JPH06291658A - A/d変換器 - Google Patents

A/d変換器

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JPH06291658A
JPH06291658A JP8043793A JP8043793A JPH06291658A JP H06291658 A JPH06291658 A JP H06291658A JP 8043793 A JP8043793 A JP 8043793A JP 8043793 A JP8043793 A JP 8043793A JP H06291658 A JPH06291658 A JP H06291658A
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low
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Toshiharu Kobayashi
稔治 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度且つ高速なA/D変換を行うことがで
きるようにする。 【構成】 データ生成部10において、低速高精度のA
/Dコンバータ2から高精度のサンプリングデータが出
力されるタイミングでは、高精度のサンプリングデータ
が選択され、その他のタイミングでは、A/Dコンバー
タ2より出力される高精度のサンプリングデータから補
間データが生成され、補間データと、高速低精度のA/
Dコンバータ1からの低精度のサンプリングデータとの
差分が所定値以下のとき、補間データが選択され、差分
が所定値より大きいとき、低精度のサンプリングデータ
が選択され、A/D変換結果として出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオ信号やオ
ーディオ信号などのアナログ信号をディジタル信号に変
換する場合に用いて好適なA/D変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ信号としての、例えばビ
デオ信号を、ディジタル信号に変換するA/D変換器に
おいては、いわゆるフラッシュ型のものが一般的に知ら
れている(用いられている)。例えば、8ビット精度の
フラッシュ型のA/D変換器は、256(=28)のコ
ンパレータを有し、入力されたアナログ信号をサンプル
ホールドして、256の異なる閾値S0乃至S255と比較
する。そして、サンプルホールドされたレベルが、閾値
i乃至Si+1(i=0,1,・・・,255、但し、閾
値S256は、例えば無限大とする)の範囲のレベルであ
る場合、それを、例えばレベルiの8ビットのディジタ
ル信号に変換して出力するようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このフ
ラッシュ型のA/D変換器においては、ビット精度を増
加させると、必要となるコンパレータが多くなり、回路
規模が大型化する課題があった。このため、フラッシュ
型のA/Dコンバータのビット精度としては、実用性を
考えると、たかだか8ビット精度程度が限界であった。
【0004】そこで、8ビットより高精度な、例えば1
0乃至12ビットのA/D変換器として、A/D変換処
理を複数回繰り返す、いわゆるサブレンジ型と呼ばれる
ものがある。
【0005】即ち、このサブレンジ型のA/D変換器に
おいては、まず入力されたアナログ信号がA/D変換さ
れ、さらにD/A変換される。そして、このD/A変換
結果と、元のアナログ信号との差分が算出されて、この
差分が再びA/D変換され、これにより、高いビット精
度を得ることができるようになされている。
【0006】しかしながら、サブレンジ型のA/D変換
器では、処理の高速化を図ろうとすると、回路が大型化
するとともに、高コスト化する課題があった。即ち、サ
ブレンジ型のA/D変換器の高速化は、実用的に困難で
あった。
【0007】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、回路を高コスト化および大型化すること
なく、高精度且つ高速なA/D変換を行うことができる
ようにするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明のA/D変換器
は、例えばA/Dコンバータ1などの高速低精度のA/
Dコンバータと、例えばA/Dコンバータ2などの低速
高精度のA/Dコンバータとによって、入力されたアナ
ログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器であ
