JPH0629206B2 - 高純度ヒドロキシピバルアルデヒドの製造方法 - Google Patents

高純度ヒドロキシピバルアルデヒドの製造方法

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JPH0629206B2
JPH0629206B2 JP59140139A JP14013984A JPH0629206B2 JP H0629206 B2 JPH0629206 B2 JP H0629206B2 JP 59140139 A JP59140139 A JP 59140139A JP 14013984 A JP14013984 A JP 14013984A JP H0629206 B2 JPH0629206 B2 JP H0629206B2
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアミン触媒存在下でイソブチルアルデヒド(以
下IBAと称する)とホルムアルデヒドを反応させてヒ
ドロキシピバルアルデヒド(以下HPAと称する)を製
造する方法に関する。
HPAは1分子内にメチロール基とアルデヒド基を有す
るグリコールアルデヒドで、2,2−ジメチルプロパン
ジオール、γ−ブチルラクトン、ヒドロキシピバリン酸
等の原料として有用な物質である。
(従来の技術) IBAとホルムアルデヒドをアミン触媒存在下アルドー
ル縮合反応させてHPAを製造し、得られた反応生成液
に水を添加し、蒸留により低沸留分を留去したのち残留
液を冷却してHPAを晶析、分離、回収する方法は米国
特許第4,036,888に開示されている。この方法
においてHPAを分離回収したのちの母液はIBAを接
触させ、母液中に残存する4〜6%のHPAをIBA相
に抽出し、これを蒸留塔に循環することによつてHPA
を回収している。しかしかゝる方法は多量のIBAが蒸
留塔を循環するのでエネルギー的に不利であり、又抽残
液として得られる水相中に溶解しているHPA、IB
A、アミン等については全く考慮する処がなく系外に廃
棄されているので公害防止上及び原単位の低下の観点か
ら好ましくない。
一方、IBAを留去した反応生成液は予め添加水によつ
てHPA濃度が23〜30%範囲になるよう調製してい
るが、このような他い濃度で15〜20℃まで冷却して
HPAを晶析した場合、晶析缶内で固形化してしまう
か、もしくは極めて高粘度のクリーム状液となり流動性
を失つてしまい、次の分離・精製工程に大きな支障をき
たす。この結果、固液分離がスムースに行なえないばか
りか、特に残存アミンの除去などのために行なう水洗工
程での洗浄効果が著しく失われる。
HPA中にアミンが残存していると着色・熱分解などの
原因となり、HPAの品質上大きな問題となる。
(問題点を解決するための手段) 本発明はかゝる欠点を解消し、高収率に且つ高純度HP
Aを製造するもので、イソブチルアルデヒドとホルムア
ルデヒドをアミン触媒存在下アルドール縮合反応させて
ヒドロキシピバルアルデヒドを製造し、得られた反応生
成液を蒸留して低沸留分を分離した後、水を添加、冷却
してヒドロキシピバルアルデヒドを晶析、固液分離し、
これを更に水で洗浄し高純度ヒドロキシピバルアルデヒ
ドを得る方法において、蒸留で分離された低沸留分をア
ルドール縮合反応器に循環すると共に、固液分離及び洗
浄工程において得られた濾液及び洗浄液の一部をアルド
ール縮合反応器および蒸留塔に循環し、残部に脱アミン
処理を施して晶析時の添加水及び/又は洗浄水として使
用することを特徴とする高純度ヒドロキシピバルアルデ
ヒドの製造方法である。
本発明において使用するホルムアルデヒドはホルムアル
デヒド水溶液(ホルマリン)でもパラホルムでも良い
が、アミン触媒を使用したIBAとホルムアルデヒドの
アルドール縮合反応は反応系の水濃度に極めて影響を受
け易く、IBA、ホルムアルデヒド濃度が希薄であると
反応速度が緩まんとなり一定の収率は得られないので、
ホルマリンの濃度は出来るだけ高い方が好ましい。
特に本発明ではHPAとアミンの回収の目的から後工程
での晶析液の一部を反応系に循環して使用する方法を
とるので、原料として希薄なホルマリンを使用すると、
この液循環量に制限を受けそれだけ特にアミンの回収
量は減少してしまう結果となる。
従つて、原料ホルマリンとしては濃度37重量%以上
で、メタノールを含有しないものかまたはできるだけ少
ないものが好ましい。
本発明におけるIBAとホルムアルデヒドのアルドール
縮合反応は回分式および連続式のどちらでもよい。あた
常圧下で空気しや断下もしくは窒素気流中で行なう方法
が好ましい。
ホルムアルデヒドに対するIBAの仕込モル当量は0.
