JP2001238526A - コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置 - Google Patents

コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置

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JP2001238526A
JP2001238526A JP2000058324A JP2000058324A JP2001238526A JP 2001238526 A JP2001238526 A JP 2001238526A JP 2000058324 A JP2000058324 A JP 2000058324A JP 2000058324 A JP2000058324 A JP 2000058324A JP 2001238526 A JP2001238526 A JP 2001238526A
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auger
power transmission
power
discharge
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Kazuya Takasaki
和也 高崎
Tamaki Naka
珠喜 中
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーガを格納位置に格納させた状態において
も、エンジンの動力をオーガに伝達する動力伝達装置を
動力伝達状態と動力遮断状態とに切換操作することが可
能であるようにする。 【解決手段】 オーガが格納位置に格納された格納状態
が検出されている場合において、エンジンが作動停止状
態であるときは、手動操作式の指令手段にて排出作動指
令が指令されると、電動用アクチュエータが作動して動
力伝達装置が動力伝達状態に切換操作され、排出停止指
令が指令されると、電動用アクチュエータが作動して動
力伝達装置が動力遮断状態に切換操作される一方、エン
ジンが作動状態であるときは、手動操作式の指令手段に
て排出作動指令が指令されても、電動用アクチュエータ
が作動せず、動力伝達装置が動力伝達状態に切換操作さ
れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒排出用オーガ
を排出作動させるためにエンジンから供給される動力を
前記オーガに伝達させる動力伝達状態と、前記オーガの
排出作動を停止させるために前記エンジンから前記オー
ガへの動力伝達を遮断する動力遮断状態とに切換操作自
在な動力伝達装置と、搭載バッテリーの電力によって作
動して、前記動力伝達装置を前記動力伝達状態と前記動
力遮断状態とに切換操作するための電動アクチュエータ
と、前記オーガを排出作動させるための排出作動指令及
び排出停止指令を指令する手動操作式の指令手段と、前
記オーガが格納位置に格納された格納状態であるか否か
を検出する格納状態検出手段と、前記指令手段の指令情
報に基づいて、前記動力伝達状態と前記動力遮断状態と
に切換るように前記電動アクチュエータを作動させ、且
つ、前記格納状態検出手段にて前記格納状態が検出され
ている場合は、前記動力伝達装置を前記動力伝達状態に
切換操作するのを禁止すべく、前記電動アクチュエータ
を作動させないように制御する制御手段とが設けられた
コンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のコンバインにおける穀粒排出用
オーガの操作装置では、グレンタンクに貯留された穀粒
を排出するための穀粒排出用オーガが、先端側の排出口
を所定の排出作業位置(例えばトラックの荷台等)に位
置させた状態で排出作動するために、エンジンから供給
される動力によって回転作動して穀粒を先端側の排出口
に向けて搬送するスクリューコンベア等にて構成される
とともに、エンジンからオーガへ動力伝達する動力伝達
装置が、例えばベルトテンション式の排出クラッチにて
構成されている。そして、手動スイッチ等の手動操作式
の指令手段によって、排出作動指令が指令されると、搭
