JPH0310825Y2 - - Google Patents

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JPH0310825Y2
JPH0310825Y2 JP1986117832U JP11783286U JPH0310825Y2 JP H0310825 Y2 JPH0310825 Y2 JP H0310825Y2 JP 1986117832 U JP1986117832 U JP 1986117832U JP 11783286 U JP11783286 U JP 11783286U JP H0310825 Y2 JPH0310825 Y2 JP H0310825Y2
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JP
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holding
frame
lattice box
recesses
vegetation
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JP1986117832U
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、歩道用コンクリート平板や木レンガ
等の踏板類を保持して駐車場の路面、遊歩道、屋
上床面あるいは一般道路の路面等を構成すること
ができる踏板類保持枠、特に葡蔔植物の植生又は
部分的な小石類の挿入を可能とする踏板類保持枠
に関するものである。
[従来の技術] 芝生等の葡蔔植物を人又は自動車等の踏圧から
保護する葡蔔植物保護部材は既に本件出願人が提
案してきたところであり(実用新案登録第
1252910号、同第1239849号、実願昭57−102977
号、実願昭57−75903号等)、若干のものは既に各
地で採用されている。
本件出願人は、更に、上記の葡蔔植物の保護部
材を越えた植生器体、即ち、葡蔔植物を踏圧から
保護しつつ植生させる植生部を備え、かつ踏圧路
面となる多数の踏板類を保持して、より積極的に
道路等を構成することができる植生器体を最近提
案した(実願昭61−60452号)(もつとも未だ公知
とはなつていない。)。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、上記の植生器体の技術を更に一歩進
めるもので、上記の技術に於いては、踏板類の敷
設位置と葡蔔植物の植生可能な位置が予め決めら
れていて路盤の構成に際し、その点の自由度が認
められないので、これを解決の課題としたもので
ある。また上記葡蔔植物に代えて小石類を踏板類
の間に自由に挿入可能とすることも併せて課題と
したものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の構成の要旨とするところは、 枠体内を、区画壁によつて踏板類を保持する複
数の保持用凹部に区分し、上記区画壁の下部には
隣接する保持用凹部間を連通する通水孔を形成
し、かつ上記保持用凹部の底部には上記踏板類を
固定する固定床部を構成し、 かつその保持用凹部中の一部に上記踏板類に代
えて装入保持させることができる寸法形状の格子
箱であつて、植生用又は路面構成材充填用の格子
箱を別に構成した踏板類保持枠である。
上記保持用凹部の配列の仕方は自由である。た
とえば縦横にそれらを配列する。
また保持用凹部の平面形状も自由であるが、言
うまでもなく、踏板類の平面形状に対応させる必
要はある。実際上は、踏板類の普通の平面形状で
ある正方形又は長方形状の四辺形が一般的であろ
う。しかし踏板類には平面から見て円形や楕円形
のそれも存在しており、当然これらも採用可能と
するために円形や楕円形等とすることもあり得
る。
なお上記踏板類としては、具体的には、タイル
類や木レンガあるいはコンクリート平板等があ
る。特定のものに限定されない。
前記区画壁は板状に構成し、前記のように、そ
の下部には、隣接する保持用凹部間を連通する通
水孔を形成して置くこととする。
また固定床部は、例えば、保持用凹部内の中央
底部に位置させるものとし、周囲の区画壁の下部
から数本の腕を出して支えるように構成する。そ
の構成は特定のものに限定されず、自由なそれを
採用可能である。たとえば、板状部材で構成し、
これに複数の結合孔を形成した接着面とする。ま
たはこれとは別に又は併せてネジ用の孔を形成
し、保持用凹部に装入された踏板類を、枠体の裏
面側より木ネジ等により結合できるように構成し
ても良い。
ところで前記格子箱は、前記踏板類に代えて保
持用凹部に装入可能なものであるから、上記保持
用凹部で保持される踏板類と概ね同一の外形とす
る。たとえば直方体状の踏板類を保持する場合に
はこれと略同一の直方体状とする。もつとも高さ
は若干低い程度とするのが良い。格子の寸法は、
この上を歩行する歩行者の歩行感、自動車の走行
上の都合等を考慮して定める。また葡蔔植物等を
これに植生する場合には、その保護の観点からも
上記寸法を検討する。
