JPH0628729Y2 - 架空電線 - Google Patents

架空電線

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JPH0628729Y2
JPH0628729Y2 JP1988161395U JP16139588U JPH0628729Y2 JP H0628729 Y2 JPH0628729 Y2 JP H0628729Y2 JP 1988161395 U JP1988161395 U JP 1988161395U JP 16139588 U JP16139588 U JP 16139588U JP H0628729 Y2 JPH0628729 Y2 JP H0628729Y2
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JP1988161395U
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翼 松本
弘幸 不動
登 深江
庄一郎 西村
孝 田中
和彦 益尾
徹治 松生
徹 松村
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Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は架空配電線、低圧引込線等の内部に通信線収納
スペースを形成した架空電線に関するものである。
(従来の技術及び解決しようとする課題) 現在、一般住居等に引込まれている電線には、低圧架空
配電線及びそれから引込む電力用低圧引込線と、架空電
話用配線及びそれから引込む電話用引込線があり、上記
電力用の電線と電話用電線はそれぞれ別個に架線されて
いる。
又将来、電話線以外の、例えば自動検針、データ通信、
CATV、ファクシミリ等の通信回線が必要になった時に
は、同様の方法で異なる電線又はケーブルを架線するこ
とになり、配線が非常に複雑で景観を損うことになる。
又住居等にはこれらの電線の引留部を設置する必要が生
じてくる。
しかして、このような問題点は今後ますます進展する情
報化社会への対応にあたっては、是非早急に解決してお
かねばならない技術である。
(課題を解決するための手段) 本考案は上述の問題点を解消した架空電線を提供するも
ので、その特徴は、内部に扇形に成形した素線を複数撚
合せて内部に中空部を形成した高抗張力撚線と1本ない
しは複数本の絶縁電線を一体に形成し、上記高抗張力撚
線の中空部を通信線収納スペースとしたことにある。
第1図及び第2図はいずれも本考案に係る架空電線の具
体例の通信線を収納した状態の横断面図である。
図面に示すように、扇形に成形した素線を複数撚合せて
内部に中空部(11)を形成した高抗張力撚線(1)の外周上
に、例えば導体(21)上にポリ塩化ビニル、ポリエチレン
等の被覆層(22)を設けた絶縁電線(2)の1本ないしは複
数本を巻付けて一体に形成し、第1図のように、前記高
抗張力撚線(1)の中空部(11)内に、通信用線心(31)上に
シース(32)を具えた通信線(3)を収納するか、あるいは
第2図のように、高抗張力撚線(1)の中空部(11)に中空
パイプ(4)を収容し、その中に通信線(3)を収納する。
第3図及び第4図はいずれも本考案に係る架空電線の他
の具体例の要部の斜視面図である。
図面に示すように、内部に中空部(11)を形成した高抗張
力撚線(1)と、絶縁電線(2)の1本又は複数本を撚合せた
ものを並列に配置し、これら両者をラッシングワイヤ
(5)で結束するか、ケーブルハンガー(6)で結束して一体
に形成し、前記高抗張力撚線(1)の中空部(11)に通信線
(3)を収納(第3図参照)するか、上記中空部(11)に中
空パイプ(4)を収容し、その中に通信線(3)を収納(第4
図参照)する。
第5図及び第6図はいずれも本考案に係る架空電線のさ
らに他の具体例の横断面図である。
図面に示すように、内部に中空部(11)を形成した高抗張
力撚線(1)と、絶縁電線(2)の1本又は複数本を撚合せた
ものを並列に配置し、これら両者に共通してポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン等による一括被覆層(7)を設けて一
体に形成し、第5図のように高抗張力撚線(1)の中空部
(11)に通信線(3)を収納するか、あるいは第6図のよう
に、上記中空部(11)に中空パイプ(4)を収容し、その中
に通信線(3)を収納する。
しかして、上記いずれの具体例においても、通信線(3)
