JPH1015A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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Publication number
JPH1015A
JPH1015A JP15213196A JP15213196A JPH1015A JP H1015 A JPH1015 A JP H1015A JP 15213196 A JP15213196 A JP 15213196A JP 15213196 A JP15213196 A JP 15213196A JP H1015 A JPH1015 A JP H1015A
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JP
Japan
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discharge auger
discharge
turning position
turning
auger
Prior art date
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Pending
Application number
JP15213196A
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English (en)
Inventor
Koji Yamagata
山形  浩司
Susumu Tsunoda
進 角田
Shigeo Fujita
茂雄 藤田
Mitsuru Takenaka
竹中  満
Tamotsu Soya
保 征矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPH1015A publication Critical patent/JPH1015A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 傾斜地などでの穀粒排出作業時に、排出オー
ガの旋回速度を低下することなく、且つ排出口が所定の
穀粒排出箇所から外さない。 【解決手段】 排出オーガ9を起伏駆動手段10及び旋
回駆動手段11の作動により起伏・旋回可能に装備した
コンバインにおいて、排出オーガの旋回位置検出手段2
3と、検出した旋回位置を入力する制御手段18Aと、
制御手段に所望の旋回位置を記憶させる記憶指令手段A
とを装備するとともに、記憶した位置と検出した位置を
比較し、その差が一定値以上になると記憶した位置に合
致するように旋回駆動手段の作動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グレンタンクに貯
留された穀粒を外部に排出する排出オーガを、起伏駆動
手段の作動により起伏操作可能に、かつ、旋回駆動手段
の作動により旋回操作可能に装備したコンバインに関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコンバインにおいて旋回駆
動手段は、例えば特開平6‐249320号公報などで
開示されているように、縦送りスクリューコンベヤにそ
の軸芯周りに回動自在に支持された回動ケース、該回動
ケースの外周に固着された大径ギヤ、および、該大径ギ
ヤに噛合するピニオンギヤを備えた電動モータなどによ
って構成されている。そして、従来より、旋回駆動手段
の電動モータとしては、排出オーガの旋回速度の高速化
を図る点から、平歯車からなる減速機構部を備えた平行
軸形式のギヤードモータが採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のように旋回駆動手段の電動モータとして平行軸
形式のギヤードモータを採用すると、排出オーガの旋回
速度の高速化を図ることはできるもののギヤードモータ
としての制動力が低下するようになる。つまり、上記の
従来技術においては、機体が比較的に大きく傾斜するよ
うな傾斜地などにおいて排出オーガを排出作動させた場
合には、ギヤードモータの制動力が排出オーガの重量に
負けてしまい、排出オーガが自重によって傾斜方向下手
側へ徐々に旋回し、排出オーガの排出口が所定の穀粒排
出箇所(例えば運搬車の荷台など)から外れるといった
不都合が生じるようになっていた。ちなみに、ギヤード
モータの減速機構部の減速比を大きくすることや、平行
軸形式のギヤードモータに代えてウォームギヤからなる
減速機構部を備えた直交軸形式のギヤードモータを採用
することにより、ギヤードモータの制動力を大きくして
排出オーガの自重による旋回を阻止することも考えられ
るが、これらの場合には排出オーガの旋回速度が著しく
低下する不都合が生じるようになっていた。
【0004】本発明の目的は、排出オーガの旋回速度を
低下させることなく、傾斜地などでの排出オーガの作動
による穀粒排出作業時に、排出オーガの排出口が所定の
穀粒排出箇所から外れるといった不都合が生じることを
解消できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のうちの請求項1記載の発明では、グレンタ
ンクに貯留された穀粒を外部に排出する排出オーガを、
