JPH06292452A - アスファルト舗装面等への芝生の植付構造 - Google Patents
アスファルト舗装面等への芝生の植付構造Info
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- JPH06292452A JPH06292452A JP5103592A JP10359293A JPH06292452A JP H06292452 A JPH06292452 A JP H06292452A JP 5103592 A JP5103592 A JP 5103592A JP 10359293 A JP10359293 A JP 10359293A JP H06292452 A JPH06292452 A JP H06292452A
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- soil
- asphalt
- pavement surface
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アスファルト又はコンクリート舗装上に、舗
装を除去することなく、芝生を植生できるようにするこ
と。 【構成】 アスファルト舗装1上に砕石を配して砕石層
2を構成する。その上に土壌3を配し、表面を平坦に均
す。土壌3にはシート状芝生を全面張りし、芝生4を植
生する。芝生4上には格子状の芝生保護材5、5…を載
置する。芝生保護材5は、格子の寸法を5cmとし、かつ
各交点に円環部6を構成して歩行者がその上をスムーズ
に歩けるようにし、更に平面から見て一辺が約30cmの
正方形の枠部材に構成したもので、多数のそれを連設し
て所要領域をカバーする。
装を除去することなく、芝生を植生できるようにするこ
と。 【構成】 アスファルト舗装1上に砕石を配して砕石層
2を構成する。その上に土壌3を配し、表面を平坦に均
す。土壌3にはシート状芝生を全面張りし、芝生4を植
生する。芝生4上には格子状の芝生保護材5、5…を載
置する。芝生保護材5は、格子の寸法を5cmとし、かつ
各交点に円環部6を構成して歩行者がその上をスムーズ
に歩けるようにし、更に平面から見て一辺が約30cmの
正方形の枠部材に構成したもので、多数のそれを連設し
て所要領域をカバーする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既存のアスファルト舗
装面やコンクリート舗装面に、これらの舗装材を除去す
ることなく芝生を植付けて芝生による緑化を図ることの
できるアスファルト舗装面等への芝生の植付構造に関す
るものである。
装面やコンクリート舗装面に、これらの舗装材を除去す
ることなく芝生を植付けて芝生による緑化を図ることの
できるアスファルト舗装面等への芝生の植付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】アスファルトやコンクリートで舗装され
た各種施設の庭、または公園内のアスファルト舗装等の
道、あるいは駐車場等、アスファルトやコンクリートで
舗装された領域について、芝生を植生して、照り返しを
なくし、かつ潤いのある庭や園路を得たいとの希望が出
てくることは良くあることである。
た各種施設の庭、または公園内のアスファルト舗装等の
道、あるいは駐車場等、アスファルトやコンクリートで
舗装された領域について、芝生を植生して、照り返しを
なくし、かつ潤いのある庭や園路を得たいとの希望が出
てくることは良くあることである。
【0003】しかし従来一般には、アスファルトやコン
クリートで舗装された舗装面は、そのままでは芝生を植
生することは困難で、結局、それらのアスファルトやコ
ンクリート舗装を除去し、回復した土壌面に芝生を植生
するという技法が行われているに過ぎなかった。そして
このような技法では、除去したアスファルトやコンクリ
ートの破片や瓦礫混じりの土壌を廃棄する必要が生じる
と云う重大な問題がある。
クリートで舗装された舗装面は、そのままでは芝生を植
生することは困難で、結局、それらのアスファルトやコ
ンクリート舗装を除去し、回復した土壌面に芝生を植生
するという技法が行われているに過ぎなかった。そして
このような技法では、除去したアスファルトやコンクリ
ートの破片や瓦礫混じりの土壌を廃棄する必要が生じる
と云う重大な問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして本発明では、
このような問題点を解決し、アスファルト又はコンクリ
ート舗装等の道路や駐車場又は各種施設の庭について、
それらの舗装を除去することなく、その上に芝生を植生
することのできるアスファルト舗装面等への芝生の植付
構造を提供することを解決の課題とする。
このような問題点を解決し、アスファルト又はコンクリ