前記路面構成材料としては、小石類又は砂等が
適当である。砂を用いる場合には、上記格子箱の
格子間寸法は若干狭くすべきである。
なお枠体の周囲には必要に応じて敷設時に枠体
相互を接続する接続手段を構成する。
なおまた上記枠体及び格子箱はプラスチツク材
で成形するのが適当である。
[作用] 本考案は、このように構成したものであるか
ら、木レンガ等の踏板類の配列を基本とし、必要
に応じてそれらの周囲に植物又は小石類等の路面
構成材を配した舗装路面を構成することができ
る。
まず下地を造成する。下地としては、たとえば
所要領域にコンクリートを打設し、その上面を均
しモルタル等で平担にして構成する。あるいは所
要領域を掘下げ、砂利類を配して転圧造成する。
またビルの屋上等に設置する場合には既存の屋上
コンクリート面を下地とすることもできる。
こうして下地を構成した後、上記下地上に踏板
類保持枠を連設配置する。
上記踏板類保持枠には、施工前に、予め踏板類
を保持させておき、その上で所要の下地上にこれ
を連設配置する。または下地上に設置後にその保
持用凹部に踏板類を装入配列する(もつとも予め
踏板類を保持用凹部に装入固定しておく前者の手
順の方が能率的である。)。このとき全保持用凹部
には踏板類を装入せず、若干未装入のそれを残し
ておくことにする。未装入の保持用凹部をいずれ
の位置のものにするかは、たとえば、路面の美観
の観点から定める。
なお上記踏板類の保持用凹部への固定保持は、
当然、その固定床部の構成態様に対応して行な
う。前記したように、固定床部を板状部材に結合
孔を備えた接着面とした場合には、踏板類の底面
又は上記接着面あるいはその双方に接着剤を塗布
して踏板類を保持用凹部に装入押圧することでで
きる。このとき接着面の接着剤の一部は上記結合
孔に侵入し、その下部から突出してコブ状の突出
部が形成される。これは接着剤の接着力を越える
物理的な結合力を向上させる。
その後、連設した踏板類保持枠の未装入の保持
用凹部に、植生土を充填し芝生等の葡蔔植物を植
込んだ格子箱、または小石類を装入した格子箱を
装入する(芝生等の葡蔔植物を植え込んだ、また
は小石類を充填した格子箱を、踏板類保持枠の下
地上への連設前に、保持用凹部に装入しておくこ
ととしても良い。)。
上記植生土としては、適当な植生基材を混合し
または層状にして格子箱に充填する。植生土を構
成する植生基材の種類等は、植込む葡蔔植物の種
類に応じて選択する。たとえば、芝生を植生する
場合には、最下層に粒調砕石を入れ、その上に山
砂を配し、更に真砂土を客土投入する。このとき
若干の肥料を施用するのが好ましい。そうした上
で芝生を植付け散水するべきである。
なお植付ける葡蔔植物の種類によつては、わ
ら、ヘドロ、ピートモス等を混和したものや土等
を使用しても良い。
格子箱に小石類を充填する場合には、特にどの
ような小石にするかは限定する理由はない。外観
等を考慮して決定すれば良い。
なお保持枠の連設の際、踏板類保持枠に接続手
段を構成してある場合には、踏板類保持枠相互を
それらにより周側壁で接続させる。
こうして全対象領域に踏板類保持枠を連設配置
し、葡蔔植物を植え込み又は小石類を充填した格
子箱を未装入の保持用凹部に装入すれば路面の舗
装は完成する。
なお上記作業手順は、必要に応じて若干変更し
ても差支えない。
こうして本考案によれば、保持用凹部には、踏
板類の装入は勿論、これに代えて葡蔔植物等を植
え付けた格子箱を装入することもできるようにし
てあるので、必要に応じかつ所望の位置に葡蔔植
物等を自由に配列することができる。言うまでも
なくこの上を歩行し、又は自動車を移動させるこ
とも可能である。更に本考案によつて構成される
舗装は、透水性に優れる利点も併せ持つているも
のである。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の一実施例を説明す
る。
第1図aに示したように、枠体1内に、複数の
保持用凹部2,2……を構成する。
上記保持用凹部2,2……は、枠体1を板状の
区画壁3で区分して複数の区画を縦横に配列した
構成とする。これらの保持用凹部2,2……の平
面から見た形状は四辺形とする。
上記各保持用凹部2の中央には、踏板類を接着
固定する接着床部4を構成する。この接着床部4
は、上記区画壁3の四隅部の下部から各々板状の
支持片5,5……を延ばしてこれを支持し、接着
床部4それ自体には、表裏貫通する複数の結合孔
6,6……を穿設する。
また上記区画壁3には、第1図a及び第2図に
示したように、各隣接する保持用凹部2,2間及
び各保持用凹部2と枠体1外の間を連通する通水
孔7,7……を形成する。
以上の枠体1は全体をプラスチツクで成形す
る。
一方上記枠体1の保持用凹部2,2……に、必
要に応じて上記踏板類に代えて装入保持すること
ができる植生用又は路面構成材用の格子箱8を別
に構成する。
上記格子箱8は、第1図bに示したように、上
記各保持用凹部2に装入可能な概ね平面四辺形の
箱状に構成する。格子の寸法は、この上を歩行す
る歩行者の歩行感、自動車の走行上の都合等を考