は、工場内であらかじめ架空電線の製造時に収納してお
いてもよいし、架空電線の架設後、必要な時期に、所要
の通信線(3)を中空部(11)又は中空パイプ(4)内に挿通し
て形成してもよい。
第7図(イ)及び(ロ)はいずれも高抗張力撚線(1)の構造例
の横断面図である。
同図(イ)は扇形に成形した鋼線(12)上にアルミニウム又
は銅の被覆層(13)を設けたアルミ覆鋼線又は銅覆鋼線に
より形成した中空高抗張力撚線である。又同図(ロ)は内
層を成形亜鉛メッキ鋼線(14)、外層を丸形亜鉛メッキ鋼
線で形成した中空高抗張力撚線である。中空高抗張力撚
線(1)としては、この他にも、例えば中空硬銅撚線、中
空ACSR等が使用できる。
第8図(イ)及び(ロ)はいずれも高抗張力撚線(1)の中空部
(11)に収容する中空パイプ(4)の構造例である。同図(イ)
は菅状に押出し成形されたポリエチレンパイプであり、
同図(ロ)は鋼テープを管状に成形し、継ぎ目を溶接(41)
した溶接鋼管である。
中空パイプ(4)としては、上記の他、ポリ塩化ビニル、A
BS樹脂等のプラスチックパイプ、銅、ステンレス、アル
ミニウム等の金属パイプが用いられ、必要に応じ波付加
工を施してもよい。
(作用) 現在のところ、メタリックな通信線(対撚り通信線、同
軸ケーブル)と電力線は混触があるため、離隔して架線
することが規定されており、一体化して架線することが
困難である。
しかるに、本考案の架空電線においては、通信線(3)は
機械的にすぐれた高抗張力撚線(1)の中空部(11)に収納
することにより、外側の絶縁電線(2)と離隔し、容易に
一体化が実現出来る。この際本考案においては、中空部
が扇形に成形した素線を複数撚合せて形成されているの
で、圧縮力を受けても中空部が小さくならず、中空部に
挿入された通信線に応力が加わらない。
又通信線(3)として光ファイバケーブルを用いる場合、
混触の問題はないが、高抗張力撚線(1)の中空部(11)に
収納することにより、機械的に保護し、光ファイバの断
線等を防止することができる。
さらに、高抗張力撚線(1)の中空部(11)には需要家が必
要を生じた時に、所要の通信線(3)を収納することが可
能であり、情報量及び種類に応じた通信線への引替えも
容易に実施できる。
第1図、第3図、第5図に示すように、高抗張力撚線
(1)の中空部(11)に直接通信線(3)を収納する例は、比較
的亘長が短かい、例えば30m程度の架空電線において、
一端からパイロットワイヤを挿入し、このパイロットワ
イヤを利用して通信線(3)を引込む従来工法に適してい
る。
これに対して、第2図、第4図、第6図に示す架空電線
は比較的亘長の長い、又は亘長が短かくともルートが複
雑で従来工法の適用困難な線路において、一端から空気
等の流体を吹き込み通信線(3)をその流れに乗せて挿入
するいわゆるブローン工法の使用に適している。なお、
第1図、第3図、第5図では高抗張力撚線(1)の中空部
(11)は撚線素線の隙間があって気密性が保持できないた
め、ブローン工法の適用ができない。
第3図及び第4図の具体例は、高抗張力撚線(1)と絶縁
電線(2)が分離できる構成となっており、あらかじめ高
抗張力撚線(1)を架設しておけば、絶縁電線(2)と通信線
(3)をそれぞれ別個に任意の時期に架設できる。
第5図及び第6図の具体例は、高抗張力撚線(1)と絶縁
電線(2)とに共通な一括被覆層(7)が施されているため、
両者を同時に架設できるうえ、端末部で高抗張力撚線
(1)と絶縁電線(2)を別々に捌けるための端末処理が容易
である。
一般に架空電線の架設には吊線が不可欠である。従っ
て、本考案の具体例では、上記吊線を中空構造となし、
通信線(3)収納の機能を付加したもので、次に示す効果
をもたらす。
通信線(3)用のパイプを新たに架設する必要がないの
で、その分のスペース、布設費用が省略できる。即ち、
従来のスペース、布設費用のままで、通信線(3)用スペ
ースを確保できる。
又第1図〜第4図の具体例では、吊線と架空電線は双
方の組合せが任意であることと、吊線吊架後でも架空電
線のみの取替えが可能なことから、吊線と架空電線のい
ずかに事故が発生しても、健全な方を残したままで復旧
可能であり、又吊架されている架空電線の仕様変更が生
じても吊線内の通信線とは無関係に対応できる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の架空電線によれば、通信
線が高抗張力撚線の中空部に収納されることになり、従
来の架空電線の架設スペース、架設費用で通信線のスペ
ースが確保されることになり、外側の絶縁電線と離隔し
