JPH0886A - 舗装面への植生工法と緑化部を備えた舗装面構造と緑化標識部を有する駐車場 - Google Patents

舗装面への植生工法と緑化部を備えた舗装面構造と緑化標識部を有する駐車場

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JPH0886A
JPH0886A JP6159520A JP15952094A JPH0886A JP H0886 A JPH0886 A JP H0886A JP 6159520 A JP6159520 A JP 6159520A JP 15952094 A JP15952094 A JP 15952094A JP H0886 A JPH0886 A JP H0886A
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JP
Japan
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vegetation
pavement surface
pavement
greening
planting
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JP6159520A
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English (en)
Inventor
Katsuji Tanno
勝治 丹野
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TANSHIYOU KK
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TANSHIYOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、道路、広場、駐車場など舗装面に
緑化部を形成し、これを標識や区分けラインとしたり、
装飾とすることにより、少しでも潤いのある環境の良い
都市造りをせんとするものである。 【構成】 整地面上に舗装表面層とほぼ同じ厚さをした
型材を所望する位置に所望する形状となるように配置し
たうえ、型材の周囲にアスファルト、モルタル、コンク
リート、砕石と結合材などを敷き詰めて、硬化舗装させ
た後、当該型材を除去して、舗装面に型材形状の通りに
植生用凹部および/または植生用溝を形成し、当該植生
用凹部および/または植生用溝に土壌と肥料と種子とか
らなる植生基盤材を充填し、当該充填植生基盤材の表面
に芝生または適宜の植物を植生させるようにしたことを
特徴とする舗装面への植生工法と、当該工法により造っ
た緑化部を備えた舗装面構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路、広場、駐車場な
ど舗装面の標識や区分けラインを緑化したり、緑化によ
る装飾をすることにより、少しでも潤いのある環境の良
い都市造りをせんとするものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市化が進み、自動車が普及する
につれて、道路や広場や駐車場などの多くが舗装される
ようになった。この舗装化は、表面が平らになって埃も
たたないので、人間が生活したり利用したりするには便
利になったが、草木も生えていない殺伐とした環境にな
ってしまった。このため、人々は、生活に緑を取り戻し
潤いのある生活環境をつくることが強く望まれるように
なってきた。従来より法面を緑化する工法については、
種々開発されているが、舗装面を緑化することは行われ
ていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、このよう
な舗装面を緑化することに着目し、その緑化工法を開発
するとともに、緑化による舗装面の標識や区分けライン
や装飾を具現化し、人々の要望する緑のある生活環境を
つくろうとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような手段を採るものである。
【0005】特許を受けようとする第1発明は、整地面
上に舗装表面層とほぼ同じ厚さをした型材を所望する位
置に所望する形状となるように配置したうえ、型材の周
囲にアスファルト、モルタル、コンクリート、砕石と結
合材などを敷き詰めて、舗装硬化させた後、当該型材を
除去して、舗装面に所望する形状の植生用凹部および/
または植生用溝を形成し、当該植生用凹部および/また
は植生用溝に土壌と肥料と種子とからなる植生基盤材を
充填し、当該充填植生基盤材の表面に芝生または適宜の
植物を植生させるようにしたことを特徴とする舗装面へ
の植生工法である。これは、未舗装の整地面に新たに舗
装する際に所望する形状に芝生または適宜の植物を植生
させるようにした舗装面への植生工法である。
【0006】特許を受けようとする第2発明は、アスフ
ァルト、モルタル、コンクリート、砕石と結合材などを
敷き詰めて舗装硬化させてなる舗装面の任意の位置を所