って、A/Dコンバータ1から低精度のサンプリングデ
ータが出力されるタイミングのうち、A/Dコンバータ
2から高精度のサンプリングデータが出力されるタイミ
ングを除くタイミングでは、A/Dコンバータ2より出
力される高精度のサンプリングデータから補間データを
生成し、補間データと低精度のサンプリングデータとの
差分が所定値以下のとき、補間データを選択し、差分が
所定値より大きいとき、低精度のサンプリングデータを
選択し、A/Dコンバータ2から高精度のサンプリング
データが出力されるタイミングでは、高精度のサンプリ
ングデータを選択して出力する出力手段としてのデータ
生成部10または20を備えることを特徴とする。
【0009】このA/D変換器は、A/Dコンバータ1
および2に、2次元のアナログ信号をディジタル信号に
変換させ、データ生成部20に、A/Dコンバータ2よ
り出力される高精度のサンプリングデータに対し、2次
元補間処理を施させて、補間データを生成させることが
できる。
【0010】
【作用】上記構成のA/D変換器においては、入力され
たアナログ信号を、高速低精度または低速高精度のA/
Dコンバータ1または2にそれぞれA/D変換させる。
そして、A/Dコンバータ1から低精度のサンプリング
データが出力されるタイミングのうち、A/Dコンバー
タ2から高精度のサンプリングデータが出力されるタイ
ミングを除くタイミングでは、A/Dコンバータ2より
出力される高精度のサンプリングデータから補間データ
を生成させ、補間データと低精度のサンプリングデータ
との差分が所定値以下のとき、補間データを選択させ、
差分が所定値より大きいとき、低精度のサンプリングデ
ータを選択させ、A/Dコンバータ2から高精度のサン
プリングデータが出力されるタイミングでは、高精度の
サンプリングデータを選択させて出力させる。従って、
高速低精度のA/Dコンバータ1および低速高精度のA
/Dコンバータ2によって、回路を高コスト化および大
型化することなく、高精度且つ高速なA/D変換を行う
ことができる。
【0011】A/Dコンバータ1および2に、2次元の
アナログ信号をディジタル信号に変換させ、データ生成
部20に、A/Dコンバータ2より出力される高精度の
サンプリングデータに対し、2次元補間処理を施させ
て、補間データを生成させることができる場合において
は、2次元のアナログ信号としての、例えばビデオ信号
を、高精度且つ高速にA/D変換することができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明のA/D変換器の一実施例の
構成を示すブロック図である。高速低精度A/Dコンバ
ータ1は、低精度ではあるが、処理の高速なA/Dコン
バータで、クロック発生器4より供給されるクロックに
基づいて、入力されたアナログ信号を、例えば6乃至8
ビットなどの低ビット精度でA/D変換し、低精度のデ
ィジタル信号を出力する。低速高精度A/Dコンバータ
2は、処理が低速ではあるが、高精度なA/Dコンバー
タで、分周器5から供給されるクロックに基づいて、入
力されたアナログ信号を、例えば10乃至12ビットな
どの高ビット精度でA/D変換し、高精度のディジタル
信号を出力する。
【0013】データ生成部10は、データ合成回路3か
ら構成され、A/Dコンバータ1と2の出力を合成して
出力する。クロック発生器4は、入力されたアナログ信
号の少なくとも2倍の周波数のクロックを発生し、高速
低精度A/Dコンバータ1と分周器5に出力する。分周
器5は、クロック発生器4からのクロックを分周し、即
ちクロック発生器4からのクロックの周波数を、例えば
1/4倍し、低速高精度A/Dコンバータ2に出力す
る。
【0014】従って、低速高精度A/Dコンバータ2で
は、高速低精度A/Dコンバータ1のサンプリング間隔
(即ち、ナイキスト間隔)△tの4倍のサンプリング間
隔4△t(=4×△t)で、A/D変換が行われるよう
になされている。
【0015】以上のように構成されるA/D変換器にお
いては、アナログ信号としての、例えばビデオ信号やオ
ーディオ信号が入力されると、まずA/Dコンバータ1
において、入力されたアナログ信号が、クロック発生器
4により発生されたクロックの周期△tごとにサンプリ
ングされ、低精度(例えば、上述のように6乃至8ビッ
ト)のディジタル信号に変換されて、データ生成部10
を構成するデータ合成回路3に出力される。
【0016】同時に、A/Dコンバータ2において、入
力されたアナログ信号が、クロック発生器4により発生
され、分周器5で分周されたクロックの周期4△tごと
にサンプリングされ、高精度(例えば、上述のように1
0乃至12ビット)のディジタル信号に変換されて、デ
