JPH11211952A - 光ケーブル - Google Patents

光ケーブル

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Publication number
JPH11211952A
JPH11211952A JP10009938A JP993898A JPH11211952A JP H11211952 A JPH11211952 A JP H11211952A JP 10009938 A JP10009938 A JP 10009938A JP 993898 A JP993898 A JP 993898A JP H11211952 A JPH11211952 A JP H11211952A
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JP
Japan
Prior art keywords
cable
main body
spiral tube
optical fiber
optical
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10009938A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Watanabe
幸一郎 渡辺
Mitsuru Uekatano
充 上片野
Akio Mogi
章夫 茂木
Tatsuya Omori
達也 大森
Suehiro Miyamoto
末広 宮本
Yukihiro Hamada
行洋 浜田
Yasuo Hirai
泰生 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd, Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP10009938A priority Critical patent/JPH11211952A/ja
Publication of JPH11211952A publication Critical patent/JPH11211952A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐作業性を損なうことなく、布設時の摩擦
や側圧などの外力からケーブル本体を保護することが可
能な集合住宅用の光ケーブルを提供する。 【解決手段】 光ケーブルとして、複数の光ファイバユ
ニットからなるケーブル本体と、このケーブル本体を囲
むスパイラルチューブとからなるものを用いることによ
り解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅などで用
いられる光ケーブルに関するものであり、詳しくは耐久
性および分岐作業性に優れた光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】アパート、マンション等の集合住宅など
の電話回線に用いられるメタルケーブルとしては、あら
かじめ必要本数以上のメタル対線を備え、必要が生じた
時点でこれを適宜分岐して利用者に提供することが可能
なものが用いられる。このメタルケーブルとして、例え
ば図5に示すものがある。このメタルケーブルは、中心
テンションメンバ11の外周に、複数本のメタル対線1
2を撚り合わせたメタルケーブルである。メタル対線1
2は導体上にポリエチレンなどからなる絶縁層を被覆し
てなるメタル素線13を2本対撚りし、これにポリ塩化
ビニルなどからなるシース14を被覆したものである。
【0003】上記メタルケーブルは、あらかじめ必要本
数以上のメタル対線12を備えたものとした上で、例え
ば集合住宅などのパイプスペースのラックなどに布設さ
れ、必要本数のメタル対線12がメタルケーブルより分
岐され、各利用者宅に配線されて用いられる。のちに、
利用者増加などにより追加配線の必要が生じた場合に
は、未使用のメタル対線12がメタルケーブルより適宜
分岐されて利用者宅に配線される。
【0004】近年、通信ケーブルとして光ケーブルがメ
タルケーブルに代わって多く用いられるようになり、図
3に示すメタルケーブルのメタル対線12に代えて光フ
ァイバユニットを用いることが検討されている。
【0005】しかしながら、光ファイバユニットをメタ
ル対線12に代えて用いた光ケーブルを布設する際に
は、この光ケーブルの布設時の摩擦や、ケーブル挿通孔
内縁部等に接触して加えられる側圧により、光ファイバ
ユニットが損傷を受ける恐れがある。
【0006】この問題を解決するために、光ケーブル最
外周にポリエチレンなどからなる外被を設け光ファイバ
ユニットを保護することが考えられるが、このようなケ
ーブルでは、分岐作業時に、分岐するべき部分の外被を
取り除くのに手間がかかるようになり、分岐作業性が著
しく低下するという不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明におけ
る課題は、分岐作業性を損なうことなく、布設時の摩擦
や側圧などの外力からケーブル本体を保護することが可
能な光ケーブルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、光ケーブ
ルとして、複数の光ファイバユニットからなるケーブル
本体と、このケーブル本体を囲むスパイラルチューブと
からなるものを用いることにより解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1および図2は本発明の光ケーブルの一例を示すもの
である。この例の光ケーブルは、中心テンションメンバ
1の周囲に、複数本の光ファイバユニット2が撚り合わ
されたケーブル本体3と、このケーブル本体3を囲むス
パイラルチューブ4とから構成されている。
【0010】上記中心テンションメンバ1は、ケーブル