望する形状に切削したうえ舗装表面層を除去して植生用
凹部および/または植生用溝を形成し、当該植生用凹部
および/または植生用溝に土壌と肥料と種子とからなる
植生基盤材を充填し、当該充填植生基盤材の表面に芝生
または適宜の植物を植生させるようにしたことを特徴と
する舗装面への植生工法である。これは、すでに舗装さ
れている所に所望する形状に芝生または適宜の植物を植
生させるようにした舗装面への植生工法である。
【0007】特許を受けようとする第3発明は、請求項
1または請求項2に記載した舗装面への植生工法を用い
て、アスファルト、モルタル、コンクリート、砕石と結
合材などを敷き詰めて舗装硬化させてなる舗装面に、ラ
イン、図形、記号、文字またはこれらの結合など適宜の
形状の緑化部を形成し、これを舗装面の装飾若しくは標
識または区分けラインとして使用することを特徴とする
緑化部を備えた舗装面構造である。
【0008】特許を受けようとする第4発明は、自動車
の駐車位置を区分する表示として、請求項1または請求
項2に記載した舗装面への植生工法を用いて、アスファ
ルト、モルタル、コンクリート、砕石と結合材などを敷
き詰めて舗装硬化させてなる舗装面の適宜位置に緑化部
を形成したことを特徴とする標識部を有する駐車場であ
る。
【0009】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。図1乃至図3は、本願第1発明に係る舗装面1への
植生工法を示す斜視図である。これは、未舗装の整地面
2に新たに舗装する際に所望する形状に芝生または適宜
の植物を植生させるようにする舗装面1への植生工法で
ある。
【0010】第1工程は、まず平に整地した地面2の上
に舗装表面層とほぼ同じ厚さをした型材を所望する位置
に所望する形状となるように配置する。図1の実施例で
は、型材3,3として所定寸法の角材木を用意し、これ
を整地した地面2の上に所望する形状となるように配置
した。型材3,3の配置位置と形状は、緑化する部分の
設計形状にそったものとする。型材3,3としては、木
材のほかプラスチックや金属など舗装材と一緒に硬化し
たり結合したり、変形しないものであれば何でも良く、
その材質は上記のものに特に限られるものでははない。
【0011】第2工程は、前工程で配置した型材3,3
の周囲にアスファルト、モルタル、コンクリート、砕石
と結合材などを敷き詰めて、硬化させ舗装を完成させた
後、当該型材3,3を除去して、舗装面1に型材3,3
形状の通りに植生用凹部および/または植生用溝4,4
を形成する(図2)。
【0012】第3工程は、当該植生用凹部および/また
は植生用溝4,4に土壌と肥料と種子とからなる植生基
盤材5を充填し、当該充填植生基盤材5の表面に洋芝を
植生させるようにした。本発明は、以上、第1工程から
第3工程を行うことを特徴とする舗装面1への植生工法
である。その結果、図3に示すように、設計形状にそっ
てきれいに芝生が成長し、舗装面1上に美しい模様の緑
化部6を形成した。
【0013】尚、本発明に係る植生工法で造られた当該
緑化部6は、図4、図5に示すように雨水などを吸収す
る機能をもっているので、その底部の地面2が水分吸収
性の少ない地質の場合、あるいは、水分吸収を嫌う性質
の場合には、水捌を良くするため、植生基盤材5として
底層部5aに砂利のような水捌の良い材質のものを敷き
詰め、その上の中層部5bに腐葉土を詰め込み、上層部
5cに種子の混入した土壌を積層するようにし、底層部
にまで流下した余剰水は、図5に示すよう配水溝7など
に配水されるようにしても良い。
【0014】第2発明は、すでに舗装されている所に所
望する形状に芝生または適宜の植物を植生させるように
した舗装面1への植生工法である。舗装面1にカッター
などで所望する形状に切除して植生用凹部および/また
は植生用溝4,4を形成する。例えば、舗装面1を切削
することにより図2に示したような植生用凹部および/
または植生用溝4,4を形成してもよいのである。その
後、当該植生用凹部および/または植生用溝4,4に土
壌と肥料と種子とからなる植生基盤材5を充填し、当該
充填植生基盤材5の表面に洋芝を植生させるようにする
点は、第1発明と同じである。
【0015】本発明は、例えばすでに舗装されている道
路の車道と歩道の境界線の変わりに当該植生工法で緑化
部6を設けるようにする場合などに好適である。
【0016】本発明者は、実験の結果、上記のような舗
装面1への植生工法を用いて、舗装面1に、ライン、図
形、記号、文字またはこれらの結合など適宜の形状の緑
化部6を形成し、これを舗装面1の装飾若しくは標識ま
たは区分けラインとして使用することが充分できること
を確認した。
【0017】特に、発明者は、舗装された駐車場に自動
車の駐車位置を区分する表示として緑化部6を形成した
ところ、無味乾燥な従来の駐車場が緑豊かな潤いのある
駐車場として、使用者の評価が大変良好であった。ま
た、運転者達に緑を大切にしようという気持ちが沸いて
きて、緑化部6を踏まないように気を付けるため車庫入
