JPH06288194A - トンネル覆工構築方法 - Google Patents

トンネル覆工構築方法

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JPH06288194A
JPH06288194A JP5096573A JP9657393A JPH06288194A JP H06288194 A JPH06288194 A JP H06288194A JP 5096573 A JP5096573 A JP 5096573A JP 9657393 A JP9657393 A JP 9657393A JP H06288194 A JPH06288194 A JP H06288194A
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Akira Honma
昭 本間
Kazuhiko Matsuzaki
和彦 松崎
Kunimoto Kawamura
邦基 河村
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Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】施工の簡略化を図りつつ確実なる止水層を形成
する。 【構成】その外面31b側に防水樹脂を工場塗布してな
るコーティング層32を設けると共に、止水帯装着部3
3を形成したセグメント31を用いて、シールドトンネ
ルを構築する際に、隣接するセグメント31、31相互
間に、セグメント隣接方向に伸縮し得る止水帯35を、
セグメント建て込み時に止水帯装着部33に接着する形
で配設し、該止水帯35とコーティング層32を接続す
る形で覆工3の外周部に筒状の止水層3Pを、トンネル
構築方向に連続した形で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下河川用のシールド
トンネルに適用するに好適なトンネル覆工構築方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、シールドトンネルにおいて、コン
クリート等からなるセグメントを、その外周側からかか
る土圧を外圧として支持し得る形で、トンネル周方向及
びトンネル軸方向に沿って複数接続していくことによっ
て、覆工体を構築していく方法がある。ところで、最
近、都市部における洪水防止対策として、シールド工法
によって比較的深い地下にトンネルを構築しておき、豪
雨時に河川や集排水溝等の水路の排水容量を超えた分の
雨水を、該トンネルを地下河川として用いて排水処理す
ることによって、地上に雨水が溢れ出るのを回避せんと
する構想が提案されている。こういった地下河川用トン
ネルにおいては、トンネル断面内に雨水を流通させた際
に、水頭差によって或いは雨水流入時の衝撃による水圧
によって該トンネル断面内に大きな内圧が生じることが
予想されるために、その覆工体に、構造体としての強
度、止水性といったものを長期に亙って常時維持してい
ることが極めて厳密に要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような覆
工体は、これが支持している地盤中の間隙水が圧力外水
として該覆工体の外周側に作用する形で、外水圧による
大きな応力が覆工体の一部に集中して、この結果セグメ
ント継手箇所が破壊したり、或いはセグメント自体にク
ラックが形成される形で、覆工体が、これに要求されて
いる先に述べたような構造体としての強度、止水性とい
ったものを保持し得なくなる危険性がある。そこで、覆
工体の外周側に止水性を有する裏込材を注入したり、或
いはシールド装置の推進と共に覆工体の外周に沿って防
水シートを繰り出す等して、該覆工体の外周側を被覆し
得るような止水層を形成して、これによって、覆工体を
圧力外水から防護する方法が考えられている。しかし、
裏込材を注入する方法では、注入された裏込材が覆工体
の全周を被覆しているか否かの信頼性に乏しく、また、
防水シートを繰り出す方法は、該防水シートをシールド
装置のテールシールと覆工体との間を通過させる形で繰
り出さなければならないために、シールド装置の構造が
非常に複雑になり、施工が難しくなるという、欠点があ
る。また、防水シートはシート部材の特性として引き裂
き破断に弱い為に、該防水シートに僅かな傷でも生じる
と該傷を起因として引き裂き破断してしまう可能性があ
り、これが一旦生じると、覆工体の外周における何れの
位置で防水シートが破断したかという破断補修箇所を突
き止めて、これを補修することは極めて難しい。そこで
本発明は上記事情に鑑み、シールド装置の構造を複雑化