ータ生成部10を構成するデータ合成回路3に出力され
る。
【0017】即ち、例えば図2(A)に示すようなアナ
ログ信号が入力された場合、図2(B)に示すように、
A/Dコンバータ1からは、時間△tごとの、時刻
0,t1,・・・,にサンプリングされた低精度の(分
解能(図中、S1で示す間隔)の低い)ディジタル信号
としてのサンプリングデータ(図中、●印で示す)が出
力されるとともに、A/Dコンバータ2からは、時間4
△tごとの、時刻t0,t4,t8,・・・にサンプリン
グされた高精度の(分解能(図中、S2で示す間隔)の
高い)ディジタル信号としてのサンプリングデータ(図
中、△印で示す)が出力される。
【0018】そして、A/Dコンバータ2から高精度の
サンプリングデータが出力されるタイミング、即ち時刻
4n(但し、nは0以上の整数)では、合成回路3にお
いて、高精度のサンプリングデータ(図中、△印で示
す)が選択され、A/D変換されたディジタル信号(図
中、△印に○印を付してある部分)として出力される。
【0019】また、A/Dコンバータ1から低精度のサ
ンプリングデータが出力されるタイミングのうち、A/
Dコンバータ2から高精度のサンプリングデータが出力
されるタイミングを除くタイミング、即ち時刻t4n+1
4n+2,t4n+3,t4(n+1)+1,・・・では、合成回路3
において、まずその時刻における補間データ(図中、×
印で示す)が、A/Dコンバータ2からの高精度のサン
プリングデータを用いて、例えば折れ線近似や多項式近
似などによって算出される。なお、図2(B)において
は、折れ線近似を点線で示してある。
【0020】そして、この補間データ(図中、×印で示
す)と、A/Dコンバータ1からの低精度のサンプリン
グデータ(図中、●印で示す)との差分がとられ、その
差分が、例えば低速高精度A/Dコンバータ2の分解能
2などの所定値以下であるときには、補間データが出
力される。
【0021】一方、補間データと(図中、×印で示す)
と、A/Dコンバータ1からの低精度のサンプリングデ
ータ(図中、●印で示す)との差分が、低速高精度A/
Dコンバータ2の分解能S2より大きいときには、A/
Dコンバータ1からの低精度のサンプリングデータが出
力される。
【0022】即ち、補間データが信頼できるときには、
補間データが、A/D変換されたディジタル信号(図
中、×印に○印を付してある部分)として出力され、ま
た、例えばA/Dコンバータ2において、そのサンプリ
ング周波数が低いために、入力されたアナログ信号のう
ちの急激に変化する部分(例えば、図中、Lで示す部
分)がサンプリングされておらず、補間データが信頼で
きないときには、精度は低下するが、A/Dコンバータ
1からのサンプリングデータが、A/D変換されたディ
ジタル信号(図中、●印に○印を付してある部分)とし
て出力される。
【0023】従って、このA/D変換器においては、補
間データを、ほぼ誤差のない範囲で算出することのでき
るような、アナログ信号の変化の緩やかな部分、即ち低
周波成分(分周器5よりA/Dコンバータ2に供給され
るクロックの周波数の1/2以下の低周波成分)に対し
ては、高精度なディジタル信号への変換処理が高速に行
われることになる。
【0024】また、アナログ信号の変化の激しい部分、
即ち高周波成分に対しては、上述の場合に比較して精度
は幾分劣化するときもあるが、少なくとも高速低精度A
/Dコンバータ1の精度以上のディジタル信号への変換
処理が高速に行われることになる。
【0025】しかしながら、このA/D変換器を、例え
ばビデオ信号をA/D変換するのに適用する場合、人間
の視覚特性は、ビデオ信号の変化の緩やかな部分には敏
感であるが、例えばエッジなどの変化の急峻な部分には
比較的鈍感であるので、上述の精度の劣化は、実用的に
問題がない。また、このA/D変換器を、例えばオーデ
ィオ信号をA/D変換するのに適用する場合も同様であ
る。従って、このA/D変換器は、疑似的に高速高精度
のA/D変換処理を行う、いわば周波数分解機能型A/
D変換器ということができる。
【0026】以上のように、本発明によれば、高速低精
度A/Dコンバータ1と低速高精度A/Dコンバータ2
を用いて、小型で低コスト、低消費電力の高速高精度A
/D変換器を提供することが可能となる。
【0027】次に、図3は、本発明のA/D変換器の第
2実施例の構成を示すブロック図である。図中、図1に
おける場合と対応する部分については、同一の符号を付
してある。即ち、このA/D変換器は、低速高精度A/
Dコンバータ2の出力を2次元補間する2次元補間回路
11、および高速低精度A/Dコンバータ1の出力と、
補間回路11の出力とを合成するデータ合成回路12か
