JPH0611661Y2 - 不一致検出装置 - Google Patents
不一致検出装置Info
- Publication number
- JPH0611661Y2 JPH0611661Y2 JP8578788U JP8578788U JPH0611661Y2 JP H0611661 Y2 JPH0611661 Y2 JP H0611661Y2 JP 8578788 U JP8578788 U JP 8578788U JP 8578788 U JP8578788 U JP 8578788U JP H0611661 Y2 JPH0611661 Y2 JP H0611661Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching circuit
- circuit
- signal
- capacitor
- level
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Logic Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、列車検知器等に用いられるフェイルセイフ
な不一致検出装置に関するものである。
な不一致検出装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、列車検知器は不一致検出装置が用いられており、
これには一定周期で繰り返す2つの入力信号が互いに相
補関係にあるときのみ、不一致信号が出力される排他的
論理和回路が用いられている。
これには一定周期で繰り返す2つの入力信号が互いに相
補関係にあるときのみ、不一致信号が出力される排他的
論理和回路が用いられている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながらこのような従来のものは、2つの相補入力
が所定周期で繰り返し入力される場合には正しい不一致
信号を送出するが、相補入力信号の一方が論理「0」
(または「1」)に固定されてしまったときでも一方の
入力信号の繰り返し周期に対応して、誤った不一致信号
が出力されてしまう。このため所定周期の2つの入力信
号が相補関係にあるときのみ、所定の制御信号を出力す
る列車検知機器等においては、入力信号の相補関係が不
正常な場合でも誤った不一致信号が出力されてしまい、
フェイルセイフ性が保てない。すなわち、機器の動作状
態を常に安全側に確保できないという問題がある。
が所定周期で繰り返し入力される場合には正しい不一致
信号を送出するが、相補入力信号の一方が論理「0」
(または「1」)に固定されてしまったときでも一方の
入力信号の繰り返し周期に対応して、誤った不一致信号
が出力されてしまう。このため所定周期の2つの入力信
号が相補関係にあるときのみ、所定の制御信号を出力す
る列車検知機器等においては、入力信号の相補関係が不
正常な場合でも誤った不一致信号が出力されてしまい、
フェイルセイフ性が保てない。すなわち、機器の動作状
態を常に安全側に確保できないという問題がある。
[課題を解決するための手段] このような問題を解決するためにこの考案は次の機能を
有する充放電回路を設けたものである。
有する充放電回路を設けたものである。
イ)第1の入力信号が有意状態であり、第2の入力信号
が無意状態のときコンデンサの充電回路が形成される。
が無意状態のときコンデンサの充電回路が形成される。
ロ)第1の入力信号が無意状態であり、第2の入力信号
が有意状態のときコンデンサに充電された電荷が負荷に
供給される回路が形成される。
が有意状態のときコンデンサに充電された電荷が負荷に
供給される回路が形成される。
ハ)第1及び第2の入力信号とも無意状態のとき、負荷
を含まないループにコンデンサに充電されていた電荷を
放電させるループが形成される。
を含まないループにコンデンサに充電されていた電荷を
放電させるループが形成される。
ニ)第1及び第2の入力信号とも有意状態のとき、コン
デンサの充電回路も放電回路も形成しない。
デンサの充電回路も放電回路も形成しない。
[作用] 相補信号が正しく供給されているときは負荷が駆動され
るが、相補信号が正しく供給されないときは負荷が駆動
されない。
るが、相補信号が正しく供給されないときは負荷が駆動
されない。
[実施例] 第1図はこの考案の一実施例を示す回路図である。図に
おいてコンデンサC2の放電時間は入力端子A,Bに供
給される所定周期の相補入力信号に比べてやや長く設定
され、トランジスタQ01,Q02、Q1,Q3〜Q
6,Q8〜Q11およびホトカップラQ2,Q7はいず
れも相補入力信号に対応して確実にスイッチング動作を
するように各抵抗R01,R02,・・・・R24によ
ってバイアス設定されている。また、この回路はダイオ
ードD1〜D13による逆流防止回路、ツェナーダイオ
ードZD1〜ZD4による規定電圧(ツェナー電圧)以
上の印加電圧に対して急激に電流が流れるようにしたリ
ミッタ回路、ホトカップラQ2,Q7の立ち上がりまた
は立ち下がり時に発生するインパルスをコンデンサC1
によってバイパスするバイパス回路、コンデンサC1の
電荷を放電する抵抗R25による放電回路等を備えてい
る。
おいてコンデンサC2の放電時間は入力端子A,Bに供
給される所定周期の相補入力信号に比べてやや長く設定
され、トランジスタQ01,Q02、Q1,Q3〜Q
6,Q8〜Q11およびホトカップラQ2,Q7はいず
れも相補入力信号に対応して確実にスイッチング動作を
するように各抵抗R01,R02,・・・・R24によ
ってバイアス設定されている。また、この回路はダイオ
ードD1〜D13による逆流防止回路、ツェナーダイオ