ート舗装等の道路や駐車場又は各種施設の庭について、
それらの舗装を除去することなく、その上に芝生を植生
することのできるアスファルト舗装面等への芝生の植付
構造を提供することを解決の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一の構成の要旨
とするところは、アスファルト又はコンクリート舗装面
上に土壌を施し、その土壌に芝生を植付け、かつその芝
生植付面の上に網状の芝生保護材を載置したアスファル
ト舗装面等への芝生の植付構造であり、これによって前
記課題を解決することができる。
とするところは、アスファルト又はコンクリート舗装面
上に土壌を施し、その土壌に芝生を植付け、かつその芝
生植付面の上に網状の芝生保護材を載置したアスファル
ト舗装面等への芝生の植付構造であり、これによって前
記課題を解決することができる。
【0006】本発明の二の構成の要旨とするところは、
アスファルト又はコンクリート舗装面上に、平坦に砕石
を配し、その砕石の上に踏圧部を平均に散在させて立ち
上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生植生枠中に土壌
を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付けたアスファルト
舗装面等への芝生の植付構造であり、これによって前記
課題を解決することができる。
アスファルト又はコンクリート舗装面上に、平坦に砕石
を配し、その砕石の上に踏圧部を平均に散在させて立ち
上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生植生枠中に土壌
を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付けたアスファルト
舗装面等への芝生の植付構造であり、これによって前記
課題を解決することができる。
【0007】本発明の三の構成の要旨とするところは、
アスファルト又はコンクリート舗装面上に、平坦に山砂
を配し、その山砂の上に踏圧部を平均に散在させて立ち
上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生植生枠中に土壌
を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付けたアスファルト
舗装面等への芝生の植付構造であり、これによって前記
課題を解決することができる。
アスファルト又はコンクリート舗装面上に、平坦に山砂
を配し、その山砂の上に踏圧部を平均に散在させて立ち
上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生植生枠中に土壌
を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付けたアスファルト
舗装面等への芝生の植付構造であり、これによって前記
課題を解決することができる。
【0008】本発明の四の構成の要旨とするところは、
アスファルト又はコンクリート舗装面上に、平坦に土壌
を配し、その土壌の上に踏圧部を平均に散在させて立ち
上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生植生枠中に土壌
を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付けたアスファルト
舗装面等への芝生の植付構造であり、これによって前記
課題を解決することができる。
アスファルト又はコンクリート舗装面上に、平坦に土壌
を配し、その土壌の上に踏圧部を平均に散在させて立ち
上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生植生枠中に土壌
を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付けたアスファルト
舗装面等への芝生の植付構造であり、これによって前記
課題を解決することができる。
【0009】前記本発明の一に於いて、前記土壌は、こ
れを、前記アスファルト又はコンクリート舗装面上にあ
る程度厚く配するのが適当である。または前記アスファ
ルト又はコンクリート舗装面と前記土壌との間に、必要
に応じて、山砂又は砕石を介在させるのが排水等の点か
ら適当である。前記芝生保護材は、網状であれば、その
網目の形状を問わない。一般の網目と云われる形状の
外、格子状も含む。適当なプラスチック類によって成形
することが出来る。上記網又は格子の交点には必要に応
じて円環部を構成することができきる。
れを、前記アスファルト又はコンクリート舗装面上にあ
る程度厚く配するのが適当である。または前記アスファ
ルト又はコンクリート舗装面と前記土壌との間に、必要
に応じて、山砂又は砕石を介在させるのが排水等の点か
