JP2013013335A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排出オーガ32と、排出オーガ32を昇降又は旋回させるオーガ用アクチュエータと、排出オーガ32が載置されるオーガレスト21と、排出オーガ32がオーガレスト21に載置されていることを検出するオーガレストセットセンサ57と、複数の操作手段を有し、前記操作手段の操作に応じて、排出オーガ32の動作についての遠隔指示を送信する遠隔操作装置80と、前記遠隔指示に基づいて前記オーガ用アクチュエータを駆動制御する制御手段60と、を具備するコンバイン1であって、制御手段60は、前記複数の操作手段のうち特定の複数の操作手段(オートリターンボタン80k及びシフトボタン80m)が同時に操作された場合、排出オーガ32をオーガレスト21に載置させるように自動的に昇降又は旋回させる。
【選択図】図8
Description
なお、本実施形態に係るコンバイン1は6条刈のコンバインであるものとして図示及び説明するが、本発明はコンバインの刈取条数をこれに限るものではない。
また、以下において、図1における矢印Aの指す方向を機体前方向として、機体の前後方向を規定する。また、かかる前後方向と水平方向に直交する方向を機体の左右方向と規定する。
なお、オーガレストセットセンサ57は、オーガ載置検出手段の一例であり、本実施形態におけるものに限定するものではない。例えば、後述する旋回角度検知センサ46及び昇降角度検知センサ54を用いてオーガレスト21に横排出オーガ筒36が載置されているか否かを検出する構成とすることも可能である。
こうして、旋回用アクチュエータ35が駆動されると、回転軸44が軸心回り(左右方向)へ回動され、駆動ギヤ45及び従動ギヤ43を介して、縦排出オーガ筒34が軸心回りへ回動するように構成される。
こうして、昇降用アクチュエータ37が駆動されると(伸縮されると)、ブラケット48及びブラケット49を介して、横排出オーガ筒36が基端部を中心として上下方向へ回動するように構成される。
穀粒排出筒体40の先端側の開口部が水平方向を臨むように配置されている場合、投出口体47の穀粒排出口(前記開口された他側)は穀粒排出筒体40の内側壁により被覆されるので、投出口体47から外部へ穀粒を排出することはできない。
他方、穀粒排出筒体40の先端側の開口部が水平方向より下方向を臨むように配置されている場合、投出口体47の穀粒排出口(前記開口された他側)と穀粒排出筒体40の内側壁との間に間隙が設けられて投出口体47から排出された穀粒は、穀粒排出筒体40の先端側の開口部を通じて穀粒排出筒体40(排出オーガ32)の外部へ排出されることとなる。また、穀粒排出筒体40の先端側の開口部が臨む方向を水平方向より下方向の範囲で前後方向へ調整することにより、穀粒排出筒体40(排出オーガ32)から排出される穀粒の排出方向が調整可能となる。
なお、穀粒排出筒体40は、穀粒排出部の一例であり、本実施形態における形状等に限定するものではない。
こうして、筒体回動用アクチュエータ41が駆動されると、出力軸50が軸心回りへ回動され、出力軸ギヤ51を介して、開閉ギヤ52が回動する。そして、開閉ギヤ52が図4における反時計回りに回動すると、ロッド53及び開閉リンク55を介して、穀粒排出筒体40の先端側の開口部が水平方向より下方向を臨む方向へ回動するように構成される。他方、開閉ギヤ52が時計回りに回動すると、ロッド53及び開閉リンク55を介して、穀粒排出筒体40の先端側の開口部が水平方向を臨む方向へ回動するように構成される。
また、オーガクラッチ33が「入」の場合、排出オーガ32は、エンジン8aの動力が排出コンベア31を介して縦排出コンベア38及び横排出コンベア39へ伝達されるので、縦排出コンベア38及び横排出コンベア39が駆動して、グレンタンク17内の穀粒が穀粒排出筒体40を通じて排出可能に構成される。他方、オーガクラッチ33が「切」の場合、排出オーガ32は、エンジン8aの動力が排出コンベア31へ伝達されず、縦排出コンベア38及び横排出コンベア39が駆動しないので穀粒が排出されないように構成される。
受信部61は、遠隔操作装置80の送信部81から無線で送信された各種信号を受信する。前記記憶部は、各アクチュエータ35・37・41等の駆動制御に関する制御プログラム等を格納する。前記演算処理部は、受信部61から入力された各種信号や前記制御プログラムに基づいて演算処理を行い、各アクチュエータ35・37・41へ制御信号を出力するなどする。
また、制御手段60は、旋回用アクチュエータ35と、昇降用アクチュエータ37と、オーガクラッチ33と、筒体回動用アクチュエータ41と接続される。
また、筒体前回動ボタン80iと筒体後回動ボタン80jとは、それぞれオーガ下降ボタン80fの近傍でその左又は右側方に位置するとともに、筒体前回動ボタン80iがオーガ右旋回ボタン80hの下方に位置し、筒体後回動ボタン80jがオーガ左旋回ボタン80gの下方に位置するように配置される。
そして、オーガクラッチボタン80dは、筒体後回動ボタン80jの近傍でその下方に位置するように配置される。擬似電源ボタン80aは、オーガ右旋回ボタン80hの近傍でその上方に位置するように配置される。
シフトボタン80mは、オーガクラッチボタン80dの近傍でその下方に位置するように配置される。
