JPH0739735Y2 - スペアタイヤの固定ブラケット - Google Patents

スペアタイヤの固定ブラケット

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JPH0739735Y2
JPH0739735Y2 JP4166990U JP4166990U JPH0739735Y2 JP H0739735 Y2 JPH0739735 Y2 JP H0739735Y2 JP 4166990 U JP4166990 U JP 4166990U JP 4166990 U JP4166990 U JP 4166990U JP H0739735 Y2 JPH0739735 Y2 JP H0739735Y2
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JP
Japan
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fixing
spare tire
hub
bracket
fixing bracket
Prior art date
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JP4166990U
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利夫 鈴木
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バックドア型車両のバックドアの後部にスペ
アタイヤを固定しておくための固定ブラケットの構造に
関する。
〔従来の技術〕
従来より、上記バックドア型車両1においては、第1図
に示すようにスペアタイヤ3をバックドア2の後部に立
姿勢で固定しておくことが一般的に行われている。
このために上記バックドア2に固定ブラケットAが並設
されている。
この固定ブラケットAは、第4図に示すように、ブラケ
ット本体4と固定ナット12、12、12とから構成され、ブ
ラケット本体4はブラケット枠6と基板8と固定ボルト
10、10、10とからなっている。
ブラケット枠6は、鋼管材等を折曲して、上下の水平枠
部6a、6aを設けてなり、バックドア2の開閉支持側の端
部で水平方向回動自在に車体に支持されている。
また、基板8は方形状の鋼板であって、その外側面に3
本の固定ボルト10、10、10が当該スペアタイヤ3のホイ
ール3bに形成されたハブボルト穴3aに挿通可能に立設さ
れていた。この固定ボルト10が立設される位置は、ホイ
ール3bのハブ穴3cと同心の設定基円3d上の等分位置に貫
設された複数のハブボルト穴3aのうちの3箇所に整合す
る位置であり、この3箇所は、上記設定基円3dとこの設
定基円3dの中心を通る鉛直線との上部交点位置および、
上記鉛直線に対して左右対称の位置であって、前記ハブ
穴3cの中心より下方のハブボルト穴3aの位置であった。
このことから、固定ブラケットAはスペアタイヤ3をそ
の円周方向複数(ハブボルト穴3aの数)位置で固定可能
なものであった。
また、上記固定ボルト10、10、10は同一の長さを有し、
固定ナット12を締め込んでスペアタイヤ3を押圧固定可
能にそのほぼ中央部から先端に到ってねじ溝10aが形成
されていた。
このように構成された基板8は、その上下の端縁8a、8a
が前記ブラケット枠6の上下の水平枠部6a、6aに沿って
溶着されることでブラケット枠6に掛け渡し状に固定さ
れている。
以上のように構成された固定ブラケットAにスペアタイ
ヤ3を固定するには、人が両手でこのスペアタイヤ3を
立てた姿勢で把持して、3本の固定ボルト10、10、10に
このスペアタイヤ3のハブボルト穴3a、3a、3aを位置決
めする。次にその位置を保持しつつ前方に移動させて各
ハブボルト穴3aに同時に固定ボルト10を挿通させて基板
8に押し当てる。しかる後、この状態を片手で保持しつ
つ、もう一方の手で各固定ボルト10に固定ナット12を締
め込めばよい。
以上の操作により当該スペアタイヤ3を固定ブラケット
Aに固定することができるものであった。
またスペアタイヤ3を取り外す場合には、上記3箇所の
固定ナット12、12、12を緩めて取り外し、その後両手で
