JPH06291074A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH06291074A
JPH06291074A JP7984493A JP7984493A JPH06291074A JP H06291074 A JPH06291074 A JP H06291074A JP 7984493 A JP7984493 A JP 7984493A JP 7984493 A JP7984493 A JP 7984493A JP H06291074 A JPH06291074 A JP H06291074A
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JP
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degrees
angle
axis
angles
silicon substrate
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JP7984493A
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English (en)
Inventor
Yuji Hasebe
裕治 長谷部
Mitsutaka Katada
満孝 堅田
Akira Kato
彰 加藤
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イオン注入深さをできる限り浅くし、且つ良
好な2次元不純物分布の対称性を実現するためのイオン
注入の角度条件を明確化し、その手法に基づいた対称性
の優れた半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。 【構成】 イオン注入法を用いて半導体基板中に不純物
を導入する工程を含む半導体装置の製造方法において、
チャネリング現象を生じる結晶軸に対しほぼ平行に設定
された不純物を導入すべき領域に対して該導入領域に対
しイオン注入角度を該チャネリング軸に対し対称になる
ように設定した。その結果、導入不純物領域が良好な分
布対称性を有することとなる。例えば、(100)シリ
コン基板において目標対称軸が<110>軸のとき、チ
ルト角度は7度以上、ツイスト角度は25±5度、15
5±5度、205±5度、335±5度の4つの角度に
設定し、それぞれの設定角度における照射量は各々全目
標照射量の1/4で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は良好なイオン注入不純
物分布の対称性を有する微細半導体装置の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置、例えば、MOSトラ
ンジスタの不純物導入時のイオン注入設定角度としては
シリコン基板の垂線に対してチルト角7度またはそれ以
上、また<110>オリフラ方向に対してツイスト角2
0〜30度を始状態としている(例えば「イオン注入技
術」工業調査会出版p.47)。そして、(1)シリコ
ン基板を360/n度(n:自然数)ごとに回転する
(例えば、n=4の場合;90度、n=5の場合;72
度になる)。もしくは、(2)連続的にシリコン基板を
回転してイオン注入する方法がとられてきた(例えば、
特開平3ー138951号公報)。
【0003】尚、チルト角度、ツイスト角度について
は、図34で定義している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術では以下に述べるような問題点が考えられ
る。
【0005】前記(1)の方法では、例えばゲート電極
をマスクとしたソース/ドレインや電界緩和層の形成で
は2次元注入分布のゲート電極に対する対称性が悪くな
る。又、注入角度によっては注入深さがチャネリング現
象により深くなり、半導体装置を微細化した場合ショー
トチャネル効果やパンチスルー耐性の低下が生じ易くな
る。特に、注入イオン種がボロンのような軽原子質量の
イオンの場合は問題であり、Pチャネルトランジスタの
特性が上がらないことになる。又、埋め込みチャネル型
MOSトランジスタのしきい値電圧の調整のためのイオ
ン注入の場合、その注入深さが深くなるとショートチャ
ネル効果が生じ易くなり、しきい値電圧の低下、サブス
レッショールド特性の劣化等が問題となる。
【0006】一方、前記(2)の方法では必然的にチャ
ネリング現象が生じ得るツイスト角度条件が注入途中で
含まれることになる(例えば、チルト角度=35度、ツ
イスト角度=45+90×n度の場合<111>軸をチ
ャネリング軸とするチャネリングが生じる)。その結
果、注入深さがやはり深くなってしまい半導体装置の微