起伏駆動手段の作動により起伏操作可能に、かつ、旋回
駆動手段の作動により旋回操作可能に装備したコンバイ
ンにおいて、前記排出オーガの旋回位置を検出する旋回
位置検出手段と、該旋回位置検出手段により検出された
前記排出オーガの旋回位置が入力される制御手段と、該
制御手段に前記排出オーガの所望の旋回位置を記憶させ
る記憶指令手段とを装備するとともに、前記制御手段
が、前記排出オーガの所望の旋回位置を記憶するのに伴
って、記憶した前記排出オーガの所望の旋回位置と前記
旋回位置検出手段により検出される前記排出オーガの現
在の旋回位置とを比較し、その差が一定値以上になるの
に伴って、前記旋回位置検出手段により検出される前記
排出オーガの旋回位置が記憶した前記排出オーガの旋回
位置と合致するように前記旋回駆動手段の作動を制御す
るよう構成した。
【0006】上記請求項1記載の発明によると、穀粒排
出作業開始時の作業として、先ず、起伏駆動手段および
旋回駆動手段の作動により排出オーガを起伏および旋回
操作し、排出オーガの排出口を所定の穀粒排出箇所にお
ける所望の穀粒排出位置に位置させる。そして、この時
点で旋回位置検出手段により検出された排出オーガの旋
回位置を記憶指令手段によって制御手段に記憶させるよ
うにする。すると、制御手段は、記憶された排出オーガ
の所望の旋回位置と旋回位置検出手段により検出される
排出オーガの現在の旋回位置とを比較するようになり、
その比較差が一定値以上になった場合には、旋回位置検
出手段により検出される排出オーガの旋回位置が記憶さ
れた排出オーガの旋回位置に合致するように旋回駆動手
段の作動を制御する制御作動を実行するようになる。つ
まり、穀粒の排出作業を行う作業場所が、機体が比較的
に大きく傾斜するような傾斜地であり、ギヤードモータ
の制動力が排出オーガの重量に負けてしまい、排出オー
ガが自重によって傾斜方向下手側へ旋回するような状況
であったとしても、排出オーガの排出口が所定の穀粒排
出箇所における所望の穀粒排出位置から位置ずれした場
合には、制御手段が、旋回駆動手段を作動させて、排出
オーガの排出口の所望の穀粒排出位置からの位置ずれを
修正するようになる。これによって、排出オーガの排出
口が所定の穀粒排出箇所から外れるといった不都合が生
じることを解消できるようになる。また、上記の不都合
を制御手段の制御作動で解消するようにしていることか
ら、ギヤードモータの減速機構部の減速比を大きくする
ことや、平行軸形式のギヤードモータに代えて直交軸形
式のギヤードモータを採用することによって上記の不都
合を解消する場合のように、排出オーガの旋回速度が著
しく低下するといった不都合が生じることもない。
【0007】従って、排出オーガの旋回速度を低下させ
ることなく、傾斜地などでの排出オーガの作動による穀
粒排出作業時に、排出オーガの排出口が所定の穀粒排出
箇所から外れるといった不都合が生じることを解消でき
るようになった。
【0008】本発明のうちの請求項2記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、前記記憶指令手段
を、前記排出オーガの排出作動状態を検出する排出作動
検出手段により構成するとともに、前記制御手段は、前
記排出作動検出手段により前記排出オーガの排出作動開
始状態が検出されるのに伴って、その時点において前記
旋回位置検出手段により検出された前記排出オーガの旋
回位置を記憶するとともに、再び前記旋回駆動手段の作
動により前記排出オーガが旋回操作される、もしくは、
前記排出作動検出手段により前記排出オーガの排出作動
停止状態が検出されるまでの間、記憶した前記排出オー
ガの旋回位置と前記旋回位置検出手段により検出される
前記排出オーガの現在の旋回位置とを比較し、その差が
一定値以上になるのに伴って、前記旋回位置検出手段に
より検出される前記排出オーガの旋回位置が記憶した前
記排出オーガの旋回位置と合致するように前記旋回駆動
手段の作動を制御するよう構成した。
【0009】上記請求項2記載の発明によると、穀粒排
出作業開始時の作業として、先ず、起伏駆動手段および
旋回駆動手段の作動により排出オーガを起伏および旋回
操作し、排出オーガの排出口を所定の穀粒排出箇所にお
ける所望の穀粒排出位置に位置させる。そして次に、排
出オーガを駆動させて穀粒の排出作動を開始させるよう
にする。すると、排出作動検出手段が、排出オーガの排
出作動開始状態を検出するとともに、その検出に伴っ
て、制御手段が、その時点で旋回位置検出手段により検
出された排出オーガの旋回位置を記憶するようになる。
制御手段は、排出オーガの旋回位置を記憶すると、記憶
された排出オーガの所望の旋回位置と、旋回位置検出手
段により検出される排出オーガの現在の旋回位置とを比
較するようになり、その比較差が一定値以上になった場
合には、旋回位置検出手段により検出される排出オーガ
の旋回位置が記憶した排出オーガの旋回位置に合致する
ように旋回駆動手段の作動を制御する制御作動を実行す
るようになる。また、制御手段は、再び旋回駆動手段の
作動により排出オーガが旋回操作された場合、もしく
は、排出作動検出手段により排出オーガの排出作動停止
状態が検出された場合には直ちに上記の制御作動を停止
するようになる。そして、旋回駆動手段の再作動による
排出オーガの旋回操作によって上記の制御作動を停止し
