JPH0629139U - 熱圧着装置 - Google Patents

熱圧着装置

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JPH0629139U
JPH0629139U JP6406292U JP6406292U JPH0629139U JP H0629139 U JPH0629139 U JP H0629139U JP 6406292 U JP6406292 U JP 6406292U JP 6406292 U JP6406292 U JP 6406292U JP H0629139 U JPH0629139 U JP H0629139U
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JP
Japan
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thermocompression bonding
bonded
elastic member
pressure
thermocompression
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JP6406292U
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English (en)
Inventor
橋 貴 文 大
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱圧着ヘッドの熱圧着面に対し複数の電子部
品等からなる被圧着物の被圧着面が傾いている場合にお
いて確実に熱圧着を行う。 【構成】 弾性部材4の熱圧着面4aに対してフィルム
基板6及び液晶表示パネル7から構成される被圧着物9
の被圧着面9aが傾いている場合において、弾性部材4
の熱圧着面4aでフィルム基板6を液晶表示パネル7に
押し付けるときに、熱圧着面4aに対する被圧着物9の
被圧着面9aの傾きに応じて生じる反力により容器3内
の流体5が移動し、かつ弾性部材4が被圧着物9の被圧
着面9aに応じて弾性変形し、被圧着物9を確実に熱圧
着することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は複数の電子部品を互いに接合する場合に於ける熱圧着装置に関する 。
【0002】
【従来の技術】
例えば液晶表示パネルとフィルム基板あるいはTAB(Tape Autom ated Bonding)基板とフィルム基板というように、複数の電子部品 を互いに接合するとき、熱圧着装置を用いて接合する方法がある。
【0003】 このような接合方法で用いられる従来の熱圧着装置の一例を図4を参照して説 明すると、図示しない垂直方向に設けられたガイド棒に昇降自在に取り付けられ た昇降台(支持体)1の下面に平坦な下端面からなる熱圧着面12aを有したヒ ータチップ12を備え、さらに図示しないエアシリンダ等の駆動源の駆動により 昇降台1がヒータチップ12とともにガイド棒に案内されて昇降するようになっ ている。
【0004】 この熱圧着装置を用いて、液晶表示パネル7とフィルム基板6とを互いに接合 する場合には、まずヒータチップ12の平坦な下端面からなる熱圧着面12aの 下方に位置するステージ8上に液晶表示パネル7を位置合わせして配置するとと もに、液晶表示パネル7の接合部7aの上面にフィルム基板6の接合部6aを位 置合わせして重ね合わせる。そしてエアシリンダ等の駆動源の駆動により昇降台 1がヒータチップ12とともにガイド棒に案内されて下降すると、ヒータチップ 12の熱圧着面12aがフィルム基板6及び液晶表示パネル7から構成される被 圧着物9の平坦な上面である被圧着面9aを押圧することによりフィルム基板6 の接合部6aが液晶表示パネル7の接合部7aを押し付け、この状態でヒータチ ップ12に電流が流れることにより、その熱圧着面12aが発熱し、この発熱に よりフィルム基板6の接合部6aと液晶表示パネル7の接合部7aとの間に介在 された図示しない導電性接着剤等が溶融し、これによりフィルム基板6の接合部 6aと液晶表示パネル7の接合部7aとが互いに接合される。
