JPH0629007Y2 - コンバインにおける穀粒排出筒の旋回装置 - Google Patents

コンバインにおける穀粒排出筒の旋回装置

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JPH0629007Y2
JPH0629007Y2 JP1987082812U JP8281287U JPH0629007Y2 JP H0629007 Y2 JPH0629007 Y2 JP H0629007Y2 JP 1987082812 U JP1987082812 U JP 1987082812U JP 8281287 U JP8281287 U JP 8281287U JP H0629007 Y2 JPH0629007 Y2 JP H0629007Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、穀粒タンク内の穀粒を揚送排出する排出筒に
旋回作動機構を連繋したコンバインにおける穀粒排出筒
の旋回装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、この種コンバインのなかには、収穫した穀粒を
大容量の穀粒タンクに収容しておき、該収容した穀粒
を、穀粒タンクに設けた排出筒によつてトラツク荷台等
に排出するようにしたものがある。そしてこの排出筒
は、手動旋回操作具の操作に基づいて作動する旋回作動
機構によつて強制的に旋回可能に構成されており、この
ため穀粒排出位置を自由に選択することができるように
なつているが、排出筒の旋回を、所定の格納位置を基準
として左右何れの方向にも自由に行うことができるよう
にしたものでは、排出筒を格納位置に正確にセツトする
ことが難しくなるため、格納時の操作性に劣るという欠
点がある。そこで、実開昭62−70741号の如く、
自動−手動切換えスイツチを設け、該スイツチが手動位
置である場合には、手動旋回操作具の操作に基づいて排
出筒を旋回させる手動旋回制御を行い、また、自動−手
動切換えスイツチが自動位置である場合には、排出−格
納切換えスイツチの排出操作信号に基づいて排出筒を排
出位置設定器の設定位置まで自動的に旋回させると共
に、排出−格納切換えスイツチの格納操作信号に基づい
て排出筒を所定の格納位置まで自動的に旋回させる自動
旋回制御を行うことが提案されている。つまり、自動旋
回制御状態では、排出−格納切換えスイツチのワンタツ
チ操作で排出筒が格納位置まで正確に自動旋回すること
になるため、格納時の操作性を著しく向上できることに
なる。しかるに、このものでは、自動旋回制御を選択し
得ない場合(排出毎に排出位置が相違する場合等)に
は、手動旋回操作具の操作に基づいて排出筒を格納する
必要があるため、従来と同様に格納時の操作性に劣ると
いう欠点があり、また、自動排出旋回を行うことなく自
動格納旋回のみを無理に利用しようとした場合には、い
ちいち自動−手動切換えスイツチを操作する必要がある
ため、操作手順が増えるという不都合がある。
[問題を解決する手段] 本考案は上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃する
ことができるコンバインにおける穀粒排出筒の旋回装置
を提供することを目的として創案されたものであつて、
穀粒タンク内の穀粒を揚送排出する排出筒に、該排出筒
を、格納位置を基準として左右何れの方向にも強制的に
旋回可能な旋回作動機構を連繋してなるコンバインであ
つて、該コンバインに、前記旋回操作具の手動操作に基
づいて手動旋回操作信号を出力する手動旋回操作信号出
力装置と、排出筒の格納位置検知に基づいて格納位置検
知信号を出力する格納位置検知信号出力装置と、前記手
動旋回操作信号出力装置や格納位置検知信号出力装置か
ら入力した信号に基づいて旋回作動機構を作動制御する
旋回制御装置とを設け、さらに該旋回制御装置には、手
動旋回操作信号の入力時にのみ旋回作動機構を旋回作動
させる手動旋回制御手段と、手動旋回操作信号の入力時
に格納位置検知信号を入力したことに基づいて旋回作動
機構の旋回作動を規制して排出筒を自動停止させる格納
位置旋回規制手段と、該旋回規制を、手動旋回操作信号
の入力が無くなつたことに基づいて解除する旋回規制解