ら構成されるデータ生成部20が、データ生成部10に
代えて設けられている他は、図1のA/D変換器と同様
に構成されている。
【0028】以上のように構成されるA/D変換器にお
いては、2次元のアナログ信号としての、例えばビデオ
信号が入力されると、A/Dコンバータ1および2にお
いて、入力されたアナログ信号がディジタル信号に変換
される。A/Dコンバータ1からの低精度のディジタル
信号はデータ生成部20の合成回路12に入力され、A
/Dコンバータ2からの高精度のディジタル信号はデー
タ生成部20の補間回路11に入力される。
【0029】ここで、上述したように、A/Dコンバー
タ2のサンプリング間隔は、A/Dコンバータ1の4倍
であるから、精度を無視すると、A/Dコンバータ2の
出力は、A/Dコンバータ1の出力を1/4に間引いた
ものと等価となる。
【0030】A/Dコンバータ1の出力としてのビデオ
信号(画像)に対して、1/4間引きでのサンプリング
格子(サンプル点)は、例えば図4(A)に示す疑似市
松格子と、同図(B)に示す直交格子などが考えられる
が、補間データの精度を考慮して、本実施例では、この
うちの図4(A)に示す疑似市松格子を用いる。
【0031】即ち、A/Dコンバータ2からは、図4
(A)に示すサンプル点(図中、●印で示す)における
ビデオ信号のサンプリングデータが、補間回路11に出
力される。
【0032】そして、補間回路11においては、A/D
コンバータ2からの高精度のディジタル信号を用いて、
A/Dコンバータ1から低精度のサンプリングデータが
出力されるタイミングのうち、A/Dコンバータ2から
高精度のサンプリングデータが出力されるタイミングを
除くタイミング(図4(A)において、サンプル点(図
中、●印で示す部分)でない部分)における補間データ
が、2次元補間によって算出される。
【0033】即ち、補間回路11では、例えばA/Dコ
ンバータ2から出力された、疑似市松格子状のサンプル
点におけるディジタル信号に対してフィッティングする
2次元曲面が、最小自乗法により求められ、この2次元
曲面上の点が補間データとされる。
【0034】つまり、例えば図5に示す疑似市松格子状
のサンプル点におけるディジタル信号d0乃至d13から
は、A/Dコンバータ1から低精度のサンプリングデー
タが出力されるタイミングのうち、A/Dコンバータ2
から高精度のサンプリングデータが出力されるタイミン
グを除くタイミングにおける補間データx0乃至x2が、
補間式 x0=−13d0+17d1+2d2+5d3+77d4−12d5 +60d6+42d7+5d8+77d9−12d10+17d11 +2d12−13d131=−13d0+10d1+10d2−7d3+83d4−7d5 +53d6+53d7−7d8+83d9−7d10+10d11 +10d12−13d132=−13d0+2d1+17d2−12d3+77d4+5d5 +42d6+60d7−12d8+77d9−5d10+2d11 +17d12−13d13 にしたがって、それぞれ算出される。
【0035】なお、補間式は、上述のものに限られるも
のではない。
【0036】以上のようにして算出された補間データ
は、データ合成回路12に入力され、そこで、補間デー
タと、この補間データのサンプル点に対応する時刻に、
A/Dコンバータ1から出力された低精度のサンプリン
グデータとの差分がとられる。そして、この差分が、例
えば低速高精度A/Dコンバータ2の分解能などの所定
値以下であるときには、補間データが、また低速高精度
A/Dコンバータ2の分解能より大きいときには、A/
Dコンバータ1からの低精度のサンプリングデータが、
A/D変換されたディジタルデータとして出力される。
【0037】従って、このA/D変換器においては、補
間データを、ほぼ誤差のない範囲で算出することのでき
るような、入力されたビデオ信号の変化の緩やかな部分
に対しては、高精度なディジタル信号への変換処理が高
速に行われ、また、入力されたビデオ信号の変化の激し
い部分に対しては、精度は幾分劣化するときもあるが、
少なくとも高速低精度A/Dコンバータ1の精度以上の
ディジタル信号への変換処理が高速に行われることにな
る。
【0038】なお、本実施例においては、リアルタイム
処理を前提として説明したが、例えば入力されたアナロ
グ信号のうちの、変化の緩やかな成分(低周波成分)
と、変化の激しい成分(高周波成分)とを、それぞれメ
モリに一旦記憶させてから行うようにしても良い。
【0039】さらに、本実施例においては、低速高精度
A/Dコンバータ2のサンプリング周波数を、高速低精
度のA/Dコンバータ1の1/4倍としたが、これに限