95〜1.30の範囲で行なうが、好ましくは0.98
〜1.10である。
回分式反応の場合反応開始より数分間は不均一系の反応
となるが、HPA生成の増大とともに均一系の反応に変
る。
反応温度は常圧下では40〜98℃、好ましくは80〜
95℃である。
回分式反応の場合、常圧下ではIBAの還流点である6
2〜65℃で一旦停止するが、HPA生成の増大(IB
Aの消費)とともに徐々に上り最終的には94〜95℃
に達する。
連続式反応の場合は反応は均一系であり、反応温度は9
4〜95℃となる。
本発明では触媒としてアミンを使用する。アミン触媒の
種類には特に制限はないが一般的には第3級アミンが好
ましい。
例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トプロ
ピルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミ
ン、トリイソブチルアミン、N−メチルピペリジン、N
−エチルピペリジン、N−エチルピペリジン、N−メチ
ルモルホリン、N−チエルモルホリン、N−メチルピロ
リジン、N−エチルピリジンなどが有効である。アミン
触媒の添加量はIBAに対しモル当量で0.01〜0.
1、好ましくは0.02〜0.05である。
かくして得られたHPA反応生成液から常法に従つて未
反応のIBAを主成分とする低沸留分を留去する。
この留去した低沸留分は、全量を反応系へ循環して使用
する。
次に、低沸留分を留去した後の反応生成液からHPAを
晶析するが、晶析および次の固液分離をスムースに行な
う為反応生成液を水で稀釈する。本発明においては特に
固液分離及び洗浄工程において得られた液又は洗浄液
に脱アミン処理を施こして得た水を加えて稀釈する。稀
釈はHPA濃度が10〜22重量%になる様に行なうの
が好ましい。
HPA濃度が余り高い状態で晶析すると水をだき込んだ
形で固化してしまう。この状態では流動性が全く失われ
るため作業上取扱いにくいものになる。また、この状態
ではこの中に取り入れられたアミンなどの除去はきわめ
て困難なものになる。
晶析時のHPA濃度の調製は後工程の固液分離の際に出
る液の反応系への循環、低沸留分カツト塔への循環お
よび後工程のイオン交換樹脂塔で脱アミン処理をほどこ
した液の晶析器への循環の三者の比率を調節して行な
う。
晶析温度は5〜40℃、好ましくは15〜35℃であ
る。
晶析操作により得られた結晶は固液分離(過)、洗浄
を行い、過ケーキ中に含有する残存アミンを除去す
る。
洗浄前の固液分離の際に出る液(これを液Iと
す。)と洗浄の際に出る液(これを液IIとする)と
を区別して処理する方が好ましい。
すなわち、液Iの中には高い濃度でアミンを含有して
いるのでその一部をそのまゝアルドール縮合反応系へ循
環し、また一部を低沸留分カツト塔へ循環してアミンの
回収を図る。
一方、液IIはイオン交換樹脂塔を通し、残存のアミン
を吸着除去する。
イオン交換樹脂で脱アミンをほどこした液は一部晶析
の際の添加水として利用し、また一部を洗浄水として利
用する。
脱アミンの際に使用するイオン交換樹脂はカチオン交換
樹脂が使用される。
カチオン交換樹脂の種類に制限はなく、公知のものとし
ては、例えばスチレン系、フエノール系もしくはメタク
リル系などの樹脂母体にカチオン交換基たとえばスルホ
ン基、カルボキシル基、フエノール性水酸基、ホスホン
基もしくはアルソン基などを有するものである。
これらのカチオン交換樹脂のうち、スチレン系の樹脂母
体にスルホン基を有するものが脱アミンの速度および吸
着量が大きく好適に用いられる。
脱アミン処理によつて交換能力を失つたイオン交換樹脂
は通常の方法によつて、例えば塩酸または硫酸水溶液で
再生を行えば再び使用できる。
固液分離し洗浄して得た過ケーキは次いで乾燥する。
乾燥方法には特に制限はないが、乾燥温度は55℃以下