させることなく簡単且つ確実に覆工体の外周側にその全
周を被覆する形で止水層を形成することが出来るように
して、覆工体が、構造体としての強度、止水性といった
ものを長期に亙って常時維持することが出来るようにし
た、トンネル覆工構築方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、その外周
(31b)側に防水被膜層(32)を設けると共に、該
外周(31b)側の縁部に沿ってシール部材装着領域
(33)を設けたセグメント(31)を有し、前記セグ
メント(31)をトンネル周方向及びトンネル軸方向に
沿って複数接続することによってトンネル覆工(3)を
構築する際に、隣接するセグメント(31)、(31)
相互間に、セグメント隣接方向に伸縮し得る形で帯状に
形成されたシール部材(35)を、各セグメント(3
1)の前記シール部材装着領域(33)に接着する形で
該隣接するセグメント(31)、(31)の継手方向に
沿って配設することによって、該シール部材(35)と
該シール部材(35)に隣接する前記防水被膜層(3
2)を接続し、前記接続されたシール部材(35)と防
水被膜層(32)とにより、前記トンネル覆工(3)の
外周部に筒状の止水層(3P)を、トンネル構築方向に
連続した形で形成するようにして、構成される。なお、
( )内の番号等は、図面における対応する要素を示
す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されるものではない。以下の作用の欄につ
いても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、隣接するセグメント(3
1)、(31)相互間においてセグメント隣接方向に伸
縮し得る形で配設されるシール部材(35)と各セグメ
ント(31)の外周(31b)側に設けられた防水被膜
層(32)は、隣接するセグメント(31)、(31)
の接続動作を介して該シール部材(35)と防水被膜層
(32)が接続し、該接続された状態のシール部材(3
5)と防水被膜層(32)がトンネル覆工(3)の外周
部において、トンネル構築方向に連続した筒状の止水層
(3P)となる形で、該トンネル覆工(3)を、その外
側に配置している地盤(2)に対して止水するように作
用する。
【0006】
【実施例】図1は本発明を用いて構築中のトンネルの一
例を示す破断斜視図、図2は図1に示すトンネルの横断
面図、図3は図1に示すトンネルにおける覆工体部分の
拡大斜視図、図4は本発明によるトンネル構築方法にお
けるセグメントの接合方法を示す図、図5は図4に示す
セグメントが接合された状態を示す図、図6は図5に示
すセグメントに目開きが生じた状態を示す図である。
【0007】構築中のトンネル1は、図1又は図2に示
すように、地盤2中において掘進方向である矢印A、B
方向に伸延する形で横転円筒状に形成された覆工3を有
しており、覆工3は、トンネル1の掘進手段であるシー
ルド装置によって地盤2中に横転円柱形状に形成された
掘削坑道2s中において、該掘削坑道2sの外周に沿っ
て即ち地盤2が形成している図2に示す坑壁2aに接続
された横転円筒形状をなす形に形成構築されている。覆
工3の外周部には、該覆工3を構成している複数のセグ
メント31の各コンクリート版31aにおける外面31
b側の全域に亙ってこれを被覆する形の止水層3Pが、
トンネル構築方向である矢印A、B方向に連続して円筒
状に形成されており、止水層3Pのトンネル断面方向外
側である矢印F方向側には、図2に示すように、シール
ド装置のテールボイド部分に裏込材を注入することによ
って形成されてなる裏込層3Qが、覆工3と地盤2の坑
壁2aをその全域に亙って接続する形で充填配設されて
いる。
【0008】また、覆工3の内側にはトンネル空間3s
が、覆工3の内周面3a形状に対応した形で横転円柱状
に形成されており、トンネル空間3sの先端側である図
1左端部には、その全体部分を図示省略したシールド装
置が、該シールド装置における地盤掘削刃を地盤2の切
羽に対向させた形で配設されており、シールド装置は覆
工3の先頭部分を構成しているセグメントリング30の
前端面を推進反力として矢印A方向に掘進している。シ
ールド装置には、図1に示すように、覆工3を構成して
いるセグメント31を、該シールド装置に後続させる形
で所定の位置に建て込む為のエレクタ5が、図示しない
その本体部分がシールド装置のガーダー部に接続支持さ
れた形で設けられており、エレクタ5は、そのセグメン
ト把持部5aがトンネル軸心CT0を回転中心としてト
ンネル周方向である矢印C、D方向に沿って回転自在
で、且つトンネル断面方向である矢印E、F方向に突出
