JPH09170221A - 緑化ブロック - Google Patents

緑化ブロック

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JPH09170221A
JPH09170221A JP19952396A JP19952396A JPH09170221A JP H09170221 A JPH09170221 A JP H09170221A JP 19952396 A JP19952396 A JP 19952396A JP 19952396 A JP19952396 A JP 19952396A JP H09170221 A JPH09170221 A JP H09170221A
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JP
Japan
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pseudo
space
stones
imitation stone
concrete layer
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Pending
Application number
JP19952396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahisa Ichinose
昌久 一瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKURAI KENZAI SANGYO KK
Original Assignee
SAKURAI KENZAI SANGYO KK
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Publication date
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Priority to JP19952396A priority Critical patent/JPH09170221A/ja
Publication of JPH09170221A publication Critical patent/JPH09170221A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Retaining Walls (AREA)
  • Revetment (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ポーラスコンクリート製の擬石内
に滲透した水の蒸発、及び高温化を防ぎ、乾燥とか根腐
れによる植物の枯死を防止して法面等のの緑化及び法面
等の侵食防止を図る。 【解決手段】 上層部に普通コンクリート層を設けたポ
ーラスコンクリート製の複数の擬石を、四隅の擬石によ
り全体形状が略四角形になるように配置すると共に、各
擬石間に植生用の空間を形成し、この複数の擬石同士
を、これを貫通した鉄筋とこの鉄筋を被覆したポーラス
コンクリート製の連結部により連結することにより、空
間に植え付けた植物の乾燥や根腐れによる枯死を防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川、道路等の法面
や、公園の広場、駐車場等に敷設し、擬石間に形成され
た空間に植物を植えて法面や路面を緑化させ、且つ強化
させる緑化ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】法面に格子状に敷設した普通コンクリー
ト製の法枠内に、普通コンクリート製の中詰めブロック
を嵌合したり、礫を充填した法面ブロックが公知であ
る。またコンクリート塊を縦横にそれぞれ隙間をあけて
多数連接してなるマトリックス状ブロックにおいて、コ
ンクリート塊同士を変位可能に接続してなるマトリック
ス状ブロックがある(例えば特開平7−82721号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の前者
は、堅固な法面を形成することはできるが、法面全体が
灰色のコンクリート壁となるため、緑の多い山間地にあ
っては、自然環境が破壊される欠点があった。
【0004】後者のマトリックス状ブロックの場合は、
コンクリート塊が普通コンクリート製のものは、保水性
に乏しく、また夏季にあっては太陽熱により高温となる
ため、コンクリート塊の間に植生した植物が枯れてしま
う欠点があった。またコンクリート塊がポーラスコンク
リート製のものは、折角吸収した雨水が、晴天が続くと
蒸発してしまい、植物に水分を補給することができなく
なる欠点があった。
【0005】本発明は、ポーラスコンクリートの擬石の
上層部に形成した普通コンクリート層により、内部に保
水された水の蒸発を阻止して植物の根に水分を充分に補
給すると共に、普通コンクリート層により太陽熱を遮断
し、保水された水の温度上昇を防いで根腐れを防止する
ことにより、法面とか公園等の路面の緑化を図り、また
ポーラスコンクリートの擬石内に植物の根を食い込ませ
ることにより、堅固な法面や路面を構築しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の緑化ブロック
は、上層部に普通コンクリート層を設けたポーラスコン
クリート製の複数の擬石を、四隅の擬石により全体形状
が略四角形になるように配置すると共に、各擬石間に植
生用の空間を形成し、この複数の擬石同士を、これを貫
通した鉄筋とこの鉄筋を被覆したポーラスコンクリート
製の連結部により連結したことを特徴とする。
【0007】また本発明の緑化ブロックは、鉄筋を埋設
したポーラスコンクリート製の格子状枠体に、上層部に
普通コンクリート層を設けたポーラスコンクリート製の