られるものではなく、例えばより低くすることができ
る。但し、本発明のA/Dコンバータは、補間データの
誤差が小さいほど高性能となるので、低速高精度A/D
コンバータ2のサンプリング周波数をむやみに低くする
のは実用的でなく、本実施例のように、低速高精度A/
Dコンバータ2のサンプリング周波数は、高速低精度の
A/Dコンバータ1の1/4倍程度とするのが望まし
い。
【0040】また、本実施例では、入力されたアナログ
信号を、そのままA/D変換処理して出力するようにし
たが、例えばアナログ信号の高域をディエンファシスし
て入力し、データ生成部10(または20)からのディ
ジタル信号の高域を、ディジタルエンファシスしてから
出力するようにすることができる。この場合、出力され
るディジタル信号の高域の分解能は幾分劣化するが、そ
の低域の補間データの誤差は低減することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の如く、本発明のA/D変換器によ
れば、入力されたアナログ信号を、高速低精度または低
速高精度のA/DコンバータにそれぞれA/D変換させ
る。そして、高速低精度のA/Dコンバータから低精度
のサンプリングデータが出力されるタイミングのうち、
低速高精度のA/Dコンバータから高精度のサンプリン
グデータが出力されるタイミングを除くタイミングで
は、低速高精度のA/Dコンバータより出力される高精
度のサンプリングデータから補間データを生成させ、補
間データと低精度のサンプリングデータとの差分が所定
値以下のとき、補間データを選択させ、差分が所定値よ
り大きいとき、低精度のサンプリングデータを選択さ
せ、低速高精度のA/Dコンバータから高精度のサンプ
リングデータが出力されるタイミングでは、高精度のサ
ンプリングデータを選択させて出力させる。従って、高
速低精度の高速低精度のA/Dコンバータおよび低速高
精度の低速高精度のA/Dコンバータによって、回路を
高コスト化および大型化することなく、高精度且つ高速
なA/D変換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のA/D変換器の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の実施例のデータ合成回路3の動作を説明
するための図である。
【図3】本発明のA/D変換器の第2実施例の構成を示
すブロック図である。
【図4】サンプリング格子を示す図である。
【図5】2次元補間を説明するための図である。
【符号の説明】
1 高速低精度A/Dコンバータ 2 低速高精度A/Dコンバータ 3 データ合成回路 4 クロック発生器 5 分周器 10 データ生成部 11 2次元補間回路 12 データ合成回路 20 データ生成部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速低精度のA/Dコンバータと、低速
    高精度のA/Dコンバータとによって、入力されたアナ
    ログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器であ
    って、 前記高速低精度のA/Dコンバータから低精度のサンプ
    リングデータが出力されるタイミングのうち、前記低速
    高精度のA/Dコンバータから高精度のサンプリングデ
    ータが出力されるタイミングを除くタイミングでは、 前記低速高精度のA/Dコンバータより出力される高精
    度のサンプリングデータから補間データを生成し、 前記補間データと前記低精度のサンプリングデータとの
    差分が所定値以下のとき、前記補間データを選択し、 前記差分が所定値より大きいとき、前記低精度のサンプ
    リングデータを選択し、 前記低速高精度のA/Dコンバータから高精度のサンプ
    リングデータが出力されるタイミングでは、 前記高精度のサンプリングデータを選択して出力する出
    力手段を備えることを特徴とするA/D変換器。
  2. 【請求項2】 前記高速低精度および低速高精度のA/
    Dコンバータは、2次元のアナログ信号をディジタル信
    号に変換し、 前記出力手段は、前記低速高精度のA/Dコンバータよ
    り出力される高精度のサンプリングデータに対し、2次
    元補間処理を施して、前記補間データを生成することを
    特徴とする請求項1に記載のA/D変換器。
JP8043793A 1993-04-07 1993-04-07 A/d変換器 Withdrawn JPH06291658A (ja)

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