で行なうことが好ましい。すなわち、55℃以上では含
水率の高い乾燥初期において、溶融し、乾燥とともにH
PAの逸散が大きくなり、また、後期において一部HP
A同志の二重化化合物であるネオペンチルグリコール・
ヒドロキシピバリン酸モノエステルの生成を生じる可能
性がある。
次に、添付した図面によつて本発明をさらに詳しく説明
する。第1図は、本発明を実施するための工程の一例を
示す。
図面において、経路2よりIBAを、経路3よりホルム
アルデヒドを、経路4より触媒アミンを各々反応器1に
供給し、アルドール縮合反応を行なう。
反応生成液は経路5より低沸留分カツト塔6に供給し、
こゝで未反応のIBAを含む低沸留分の除去回収を行な
う。回収された低沸留分は経路7より留め槽8に一旦留
められ、順次経路9より反応器1に循環供給される。
一方、低沸留分カツト塔6の塔底液は経路10より晶析
器11に供給される。
こゝで、HPA濃度換算で10〜22重量%になるよう
経路26より脱アミンした液を供給しHPAを晶析す
る。HPA晶析スラリー液は経路12より過器13に
供給し、こゝで固液の分離を行なう。
このとき抜き出される液の一部は経路27より1次
液タンク28に一旦留め順次経路29より反応器1に供
給される。
また、その残部は経路30より低沸留分カツト塔6に供
給される。
一方、過ケーキとなつたHPAは経路25より脱アミ
ンをほどこした液で洗浄され、経路14より乾燥器1
5に供給される。乾燥器では経路19より55℃以下の
温風を送りながら乾燥する。乾燥によつて生じた水分は
経路20より系外に排出される。
このようにして乾燥された精HPAは経路16より充填
機17へ送られ経路18より製品HPAとなる。
一方、洗浄の際に排出される液は経路21、液槽2
2、経路23を経てイオン交換樹脂塔24に供給され、
液中に残存するアミンを吸着除去する。この脱アミン
化された液は再び一部は経路26より晶析器11に供
給し添加水として使用し、また残部は経路25より過
器13へ供給して、過の際の洗浄水として使用する。
(発明の効果) 本発明によれば晶析器において反応生成液を稀釈する為
の稀釈水及び/又は固液分離器で分離したケーキの洗浄
液として、固液分離工程、洗浄工程で得られた液及び
洗浄液に脱アミン処理を施こしたものを使用するため、
液、洗浄液中にHPAが溶解し損失することがなく、
又溶解しているIBA、アミン等の有効成分も回収され
るので原単位の向上のみならず公害防止上の観点からも
極めて有利に高純度のHPAを高収率に製造することが
出来る。
(実施例) 次に、実施例を示して、本発明をさらに具体的に説明す
る。
実施例において「%」および「部」は「重量%」および
「重量部」をそれぞれ意味する。
また実施例5において用いる装置を示す番号は第1図に
よる。
実施例1 IBA 59.5部と37%ホルマリン 65.7部を
混合し45℃において窒素気流中で攪拌し、3.3部の
トリエチルアミン(TEA)を加えた。反応混合液の温
度は5〜7分で62〜64℃に上昇し、一旦激しくIB
Aが還流するが、その後徐々に還流はおだやかになる。
反応液温度は20分間後に90℃に達した。さらに30
分間92〜94℃で反応させ、128.5部の反応生成
液を得た。この反応生成液の組成をガスクロマトグラフ
イーを用いて分析した結果次のような組成であつた。
HPA63.10%、IBA0.86%、TEA2.5
6%、メタノール1.55%および水31.18% この反応生成液から温度60〜65℃、圧力400〜4
10mmHg下で未反応のIBA等の低沸留分12.1部を
留去させた。
留出量は反応生成量に大して9.4%で、その組成はH
PA2.64%、IBA9.17%、TEA3.3%、
メタノール15.7%および水69.17%であつた。
低沸留分を留去した反応生成液にHPA濃度が16.5
%になるように373.3部の水を添加し、35℃まで
冷却した。