た場合には、旋回駆動手段の再作動による排出オーガの
旋回操作が停止されるのに伴って、また、排出作動検出
手段による排出オーガの排出作動停止状態の検出によっ
て上記の制御作動を停止した場合には、排出作動検出手
段により排出オーガの排出作動開始状態が再び検出され
るのに伴って、その時点で旋回位置検出手段により新た
に検出された排出オーガの旋回位置を記憶し、上記の制
御作動を新たに記憶した排出オーガの旋回位置に基づい
て実行するようになる。
【0010】つまり、先述の請求項1記載の発明と同様
に、排出オーガの排出口が所定の穀粒排出箇所における
所望の穀粒排出位置から位置ずれした場合には、制御手
段が旋回駆動手段を作動させて、排出オーガの排出口の
所望の穀粒排出位置からの位置ずれを修正するようにな
ることから、排出オーガの排出口が所定の穀粒排出箇所
から外れるといった不都合が生じることを解消できるよ
うになる。また、上記の不都合を先述の請求項1記載の
発明と同様に制御手段の制御作動で解消するようにして
いることから、排出オーガの旋回速度が著しく低下する
といった不都合が生じることもない。しかも、記憶指令
手段を排出作動検出手段で構成していることにより、制
御手段は、排出作動検出手段により排出オーガの排出作
動開始状態が検出されるのに伴って、その時点で旋回位
置検出手段により検出された排出オーガの旋回位置を記
憶するようになることから、記憶指令手段を手動式に構
成した場合に比較して、制御手段に排出オーガの旋回位
置を記憶させるごとに記憶指令手段の手動操作を行うと
いった手間をなくすことができるとともに、記憶指令手
段の誤操作や操作忘れをも防止できるようになる。
【0011】従って、排出オーガの旋回位置を制御手段
に記憶させる際の操作の簡略化、ならびに、その記憶操
作の誤操作や操作忘れの防止を図りながらも、排出オー
ガの旋回速度を低下させることなく、傾斜地などでの排
出オーガの作動による穀粒排出作業時に、排出オーガの
排出口が所定の穀粒排出箇所から外れるといった不都合
が生じることを解消できるようになった。
【0012】本発明のうちの請求項3記載の発明では、
上記請求項1記載の発明において、前記記憶指令手段
を、前記旋回位置検出手段と、前記排出オーガの起伏位
置を検出する起伏位置検出手段とから構成するととも
に、前記制御手段は、前記旋回位置検出手段により検出
された前記排出オーガの旋回位置と、前記起伏位置検出
手段により検出された前記排出オーガの起伏位置とか
ら、前記排出オーガが所定の格納位置に位置していない
ことを検知している状態で、前記排出オーガの旋回操作
および起伏操作が停止されるのに伴って、その時点にお
いて前記旋回位置検出手段により検出された前記排出オ
ーガの旋回位置を記憶するとともに、再び前記旋回駆動
手段の作動により前記排出オーガが旋回操作される、も
しくは、再び前記起伏駆動手段の作動により前記排出オ
ーガが起伏操作されるまでの間、記憶した前記排出オー
ガの旋回位置と前記旋回位置検出手段により検出される
前記排出オーガの現在の旋回位置とを比較し、その差が
一定値以上になるのに伴って、前記旋回位置検出手段に
より検出される前記排出オーガの旋回位置が記憶した前
記排出オーガの旋回位置と合致するように前記旋回駆動
手段の作動を制御するよう構成した。
【0013】上記請求項3記載の発明によると、穀粒排
出作業開始時の作業として、起伏駆動手段および旋回駆
動手段の作動により排出オーガを起伏および旋回操作
し、排出オーガの排出口を所定の穀粒排出箇所における
所望の穀粒排出位置に位置させた状態で停止させると、
制御手段は、旋回位置検出手段により検出された排出オ
ーガの旋回位置と、起伏位置検出手段により検出された
排出オーガの起伏位置とから、排出オーガが所定の格納
位置に位置していないことを検知するとともに、その検
知状態で排出オーガの旋回操作および起伏操作が停止さ
れていることを検知し、その検知に伴って、その時点で
旋回位置検出手段により検出された排出オーガの旋回位
置を記憶するようになる。そして次に、記憶した排出オ
ーガの旋回位置と旋回位置検出手段により検出される排
出オーガの現在の旋回位置とを比較するようになり、そ
の比較差が一定値以上になった場合には、旋回位置検出
手段により検出される排出オーガの旋回位置が記憶した
排出オーガの旋回位置に合致するように旋回駆動手段の
作動を制御する制御作動を実行するようになる。また、
制御手段は、再び旋回駆動手段の作動により排出オーガ
が旋回操作された場合、もしくは、再び起伏駆動手段の
作動により排出オーガが起伏操作された場合には直ちに
上記の制御作動を停止するようになる。そして、旋回駆
動手段の再作動による排出オーガの旋回操作によって上
記の制御作動を停止した場合には、旋回駆動手段の再作
動による排出オーガの旋回操作が停止されるのに伴っ
て、また、起伏駆動手段の再作動による排出オーガの起
伏操作によって上記の制御作動を停止した場合には、起
伏駆動手段の再作動による排出オーガの起伏操作が停止
されるのに伴って、その時点で旋回位置検出手段により
新たに検出された排出オーガの旋回位置を記憶し、上記
の制御作動を新たに記憶した排出オーガの旋回位置に基
づいて実行するようになる。尚、制御手段は、旋回駆動
手段または起伏駆動手段の再作動後の排出オーガの旋回