載バッテリーの電力で作動する電動モータ等の電動アク
チュエータによって、上記排出クラッチがエンジンから
の動力をオーガに伝達させる動力伝達状態(クラッチ入
り状態)に切換操作されて、オーガが排出作動し、一
方、排出停止指令が指令されると、上記排出クラッチが
エンジンからオーガへの動力伝達を遮断する動力遮断状
態(クラッチ切り状態)に切換操作されて、オーガの排
出作動が停止するように構成されている。
【0003】但し、オーガが格納位置に格納されている
状態で排出作動させると、穀粒を所定の排出作業位置以
外の箇所に排出するおそれがあるので、オーガが格納位
置に格納された格納状態では排出作動させないようにし
ていた。具体的には、例えばオーガを格納位置において
受け止め支持する受止具に設けたスイッチにて、格納状
態検出手段を構成して、そのスイッチにてオーガが格納
位置に格納された格納状態が検出されているときは、排
出作動指令が指令されても、上記排出クラッチを入り状
態に切換操作するのを禁止するように制御していた(例
えば、特開平2−31613号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、オーガが格納状態のときは、排出クラッチ
を動力伝達状態に切換操作することが全くできないため
に、例えばコンバインの出荷検査等において、オーガを
格納位置に格納させた状態で、排出クラッチが動力伝達
状態と動力遮断状態とに適正に切換操作できるか、又、
動力伝達状態においてエンジンからの動力が確実にオー
ガに伝達できるように作動するか(具体的には、ベルト
の張力が適正状態に調整されているか)等について確認
することができないという不具合があった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、オーガを格納位置に格納させた
状態においても、動力伝達装置を動力伝達状態と動力遮
断状態とに切換操作することが可能となるコンバインに
おける穀粒排出用オーガの操作装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、前記
制御手段が、前記格納状態検出手段にて前記格納状態が
検出されている場合において、前記エンジンが作動停止
状態であるときは、前記動力伝達装置を前記動力伝達状
態と前記動力遮断状態とに切換操作するのを許容して、
前記電動アクチュエータを作動させるように構成されて
いる。つまり、オーガが格納位置に格納された格納状態
のときに、エンジンが作動停止状態であるときは、手動
操作式の指令手段にて排出作動指令が指令されると、電
動用アクチュエータが作動して動力伝達装置が動力伝達
状態に切換操作され、排出停止指令が指令されると、電
動用アクチュエータが作動して動力伝達装置が動力遮断
状態に切換操作される。一方、オーガが格納位置に格納
された格納状態のときに、エンジンが作動状態であると
きは、手動操作式の指令手段にて排出作動指令が指令さ
れても、電動用アクチュエータが作動せず、動力伝達装
置が動力伝達状態に切換操作されない。
【0007】従って、エンジンの作動が停止している場
合に限り、オーガが格納状態であっても、動力伝達装置
を動力伝達状態と動力遮断状態とに切換操作することが
可能となるコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作
装置が得られる。その結果、例えばコンバインの出荷検
査等において、オーガを格納位置に格納させた状態で、
排出クラッチ等の動力伝達装置が動力伝達状態と動力遮
断状態とに適正に切換操作できるか、又、動力伝達状態
においてエンジンからの動力が確実にオーガに伝達でき
るように作動するか等についての動作確認を適切に行う
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンバインにおけ
る穀粒排出用オーガの操作装置の実施形態について図面
に基づいて説明する。図1〜図2に示すように、コンバ
インは、左右一対のクローラ走行装置1の上部に設けた
機体Vの前部に、刈取部3が横軸芯周りに揺動操作自在
な状態で付設され、機体Vには、操縦部2、刈取穀稈を
脱穀・選別する脱穀部4、脱穀部4にて選別回収された
穀粒を貯留するグレンタンク5、及びグレンタンク5に