除手段とを設けたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、旋回自在な排出筒
を、手動旋回操作具の操作に基づいて格納位置に操作す
る場合に、極めて容易に排出筒を格納位置に正確にセツ
トすることができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、Aはコンバインの走行機体であつて、該走
行機体Aには穀粒タンク20から穀粒を揚送する揚送筒
1、該揚送筒1からの穀粒を横方向に受け継ぐ連結筒
3、該連結筒3からの穀粒を排出する排出筒2とが設け
られている。揚送筒1、排出筒2、連結筒3の中心に
は、それぞれ回転自在に螺旋軸1a、2a、3aが設け
られているが、螺旋軸1aの上端部と螺旋軸2aの下端
部とが、連結螺旋軸3aの両端部に設けられた傘歯車機
構3b、3cを介して回動自在に連動連結されている。
また4aはタンク20の底部に配された横送り筒4の螺
旋軸である。M2は揚送筒1に設けられる旋回用モータ
であり、このモータ軸に装着されるウオームギア5b
は、揚送筒1の外周に嵌装された旋回外筒1bの下方に
一体的に装着したウオームホイル1cに噛合するように
なつている。このウオームホイル1cには下側に突出す
る突起部1dが形成されており、排出筒2が格納位置ま
で旋回してくると、揚送筒1に設けられる格納位置検知
用のスイツチS5をONに切換え、後述するように旋回
を停止せしめるようになつている。一方、M1は起倒用
モータで揚送筒1に取付けられており、このモータ軸に
装着されたウオームギヤ5bと噛合するウオームホイル
6は平ギア6aを備えており、ベアリング6bを介して
前記旋回外筒1bに回動自在に支持されている。前記平
ギア6aは、旋回外筒1bに別途ブラケツトを介して取
付けられた平ギア7と噛合し、該平ギア7の取付軸7a
の他端にはウオームギア7bが取付けられ、さらにこの
ウオームギア7bは、連結筒3の外筒にピン固定された
ウオームホイル3dと噛合している。そして起倒用モー
タM1が回転すると、モータM1→ウオームギア5b→
ウオームホイル6への動力伝達されるが、この場合、ウ
オームホイルは旋回外筒1bに対して回動自在に装着さ
れているので旋回外筒1bを旋回させることはなく、次
の平ギア6a→平ギア7→ウオームギア7b→ウオーム
ホイル3dへと伝達され、ウオームホイルと一体の連結
筒3が回転されることで、排出筒2は連結螺旋軸3aの
軸芯回りに上下首振り式に揺動して、作業状況に応じて
穀粒排出高を自由に調節できる機構となつている。ここ
で、モータM1とモータM2、ウオームギア5aとウオ
ームギア5bとは同形、同一のものを、ウオームホイル
1cとウオームホイル6の歯部は、それぞれ同一のもの
を使用するものとする。このことは、旋回用モータM2
の回転は、モータM2→ウオームギア5b→ウオームホ
イル1cへと伝達され、旋回外筒1bは回転することに
なるが、この時、共回転するギア7により排出筒2の上
下動も成されることとなるので、モータM1を正逆何れ
かに回転せしめて、排出筒2が上下動しないようにして
ある。
また、前記揚送筒1の螺旋軸1aは、中空状に形成され
ており、電気コードを内装したパイプ10が貫通してい
る。該パイプ10の先端は回転可能接点11aを有する
ジヨイント11を介して他の配線と接続されている。こ
のジヨイント11は第5図に示す如く、互いに回転摺動
可能な円筒状面11bで接続され、複数の弾性材からな
る導電接点11aは、相互の接点11aが回転により短
絡することがないように円筒状に配設され、接続用円筒
状面11bの回転位置に関係なく接続可能に構成されて
いる。図中、8は排出筒2の手動操作レバーであつて、
S1、S2は排出筒2の起倒用上下スイツチ、S3、S
4は左右旋回用スイツチであつて、前記手動操作レバー
8を作動案内する案内溝8aは、それぞれ別位置に配設
されたスイツチS1〜S4毎の方向に対応して十字状に
形成されている。即ち、左旋回用スイツチS3がONの
時にはモータM1、モータM2は共に正転、右旋回用ス
イツチS4がONの時にはモータM1、モータM2は共
に逆転となるように仕組まれてある。
更に、9は排出筒2に設けられる非常感知センサであつ
て、S6は排出筒2の外筒部に穿設した開口部を内部か
ら塞ぐように設けたバネ蝶番91の可動翼側から外方に
