JPH11297131A - 通信ケーブル - Google Patents

通信ケーブル

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JPH11297131A
JPH11297131A JP10116798A JP10116798A JPH11297131A JP H11297131 A JPH11297131 A JP H11297131A JP 10116798 A JP10116798 A JP 10116798A JP 10116798 A JP10116798 A JP 10116798A JP H11297131 A JPH11297131 A JP H11297131A
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JP
Japan
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communication cable
wire
cable
reinforcing
insulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP10116798A
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English (en)
Inventor
Kazuji Sakuma
和司 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き回しが容易で目立ちにくく、かつドアや
建具などの僅かな隙間などに布線することが可能な、比
較的簡単に製造できる複数のより対線を含む通信ケーブ
ルの実現を課題とする。 【解決手段】 複数のツイストペア線1と、このツイス
トペア線1を埋め込んで中空円筒状に形成された樹脂外
被2とで構成し、この樹脂外被2にはその長さ方向に割
り開きが可能な割り溝3を設け、僅かな隙間などを通し
て布線する必要のある場合には、ケーブル10を長さ方
向に割り開いてリボン状にして布線するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ケーブルに関
し、特にLAN用の通信ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】同一の建物内や同一の敷地内など、比較
的狭い範囲に分散設置されたサーバ、ワークステーショ
ン、パソコンなどの各種コンピュータを結ぶネットワー
クとしてLAN(Local Area Network)がある。このL
ANに用いる伝送線路の仕様として、IEEE802.
3で10BASE2、10BASE5、10BASE−
F、10BASE−T、1BASE5などが規格化され
ている。
【0003】この中で、10BASE2は伝送速度が1
0Mビット/秒、変調方式がベースバンド、セグメント
長が185mで直径5mmのインピーダンス50Ωの細
心同軸ケーブルを用いる。細いケーブルを用いるため、
まがった部分でも敷設しやすく、引きだし線を使わずに
直接端末まで到着できる利点があるが、細い分だけ減衰
が大きく耐雑音性が悪くなる。10BASE5は伝送速
度が10Mビット/秒、変調方式がベースバンド、セグ
メント長が500mで、直径12mm、インピーダンス
50Ωの太めの同軸ケーブルを用いる。
【0004】10BASE−Fは光ファイバを伝送媒体
とする。セキュリティの向上と、伝送誤りの減少が望め
る。10BASE−Tは伝送速度が10Mビット/秒、
変調方式がベースバンドで電話線に似た非シールドのよ
り対線をケーブルとして用いる。10BASE5と同じ
10Mビット/秒の伝送速度をずっと軽量で引き回しが
容易なケーブルで実現できる点が買われてIEEE80
2.3型LANの主流を占めている。1BASE5は伝
送速度が1Mビット/秒、変調方式がベースバンドで、
セグメント長が500mのものであり、ケーブルには非
シールドのより対線を用いる。
【0005】ところで、10BASE−TのLANを構
成するには、ハブと呼ぶマルチポートリピータを中心に
おき、そこからスター状により対線を延ばして端末を接
続する。したがって、10BASE−Tに用いるケーブ
ルとして複数のより対線を有するものが必要になる。従
来の10BASE−T用のケーブルは電話ケーブルと同
様に複数のより対線を束ねて外周を絶縁外被で被覆した
構成のものが用いられている。この様なケーブル構成
は、ドアの僅かな隙間を用いて配線する様なことは考え
られていないため、直径が5mm程度の太さを有してい
た。
【0006】これはフリーアクセスの床を持っているオ
フィスでは問題にならない径であるが、今後、SOHO
(Small Office Home Office:パソコンが娯楽用に用い
られるだけでなく、在宅勤務や家庭での副業、自営業な
どのビジネス用に使われる状態を指す。)等の流れによ
って一般家庭にもLANが敷設される様になった場合に
はすでに建てられた家屋でドアなどの隙間を通す場合に
は太すぎる。したがって、既存の家屋にケーブルの敷設
を行う場合には壁や天井などに穴を開けるなど建築物へ
工作を施さねばならないことになる。また、借家などで
は壁に穴を開けることも侭にならない。といってより対
線を横にリボン状に並べたリボンケーブルでは幅が広い
ため、引き回しなどの作業が難しく、また室内に敷設す
ると目立ちやすくて美観の観点から問題が多い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
