JPH0629021U - 電気部品の端子取付構造 - Google Patents

電気部品の端子取付構造

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JPH0629021U
JPH0629021U JP6560092U JP6560092U JPH0629021U JP H0629021 U JPH0629021 U JP H0629021U JP 6560092 U JP6560092 U JP 6560092U JP 6560092 U JP6560092 U JP 6560092U JP H0629021 U JPH0629021 U JP H0629021U
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JP
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connector terminal
case
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mold case
mold
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JP6560092U
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Inventor
博文 奥村
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コネクタ端子のうちモールドケースに埋設さ
れる部分と、その周囲で固化して該ケースとなる合成樹
脂との密着性を高めることにより、コネクタ端子の周囲
にモールドケースの内外を連通させるような不所望な隙
間が生じにくい電気部品の端子取付構造を提供する。 【構成】 外部導出用のコネクタ端子2の一部をインサ
ート成形によりモールドケース1に埋設した電気部品に
おいて、上記コネクタ端子2のうち上記モールドケース
1に埋設される部分に、予め接着剤11をコーティング
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モールドケースの成形時に外部導出用のコネクタ端子を金型内にイ ンサートしておくことで該端子を該ケースに固設している電気部品の端子取付構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両には、ガソリンと空気の混合比をコントロールするセンサや、排ガスのリ サイクル量をコントロールするセンサ等の各種センサが具備されており、このよ うなセンサとして可変抵抗器が広く採用されている。
【0003】 この種の可変抵抗器は、通常、抵抗基板や摺動子付きの摺動子受等を組み込む ためのモールドケースを成形する際に、その金型内に、外部導出用のコネクタ端 子をインサートしておくことにより、該端子の一部を該ケースに埋設している。
【0004】 すなわち、図5に示すように、コネクタ端子15はその中間部をモールドケー ス16に埋設することによって該ケース16に固設されているので、設計上、コ ネクタ端子15の周囲にはモールドケース16の内外を連通させるような隙間は 形成されず、こうしてモールドケース16内への水蒸気やフラックス等の浸入を 防止して信頼性を確保している。また、図5において、コネクタ端子15の一端 部は、クリップ端子17を介して抵抗基板18と電気的に接続されている。
【0005】 なお、この種の可変抵抗器の従来例としては、実開平3−104701号公報 記載のものが挙げられる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したようにコネクタ端子をインサートしてモールドケース を成形しても、溶融樹脂の冷却固化時のヒケによってコネクタ端子とモールドケ ースとの間には隙間が生じやすく、そのため該ケースの内外を連通させるような 不所望な隙間がコネクタ端子の周囲に形成されて信頼性を損なう虞があった。
【0007】 本考案はかかる従来技術の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、コネク タ端子の周囲にモールドケースの内外を連通させるような不所望な隙間が生じに くい電気部品の端子取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した本考案の目的は、コネクタ端子のうちモールドケースに埋設される部 分に、予め、接着剤をコーティングしておくか、あるいは該ケースと同一系材料 の合成樹脂をコーティングしておくか、あるいは凹凸を形成しておくか、あるい はこれらの手段を併用することによって達成される。
