JPH086807Y2 - 排水、保水装置 - Google Patents

排水、保水装置

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JPH086807Y2
JPH086807Y2 JP8116791U JP8116791U JPH086807Y2 JP H086807 Y2 JPH086807 Y2 JP H086807Y2 JP 8116791 U JP8116791 U JP 8116791U JP 8116791 U JP8116791 U JP 8116791U JP H086807 Y2 JPH086807 Y2 JP H086807Y2
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drainage
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retention device
side wall
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JP8116791U
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定石 古川
Original Assignee
有限会社クリーン・アップ・システム
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、運動競技場、道路、公
園、ゴルフ場、畜舎、屋上コンクリート部、園芸、植木
鉢などの排水、保水用資材であり、これらの排水、保水
を有効に行うことができる排水、保水装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば競走用馬の馬場は、基礎土
に排水用砕石を敷設して平坦化させ、この砕石の上面に
ネットを張設し、その上に緩衝性保温保水性を兼ねるバ
ンブー・パウダーまたはウッドチップ等を敷設して造成
する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって馬場の造
成、施工に際して、砕石を必要とするばかりか、砕石の
敷設工事に手間が掛り、また、馬場を再整地する場合、
馬場に敷き詰められている砕石を掘り起こし除去する作
業に労力と時間を要し、馬場の再整地作業に相当の経費
を必要とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、運動競技場、
道路、公園、ゴルフ場、畜舎、屋上コンクリート部、荒
地、園芸、植木鉢などの排水、保水目的に実施適用でき
る排水、保水装置であって、詳しくは、多数の排水孔を
穿設し、係合用蟻ほぞ部及び係合用蟻溝部を形成する側
壁と底板とにより形成される箱部と、多数の排水孔を穿
設し前記箱部に被蓋される上蓋と、多数の排水孔を穿設
し前記箱部内において縦横に直交して配設される格子状
仕切壁とを含む排水、保水装置である。
【0005】また本考案は、前記、排水、保水装置の箱
部の側壁に設けた係合用蟻ほぞ部と相隣る別の排水、保
水装置の箱部の側壁に設けた係合用蟻溝部との相対係合
及び排水、保水装置の箱部の側壁に設けた係合用蟻溝部
と相隣る別の排水、保水装置の箱部の側壁に設けた係合
用蟻ほぞ部との相対係合によって、縦横方向の連設を可
能となし、前記の相対係合によって、相隣る排水、保水
装置同志の接合を強化し、上部からの重力による排水、
保水装置同志の位置ずれを軽減できる排水、保水装置で
ある。
【0006】
【作用】本考案に係る排水、保水装置は上記冒頭記載の
ように、運動競技場、道路、ゴルフ場等の排水、保水装
置として有効利用できるものであり、例えば、本考案の
排水、保水装置を馬場の排水、保水装置として使用する
場合は、図4に示すように、馬場の基礎土の上面に本考
案の排水、保水装置を連設して配置させ、この排水、保
水装置の上蓋の上面に透水性ネットを敷設し、この透水
性ネットの上面に適量の土、またはバンブー・パウダー
あるいはウッドチップを敷き詰める。斯る馬場の造成に
おいて、馬場に降り注いだ雨水は、馬場の表面を形成す
る土またはバンブー・パウダーあるいはウッドチップの
積層→透水性ネットの目→排水、保水装置の上蓋に穿設
される多数の排水孔→排水、保水装置の格子状仕切壁に
穿設される多数の排水孔→排水、保水装置の側壁に穿設
される多数の排水孔を通して、馬場の側溝に排水され、
結果として、馬場面に溜る雨水を最適に排水する。な
お、上記使用例は、馬場以外の運動競技場、道路等にも
実施適用できる。
【0007】また本考案に係る排水、保水装置を用い
て、例えば、ビル屋上のコンクリート部などに緑化エリ
ヤを形成する場合は、ビル屋上のコンクリート部に本考
案の排水、保水装置を連設して配置させ、この排水、保
水装置の上蓋上面にスポンジシートまたは透水性ネット
を敷き、このスポンジシートまたは透水性ネットの上面
に盛土を施し、この盛土に芝などの植物を植えて、緑化
エリヤを造成する。斯る緑化エリヤに降り注いだ雨水
は、盛土→スポンジシートまたは透水性ネット→排水、
保水装置の上蓋に穿設される多数の排水孔→排水、保水
装置の格子状仕切壁に穿設される多数の排水孔→排水、
保水装置の側壁に穿設される多数の排水孔を通して、緑
化エリヤを形成する屋上コンクリート部の側溝に排水さ
れる(図5を参照)。
【0008】また前記側溝を適宜手段によって閉止して
おくと、排水、保水装置の箱部の内底部に雨水が貯留す
ることになり、この貯留水は、排水、保水装置の上蓋上
面に敷設されているスポンジシートまたは透水性ネット
に毛細管作用により浸透して、スポンジシートまたは透
水性ネットの上面の盛土に保水を促し、結果として、芝
その他の植物を植えた盛土に湿潤性を保たせることがで
き、従って本来、植物が成育できない環境のビル屋上の