10BASE−T用のケーブルは、複数対のより対線の
束の外周を絶縁が外被で覆った構成であるため、一定の
太さを有し、ドアや建具などの僅かな隙間などに布線す
ることはできず、布線に際して壁や天井などに穴を開け
るなどの細工を施す必要があった。一方、リボン状のケ
ーブルでは幅が広く、引き回しなどの作業が難しく、美
観上に問題があった。
【0008】本発明はこの点を解決して、引き回しが容
易で目立ちにくく、かつドアや建具などの僅かな隙間な
どに布線することが可能な、比較的簡単に製造できる複
数のより対線を含む通信ケーブルの実現を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、通信ケーブルを、複数のより対線と、こ
の複数のより対線を埋め込んで中空円筒状に形成された
絶縁物とを具備して構成し、前記絶縁物にはその長さ方
向に割り開き可能な割り溝を設けることを特徴とする。
【0010】また、通信ケーブルを、複数のより対線
と、この複数のより対線を所定の間隔で埋め込んだ絶縁
物とを具備するリボン状のケーブル構成体を、その長さ
方向に沿って筒状に巻き上げて中空円筒状にして形成す
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる通信ケーブ
ルを添付図面を参照にして詳細に説明する。図1に、本
発明の通信ケーブルの一実施の形態の断面を含む斜視図
を示す。図1中、10は本発明の通信ケーブルであり、
1はツイストペア線、2は樹脂外被、3は樹脂外被2に
設けられた割り溝である。
【0012】図1から分かるように、複数のツイストペ
ア線1は中空円筒型に構成された樹脂外被2の中に埋め
込まれた状態であり、この樹脂外被2の一方側に通信ケ
ーブル10の長さ方向に割り溝3が設けられている。こ
の通信ケーブル10の直径は約5mm程度である。
【0013】この割り溝3はこの部分の外被2の厚みを
薄くしたものであっても、切れ目を入れたものであって
も、展開用に木綿などの糸を埋め込んだものでも、ある
いはこれらの組み合わせでもよく、この割り溝3から通
信ケーブル10を縦方向に容易に割り開くことができる
ように、とくにその通信ケーブル10の一部分だけを割
り開くことができるようになっていることが必要であ
る。
【0014】図2に、図1に示した通信ケーブル10の
一実施の形態を割り溝3から割り開いた場合の断面を含
む斜視図を示す。このように通信ケーブル10を割り溝
3から割り開くと、リボン状ケーブルと同様のフラット
な形状になり、その厚みは中空円筒時の少なくとも半分
以下、約2mm程度になる。したがって、この厚みが通
る程度の隙間があれば通信ケーブル10を敷設すること
が可能になる。
【0015】図3は、この通信ケーブル10を扉に敷設
した場合の様子を示す外観図である。図3では、通信ケ
ーブル10は扉のそばまでは図1のように丸まった状態
で敷設され、扉の部分を通過するところでは図2に示す
ように割り開かれて薄く広がった形で隙間を通るように
され、扉を通過した先ではまた図1のように丸まった状
態で敷設される。
【0016】図4は、本発明の他の実施の形態の断面を
含む斜視図である。この図4が図1と異なる点は、樹脂
外被2の中空円筒状の中空部分に補強用のナイロン製の
ロープ4が設けられている点である。これにより、通信
ケーブル10の引っ張り強度を高めることができる。ナ
イロン製のロープ4の代わりにステンレスワイヤなどを
用いても同様な効果が得られる。
【0017】以上の説明では、本発明の通信ケーブル1
0をあらかじめ中空円筒型に構成し、隙間を通す部分な
ど、薄くしたい部分を割り開いて用いるように説明し
た。しかし、逆にケーブルをあらかじめ図2のようなリ
ボン状に制作しておき、このリボン状ケーブルを長さ方
向に筒状に巻き上げて仮止めし、中空円筒状の構成を作
り、配線部分の厚みに余裕のあるときは巻き上げた状態
で敷設し、隙間などに布線することが必要な部分で仮止
めを外すようにすることにしても同様な効果が得られ
る。
【0018】この際の仮止めの仕方は、例えばケーブル
を適当な長さ間隔でバインダなどで束ねる、適当な長さ
間隔で接着するようにする、スパイラル状の押え具を用
いる、あるいはケーブルを中空のパイプなどを通すよう
するなどのどの様な方法でも、必要な部分で容易に割り
開きして広げることができる方法であれば用いることが
できる。この場合も、中空部分に補強用のロープやワイ
ヤを通して強度を補強することができる。
【0019】以上のようにすることによって、敷設や引
き回しが容易で、かつドアや建具などの僅かな隙間など
を通して布線することが可能で、製造が容易な複数のよ
り対線を含む通信ケーブルを実現することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、複数のより対線と、この複数のより対線を埋め
込んで中空円筒状に形成された絶縁物とを具備して構成
され、この絶縁物にはその長さ方向に割り開きが可能な
割り溝を設けることを特徴とする。
【0021】また、本発明の請求項2の発明は、割り溝
から絶縁物をその長さ方向に割り開いた時には、複数の
より線対が所定の間隔で配設されたリボン状のケーブル
を構成することを特徴とする。これにより、敷設や引き
回しが容易で、目立ちにくく、僅かな隙間などを通して
布線する必要のある場合には、長さ方向に割り開いてリ
ボン状にし、厚みを薄くして敷設することができるの
で、既設の家屋などに敷設する場合にも壁や天井に穴あ
