JPH06293031A - 自動車内装用発泡成形品の製造方法 - Google Patents
自動車内装用発泡成形品の製造方法Info
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-
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3005—Body finishings
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インサート成型品と表皮との間にウレタンフ
ォームを有する発泡成型品の製造方法において、従来方
法のインサート裏面へのソフトウレタンテープ貼り等の
インサート前処理をしなくても、ウレタンの洩れが発生
しない発泡成形品の製造方法を提供する。 【構成】 表皮５とインサート成形品１の間にウレタン
６を注入し、発泡硬化させて発泡成形品を製造する方法
において、インサート成形品１の外周端部Ｅに厚みが
１．０〜２．０ｍｍで、かつ成形型Ａの上型３の作動方
向にほぼ垂直な面となるようなシール用フランジ２を設
け、そのフランジ２と表皮５とが成形型の上型と下型に
よってクランプされることを特徴とする自動車内装用発
泡成形品の製造方法。
ォームを有する発泡成型品の製造方法において、従来方
法のインサート裏面へのソフトウレタンテープ貼り等の
インサート前処理をしなくても、ウレタンの洩れが発生
しない発泡成形品の製造方法を提供する。 【構成】 表皮５とインサート成形品１の間にウレタン
６を注入し、発泡硬化させて発泡成形品を製造する方法
において、インサート成形品１の外周端部Ｅに厚みが
１．０〜２．０ｍｍで、かつ成形型Ａの上型３の作動方
向にほぼ垂直な面となるようなシール用フランジ２を設
け、そのフランジ２と表皮５とが成形型の上型と下型に
よってクランプされることを特徴とする自動車内装用発
泡成形品の製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車内装用発泡成形品
の製造方法、詳しくは自動車内装品のインストパッド、
ロアーパッド、グローブボックスリッド、コンソールボ
ックス等の如きインサート裏面側にウレタンフォームの
付着を好まない自動車内装用発泡成形品の製造方法に関
するものである。
の製造方法、詳しくは自動車内装品のインストパッド、
ロアーパッド、グローブボックスリッド、コンソールボ
ックス等の如きインサート裏面側にウレタンフォームの
付着を好まない自動車内装用発泡成形品の製造方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車内装用発泡成形品、例えばインス
トパッドは、外周端末におけるフロントカール部は図４
の形状を有しており、この様な形状の発泡成形品の製造
方法は図５に示す如く一般的には上下一対の成形型Ｂを
用い、インサート１０を上型３（内面型）に、一方、表
皮５を下型４（表面型）に配置してそれら両者の間にウ
レタンを注入し、発泡硬化させることにより行われてい
る。
トパッドは、外周端末におけるフロントカール部は図４
の形状を有しており、この様な形状の発泡成形品の製造
方法は図５に示す如く一般的には上下一対の成形型Ｂを
用い、インサート１０を上型３（内面型）に、一方、表
皮５を下型４（表面型）に配置してそれら両者の間にウ
レタンを注入し、発泡硬化させることにより行われてい
る。
【０００３】ところが、この方法では、インサート成形
時の成形寸法のバラツキを考慮して上型３と、インサー
ト１０裏面との間に１ｍｍ位までの隙間があり、ウレタ
ン注入発泡時、往々にしてその隙間にウレタンが進入
し、インサート裏面にウレタンフォームが付着する。こ
れを防止すべく、ソフトウレタンテープ１１等をあらか
じめインサート裏面に貼り、そのクッション製を活かし
て表皮５とインサート１０で挟み込み、ウレタンフォー
ムの洩れ止めを行っている。
時の成形寸法のバラツキを考慮して上型３と、インサー
ト１０裏面との間に１ｍｍ位までの隙間があり、ウレタ
ン注入発泡時、往々にしてその隙間にウレタンが進入
し、インサート裏面にウレタンフォームが付着する。こ
れを防止すべく、ソフトウレタンテープ１１等をあらか
じめインサート裏面に貼り、そのクッション製を活かし
て表皮５とインサート１０で挟み込み、ウレタンフォー
ムの洩れ止めを行っている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の方法
は（イ）インサート裏面へのソフトテープ貼り作業に工
数がかかる。（ロ）成形型とウレタンが触れる部分があ