位置が所定の格納位置であることを検知した場合には、
上記の制御作動の停止を継続するようになる。
【0014】つまり、先述の請求項1または2記載の発
明と同様に、排出オーガの排出口が所定の穀粒排出箇所
における所望の穀粒排出位置から位置ずれした場合に
は、制御手段が旋回駆動手段を作動させて、排出オーガ
の排出口の所望の穀粒排出位置からの位置ずれを修正す
るようになることから、排出オーガの排出口が所定の穀
粒排出箇所から外れるといった不都合が生じることを解
消できるようになる。また、上記の不都合を先述の請求
項1または2記載の発明と同様に制御手段の制御作動で
解消するようにしていることから、排出オーガの旋回速
度が著しく低下するといった不都合が生じることもな
い。しかも、記憶指令手段を旋回位置検出手段と起伏位
置検出手段とから構成していることにより、制御手段
は、旋回位置検出手段および起伏位置検出手段により検
出された排出オーガの旋回位置と起伏位置とから、排出
オーガが所定の格納位置に位置していないことを検知し
ている状態で排出オーガの旋回操作および起伏操作が停
止されていることを検知するのに伴って、その時点で旋
回位置検出手段により検出された排出オーガの旋回位置
を記憶するようになることから、先述の請求項2記載の
発明と同様に、記憶指令手段を手動式に構成した場合に
比較して、制御手段に排出オーガの旋回位置を記憶させ
るごとに記憶指令手段の手動操作を行うといった手間を
なくすことができるとともに、記憶指令手段の誤操作や
操作忘れをも防止できるようになる。
【0015】従って、この構成においても、排出オーガ
の旋回位置を制御手段に記憶させる際の操作の簡略化、
ならびに、その記憶操作の誤操作や操作忘れの防止を図
りながらも、排出オーガの旋回速度を低下させることな
く、傾斜地などでの排出オーガの作動による穀粒排出作
業時に、排出オーガの排出口が所定の穀粒排出箇所から
外れるといった不都合が生じることを解消できるように
なった。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1には自脱型コンバインの全体側面が、
図2には自脱型コンバインの全体平面が夫々示されてお
り、このコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置
1を備えた走行機体2、走行機体2の前部に装着された
刈取部3、刈取部3にて刈り取られた穀稈を脱穀して穀
粒を選別回収する脱穀装置4、脱穀装置4にて選別回収
された穀粒を貯留するグレンタンク5、および、グレン
タンク5に貯留された穀粒を穀粒排出箇所の一例である
トラックの荷台などに排出する穀粒排出装置6などによ
って構成されている。
【0018】図1〜4に示すように、穀粒排出装置6
は、グレンタンク5の底部に前後方向に沿う状態に配備
された底部スクリューコンベヤ7、底部スクリューコン
ベヤ7の搬送終端部から上方に向けて延設された縦送り
スクリューコンベヤ8、縦送りスクリューコンベヤ8の
上部に横軸芯P1周りに起伏揺動自在でかつ縦軸芯P2
周りに旋回揺動自在に装備された排出オーガ9、排出オ
ーガ9を縦送りスクリューコンベヤ8に対して横軸芯P
1周りに起伏駆動する起伏駆動手段10、および、排出
オーガ9を縦送りスクリューコンベヤ8に対して縦軸芯
P2周りに旋回駆動する旋回駆動手段11などによって
構成されている。底部スクリューコンベヤ7は、その搬
送始端側の端部がグレンタンク5の前部側に露出する状
態に延出されたコンベヤスクリュー7Aから構成されて
おり、その延出端には、走行機体2の右前部に搭載され
たエンジン12から底部スクリューコンベヤ7への伝動
を断続するベルトテンション式に構成されたクラッチ機
構13の出力プーリ13Aが装着されている。縦送りス
クリューコンベヤ8は、底部スクリューコンベヤ7にベ
ベルギヤ式連動機構(図示せず)を介して連動連結され
たコンベヤスクリュー8Aと、それを外囲するとともに
グレンタンク5に連通接続された円筒ケース8Bによっ
て構成されている。排出オーガ9は、縦送りスクリュー
コンベヤ8のコンベヤスクリュー8Aにベベルギヤ式連
動機構(図示せず)を介して連動連結されたコンベヤス
クリュー9Aと、それを外囲するとともに縦送りスクリ
ューコンベヤ8の円筒ケース8Bに回動ケース14を介
して連通接続された円筒ケース9Bによって構成されて
いる。回動ケース14は、縦送りスクリューコンベヤ8
の円筒ケース8Bには縦軸芯P2周りに相対回動可能に
接続され、また、排出オーガ9の円筒ケース9Bには横
軸芯P1周りに相対回動可能に接続されている。排出オ
ーガ9の円筒ケース9Bにおける先端周面の下部側に
は、穀粒排出用の矩形状の排出口aが形成されている。
つまり、底部スクリューコンベヤ7、縦送りスクリュー
コンベヤ8、および、排出オーガ9は、クラッチ機構1
3を介して伝達されるエンジン12からの動力で駆動さ
れることによって、グレンタンク5に貯留された穀粒を
排出オーガ9の排出口aから排出するようになってい
る。
【0019】図3および図4に示すように、起伏駆動手
段10は、回動ケース14、回動ケース14と排出オー
ガ9の円筒ケース9Bとに渡って架設された油圧シリン
ダ15、および、油圧シリンダ15に対する作動油の流
動状態を切り換える電磁制御弁16などによって構成さ