けを行う必要がなく容易に敷設することのできる10B
ASE−TのLAN用通信ケーブルを比較的容易に実現
することができる。
【0022】本発明の請求項3の発明は、絶縁物が形成
する中空円筒の中空部分に引っ張り強度を補強するため
の補強線を具備することを特徴とする。
【0023】本発明の請求項4の発明は、請求項3の補
強線としてステインレス鋼線を用いることを特徴とす
る。
【0024】本発明の請求項5の発明は、請求項3の補
強線としてナイロン線を用いることを特徴とする。この
ように補強用の線を設けることによって、ケーブルの引
っ張り強度を高めることができる。補強線としてはステ
インレス鋼線やナイロン線などを選択して用いることに
よって、使用目的に応じた引っ張り強度や曲げ強度を与
えることができる。
【0025】本発明の請求項6の発明は、複数のより対
線と、この複数のより対線を所定の間隔で埋め込んだ絶
縁物とを具備するリボン状のケーブル構成体をその長さ
方向に沿って筒状に巻き上げて中空円筒状に形成するこ
とを特徴とする。これにより、敷設や引き回しが容易
で、目立ちにくく、僅かな隙間などを通して布線する必
要のある場合にはリボン状に戻して厚みを薄くして敷設
することができるので、既設の家屋などに敷設する場合
にも壁や天井に穴あけを行う必要がなく容易に敷設する
ことのできる10BASE−TのLAN用通信ケーブル
を比較的容易に実現することができる。
【0026】本発明の請求項7の発明は、リボン状のケ
ーブル構成体が形成する中空円筒の中空部分に引っ張り
強度を補強するための補強線を具備することを特徴とす
る。本発明の請求項8の発明は、請求項7の補強線とし
てステインレス鋼線を用いることを特徴とする。本発明
の請求項9の発明は、請求項7の補強線としてナイロン
線を用いることを特徴とする。このように補強用の線を
設けることによって、ケーブルの引っ張り強度を高める
ことができる。補強線としてはステインレス鋼線やナイ
ロン線などを選択して用いることによって、使用目的に
応じた引っ張り強度や曲げ強度を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信ケーブルの一実施の形態の断面を
含む斜視図。
【図2】図1に示す実施の形態を割り溝から割り開いた
場合の断面を含む斜視図。
【図3】図1に示す実施の形態を扉に敷設した場合の様
子を示す外観図。
【図4】本発明の他の実施の形態の断面を含む斜視図。
【符号の説明】
1…ツイストペア線、2…樹脂外被、3…割り溝、4…
補強用ナイロン製ロープ、10…通信ケーブル。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のより対線と、 この複数のより対線を埋め込んで中空円筒状に形成され
    た絶縁物とを具備して構成され、 前記絶縁物にはその長さ方向に割り開き可能な割り溝を
    設けることを特徴とする通信ケーブル。
  2. 【請求項2】 前記割り溝から前記絶縁物をその長さ方
    向に割り開いた時には、前記複数のより線対が所定の間
    隔で配設されたリボン状のケーブルを構成することを特
    徴とする請求項1に記載の通信ケーブル。
  3. 【請求項3】 前記絶縁物が形成する中空円筒の中空部
    分に引っ張り強度を補強するための補強線を具備するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信ケ
    ーブル。
  4. 【請求項4】 前記補強線はステインレス鋼線であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の通信ケーブル。
  5. 【請求項5】 前記補強線はナイロン線であることを特
    徴とする請求項3に記載の通信ケーブル。
  6. 【請求項6】 複数のより対線と、 この複数のより対線を所定の間隔で埋め込んだ絶縁物と
    を具備するリボン状のケーブル構成体をその長さ方向に
    沿って筒状に巻き上げて中空円筒状に形成することを特
    徴とする通信ケーブル。
  7. 【請求項7】 前記リボン状のケーブル構成体が形成す
    る中空円筒の中空部分に引っ張り強度を補強するための
    補強線を具備することを特徴とする請求項6に記載の通
    信ケーブル。
  8. 【請求項8】 前記補強線はステインレス鋼線であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の通信ケーブル。
  9. 【請求項9】 前記補強線はナイロン線であることを特
    徴とする請求項7に記載の通信ケーブル。
JP10116798A 1998-04-13 1998-04-13 通信ケーブル Pending JPH11297131A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003037560A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Hitachi Ltd 家庭内lanシステム
JP2005519432A (ja) * 2002-03-07 2005-06-30 ハウ、ウジェーヌ 相互接続用ケーブル
JP2007505458A (ja) * 2003-09-13 2007-03-08 ハウ、ウジェーヌ ケーブル及びその製造装置

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