るために、成形型にワックス塗付処理が必要となり、生
産性を悪くする。（ハ）上記ワックス塗付処理はワック
スの型への付着堆積により成形型寸法が変わってくるた
めに定期的に固化したワックス取りが必要となり、又ワ
ックス塗付処理時に表皮裏面やインサート表面に付着す
るとウレタン剥がれの原因となり製品不良につながる。
は（イ）インサート裏面へのソフトテープ貼り作業に工
数がかかる。（ロ）成形型とウレタンが触れる部分があ
るために、成形型にワックス塗付処理が必要となり、生
産性を悪くする。（ハ）上記ワックス塗付処理はワック
スの型への付着堆積により成形型寸法が変わってくるた
めに定期的に固化したワックス取りが必要となり、又ワ
ックス塗付処理時に表皮裏面やインサート表面に付着す
るとウレタン剥がれの原因となり製品不良につながる。
【０００５】本発明は上述の如き実情に鑑み、これに対
処すべく鋭意検討した結果到達にいたったもので、従来
方法のインサート裏面へのソフトウレタンテープ貼り等
のインサート前処理をしなくても、ウレタンの洩れが発
生しない発泡成形品の製造方法を提供することを目的と
するものである。
処すべく鋭意検討した結果到達にいたったもので、従来
方法のインサート裏面へのソフトウレタンテープ貼り等
のインサート前処理をしなくても、ウレタンの洩れが発
生しない発泡成形品の製造方法を提供することを目的と
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の特徴とするところは表皮とインサート成形品
の間にウレタンを注入し、発泡硬化させて発泡成形品を
製造する方法において、インサート成形品の外周端部に
厚みが１．０〜２．０ｍｍで、かつ成形型の上型の作動
方向にほぼ垂直な面となるようなシール用フランジを設
け、そのフランジと表皮とが成形型の上型と下型によっ
てクランプされる自動車内装用発泡成形品の製造方法で
ある。
に本発明の特徴とするところは表皮とインサート成形品
の間にウレタンを注入し、発泡硬化させて発泡成形品を
製造する方法において、インサート成形品の外周端部に
厚みが１．０〜２．０ｍｍで、かつ成形型の上型の作動
方向にほぼ垂直な面となるようなシール用フランジを設
け、そのフランジと表皮とが成形型の上型と下型によっ
てクランプされる自動車内装用発泡成形品の製造方法で
ある。
【０００７】
【作用】上記方法によれば、インサート裏面へのソフト
テープ貼りや、成形型へのワックス処理が不要となり、
インサート成形品の外周端部にインサート本体厚みより
薄いシール用フランジを設けることによりインサート裏
面にウレタンの洩れがない発泡成形品が製造可能とな
る。
テープ貼りや、成形型へのワックス処理が不要となり、
インサート成形品の外周端部にインサート本体厚みより
薄いシール用フランジを設けることによりインサート裏
面にウレタンの洩れがない発泡成形品が製造可能とな
る。
【０００８】
【実施例】以下、更に添付図面に基づき本発明の具体的
な実施例を説明する。図１は本発明に使用されるフラン
ジ付きインサート成形品形状の一部を示す概略説明図、
図２は発泡成形品工程の要部を示す横断面図、図３はフ
ランジ付き発泡成形品を成形型から脱型した後の断面図
である。
な実施例を説明する。図１は本発明に使用されるフラン
ジ付きインサート成形品形状の一部を示す概略説明図、
図２は発泡成形品工程の要部を示す横断面図、図３はフ
ランジ付き発泡成形品を成形型から脱型した後の断面図
である。
【０００９】これらの図において、１はインサート成形
品で、ＰＰＧ、ＡＳＧ、又はＡＢＳＧ等の熱可塑性樹脂
からなり、このインサート成形品１の外周端部Ｅにはイ
ンジェクション成形が可能な厚み、具体的には１．０〜
２．０ｍｍ厚みで、上型の作動方向にほぼ垂直な面とな
るように配設されたシール用フランジ２が設けられてい
る。ここで、フランジ２の厚さが１．０ｍｍ以下ではイ
ンサート成形時に欠肉や変形が発生する。また、フラン
ジ２の厚さが２．０ｍｍ以上では発泡後のトリミングが
困難となる。
品で、ＰＰＧ、ＡＳＧ、又はＡＢＳＧ等の熱可塑性樹脂
からなり、このインサート成形品１の外周端部Ｅにはイ
ンジェクション成形が可能な厚み、具体的には１．０〜
２．０ｍｍ厚みで、上型の作動方向にほぼ垂直な面とな
るように配設されたシール用フランジ２が設けられてい
る。ここで、フランジ２の厚さが１．０ｍｍ以下ではイ
ンサート成形時に欠肉や変形が発生する。また、フラン
ジ２の厚さが２．０ｍｍ以上では発泡後のトリミングが
困難となる。
【００１０】尚、インサート成形品の表面側にはウレタ
ンフォーム６との接着力を確保すべく接着剤が塗付され
る。以上のようにして、インサート成形品１が所定の形