ードZD1〜ZD4による規定電圧(ツェナー電圧)以
上の印加電圧に対して急激に電流が流れるようにしたリ
ミッタ回路、ホトカップラQ2,Q7の立ち上がりまた
は立ち下がり時に発生するインパルスをコンデンサC1
によってバイパスするバイパス回路、コンデンサC1の
電荷を放電する抵抗R25による放電回路等を備えてい
る。
第1図の回路において、2つの入力端子A,Bに第2図
(a),(b)の区間Iで示すような相補入力信号が入
力されると、端子Aが論理「1」のとき(端子Bは論理
「0」)、トランジスタQ01,Q3,Q4,Q5,Q
6,Q8,Q11、ホトカップラQ7が導通し、第3図
の点線で示すループで電流が流れる(このループを第1
の検出回路と定義する)。これによってコンデンサC2
が電源電圧Vccまで充電される。
(a),(b)の区間Iで示すような相補入力信号が入
力されると、端子Aが論理「1」のとき(端子Bは論理
「0」)、トランジスタQ01,Q3,Q4,Q5,Q
6,Q8,Q11、ホトカップラQ7が導通し、第3図
の点線で示すループで電流が流れる(このループを第1
の検出回路と定義する)。これによってコンデンサC2
が電源電圧Vccまで充電される。
次のタイミングで端子Bに論理「1」(端子Aは論理
「0」)の入力信号が加わると、トランジスタQ02,
Q1,Q9,Q10、ホトカップラQ2が導通し、第4
図に点線で示したループで電流が流れる(このループを
第2の検出回路と定義する)。このことにより、トラン
ジスタQ9,Q10のコレクタ、エミッタ間が導通とな
るため、先にコンデンサC2に充電された電圧は2点鎖
線で示すループで放電し、出力リレーMRにコンデンサ
C2の充電電圧にほぼ等しい電圧が発生し、出力リレー
MRが動作する。ここで出力リレーMRと並列に接続さ
れたコンデンサC5の放電時間は相補入力信号の周期に
比べてやや長く設定されているので、2つの相補入力信
号が所定の周期で繰り返し入力されていれば、出力リレ
ーMRの動作は保持される。
「0」)の入力信号が加わると、トランジスタQ02,
Q1,Q9,Q10、ホトカップラQ2が導通し、第4
図に点線で示したループで電流が流れる(このループを
第2の検出回路と定義する)。このことにより、トラン
ジスタQ9,Q10のコレクタ、エミッタ間が導通とな
るため、先にコンデンサC2に充電された電圧は2点鎖
線で示すループで放電し、出力リレーMRにコンデンサ
C2の充電電圧にほぼ等しい電圧が発生し、出力リレー
MRが動作する。ここで出力リレーMRと並列に接続さ
れたコンデンサC5の放電時間は相補入力信号の周期に
比べてやや長く設定されているので、2つの相補入力信
号が所定の周期で繰り返し入力されていれば、出力リレ
ーMRの動作は保持される。
ところが、第2図の区間IIに示すように相補入力信号の
レベルが一致するようなタイミングが生じた場合、例え
ば第2図(b)に示すように入力端子Bが論理「0」の
信号レベルに固定されてしまった場合は、区間IIのの
タイミングにおいて(入力端子Aが論理「0」のとき)
トランジスタQ1,Q6,Q8、ホトカップラQ2,Q
7が導通し、区間Iの相補信号入力によってコンデンサ
C2に充電された充電電荷は第5図の点線で示すループ
を流れ、放電をする。区間IIのの場合も同様のメカニ
ズムによってコンデンサC2の充電電圧がゼロになり、
区間IIの間は出力リレーMRに電圧が供給されないた
め、出力リレーMRは全く動作をしない。
レベルが一致するようなタイミングが生じた場合、例え
ば第2図(b)に示すように入力端子Bが論理「0」の
信号レベルに固定されてしまった場合は、区間IIのの
タイミングにおいて(入力端子Aが論理「0」のとき)
トランジスタQ1,Q6,Q8、ホトカップラQ2,Q
7が導通し、区間Iの相補信号入力によってコンデンサ
C2に充電された充電電荷は第5図の点線で示すループ
を流れ、放電をする。区間IIのの場合も同様のメカニ
ズムによってコンデンサC2の充電電圧がゼロになり、
区間IIの間は出力リレーMRに電圧が供給されないた
め、出力リレーMRは全く動作をしない。
次に区間IIIのように入力端子Aが論理「0」の信号レ
ベルに固定されてしまった場合は、第1の検出回路が全
く動作しないため、コンデンサC2に充電が行われず、
区間IIIののタイミングにおいて第2の検出回路が
動作しても出力リレーMRに電圧が供給されず、出力リ
レーMRは全く動作しない。また区間IVのように入力端
子Bが論理「1」に固定または区間Vのように入力端子
Aが論理「1」に固定された両者の場合とも、出力リレ
ーMRは全く動作しない。つまり前者の区間IVの場合に
は区間IVののタイミングにおいて、また、区間Vの
場合は区間Vののタイミングにおいて、いずれも第
1の検出回路が全く動作せず、このためコンデンサC2
は充電されないために、区間IVの入力端子Aまたは区間
Vの入力端子Bに所定周期の繰り返し信号が供給された
としても、出力リレーMRは電圧が供給されず、動作を
しない。
ベルに固定されてしまった場合は、第1の検出回路が全
く動作しないため、コンデンサC2に充電が行われず、
区間IIIののタイミングにおいて第2の検出回路が
動作しても出力リレーMRに電圧が供給されず、出力リ
レーMRは全く動作しない。また区間IVのように入力端
子Bが論理「1」に固定または区間Vのように入力端子
Aが論理「1」に固定された両者の場合とも、出力リレ
ーMRは全く動作しない。つまり前者の区間IVの場合に
は区間IVののタイミングにおいて、また、区間Vの
場合は区間Vののタイミングにおいて、いずれも第
1の検出回路が全く動作せず、このためコンデンサC2
は充電されないために、区間IVの入力端子Aまたは区間