れが丁寧となり、駐車場での事故やトラブルも少なくな
った。
【0018】
【効果】叙上のように、第1発明、第2発明は、舗装面
1へ適宜の形状の緑化部6を造る植生工法であり、前者
は、舗装面1を新設する際の植生工法で、後者は、既設
舗装面1に適宜の形状の緑化部6を造る植生工法であ
る。このような舗装面1の一部を緑化する技術は、画期
的なものである。また、本願発明のようにすれば、容易
に任意の緑化部6を舗装面1に製造できるものである。
【0019】また、第3発明のように道路、広場、駐車
場などを緑化部6を備えた舗装面1構造にして、舗装面
1の標識や区分けラインを緑化部6により形成したり、
緑化部6により舗装面1を装飾をすれば、潤いのある環
境の良い都市造りをすることができる。
【0020】特に第4発明のように駐車場を緑化部6を
備えた舗装面1構造とし、自動車の駐車位置を区分する
表示として緑化部6を形成したところ、駐車場の環境が
良好となり、事故やトラブルも少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る舗装面1への植生工法の第1工
程を示す斜視図である。
【図2】第1発明に係る舗装面1への植生工法の第2工
程を示す斜視図である。
【図3】第1発明、第2発明に係る舗装面1への植生工
法により緑化部6を備えた舗装面1構造にした状態を示
す斜視図である。
【図4】緑化部6を備えた舗装面1構造の一実施例を示
す縦断説明図である。
【図5】緑化部6を備えた舗装面1構造の他実施例を示
す縦断説明図である。。
【主な符合の説明】
1 舗装面 2 地面 3 型材 4 植生用凹部および/または植生用溝 5 植生基盤材 6 緑化部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整地面上に舗装表面層とほぼ同じ厚さを
    した型材を所望する位置に所望する形状となるように配
    置したうえ、型材の周囲にアスファルト、モルタル、コ
    ンクリート、砕石と結合材などを敷き詰めて、硬化舗装
    させた後、当該型材を除去して、舗装面に型材形状の通
    りに植生用凹部および/または植生用溝を形成し、当該
    植生用凹部および/または植生用溝に土壌と肥料と種子
    とからなる植生基盤材を充填し、当該充填植生基盤材の
    表面に芝生または適宜の植物を植生させ、緑化部を形成
    するようにしたことを特徴とする舗装面への植生工法。
  2. 【請求項2】 アスファルト、モルタル、コンクリー
    ト、砕石と結合材などを敷き詰めて舗装硬化させてなる
    舗装面の任意の位置を所望する形状に切削したうえ舗装
    表面層を除去して植生用凹部および/または植生用溝を
    形成し、当該植生用凹部および/または植生用溝に土壌
    と肥料と種子とからなる植生基盤材を充填し、当該充填
    植生基盤材の表面に芝生または適宜の植物を植生させ、
    緑化部を形成するようにしたことを特徴とする舗装面へ
    の植生工法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した舗装
    面への植生工法を用いて、アスファルト、モルタル、コ
    ンクリート、砕石と結合材などを敷き詰めて舗装硬化さ
    せてなる舗装面に、ライン、図形、記号、文字またはこ
    れらの結合など適宜の形状の緑化部を形成し、これを舗
    装面の装飾若しくは標識または区分けラインとして使用
    することを特徴とする緑化部を備えた舗装面構造。
  4. 【請求項4】 自動車の駐車位置を区分する表示とし
    て、請求項1または請求項2に記載した舗装面への植生
    工法を用いて、アスファルト、モルタル、コンクリー
    ト、砕石と結合材などを敷き詰めて舗装硬化させてなる
    舗装面の適宜位置に緑化部を形成したことを特徴とする
    緑化標識部を有する駐車場。
JP6159520A 1994-06-17 1994-06-17 舗装面への植生工法と緑化部を備えた舗装面構造と緑化標識部を有する駐車場 Pending JPH0886A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000336966A (ja) * 1999-06-01 2000-12-05 Yuuken Kogyo Kk 植栽型自走式立体駐車場
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CN100453734C (zh) * 2003-11-26 2009-01-21 上海市政工程设计研究院 植物碎石路面及其施工方法
JP2010084480A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Fukuhara Imono Seisakusho:Kk 緑化駐車場とその緑化駐車場の施工方法

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