向けて取付けるセンサ9用スイツチであつて、この蝶番
91の可動翼は、排出筒2の内壁に装着したスポンジ等
の弾性体92に接する程度の力で付勢されている。そし
てこのスイツチS6は排出筒2の出口に穀粒が詰つた時
と、また後述するように排出筒2が回転移動中に障害物
に接当した時にONするようになつている。即ち、セン
サ9の感知片90は、排出筒2基部に、中央部を支点と
して揺動自在に支持されており、該感知片90の上端側
は弾機により排出筒2側に付勢され、下端側は前記スイ
ツチS6に応対している。93は排出筒2の下方に、9
4、95は排出筒2の下方に張設されるセンサ用ワイヤ
であつて、それぞれの一端は、排出筒2の先端側から両
側と下方に三角状に突出する触角96に、他端はセンサ
感知片90上端部に固定されている。この場合センサ用
ワイヤ94、95は排出筒2に長い距離平行せしめるた
めガイド部97を経るよう配慮されている。また排出筒
2の正規格納位置である機体側には弾性材で覆われた受
け部材98が備えられており、排出筒2が正規格納位置
にセツトされた場合には、スイツチS6をOFFからO
Nに切換え、さらにウオームホイル1cの突起部1dが
作動して旋回スイツチS5がOFFからONに切換える
ようになつている。さらに、排出筒2が可動中等にセン
サ用ワイヤ93、94、95がトラツク荷台や他物に接
触して引張られた場合に、スイツチS6をOFFからO
Nに切換えるようになつている。尚、図中、12はライ
ト、13は非常用スイツチS6用と前記ライト12用の
配線であり、他端はジヨイント11に接続している。
21は穀粒タンク20の上辺に設けられるオーバーフロ
ー弁であつて、選別室揚穀筒22から送られてきた穀粒
が該タンク20内に満杯になつた場合に、穀粒が該弁2
1を押圧してスイツチS8をONとしこれによつて、コ
ントロールユニツトのタイマ回路TUが作動し、タイマ
回路TUから所定時間Tのあいだ出力が出され、トラン
ジスタTRがソレノイドSLを作動せしめて燃料を所定
時間(T)カツトしてエンジンを停止するものである
が、さらに選別室揚穀筒22から吐出口24の開閉をす
る開閉板23がタンク20側に設けられているが、この
23には作動片23aが設けられている。そして開閉板
23を上動して吐出口24を閉塞した場合に、作動片2
3aがスイツチS8に接当してこれONに切換えてエン
ジン停止をするようになつている。尚、S9は作業機ク
ラツチ用スイツチである。(第13図、第14図を参
照) また、穀粒タンク20は横送り螺旋軸4aを支点と引き
倒して点検等ができるようになつているが、引き倒し時
にタンク20の底面が機体A側に接する対応位置に緩衝
材27付きの突き当てストツパ26が設けられている。
図中、25はギアケース、28はプーリ、29はVベル
トである。
次に、図示しない制御装置による排出筒2の起倒、旋
回、格納等の作動制御手順を第7図のフローチヤート図
に基づいて説明する。まず変数FG1、FG2を0に設
定して制御がスタートすると、各スイツチS1〜S6の
状態が判断されることになるが、排出筒2が格納状態で
あれば、S6=ON、S5=ONと判断されてモータM
1、M2が停止した待機状態になる。この状態では、ス
イツチS2、S3、S4の作動は無視され、スイツチS
1がON操作された時のみ起倒用モータM1を正転させ
て排出筒2を上昇させるようになつている。そして、排
出筒2を一旦上昇起立せしめれば(スイツチS6はOF
F状態)自由に起倒も旋回も行うことができる。また、
スイツチS2がONと判断されれば、モータM1が逆転
駆動せしめられて排出筒2が下降することになり、スイ
ツチS3がONに判断されれば、モータM1、M2を略
同時に正転させて排出筒2を左旋回せしめられることに
なり、またスイツチS4がONと判断されれば、モータ
M1、M2が逆転されて排出筒2は右旋回することにな
る。
次に、排出筒2の旋回作動中、つまり手動操作レバー8
の旋回操作中に、排出筒2が丁度格納定位置の真上まで
達して、前記ウオームホイル1cの突起部1dがスイツ
チS5をONに切換えた場合には、変数FG2に旋回規
制状態を意味する1が設定された後、モータM1、M2
が共に停止されるようになつている。そしてこの変数F
G2がスイツチS3もしくはスイツチS4がONと判断
された後にFG2=0でないと判断されることで、仮令