後退な形で、掘進方向即ちトンネル軸方向である矢印
A、B方向に移動位置決め自在に設けられている。
【0009】一方、前記覆工3は、図1又は図2に示す
ように、トンネル周方向である矢印C、D方向に沿って
並ぶ形で円環形をなすように接続された形の複数のセグ
メント31からなるセグメントリング30が、その1リ
ングのリング幅が幅L1をなす形でトンネル掘進方向で
ある図1矢印A、B方向に順次接続された形で、シール
ド装置に後続して構築されており、各セグメント31
は、トンネル1の覆工形状に沿って円弧を描く形のブロ
ック状に形成されている。即ちセグメント31は、図3
に示すように、プレキャスト製のコンクリート版31a
を有しており、コンクリート版31aの矢印F方向側に
示す外面31bは、セグメント31の外周面を構成して
いる。そして、セグメント31の外周面であるコンクリ
ート版31aの外面31bには、防水樹脂を該外面31
bに所定の厚さで工場塗布してなる防水被膜層であるコ
ーティング層32が、セグメント31の外周側における
略全域(即ち、以下に述べる止水帯装着部33が形成さ
れた以外の残りの全部)において該外面31bを被覆す
る形で、該コンクリート版31aと一体に設けられてい
る。これと共に、セグメント31にはシール部材装着領
域である止水帯装着部33が、コンクリート版31aの
外面31b側において矢印A又はB方向側端縁のいずれ
か一方と、矢印C又はD方向側端縁のいずれか一方部
分、即ちセグメント31の外周側であるコンクリート版
31aの外面31b側の縁部に沿った部分が、ここに装
着されるべきシール部材である止水帯35の形状に合わ
せて切欠き形成された形で設けられており、止水帯装着
部33には矢印C、D方向又は矢印A、B方向に帯状を
なす止水帯35が、矢印A、B方向及び矢印C、D方向
に隣接するセグメント31、31相互間に位置する形
で、即ちセグメント31、31の継手方向に沿って、接
着材36を介して該止水帯装着部33に接着された形
で、ここに配設されている。
【0010】止水帯35は、図4に示すように、その図
4下側真中部分において欠損領域35sが形成された断
面形状をなす形で、図4紙面と交差方向に伸延する帯状
に形成されたブチルゴム等のシール性を有する弾性部材
からなり、止水帯35の図4左右両側面には、被着面3
5a、35aが、欠損領域35sを挟んで帯状に伸延す
る形で形成されている。即ち、止水帯35は、接着材3
6を介して、隣接するセグメント31、31相互間にお
いて、その被着面35a、35aを該隣接するセグメン
ト31、31における止水帯装着部33を構成している
部分の各コンクリート版31aに一体に接着された形
で、セグメント継手方向に沿って伸延する帯状をなすよ
うにここに配設されることによって、該コンクリート版
31aと剥離することなくセグメント隣接方向に伸縮す
ることが出来るように構成されているものである。な
お、止水帯35は、これが覆工3における隣接するセグ
メント31、31相互間に配設される以前には、図4に
示すように、該セグメント31の止水帯装着部33の幅
L2より幅広なる幅L3に形成されており、止水帯35
は、該隣接するセグメント31、31の接続によって、
セグメント隣接方向である図4左右方向に押し潰される
形で、その幅L3が止水帯装着部33の幅L2に対応し
た形に縮まるように構成されているものである。従っ
て、覆工3の外周部に形成されている前記止水層3P
は、該覆工3を構成している複数のセグメント31が、
トンネル周方向(矢印C、D方向)及びトンネル軸方向
(矢印A、B方向)に複数接続されることによって、隣
接するセグメント31、31相互間に配設された止水帯
35と該止水帯35に隣接するコーティング層32、3
2が、トンネル周方向及びトンネル軸方向に連続的に接
続された形で、実施例においては円筒状に形成されてい
る。
【0011】さらに、覆工3には、図3又は図5に示す
ように、矢印A、B方向及び矢印C、D方向に隣接する
セグメント31、31の相互間に配置する形で止水補強
域37が、該覆工3を構成している各セグメント31の
継手面31d部分においてそのコンクリート版31aに
形成された凹溝31cが、2ヶのセグメント31、31
の隣接によって2ヶ一対に対向された形で形成配設され
ており、止水補強領域37には水膨張ゴム等からなる公
知のシール6が、図示しない締結ボルトを介してセグメ
ント31、31が締結されることによって、該シール6
の図5側面部分が該止水補強領域37を構成している凹
溝31c、31c部分のコンクリート版31a、31a
に押圧されて、ここに挟着された形でそれぞれ設けられ
ている。なお、止水補強領域37において、ここに挟着