本体3の引張強度を担う抗張力部材であり、また、複数
の光ファイバユニット2を撚り合わせる支持体として用
いられる。中心テンションメンバ1としては、例えば、
銅メッキ鋼撚線、単綱線、繊維強化プラスチックにポリ
塩化ビニル等を被覆した丸棒状のものが用いられる。ま
た、その外径は、光ファイバユニット2の本数などによ
って設定され、特に限定されないが、例えば2〜4mm
のものが用いられる。
【0011】上記光ファイバユニット2としては、光フ
ァイバ心線を複数本、例えば1〜2本ポリ塩化ビニルな
どで一括シースしたものが用いられ、また、その外径
は、光ファイバ心線の本数などによって設定され、特に
限定はされないが、例えば2〜3mmのものが用いられ
る。
【0012】光ファイバユニット2の本数は、光ケーブ
ルの布設される集合住宅等の入居者数や電話等の加入者
数などによって決定されるものであり、特に限定はされ
ないが、少なくとも2本以上とされる。ケーブル本体3
の外径は、光ファイバユニット2の本数などによって決
まり、特に限定はされないが、例えば、10〜30mm
とされる。また、ケーブル本体3に用いられる光ファイ
バユニット2としては、光ファイバ素線の数、シースの
材料、外径等が異なる光ファイバユニットを2種類以上
混在させて用いてもよい。また、光ファイバユニット2
に代えて光ファイバ素線や光コードを用いることもで
き、また、これらと光ファイバユニット2を混在させる
こともできる。
【0013】本発明で用いられるスパイラルチューブ4
は、1条の螺旋状の連続したスリット5を設けることに
より伸縮や曲げ変形を可能にしたチューブであり、光ケ
ーブルに加えられる摩擦や側圧などの外力からケーブル
本体3を保護するために用いられる。スパイラルチュー
ブ4の材料としては、スリット5を押し広げる方向に変
形可能となるものが用いられる。この材料としては、例
えば、高密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどの樹脂
材料が挙げられる。
【0014】スパイラルチューブ4の内径は、ケーブル
本体3の外径によって設定されるものであり、特に限定
されないが、ケーブル本体3の外径以下にし、スパイラ
ルチューブ4の弾性力がケーブル本体3に常時収縮力と
して加わるようにして、ケーブル本体3をスパイラルチ
ューブ4で押さえ巻き、光ファイバユニット2の撚り合
わせが解けないようにすることが好ましい。また、スパ
イラルチューブ4の厚みは、ケーブル本体3の外径や材
質等によって設定され、特に限定されないが、通常、1
〜2mmとされる。また、スパイラルチューブ4の螺旋
のピッチは、スパイラルチューブ4の内径や材質等によ
って設定されるものであり、特に限定されないが、例え
ば、20〜50mmとされる。
【0015】上記スリット5の幅は、例えば、通常0〜
10mmとされるが、分岐作業時に、ケーブル本体3の
光ファイバユニット2をスパイラルチューブ4から取り
出しやすくするためには、その幅を20〜30mmにす
るとよい。ただし、スリット5の幅が、スパイラルチュ
ーブ4の螺旋のピッチの幅の半分より大きくなる場合に
は、ケーブル本体3の露出する部分が、スパイラルチュ
ーブ4で保護されている部分よりも広くなるので、ケー
ブル本体3を外力から保護する効果が十分得られなくな
る。
【0016】スパイラルチューブ4の製造方法として
は、例えば、樹脂材料を押出機によって押出成形する方
法などが挙げられる。また、ケーブル本体3をスパイラ
ルチューブ4に収納する方法としては、例えば、製造さ
れたスパイラルチューブ4にケーブル本体3を挿通する
方法、スパイラルチューブ4の製造過程で、スパイラル
チューブ4の押出成形と同時にケーブル本体3を収納さ
せる方法などが挙げられる。
【0017】次に、本発明の光ケーブルの使用方法につ
いて説明する。あらかじめ必要本数以上の光ファイバユ
ニット2を備えた本発明の光ケーブルを集合住宅のパイ
プスペースのラックなどに挿通する。
【0018】ついで、光ファイバユニット2を分岐させ
る部分のケーブル本体3を十分に露出し、ケーブル本体
3露出部分より光ファイバユニット2を取り出し、利用
者宅等に配線する。なお、光ファイバユニット2を取り
出す前には、あらかじめ光ケーブルの分岐部分よりも終
端側の適当な部分で分岐予定の光ファイバユニット2を
切断しておき、配線に必要な長さ以上の光ファイバユニ
ット2が取り出せるようにする。
【0019】ケーブル本体3を露出させる方法として
は、例えば、スパイラルチューブ4のスリット5を押し
広げる方法、スパイラルチューブ4を切断し、剥き取る
方法などが挙げられる。光ファイバユニット2の分岐を
行う必要が生じた場合には、分岐を行う部分のスパイラ
ルチューブ4のスリット5を図2に示す状態から図3に
示すように押し広げ、ケーブル本体3を十分に露出させ
た後、ケーブル本体3から光ファイバユニット2を取り
出し、分岐する。作業終了後、スパイラルチューブ4
は、その弾性力によって図2に示す状態に戻る。
【0020】分岐を行う部分のスパイラルチューブ4の
スリット5を押し広げても、分岐作業が可能な広さまで
ケーブル本体3を十分に露出できない場合、もしくはス
リット5の幅をほとんど設けていない場合などには、図
4に示すように、分岐を行う部分のスパイラルチューブ
4を長手方向と平行に切断し、ついで切断した部分のス
パイラルチューブ4をケーブル本体3から螺旋状に剥き
取ることにより、ケーブル本体3を露出させることがで
きる。
【0021】このような光ケーブルにあっては、ケーブ
ル本体3を保護するスパイラルチューブ4を設けている
ので、布設作業時などにケーブルに加えられる摩擦や側
圧などの外力がケーブル本体3に伝わるのを防ぎ、光フ
ァイバユニット2が損傷を受けるのを防ぐことができ
る。また、スパイラルチューブ4が伸縮や曲げ変形可能