複数の擬石を一体的に且つ間隔的に突設し、該擬石間に
植生用の空間を形成したことを特徴とする。
【0008】緑化ブロックの底面全体、即ち上記擬石,
連結部及び枠体の底面に普通コンクリート層を形成して
保水性をさせたり、四隅の擬石の角部及び枠体の角部外
側に、ポーラスコンクリート製の連結用定規縁を形成す
るのが好ましい。
【0009】
【作用】本発明に係る多数の緑化ブロックを道路や河川
の法面、或いは公園の路面等に連続させて敷設し、擬石
の上部のみを法面に露出させ、各擬石間に形成された植
生用空間内の土壌中に植物を植生するときは、植物はポ
ーラスコンクリート製の各擬石、及び格子状枠体又は連
結部の内部に保たれた水を吸収して順調に成育するので
あるが、法面や路面より突出した擬石は上面を普通コン
クリート層により被われているため、内部の水分の蒸発
を阻止することができ、また普通コンクリート層により
太陽熱を遮断して擬石内の水の温度上昇を阻止すること
ができる。その結果、根腐れが防止されるのである。
【0010】植生用空間内の植物は、ポーラスコンクリ
ートの擬石や枠体或いは連結部内のポーラス部(空間)
内に根が深く延びて擬石等と一体化するため、豪雨等に
よる土壌や植物の流出が阻止され、法面等の侵食が防止
されるのである。
【0011】各擬石は鉄筋を埋設した連結部または格子
状枠体により一体的に連結されているため、運搬時、施
工時における変形が阻止されると共に、堅固な法面等を
構成することができるのである。また擬石,連結部及び
枠体の底面に普通コンクリート層を形成するときは、保
水性が一層向上されると共に、上部の普通コンクリート
層と相まって、破損し易いポーラスコンクリート層が強
化されるのである。
【0012】四隅の擬石または格子状枠体の角部外側に
隣設ブロックとの連結用定規縁を形成するときは、この
定規縁を規準として多数のブロックが上下左右に正確に
敷設されるのである。
【0013】
【本発明の実施の形態】本発明におけるポーラスコンク
リート製の擬石、及び連結部または格子状枠体は多数の
ポーラス部(空隙)を有し、この部分に雨水を充分に保
水することができるのであるが、強度を要求される箇所
に敷設する法面ブロックとか駐車場への路面ブロックの
場合は、擬石の上層部に形成した普通コンクリートの層
を厚くすれば良い。また保水性は減少するが、空隙率を
小さくするとか連結部及び格子状枠体を太めにすると
か、或いは鉄筋を太くして強化すれば良い。
【0014】本発明に係る緑化ブロックは、擬石の上部
が法面から突出するように敷設するのである。従って法
面上にポーラスコンクリートの層が露出しない程度に普
通コンクリート層を形成する必要がある。また路面ブロ
ックの場合は、擬石の表面を平らに形成するのが好まし
い。
【0015】
【実施例1】図1乃至図4は請求項1乃至3に示す法面
用の緑化ブロックの一例であり、上層部に普通コンクリ
ート層1を設けたポーラスコンクリート製の複数の擬石
2を、四隅の擬石2により全体形状が略四角形になるよ
うに配置すると共に、各擬石2間に植生用の空間3を形
成し、この複数の擬石2同士を、これを貫通した鉄筋4
により連結している。
【0016】上記鉄筋4は、縦筋3本と横筋3本を所定
間隔で配置し、重合部を溶接したもである。また擬石2
間に露出した鉄筋4は、ポーラスコンクリート製の連結
部5により被覆し、該連結部5により各擬石2を一体的
に連結している。更に各擬石2の底面及び連結部5の底
面には、普通コンクリート層6を形成し、四隅の擬石2
の下部外側には、連結用の定規縁7を突設している。尚
符号8は内端を鉄筋4に固定し、外端を四隅の定規縁7
から外方へ突出させた連結環である。
【0017】このように形成された緑化ブロックを、図
4に示すように法面の上下左右に連接し、突き合わせた
4個宛の連結環8を適宜の連結金具で結束した後、連結
部5が埋没するまで空間3に土壌を充填してこの部分に
草花等を植生すれば、緑化された堅固な法面が構成され
る。
【0018】本発明の緑化ブロックは、上記実施例のも
のに限るものではなく、底面の普通コンクリート層6及
び定規縁7は、必要に応じ実施されるものである。
【0019】
【実施例2】図5乃至図8は請求項4乃至6に示す法面
用の緑化ブロックの一例であり、Fは鉄筋4を埋設した
ポーラスコンクリート製の格子状枠体であり、上記鉄筋
4は3本の縦筋と4本の横筋とを格子状に組み合わせ、
各重合部を溶接したものである。
【0020】上記格子状枠体Fの上面、又は枠体Fの上
面からその両側面に亘り、上層部に普通コンクリート層
1を設けたポーラスコンクリート製の擬石2を一体的且
つ間隔的に形成し、各擬石2間には植生用の空間3を形
成している。また格子状枠体Fの底面には、普通コンク
リート層6を設け、枠体Fの下部外側には、角部を挟ん
で連結用の定規縁7を突設し、この定規縁7より、内端
を鉄筋4に固定した連結筋9をL形に突設している。
【0021】このように形成された緑化ブロックを法面
の上下左右に連接し、図8に示すように突き合わせた4
個宛の連結筋9を適宜の工具で捩って結束した後、枠体
Fが埋没するまで空間3に土壌を充填して植物を植える
か、予め種子を入れた土嚢を充填すれば、緑化された堅
固な法面が構成される。
【0022】上記実施例2の緑化ブロックは、実施例1
と同様に、底面の普通コンクリート層6及び定規縁7
は、必要に応じ実施されるものである。
【0023】尚、実施例1及び2において、擬石2の上
面をほぼ平らに形成し、これを公園の通路に敷設すると
きは、緑化された地上に擬石2が飛び石のように露出し
た遊歩道が形成され、また公園の駐車場に敷設するとき
は、周囲の自然環境に適応した駐車場が構成されるので
ある。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る緑化ブロックは、ポーラス
部内に保水された雨水が上層部の普通コンクリート層に
より蒸発を阻止され、しかも普通コンクリート層により