配設されたシール6の図5上下には、若干の空隙部分が
残されており、さらに、当該シール6の図5上下の空隙
部分には、覆工3の内側であるトンネル空間3s側から
流動性止水材7を注入自在な形になっている。従って、
覆工3は、該覆工3の外周部を構成する形で形成された
前記止水層3Pを介して、該覆工3を構成している複数
のセグメント31相互間の接続箇所から地盤2中の間隙
水を覆工3内のトンネル空間3s或いはシールド装置の
内側空間に浸入させることなく、前記裏込層Qを介して
地盤2による土圧即ち外圧を支持することが出来るよう
に、即ち覆工3が地盤2に対して止水された形で、複数
のセグメント31が一体に接続された形になっていると
共に、各止水補強領域37にシール6が覆工3の止水性
をさらに高めた形で配設されて、さらに該止水補強領域
37に流動性止水材7が注入され得る形で、万が一の漏
水に備えて補修可能な形になっている。
【0012】トンネル1は以上のような構成を有してい
るので、該トンネル1を構築するには、シールド装置を
用いて、その構築初期においてはシールド発進地点であ
る立坑等に仮設した適宜な反力架台等に反力を求めつ
つ、シールド装置の地盤掘削手段を介して地盤2を掘進
していく形で、これを該地盤2中に推進させていく。そ
して、シールド装置の推進に対応した分だけ、エレクタ
5を介してそのセグメント把持部5aにセグメント31
を把持させて、これを所定の建て込み位置に移動させる
形で、トンネル周方向である矢印C、D方向に沿って円
環状に接続することによって幅L1をなすセグメントリ
ング30を形成し、該セグメントリング30をトンネル
軸方向である矢印A、B方向に順次接続して、これを裏
込層3Qを介して地盤2に接続定着させていく形で覆工
3を構築していく。即ちシールド装置が掘削形成した掘
削坑道2s中に、セグメント31をトンネル周方向及び
トンネル軸方向に複数接続する形で建て込むことによっ
て、覆工3を、該覆工3によって覆工3周囲の地盤2に
よる土圧を支持させる形で、幅L1をなすセグメントリ
ング30づつ構築していく。そして、シールド装置があ
る程度推進して、覆工3がある程度構築延長されたとこ
ろで、シールド装置は、その内側に設けられた複数の推
進ジャッキを介して覆工3の前端に推進反力を求める形
で、セグメントリング30の幅に対応した距離L1づつ
地盤2中を推進させながら、セグメント31を順次建て
込んで、トンネル構築していく。
【0013】ところで、セグメント31をトンネル周方
向及びトンネル軸方向に沿って複数接続するよう建て込
む際には、図4に示すように、隣接するセグメント3
1、31相互間にセグメント隣接方向に伸縮し得る形で
止水帯35を、そのコンクリート版31aの外面31b
側にコーティング層32が既に設けられている該セグメ
ント31の止水帯装着部33に、該止水帯装着部33を
構成しているコンクリート版31a、31aに接着する
形で配設していく。(なお、止水帯35の装着は、図1
に示すように、矢印A、B方向及び矢印C、Dのいずれ
に隣接するセグメント31、31相互間においても行
う。)そこで、まず図4に示すように、既に建て込まれ
たセグメント31の継手面31dにおける、該継手面3
1dに接続される新たなセグメント31の止水帯装着部
33に対応した位置に、接着材36を塗布しておく。一
方、新たに建て込まれるセグメント31の止水帯装着部
33には、接着材36を介して止水帯35を接着してお
く。この状態で、新たに建て込まれるセグメント31を
エレクタ5のセグメント把持部5aに把持させて、これ
を例えば図4に示すように矢印G方向に押し付ける形
で、既に建て込まれたセグメント31に接続させる。す
ると、こうして接続された隣接するセグメント31、3
1相互間には、図5に示すように、止水帯35が、図5
紙面と交差方向に示すセグメントの継手方向に沿って伸
延する形で、接着配設される。この際、こうして隣接す
るセグメント31、31相互間に配設される以前には、
図4に示すように、該セグメント31の止水帯装着部3
3の幅L2より幅広なる幅L3に形成されていた止水帯
35は、該隣接するセグメント31、31の接続によっ
て図4左右方向に押し潰される形になり、これによっ
て、図5に示すように、該止水帯35の図5左右両側側
面即ち被着面35a、35aが、接着材36を介して、
隣接するセグメント31、31の各コンクリート版31
aが構成している止水帯装着部33に一体に接着接続さ
れる。なお、こうしてセグメント31を建て込む際に
は、止水補強域37にシール6を、隣接するセグメント
31、31のいずれかの凹溝31cに該シール6を嵌着
しておき、これを該セグメント31、31の接続によっ
て圧着させる形でここに挟着配設し、また、隣接するセ
