JPH0628807Y2 - 誘電体フィルタの入出力結合構造 - Google Patents

誘電体フィルタの入出力結合構造

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JPH0628807Y2
JPH0628807Y2 JP9535487U JP9535487U JPH0628807Y2 JP H0628807 Y2 JPH0628807 Y2 JP H0628807Y2 JP 9535487 U JP9535487 U JP 9535487U JP 9535487 U JP9535487 U JP 9535487U JP H0628807 Y2 JPH0628807 Y2 JP H0628807Y2
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dielectric
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dielectric filter
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謙二 遠藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コードレス電話、その他のマイクロ波通信機
器等に使用する誘電体フィルタの入出力結合構造の改良
に関する。
(考案の概要) 本考案は、マイクロ波通信機器等に使用する誘電体フィ
ルタにおいて、誘電体共振器の内周に、入出力用の2つ
の電極端子を誘電体材料を用いた簡単な構造で配置、固
定したもので、少ない部品点数で1段フィルタ等を容易
に実現できるようにした誘電体フィルタの入出力結合構
造である。
(従来の技術) 従来公知の誘電体フィルタの入出力結合構造としては、
1本の中心導体の周囲に誘電体を円柱状に被着したもの
を、誘電体フィルタの貫通導電部の内周に挿入配置した
特開昭58−114602号で提案の構造がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、この特開昭58−114602号の構造は、1
本の中心導体を有するのみであり、第4図のように1個
の誘電体共振器20に2つの入出力用電極端子21,2
2を容量結合で設けた1段フィルタを構成したい場合に
は使用できない。また、誘電体共振器の貫通導電部に2
個のコンデンサをはんだ付け等で外付けしたのでは、製
造作業性が悪く、小型化が困難で、コスト面でも誘電体
ブロックに2個の貫通導電部を設けた2段フィルタに対
する利点がほとんど期待できなかった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の点に鑑み、2個の電極端子を簡単な構
造で一体化した端子付き挿入体を、誘電体フィルタの貫
通導電部内周に挿入配置する構造とすることによって、
1段フィルタ等を少ない部品点数で小型に構成し得るよ
うにした誘電体フィルタの入出力結合構造を提供するも
のである。
本考案は、外面に導電膜を形成した誘電体ブロックに貫
通導電部を設けた誘電体フィルタにおいて、柱状もしく
は筒状誘電体に第1の電極端子の基部を埋設もしくは圧
入し、かつ前記柱状もしくは筒状誘電体の外周に第2の
電極端子をチューブ状誘電体で固定してなる端子付き挿
入体を、前記貫通導電部の内周に挿置した構成により、
上記従来技術の問題点を解消している。
(作用) 本考案の誘電体フィルタの入出力結合構造においては、
第1の電極端子の基部を埋設もしくは圧入した柱状(も
しくは筒状)誘電体の外周に、第2の電極端子を熱収縮
チューブ等のチューブ状誘電体で固定した2端子の端子
付き挿入体を用いており、この2端子の端子付き挿入体
を誘電体フィルタの貫通導電部内周に挿置することによ
り、貫通導電部に対し絶縁され容量結合された2つの電
極端子を効果的に得ることができる。また、端子付き挿
入体は、簡単かつ安価に構成でき、誘電体フィルタへの
取り付けは、挿入体を貫通導電部に嵌合させるだけでよ
く、組立容易であり、小型化にも適する。
(実施例) 以下、本考案に係る誘電体フィルタの入出力結合構造の
実施例を図面に従って説明する。
第1図及び第2図は実施例の構造を示し、第3図は等価
回路図を示す。これらの図において、誘電体共振器(1
段の誘電体フィルタ)1は、六面体の誘電体ブロック2
の相対向する二面方向に、貫通導電部(貫通穴内面に導
電膜を形成した構造部分)3を形成するとともに、該貫
通導電部3の存在する一面及び四側面の全面に導電膜4
を形成した構造となっている。
一方、入出力結合のための端子付き挿入体10は、入力
側となる電極端子ピン11の基部を中心部に埋設もしく
は圧入した円柱状(もしくは円筒状)誘電体12(例え
ばジュラコン等の樹脂製)を有し、この円柱状誘電体1
2の外周部に出力側となる電極端子リード13が円柱状
誘電体12の外周に被せられた熱収縮チューブ等のチュ
ーブ状誘電体14によって絶縁固定される。また、前記
円柱状誘電体12は位置決めのためのフランジ部15を
有している。
そして、前記端子付き挿入体10は、誘電体ブロック2
の開放端面側より前記貫通導電部3の内周に圧入、固定
される。
なお、円筒状誘電体12に電極端子ピン11を圧入して
設けた場合には、電極端子ピン11の挿入深さを必要に
応じて加減することができる。
上記実施例の構成において、入力側の電極端子ピン11
は円柱状誘電体12及びチューブ状誘電体14を介して
誘電体共振器1の貫通導電部3に静電容量(第3図のC
)で結合され、出力側の電極端子リード13はチュー
ブ状誘電体14を介して前記貫通導電部3に静電容量
(第3図のC)で結合されることになり、2個の電極
端子付きの1段フィルタを容易に組立ることができる。
また、端子付き挿入体10の大部分は貫通導電部3の内
周に配置されることになり、形状の小型化を図ることが
でき、部品点数も少ない利点がある。
なお、電極端子ピン11と電極端子リード13との間に
は電極間容量(第3図のC)が存在する。
本考案の実施例として直方体状の誘電体ブロックに貫通
導電部を設けた誘電体共振器を示したが、円筒状誘電体
ブロックの内周を貫通導電部とした誘電体共振器に対し
ても本考案を適用することができる。また、送信用の誘
電体共振器と受信用の誘電体共振器とを1つの誘電体ブ
ロックに設けた小型共用器にも本考案を適用可能であ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の誘電体フィルタの入出力
結合構造によれば、柱状もしくは筒状誘電体に第1の電
極端子の基部を埋設もしくは圧入し、かつ前記柱状もし
くは筒状誘電体の外周に第2の電極端子をチューブ状誘
電体で固定してなる端子付き挿入体を、誘電体フィルタ
の貫通導電部内周に挿入して設けたので、小型で部品点
数が少なく安価な1段フィルタ等を実現でき、製造組立
も容易な利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る誘電体フィルタの入出力結合構造
の実施例を示す正断面図、第2図は同底面図、第3図は
同等価回路図、第4図は1段フィルタの入出力結合構造
の1例を示す回路図である。 1…誘電体共振器、3…貫通導電部、10…端子付き挿
入体、11…電極端子ピン、12…円柱状(もしくは円
筒状)誘電体、13…電極端子リード、14…チューブ
状誘電体、15…フランジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面に導電膜を形成した誘電体ブロックに
    貫通導電部を設けた誘電体フィルタにおいて、柱状もし
    くは筒状誘電体に第1の電極端子の基部を埋設もしくは
    圧入し、かつ前記柱状もしくは筒状誘電体の外周に第2
    の電極端子をチューブ状誘電体で固定してなる端子付き
    挿入体を、前記貫通導電部の内周に挿入して設けたこと
    を特徴とする誘電体フィルタの入出力結合構造。
JP9535487U 1987-06-23 1987-06-23 誘電体フィルタの入出力結合構造 Expired - Lifetime JPH0628807Y2 (ja)

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JPS643304U JPS643304U (ja) 1989-01-10
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