細化において不可欠な浅い接合を形成できず、前記
(1)の方法と同様の不都合が生じることになる。
【0007】この発明はこれらの問題に鑑み、イオン注
入深さをできる限り浅くし、且つ良好な2次元不純物分
布の対称性を実現するためのイオン注入の角度条件を明
確化し、その手法に基づいた対称性の優れた半導体装置
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、イオン注入
法を用いて半導体基板中に不純物を導入する工程を含む
半導体装置の製造方法において、チャネリング現象を生
じる結晶軸に対しほぼ平行に設定された不純物を導入す
べき領域に対して、導入不純物領域が良好な分布対称性
を有するために該導入領域に対しイオン注入角度を該チ
ャネリング軸に対し対称になるように設定した半導体装
置の製造方法をその要旨とする。
【0009】より具体的には、(100)シリコン基板
において目標対称軸が<110>軸のとき、チルト角度
は7度以上、ツイスト角度は25±5度、155±5
度、205±5度、335±5度の4つの角度に設定
し、それぞれの設定角度における照射量は各々全目標照
射量の1/4で行う。
【0010】又、(100)シリコン基板において目標
対称軸が<110>軸のとき、チルト角度は7度以上、
ツイスト角度は65±5度、115±5度、245±5
度、295±5度の4つの角度に設定し、それぞれの設
定角度における照射量は各々全目標照射量の1/4で行
う。
【0011】又、(100)シリコン基板において目標
対称軸が<010>軸のとき、チルト角度は7度以上、
ツイスト角度は25±5度、65±5度、205±5
度、245±5度の4つの角度に設定し、それぞれの設
定角度における照射量は各々全目標照射量の1/4で行
う。
【0012】又、(111)シリコン基板において目標
対称軸が<110>軸のとき、チルト角度は7度以上、
ツイスト角度は0±5度、180±5度の2つの角度に
設定し、それぞれの設定角度における照射量は各々全照
射量の1/2で行う。
【0013】又、(111)シリコン基板において目標
対称軸が<110>軸の場合、チルト角度は7度以上、
ツイスト角度は0±5度、60±5度、120±5度、
180±5度、240±5度、300±5度の6つの角
度に設定し、それぞれの設定角度における照射量は各々
全照射量の1/6で行う。
【0014】又、(111)シリコン基板において目標
対称軸が<112バー>軸のとき(ただし、2バーにお
けるバーとは負の方向を示すものである)、チルト角度
は7度以上、ツイスト角度は0±5度、60±5度、1
80±5度、240±5度の4つの角度に設定し、それ
ぞれの設定角度における照射量は各々全照射量の1/4
で行う。
【0015】又、(111)シリコン基板において目標
対称軸が<112バー>軸のとき(ただし、2バーにお
けるバーとは負の方向を示すものである)、チルト角度
は7度以上、ツイスト角度は0±5度、60±5度、1
20±5度、180±5度、240±5度、300±5
度の6つの角度に設定し、それぞれの設定角度における
照射量は各々全照射量の1/6で行う。
【0016】
【作用】特に、PチャネルMOSトランジスタのソース
/ドレイン形成に不純物原子として用いられるボロンは
同一の注入エネルギーにおいてNチャネルトランジスタ
のソース/ドレイン形成に不純物原子として用いられる
リンや砒素と比較して深くまで到達するのでソース/ド
レインの接合深さがリンや砒素と比べ大きくなる。従っ
て、素子サイズが微細化されるに伴いショートチャネル
効果やパンチスルー耐性の低下が一層顕著となるが、上
記角度条件を用いてイオン注入を実施することにより注
入深さを最も浅くすることができ、且つマスク等に対し
良好な不純物分布対称性を実現することができる。
【0017】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した一実施例を
図面に従って説明する。
【0018】図1〜図9は、本実施例におけるP−MO
Sトランジスタの各製造工程途中における断面図を示す
ものである。まず、図1に示すように、一般の製造工程
に従い、N型シリコン基板1を熱酸化で酸化膜2、また
LPCVD法などにより窒化膜3を形成する。その後、
図2に示すように、レジスト等のマスク層4をパターニ
ングし、ドライエッチング法により上記酸化膜2および
窒化膜3をエッチングしパターニングする。
【0019】そして、イオン注入(例えば、P+ )を
し、チャネルストッパ5用の不純物を導入する。この場
合、重要なのは設定イオン注入角度(チルト角度および
ツイスト角度)である。具体的な条件は後述する図4や
図6の場合と同様であるため、図6を説明する時に述べ
る。
【0020】次に、図3に示すように、マスク層4を除
去し、そしてフィールド酸化を行ないLOCOS領域6