グメント31、31は締結ボルトによって締結一体化す
る。
【0014】こうして、シールド装置を推進させなが
ら、その推進分だけセグメント31を、隣接するセグメ
ント31、31相互間に止水帯35を、止水帯装着部3
3に接着する形で配設すると共に、止水補強域37にシ
ール6を挟着しながら、順次トンネル周方向及びトンネ
ル軸方向に接続して建て込んでゆく動作を繰返していく
と、隣接するセグメント31、31相互間に配設された
止水帯35と、各セグメント31におけるコンクリート
版31aの外面31bに設けられた形で該止水帯35に
隣接するコーティング層32とが図5に示すように順に
接続されて、これによって、覆工3が、その外周部にコ
ーティング層32と止水帯35によって止水層3Pがト
ンネル軸方向である矢印A、B方向に連続した筒状に形
成された形で、シールド推進距離分だけ該シールド装置
に後続する形で構築される。なお、覆工3の各止水補強
域37には、流動性止水材7が注入され得る形でシール
6が配設される。そこで、適宜な工程手順によってシー
ルド装置のテールボイド部分、即ち覆工3と地盤2の坑
壁2aとの間に、図2に示すように裏込材9を注入する
と、該覆工3は裏込材9を介して地盤2の坑壁2aに接
続されて、覆工3は、その外周部に形成された止水層3
Pを介して該地盤2に対して止水性を確保された形で、
地盤2の土圧を支持し得るように円環状に構築完了され
る。
【0015】こうして構築された覆工3においては、先
に述べたように形成された該覆工3の止水層3Pが、コ
ンクリート版31aの外面31bに予め工場塗布された
形のコーティング層32と、セグメント建て込み時に止
水帯装着部33に接着された止水帯35が接続されるこ
とによって形成されたものであるために、その外周部
が、極めて信頼性の高い良質なる状態の止水層3Pによ
って円環状に包囲された形になる。即ち、コーティング
層32は、その品質が所定の基準に保持された形のプレ
キャスト製のコンクリート版31aの外面31bに防水
樹脂を工場塗布して構成されたものであるところから、
該コーティング層32には所定の水密性が確実に保持さ
れている。従って、施工現場においては、隣接するセグ
メント31、31における各々のコーティング層32の
接続を行えば良く、これには、予め所定の幅L3をなす
ように帯状に工場加工されてなる止水帯35を単に止水
帯装着部33に、該止水帯35がセグメント隣接方向に
伸縮し得る形になるようこれをセグメント継手部に沿っ
た形にして、接着材36を介して各セグメント31の止
水帯装着部33に接着する形で、該隣接するセグメント
31、31相互間に該止水帯35を配設すれば良い。そ
して、止水帯35の幅L3は止水帯装着部33の幅L2
より幅広に形成されているところから、単に接着材36
を塗布して後セグメント31、31を相互に接続させる
動作を行うことによって、簡単に隣接するセグメント3
1、31相互間に止水帯35を配設することが出来、そ
の施工が簡単であるために、確実にこれを行うことが出
来る。
【0016】ところで、トンネル1の構築中或いは構築
完了後には、例えば図6に示すように覆工3に局所的な
外圧Pが作用することによって、該覆工3が地盤2に対
して局所的に偏位する場合もあり、この際、該覆工3を
構成しているセグメント31においては、図6に示すよ
うに、隣接するセグメント31、31が矢印I、J方向
に離反する形で、隣接するセグメント31、31相互間
に目開き39が形成される場合がある。このとき、覆工
3の止水層3Pを構成している止水帯35は、その図6
真中下側に示す部分にセグメント隣接方向に伸縮性を発
現し得る形で欠損領域35sが形成されて、またその図
6左右両側に示す被着面35a、35aが隣接するセグ
メント31、31の各コンクリート版31aに接着材3
6を介して一体に接着された形になっているところか
ら、該止水帯35は、被着面35a、35aがコンクリ
ート版31a、31aと剥離することなく、図6に示す
ように該止水帯35が図6左右方向に延びる形で自在に
弾性変形して、覆工3の偏位に追従し、目開き39を十
分にシールし続けることが出来る。即ち、止水帯35
は、該止水帯35自体がセグメント隣接方向である図6
左右方向に伸縮する形で弾性変形し得ることに加えて、
該止水帯35には、その図6真中下側に欠損領域35s
が形成されているところから、外圧Pの作用によって、
止水帯35は、その図6上面部分に陥没部35bが形成
される一方で、その欠損領域35sが図6に示すように
拡がる形で円滑に弾性変形する。そして、この際、止水
帯35の図6左右両側面である被着面35a、35aは
止水帯装着部33を構成しているコンクリート版31