貯留された穀粒を機外に排出するための穀粒排出用のオ
ーガ9等が装備されている。
【0009】グレンタンク5の底部に前後方向に沿う状
態で底部スクリューコンベア7が設けられ、その底部ス
クリューコンベア7の搬送終端部から上方に向けて縦送
りスクリューコンベア8が延設され、この縦送りスクリ
ューコンベア8の上部に、前記オーガ9の基端部が、横
軸芯P1周りに揺動操作自在で、且つ、縦軸芯P2周り
に旋回操作自在に装備されている。尚、図2には、オー
ガ9が格納用の旋回位置に旋回した状態を示し、この位
置でオーガ9を下降させて受止具30に受け止めさせ
て、オーガ9を格納位置に格納することになる(図1参
照)。そして、受止具30には、オーガ9が格納位置に
格納された格納状態であるか否かを検出する格納状態検
出手段としての格納スイッチ30aが設けられている。
【0010】底部スクリューコンベア7には、底部コン
ベアスクリュー7Aが内装され、その底部コンベアスク
リュー7Aの搬送始端部には、機体右前部に設けたエン
ジンEから底部スクリューコンベア7への動力伝達を断
続するベルトテンション式の排出クラッチ13の出力プ
ーリ13Aが装着されている。さらに、縦送りスクリュ
ーコンベア8には、底部コンベアスクリュー7Aにベベ
ルギアを介して連動連結された縦コンベアスクリュー8
Aと、それを覆うとともにグレンタンク5に連通接続さ
れた円筒ケース8Bとが設けられ、オーガ9には、縦コ
ンベアスクリュー8Aにベベルギアを介して連動連結さ
れたコンベアスクリュー9Aと、それを覆うとともに縦
コンベアスクリュー8Aの円筒ケース8Bに回動ケース
6を介して連通接続された円筒ケース9Bとが設けられ
ている。そして、回動ケース6が、縦コンベアスクリュ
ー8Aの円筒ケース8Bに縦軸芯P2周りに相対回動可
能に接続されるとともに、オーガ9の円筒ケース9Bに
横軸芯P1周りに相対回動可能に接続されている。オー
ガ9の円筒ケース9Bにおける先端部には、下向き状態
の穀粒排出口10が形成されている。つまり、底部コン
ベアスクリュー7A、縦コンベアスクリュー8A及びコ
ンベアスクリュー9Aが、クラッチ13を介して伝達さ
れるエンジンEの動力で駆動されて、グレンタンク5に
貯留された穀粒をオーガ9の排出口10から排出するよ
うに構成されている。
【0011】上記排出クラッチ13の構成について説明
する。図3に示すように、前記出力プーリ13Aと、エ
ンジンEからの駆動力が伝達される駆動プーリ13Bと
が、ベルト25にて連動連結され、そのベルト25に対
して押圧作用するテンションプーリ26を一端側で回転
自在に支持する揺動アーム26Aの中央箇所が機体に枢
支されるとともに、そのアーム26Aの他端部が、操作
力緩衝用のスプリング29を介してリンク28に連動連
結され、さらに、そのリンク28がクラッチモータM2
によって上下方向に揺動操作されるアーム27の遊端部
に連結されている。つまり、リンク28が上方に引き上
げられるに伴って、テンションプーリ26がベルト25
に押圧されて、排出クラッチ13が、駆動プーリ13B
から出力プーリ13Aに駆動力を伝達するクラッチ入り
状態に切り換えられ、一方、リンク28が下方に押し下
げられるに伴って、テンションプーリ26のベルト25
に対する押圧作用が解除されて、排出クラッチ13が、
駆動プーリ13Bから出力プーリ13Aへの駆動力の伝
達を断つクラッチ切り状態に切り換えられる。
【0012】尚、上記リンク28は上側部分と下側部分
とに分割されるとともに、その両部分がネジ式の連結部
材28aによって連結され、その上側部分及び下側部分
の連結部材28aに対するねじ込み量を変更して上側部
分と下側部分との間隔を変更することにより、ベルト2
5に対するテンションプーリ26の押圧力を変更できる
ように構成されている。つまり、後述のようにエンジン
Eを停止させた状態で、排出クラッチ13をクラッチ入
り状態に切り換えて、上記ベルト25に対するテンショ
ンプーリ26の押圧力を変更して、ベルト25の張力
を、エンジンEの動力を確実にオーガ9に伝達できるよ
うに適正状態に調整することができる。
【0013】従って、上記排出クラッチ13が、オーガ
9を排出作動させるためにエンジンEから供給される動