を形成する。そして、上記窒化膜3を除去後、酸化膜2
を希弗酸水溶液でゲート領域からエッチング除去する。
引き続き、ゲート酸化膜7を熱酸化法で形成する。
【0021】さらに、図4に示すように、しきい値電圧
調整用のイオン注入(例えば、As + 等)を行なう。次
に、図5に示すように、多結晶シリコン膜を形成し、所
定の寸法にドライエッチング法によりパターニングして
ゲート電極8を形成する。
【0022】次に、図6に示すように、ソース/ドレイ
ン領域9を形成するためにイオン注入(例えば、BF2
+ やB+ 等)を行なう。この場合、重要なのは設定イオ
ン注入角度(チルト角度およびツイスト角度)である。
本実施例では、チャネリング現象を生じる結晶軸に対し
ほぼ平行に設定された不純物を導入すべき領域に対し
て、導入不純物領域が良好な分布対称性を有するために
該導入領域に対しイオン注入角度を該チャネリング軸に
対し対称になるように設定している。具体的な角度の組
み合わせを以下に示す。
【0023】具体例1;(100)シリコン基板におい
て目標対称軸が<110>軸のとき、チルト角度は7度
以上、ツイスト角度は25±5度、155±5度、20
5±5度、335±5度の4つの角度に設定し、それぞ
れの設定角度における照射量は各々全目標照射量の1/
4で行う。つまり、その角度の組み合わせ例を分かりや
すく示したのが図10,11,12,13である。これ
らの図は(100)シリコン基板を用いた場合であり、
不純物の2次元分布の対称軸を<110>軸に設定した
場合に相当し、基板を垂直上方より眺め、イオンビーム
の投影軌道を矢印で示してある。
【0024】順不同であるが、例えば、まずツイスト角
度=25±5度でイオン注入後(図10参照)、順次ツ
イスト角度を155±5度(図11参照)、205±5
度(図12参照)、335±5度(図13参照)で設定
照射量をそれぞれ4分割してイオン注入を行う。
【0025】具体例2;(111)シリコン基板を用い
た場合の設定角度の組み合わせ例を分かりやすく示した
のが図14〜図19である。
【0026】この図は注入不純物分布の対称軸を<11
0>軸に設定した場合に相当し、基板を垂直上方より眺
め、イオンビームの投影軌道を矢印で示してある。順不
同であるが、例えば、まずツイスト角度=0±5度でイ
オン注入後(図14参照)、ツイスト角度を180±5
度(図15参照)で設定照射量をそれぞれ2分割してイ
オン注入を行う。さらに、必要があるならば次の角度、
即ち、60±5(図16参照)、120±5度(図17
参照)、240±5度(図18参照)、300±5度
(図19参照)を追加してもよい。例えば、これら6つ
の角度を全て使用した場合には設定照射量をそれぞれ6
分割してイオン注入を行う。
【0027】具体例3;(100)シリコン基板におい
て目標対称軸が<110>軸のとき、チルト角度は7度
以上、ツイスト角度は65±5度、115±5度、24
5±5度、295±5度の4つの角度に設定し、それぞ
れの設定角度における照射量は各々全目標照射量の1/
4で行ってもよい。
【0028】具体例4;(100)シリコン基板におい
て目標対称軸が<010>軸のとき、チルト角度は7度
以上、ツイスト角度は25±5度、65±5度、205
±5度、245±5度の4つの角度に設定し、それぞれ
の設定角度における照射量は各々全目標照射量の1/4
で行ってもよい。
【0029】具体例5;(111)シリコン基板におい
て目標対称軸が<112バー>軸のとき(ただし、2バ
ーにおけるバーとは負の方向を示すものである)、チル
ト角度は7度以上、ツイスト角度は0±5度、60±5
度、180±5度、240±5度の4つの角度に設定
し、それぞれの設定角度における照射量は各々全照射量
の1/4で行ってもよい。
【0030】具体例6;(111)シリコン基板におい
て目標対称軸が<112バー>軸のとき(ただし、2バ
ーにおけるバーとは負の方向を示すものである)、チル
ト角度は7度以上、ツイスト角度は0±5度、60±5
度、120±5度、180±5度、240±5度、30
0±5度の6つの角度に設定し、それぞれの設定角度に
おける照射量は各々全照射量の1/6で行ってもよい。
【0031】次に、図7に示すように、BPSG等の絶
縁膜層10をプラズマCVD法などで形成した後、高温
でリフローする。次に、図8に示すように、ドライエッ
チング法によりコンタクトホール11を形成する。
【0032】次に、図9に示すように、アルミ基合金膜
を形成した後、パターニングして配線12を形成する。
この後、保護用のパッシベーション膜を形成して完成で
ある。尚、第1実施例においてはしきい値電圧調整用の
イオン注入を実施したが、これは必ずしも実施しなくて
もよい。
【0033】このように本実施例では、チャネリング現
象を生じる結晶軸に対しほぼ平行に設定された不純物を
