JP4059997B2 - 種苗育成ポット - Google Patents

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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は植物の種苗ポットに係り、とくに自然回帰性が高く取り扱い容易な植物ポットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自然風土のなかで土地に適合する植物を計画的に育成する試みは従来からなされている。例えば特開平6−56020号には植物の種子をまぶしたコンクリートあるいは植物苗を植え込んだコンクリートブロックを河川の法面等に配置することが開示されている。また特開平9−3937号には、コンクリートブロックで成形した種苗ポットが示されており、この植物ポットは表面に砂層をもつので厳しい環境下においても保湿性があり、コケ類の成長も見られるという利点をもつことが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の植物育成ポットは、河川のコンクリート護岸面やコンクリート被覆された急傾斜土留面に適用することを前提としており、コンクリート露出面の美感を保持するための技術である。またコンクリートブロックは、土壌への風化還元に長時間を要するという基本的な問題があり、重量のため取り扱いが煩雑で、しかも輸送中の振動で破損をまねく等の難がある。
【0004】
また従来の植物ポットは、美感の点でも問題がある。とくに山間、海浜、都市公園、一般家庭の花壇など、表面土壌が存在する場所において計画的緑化を図る場合、コンクリートが剥き出しのブロックは見た目にも好ましくなく、しかも植物成長時の崩壊によってコンクリート片が散乱するため、都市部の緑地帯や公園においては実用に耐えない。
【0005】
計画的、人為的な緑化が望まれる土地は少なくないが、問題は、種苗を大地にそのまま植えたのでは、植物が十分な成長をみずに枯死する点にある。その原因は結局のところ自然環境の厳しさであり、丹念に手当することの難しさにある。大地に直接植えられた草木種苗は、周囲に残存する草本の根、競合植物、気温、湿度、雨雪、風などに耐えて成長するが、十分な成長に達するまである程度の保護を環境を整えないと、所期目的を達成できないのが実情である。
【0006】
このような一定の保護環境を与えるために各種の植物ポットが提案されてきたのであるが、植物の成長に必要な保護条件と、それを無理なく達成するためのポットの構造とのバランスを図ることは必ずしも容易ではない。機械的電気的装置類と異なり、植物ポットの相手は自然であり、しかも少なくとも一年以上の保護継続性と、ポット自体の土壌還元性、美感、取り扱い易さ、などのバランスを図る必要があるからである。
【0007】
例えば、保湿性を確保するには、容器内に布地や新聞紙を入れれば良いが、それが却って過剰水分による根腐されを惹起する場合があるし、軽量化のために単純な樹脂容器を使用したのでは土壌還元性を損なう。このように、ある条件を満足すると他の条件が満たされないのが従来の植物ポットの問題であった。
【0008】
そこで本発明の目的は、植物ポットの基本条件である土壌還元性、一定期間の形状/構造強度の持続保持、保湿性、保温性、競合植物からの遮断隔離性を保証するとともに、使用者の便宜である軽量性(運搬容易性)、取り扱いの容易性(設置作業の容易性)、さらに美感の保持という、実用化のための複数の要素の均衡を図る点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る種苗育成ポットは、土壌還元性のある紙パネルを用い、該紙パネルは全体形状略長方形を呈し、長手方向に沿ってその上下略中間部に予め配した二線の平行折曲線を備え、当該平行折曲線を折曲することにより一定のクリアランスをもった二重構造の壁部を形成可能とするとともに、該紙パネルは、前記平行折曲線と直角をなす上下方向の折曲線を所定間隔で複数備え、当該折曲線を折り曲げることにより二重構造の壁部を平面略多角形に形成可能とし、長手方向の前記平行折曲線を折り曲げたときに出来る断面略U字状の部分を上面縁部として、内壁上部を閉塞する紙パネル製の上蓋を備えるとともに、一定のクリアランスをもった二重構造の壁部の開口を下面として、外壁の寸法とほぼ一致した底蓋を備える。
【0010】
【作用】
本発明に係る種苗育成ポットは、以下の各条件を備える。
▲1▼ 土壌還元性のある肉厚の紙パネルを用いる。
▲2▼ 紙パネルは全体形状略長方形を呈する。
▲3▼ 紙パネルは、長手方向に沿ってその上下略中間部に予め配した二線の平行折曲線を備える。この平行折曲線を折曲することにより一定のクリアランスをもった二重構造の壁部を形成する。