太陽熱が遮断されて擬石内の水が高温になるのを防止さ
れるため、各擬石間の空間に植生された植物に、四季を
通じて水分を与えることができ、しかも根腐れを防いで
成長を促すことができる。従って、山間地の法面や都市
の公園広場等の緑化ブロックとして最適である。
【0025】また空間内の植物は、ポーラスコンクリー
トの空隙内に根を延ばし、ブロックと一体化するため、
法面等の侵食を防止することができる。
【0026】各擬石は鉄筋を埋設した連結部または格子
状枠体により連結され、一体的に形成されているため、
運搬時、施工時における変形が阻止され、堅固な法面を
構成することができる。
【0027】擬石,連結部,格子状枠体の底面に普通コ
ンクリート層を形成するときは、保水性を一層向上する
ことができ、また破損し易いポーラスコンクリート製の
部分を強化することができる。
【0028】四隅の擬石、または格子状枠体の角部外側
に、隣設ブロックとの連結用定規縁を形成するときは、
この定規縁を互いに突き合わせることにより、多数のブ
ロックを正確に敷設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】図1におけるA−A線の縦断面図である。
【図4】同上実施例の敷設状態を示す平面図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す平面図である。
【図6】同上正面図である。
【図7】図1におけるB−B線の拡大縦断面図である。
【図8】同上実施例の連結状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 普通コンクリート層 2 擬石 3 植生用の空間 4 鉄筋 5 連結部 7 定規縁 8 連結環 9 連結筋 F 格子状枠体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上層部に普通コンクリート層を設けたポ
    ーラスコンクリート製の複数の擬石を、四隅の擬石によ
    り全体形状が略四角形になるように配置すると共に、各
    擬石間に植生用の空間を形成し、この複数の擬石同士
    を、これを貫通した鉄筋とこの鉄筋を被覆したポーラス
    コンクリート製の連結部により連結したことを特徴とす
    る緑化ブロック。
  2. 【請求項2】 各擬石及び連結部の底面に、普通コンク
    リート層を形成した請求項1に記載の緑化ブロック。
  3. 【請求項3】 四隅の擬石の角部外側に、ポーラスコン
    クリート製の連結用定規縁を突設した請求項1,2に記
    載の緑化ブロック。
  4. 【請求項4】 鉄筋を埋設したポーラスコンクリート製
    の格子状枠体に、上層部に普通コンクリート層を設けた
    ポーラスコンクリート製の複数の擬石を一体的に且つ間
    隔的に突設し、該擬石間に植生用の空間を形成したこと
    を特徴とする緑化ブロック。
  5. 【請求項5】 枠体の底面に、普通コンクリート層を形
    成した請求項4に記載の緑化ブロック。
  6. 【請求項6】 枠体の角部外側に、ポーラスコンクリー
    ト製の連結用定規縁を形成した請求項4,5に記載の緑
    化ブロック。
JP19952396A 1995-10-20 1996-06-24 緑化ブロック Pending JPH09170221A (ja)

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JP19952396A JPH09170221A (ja) 1995-10-20 1996-06-24 緑化ブロック

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30805495 1995-10-20
JP7-308054 1995-10-20
JP19952396A JPH09170221A (ja) 1995-10-20 1996-06-24 緑化ブロック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09170221A true JPH09170221A (ja) 1997-06-30

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ID=26511584

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JP19952396A Pending JPH09170221A (ja) 1995-10-20 1996-06-24 緑化ブロック

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JP (1) JPH09170221A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09189029A (ja) * 1996-01-12 1997-07-22 Sanyu Create:Kk 法面用ブロック
KR100424941B1 (ko) * 2001-06-14 2004-03-30 박용운 호안블록의 시공방법
KR100446813B1 (ko) * 2001-01-06 2004-09-01 이근희 호안 블록과 이것을 이용한 수변 식생대의 시공방법
JP2008025311A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Nikken Kogaku Co Ltd 自然石連結ブロックおよびその製造方法
KR101378759B1 (ko) * 2012-11-29 2014-03-28 (주)신우콘크리트산업 원형 호안 블록

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