Vの入力端子Bに所定周期の繰り返し信号が供給された
としても、出力リレーMRは電圧が供給されず、動作を
しない。
このように相補入力信号の一方が論理「0」または論理
「1」に固定される事故があっても、出力リレーMRは
全く動作しない。すなわち誤った不一致出力は送出され
ず、常にフェイルセイフな動作を行う。また素子故障、
すなわち素子の短絡または開放故障が発生しても、出力
リレーMRが動作せず、フェイルセイフな動作を行う。
「1」に固定される事故があっても、出力リレーMRは
全く動作しない。すなわち誤った不一致出力は送出され
ず、常にフェイルセイフな動作を行う。また素子故障、
すなわち素子の短絡または開放故障が発生しても、出力
リレーMRが動作せず、フェイルセイフな動作を行う。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案は、入力信号レベルが相補
状態にあるときのみ負荷を駆動するようにしたので、フ
ェイルセイフな動作を行わせることができるという効果
を有する。
状態にあるときのみ負荷を駆動するようにしたので、フ
ェイルセイフな動作を行わせることができるという効果
を有する。
第1図はこの考案の一実施例を示す回路図、第2図は入
力信号の波形を示す波形図、第3図から第5図は入力状
態に応じた各回路の動作状態を示す回路図である。 Q01,02,1,3〜6,8〜11……トランジス
タ、Q2,7……ホトカップラ、C1,2,5……コン
デンサ、MR……リレー。
力信号の波形を示す波形図、第3図から第5図は入力状
態に応じた各回路の動作状態を示す回路図である。 Q01,02,1,3〜6,8〜11……トランジス
タ、Q2,7……ホトカップラ、C1,2,5……コン
デンサ、MR……リレー。
Claims (1)
- 【請求項1】第1のスイッチング回路(Q4,5)およ
び第2のスイッチング回路(Q8)および第3のスイッ
チング回路(Q11)およびコンデンサ(C2)から構
成され、前記第1および前記第2のスイッチング回路が
オンの時に前記第3のスイッチング回路がオンになっ
て、前記第1のスイッチング回路から前記コンデンサと
前記第3のスイッチング回路を経由する経路に充電電流
を流す充電回路と、 第4のスイッチング回路(Q9,10)がオンの時に負
荷(MR)と、その第4のスイッチング回路と、前記コ
ンデンサ(C2)を含むループに前記コンデンサに充電
された電荷を放電する第1の放電回路と、 第2のスイッチング回路(Q8)がオンの時にその第2
のスイッチング回路によって前記コンデンサ(C2)を
短絡し前記コンデンサに充電された電荷を放電する第2
の放電回路と、 第1の入力信号および第2の入力信号の組み合わせによ
って前記第1のスイッチング回路(Q4,5)または前
記第2のスイッチング回路(Q8)または前記第4のス
イッチング回路(Q9,10)をオン・オフ制御する制
御回路(Q01,Q02,Q1,Q2,Q3,Q6,Q
7)とで構成され、 前記制御回路は前記第1の信号が「1」レベルで前記第
2の信号が「0」レベルの時に前記第1のスイッチング
回路(Q4,5)および前記第2のスイッチング回路に
対してそれらがオン状態になる信号を出力し、 前記第1の信号が「0」レベルで前記第2の信号が
「1」レベルの時に前記第4のスイッチング回路(Q
9,10)に対してそれがオン状態になる信号を出力
し、 前記第1および第2の信号がいずれも「0」レベルの時
に前記第2のスイッチング回路(Q8)に対してそれが
オン状態になる信号を出力し、 前記第1および第2の信号がいずれも「1」レベルの時
に前記1のスイッチング回路および前記第2のスイッチ
ング回路、前記第4のスイッチング回路のいずれに対し
てもそれらがオフ状態となる信号を出力することを特徴
とする不一致検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8578788U JPH0611661Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 不一致検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8578788U JPH0611661Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 不一致検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH028231U JPH028231U (ja) | 1990-01-19 |
JPH0611661Y2 true JPH0611661Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31310442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8578788U Expired - Lifetime JPH0611661Y2 (ja) | 1988-06-30 | 1988-06-30 | 不一致検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0611661Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-30 JP JP8578788U patent/JPH0611661Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH028231U (ja) | 1990-01-19 |
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