コンクリート部において植物の正常成育が可能となり、
ビル屋上を緑化する。
【0009】さらに本考案に係る排水、保水装置を図6
に示すように植木鉢の内部にセットし、排水、保水装置
の上蓋上面にスポンジシート敷き、このスポンジシート
の上面に盛土を施し、この盛土に植物の種子もしくは植
物を植えるようにする。
【0010】斯る植木鉢の盛土に降り注いだ雨水は、盛
土→スポンジシート→排水、保水装置の上蓋に穿設され
る多数の排水孔→排水、保水装置の格子状仕切壁に穿設
される多数の排水孔→排水、保水装置の側壁に穿設され
る多数の排水孔→植木鉢の排水孔を通して排水される。
【0011】また、植木鉢の排水孔より排水、保水装置
の内底部に水道水を導水して、排水、保水装置の内底部
に水道水を貯水させ、この貯留水を排水、保水装置の上
蓋上面に敷かれているスポンジシートに毛細管作用によ
り浸透させることで、植木鉢の盛土は湿潤状態を形成
し、盛土に植えられる植物の種子もしくは植物の正常成
育を可能にする。
【0012】なお、降雨時に植木鉢の排水孔を予め閉め
ておき、雨水を排水、保水装置の内底部に貯水させてお
く場合でも、排水、保水装置の内底部に溜った雨水は、
上記と同様、スポンジシートに浸透して、植木鉢の盛土
を湿潤状態に保つことができる。
【0013】
【実施例】図1・図2・図3は、本考案に係る排水、保
水装置Aの構造を示し、多数の排水孔1を穿設し、係合
用蟻ほぞ部2及び係合用蟻溝部3を形成する側壁4と底
板5とにより形成される箱部6と、多数の排水孔7を穿
設し前記箱部6に被蓋される上蓋8と、多数の排水孔9
を穿設し、箱部6内において縦横に直交して配設される
格子状仕切壁10とより構成される(図1・図2・図3
参照)。
【0014】排水、保水装置Aは、箱部6の側壁4に設
けた係合用蟻ほぞ部2と相隣る別の排水、保水装置の箱
部6の側壁4に設けた係合用蟻溝部3との相対係合及び
排水、保水装置の箱部6の側壁4に設けた係合用蟻溝部
3と相隣る別の排水、保水装置の箱部6の側壁4に設け
た係合用蟻ほぞ部2との相対係合によって縦横方向の連
設を可能にする(図3参照)。
【0015】図4は、本考案に係る排水、保水装置Aの
使用説明図であり、馬場Bの基礎土11に本考案の排
水、保水装置Aを配置させ、排水、保水装置Aの上蓋8
上面に透水性ネット12を敷設し、透水性ネット12上
面に適量の土またはバンブー・パウダーあるいはウッド
チップ13を敷き詰める。なお図中14は馬場Bの側溝
を示す。
【0016】図5は、本考案に係る排水、保水装置の使
用説明図であり、ビル屋上のコンクリート部15に本考
案の排水、保水装置Aを連設して配置させ、排水、保水
装置Aの上蓋8の上面にスポンジシートまたは透水性ネ
ット16を敷き、このスポンジシートまたは透水性ネッ
ト16の上面に盛土17を施し、この盛土17に芝(図
示しない。)を植えて緑化エリアを造成する。なお図中
18は緑化エリヤの側溝を示す。
【0017】図6は本考案に係る排水、保水装置の使用
説明図であり、植木鉢19の内部に本考案の排水、保水
装置Aをセットさせ、排水、保水装置Aの上蓋8の表面
にスポンジシート20を敷き、このスポンジシート20
上面に盛土21を施し、この盛土21に植物の種子もし
くは植物を植えるようにする。図中22は植木鉢に設け
た排水孔を示す。
【0018】なお、本考案の考案の詳細な説明の記載に
おいて、バンブー・パウダーとは、本出願人が先に開発
した、竹材を鋸挽きして得た直径約0.3mmないし
0.5mmの顆粒状粉末よりなる緩衝性保温保水材をい
う。
【0019】
【考案の効果】本考案は前記した如く、多数の排水孔を
穿設し、係合用蟻ほぞ部2及び係合用蟻溝部3を形成す
る側壁と底板とにより形成される箱部と、多数の排水孔
を穿設し前記箱部に被蓋される上蓋と、多数の排水孔を
穿設し前記箱部内において縦横に直交して配設される格
子状仕切壁とよりなるものであるから、これを馬場、運
動競技場、道路、公園、ゴルフ場などの排水材料、屋上
コンクリート部、砂漠地帯などの緑化造成資材、畜舎の
廃尿処理装置、河川のゴミ捕集材、山崩れ防止材等の使
用目的に有効に使用できると共に、従来、馬場、運動競
技場、道路などを造成する際に使用していた砕石の代替
材料としても利用することができる。また、道路築堤の
法面の排水材料として使用すれば、土砂崩れ等の弊害を
防止することができる。
【0020】また、排水、保水装置それ自体、使用目的
場所の面積に相応して、縦横方向の連設配置使用が可能
となり、相隣る排水、保水装置は係合用蟻ほぞと係合用
蟻溝との係合によって接合されるから接合強度が増し、
さらに格子状仕切壁の形成によって、箱部を補強して全
体強度を保つことができる。
【0021】さらに本考案の排水、保水装置の排水孔が
土砂等で目詰まりした場合は、排水、保水装置の上蓋お
よび上蓋に敷設されているネット、土砂などを除去し、
排水、保水装置を水洗いすれば、排水、保水装置の再使
用が可能となる。しかも、馬場、運動競技場、道路等の
造成、施工に際して砕石を必要としないから、この種の
施工に手間が掛らず、工事費コストの低減化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る排水、保水装置の分解斜視図であ
る。
【図2】本考案に係る排水、保水装置の全体斜視図であ
る。
【図3】本考案に係る排水、保水装置の連設状態を示す
説明図である。
【図4】本考案に係る排水、保水装置を馬場に実施適用
した状態を示す使用説明図である。
【図5】本考案に係る排水、保水装置をビル屋上のコン
クリート部に実施適用した状態を示す使用説明図であ
る。
【図6】本考案に係る排水、保水装置を植木鉢に実施適
用した状態を示す使用説明図である。
【符号の説明】
A 排水、保水装置 1・7・9 多数の排水孔 2 係合用蟻ほぞ部 3 係合用蟻溝部 4 側壁 5 底板 6 箱部 8 上蓋