ら適当である。前記芝生保護材は、網状であれば、その
網目の形状を問わない。一般の網目と云われる形状の
外、格子状も含む。適当なプラスチック類によって成形
することが出来る。上記網又は格子の交点には必要に応
じて円環部を構成することができきる。
【0010】また前記本発明の二〜四に於いて、前記芝
生植生枠は、例えば、上部解放の箱形の部材を縦横に仕
切って多数の区画を作り、各区画を区画する区画壁の交
差部分のみを若干立ち上げて踏圧部にし、かつ区画内を
植生部とした構成とする。各区画を区分する区画壁は網
状その他隣接する区画間を連通する構成にして水分等の
流通を可能にする。また例えば、格子状の底板を構成
し、その交差点から踏圧突起を立ち上げ、その上端を踏
圧部に、踏圧突起の間を植生部とした構成とすることも
出来る。
生植生枠は、例えば、上部解放の箱形の部材を縦横に仕
切って多数の区画を作り、各区画を区画する区画壁の交
差部分のみを若干立ち上げて踏圧部にし、かつ区画内を
植生部とした構成とする。各区画を区分する区画壁は網
状その他隣接する区画間を連通する構成にして水分等の
流通を可能にする。また例えば、格子状の底板を構成
し、その交差点から踏圧突起を立ち上げ、その上端を踏
圧部に、踏圧突起の間を植生部とした構成とすることも
出来る。
【0011】また前記本発明の一〜四に於いて、前記土
壌には、適当な肥料やピートモスその他を混合させた
り、その他の適当な成分を添加することは、当然自由で
ある。
壌には、適当な肥料やピートモスその他を混合させた
り、その他の適当な成分を添加することは、当然自由で
ある。
【0012】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、アスフ
ァルト又はコンクリート舗装等の面に、これらのアスフ
ァルトやコンクリート等を除去することなく、簡易に芝
生の植生を実現でき、しかもこの上を人や自動車が走行
又は歩行し、あるいは駐車することができるようにする
ことができる。更に雨天の際にも水溜まり等が発生せ
ず、歩行や走行がし易いという利点もある。
ァルト又はコンクリート舗装等の面に、これらのアスフ
ァルトやコンクリート等を除去することなく、簡易に芝
生の植生を実現でき、しかもこの上を人や自動車が走行
又は歩行し、あるいは駐車することができるようにする
ことができる。更に雨天の際にも水溜まり等が発生せ
ず、歩行や走行がし易いという利点もある。
【0013】本発明の一の場合は、まず対象の領域の舗
装面上に土壌を施し、土壌面をなるべく平坦にする。も
っとも芝生保護材が対応できる程度の凹凸は不都合では
ない。斜面や築山も可能である。上記土壌には適当な肥
料その他を添加することができる。また必要に応じて上
記土壌を施す前に、前記アスファルト又はコンクリート
舗装面に山砂又は砕石を配して中間層を形成しておき、
その上に上面が前記土壌を施すこととすることもでき
る。更に前記土壌には芝生を植付け、かつその芝生植付
面の上に網状の芝生保護材を載置する。芝生はシート状
に切り出したそれを張るのが適当である。こうして簡単
にアスファルト又はコンクリート舗装面に芝生を植付け
ることができる。
装面上に土壌を施し、土壌面をなるべく平坦にする。も
っとも芝生保護材が対応できる程度の凹凸は不都合では
ない。斜面や築山も可能である。上記土壌には適当な肥
料その他を添加することができる。また必要に応じて上
記土壌を施す前に、前記アスファルト又はコンクリート
舗装面に山砂又は砕石を配して中間層を形成しておき、
その上に上面が前記土壌を施すこととすることもでき
る。更に前記土壌には芝生を植付け、かつその芝生植付
面の上に網状の芝生保護材を載置する。芝生はシート状
に切り出したそれを張るのが適当である。こうして簡単
にアスファルト又はコンクリート舗装面に芝生を植付け
ることができる。
【0014】また本発明の二〜四の場合は、まず対象の
コンクリート又はアスファルト舗装面に、砕石(砂利を
含む)、山砂又は土壌を適当な厚みに配し、その後、上
記砕石、山砂又は土壌を施して形成された中間層の上面
に、踏圧部を平均に散在させて立ち上げた芝生植生枠を
配し、その芝生植生枠中に土壌を充填する。上記土壌
は、肥料その他を自由に添加することができる。
コンクリート又はアスファルト舗装面に、砕石(砂利を
含む)、山砂又は土壌を適当な厚みに配し、その後、上
記砕石、山砂又は土壌を施して形成された中間層の上面
に、踏圧部を平均に散在させて立ち上げた芝生植生枠を
配し、その芝生植生枠中に土壌を充填する。上記土壌
は、肥料その他を自由に添加することができる。
【0015】こうして土壌を充填した後、その土壌に芝
生を植え付ける。前記本発明の一の場合と同様に、例え
ば、平面方形に切り取ったシート状芝生を全面張りし、
その上からローラーで転圧して前記シート状芝生を踏圧