れており、操縦部17に装備された起立スイッチ17A
または倒伏スイッチ17Bの操作により、走行機体2に
搭載された制御装置18に対して排出オーガ9の起立作
動指令または倒伏作動指令を指令することによって、排
出オーガ9の所望の起伏位置への起伏操作を行えるよう
になっている。旋回駆動手段11は、回動ケース14、
回動ケース14の外周に固着された大径ギヤ19、およ
び、大径ギヤ19に噛合するピニオンギヤ20を備える
状態で縦送りスクリューコンベヤ8の円筒ケース8Bに
支持固定された電動モータ21によって構成されてお
り、操縦部17に装備された左旋回スイッチ17Cまた
は右旋回スイッチ17Dの操作により、制御装置18に
対して排出オーガ9の左旋回作動指令または右旋回作動
指令を指令することによって、排出オーガ9の所望の旋
回位置への旋回操作を行えるようになっている。電動モ
ータ21としては、排出オーガ9の旋回速度の高速化を
図る点から、平歯車(図示せず)からなる減速機構部2
1Aを備えた平行軸形式のギヤードモータが採用されて
いる。
【0020】図4に示すように、エンジン12から底部
スクリューコンベヤ7への伝動を断続するクラッチ機構
13には、クラッチ機構13の断続状態から排出オーガ
9の排出作動状態を検出して制御装置18へ出力する排
出作動検出手段22が配備されている。排出作動検出手
段22は、クラッチ機構13の断続状態を切り換える操
作レバー13Bが「入」位置に操作されたことを検出す
るリミットスイッチによって構成されている。図3およ
び図4に示すように、縦送りスクリューコンベヤ8の円
筒ケース8Bには、旋回駆動手段11の電動モータ21
の回転数から排出オーガ9の旋回位置を検出して制御装
置18へ出力する旋回位置検出手段23が装備されてい
る。旋回位置検出手段23は、旋回駆動手段11の電動
モータ21に備えられたピニオンギヤ20と噛合するセ
ンサギヤ24を備えた回転式のポテンショメータによっ
て構成されている。一方、排出オーガ9の排出作動状態
と旋回位置が入力される制御装置18には排出オーガ9
の旋回方向での格納位置が記憶されており、制御装置1
8は、操縦部17に装備された格納指令スイッチ29の
操作により排出オーガ9の格納指令が指令されると、記
憶された排出オーガ9の格納位置と、旋回位置検出手段
23により検出される排出オーガ9の旋回位置とが合致
するように旋回駆動手段11を作動させるとともに、記
憶された排出オーガ9の格納位置と、旋回位置検出手段
23により検出される排出オーガ9の旋回位置とが合致
するのに伴って、旋回駆動手段11の作動による排出オ
ーガ9の旋回操作を停止し、その後、走行機体2の所定
位置より上方に向けて延設された受止め具30によって
排出オーガ9が受け止め支持されたことが受止め具30
に装備した格納検出スイッチ30Sにより検出されるま
での間、起伏駆動手段10の作動により排出オーガ9を
下降させるようになっている。つまり、制御装置18
は、格納指令スイッチ29からの指令に基づいて、排出
オーガ9を所定の格納位置に自動的に位置させる制御作
動を実行するよう構成されている。また、制御装置18
には、排出作動検出手段22により排出オーガ9の排出
作動開始状態が検出されると、その検出に伴って、その
時点において旋回位置検出手段23により検出された排
出オーガ9の旋回位置を記憶するとともに、再び旋回駆
動手段11の作動により排出オーガ9が旋回操作され
る、もしくは、排出作動検出手段22により排出オーガ
9の排出作動停止状態が検出されるまでの間、記憶した
排出オーガ9の旋回位置と旋回位置検出手段23により
検出される排出オーガ9の現在の旋回位置とを比較し、
その差が一定値以上になるのに伴って、旋回位置検出手
段23により検出される排出オーガ9の旋回位置が記憶
した排出オーガ9の旋回位置と合致するように旋回駆動
手段11の電動モータ21の作動を制御するよう構成さ
れた制御手段18Aが制御プログラムとして備えられて
いる。
【0021】以上の構成から、穀粒排出作業開始時に、
操縦部17の各スイッチ17A〜17Dの操作により起
伏駆動手段10および旋回駆動手段11を作動させて、
排出オーガ9の排出口aが所定の穀粒排出箇所(例えば
運搬車の荷台など)における所望の穀粒排出位置に位置
する状態に排出オーガ9を起伏および旋回操作した後、
クラッチ機構13の操作レバー13Bの「入」位置への
操作により排出オーガ9を駆動させて穀粒排出作動を開
始させるようにすると、排出作動検出手段22が排出オ
ーガ9の排出作動開始状態を検出するとともに、その検
出に伴って、制御装置18の制御手段18Aが、その時
点で旋回位置検出手段23により検出された排出オーガ
9の旋回位置を記憶するようになる。つまり、排出作動
検出手段22は、排出オーガ9の排出作動開始状態の検
出に伴って、その時点での排出オーガ9の旋回位置(排
出オーガ9を所望の穀粒排出位置に位置させた状態での
旋回位置)を制御手段18Aに記憶させる記憶指令手段
Aとして機能するようになる。一方、制御手段18A
は、排出オーガ9の旋回位置を記憶すると、記憶された
排出オーガ9の所望の旋回位置と、旋回位置検出手段2
3により検出される排出オーガ9の現在の旋回位置とを
比較するとともに、その比較差が一定値以上になった場
合には、旋回位置検出手段23により検出される排出オ