【0009】
【作用】
上記手段によれば、コネクタ端子をインサートしてモールドケースを成形する と、該端子のうち接着剤でコーティングした部分は、周囲で固化してモールドケ ースとなる合成樹脂を接着するので、該コーティング部分と周囲の合成樹脂との 密着性が高まり、コネクタ端子の周囲に不所望な隙間が形成されにくくなる。
【0010】 また、コネクタ端子のうちモールドケースと同一系材料でコーティングした部 分は、樹脂どうしの特性が同じでなじみやすいので、やはり該コーティング部分 と周囲の合成樹脂との密着性が高まり、さらにまた、コネクタ端子のうち凹凸を 形成した部分は、その沿面距離が増大するので、該凹凸部分と周囲の合成樹脂と の密着性が高まる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は本考案の一実施例に係る可変抵抗器の断面図、図2(イ),(ロ)はそ れぞれ該可変抵抗器に用いたコネクタ端子の平面図と側面図である。
【0013】 図1に示す可変抵抗器は、センサとして使用されるもので、インサート成形に より複数本のコネクタ端子2を一体化して形成されたモールドケース1と、この モールドケース1の開口1aを蓋閉してシールされるカバー3と、モールドケー ス1に摺動自在に取り付けられて該ケース1の外方へ突出する駆動軸4と、この 駆動軸4に押圧駆動される摺動子受5と、この摺動子受5に取り付けられて後述 する抵抗基板上を摺動する摺動子6と、摺動子受5とカバー3との間に介設され て該摺動子受5を図示左方向へ付勢するコイルばね7と、上面に抵抗体や集電体 やリードパターンを設けた抵抗基板8と、振動を吸収しつつ抵抗基板8を支持す る板ばね9と、抵抗基板8の上記リードパターンとコネクタ端子2の一端部とを 電気的に接続するクリップ端子10とによって概略構成されており、コネクタ端 子2のうちモールドケース1に埋設される部分には予め接着剤11がコーティン グしてある。
【0014】 すなわち、コネクタ端子2はモールドケース1の成形時にその金型内にインサ ートしておくことによって該ケース1に固設されるが、かかるインサート成形を 行う前に、図2(イ),(ロ)に示す如く、コネクタ端子2の中間部にアクリル 系の接着剤11をコーティングしておき、このコーティング部分を金型内にイン サートしてモールドケース1を成形する。こうすることにより、金型内で溶融樹 脂を冷却固化する際に、接着剤11が、周囲で固化してモールドケース1となる 合成樹脂を接着し、コネクタ端子2のコーティング部分とその周囲の合成樹脂と の密着性が高まる。したがって、溶融樹脂の冷却固化時のヒケは、少なくとも接 着剤11の周囲では起こりにくくなり、よってコネクタ端子2の周囲にモールド ケース1の内外を連通させるような不所望な隙間は形成されにくくなり、該ケー ス1内への水蒸気やフラックス等の浸入が確実に防止できる。
【0015】 なお、接着剤11としてアクリル系以外のもの、例えばアルキッド系やナイロ ン系のものを用いても良い。
【0016】 次に、上記実施例の動作について簡単に説明する。
【0017】 この可変抵抗器は、図1の状態から駆動手段(図示せず)によって駆動軸4を 同図右方向へ押し込むと、コイルばね7を圧縮しながら摺動子受5が同方向へ押 し込まれるので、摺動子6が抵抗基板8上を摺動して抵抗体との接触位置を変化 させ、それに伴い、抵抗基板8の異なるリードパターン間の抵抗値、つまりコネ クタ端子2,2間の抵抗値が変化する。そして、この抵抗値変化から、駆動軸4 の移動量を検出することができる。
【0018】 図3(イ),(ロ)はそれぞれ本考案の他の実施例に係るコネクタ端子の平面 図と側面図である。
【0019】 この実施例は、モールドケースを成形する前に予め、3本のコネクタ端子2を インサートした成形を行うことによって合成樹脂製の連結板12を形成しておく というもので、この連結板12により各コネクタ端子2は位置決め状態で互いに 連結されている。こうして一体化した3本のコネクタ端子2は、前記実施例と同 様、可変抵抗器のモールドケースの成形時にその金型内へインサートしておくこ とにより、連結板12でコーティングした部分を該ケース内に埋設し、その後、 各コネクタ端子2の一端部をクリップ端子等を介して抵抗基板と電気的に接続す る。具体的には、3本のコネクタ端子2をそれぞれ、抵抗体の一端部から導出し たリードパターンと、該抵抗体の他端部から導出したリードパターンと、集電体 から導出したリードパターンとに接続する。ただし、各コネクタ端子2を連結し ている連結板12の材料は、これを埋設するモールドケースと同じ合成樹脂を用 いている。