導入すべき領域に対して、導入不純物領域が良好な分布
対称性を有するために該導入領域に対しイオン注入角度
を該チャネリング軸に対し対称になるように設定した。
よって、注入深さを最も浅くすることができ、且つマス
ク等に対し良好な不純物分布対称性を実現することがで
きることとなる。 (第2実施例)次に、第2実施例について説明する。
【0034】第1実施例においてはイオン注入法により
ソース/ドレイン領域をそれぞれ1つずつ形成したが、
第2実施例においては同法により電界緩和層を追加形成
している。
【0035】図20〜図26は第2実施例における電界
緩和層を有するP−MOSトランジスタの各製造工程途
中における断面図を示すものである。図20に示すよう
に、一般の製造工程に従い、N型シリコン基板13を熱
酸化で酸化膜14を形成する。そして、図21に示すよ
うに、酸化膜14上に多結晶シリコン等の材質でゲート
電極15を形成する。
【0036】次に、図22に示すように、ゲート電極1
5をマスクとして用いてセルフアラインでB+ またはB
2 + イオン注入し電界緩和層16を形成する。この場
合、ドレイン境界領域の電界をより有効に緩和するため
に電界緩和層16をゲート電極15領域と重なるよう
に、いわゆるゲートオーバーラップ構造を実現するため
には注入チルト角度を15度程度以上に設定するのがよ
い。
【0037】尚、図22に示すように、設定ツイスト角
度は、前記第1実施例の具体例1〜6で示した条件を用
いればよい。次に、全面に酸化膜もしくは多結晶シリコ
ンをプラズマCVD法やLPCVD法で堆積させ、その
後、図23に示すように、異方性エッチングによりゲー
ト電極側壁に酸化膜層もしくは多結晶シリコン層17を
形成する。
【0038】次に、図24に示すように、ソース/ドレ
イン18を形成するためにB+ またはBF2 + イオンを
チルト角度7度程度で、ツイスト角度は上記電界緩和層
16を形成する場合と同様の条件で注入する。この場
合、入射イオンのエネルギーを上記電界緩和層形成時の
場合に比べ下げるほうが好ましい。
【0039】次に、図25に示すように、BPSG膜等
の絶縁膜層19をプラズマCVD法などで形成した後、
高温でリフローする。そして、図26に示すように、コ
ンタクトホールを形成後、ソース/ドレイン等の配線1
0を形成する。 (第3実施例)次に、第3実施例を説明する。
【0040】図27〜図33は、第3実施例における電
界緩和層を有するN−MOSトランジスタの各製造工程
途中における断面図を示すものである。まず、図27に
示すように、一般の製造工程に従い、P型シリコン基板
21を熱酸化で酸化膜22を形成する。そして、図28
に示すように、酸化膜22上に多結晶シリコン等の材質
でゲート電極23を形成する。
【0041】次に、図29に示すように、上記ゲート電
極23を用いてセルフアラインでP + イオンをチルト角
度15度程度以上で注入しゲートオーバーラップ構造を
形成する。尚、設定ツイスト角度は、前記第1実施例の
具体例1〜6で示した条件を用いればよい。
【0042】次に、酸化膜層もしくは多結晶シリコン層
をプラズマCVD法やLPCVD法で全面に堆積した
後、図30に示すように、異方性エッチング法でゲート
電極側壁に酸化膜層もしくは多結晶シリコン層24を形
成する。
【0043】次に、図31に示すように、ソース/ドレ
イン25を形成するためにAs+ イオンをチルト角度7
度程度で、ツイスト角度は上記電界緩和層を形成した場
合と同様の条件で注入する。この場合、As+ イオンの
投影飛程は上記電界緩和層を形成する際に用いたP+
オンの投影飛程に比べ小さくなるように設定するのが好
ましい。
【0044】次に、図32に示すように、BPSG膜等
の絶縁膜層26をプラズマCVD法などで形成した後、
高温でリフローする。そして、図33に示すように、コ
ンタクトホールを形成後、ソース/ドレイン等の配線2
7を形成する。
【0045】以上のように、上記製造工程に従って半導
体装置を形成すれば以下のような効果が期待される。タ
ーゲットのシリコン基板に対するイオンビームの入射角
度を最適化することにより不純物導入層の深さを最も浅
くすることができ、また特定の対称軸に対する不純物分
布対称性を従来に比べ向上させることが可能となる。
【0046】イオン注入後の導入不純物分布の対称性が
良好であることから活性化アニール後の不純物分布対称
性の改善が期待される。さらに、浅い接合を実現できる
ため半導体装置の微細化に伴う諸問題(ショートチャネ
ル効果、パンチスルー耐性低下、接合容量の増大)を解
決することが可能となる。
【0047】尚、参考のため本発明者らが作成したシリ
コンに結晶性を取り入れたイオン注入シミュレータを用
いて計算した接合深さの入射角度依存性の計算例(20
keVB+ がシリコン(100)面に入射した場合)を