力をオーガ9に伝達させる動力伝達状態(上記クラッチ
入り状態)と、オーガ9の排出作動を停止させるために
エンジンEからオーガ9への動力伝達を遮断する動力遮
断状態(上記クラッチ切り状態)とに切換操作自在な動
力伝達装置を構成するとともに、上記クラッチモータM
2が、後述の搭載バッテリーBTの電力によって作動し
て、上記排出クラッチ13を上記動力伝達状態と動力遮
断状態とに切換操作するための電動アクチュエータを構
成する。
【0014】オーガ9の旋回操作の駆動手段について説
明すると、図4に示すように、回動ケース6の外側面
に、旋回駆動用の大径ギア11が固着され、その大径ギ
ア11に咬合するピニオンギア12を回転駆動する旋回
用電動モータM1が縦送りスクリューコンベヤ8に固定
され、もって、旋回用電動モータM1を正逆転駆動する
に伴って、オーガ9が縦軸芯P2周りに旋回操作され、
かつ、旋回用電動モータM1を作動停止させるに伴っ
て、旋回停止するように構成されている。図中、Ryは
オーガ9の旋回位置を検出する多回転型のポテンショメ
ータを利用した旋回位置検出センサであって、旋回用電
動モータM1で駆動されるギア13によって旋回駆動用
ギア11と同時に回動操作されるようになっている。
尚、図2に示すように、予め旋回可能範囲が設定され、
上記旋回位置検出センサRyの検出情報に基づいて、オ
ーガ9がその旋回可能範囲の左限界位置LE及び右限界
位置REに達したときには、旋回用電動モータ13が自
動的に停止されるようになっている。
【0015】次に、オーガ9の昇降操作の駆動手段につ
いて説明すると、図4に示すように、オーガ9の基端部
と、回動ケース6との間に、昇降用油圧シリンダ15が
設けられ、もって、この昇降用油圧シリンダ15を伸長
させるに伴ってオーガ9が横軸芯P1周りで上昇操作さ
れ、かつ、昇降用油圧シリンダ15を短縮させるに伴っ
てオーガ9が横軸芯P1周りで下降操作されようになっ
ている。尚、オーガ9が昇降操作範囲の上限位置にある
ときにオン作動する上限スイッチ14が設けられてい
る。
【0016】操縦部2には、オーガ9を旋回及び昇降操
作するための操作指令を指示する十字レバー式の手動操
作具20が設けられている。この操作具20について説
明を加えれば、図5に示すように、中央位置に復帰する
ように付勢された操作レバー20Aが備えられ、操作レ
バー20Aを前方側に倒した状態では上昇スイッチSU
がオン作動して上昇指令が指令され、操作レバー20A
を手前側に倒した状態では下降スイッチSDがオン作動
して下降指令が指令され、操作レバー20Aを左側に倒
した状態では右旋回スイッチSLがオン作動して右旋回
指令が指令され、操作レバー20Aを右側に倒した状態
では左旋回スイッチSRがオン作動して左旋回指令が指
令される(図6参照)。又、上記操作レバー20Aを中
央位置に復帰させた状態では、オーガ9の旋回操作を停
止させるための旋回停止指令と、オーガ9の昇降操作を
停止させるための昇降停止指令が指令されている。尚、
オーガ9を自動的に格納位置または目標排出位置に移動
させるための自動スイッチ21と、この自動移動中にお
いてオーガ9を停止させるための停止スイッチ22とが
設けられている。
【0017】又、前記排出クラッチ13を入り切り操作
するための排出スイッチ24が設けられ、この排出スイ
ッチ24にて、オーガ9を排出作動させるための排出作
動指令及び排出停止指令を指令する手動操作式の指令手
段が構成されている。具体的には、上記排出スイッチ2
4は、押し操作を繰り返す毎に、前面側に突き出たオフ
位置と、奥側に引っ込んだオン位置とに交互に位置変更
される押しボタンスイッチに構成されて、オン位置のと
きに前記排出クラッチ13を入り操作するための排出作
動指令を指令し、オフ位置のときは前記排出クラッチ1
3を切り操作するための前記排出停止指令を指令する。
【0018】次に、オーガ9を作動させるための制御構
成について説明する。図6に示すように、マイクロコン
ピュータ利用の制御装置Hが設けられ、その制御装置H
に、前記格納スイッチ30a、前記位置検出センサR
y、前記上限スイッチ14、前記手動操作具20に設け
た各スイッチSU,SD,SL,SR、前記自動スイッ
チ21、前記停止スイッチ22、前記排出位置設定ボリ