スペアタイヤ3を把持して引き出し、固定ブラケットA
から取り外すものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来のスペアタイヤ3の固定ブ
ラケットAによれば、当該スペアタイヤ3の脱着の際に
は、三箇所の固定ボルト10、10、10について固定ナット
12の取り外しまたは締付け作業が必要であった。
また、固定ボルト10の長さが同一であるために、スペア
タイヤ3の取付け時には3箇所のハブボルト穴3a、3a、
3aについて位置決めする必要があり、スペアタイヤ3の
相当の重量を有するものであることからもその作業は大
変な困難を伴うものであった。
更に、当該スペアタイヤ3を固定ボルト10に載せ掛けて
滑らせるために、ねじ溝10aが潰れてその後の固定ナッ
ト12の締付けが不能となることもしばしばあった。
本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、スペアタイヤ3の脱着作業が容易であって、かつね
じ溝10aを潰してしまうことのない固定ブラケットAを
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記従来の問題点を解決するため、ブラケッ
ト本体にはハブ穴の中心と整合して固定ボルトを立設
し、かつハブボルト穴の設定基円とその鉛直方向の直径
線との上部交点位置にハブボルト穴に挿通可能な所定長
さの基準ピンを立設するとともに、同基準ピンを取付基
準として前記直径線に対し固定ボルトより下方の対称位
置のハブボルト穴を挿通可能とする位置に前記基準ピン
より短尺の固定ピンを立設する構成としたスペアタイヤ
の固定ブラケットとしたことに存する。
〔作用〕
本考案の固定ブラケットAは上記構成としたことによ
り、スペアタイヤ3の取付け時の位置決めは基準ピン1
箇所でよく、またスペアタイヤ3をこの基準ピン上を滑
らせて移動させることができ、かつ1箇所の固定ナット
12を締付けあるいは取り外すことで当該スペアタイヤ3
の脱着ができるよう機能する。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を第1図ないし第3図に基づいて説
明する。
第1図は、スペアタイヤ3がバックドア2の後部に取り
付けられたバックドア型車両1の後部を示している。
上記スペアタイヤ3はバックドア2に並設された固定ブ
ラケットAに固定されている。
この固定ブラケットAは第2図および第3図に示すよう
に、ブラケット本体4と押えプレート20と固定ナット22
とから構成され、ブラケット本体4がバックドア2に並
設されている。
ブラケット本体4は、ブラケット枠6と基板8とから構
成されている。
上記ブラケット枠6は、鋼管材等を折曲して上下の水平
枠6a、6aが形成されてなり、バックドア2の開閉支持側
の端部で水平方向回動自在に車体に支持されている。
また、基板8は方形状の鋼板の外側面(スペアタイヤ3
が取り付けられる面)にホイール3bに形成されたハブボ
ルト穴3aに挿通可能に立設された基準ピン14と固定ピン
16、16と、ハブ穴3cに挿通可能に立設された固定ボルト
18とを有している。
この固定ボルト18は、上記ハブ穴3cの中心に整合する位
置に立設され、スペアタイヤ3を取り付けて固定ナット
22を締め込み可能に、そのほぼ中央から先端に至ってね
じ溝18aが形成されている。
また、上記基準ピン14は固定ピン16、16よりも若干長く
形成されている。
さらに、上記基準ピン14と固定ピン16、16はホイール3b
のハブ穴3cと同心の設定基円3d上の等分位置に貫設され
た複数のハブボルト穴3aのうちの3箇所に整合する位置
であり、上記ハブボルト穴3dの設定基円3dとこの設定基
円3dの鉛直方向の直径線との上部交点位置に整合して基
準ピン14が、またこの基準ピン14を取付基準として上記
直径線に対して対称の位置であって、かつ上記固定ボル
ト18よりも下方のハブボルト穴3dに整合して固定ピン1
6、16がそれぞれ配置されている。
このことからスペアタイヤ3の円周方向複数(ハブボル
ト穴3aの数)位置で基準ピン14および固定ピン16、16が
ハブボルト穴3aに挿通可能となっている。
このように形成された基板8は、その上下縁8a、8aが前