なので、分岐作業の際に、分岐する部分のスリット5を
押し広げることによって容易に光ファイバユニットを取
り出すことができ、分岐作業性を損なうことはない。ま
た、分岐する部分のスリット5を押し広げることができ
ない場合でも、分岐する部分でスパイラルチューブ4を
切断すれば、スパイラルチューブ4をケーブル本体3か
ら螺旋状に剥き取ることができるので、容易にケーブル
本体3を露出させることが可能である。
【0022】以下、具体例を示す。 (具体例)光ファイバユニットとして、直径0.9mm
の光ファイバ心線をポリ塩化ビニルでシースした、外径
2mmのものを用意した。ついで、ポリ塩化ビニルで被
覆した単綱線からなる外径2mmの丸棒状の中心テンシ
ョンメンバを中心にして上記光ファイバユニットを18
本撚り合わせて外径10mmのケーブル本体とし、さら
に、高密度ポリエチレンからなる内径8mm、厚さ1m
m、螺旋のピッチ幅20mm、スリットの幅5mmのス
パイラルチューブで上記ケーブル本体を囲み、光ケーブ
ルを得た。
【0023】得られた光ケーブルをパイプスペースのラ
ックに布設し、ついで、光ケーブルの任意の箇所で分岐
作業を行った。本具体例の光ケーブルにあっては、布設
時の摩擦や側圧などの外力によって内部の光ファイバユ
ニットが破損することはなかった。また、スパイラルチ
ューブのスリットを押し広げることにより、内部のケー
ブル本体を十分に露出させることができ、分岐作業を容
易に行うことができた。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ケーブ
ルにあっては、光ケーブル最外周にスパイラルチューブ
を設けているので、分岐作業性を損なうことなく、光ケ
ーブル布設時の摩擦や側圧などの外力からケーブル本体
を保護できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ケーブルの一例を示す斜視図であ
る。
【図2】 本発明の光ケーブルの一例を示す側面図であ
る。
【図3】 本発明の光ケーブル内部のケーブル本体を露
出させる方法の一例を示す側面図である。
【図4】 本発明の光ケーブル内部のケーブル本体を露
出させる方法の一例を示す側面図である。
【図5】 メタルケーブルの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
2・・・光ファイバユニット、3・・・ケーブル本体、4・・・
スパイラルチューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茂木 章夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 大森 達也 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内 (72)発明者 浜田 行洋 大分県大分市大字駄原2899 西日本電線株 式会社内 (72)発明者 平井 泰生 大分県大分市大字駄原2899 西日本電線株 式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバユニットからなるケー
    ブル本体と、このケーブル本体を囲むスパイラルチュー
    ブとからなる光ケーブル。
JP10009938A 1998-01-21 1998-01-21 光ケーブル Withdrawn JPH11211952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10009938A JPH11211952A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 光ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10009938A JPH11211952A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 光ケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11211952A true JPH11211952A (ja) 1999-08-06

Family

ID=11733970

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10009938A Withdrawn JPH11211952A (ja) 1998-01-21 1998-01-21 光ケーブル

Country Status (1)

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JP (1) JPH11211952A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001216845A (ja) * 2000-02-04 2001-08-10 Fuji Densen Kk 分岐付ケーブル
JP2007005043A (ja) * 2005-06-21 2007-01-11 Yazaki Corp ブランチケーブル用押え巻き部材
JP2008077910A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Yazaki Corp ワイヤーハーネスの分岐構造およびワイヤーハーネスの分岐部の作製方法
EP2287646A3 (en) * 2009-08-20 2012-06-06 Nexans Fiber optic arrangement using flat wide water swellable binder for subunit access

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050405