次に1時間攪拌下で保存した後上排型の遠心分離機を用
いて固液分離を行なつた。このとき398.1部の液
Iが排出され、ケーキHPA 91.6部を得た。
液Iの組成を分析した結果、HPA6.5%、TEA
0.6%、水92.7%、その他0.2%であつた。
ケーキHPAは230部の真水で洗浄した。このとき2
46部の液IIが排出され、ケーキHPA 75.6部
を得た。
液IIの組成を分析した結果、HPA3.5%、TEA
0.8%、水95.6%、その他0.1%であつた。
洗浄されたケーキHPAを分析した結果、HPA61.
4%、水38.6%であつた。
このケーキHPAを棚段式乾燥器で50℃、減圧下で乾
燥し製品HPA 46.4部を得た。これを製品Iとし
た。
一方、洗浄の際に出た液IIを商品名アバライトIR−
120B(カチオン交換樹脂)を用いて脱アミンした。
次に、398.1部の液Iを2分し、このうち21.
5部とまた低沸留分12.1部とを反応器へ循環し、こ
れにIBA 58.4部と60%ホルマリン 40.5
部を混合し、45℃において窒素気流中で攪拌し、TE
A 2.77部を加え、上記同様に反応を行なつた。こ
の反応生成液に液Iの残部を添加して低沸留分を留去
した。
低沸留分を留去した後の反応生成液を上記同様に晶析お
よび固液分離した。
更にこのケーキHPAを先にイオン交換樹脂で脱アミン
して得た液で洗浄した。
上記同様の方法で乾燥し製品HPAを78.5部を得
た。このを製品IIとした。
この製品IIは第1表に示す通り製品Iに劣らず高品質で
あつた。
実施例2 IBA 1,240部と40%ホルマリン1,328部
を混合し45℃において窒素気流中で攪拌し、67部の
TEAを加え実施例1同様にアルドール縮合反応および
低沸留分カツトを行ない反応生成液 2,371部と低
沸留分264部を得た。
この低沸留分を留去した反応生成液にHPA濃度が2
1.6%になるように、6,300部の3.5%HPA
水溶液を添加し、40℃まで冷却した。
次に1時間攪拌下で保存した後円筒型(シヤープレス
型)の遠心分離器を用いて固液分離を行なつた。
このとき5,895.2部の液Iが排出され、ケーキ
HPA 2,775.8部を得た。
次にこのケーキHPAを5,400部の3.5%HPA
水溶液で洗浄した。
このとき5,528.8部の液IIが排出され、ケーキ
HPA 2,650.0部を得た。
このケーキHPAを回分式箱型通気乾燥器を用いて40
〜45℃通気下で乾燥し、製品HPA 1,585部を
得た。これを製品Iとした。
次に5,895.2部の液Iを2分し、このうち1,
769部とまた先の低沸留分 264部とを反応器へ循
環し、これにIBA 1,215部と40%ホルマリン
1,205部を混合し、45℃において窒素気流中で
攪拌し、TEA 48部を加え、上記同様に反応を行な
つた。
この反応生成液に液Iの残部を添加して低沸留分を留
去した。
低沸留分を留去した後の反応生成液を上記同様に晶析お
よび固液分離した。
更にこのケーキHPAを先のイオン交換樹脂を用いて脱
アミンして得た液で洗浄した。
上記同様の方法で乾燥し製品HPA 1,605部を得
た。これを製品IIとした。
第2表に製品Iおよび製品IIの品質試験結果を示した。
実施例3 触媒をN−メチルピペリジンおよび晶析時のHPA濃度
を18.5%に調製したほかは実施例2と同様の方法で
行ない1,601部の製品Iと1,594部の製品IIを
得た。
実施例4 触媒をトリプロピルアミンおよび晶析時のHPA濃度を
15.0%に調製したほかは実施例2と同様の方法で1
0回くり返し15,908部のHPAを製造した。
1回〜10回の製品をコンポジツトして品質分析したと
ころ第4表に示す通り高品質であつた。
実施例5 IBA 366.2部/時は経路2より、40%ホルマ
リン 381.4部/時は経路3より、トリエチルアミ
ン 16.7部/時は経路4より、低沸留分 140.