ューム23、前記排出スイッチ24、及び、前記エンジ
ンEの回転数を検出するエンジン回転数センサ31の各
検出信号が入力されている。つまり、このエンジン回転
数センサ31によって、エンジンEが作動停止状態(つ
まり、エンジン回転数がゼロの状態)であるか否かが検
出される。一方、制御装置Hからは、前記旋回用電動モ
ータM1、前記昇降用油圧シリンダ15の制御弁16、
及び、前記クラッチモータM2に対する各駆動信号が出
力されている。そして、上記制御装置H、旋回用電動モ
ータM1、制御弁16、クラッチモータM2等は、搭載
バッテリーBTから電力の供給を受けて、その電力にて
作動するように構成されている。
【0019】尚、制御装置Hは、上記自動スイッチ21
が操作されると、オーガ9が格納位置にあるときには目
標排出位置に、オーガ9が格納位置以外に位置するとき
には格納位置に夫々自動的に移動させる自動移動制御を
実行する。この自動移動制御でオーガ9を格納位置以外
から格納位置に戻す場合には、先ずオーガ9を上限位置
まで上昇させ、その上限位置の状態で格納位置の上方ま
で旋回させ、次に、オーガ9をその上限位置から所定時
間下降作動させて、格納位置まで下降させるように制御
し、一方、オーガ9を格納位置から目標排出位置に移動
させる場合には、先ずオーガ9を上限位置まで上昇さ
せ、その上限位置の状態で目標排出位置まで旋回させて
停止するように制御する。
【0020】又、前記制御装置Hを利用して、前記排出
スイッチ24の指令情報に基づいて、前記排出クラッチ
13を前記動力伝達状態と前記動力遮断状態とに切換る
ように前記クラッチモータM2を作動させ、且つ、前記
格納スイッチ30aにて前記格納状態が検出されている
場合は、前記排出クラッチ13を前記動力伝達状態に切
換操作するのを禁止すべく、前記クラッチモータM2を
作動させないように制御する制御手段100が構成さ
れ、さらに、この制御手段100が、前記格納スイッチ
30aにて前記格納状態が検出されている場合におい
て、エンジンEが作動停止状態であるときは、前記排出
クラッチ13を前記動力伝達状態と前記動力遮断状態と
に切換操作するのを許容して、前記クラッチモータM2
を作動させるように構成されている。
【0021】次に、図7及び図8に示すフローチャート
に基づいて、上記制御手段100によるオーガ9の制御
作動について説明する。先ず、自動スイッチ21の入力
信号をチェックし、自動スイッチ21がオン状態であれ
ば、オーガ9が排出作動中であるか否かを判断して、排
出作動中でなければ、前述の自動移動処理を実行する。
一方、排出作動中であれば、その排出作動を停止させる
処理を行うと共に、設定時間が経過するまで待機し、設
定時間が経過した後に、前述の自動移動処理を実行す
る。尚、この設定時間は上記排出作動停止処理によって
オーガ9の排出作動が停止するまでの時間に設定する。
一方、自動スイッチ21がオフ状態であれば、手動操作
具20にて、前記昇降指令(上昇指令、下降指令、昇降
停止指令)及び旋回指令(左旋回指令、右旋回指令、旋
回停止指令)が指令されているか否かを判断し、指令さ
れている場合は、各操作指令に基づいてオーガ9を移動
させる手動移動処理を実行する。
【0022】自動スイッチ21がオフ状態で且つ手動操
作具20による操作指令が指令されていないときは、排
出制御処理を実行する。排出制御処理では、先ず、前記
排出スイッチ24の状態を調べ、排出スイッチ24がオ
ン状態のときは、さらに、オーガ9が移動中であるかど
うかを調べて、オーガ9が移動中でないときは、格納ス
イッチ30aがオフ状態のとき、及び、格納スイッチ3
0aがオン状態で且つエンジン回転数センサ31にてエ
ンジンEの作動停止状態が検出されているときに、クラ
ッチモータM2を作動させて排出クラッチ13を動力伝
達状態に切換操作する排出作動処理を実行する。一方、
上記の条件以外のとき、即ち、前記排出スイッチ24が
オフ状態のとき、排出スイッチ24がオン状態であるが
オーガ9が移動中のとき、及び、排出スイッチ24がオ
ン状態でオーガ9が移動中ではないが、格納スイッチ3
0aがオン状態でエンジンEが作動状態のときは、クラ
ッチモータM2を作動させて排出クラッチ13を動力遮
断状態に切換操作する排出停止処理を実行する。