図35に示す。この図からもツイスト角φ=20°が最
もイオン深さが浅いことが判明した。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したようにこのように本実施例
では、微細化に伴って生ずる問題をイオン注入条件より
低減化することができる。即ち、基板に対し適切なチル
ト角度及びツイスト角度のそれぞれの種々の組み合わせ
を選択することにより接合深さを一層浅くでき、しかも
2次元不純物分布対称性の優れた不純物導入層を形成す
ることができることにより、半導体装置の微細化に伴う
諸問題を解決することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図2】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図3】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図4】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図5】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図6】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図7】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図8】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図9】第1実施例のP−MOSトランジスタの製造工
程を説明するための断面図である。
【図10】ツイスト角度を分かりやすくするためのイオ
ンビーム軌道の(100)シリコン基板への投影図であ
る。
【図11】ツイスト角度を分かりやすくするためのイオ
ンビーム軌道の(100)シリコン基板への投影図であ
る。
【図12】ツイスト角度を分かりやすくするためのイオ
ンビーム軌道の(100)シリコン基板への投影図であ
る。
【図13】ツイスト角度を分かりやすくするためのイオ
ンビーム軌道の(100)シリコン基板への投影図であ
る。
【図14】イオン注入条件を説明するための、特にツイ
スト角度を分かりやすくするためのイオンビーム軌道の
(111)シリコン基板への投影図である。
【図15】イオン注入条件を説明するための、特にツイ
スト角度を分かりやすくするためのイオンビーム軌道の
(111)シリコン基板への投影図である。
【図16】イオン注入条件を説明するための、特にツイ
スト角度を分かりやすくするためのイオンビーム軌道の
(111)シリコン基板への投影図である。
【図17】イオン注入条件を説明するための、特にツイ
スト角度を分かりやすくするためのイオンビーム軌道の
(111)シリコン基板への投影図である。
【図18】イオン注入条件を説明するための、特にツイ
スト角度を分かりやすくするためのイオンビーム軌道の
(111)シリコン基板への投影図である。
【図19】イオン注入条件を説明するための、特にツイ
スト角度を分かりやすくするためのイオンビーム軌道の
(111)シリコン基板への投影図である。
【図20】第2実施例のP−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図21】第2実施例のP−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図22】第2実施例のP−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図23】第2実施例のP−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図24】第2実施例のP−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図25】第2実施例のP−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図26】第2実施例のP−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図27】第3実施例のN−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図28】第3実施例のN−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図29】第3実施例のN−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図30】第3実施例のN−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図31】第3実施例のN−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図32】第3実施例のN−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図33】第3実施例のN−MOSトランジスタの製造