【0020】 したがって、モールドケースを成形する際に、金型内で連結板12とその周囲 の合成樹脂とは特性が同じでなじみやすく、また収縮率も同じであるから、各コ ネクタ端子2のコーティング部分とその周囲の合成樹脂との密着性が高く、よっ て成形後に連結板12の周囲にモールドケースの内外を連通させるような不所望 な隙間は形成されにくくなる。また、この実施例のように、モールドケースの成 形前に複数のコネクタ端子2を連結板12を介してユニット化しておけば、取扱 い性が向上し、モールドケースの成形時に煩雑な位置合わせを行う必要もなくな る。
【0021】 図4(イ),(ロ)はそれぞれ本考案のさらに他の実施例に係るコネクタ端子 の平面図と側面図である。
【0022】 この実施例では、コネクタ端子2のうちモールドケースに埋設される部分を、 プレス加工により多数の凹凸を形成した波状部2aとなしている。この波状部2 aは、凹凸により沿面距離が増大しているので、外形寸法が同じ平坦部分に比べ て表面積が極めて広く、そのため波状部2aを金型内にインサートしてモールド ケースを成形すると、波状部2aには周囲の合成樹脂が密着しやすく、よって成 形後に波状部2aの周囲にモールドケースの内外を連通させるような不所望な隙 間は形成されにくくなる。
【0023】 なお、前記各実施例で用いた接着剤11や連結板12をコネクタ端子2の波状 部2aの一部にコーティングすれば、モールドケースの成形時に、これらコーテ ィング部分および波状部2aの全体を周囲の合成樹脂と確実に密着させることが できるので、コネクタ端子2の周囲に不所望な隙間が形成される可能性は極めて 少なくなり、信頼性を一層向上させることができる。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、コネクタ端子のうちモールドケースに埋設される部分に 予め、接着剤をコーティングしたり、該ケースと同一系材料の合成樹脂をコーテ ィングしたり、凹凸を形成するなどした本考案によれば、コネクタ端子のコーテ ィング部分や凹凸部分が、その周囲で固化してモールドケースとなる合成樹脂と 密着しやすいので、コネクタ端子の周囲にモールドケースの成形時のヒケに起因 する不所望な隙間、つまり該ケースの内外を連通させるような隙間が生じにくく なり、該ケース内への水蒸気やフラックス等の浸入を確実に防止することができ て信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る可変抵抗器の断面図で
ある。
【図2】該可変抵抗器に用いたコネクタ端子の平面およ
び側面を示す説明図である。
【図3】本考案の他の実施例に係るコネクタ端子の平面
および側面を示す説明図である。
【図4】本考案のさらに他の実施例に係るコネクタ端子
の平面および側面を示す説明図である。
【図5】従来例を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 モールドケース 2 コネクタ端子 2a 波状部(凹凸部分) 8 抵抗基板 11 接着剤(コーティング部分) 12 連結板(コーティング部分)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部導出用のコネクタ端子の一部をイン
    サート成形によりモールドケースに埋設した電気部品に
    おいて、上記コネクタ端子のうち上記モールドケースに
    埋設される部分に、予め接着剤をコーティングしたこと
    を特徴とする電気部品の端子取付構造。
  2. 【請求項2】 外部導出用のコネクタ端子の一部をイン
    サート成形によりモールドケースに埋設した電気部品に
    おいて、上記コネクタ端子のうち上記モールドケースに
    埋設される部分に、予めインサート成形により上記モー
    ルドケースと同一系材料の合成樹脂をコーティングした
    ことを特徴とする電気部品の端子取付構造。
  3. 【請求項3】 外部導出用のコネクタ端子の一部をイン
    サート成形によりモールドケースに埋設した電気部品に
    おいて、上記コネクタ端子のうち上記モールドケースに
    埋設される部分に、予め凹凸を形成したことを特徴とす
    る電気部品の端子取付構造。
JP6560092U 1992-09-21 1992-09-21 電気部品の端子取付構造 Withdrawn JPH0629021U (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306