【0023】〔別実施形態〕上記実施形態では、動力伝
達装置をベルトテンション式のクラッチにて構成した
が、これ以外に、例えば、対向配置された一対の摩擦板
を電動アクチュエータによって、接当状態(動力伝達状
態)と離間状態(動力遮断状態)とに切換操作自在な摩
擦板式の動力伝達装置にて構成してもよい。
【0024】上記実施形態では、手動操作式の指令手段
24を、押し操作に伴って、前面側に突き出たオフ位置
(排出停止指令の指令状態)と、奥側に引っ込んだオン
位置(排出作動指令の指令状態)とに交互に位置変更さ
れる1個の押しボタンスイッチにて構成したが、これ以
外に、例えば、排出作動指令と排出停止指令を各別に指
令する2個の押しボタンスイッチにて構成したり、ある
いは、オン位置とオフ位置との2つの位置に倒し操作自
在なトグルスイッチにて構成してもよい。
【0025】上記実施形態では、電動アクチュエータM
2を、電動モータにて構成したが、これに限るものでは
なく、例えば、電磁ソレノイドにて構成してもよい。
【0026】上記実施形態では、格納状態検出手段を、
オーガ9を格納位置において受け止め支持する受止具3
0に設けたスイッチ30aにて構成したが、これ以外
に、オーガ9の昇降位置を検出するボリューム等によっ
て構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインを示す全体側面図
【図2】コンバインを示す全体平面図
【図3】オーガの排出作動の操作構成を示す要部拡大側
面図
【図4】オーガの旋回及び昇降の操作構成を示す要部拡
大側面図
【図5】オーガの旋回及び昇降操作用の操作具を示す平
面図
【図6】制御構成のブロック図
【図7】制御作動のフローチャート
【図8】制御作動のフローチャート
【符号の説明】
9 穀粒排出用オーガ 13 動力伝達装置 24 指令手段 30a 格納状態検出手段 100 制御手段 BT 搭載バッテリー E エンジン M2 電動アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KE03 KE04 LA03 LC06 LC07 LE02 LE03 LE09 LE14 LE17 LE18 LG16 LR02 LR08 LR13 PA03 PA12 PA22 PA30 PA43 PE06 QA02 QE01 QE12 QE25 RA02 RA10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒排出用オーガを排出作動させるため
    にエンジンから供給される動力を前記オーガに伝達させ
    る動力伝達状態と、前記オーガの排出作動を停止させる
    ために前記エンジンから前記オーガへの動力伝達を遮断
    する動力遮断状態とに切換操作自在な動力伝達装置と、 搭載バッテリーの電力によって作動して、前記動力伝達
    装置を前記動力伝達状態と前記動力遮断状態とに切換操
    作するための電動アクチュエータと、 前記オーガを排出作動させるための排出作動指令及び排
    出停止指令を指令する手動操作式の指令手段と、 前記オーガが格納位置に格納された格納状態であるか否
    かを検出する格納状態検出手段と、 前記指令手段の指令情報に基づいて、前記動力伝達状態
    と前記動力遮断状態とに切換るように前記電動アクチュ
    エータを作動させ、且つ、前記格納状態検出手段にて前
    記格納状態が検出されている場合は、前記動力伝達装置
    を前記動力伝達状態に切換操作するのを禁止すべく、前
    記電動アクチュエータを作動させないように制御する制
    御手段とが設けられたコンバインにおける穀粒排出用オ
    ーガの操作装置であって、 前記制御手段が、前記格納状態検出手段にて前記格納状
    態が検出されている場合において、前記エンジンが作動
    停止状態であるときは、前記動力伝達装置を前記動力伝
    達状態と前記動力遮断状態とに切換操作するのを許容し
    て、前記電動アクチュエータを作動させるように構成さ
    れているコンバインにおける穀粒排出用オーガの操作装
    置。
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