部より下方に押し込むこととする。その後、必要に応じ
て目砂を施し、散水する。こうして簡単にアスファルト
又はコンクリートの舗装面に芝生を植え付けることがで
きる。この場合は、自動車の駐車も可能であり、駐車場
等に最適である。
生を植え付ける。前記本発明の一の場合と同様に、例え
ば、平面方形に切り取ったシート状芝生を全面張りし、
その上からローラーで転圧して前記シート状芝生を踏圧
部より下方に押し込むこととする。その後、必要に応じ
て目砂を施し、散水する。こうして簡単にアスファルト
又はコンクリートの舗装面に芝生を植え付けることがで
きる。この場合は、自動車の駐車も可能であり、駐車場
等に最適である。
【0016】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の一に関する一実
施例を説明する。これは公園内のアスファルト舗装道路
に芝生4を植生する例に関する。図1に示したように、
アスファルト舗装1上に砕石を配し、砕石層2を構成す
る。上記砕石層2の上面は、この場合には、平坦に均
し、上記砕石層2の上に更に土壌3を配し、その表面も
平坦に均す。上記土壌3には化成肥料を予め添加してお
くこととする。
施例を説明する。これは公園内のアスファルト舗装道路
に芝生4を植生する例に関する。図1に示したように、
アスファルト舗装1上に砕石を配し、砕石層2を構成す
る。上記砕石層2の上面は、この場合には、平坦に均
し、上記砕石層2の上に更に土壌3を配し、その表面も
平坦に均す。上記土壌3には化成肥料を予め添加してお
くこととする。
【0017】上記土壌3には、平面方形に切り出したシ
ート状芝生を全面張りにして芝生4を植生し、その上
に、特に図2に示したように、格子状の芝生保護材5、
5…を載置する。芝生保護材5は、格子フレーム間の寸
法を5cmとし、かつその各交点に円環部6を構成して歩
行者がその上をスムーズに歩けるようにし、かつ平面か
ら見て一辺が約30cmの正方形の単位部材に構成したも
ので、多数のそれを連設して所要領域をカバーすること
としたものである。なお図中7は、アスファルト舗装1
の下に配した砕石層である。
ート状芝生を全面張りにして芝生4を植生し、その上
に、特に図2に示したように、格子状の芝生保護材5、
5…を載置する。芝生保護材5は、格子フレーム間の寸
法を5cmとし、かつその各交点に円環部6を構成して歩
行者がその上をスムーズに歩けるようにし、かつ平面か
ら見て一辺が約30cmの正方形の単位部材に構成したも
ので、多数のそれを連設して所要領域をカバーすること
としたものである。なお図中7は、アスファルト舗装1
の下に配した砕石層である。
【0018】この実施例では、このように構成したの
で、アスファルト舗装1の上面に、アスファルトを除去
することなく、簡易に芝生4の植生を実現することがで
きる。雨水等は土壌3を通じて前記砕石層2に流下し、
アスファルト舗装1の上面で砕石の間を流れることとな
り、アスファルト舗装1の縁に適当な排水手段を備えて
おけば、ここから排水することができる。地下に浸透さ
せるようにするのが適当である。また芝の根も土壌3の
下の砕石層2まで延びることが可能となるため、芝生4
を良好な状態で成育させることもできる。更に芝生保護
材5、5…によって人の踏圧から保護されるので、芝生
4を痛めることなく芝生植生面を人が歩行することがで
きる。
で、アスファルト舗装1の上面に、アスファルトを除去
することなく、簡易に芝生4の植生を実現することがで
きる。雨水等は土壌3を通じて前記砕石層2に流下し、
アスファルト舗装1の上面で砕石の間を流れることとな
り、アスファルト舗装1の縁に適当な排水手段を備えて
おけば、ここから排水することができる。地下に浸透さ
せるようにするのが適当である。また芝の根も土壌3の
下の砕石層2まで延びることが可能となるため、芝生4
を良好な状態で成育させることもできる。更に芝生保護
材5、5…によって人の踏圧から保護されるので、芝生
4を痛めることなく芝生植生面を人が歩行することがで
きる。
【0019】次に図3及び図4に基づいて本発明の二の
一実施例を説明する。これはコンクリート舗装11の駐
車場を緑化して芝生14の駐車場に変える例に関する。
図3に示したように、対象の駐車場のコンクリート舗装
11面上に、砕石を配し、砕石層12を構成する。砕石
層12はその上面を均して平坦にする。
一実施例を説明する。これはコンクリート舗装11の駐
車場を緑化して芝生14の駐車場に変える例に関する。
図3に示したように、対象の駐車場のコンクリート舗装
11面上に、砕石を配し、砕石層12を構成する。砕石
層12はその上面を均して平坦にする。
【0020】次いで、上記のように前記コンクリート舗
装11の上面に配した砕石層12の上に芝生植生枠1
5、15…を連設配置する。上記芝生植生枠15は、図
3及び図4に示したように、この例では、平面から見て