a、31a双方に向けてさらに押圧される形になるため
に、止水帯35がセグメント31、31のいずれとも分
離してしまう危険性はなく、該止水帯35はセグメント
隣接方向に対して極めて大きな延性を発現して、大きな
覆工偏位に追従することが出来る。なお、こうした覆工
3の局所的な偏位に対して、該覆工3の止水層3Pを形
成しているセグメント31のコーティング層32は、こ
れが該セグメント31を構成しているコンクリート版3
1aの外面31bに防水樹脂を工場塗布して形成された
ものであるために、該コーティング層32が、本実施例
以外の他の工法によって用いられているシート状部材の
ように引き裂き破断してしなう危険性なく、以前として
確実なる止水性を保持し続けることが出来る。
【0017】さらに、こうして図6に示すように隣接す
るセグメント31、31相互間に目開き39が形成され
てこれが復元しない場合には、従来用いられている公知
のシール6は、本実施例においては単に各セグメント3
1の凹溝31cに嵌着された形で止水補強域37に挟着
配設されたものであるために、稀に、該隣接するセグメ
ント31、31の各継手面31dからシール6の図6左
右両側が剥離する形で、止水補強域37に空隙37sを
形成し、そのシール性を一旦失う形になる。この際覆工
3の止水補強域37には、流動性止水材7が注入され得
る形になっているところから、こういった事態が生じた
際には、図6に示すように流動性止水材7を止水補強域
37に注入して、該注入された流動性止水材7を介し
て、止水補強域37に形成された空隙37sを充填する
と共に目開き39を塞ぐ形で、覆工3の水密性を復元さ
せることが容易に出来る。なお、覆工3においては、万
が一これに漏水が発生した場合においても、セグメント
31の外周側にはコーティング層32が工場被覆されて
いて、その信頼性が保持されているところから、該漏水
の原因を上述した目開き39の発生箇所に限定すること
が出来、故に、こういった万が一の漏水に対してもセグ
メント継手箇所を介して、止水補強域37の空隙37s
及び止水帯装着部33付近に流動性止水材7を注入すれ
ば、簡単に漏水補修して、該覆工3に所定の止水性を復
元保持させることが出来る。
【0018】従って、こうして形成された覆工3は、そ
の外周部に、隣接するセグメント31、31相互間に配
設された止水帯35と各セグメント31の外周を構成し
ているコンクリート版31aの外面31b側に設けられ
たコーティング層32が接続されたことによって、止水
層3Pがトンネル構築方向に連続した円筒状に形成され
て、これによって、該止水層3Pが複数のセグメント3
1における各コンクリート版31a全周外側を被覆する
形で、その全域に亙って確実なる止水性を発現保持し、
即ち覆工3全体を地盤2に対して止水する。そして、止
水層3Pは、これが傷ついて引き裂き破断する危険性な
く、確実なる止水性を長期に亙って維持することが出来
る。また、止水層3Pを形成しているコーティング層3
2は、これが工場加工であるが故にその信頼性が高く、
一方止水帯35は、セグメント隣接方向に伸縮する形
で、覆工3の偏位に対して自在に弾性変形し得るように
なっているところから、トンネル構築中或いはトンネル
構築完了後に覆工3が局部的に地盤2に対して偏位した
場合にも、これに追従する形で止水層3Pが破壊或いは
応力伝達することなく弾性変形して、その止水性を長期
に亙って確実に保持し続けることが出来る。即ち、トン
ネル1の覆工3は、これが局所的な偏位を蒙るような状
況下においても、常にその外周部に止水層3Pがトンネ
ル構築方向に連続した円筒状をなす形で該覆工3の外周
部全域に亙って形成されたことによって、該覆工3が、
止水性を長期に亙って維持しているために、該覆工3が
支持している地盤2中に水みちが形成されて、該水みち
を介して地盤2中の間隙水が圧力外水として覆工外周面
に作用する場合においても、これを止水層3Pが好適に
止水することが出来る。故に、覆工3はこれに地盤2中
の圧力外水に起因して水みちによる応力が集中しても、
各セグメント31等にクラックが形成されることなく、
その破壊が好適に防止されることが出来る。
【0019】従って、トンネル1を、該トンネル1以外
の河川或いは排水溝等の他の雨水用水路から雨水が水頭
差を以って流入し得る形の地下河川として構築してお
き、そのトンネル空間3sに、該トンネル1以外のその
他の河川で処理しきれない分の雨水を流通させると、ト
ンネル1には、水等差によって或いは雨水流入時の衝撃
による水圧によってトンネル断面内に大きな内圧が生じ
ることが予想されるが、この際覆工3はその外周部にお
いて止水層3Pを介して高い止水性を保持することによ