記ブラケット枠6の上下の水平枠部6a、6aに沿う位置で
ブラケット枠6に溶着されている。
さらに、押えプレート20は円板状のプレートであって、
上記基準ピン14、固定ピン16、16および固定ボルト18を
挿通可能に挿通孔20aが形成されている。この押えプレ
ート20は上記した形状に限らず、要は、その挿通孔20a
に固定ボルト18を挿通して、ホイール3bのハブ穴3cに掛
け渡し可能に形成されるものであればよい。
以上のように形成された固定ブラケットAは、スペアタ
イヤ3を取り付ける際には、作業者がこのスペアタイヤ
3を立てた姿勢で把持して、その上端のハブボルト穴3a
を基準ピン14に位置決めして若干挿入し、スペアタイヤ
3をこの基準ピン14の先端部14aに載せ掛ける。この時
スペアタイヤ3が基準ピン14の先端部14aにぶら下がり
状の姿勢になることで固定ピン16、16との位置決めが行
われる。この後に作業者が基準ピン14上を挿入方向に滑
らせて、固定ピン16、16をもハブボルト穴3a、3aに挿入
させ、スペアタイヤ3を基板8に押しつける。この状態
を保持しつつ押えプレート20を装着し、固定ナット22を
固定ボルト18に締め込むことで、当該スペアタイヤ3は
固定ブラケットAに押圧固定されることとなる。
また、スペアタイヤ3を固定ブラケットAから取り外す
には、固定ナット22を緩めて、押えプレート20を取り外
せば、後は基準ピン14上を滑らせて固定ブラケットAか
ら取り外すことができる。
以上説明したように本考案の固定ブラケットAによれ
ば、スペアタイヤ3の脱着作業は容易になるとともに、
固定ボルト18のねじ溝がつぶれることもない。
〔考案の効果〕
本考案は、上記構成としたことから、固定ナットの締付
け、取り外しは1箇所でよく、またスペアタイヤのハブ
ボルト穴の位置決めも1箇所でよいことからスペアタイ
ヤの脱着作業が楽になるとともに、基準ピンの上を滑ら
せるので固定ボルトのねじ溝をつぶすことはなく、固定
ナットの締付けが不能となる不具合がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例に関し、第1図は
バックドア型車両の後部斜視図、第2図は本考案に係る
固定ブラケットの斜視図、第3図はスペアタイヤが取り
付けられた本考案に係る固定ブラケットの一部縦断面図
であり、第4図は従来の固定ブラケットの斜視図であ
る。 A……固定ブラケット 1……バックドア型車両、2……バックドア 3……スペアタイヤ 3a……ハブボルト穴、3b……ホイール 3c……ハブ穴、3d……設定基円 4……ブラケット本体、6……ブラケット枠 8……基板 10、18……固定ボルト 12、22……固定ナット 14……基準ピン 16……固定ピン 20……押えプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平方向に開閉するバックドアに並設され
    たスペアタイヤの固定ブラケットに前記スペアタイヤの
    ホイールの中心に形成されたハブ穴の同心周りに貫設さ
    れた複数のハブボルト穴を介してスペアタイヤを垂直状
    に掛止め固定する固定ブラケットであって、該固定ブラ
    ケットのブラケット本体には上記ハブ穴の中心と整合し
    て固定ボルトを立設し、かつ前記ハブボルト穴の設定基
    円とその鉛直方向の直径線との上部交点位置にハブボル
    ト穴に挿通可能な所定長さの基準ピンを立設するととも
    に、同基準ピンを取付基準として前記直径線に対し固定
    ボルトより下方の対称位置のハブボトル穴を挿通可能と
    する位置に前記基準ピンより短尺の固定ピンを立設する
    構成としたスペアタイヤの固定ブラケット。
JP4166990U 1990-04-19 1990-04-19 スペアタイヤの固定ブラケット Expired - Lifetime JPH0739735Y2 (ja)

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JPH041085U JPH041085U (ja) 1992-01-07
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