JP2502108B2 - 低圧引込線の形成方法 - Google Patents
低圧引込線の形成方法Info
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- JP2502108B2 JP2502108B2 JP32199687A JP32199687A JP2502108B2 JP 2502108 B2 JP2502108 B2 JP 2502108B2 JP 32199687 A JP32199687 A JP 32199687A JP 32199687 A JP32199687 A JP 32199687A JP 2502108 B2 JP2502108 B2 JP 2502108B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は低圧架空配電線から一般住居等に引込む電力
用低圧引込線に通信線を添架する低圧引込線の形成方法
に関するものである。
用低圧引込線に通信線を添架する低圧引込線の形成方法
に関するものである。
（従来技術及び解決しようとする問題点） 現在一般住居等に引込まれている電線には、低圧架空
配電線から引込む電力用低圧引込線と電話用引込線があ
って、これらは別々に架線されており、著しく景観を害
している。
配電線から引込む電力用低圧引込線と電話用引込線があ
って、これらは別々に架線されており、著しく景観を害
している。
又将来、電話線以外の例えば自動検針、データ通信、
CATV、ファクシミリ等の通信回線が必要になった時、同
様の方法で異なる電線又はケーブルを架線することにな
れば、なおさら上記の問題が大きくなり、さらには住居
にこれら電線の引留部を設ける必要が生じてくる。
CATV、ファクシミリ等の通信回線が必要になった時、同
様の方法で異なる電線又はケーブルを架線することにな
れば、なおさら上記の問題が大きくなり、さらには住居
にこれら電線の引留部を設ける必要が生じてくる。
しかして、このような問題点は今後ますます進展する
情報化社会への対応にあたっては是非解決しておかねば
ならない技術である。
情報化社会への対応にあたっては是非解決しておかねば
ならない技術である。
（問題点を解決するための手段） 本発明は上述の問題点を解消する低圧引込線の形成方
法を提供するもので、その特徴は、少くとも２つの挿通
孔を有するスペーサの上記挿通孔に電力用低圧引込線と
ゴム、プラスチックパイプをそれぞれ挿通しておき、所
要時期に上記ゴム、プラスチック内に通信線を挿通して
電力用低圧引込線に対して通信線を離隔して添架するこ
とにある。
法を提供するもので、その特徴は、少くとも２つの挿通
孔を有するスペーサの上記挿通孔に電力用低圧引込線と
ゴム、プラスチックパイプをそれぞれ挿通しておき、所
要時期に上記ゴム、プラスチック内に通信線を挿通して
電力用低圧引込線に対して通信線を離隔して添架するこ
とにある。
第１図は本発明の低圧引込線の形成方法において、ゴ
ム、プラスチックパイプ内に通信線を挿通する前の斜視
図、第２図はゴム、プラスチックパイプ内に通信線を挿
通した状態の第１図のＸ−Ｘにおける断面図である。
ム、プラスチックパイプ内に通信線を挿通する前の斜視
図、第２図はゴム、プラスチックパイプ内に通信線を挿
通した状態の第１図のＸ−Ｘにおける断面図である。
図面において、（１）は導体上にポリ塩化ビニル等の
被覆層を有する単心絶縁電線あるいはこのような絶縁電
線の複数本を撚合せた多心絶縁電線等より成る電力用低
圧引込線、（２）はゴム、プラスチック等で形成された
パイプ、（３）はポリ塩化ビニル、耐候性ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のプラスチックの成形により形成
されたプラスチックスペーサである。
被覆層を有する単心絶縁電線あるいはこのような絶縁電
線の複数本を撚合せた多心絶縁電線等より成る電力用低
圧引込線、（２）はゴム、プラスチック等で形成された
パイプ、（３）はポリ塩化ビニル、耐候性ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のプラスチックの成形により形成
されたプラスチックスペーサである。
上記スペーサ（３）には少くとも２つの挿通孔（４）
が設けてあり、その１つには前記電力用低圧引込線
（１）が、他の１つにはゴム、プラスチックパイプ
（２）が挿通されており、このようなスペーサ（３）を
一定間隔で設けることにより、第１図に示すように、電
力用低圧引込線（１）に対してゴム、プラスチックパイ
プ（２）が添架される。しかして、需要家が必要とする
とき、前記ゴム、プラスチックパイプ（２）内に所要の
通信線（５）、例えば通常の対撚構造の通信線、同軸ケ
ーブルあるいは光ファイバケーブル等を挿通して第２図
に示すような、電力用低圧引込線（１）に対して通信線
（５）を離隔して添架した低圧引込線を形成する。
が設けてあり、その１つには前記電力用低圧引込線
（１）が、他の１つにはゴム、プラスチックパイプ
（２）が挿通されており、このようなスペーサ（３）を
一定間隔で設けることにより、第１図に示すように、電
力用低圧引込線（１）に対してゴム、プラスチックパイ
プ（２）が添架される。しかして、需要家が必要とする
とき、前記ゴム、プラスチックパイプ（２）内に所要の
通信線（５）、例えば通常の対撚構造の通信線、同軸ケ
ーブルあるいは光ファイバケーブル等を挿通して第２図
に示すような、電力用低圧引込線（１）に対して通信線
（５）を離隔して添架した低圧引込線を形成する。
このような、電力用低圧引込線（１）とゴム、プラス
チックパイプ（２）の添架構造は、あらかじめ工場等に
おいて構成しておいてもよいし、現場において添架して
もよい。
チックパイプ（２）の添架構造は、あらかじめ工場等に
おいて構成しておいてもよいし、現場において添架して
もよい。
又用いるゴム、プラスチックパイプ（２）は、ポリ塩
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプ
ロピレンゴム、ネオプレンゴム等の単体で形成されたも
のでもよいが、第３図（イ）及び（ロ）に示すような複
合構造のものでもよい。
化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプ