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の排水孔を穿設し、係合用蟻ほぞ部
    及び係合用蟻溝部を形成する側壁と底板とにより形成さ
    れる箱部と、多数の排水孔を穿設し前記箱部に被蓋され
    る上蓋と、多数の排水孔を穿設し前記箱部内において縦
    横に直交して配設される格子状仕切壁とを含む排水、保
    水装置。
  2. 【請求項2】 前記、排水、保水装置の箱部の側壁に設
    けた係合用蟻ほぞ部と相隣る別の排水、保水装置の箱部
    の側壁に設けた係合用蟻溝部との相対係合及び排水、保
    水装置の箱部の側壁に設けた係合用蟻溝部と相隣る別の
    排水、保水装置の箱部の側壁に設けた係合用蟻ほぞ部と
    の相対係合によって、縦横方向に連設することを特徴と
    する前記、実用新案登録請求の範囲第1項記載の排水、
    保水装置。
  3. 【請求項3】 前記、排水、保水装置の箱部、上蓋及び
    格子状仕切壁は、プラスチック製、鉄製、アルミ製、木
    製であることを特徴とする前記、実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の排水、保水装置。
JP8116791U 1991-09-11 1991-09-11 排水、保水装置 Expired - Lifetime JPH086807Y2 (ja)

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JPH0564205U JPH0564205U (ja) 1993-08-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004110131A1 (ja) * 2003-06-13 2004-12-23 Kawada Construction Co., Ltd. 緑化装置

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EP3374567B2 (de) * 2017-01-31 2023-08-16 Wolfgang Bacher Reitboden und verfahren zum bau eines reitbodens

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