状に形成されると、次に製品となるべき発泡成形品の発
泡成形工程に入るが、発泡成形には真空成形を始め、既
知の発泡成形手段が用いられる。
ンフォーム６との接着力を確保すべく接着剤が塗付され
る。以上のようにして、インサート成形品１が所定の形
状に形成されると、次に製品となるべき発泡成形品の発
泡成形工程に入るが、発泡成形には真空成形を始め、既
知の発泡成形手段が用いられる。
【００１１】図２は上型３、下型４からなる一対の成形
型Ａを使用した発泡成形工程例であり、前記したシール
用フランジ２を一端に有したインサート成形品１が上型
３側に取付けられ、一方塩化ビニール等のパウダースラ
ッシュ成形、又はＡＢＳ樹脂と塩化ビニール樹脂を混合
したシート材を真空成形した表皮５を下型４側にセット
し、必要に応じて適宜真空吸引せしめた後、ウレタン６
を注入して発泡硬化せしめると共に、発泡硬化後、成形
型Ａより脱型し、フランジ部をウォータージェット又は
熱刃プレス等によりトリムし、該部におけるインサート
端部Ｅのフランジ部および表皮の不要部を切断し除去す
る（図３参照）
型Ａを使用した発泡成形工程例であり、前記したシール
用フランジ２を一端に有したインサート成形品１が上型
３側に取付けられ、一方塩化ビニール等のパウダースラ
ッシュ成形、又はＡＢＳ樹脂と塩化ビニール樹脂を混合
したシート材を真空成形した表皮５を下型４側にセット
し、必要に応じて適宜真空吸引せしめた後、ウレタン６
を注入して発泡硬化せしめると共に、発泡硬化後、成形
型Ａより脱型し、フランジ部をウォータージェット又は
熱刃プレス等によりトリムし、該部におけるインサート
端部Ｅのフランジ部および表皮の不要部を切断し除去す
る（図３参照）
【００１２】尚、この際表皮５がパウダースラッシュ成
形にて形成された場合、表皮厚みに偏肉が生じやすいた
め、成形型Ａの上型３と下型４の接触面でフランジ部お
よび表皮を挟む一部に所定サイズのクッション性のある
パッキン７等を設けると、一層シールが確実となる。こ
のようにして、不要部を除去せしめると、図４に示す如
きインサート裏面にウレタン洩れのない発泡成形品Ｍを
得ることが出来る。さらに、本発明は図４の如きインス
トパッド発泡成形品に限らずロアーパッド、グローブボ
ックスリッド、コンソールボックスなども必要に応じて
成形することが出来る。
形にて形成された場合、表皮厚みに偏肉が生じやすいた
め、成形型Ａの上型３と下型４の接触面でフランジ部お
よび表皮を挟む一部に所定サイズのクッション性のある
パッキン７等を設けると、一層シールが確実となる。こ
のようにして、不要部を除去せしめると、図４に示す如
きインサート裏面にウレタン洩れのない発泡成形品Ｍを
得ることが出来る。さらに、本発明は図４の如きインス
トパッド発泡成形品に限らずロアーパッド、グローブボ
ックスリッド、コンソールボックスなども必要に応じて
成形することが出来る。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上のように、インサート成形
品の外周端部にインサート本体に対し、厚みの薄いシー
ル用フランジ部を成形型の上型の作動方向にほぼ垂直な
面となるように設けてやることによりインサートの一部
にソフトウレタンテープを貼る前処理をしなくてもウレ
タン洩れが完全に防止でき、ウレタン洩れによるボイド
不良が皆無となるとともに、ウレタン原料のロスを大幅
に低減することが可能となる。又、本発明では成形型の
上型と下型の内面は表皮とフランジ付インサート成形品
で覆われているので、注入発泡時にウレタンが漏れるこ
とがないので上型、下型のワックス塗付処理も不要とな
り大幅なコスト低減が図れる。
品の外周端部にインサート本体に対し、厚みの薄いシー
ル用フランジ部を成形型の上型の作動方向にほぼ垂直な
面となるように設けてやることによりインサートの一部
にソフトウレタンテープを貼る前処理をしなくてもウレ
タン洩れが完全に防止でき、ウレタン洩れによるボイド
不良が皆無となるとともに、ウレタン原料のロスを大幅
に低減することが可能となる。又、本発明では成形型の
上型と下型の内面は表皮とフランジ付インサート成形品
で覆われているので、注入発泡時にウレタンが漏れるこ
とがないので上型、下型のワックス塗付処理も不要とな
り大幅なコスト低減が図れる。
【図１】本発明に使用するフランジ付きインサート成形
品の概略図である。
品の概略図である。
【図２】本発明に於ける発泡成形品工程の発泡成形工程
の要部示す横断面図である。
の要部示す横断面図である。
【図３】フランジ付発泡成形品を成形型から脱型した後
の断面図である。
の断面図である。