▲4▼ 紙パネルは、前記平行折曲線と直角をなす上下方向の折曲線を所定間隔で複数備える。この折曲線を折り曲げることにより二重構造の壁部を平面略多角形に形成できる。
▲5▼ 長手方向の平行折曲線を折り曲げたときに出来る断面略U字状の部分を上面縁部として、内壁上部を閉塞する紙パネル製の上蓋を備える。
▲6▼ 一定のクリアランスをもった二重構造の壁部の開口を下面として、外壁の寸法とほぼ一致した底蓋を備える。
【0011】
まず第一の条件(▲1▼)は、ポット自体の土壌還元性、軽量性、取り扱いの容易性を確保するためのものである。基本的に紙製であるから、目的を達成した後は土壌に自然回帰する。また緑化すべき現場において組み立てるため、輸送コストもかからず、輸送時の破損もなく、現場における持ち運びも容易であって、子供や体力のない婦女子でも簡単に取り扱うことが出来る。尚、紙パネルとして段ボールを使用した場合は、保湿性、保温性が向上し、製造コストを低減できるという利点があり、最も優れた素材となる。
【0012】
第二の条件(▲2▼)は、ポットの上面、下面を平行にして、紙製の上蓋(▲5▼)と底蓋(▲6▼)を取付け可能とするためのものである。本発明に係る種苗ポットは折り畳みによって最終結果物を得る構造であるため、取り扱いの容易さから云っても略長方形に成形し、現場での折り畳み作業を効率化させた。
【0013】
第三の条件(▲3▼)は、ポットの側壁部を二重構造とし、紙製ポットのそれ自体としての剛性を確保するとともに、二重構造の側壁が作るクリアランス空隙に所定の構造保持材(土壌還元性のあるもの)、例えば土、砂、砂利、水分を含ませた新聞紙、セメント混合材等を充填させるための条件である。充填すべき構造保持材は、そのポットの使用環境によって適宜選択する。セメントの使用は一般の使用環境では極力控えるべきであるが、河川や浜辺のように水分の多い環境、傾斜地など周囲の土圧が高い箇所において構造強度に一定以上の基準が求められる場所では、埋設させたポットの構造強度を継続的に保証する。側壁クリアランスを例えば40乃至50mmに設定した場合、その内部に充填したコンクリートは数年で容易に崩壊し粒子は土壌に還元する。尚、特殊な植生をみせる地域では当該地域に特有の周辺土壌を充填し、土壌粒子の構造や活動微生物をポット内外で一致させ、素直に生育を期待することが望ましい。また新聞紙を濡らして絞り、二重壁の内部に装填すると、乾燥に伴って新聞紙は固化し強い構造強度を獲得できる。シュレッダーによって裁断した紙片も、濡らして絞ると同様の強度補強材となる。もちろんこれらは時間経過とともに腐敗し土壌に還元される。
【0014】
第四の条件(▲4▼)は、ポットの形状を規定する。ポットの平面形状は原理的には円形や三角形でも良い。しかし取り扱いの容易さを考慮すれば、幾本かの上下平行ライン(折曲線)を折曲げてポットを完成させる際に、折曲回数が多すぎると取り扱いが煩雑になるし、少なすぎるとポット本体の内容積が少なくなりすぎるので、最低でも三回の折り曲げによる正方形、最大でも七回の折り曲げによる八角形、好ましくは五回の折り曲げによる正六角形とする。正六角形は、隣接するポット同士でのパターン成形が容易であり、自由な緑化デザインが可能となるからである。また球面を含む湾曲面への適用も自由である。さらに各側壁にかかる土圧を各側壁において支えるだけの壁面剛性(面積)を保てるため、斜面に配置する場合には特に有利である。
【0015】
第五の条件(▲5▼)は、保湿性の確保(乾燥防止)と草本の侵入防止に重要である。本発明に係るポットは、長手方向に伸びる平行折曲線を折り曲げたときに上面縁部が形成される。これをポットの上側とし、ポットの本体空隙を閉じるよう、内壁上部を閉塞する紙パネル製の上蓋を配することによって、ポット内に装填する充填材(とくに土壌)を遮蔽する。本発明に係る植生ポットは、土壌に埋めて使用するが、完全に土中に埋設するわけではないから、上面は地面より上になって露出し、雨水を受け、また周辺にある草本の侵入を防止する。
【0016】
また上蓋を設けることにより、雑草の繁殖防止という効果を得る。付近の土壌を使用したときには、土壌に混入している雑草類の種子が成長する可能性があるが、上蓋を配すると陽光が遮断される結果、雑草が成長できないからである。なお、空隙本体には土壌が充填されているので、上蓋は土の上に載せるだけで簡単に装着できる。雨水を受け易いよう、上蓋はポット上面から若干低い位置(例えば1cmほど低い位置)に配置することが望ましい。
【0017】