なお、作業者は、図7に示すように、片方の手(左手)でシフトボタン80mを、もう片方の手(右手)でオートリターンボタン80kを、同時に押し操作することで、オートリターン機能を作動させることができる。
制御手段60は、シフトボタン80m及びオートリターンボタン80kが同時に押し操作されたと判定した場合、ステップS102に移行する。
制御手段60は、シフトボタン80m及びオートリターンボタン80kが同時に押し操作されていないと判定した場合、再度ステップS101の処理を行う。
すなわち、制御手段60は、排出オーガ32をオーガレスト21に載置させるように、当該排出オーガ32を自動的に昇降又は旋回させる。
制御手段60は、ステップS102の処理を行った後、ステップS103に移行する。
制御手段60は、遠隔操作装置80における各種ボタンのいずれかが操作されていないと判定した場合、ステップS104に移行する。
制御手段60は、遠隔操作装置80における各種ボタンのいずれかが操作されたと判定した場合、ステップS105に移行する。
制御手段60は、排出オーガ32がオーガレスト21に載置されたと判定した場合、ステップS105に移行する。
制御手段60は、排出オーガ32がオーガレスト21に載置されていないと判定した場合、ステップS103に移行する。
このように、シフトボタン80m及びオートリターンボタン80kを同時に押し操作しなければオートリターン機能が作動することがないため、片手で他の操作を行う際に誤って同時に押し操作される可能性が低く、作業者の意に反して排出オーガ32が自動的に昇降又は旋回するのを防止することができる。
このように、遠隔操作装置80における各種ボタン全てをオートリターン機能を停止させるための操作手段として用いることで、作業者は容易に排出オーガ32の動作を停止させることができる。特に、昇降又は旋回している排出オーガ32が何かに接触しそうになった場合等、当該排出オーガ32をすぐに停止させなければならない場合であっても、作業者は当該排出オーガ32の動作を容易に停止させることができる。
このように構成することにより、遠隔操作装置80を操作している際に誤操作し、作業者の意に反して排出オーガ32が自動的に昇降又は旋回するのを防止することができる。
このように構成することにより、遠隔操作装置80を操作している際に誤操作し、作業者の意に反して排出オーガ32が自動的に昇降又は旋回するのを防止することができる。
このように構成することにより、排出オーガ32が自動的に昇降又は旋回している際には複数の操作手段のいずれを操作しても当該排出オーガ32の昇降及び旋回を停止させることができるため、容易に当該排出オーガ32の動作を停止させることができる。
しかし、この場合、これら2つのボタンを同時に押し操作する際に、誤って擬似電源ボタン80aのみを押してしまうという誤操作が生じる場合があるため、本実施形態の如く、他の機能を兼用しないシフトボタン80mを独立して設けることが望ましい。
17 グレンタンク
21 オーガレスト
32 排出オーガ
35 旋回用アクチュエータ(オーガ用アクチュエータ)
37 昇降用アクチュエータ(オーガ用アクチュエータ)
57 オーガレストセットセンサ(オーガ載置検出手段)
60 制御手段
80 遠隔操作装置
80k オートリターンボタン(操作手段)
80m シフトボタン(操作手段)
Claims (3)
- グレンタンク内の穀粒を外部に排出する昇降かつ旋回可能な排出オーガと、
前記排出オーガを昇降又は旋回させるオーガ用アクチュエータと、
非作業時において前記排出オーガが載置されるオーガレストと、
前記排出オーガが前記オーガレストに載置されていることを検出するオーガ載置検出手段と、
複数の操作手段を有し、前記操作手段の操作に応じて、無線通信を用いて前記排出オーガの昇降又は旋回についての遠隔指示を送信する遠隔操作装置と、
前記遠隔操作装置からの遠隔指示に基づいて前記オーガ用アクチュエータを駆動制御する制御手段と、
を具備するコンバインであって、
前記制御手段は、
前記複数の操作手段のうち特定の複数の操作手段が同時に操作された場合、前記排出オーガを前記オーガレストに載置させるように自動的に昇降又は旋回させる、
コンバイン。 - 前記特定の複数の操作手段として2つの操作手段が用いられるとともに、
当該2つの操作手段は、
前記遠隔操作装置上において互いに所定距離以上離間して配置される、
請求項1に記載のコンバイン。 - 前記制御手段は、
前記排出オーガを前記オーガレストに載置させるように自動的に昇降又は旋回させている際に前記複数の操作手段のいずれかが操作された場合、当該排出オーガの昇降及び旋回を停止させる、
請求項1又は請求項2に記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10448568B2 (en) | 2015-10-14 | 2019-10-22 | Cnh Industrial America Llc | Automatically securing unloading auger support |
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- 2011-06-30 JP JP2011146308A patent/JP5806865B2/ja active Active
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