JPH0629173Y2 - トラクタのカバー着脱装置 - Google Patents

トラクタのカバー着脱装置

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JPH0629173Y2
JPH0629173Y2 JP13859989U JP13859989U JPH0629173Y2 JP H0629173 Y2 JPH0629173 Y2 JP H0629173Y2 JP 13859989 U JP13859989 U JP 13859989U JP 13859989 U JP13859989 U JP 13859989U JP H0629173 Y2 JPH0629173 Y2 JP H0629173Y2
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JP
Japan
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cover
locking
tractor
attached
locked
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP13859989U
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English (en)
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JPH0376781U (ja
Inventor
郁雄 平林
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、トラクタのカバー着脱装置に関する。
従来の技術 従来、トラクタのエンジン等を覆う着脱自在なカバーの
取付構造としては、第6図及び第7図に示すものが一般
的である。まず、カバー1は薄板状のカバー本体2とこ
のカバー本体2の内側面に溶接やネジ止めにより固定さ
れた支持体3とにより構成されている。支持体3の下部
には差込ピン4が固定されるとともに、支持体4の上部
には取付ネジ5を挿入するための長穴6が形成されてい
る。
ここで、カバー1の取付に際しては、トラクタに固定さ
れている固定カバー7に形成されている受穴8に差込ピ
ン4を差込み、ついで、長穴6に挿入した取付ネジ5を
トラクタのフレーム部材9に溶接されたナット10に螺
合させている。なお、受穴8には、防音や傷防止のため
のグロメット11が取付けられている。
考案が解決しようとする課題 差込ピン4を受穴8に差込む際には、差込ピン4と受穴
8との位置を目視確認しつつ細かい作業が要求される。
このため、暗い場所での作業や手先がかじかむ寒い時の
作業が困難である。
また、差込ピン4の先端部がグロメット11に差込まれ
始めると、カバー1を略垂直状態にして下方向きに移動
させなければならず、また、カバー1を取外す際にはカ
バー1を上方に引き上げて差込ピン4をグロメット11
から外さなければならない。従って、カバー1の取付時
や取外し時におけるカバー1の移動方向が制約を受ける
ため、カバー1の周囲に障害物(例えば、フロントロー
ダ用のフレーム等)がある場合は、カバー1の着脱が困
難になる場合もある。
さらに、取付ネジ5の締付及び取外し作業が指先で行う
作業であるため、寒い時や手袋使用時においては、その
作業に手間がかかっている。そして、取外した取付ネジ
5がばらばらになるため、紛失しやすい。
課題を解決するための手段 トラクタの側面を覆う着脱自在なカバーを設け、前記ト
ラクタの係止部に係止される下方向きに開放した引掛部
を前記カバーの下部に形成し、前記カバーの上部に係止
される係止位置と係止状態を解除する係止解除位置とに
回動自在な係止体を前記トラクタに設けた。
作用 カバーの下部に形成した引掛部をトラクタの係止部に係
止し、ついで、カバーを引掛部と係止部との係止個所を
支点として回動させ、係止体を回動させてカバーの上部
に係止することによりカバーの取付を行う。また、カバ
ーの取外しは、係止体を係止解除位置に回動させ、つい
で、カバーを引掛部と係止部との係止個所を支点として
任意の方向に回動させ、カバーを持ち上げることにより
行う。
実施例 本考案の第一の実施例を第1図乃至第4図に基づいて説
明する。まず、トラクタ12のエンジン等の側面を覆う
着脱自在なカバー13が設けられており、このカバー1
3は、薄板状のカバー本体14とこのカバー本体14の
内側面に溶接やネジ止めにより固定された帯状の支持体
15とにより構成されている。前記支持体15の下端部
はカギ型に形成され、支持体15の下端部と前記カバー
本体14の下端部との間には下方向きに略V字形に開放
された引掛部16が形成されている。なお、前記引掛部
16は前記トラクタ12の前後方向にそって複数個形成
されている。
つぎに、前記トラクタ12に固定された固定カバー17
の上縁部には前記引掛部16が係止される係止部である
切欠部18が形成され、この切欠部18にはゴムパッド
19が鞍型に装着されている。なお、ゴムパッド19の
上縁部は前記切欠部18の縁より低く設定されている。
つぎに、前記トラクタ12のフレーム部材20には、前
後方向水平向きの軸心を有する支軸21により係止体2
2が取付けられている。前記係止体22はゴム等の可撓
体により形成され、フック状の挟持部23を前記カバー
13の上部に係止する係止位置と、挟持部23による係
止状態を解除する係止解除位置とに回動自在に設けられ
ている。なお、前記係止体22も前記トラクタ12の前
後方向にそって複数個設けられている。
このような構成において、カバー13を取付ける際に
は、まず、引掛部16を切欠部18のゴムパッド19に
載せる。このときのカバー13の姿勢は引掛部16がゴ
ムパッド19に載りさえすればよく、引掛部16の切欠
部18への係止は、カバー13がエンジンの周囲に配設
されている部品に干渉しない任意の方向から行える。ま
た、切欠部18の縁部がゴムパッド19の上縁部より高
くなっているため、支持体15の端面を切欠部18の縁
部に当接させることにより、カバー13の前後方向への
位置決めを容易に行える。
つきに、引掛部16と係止部18との係止個所を支点と