ーガ9の旋回位置が記憶した排出オーガ9の旋回位置に
合致するよう旋回駆動手段11の作動を制御する制御作
動を実行するようになる。また、制御手段18Aは、再
び操縦部17の左旋回スイッチ17Cまたは右旋回スイ
ッチ17Dが操作され、旋回駆動手段11の再作動によ
り排出オーガ9が旋回操作された場合、もしくは、クラ
ッチ機構13の操作レバー13Bが「切」位置に操作さ
れ、排出作動検出手段22により排出オーガ9の排出作
動停止状態が検出された場合には直ちに上記の制御作動
を停止するようになる。そして、旋回駆動手段11の再
作動による排出オーガ9の旋回操作によって上記の制御
作動を停止した場合には、旋回駆動手段11の再作動に
よる排出オーガ9の旋回操作が停止されるのに伴って、
また、排出作動検出手段22による排出オーガ9の排出
作動停止状態の検出によって上記の制御作動を停止した
場合には、排出作動検出手段22により排出オーガ9の
排出作動開始状態が再び検出されるのに伴って、その時
点で旋回位置検出手段23により新たに検出された排出
オーガ9の旋回位置を記憶し、上記の制御作動を新たに
記憶された排出オーガ9の旋回位置に基づいて実行する
ようになる。
【0022】つまり、穀粒の排出作業を行う作業場所
が、機体が比較的に大きく傾斜するような傾斜地であ
り、電動モータ21の制動力が排出オーガ9の重量に負
けてしまい、排出オーガ9が自重によって傾斜方向下手
側へ旋回するような状況であったとしても、排出オーガ
9の排出口aが所定の穀粒排出箇所における所望の穀粒
排出位置から位置ずれした場合には、制御手段18A
が、旋回駆動手段11を作動させて、排出オーガ9の排
出口aの所望の穀粒排出位置からの位置ずれを修正する
ようになる。これによって、排出オーガ9の排出口aが
所定の穀粒排出箇所から外れるといった不都合が生じる
ことを解消できるのである。また、上記の不都合を制御
手段18Aの制御作動で解消するようにしていることか
ら、電動モータ21の減速機構部21Aの減速比を大き
くすることや、電動モータ21として平行軸形式のギヤ
ードモータに代えて直交軸形式のギヤードモータを採用
することによって上記の不都合を解消する場合のよう
に、排出オーガ9の旋回速度が著しく低下するといった
不都合が生じることをも防止できるのである。しかも、
制御手段18Aは、排出作動検出手段22により排出オ
ーガ9の排出作動開始状態が検出されるのに伴って、そ
の時点で旋回位置検出手段23により検出された排出オ
ーガ9の旋回位置を記憶するようになることから、手動
操作で排出オーガ9の旋回位置を記憶させるように構成
した場合に比較して、制御手段18Aに排出オーガ9の
旋回位置を記憶させるごとに手動操作を行うといった手
間をなくすことができるとともに、手動操作で行う場合
に生じる虞のある誤操作や操作忘れをも防止できるので
ある。
【0023】図5および図6に示すように、排出オーガ
9の円筒ケース9Bには、排出口aを開閉するシャッタ
25と、シャッタ25を閉姿勢に保持するロック機構2
6とが装備されている。シャッタ25は、排出口aを形
成する円筒ケース9Bの先端部に排出オーガ9の延出方
向に沿う左右の横軸芯P3周りに揺動自在に支持された
左右一対の開閉板25Aと、少量の穀粒の荷重によって
開閉板25Aが開操作される程度に左右の開閉板25A
を閉方向に付勢するバネ25Bによって構成されてい
る。つまり、穀粒排出作業時において、シャッタ25
は、穀粒排出装置6の作動によりグレンタンク5の穀粒
が排出口aに搬送される直前まで排出口aを閉塞し、排
出口aまで搬送された穀粒の荷重により左右の開閉板2
5Aが開操作されることによって排出口aを開放するよ
うになっている。ロック機構26は、円筒ケース9Bの
先端部にシャッタ25の開操作を阻止する突出姿勢とシ
ャッタ25の開操作を許容する退避姿勢とに排出オーガ
9の延出方向に沿う方向にスライド移動可能に支持され
た左右一対のロッド26A、クラッチ機構13の操作レ
バー13Bが「切」位置から「入」位置に操作される途
中段階で左右一対のロッド26Aが退避姿勢に切り換わ
るよう操作レバー13Bと左右のロッド26Aとを連係
する操作ワイヤ26B、および、左右のロッド26Aを
突出姿勢に復帰付勢する左右一対のバネ26Cによって
構成されている。以上の構成により、非穀粒排出作業時
にはシャッタ25がロック機構26により閉姿勢に保持
されるようになることから、機体の振動などによって排
出口aへ移動する排出オーガ9内の残留穀粒が排出口a
から零れ落ちることを防止できるようになっている。ま
た、穀粒排出作業時には穀粒排出装置6が作動するより
も前の段階でロック機構26のロッド26Aを退避姿勢
に切り換えられるようにしていることから、穀粒排出装
置6の作動後にロック機構26のロッド26Aを退避姿
勢に切り換えるようにした場合のように、排出口aに搬
送された穀粒の荷重により左右の開閉板25Aが開操作
されていることによってロック機構26のロッド26A
を退避姿勢に切り換え難くなるといった不都合が生じる
ことを防止できるようになっている。ちなみに、図7に
示すように、ロック機構26を、上述した左右一対のロ
ッド26A、クラッチ機構13の操作レバー13Bが
「切」位置または「入」位置へ操作される際の通過を検