工程を説明するための断面図である。
【図34】入射イオンの設定角度、すなわちチルト角度
およびツイスト角度をシリコン基板に対して定義するた
めの説明図である。
【図35】20keV B+ をシリコン(100)面に
注入した場合の接合深さの入射角度依存性の計算結果を
示す特性図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン注入法を用いて半導体基板中に不
    純物を導入する工程を含む半導体装置の製造方法におい
    て、 チャネリング現象を生じる結晶軸に対しほぼ平行に設定
    された不純物を導入すべき領域に対して、導入不純物領
    域が良好な分布対称性を有するために該導入領域に対し
    イオン注入角度を該チャネリング軸に対し対称になるよ
    うに設定したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 (100)シリコン基板において目標対
    称軸が<110>軸のとき、チルト角度は7度以上、ツ
    イスト角度は25±5度、155±5度、205±5
    度、335±5度の4つの角度に設定し、それぞれの設
    定角度における照射量は各々全目標照射量の1/4で行
    うものである請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 (100)シリコン基板において目標対
    称軸が<110>軸のとき、チルト角度は7度以上、ツ
    イスト角度は65±5度、115±5度、245±5
    度、295±5度の4つの角度に設定し、それぞれの設
    定角度における照射量は各々全目標照射量の1/4で行
    うものである請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 (100)シリコン基板において目標対
    称軸が<010>軸のとき、チルト角度は7度以上、ツ
    イスト角度は25±5度、65±5度、205±5度、
    245±5度の4つの角度に設定し、それぞれの設定角
    度における照射量は各々全目標照射量の1/4で行うも
    のである請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 (111)シリコン基板において目標対
    称軸が<110>軸のとき、チルト角度は7度以上、ツ
    イスト角度は0±5度、180±5度の2つの角度に設
    定し、それぞれの設定角度における照射量は各々全照射
    量の1/2で行うものである請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 (111)シリコン基板において目標対
    称軸が<110>軸の場合、チルト角度は7度以上、ツ
    イスト角度は0±5度、60±5度、120±5度、1
    80±5度、240±5度、300±5度の6つの角度
    に設定し、それぞれの設定角度における照射量は各々全
    照射量の1/6で行うものである請求項1に記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 (111)シリコン基板において目標対
    称軸が<112バー>軸のとき(ただし、2バーにおけ
    るバーとは負の方向を示すものである)、チルト角度は
    7度以上、ツイスト角度は0±5度、60±5度、18
    0±5度、240±5度の4つの角度に設定し、それぞ
    れの設定角度における照射量は各々全照射量の1/4で
    行うものである請求項1に記載の半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 (111)シリコン基板において目標対
    称軸が<112バー>軸のとき(ただし、2バーにおけ
    るバーとは負の方向を示すものである)、チルト角度は
    7度以上、ツイスト角度は0±5度、60±5度、12
    0±5度、180±5度、240±5度、300±5度
    の6つの角度に設定し、それぞれの設定角度における照
    射量は各々全照射量の1/6で行うものである請求項1
    に記載の半導体装置の製造方法。
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