格子状の底板16を構成し、その全交差点から各々筒状
の踏圧突起17を立ち上げ、筒状の各踏圧突起17の外
周から前記底板16上を四方に延びる補強片18を構成
したものである。前記踏圧突起17、17…の上端を踏
圧部とし、踏圧突起17、17…の間を植生部とする。
なおこの芝生植生枠15は、平面から見て正方形の単位
枠部材に構成して置き、複数のそれを所要領域に連設配
置するものである。
装11の上面に配した砕石層12の上に芝生植生枠1
5、15…を連設配置する。上記芝生植生枠15は、図
3及び図4に示したように、この例では、平面から見て
格子状の底板16を構成し、その全交差点から各々筒状
の踏圧突起17を立ち上げ、筒状の各踏圧突起17の外
周から前記底板16上を四方に延びる補強片18を構成
したものである。前記踏圧突起17、17…の上端を踏
圧部とし、踏圧突起17、17…の間を植生部とする。
なおこの芝生植生枠15は、平面から見て正方形の単位
枠部材に構成して置き、複数のそれを所要領域に連設配
置するものである。
【0021】こうして前記砕石層12上に配した芝生植
生枠15、15…に土壌13を充填する。土壌13は、
より具体的には、芝生植生枠15の踏圧突起17、17
…間の植生部に充填する。また上記土壌13には肥料を
添加しておくものとする。
生枠15、15…に土壌13を充填する。土壌13は、
より具体的には、芝生植生枠15の踏圧突起17、17
…間の植生部に充填する。また上記土壌13には肥料を
添加しておくものとする。
【0022】こうして土壌13を充填した後、その土壌
13に芝生14を植え付ける。平面正方形に切り取った
複数のシート状芝生を所要領域に全面に張り、その上か
らローラーで転圧し、該シート状芝生を前記踏圧突起1
7、17…の踏圧部より下方に押し込むこととする。そ
の後、目砂を施し、散水する。なお図3中19はコンク
リート舗装11の下に配した砕石層である。
13に芝生14を植え付ける。平面正方形に切り取った
複数のシート状芝生を所要領域に全面に張り、その上か
らローラーで転圧し、該シート状芝生を前記踏圧突起1
7、17…の踏圧部より下方に押し込むこととする。そ
の後、目砂を施し、散水する。なお図3中19はコンク
リート舗装11の下に配した砕石層である。
【0023】この実施例では、このように構成したの
で、コンクリートを剥すことなく、前記のように、簡単
にコンクリート舗装11面に芝生14を植え付けること
ができる。この実施例の場合には、しっかりした芝生植
生枠15、15…の踏圧突起17、17…により自動車
の重量が受け止められ、全体に分散されるので、自動車
の駐車や走行も可能であり、芝生14の駐車場として有
用に用いられる。雨水等は土壌13を通じて砕石層12
中に流下し、コンクリート舗装11上を砕石層12を通
じて低所に流れることとなる。コンクリート舗装11の
縁に排水手段を備えておけば、そこから排水することが
できる。排水は地下に浸透させるようにするのが適当で
ある。しかしていずれにしても雨水は土壌13の上に溜
っていることがないので、歩行者の歩行等にも都合が良
い。
で、コンクリートを剥すことなく、前記のように、簡単
にコンクリート舗装11面に芝生14を植え付けること
ができる。この実施例の場合には、しっかりした芝生植
生枠15、15…の踏圧突起17、17…により自動車
の重量が受け止められ、全体に分散されるので、自動車
の駐車や走行も可能であり、芝生14の駐車場として有
用に用いられる。雨水等は土壌13を通じて砕石層12
中に流下し、コンクリート舗装11上を砕石層12を通
じて低所に流れることとなる。コンクリート舗装11の
縁に排水手段を備えておけば、そこから排水することが
できる。排水は地下に浸透させるようにするのが適当で
ある。しかしていずれにしても雨水は土壌13の上に溜
っていることがないので、歩行者の歩行等にも都合が良
い。
【0024】本発明の三及び四は、それぞれ本発明の二
の砕石による砕石層12に代えて、山砂層又は土壌層を
構成するものであり、その点を除けば同一なので、これ
以外の説明は省略する。
の砕石による砕石層12に代えて、山砂層又は土壌層を
構成するものであり、その点を除けば同一なので、これ
以外の説明は省略する。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、アスファルト舗装やコ
ンクリート舗装の舗装面に、それらのアスファルトやコ
ンクリートを除去することなく容易に芝生舗装を構成す
ることができ、それらの芝生の成育を良好なものとする
ことができる。芝生の道路、駐車場又は庭等とすること
により、日の強い季節でも照り返しがなくなり、快適な
環境を提供できることとなる。雨水等を地下に浸透させ
得、かつそのことにより雨天の際の水溜まりの発生も避
けられる。芝生が充分保護されるので、歩行者が自由に