出するリミットスイッチ26D、および、リミットスイ
ッチ26Dの検出に基づいて左右のロッド26Aを出退
操作する電動モータ26Eによって構成するようにして
もよく、また、図8に示すように電動モータ26Eに代
えてシリンダ26Fを採用するようにしてもよい。シリ
ンダ26Fとしては、油圧式、電磁式、あるいは、空気
式のものなどを採用することができる。また、リミット
スイッチ26Dの代わりとして排出作動検出手段22を
流用するようにしてもよい。
【0024】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 上記の実施形態においてはコンバインとして自脱型
のものを例示したが、全稈投入型のものであってもよ
い。 排出作動検出手段22を、穀粒排出装置6における
各コンベヤスクリュー7A,8A,9Aのいずれかの回
転を検出する回転センサで構成するようにしてもよく、
また、排出オーガ9により搬送される穀粒の圧力を検出
する圧力センサで構成するようにしてもよい。 図9に示すように、上記実施形態における排出作動
検出手段22に代えて、排出オーガ9の起伏位置を検出
して制御装置18へ出力する起伏位置検出手段27を装
備し、旋回位置検出手段23と起伏位置検出手段27と
から記憶指令手段Aを構成するとともに、排出オーガ9
の旋回位置と起伏位置とが入力されるようになる制御装
置18の制御手段18Aを、旋回位置検出手段23によ
り検出された排出オーガ9の旋回位置と、起伏位置検出
手段27により検出された排出オーガ9の起伏位置とか
ら、排出オーガ9が所定の格納位置に位置していないこ
とを検知している状態で、排出オーガ9の旋回操作およ
び起伏操作が停止されていることを検知すると、それに
伴って、その時点において旋回位置検出手段23により
検出された排出オーガ9の旋回位置を記憶するととも
に、再び旋回駆動手段11の作動により排出オーガ9が
旋回操作される、もしくは、再び起伏駆動手段10の作
動により排出オーガ9が起伏操作されるまでの間、記憶
した排出オーガ9の旋回位置と旋回位置検出手段23に
より検出される排出オーガ9の現在の旋回位置とを比較
し、その差が一定値以上になるのに伴って、旋回位置検
出手段23により検出される排出オーガ9の旋回位置が
記憶した排出オーガ9の旋回位置と合致するように旋回
駆動手段11の電動モータ21の作動を制御するよう構
成してもよい。この場合、起伏位置検出手段27として
は、図9に示すように油圧シリンダ15の伸縮作動量か
ら排出オーガ9の起伏位置を検出する伸縮式のポテンシ
ョメータを採用するようにしてもよく、また、横軸芯P
1周りの排出オーガ9の揺動操作量から排出オーガ9の
起伏位置を検出する回転式のポテンショメータを採用す
るようにしてもよい。尚、制御手段18Aは、操縦部1
7に装備された各スイッチ17A〜17Dの操作状況か
ら、旋回駆動手段11の作動により排出オーガ9が旋回
操作されているか否か、および、起伏駆動手段10の作
動により排出オーガ9が起伏操作されているか否かの判
定を行うようになる。 図9に二点鎖線で示すように、上記実施形態におけ
る排出作動検出手段22に代えて、排出オーガ9の排出
口aを所望の穀粒排出位置に位置させた直後の手動操作
によって、その状態で旋回位置検出手段23により検出
された排出オーガ9の旋回位置を制御手段18Aに記憶
させる手動式記憶指令装置28(例えば押しボタンスイ
ッチなどによって構成されたもの)により記憶指令手段
Aを構成するとともに、制御手段18Aを、手動式記憶
指令装置28の操作により排出オーガ9の旋回位置が記
憶されると、それに伴って、記憶された排出オーガ9の
所望の旋回位置と旋回位置検出手段23により検出され
る排出オーガ9の現在の旋回位置とを比較し、その差が
一定値以上になるのに伴って、旋回位置検出手段23に
より検出される排出オーガ9の旋回位置が記憶した排出
オーガ9の旋回位置に合致するように旋回駆動手段11
の作動を制御するよう構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】自脱型コンバインの全体側面図
【図2】自脱型コンバインの全体平面図
【図3】起伏駆動手段と旋回駆動手段と旋回位置検出手
段の構成を示す穀粒排出装置の要部の側面図
【図4】制御構成を示すブロック図
【図5】排出オーガのシャッタならびに操作ワイヤを採
用したロック機構の構成を示す排出オーガ先端部の縦断
側面図
【図6】排出オーガのシャッタならびにロック機構の構
成を示す排出オーガ先端部の縦断正面図
【図7】排出オーガのシャッタならびに電動モータを採
用したロック機構の構成を示す排出オーガ先端部の縦断
側面図
【図8】排出オーガのシャッタならびにシリンダを採用
したロック機構の構成を示す排出オーガ先端部の縦断側
面図
【図9】排出作動検出手段に代えて起伏位置検出手段ま
たは手動式記憶指令装置を装備した別実施形態の制御構
成を示すブロック図
【符号の説明】
5 グレンタンク 9 排出オーガ 10 起伏駆動手段 11 旋回駆動手段 18A 制御手段 22 排出作動検出手段 23 旋回位置検出手段 27 起伏位置検出手段 A 記憶指令手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 満 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 征矢 保 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレンタンクに貯留された穀粒を外部に