慮して定める。この格子箱8もプラスチツクで成
形する。
この実施例では、以上のように構成したので、
各種の踏板類の配列を基本とし、必要に応じてそ
れらの周囲に葡蔔植物又は小石類を配した舗装路
面を構成することができる。
ここでは踏板類として木レンガ9を使用した例
を説明する。
まず下地を構成する。この例では下地をコンク
リート下地10とした。所要領域にコンクリート
を打設し、その上面を均しモルタル等で平担にし
て構成したものである。これは一般の技法による
ことは言うまでもない。
こうしてコンクリート下地10を造成した後、
このコンクリート下地10上に多数の踏板類保持
枠を連設配置する。これらの踏板類保持枠の保持
用凹部2,2……には、施工前に、各踏板類保持
枠毎に、一個又は二個以上の保持用凹部2,2…
…を未装入として残しながらそれ以外には予め木
レンガ9,9……を保持させておき、その後上記
のコンクリート下地10上に連設配置する。上記
未装入の保持用凹部2,2……を残すか否か、又
は未装入の保持用凹部2,2……を残すとしてそ
の数をどうするか、あるいはどの位置の保持用凹
部2,2……を未装入とするかは路面の美観の観
点から定める。
なお上記各保持用凹部2への木レンガ9の固定
保持は、上記接着床部4で行なう。踏板類保持枠
の保持用凹部2,2……の配列に対応して木レン
ガ9,9……を裏返しの状態で配列し、これらの
裏面に接着剤を塗布した上で、踏板類保持枠を裏
返しにしてこれらに乗せる如くする。そうする
と、所定の位置の木レンガ9,9……は保持用凹
部2,2……に装入され、接着剤により前記接着
床部4,4……に接着固定される。前記結合孔
6,6……には上記接着剤の余剰部分が侵入し、
下部にコブ状突起が進出するに至るため、接着床
部4との接着剤の結合が強化される。
その後、コンクリート下地10上に連設した踏
板類保持枠の未装入の保持用凹部2,2……に、
植生土11を充填し芝生12を植込んだ格子箱8
を装入する。
上記植生土11としては、以下の植生基材を層
状にして格子箱8に充填したものである。
上記植生土11は最下層に粒調砕石を入れ、そ
の上に山砂を配し、更に真砂土を客土投入する。
このとき若干の肥料を施用した。そうした上で芝
生12を植付け散水した。
こうして全対象領域であるコンクリート下地1
0上に踏板保持枠を連設配置し、芝生12を植え
込んだ格子箱8,8……を未装入の保持用凹部
2,2……に装入し、路面の舗装を完成させた。
[考案の効果] こうして本考案によれば、保持用凹部には、踏
板類の装入は、勿論、これに代えて葡蔔植物等を
植え付けた格子箱を装入することもできるように
したので、大部分の保持用凹部には踏板類を装入
し、残りの保持用凹部に上記格子箱を装入た上
で、これらを対象領域に敷設すれば、所望の位置
に葡蔔植物等を配列した舗装路面を簡単に構成す
ることができる。当然、葡蔔植物等は人や自動車
の踏圧から充分保護される構成であるから、駐車
場とか駐車場への誘導路又は公園等の内部の道路
の舗装等に最適である。
また本考案によつて構成される舗装は、透水性
に優れる利点も併せ持つているものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図aは枠体の一部切欠概略斜視図、第1図bは格
子箱の概略斜視図、第2図は施工状態の側面断面
図である。 1……枠体、2……保持用凹部、3……区画
壁、4……接着床部、5……支持片、6……結合
孔、7……通水孔、8……格子箱、9……木レン
ガ、10……コンクリート下地、11……植生
土、12……芝生。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 枠体内を、区画壁によつて踏板類を保持する複
    数の保持用凹部に区分し、上記区画壁の下部には
    隣接する保持用凹部間を連通する通水孔を形成
    し、かつ上記保持用凹部の底部には上記踏板類を
    固定する固定床部を構成し、 かつその保持用凹部中の一部に上記踏板類に代
    えて装入保持させることができる寸法形状の格子
    箱であつて、植生用又は路面構成材充填用の格子
    箱を別に構成したことを特徴とする踏板類保持
    枠。
JP1986117832U 1986-07-31 1986-07-31 Expired JPH0310825Y2 (ja)

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JPS6323949U JPS6323949U (ja) 1988-02-17
JPH0310825Y2 true JPH0310825Y2 (ja) 1991-03-18

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0739922Y2 (ja) * 1990-10-31 1995-09-13 エヌテイ日東産業株式会社 木製ブロック舗装,その舗装体及びそのフレーム
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