って、その外圧に対する破壊を防止されて、十分養生さ
れた状態で、構造体としての高い強度を維持した状態を
呈するところから、当該内圧によって覆工3に作用する
トンネル周方向に沿った形の引張力に起因して、隣接す
るセグメント31、31間の継手箇所がセグメントボル
トの締結状態が該引張力に抗しきれずに破断する形で、
覆工3の一部が破壊して、その結果漏水に至ってしまう
ような危険性は回避されることになる。即ち、トンネル
1をこのような非常用の地下河川として用いて、トンネ
ル空間3sを介して雨水を処理する形で、該トンネル1
以外の河川或いは排水溝等の他の雨水用水路から地上に
雨水が溢れ出るのを防止する形で、都市洪水の防止を図
ることが適格に行われ得る。
【0020】なお、上述した実施例においては、隣接す
るセグメント31、31相互間に止水帯35を配設する
ための手段として、既に建て込まれたセグメント31に
おける止水帯装着部33に対応した部分のコンクリート
版31aに接着材36を塗布しておく一方で、新たに建
て込まれるセグメント31の止水帯装着部33に接着材
36を介して止水帯35を接着した状態で、該新たなセ
グメント31を既設のセグメント31に接続する動作を
介して、止水帯35を止水帯装着部33に接着する例を
述べたが、本発明においては、セグメント隣接方向に伸
縮し得る形で帯状に形成されたシール部材である止水帯
35を、隣接するセグメント31、31相互間において
止水帯装着部33に接着する形で該隣接するセグメント
31の接続部にそって配設することによって、該止水帯
35とこれに隣接する防水被膜層であるコーティング層
32、32を接続し、該止水帯35とコーティング層3
2によって止水層3Pをトンネル軸方向に連続した筒状
に形成することが出来れば良く、従ってその施工手順及
びその構成要素の細部については、実施例で述べられた
以外の構成であっても差し支えない。従って、止水帯装
着部33及び止水帯35の形態は任意である。また、実
施例において覆工3の隣接するセグメント31、31間
に設けられる止水補強域37及び該止水補強域37に設
けられるシール6及び流動性止水材7等の形状及び構成
は任意である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、そ
の外面31b等の外周側にコーティング層32等の防水
被膜層を設けると共に、該外周側の縁部に沿って止水帯
装着部33等のシール部材装着領域を設けたセグメント
31を有し、前記セグメント31をトンネル周方向及び
トンネル軸方向に沿って複数接続することによって覆工
3等のトンネル覆工を構築する際に、隣接するセグメン
ト31、31相互間に、セグメント隣接方向に伸縮し得
る形で帯状に形成された止水帯35等のシール部材を、
各セグメント31の前記シール部材装着領域に接着する
形で該隣接するセグメント31、31の継手方向に沿っ
て配設することによって、該シール部材と該シール部材
に隣接する前記防水被膜層を接続し、前記接続されたシ
ール部材と防水被膜層とにより、前記トンネル覆工の外
周部に筒状の止水層3Pを、トンネル構築方向に連続し
た形で形成するようにして構成したので、隣接するセグ
メント31、31相互間においてセグメント隣接方向に
伸縮し得る形で配設されるシール部材と各セグメント3
1の外周側に設けられた防水被膜層は、隣接するセグメ
ントの接続動作を介して該シール部材と防水被膜層が接
続し、該接続された状態のシール部材と防水被膜層がト
ンネル覆工の外周部において、トンネル構築方向に連続
した筒状の止水層3Pとなる形で、該トンネル覆工を、
その外側に配置している地盤2に対して止水することが
出来る。従って、本発明によれば、その外周側に予め工
場加工によって所定の止水性を発現し得る形で止水材を
塗布したことによる防水被膜層を設けたセグメント31
を用いて、該セグメント31をトンネル周方向及びトン
ネル軸方向に接続することによってトンネル覆工を構築
することによって、当該セグメント接続動作と同時に、
隣接するセグメント31、31の継手方向に沿った形の
シール部材を、単に隣接するセグメント31、31相互
間においてシール部材装着領域に接着する形でここに配
設して、該シール部材と防水被膜層を接続して止水層3
Pを形成することが簡単に出来、その施工が簡単である
ためにこれを確実に行うことが出来る。そして、こうし
て覆工3の外周部に止水層3Pを形成するには、セグメ
ント31をトンネル周方向及びトンネル軸方向に複数接
続する動作を介して、該セグメント接続動作と同時にこ
れを行うことが出来る為に、該セグメント31を建て込
む為のエレクタ5等のシールド装置の構造を複雑にする
必要はなく、施工効率良く止水層3Pを形成することが