手動操作レバー8の操作に基づいてスイツチS3もしく
はS4がONし続けたとしても、モータM1、M2は停
止状態に保持されるようになつている。
更に排出筒2の作動中に、センサワイヤ93、94、9
5の何れかが障害物若しくは受け部材98に接触する
か、(この場合、感知片90の上端部は引張られてスイ
ツチS6はOFF→ONとなる)、または排出筒2が詰
つて(排出筒2内の詰つた穀粒が感知片90を押圧して
スイツチS6はOFF→ONとなる)、スイツチS6が
ONした場合には、変数FG1が1と設定され、さらに
旋回スイツチS5がONか否かが判断される。そして旋
回スイツチS5がONの場合には、排出筒2が格納され
たと判断されてモータM1、M2が停止されるが、逆に
旋回スイツチS5がOFFであつた場合には、異常であ
ると判断して、警報を発した後、変数FG1は0でな
く、かつスイツチS1〜S4のうちいずれかがONして
いると判断してモータM1、M2を停止するようになつ
ている。
また、前記のように、旋回スイツチS5もしくはS6の
ON作動によつてモータM1、M2が停止した場合は、
一旦スイツチS1〜S4が総てOFFであることに基づ
いて変数FG1、変数FG2に0をセツトするようにな
つており、このため、手動操作レバー8を一旦中立位置
に操作した後は、手動操作レバー8の再操作に基づいて
前述の如くモータM1、M2が駆動するようになつてい
る。また、ブザーの停止はスイツチS6をOFF、即
ち、排出筒2を逆旋回(スイツチS3またはS4をON
にする)、あるいは詰つた穀粒の取除き等に行うことに
よつて解除できるようになつている。
また、排出筒2の上下動、即ち、スイツチS1またはS
2の作動時には、モータM2の正逆回転がウオームギア
5a→ウオームホイル6機構により伝達されるものであ
るから、仮令排出筒2の大きい荷重が負荷されてもウオ
ームホイル6が旋回外筒1bに対して回動しないで逆に
旋回外筒1bと一体になつて排出筒2を回動せしめよう
とする力が作用したとしても、ウオームホイル6→ウオ
ームギア5aへの逆転はなく、さらにウオームホイル6
はボールベアリング6bを介して旋回外筒1bに回動自
在に装着されているので、排出筒2は格別なロツク機構
なしであつても上下動も旋回動もロツク保持されること
となる。
また、第11図に示す如く、排出筒2の側面の運転手側
に把手16を取付けておけば、排出筒2のセツト時に、
前述の旋回停止機構と相俟つて、受け部材98へのセツ
トを補助し得て、更に便利となるものである。図中、1
7は穀粒排出用作動レバーである。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、穀粒タ
ンク20内の穀粒を揚送排出する排出筒2は、手動操作
レバー8の操作に基づいて左右に旋回することになる
が、前記手動操作レバー8の操作中に排出筒2が格納位
置まで達すると、仮令手動操作レバー8を操作し続けた
としても、排出筒2は格納位置を越えて旋回することな
く、前記旋回規制に基づいて格納位置で正確に自動停止
することになり、しかる後、手動操作レバー8を操作し
て排出筒2を格納高さまで降下させれば、排出筒2は所
定の格納姿勢に容易にセツトされることになる。従つ
て、手動操作レバー8の手動操作に基づいて排出筒2を
格納する場合に、格納位置に正確にセツトされるまで何
度も手動操作レバー8の旋回操作を繰り返すような面倒
を解消することができ、この結果、排出筒2の手動格納
操作における操作性を飛躍的に向上させることができ
る。
しかも、格納位置における排出筒2の旋回規制は、手動
操作レバ−8を中立位置に操作することによつて解除で
きるため、例えば格納位置まで旋回させた排出筒2を再
度排出位置に旋回させる場合や、格納位置を越えて排出
筒2を旋回させたい場合においては、手動操作レバー8
を中立位置に一旦戻すだけで次の手動旋回操作が許容さ
れることになり、この結果、旋回規制の解除に手間取つ
て作業効率を低下させるような不都合も解消することが
できる。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものではないこと
は勿論であるが、排出筒2の旋回規制解除は、タイマー
により所定時間を経過すれば自動的に解除できるように
することもできる。また、排出筒2の起伏作動は、平ギ