【図４】本発明によって得られた発泡成形品の一例を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図５】従来の発泡成形品工程の発泡成形工程の要部を
示す横断面図である。
示す横断面図である。
Ａ 発泡成形型 Ｍ 発泡成形品 １ インサート成形品 ２ フランジ ３ 上型 ４ 下型 ５ 表皮 ６ ウレタンフォーム ７ パッキン
Claims (1)
- 【請求項１】表皮とインサート成形品の間にウレタンを
注入し、発泡硬化させて発泡成形品を製造する方法にお
いて、インサート成形品の外周端部に厚みが１．０〜
２．０ｍｍで、かつ発泡成形型の上型の作動方向にほぼ
垂直な面となるようなシール用フランジを設け、そのフ
ランジと表皮とが発泡成形型の上型と下型によってクラ
ンプされることを特徴とする自動車内装用発泡成形品の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4300408A JPH0720623B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 自動車内装用発泡成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4300408A JPH0720623B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 自動車内装用発泡成形品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06293031A true JPH06293031A (ja) | 1994-10-21 |
| JPH0720623B2 JPH0720623B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=17884441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4300408A Expired - Lifetime JPH0720623B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 自動車内装用発泡成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0720623B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002172648A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-18 | Meisei Kogyo Kk | 表皮付樹脂成形品及びその成形方法 |
| JP2008534313A (ja) * | 2005-03-23 | 2008-08-28 | ヴェーバスト アーゲー | 車両用複合シャシ部片を製造する方法およびツール |
| JP2012236285A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Bridgestone Corp | 衝撃吸収パッドの製造方法、および衝撃吸収パッド |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP4300408A patent/JPH0720623B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002172648A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-18 | Meisei Kogyo Kk | 表皮付樹脂成形品及びその成形方法 |
| JP2008534313A (ja) * | 2005-03-23 | 2008-08-28 | ヴェーバスト アーゲー | 車両用複合シャシ部片を製造する方法およびツール |
| JP2012236285A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Bridgestone Corp | 衝撃吸収パッドの製造方法、および衝撃吸収パッド |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0720623B2 (ja) | 1995-03-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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