    排出する排出オーガを、起伏駆動手段の作動により起伏
    操作可能に、かつ、旋回駆動手段の作動により旋回操作
    可能に装備したコンバインであって、 前記排出オーガの旋回位置を検出する旋回位置検出手段
    と、該旋回位置検出手段により検出された前記排出オー
    ガの旋回位置が入力される制御手段と、該制御手段に前
    記排出オーガの所望の旋回位置を記憶させる記憶指令手
    段とを装備するとともに、 前記制御手段が、前記排出オーガの所望の旋回位置を記
    憶するのに伴って、記憶した前記排出オーガの所望の旋
    回位置と前記旋回位置検出手段により検出される前記排
    出オーガの現在の旋回位置とを比較し、その差が一定値
    以上になるのに伴って、前記旋回位置検出手段により検
    出される前記排出オーガの旋回位置が記憶した前記排出
    オーガの旋回位置と合致するように前記旋回駆動手段の
    作動を制御するよう構成してあるコンバイン。
  2. 【請求項2】 前記記憶指令手段を、前記排出オーガの
    排出作動状態を検出する排出作動検出手段により構成す
    るとともに、 前記制御手段は、前記排出作動検出手段により前記排出
    オーガの排出作動開始状態が検出されるのに伴って、そ
    の時点において前記旋回位置検出手段により検出された
    前記排出オーガの旋回位置を記憶するとともに、再び前
    記旋回駆動手段の作動により前記排出オーガが旋回操作
    される、もしくは、前記排出作動検出手段により前記排
    出オーガの排出作動停止状態が検出されるまでの間、記
    憶した前記排出オーガの旋回位置と前記旋回位置検出手
    段により検出される前記排出オーガの現在の旋回位置と
    を比較し、その差が一定値以上になるのに伴って、前記
    旋回位置検出手段により検出される前記排出オーガの旋
    回位置が記憶した前記排出オーガの旋回位置と合致する
    ように前記旋回駆動手段の作動を制御するよう構成して
    ある請求項1記載のコンバイン。
  3. 【請求項3】 前記記憶指令手段を、前記旋回位置検出
    手段と、前記排出オーガの起伏位置を検出する起伏位置
    検出手段とから構成するとともに、 前記制御手段は、前記旋回位置検出手段により検出され
    た前記排出オーガの旋回位置と、前記起伏位置検出手段
    により検出された前記排出オーガの起伏位置とから、前
    記排出オーガが所定の格納位置に位置していないことを
    検知している状態で、前記排出オーガの旋回操作および
    起伏操作が停止されるのに伴って、その時点において前
    記旋回位置検出手段により検出された前記排出オーガの
    旋回位置を記憶するとともに、再び前記旋回駆動手段の
    作動により前記排出オーガが旋回操作される、もしく
    は、再び前記起伏駆動手段の作動により前記排出オーガ
    が起伏操作されるまでの間、記憶した前記排出オーガの
    旋回位置と前記旋回位置検出手段により検出される前記
    排出オーガの現在の旋回位置とを比較し、その差が一定
    値以上になるのに伴って、前記旋回位置検出手段により
    検出される前記排出オーガの旋回位置が記憶した前記排
    出オーガの旋回位置と合致するように前記旋回駆動手段
    の作動を制御するよう構成してある請求項1記載のコン
    バイン。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4698948A (en) * 1982-06-10 1987-10-13 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Furnace wall construction for industrial use
EP1250832A1 (de) * 2001-04-20 2002-10-23 Deere & Company Einrichtung zur Steuerung der Position einer Austragseinrichtung einer landwirtschaftlichen Erntemaschine
US6638159B2 (en) 2000-05-04 2003-10-28 Maschinenfabrik Bernard Krone Gmbh Harvesting machine having a rotatable ejection elbow
CN1151046C (zh) * 1999-10-19 2004-05-26 丰田自动车株式会社 车辆的电动转向机构
EP1454520A1 (de) 2003-03-06 2004-09-08 Deere & Company Austrageinrichtung einer landwirtschaftlichen Erntemaschine

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