出来る。また、こうして形成される止水層3Pは、上述
したように、これが工場加工さることによって所定の引
き裂き強度が確保され得る形の防水被膜層と、セグメン
ト隣接方向に伸縮し得る形のシール部材を接続させるこ
とによって形成されるために、その信頼性が高く、良質
なる止水層3Pがトンネル構築方向に連続した形で筒状
に形成される。即ち、セグメント31の外周側に設けら
れる防水被膜層と、シール部材はこれが工場加工される
ことによって、予め所定の止水性を保持した状態になっ
ており、そして、該所定の止水性を保持した状態の防水
被膜層とシール部材の接続は、先に述べたように簡単且
つ確実である。さらに、シール部材は、これが、セグメ
ント隣接方向に伸縮し得る形で帯状に形成されていて、
各セグメント31の前記シール部材装着領域に接着する
形で、かつ該隣接するセグメント31、31の継手方向
に沿って配設される形で用いられるために、覆工3の局
所的な偏位によって隣接するセグメント31、31間に
目開きが形成された場合にも、シール部材がセグメント
31のシール部材装着領域から剥離することなく、該シ
ール部材がセグメント隣接方向に伸縮する形で該偏位に
追従して、即ち該シール部材に隣接する防水被膜層との
接続状態が解除されることなく、該目開きを確実にシー
ルし続けることが出来る。故に、シール部材と防水被膜
層との接続によって形成される止水層3Pは、高品位な
止水性を発現し得る形に常時維持される。従って、本発
明によれば、シールド装置の構造を複雑化させることな
く簡単且つ確実に、トンネル覆工の外周部に、即ち覆工
体の外周側にその全周を被覆する形で、筒状の止水層3
Pを、トンネル構築方向に連続して形成することが出
来、こうして形成される覆工体が、構造体としての強
度、止水性といったものを長期に亙って常時維持するこ
とが可能となる。故に、本発明によってトンネル覆工を
構築すれば、長期に亙ってその止水性が確保されると共
に該止水性によって圧力外水を受けてもクラックが形成
されることがないような高い構造強度が維持された状態
にトンネル覆工体を構築することが出来るので、本発明
を用いて都市部における比較的深い地下にトンネルを構
築しておき、豪雨時に河川や集排水溝等の水路の排水容
量を超えた分の雨水を、該トンネルを地下河川として用
いて排水処理することによって、地上に雨水が溢れ出る
のを回避するのに用いれば、その覆工体は、構造体とし
ての強度、止水性といったものを長期に亙って常時維持
しているために、トンネル断面内に雨水を流通させた際
に、水頭差によって或いは雨水流入時の衝撃による水圧
によって該トンネル断面内に生じることが予想される大
きな内圧にも破壊することなく耐えて、都市部における
洪水回避に役立つことが好適に出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いて構築中のトンネルの一例を示す
破断斜視図である。
【図2】図1に示すトンネルの横断面図である。
【図3】図1に示すトンネルにおける覆工体部分の拡大
斜視図である。
【図4】本発明によるトンネル構築方法におけるセグメ
ントの接合方法を示す図である。
【図5】図4に示すセグメントが接合された状態を示す
図である。
【図6】図5に示すセグメントに目開きが生じた状態を
示す図である。
【符号の説明】
2……地盤 3……トンネル覆工(覆工) 3P……止水層 31……セグメント 31b……外周(外面) 32……防水被膜そう(コーティング層) 33……シール部材装着領域(止水帯装着部) 35……シール部材(止水帯)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その外周側に防水被膜層を設けると共に、
    該外周側の縁部に沿ってシール部材装着領域を設けたセ
    グメントを有し、 前記セグメントをトンネル周方向及びトンネル軸方向に
    沿って複数接続することによってトンネル覆工を構築す
    る際に、 隣接するセグメント相互間に、セグメント隣接方向に伸
    縮し得る形で帯状に形成されたシール部材を、各セグメ
    ントの前記シール部材装着領域に接着する形で該隣接す
    るセグメントの継手方向に沿って配設することによっ
    て、該シール部材と該シール部材に隣接する前記防水被
    膜層を接続し、 前記接続されたシール部材と防水被膜層とにより、前記
    トンネル覆工の外周部に筒状の止水層を、トンネル構築
    方向に連続した形で形成するようにして構成した、トン
    ネル覆工構築方法。
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