0部/時は経路9よりおよび液I、639.5部/時
は経路29よりそれぞれ反応器1に供給された。反応器
1では92〜94℃、常圧下、窒素気流中でアルドール
縮合反応が行なわれた。
反応器1の底部から抜き出された反応生成液1543.
8部/時は経路5より、また液1、1433.5部/
時は経路30より低沸留分カツト塔6へ供給された。
低沸留分カツト塔6で留去された低沸留分140.0部
/時は経路7より一旦留め槽8を通り、経路9より反応
器3に戻されアルドール縮合反応に再使用された。
低沸留分カツト塔6の底部から抜き出された反応生成液
2697,2部/時は経路10より晶析器11へ供給
された。一方この晶析器11には脱アミンした液II
91.7部/時が経路26より供給され、HPA濃度
21.6%に調製された。
晶析器11の温度を30℃に一定に保ちHPAを連続的
に晶析させた。
晶析器11の底部より抜き出されたHPAスラリー液
2789.0部/時は経路12より遠心分離機13に供
給された。
このタンプの遠心分離機13は固液分離部と洗浄部に区
分されており、脱アミンした液II、4241.8部/
時を経路24より洗浄部に供給しケーキHPAを洗浄し
た。
洗浄されたケーキHPA 720.0部/時は経路14
より真空乾燥器に供給した。
乾燥されたHPA 502.0部/時は経路16より充
填機17に供給され順次袋詰されて経路18より製品と
して抜き出された。
かくして、14日間連続的にHPAを製造した。
得られた製品のHPAは第3表に示す通り高品質であつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法によつて連続的にHPAを製造す
るための工程図の一例である。 図面において1は反応器、6は低沸分カツト塔、8は低
沸留分留め槽、11は晶析器、13は固液分離器、22
および28は液留め槽、24はイオン交換樹脂塔、1
5は乾燥器、17は充填機を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソブチルアルデヒドとホルムアルデヒド
    をアミン触媒存在下アルドール縮合反応させてヒドロキ
    シピバルアルデヒドを製造し、得られた反応生成液を蒸
    留して低沸留分を分離した後、水を添加、冷却してヒド
    ロキシピバルアルデヒドを晶析、固液分離し、これを更
    に水で洗浄し高純度ヒドロキシピバルアルデヒドを得る
    方法において、蒸留で分離された低沸留分をアルドール
    縮合反応器に循環すると共に、固液分離及び洗浄工程に
    おいて得られた濾液及び洗浄液の一部をアルドール縮合
    反応器および蒸留塔に循環し、残部に脱アミン処理を施
    して晶析時の添加水及び/又は洗浄水として使用するこ
    とを特徴とする高純度ヒドロキシピバルアルデヒドの製
    造方法
JP59140139A 1984-07-06 1984-07-06 高純度ヒドロキシピバルアルデヒドの製造方法 Expired - Lifetime JPH0629206B2 (ja)

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