(FF)回路 41〜44…ゲート回路 T1〜T4…スイッチング素子 D1,D2…中性点クランプ用ダイオード

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中性点クランプ形インバータのPWM制
    御回路において、 電圧指令値が付近になったことを検出する指令値
    近検出回路と、 指令値付近検出信号によりPWM制御のスイッチング
    モードを強制的に0レベルに固定する回路と、 を設け、最小オン時間と最小オフ時間を保証することを
    特徴とした中性点クランプ形インバータのPWM制御回
    路。
JP10836295A 1995-05-02 1995-05-02 中性点クランプ形インバータのpwm制御回路 Expired - Lifetime JP3322069B2 (ja)

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