【0005】 ところでこのような熱圧着装置では、ヒータチップ12の平坦な熱圧着面12 aに対して被圧着物9の被圧着面9aが傾いていないことが要求される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら何らかの理由により、例えば図5に示すようにステージ8と被圧 着物9との間に異物10が侵入することにより、ヒータチップ12の熱圧着面1 2aに対して被圧着物9の被圧着面9aに傾きが生じた場合において、ヒータチ ップ12の熱圧着面12aでフィルム基板6の接合部6aを液晶表示パネル7の 接合部7aの上面に均一に押し付けることができなくなり、ひいては接合不良の 発生する危険率が高くなってしまうという問題があった。
【0007】 この考案は上述のごとき事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は熱圧着装置の熱圧着面に対して複数の電子部品からなる被圧着物の被圧着面が 傾いている場合でもその被圧着物を確実に接合することのできる熱圧着装置を提 供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような目的を達成するために下方に開口部を有する容器のこの開 口部を弾性部材で密閉することにより空間を形成するとともにこの空間に流体を 封入し、前記弾性部材の下面を熱圧着面として熱圧着を行うようにしたものであ る。
【0009】
【作用】
この考案によれば、容器の下方を弾性部材で密閉するとともにこの容器内に流 体を封入し、弾性部材の下面を熱圧着面としているので、弾性部材の熱圧着面に 対して被圧着物の被圧着面が傾いた場合においても、弾性部材の熱圧着面で被圧 着物の被圧着面を押圧したときに、弾性部材の熱圧着面に対し被圧着物の被圧着 面の傾きに応じて反力が生じるとともにこの反力によって容器内の流体が移動し 、かつ弾性部材の熱圧着面が被圧着物の被圧着面に応じて適宜弾性変形すること により、確実に被圧着物を熱圧着することができる。
【0010】
【実施例】
以下、実施例につきこの考案を詳細に説明する。 図1及び図2は、この考案の第一実施例に於ける熱圧着装置の要部を示したも のである。これらの図において図4及び図5と同一部分には同一の符号を付し、 その説明を適宜省略する。
【0011】 この熱圧着装置は、図1に示すように金属からなる容器3の下方に設けられた 開口部3aをシリコンゴム等からなる弾性部材4で密閉することにより空間を形 成し、かつこの空間に空気等の気体もしくは油等の液体からなる流体5を封入し た構造を有している。そしてこれら容器3、弾性部材4及び流体5により熱圧着 ヘッド2を形成し、この熱圧着ヘッド2の上面を、図示しない垂直方向に設けら れたガイドに昇降自在に取り付けられた昇降台1の下面に備える。ここで流体5 は適宜加熱され、容器3内に配置された図示しない加圧棒が容器3内に挿入され ることにより容器3内に一定の圧力が加わっている。
【0012】 この熱圧着ヘッド2を用いて、例えば液晶表示パネル7とフィルム基板6とを 互いに接合する場合には、まず弾性部材4の下面を熱圧着面4aとし、この熱圧 着面4aの下方に位置するステージ8上に液晶表示パネル7を位置合わせして配 置するとともに液晶表示パネル7の接合部7aの上面にフィルム基板6の接合部 6aを位置合わせして重ね合わせる。次いで、図示しないエアシリンダ等の駆動 源の駆動により昇降台1が容器3、弾性部材4及び流体5からなる熱圧着ヘッド 2とともにガイド棒に案内されて下降すると、弾性部材4の熱圧着面4aがフィ ルム基板6及び液晶表示パネル7から構成される被圧着物9の被圧着面9aを押 圧することによりフィルム基板6の接合部6aが液晶表示パネル7の接合部7a を加圧し、この状態で加熱された流体5の熱が弾性部材4を介し弾性部材4の熱 圧着面4aを加熱し、この熱によりフィルム基板6の接合部6aと液晶表示パネ ル7の接合部7aとの間に介在された図示しない導電性接着剤等が溶融し、これ によりフィルム基板6の接合部6aと液晶表示パネル7の接合部7aとが互いに 接合される。
【0013】 このとき何等かの理由により、例えばステージ8と被圧着物9との間に異物1 0が侵入することにより弾性部材4の熱圧着面4aに対して被圧着物9の被圧着 面9aが傾いた場合には、図2で示すように弾性部材4の熱圧着面4aに対する 被圧着物9の被圧着面9aの傾きに応じて生じる反力によって、熱圧着ヘッド2 の流体5が移動し、かつ流体5により一定の圧力を受けた弾性部材4の熱圧着面 4aが被圧着物9の被圧着面9aに応じて適宜弾性変形し、液晶表示パネル7の 接合部7aとフィルム基板6の接合部6aとを互いに確実に接合することができ る。