本発明に係るポットは美感の保持という点も大切である。美感を無視すれば、天地を逆転させ、二重壁のクリアランス開口を上にして地表面より上に露出させつつ使用することも可能である。しかし、このような使用方法では、例えばクリアランス空隙やポットの本体空隙に、異色の土壌粒(例えばセメント)を使用したときに、景観をこわすという問題が残る。これは例えば公園や家庭花壇に使用する際に少なくない問題となる。そこで本発明に係るポットは、内部に装填する土壌を外部に見せずに、規則的な平面形状をもったポットを配設し、その表面の紙材と内部土壌が一定期間以内に土壌に還元することを保証することによって、充填土壌の色合い(とくにセメントの色合い)に対しての偏見を解消する。すでに述べたように二重壁内部(クリアランス空隙)にセメントを充填しても短期間での崩壊と還元は保証できるのであるが、見た目の違和感(嫌悪/誤解)は避け難いものがある。そこで、このように上部露出面を紙パネルによって完全に遮蔽閉塞することにより、公園の緑地化や山間部の計画的緑地化、あるいは一般家庭の花壇栽培等を抵抗なく促進することが可能となる。
【0018】
第六の条件(▲6▼)は、本発明に係る種苗育成ポットを年齢層を問わず広く一般市民に使用してもらう際の、理解の促進を図るためのものである。つまり本発明に係る植生ポットは基本的に土中に埋めて使用するものであるから、底蓋は原理的には必要がない。しかしながら、植生ポットという一定の規制概念があるため、底蓋がない場合には、どちらの面を上にして使用すべきか判らなくなり、実際の使用に際して混乱が生じる可能があった。そこで下面になるクリアランス開口をも塞ぐ底蓋を設け、通常通りのポット(鉢植え)類似の形状として、使用する際の混乱を防止する。
【0019】
ポットを組み立てて使用する際の理解の容易さは、緑化を広く推進する上では欠かせない構造上の特徴となる。また底蓋を設けることにより当該地域の競合植物からポット内部の種苗を確実に護ることが出来るため、少なくとも生育率は確実に向上する。尚、底蓋には水ぬき孔を設けることが望ましい。紙製ポットであるから、底蓋と外壁との接合部には自ずと隙間が生じてそこから余剰水分は下部土中に排出されるのであるが、水ぬき孔(形状個数は問わない;切り込みスリットでも良い)を設けることにより、上蓋と底蓋の部材の相違を直感的に理解できるため、初心者でも組立効率が低下しない。本発明に係る植生ポットは子供、婦女子、高齢者、外国人による幅広い使用を前提とすため無用な誤解、誤った使用法、躊躇による作業性の低下などは極力さけ、誰でも容易自由に緑化事業に貢献できるよう構造上の配慮を行った次第である。尚、底蓋は土中にあるため2週間程度で腐敗する。
【0020】
【実施例】
本発明に係る種苗育成ポットは、図3に示すような略長方形の紙パネル(例えば段ボール紙)10を折り曲げて、図1,図2に示すような多角形二重壁のポット本体30を形成し、このポット本体30に上蓋50と底蓋60を配して、図4に示すように盛土(地面)Gに途中部分まで埋めて使用する。尚、11は長手方向に沿った二本の平行折曲線、12,14は直角をなす適当本数の折曲線、31は外側壁面、35は内側壁面である。40は二重壁のクリアランス空隙、45はポットの本体空隙、47は上面縁部である。
【0021】
まず紙パネル10であるが、上下方向の折曲線12,14を折り返す際に、隣接する側壁パネル(31,35)の上面47が重なり合わないよう、予め略三角形の打抜部48を設けておくことが望ましい。また、ポット本体30の内側壁面35の折り曲げを容易にするため、内側壁面35を形成する折曲線14にはそれに平行して切り込み線49を設けておく。この切り込み線49により、内側の折り曲げは軽い力で自動的に角度調整が可能となるからである。尚、16は紙パネル10の端部を係止する係止片、17は係止片16を挿入係止するスリットである。
【0022】
上下方向の折曲線12,14は、内側壁面35と外側壁面31の折曲半径が異なるため、外側壁面31の折曲線14は略三角形の打抜部48の頂点から形成し、内側壁面35の折曲線と切り込み線49をそれぞれ打抜部48の底辺頂部から形成して、左右に所定の位置ずれをもたせ、折曲半径の相違を吸収する。
【0023】
使用に際しては、この紙パネル10を折り曲げて係止片16をスリット17に差し込んで接着し、ポット本体30を作る。尚、折曲に際して仮止め用に接着テープやステープル(例えば商品名ホチキス等)を使用しても良い。そして内側壁面35と外側壁面31との間のクリアランス空隙40を上向きにして土、砂、砂利、湿った新聞紙、センメント等の適当な形状保持材を装填し、次にクリアランス空隙40を塞ぐ底蓋60をかぶせる。この場合、底蓋60の外周に配した係止片65を折り曲げて外側壁面31の内面に粘着テープ等を使用して接着し、底蓋60の脱落を防止することが好ましい。但し、この底蓋60は現場でかぶせるときは、手を当てがって押さえながら地面にポットを置けば良いので、慣れた人にとっては接着固定することはとくに重要ではない。63は水ぬきと根の張り出しのための孔部である。