歩くことができるし、強度を充分とした芝生植生枠を用
いることにより、駐車場とすることもできる。
ンクリート舗装の舗装面に、それらのアスファルトやコ
ンクリートを除去することなく容易に芝生舗装を構成す
ることができ、それらの芝生の成育を良好なものとする
ことができる。芝生の道路、駐車場又は庭等とすること
により、日の強い季節でも照り返しがなくなり、快適な
環境を提供できることとなる。雨水等を地下に浸透させ
得、かつそのことにより雨天の際の水溜まりの発生も避
けられる。芝生が充分保護されるので、歩行者が自由に
歩くことができるし、強度を充分とした芝生植生枠を用
いることにより、駐車場とすることもできる。
【図1】本発明の一に関する一実施例の概略断面説明
図。
図。
【図2】本発明の一に関する一実施例の概略平面説明
図。
図。
【図3】本発明の二に関する一実施例の概略断面説明
図。
図。
【図4】本発明の二に関する一実施例の概略平面説明
図。
図。
1 アスファルト舗装 2 砕石層 3 土壌 4 芝生 5 芝生保護材 6 円環部 7 砕石層 11 コンクリート舗装 12 砕石層 13 土壌 14 芝生 15 芝生植生枠 16 底板 17 踏圧突起 18 補強片 19 砕石層
Claims (6)
- 【請求項1】 アスファルト又はコンクリート舗装面上
に土壌を施し、その土壌に芝生を植付け、かつその芝生
植付面の上に網状の芝生保護材を載置したアスファルト
舗装面等への芝生の植付構造。 - 【請求項2】 前記アスファルト又はコンクリート舗装
面と前記土壌との間に山砂を介在させた請求項1のアス
ファルト舗装面等への芝生の植付構造。 - 【請求項3】 前記アスファルト又はコンクリート舗装
面と前記土壌との間に砕石を介在させた請求項1のアス
ファルト舗装面等への芝生の植付構造。 - 【請求項4】 アスファルト又はコンクリート舗装面上
に、平坦に砕石を配し、その砕石の上に踏圧部を平均に
散在させて立ち上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生
植生枠中に土壌を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付け
たアスファルト舗装面等への芝生の植付構造。 - 【請求項5】 アスファルト又はコンクリート舗装面上
に、平坦に山砂を配し、その山砂の上に踏圧部を平均に
散在させて立ち上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生
植生枠中に土壌を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付け
たアスファルト舗装面等への芝生の植付構造。 - 【請求項6】 アスファルト又はコンクリート舗装面上
に、平坦に土壌を配し、その土壌の上に踏圧部を平均に
散在させて立ち上げた芝生植生枠を配し、更に上記芝生
植生枠中に土壌を充填し、かつ上記土壌に芝生を植付け
たアスファルト舗装面等への芝生の植付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5103592A JPH06292452A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | アスファルト舗装面等への芝生の植付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5103592A JPH06292452A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | アスファルト舗装面等への芝生の植付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06292452A true JPH06292452A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=14358044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5103592A Pending JPH06292452A (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | アスファルト舗装面等への芝生の植付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06292452A (ja) |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP5103592A patent/JPH06292452A/ja active Pending
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