【0014】 一方、弾性部材4の熱圧着面4aに対して被圧着物9の被圧着面9aが傾いて いない場合には、弾性部材4の熱圧着面4aで被圧着物9の被圧着面9aを押圧 したときに生じる均一の反力により、熱圧着ヘッド2の流体5が移動し、かつ弾 性部材4の熱圧着面4aが被圧着物9の被圧着面9aに応じて弾性変形し、熱圧 着されるため何ら問題は生じない。
【0015】 図3はこの発明に於ける第二の実施例である熱圧着装置の要部を示したもので ある。
【0016】 この熱圧着装置は、容器3の下方に設けられた開口部3aに絶縁被膜13を施 し、その絶縁被膜13を施した部分を導電性ゴム等からなる導電性を有した弾性 部材4で密閉することにより空間を形成し、かつこの空間に流体5を封入した構 造を有している。そしてこれら容器3、弾性部材4及び流体5により熱圧着ヘッ ド2を形成し、この熱圧着ヘッド2の上面を図示しない垂直方向に設けられたガ イドに昇降自在に取り付けられた昇降台1の下面に備える。ここで流体5は適宜 に冷却されている。
【0017】 この熱圧着装置を用いて例えばフィルム基板6と液晶表示パネル7とを接合す る場合は、図1と同様にフィルム基板6および液晶表示パネル7を配置する。次 いで、弾性部材4に電流を流すことによりこの弾性部材4を発熱させ、図示しな いエアシリンダ等の駆動源による駆動により、昇降台1とともに熱圧着ヘッド2 を下降させ弾性部材4の熱圧着面4aを被圧着物9の被圧着面9aに押圧し、導 電性弾性部材4の熱を被圧着物9に伝え、フィルム基板6の接合部6aと液晶表 示パネル7の接合部7aとの間に介在した図示しない導電性接着剤等を溶融する 。その後押圧下のままで電流の流れを切って弾性部材4の発熱を停止させる。す ると予め冷却された流体5により弾性部材4を介して熱圧着面4aを冷却し、冷 却された弾性部材4の熱圧着面4aで被圧着物9を圧着した状態で冷却して、フ ィルム基板6の接合部6aと液晶表示パネル7の接合部7aを接合する。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば容器の下方を弾性部材で密閉するとと もにこの容器内に流体を封入することにより形成された熱圧着ヘッドを用いる事 により、熱圧着ヘッドの熱圧着面に対して被圧着物の被圧着面が傾いている場合 においても、熱圧着ヘッドを構成する流体が移動し、且つ熱圧着ヘッドの熱圧着 面が適宜に弾性変形し、また熱圧着ヘッドの流体の作用により熱圧着部の押圧力 の均一化を図ることができ、従って、複数の電子部品を確実に接合することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一の実施例に於ける熱圧着装置の
要部を示す縦断面図。
【図2】この考案の第一の実施例に於ける熱圧着装置の
動作状態の一例を示す図1同様の縦断面図。
【図3】この考案の第二の実施例に於ける熱圧着装置の
要部を示す縦断面図。
【図4】従来の熱圧着装置の要部を示す縦断面図。
【図5】従来の熱圧着装置の問題点を説明するために示
す図4同様の縦断面図。
【符号の説明】
1 昇降台 2 熱圧着ヘッド 3 容器 3a 開口部 4 弾性部材 4a 熱圧着面 5 流体 6 フィルム基板 6a 接合部 7 液晶表示パネル 7a 接合部 8 ステージ 9 被圧着物 9a 被圧着面 10 異物 11 絶縁被膜 12 ヒータチップ 12a 熱圧着面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に開口部を有する容器の該開口部を
    弾性部材で密閉することにより空間を形成するとともに
    この空間に流体を封入し、前記弾性部材の下面を熱圧着
    面として熱圧着を行うことを特徴とした熱圧着装置。
JP6406292U 1992-09-14 1992-09-14 熱圧着装置 Pending JPH0629139U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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