してカバー13を略垂直状態に回動させた後、第1図の
実線で示すように係止体22を回動させ、係止体22の
挟持部23をカバー13の上部に係止することにより、
カバー13の取付が終了する。なお、支軸21として段
付ボルトを使用したりカラーによる隙間調節によって係
止体22に適度な摩擦トルクを与えておくことにより、
作業時の振動等によって係止体22による係止状態が外
れることを防止している。
カバー13を取外す場合は、係止体22を第1図におい
て二点鎖線で示す係止解除位置に回動させ、ついで、引
掛部16と係止部18との係止状態を解除する斜め上方
向きにカバー13を引き上げる。
ついで、本考案の第二の実施例を第5図に基づいて説明
する。なお、第1図乃至第4図に基づいて説明した部分
と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。トラク
タのエンジン等の側面を覆う着脱自在なカバー24が設
けられており、このカバー24は、薄板状のカバー本体
14とこのカバー本体14の内側面に溶接やネジ止めに
より固定された帯状の支持体15とにより構成されてい
る。前記トラクタのフレーム部材25には両端が大径部
で中央に係止部である小径部26が形成されたゴムパッ
ド27が取付られている。そして、カバー本体14の内
側面に固定された支持体15の下部には前記小径部26
に係止される引掛部28が形成されている。
このような構成において、引掛部28を小径部26に係
止し、引掛部28と小径部26との係止個所を支点とし
てカバー24を略垂直状態に回動させ、ついで、係止体
22を回動させてカバー24の上部に係止することによ
り、カバー24の取付けを行う。従って、カバー24の
取付けや取外しを容易に行える。
考案の効果 本考案は、上述のようにトラクタの係止部に係止される
下方向きに開放した引掛部をカバーの下部に形成すると
ともに、カバーの上部に係止される係止位置と係止状態
を解除する係止解除位置とに回動自在な係止体をトラク
タに設けたことにより、引掛部を係止部に係止するとと
もに係止体を係止位置に回動させることによりカバーの
取付を行うことができ、しかも、係止部への引掛部の係
止は正確な位置決めを行うことなく容易に行うことがで
き、さらに、係止体の係止位置への回動操作をワンタッ
チで行うことができ、従って、暗い場所や指先がかじか
む寒い場合であってもカバーの取付け、及び、取外しを
容易に行うことができ、また、引掛部の係止部への係止
操作、及び、係止部に対する引掛部の係止解除操作を任
意の方向から行うことができるため、カバーの周囲に様
々な部品が存在する場合でも、カバーをそれらの部品に
干渉させることなくカバーの着脱を容易に行うことがで
きる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の第一の実施例を示すもの
で、第1図は縦断正面図、第2図はその一部を示す斜視
図、第3図はカバーの取付状態を示す斜視図、第4図は
トラクタの全体を示す側面図、第5図は本考案の第二の
実施例を示す斜視図、第6図は従来例を示す縦断正面
図、第7図はその斜視図である。 12……トラクタ、13……カバー、16……引掛部、
18……係止部、22……係止体、24……カバー、2
6……係止部、28……引掛部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタの側面を覆う着脱自在なカバーを
    設け、前記トラクタの係止部に係止される下方向きに開
    放した引掛部を前記カバーの下部に形成し、前記カバー
    の上部に係止される係止位置と係止状態を解除する係止
    解除位置とに回動自在な係止体を前記トラクタに設けた
    ことを特徴とするトラクタのカバー着脱装置。
JP13859989U 1989-11-29 1989-11-29 トラクタのカバー着脱装置 Expired - Lifetime JPH0629173Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13859989U JPH0629173Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 トラクタのカバー着脱装置

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JP13859989U JPH0629173Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 トラクタのカバー着脱装置

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Publication Number Publication Date
JPH0376781U JPH0376781U (ja) 1991-07-31
JPH0629173Y2 true JPH0629173Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=31685688

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13859989U Expired - Lifetime JPH0629173Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 トラクタのカバー着脱装置

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JP2008194416A (ja) * 2007-02-10 2008-08-28 Troche:Kk パペット内収納構造
JP6498592B2 (ja) * 2015-10-29 2019-04-10 株式会社日立建機ティエラ 小型の建設機械

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JPH0376781U (ja) 1991-07-31

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