ア6a→平ギア7→ウオームギア7b→ウオームホイル
3dの伝達に代えて第10図に示す如く、ベベルギア3
e、6eのみの簡単な機構にすることもできる。また、
第8図に示す如く、起倒用モータM1を旋回外筒1bに
装着し、該モーターM1の回動で伸縮する電動シリンダ
14を排出筒2の下面側に架設して、該シリンダ14の
伸縮によつて排出筒2の起倒を行わしめるようにすれ
ば、旋回時にモータM1を回す必要は全く無くなる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成したものである
から、穀粒タンク内の穀粒を揚送排出する排出筒を、手
動旋回操作具の操作に基づいて旋回させるようにしたも
のであるが、前記手動旋回操作具の操作中に排出筒が所
定の格納位置まで達した場合には、仮令手動旋回操作具
を操作し続けたとしても、排出筒は格納位置を越えて旋
回することなく、格納位置で正確に自動停止することに
なる。従つて、手動旋回操作具の操作に基づいて排出筒
を格納するにあたり、格納位置に正確にセツトされるま
で何度も手動旋回操作具の操作を繰り返すような面倒を
解消することができ、この結果、排出筒の手動格納操作
における操作性を飛躍的に向上させることができる。
しかも、本考案では、格納位置における排出筒の旋回規
制を、手動旋回操作信号の入力が無くなつたことに基づ
いて解除するため、例えば格納位置まで旋回させた排出
筒を再度排出位置に旋回させる場合や、格納位置を越え
て排出筒を旋回させたい場合においては、手動旋回操作
具を非旋回操作位置に一旦戻すだけで次の操作が許容さ
れることになり、この結果、旋回規制の解除に手間取つ
て作業効率を低下させるような不都合も解消することが
できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインにおける穀粒排出筒の作
動制御装置の一実施例を示したものであつて、第1図は
コンバインの斜視図、第2図は排出筒旋回部断面図、第
3図は同じく平面図、第4図は手動操作レバー部の作動
説明図、第5図は配線ジヨイント部断面図、第6図は排
出筒要部断面図、第7図はフローチヤート図、第8図お
よび第9図は他の実施例を示す要部断面図、第10図は
他の起倒機構を示す斜視図、第11図はコンバインの斜
視図、第12図はオーバーフロー弁の取付断面図、第1
3図は同回路図、第14図は同タイムチヤート図、第1
5図は穀粒タンクの説明用側断面図である。 図中、1は揚送筒、2は排出筒、3は連結筒、5a、5
bはウオームギア、1c、3d、6はウオームホイル、
8は手動操作レバー、M1、M2はモータ、S1〜S6
はそれぞれスイツチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】穀粒タンク内の穀粒を揚送排出する排出筒
    に、該排出筒を、格納位置を基準として左右何れの方向
    にも強制的に旋回可能な旋回作動機構を連繋してなるコ
    ンバインであつて、該コンバインに、前記旋回操作具の
    手動操作に基づいて手動旋回操作信号を出力する手動旋
    回操作信号出力装置と、排出筒の格納位置検知に基づい
    て格納位置検知信号を出力する格納位置検知信号出力装
    置と、前記手動旋回操作信号出力装置や格納位置検知信
    号出力装置から入力した信号に基づいて旋回作動機構を
    作動制御する旋回制御装置とを設け、さらに該旋回制御
    装置には、手動旋回操作信号の入力時にのみ旋回作動機
    構を旋回作動させる手動旋回制御手段と、手動旋回操作
    信号の入力時に格納位置検知信号を入力したことに基づ
    いて旋回作動機構の旋回作動を規制して排出筒を自動停
    止させる格納位置旋回規制手段と、該旋回規制を、手動
    旋回操作信号の入力が無くなつたことに基づいて解除す
    る旋回規制解除手段とを設けたことを特徴とするコンバ
    インにおける穀粒排出筒の旋回装置。
JP1987082812U 1987-05-29 1987-05-29 コンバインにおける穀粒排出筒の旋回装置 Expired - Lifetime JPH0629007Y2 (ja)

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