て一体化が実現でき、景観を害することがない。
又通信線は必要な時期に、所要の通信線を収納すること
ができ、さらには、情報量及び種類に応じた通信線への
引替えも容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はいずれも本考案に係る架空電線の具
体例の通信線を収納した状態の横断面図である。 第3図及び第4図はいずれも本考案に係る架空電線の他
の具体例の要部の斜視図である。 第5図及び第6図はいずれも本考案に係る架空電線のさ
らに他の具体例の横断面図である。 第7図(イ)及び(ロ)はいずれも本考案における高抗張力撚
線の構造例の横断面図である。 第8図(イ)及び(ロ)はいずれも本考案における中空パイプ
の構造例の横断面図である。 1……高抗張力撚線、11……中空部、2……絶縁電線、
3……通信線、4……中空パイプ、5……ラッシングワ
イヤ、6……ケーブルハンガー、7……一括被覆層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 深江 登 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)考案者 西村 庄一郎 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)考案者 田中 孝 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)考案者 益尾 和彦 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)考案者 松生 徹治 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)考案者 松村 徹 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−225307(JP,A) 特開 昭60−236406(JP,A) 特開 昭61−171010(JP,A) 特開 昭62−122012(JP,A) 実開 昭53−13279(JP,U) 実開 昭61−99317(JP,U) 実開 昭62−74713(JP,U) 実開 昭63−91115(JP,U) 特公 昭60−41403(JP,B2) 実公 昭30−12364(JP,Y1) 実公 昭31−12550(JP,Y1) 実公 昭32−8059(JP,Y1) 特許75560(JP,C2)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扇形に成形した素線を複数撚合せて内部に
    中空部(11)を形成した高抗張力撚線(1)と、1本ないし
    は複数本の絶縁電線(2)を一体に形成し、上記高抗張力
    撚線(1)の中空部(11)を通信線(3)収納スペースとしたこ
    とを特徴とする架空電線。
  2. 【請求項2】扇形に成形した素線が鋼線上にアルミニウ
    ムの被覆層を設けたアルミ覆鋼線であることを特徴とす
    る請求項1記載の架空電線。
  3. 【請求項3】扇形に成形した素線が鋼線上に銅の被覆層
    を設けた銅覆鋼線であることを特徴とする請求項1記載
    の架空電線。
  4. 【請求項4】扇形に成形した素線が亜鉛メッキ鋼線であ
    って、これらを撚合せた外側に丸形亜鉛メッキ鋼線を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の架空電線。
JP1988161395U 1987-12-18 1988-12-13 架空電線 Expired - Lifetime JPH0628729Y2 (ja)

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JP1988161395U JPH0628729Y2 (ja) 1987-12-18 1988-12-13 架空電線

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JP62-192945 1987-12-18
JP19294587 1987-12-18
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JPH01155215U JPH01155215U (ja) 1989-10-25
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