【0024】
底蓋60をつけてポット本体30を地面に配置した後、ポットの本体空隙45に種苗とともに土を入れる。養根剤、植物活性剤、根茎促進剤、肥料を使用しても構わない。この後、上蓋50をかぶせるが、苗木を植える場合は、苗木を上蓋50のスリット開口59に差し込んでから根を土に入れ、上蓋50を装着する。尚、上蓋50には吸水のための開口を適当形状で適当個数設けても良いことは勿論である。
【0025】
かかる種苗ポットによれば、緑化を図る現場までの輸送、現場での取り扱いが極めて容易であり、クリアランス空隙40に形状保持のための装填材を入れたあとは、ポット本体30の形状は一定期間確実に維持できる。紙パネル10を折り畳むだけであるから年齢や性別に関係なく広く一般市民も緑化に参加できるわけである。
【0026】
設置後は、紙パネル10とクリアランス空隙40に装填した形状保持材とが相挨って、適度の吸湿性、保湿性、断熱性を持続する。また底蓋60と相挨って競合植物や周辺草木の根から種苗をブロックするので、種苗は一定期間、安全な状態で成長を続けることが出来る。ポット本体30は、所定期間、好ましくは1年〜2年で崩壊するよう、クリアランス空隙40に装填する形状保持材の種類を設定するが、途中で徐々に崩壊が始まっても上蓋50や上面縁部47が残るので、ポットの外観は初期のまま維持され周辺の美感を損ねる虞れはない。そして植物の成長とともにポット本体30も崩れてゆき自然の土壌に回帰する。
【0027】
尚、降雨量の少ない乾燥した土地で使用する場合は、ポットのクリアランス空隙40に、水で濡らして絞った新聞紙(シュレッダー紙片でも良い)など適当な保湿材を土とともにあるいは単独で入れ、長期間の水分供給を図ることが望ましい。新聞紙は資源のリサイクルになるだけでなく、絞って密に装填した場合は乾燥に伴って固化し、強い構造強度を発揮するという性質がある。取り扱いも容易である。また底蓋60を配した結果、保湿性の点で格段に水分の保証能力が高まった。
【0028】
ポットの平面形状は、三角形、四角形、五角形、六角形、八角形、十二角形など自由にデザインできるが、上下方向の折曲線(12,14)は、それよりも一本少なく、例えば二本、三本、四本、五本、七本、十一本となって現れる。切り込み線49も同様である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る種苗育成ポットによれば、基本条件である土壌還元性、一定期間の形状/構造強度の持続保持、保湿性、保温性、競合植物からの遮断隔離性を保証する一方、使用者の便宜である軽量性(運搬容易性)、取り扱いの容易性(設置作業の容易性)、さらに美感の保持という要素の均衡を図ることが可能となり、広く緑化計画を推進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るポットの上側を例示する斜視図である。
【図2】本発明に係るポットの下側を例示する斜視図である。
【図3】本発明に係るポットを作る紙パネルを例示する図である。
【図4】本発明に係るポットの使用状態を例示する図である。
【符号の説明】
10 紙パネル
11 長手方向の平行折曲線
12,14 上下方向の折曲線
16,65 係止片
17 スリット
30 ポット本体
31 外側壁面
35 内側壁面
40 クリアランス空隙
45 ポットの本体空隙
47 上面縁部
48 打抜部
49 切り込み線
50 上蓋
59 スリット開口
60 底蓋
63 孔部

Claims (1)

  1. 自然環境下において草木種苗を育成するポットであって、
    土壌還元性のある肉厚の紙パネルを用い、
    該紙パネルは全体形状略長方形を呈し、
    長手方向に沿ってその上下略中間部に予め配した二線の平行折曲線を備え、当該平行折曲線を折曲することにより一定のクリアランスをもった二重構造の側壁部を形成可能とするとともに、
    該紙パネルは、前記平行折曲線と直角をなす上下方向の折曲線を所定間隔で複数備え、当該折曲線を折り曲げることにより二重構造の側壁部を平面略多角形に形成可能とし、
    長手方向の前記平行折曲線を折り曲げたときに出来る断面略U字状の部分を上面縁部として、内壁上部を閉塞する紙パネル製の上蓋を備えるとともに、
    一定のクリアランスをもった二重構造の壁部の開口を下面として、外壁の寸法とほぼ一致した底蓋を備えることを特徴とする種苗育成ポット。
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