ロピレンゴム、ネオプレンゴム等の単体で形成されたも
のでもよいが、第３図（イ）及び（ロ）に示すような複
合構造のものでもよい。
第３図（イ）及び（ロ）は複合構造をもったゴム、プ
ラスチックパイプ（３）の構造例である。第３図（イ）
は例えばポリエチレンパイプ（21）上にガラス繊維、ケ
ブラー 等の補強層（22）を設け、さらにその上にエチ
レンプロピレンゴムの外層（23）を設けたものである。
又第３図（ロ）は、例えば最内層に耐摩耗性のすぐれた
テフロンパイプ（24）を配し、その上に内層のエチレン
プロピレンゴム（25）、繊維補強層（22）及びエチレン
プロピレンゴムの外層（23）を順次設けて形成したもの
である。
ラスチックパイプ（３）の構造例である。第３図（イ）
は例えばポリエチレンパイプ（21）上にガラス繊維、ケ
ブラー 等の補強層（22）を設け、さらにその上にエチ
レンプロピレンゴムの外層（23）を設けたものである。
又第３図（ロ）は、例えば最内層に耐摩耗性のすぐれた
テフロンパイプ（24）を配し、その上に内層のエチレン
プロピレンゴム（25）、繊維補強層（22）及びエチレン
プロピレンゴムの外層（23）を順次設けて形成したもの
である。
このような複合構造のゴム、プラスチックパイプ
（２）は、引張り強さ、耐圧縮性、可撓性が向上し、極
めて効果的である。
（２）は、引張り強さ、耐圧縮性、可撓性が向上し、極
めて効果的である。
さらに、スペーサ（３）は例えば第４図（イ）及び
（ロ）に示すように、２つの挿通孔（４）が連通してお
り、その一方の連通部に切込（31）を有し、これを支点
として開閉可能な構造とし、開閉部の一方に凹状部（3
2）、他方に凸状部（33）を形成した係合構造にするこ
とにより、装着が容易となり、特に既設の電力用低圧引
込線（１）に現地においてゴム、プラスチックパイプ
（２）を添架するのに効果的である。
（ロ）に示すように、２つの挿通孔（４）が連通してお
り、その一方の連通部に切込（31）を有し、これを支点
として開閉可能な構造とし、開閉部の一方に凹状部（3
2）、他方に凸状部（33）を形成した係合構造にするこ
とにより、装着が容易となり、特に既設の電力用低圧引
込線（１）に現地においてゴム、プラスチックパイプ
（２）を添架するのに効果的である。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明の低圧引込線の形成方法
によれば、必要な時期に所要の通信線を添架することが
可能となるばかりでなく、電力用低圧引込線と通信線が
スペーサにより一体化されるので、従来のように景観を
損うことがない。
によれば、必要な時期に所要の通信線を添架することが
可能となるばかりでなく、電力用低圧引込線と通信線が
スペーサにより一体化されるので、従来のように景観を
損うことがない。
又現在のところ、電力用低圧引込線とメタリックな通
信線（対撚りケーブル、同軸ケーブル）は混触の問題が
あって離隔して架線することが規定されており、一体化
して架線出来ない。しかし、本発明の形成方法によれば
両者は混触のおそれがなく、一体化を実現することが可
能である。さらに光ファイバケーブルの場合は電力用低
圧引込線との混触の問題はないが、接触による被覆の損
傷、光ファイバの断線等を防止することができる。
信線（対撚りケーブル、同軸ケーブル）は混触の問題が
あって離隔して架線することが規定されており、一体化
して架線出来ない。しかし、本発明の形成方法によれば
両者は混触のおそれがなく、一体化を実現することが可
能である。さらに光ファイバケーブルの場合は電力用低
圧引込線との混触の問題はないが、接触による被覆の損
傷、光ファイバの断線等を防止することができる。
第１図は本発明の低圧引込線の形成方法においてゴム、
プラスチックパイプ内に通信線を挿通する前の斜視図、
第２図はゴム、プラスチックパイプ内に通信線を挿通し
た状態の第１図のＸ−Ｘにおける断面図である。 第３図（イ）及び（ロ）はいずれも本発明におけるゴ
ム、プラスチックパイプの構造例の横断面図である。 第４図（イ）及び（ロ）は本発明におけるスペーサの一
例の説明図である。 １……電力用低圧引込線、２……ゴム、プラスチックパ
イプ、３……スペーサ、４……挿通孔、５……通信線。
プラスチックパイプ内に通信線を挿通する前の斜視図、
第２図はゴム、プラスチックパイプ内に通信線を挿通し
た状態の第１図のＸ−Ｘにおける断面図である。 第３図（イ）及び（ロ）はいずれも本発明におけるゴ
ム、プラスチックパイプの構造例の横断面図である。 第４図（イ）及び（ロ）は本発明におけるスペーサの一
例の説明図である。 １……電力用低圧引込線、２……ゴム、プラスチックパ
イプ、３……スペーサ、４……挿通孔、５……通信線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松生 徹治 大阪府大阪市此花区島屋１丁目１番３号 住友電気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 松村 徹 大阪府大阪市此花区島屋１丁目１番３号 住友電気工業株式会社大阪製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】少くとも２つの挿通孔を有するスペーサの
上記挿通孔に電力用低圧引込線とゴム、プラスチックパ
イプをそれぞれ挿通しておき、所要時期に上記ゴム、プ
ラスチックパイプ内に通信線を挿通して電力用低圧引込
線に対して通信線を離隔して添架することを特徴とする
低圧引込線の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32199687A JP2502108B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 低圧引込線の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32199687A JP2502108B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 低圧引込線の形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01164216A JPH01164216A (ja) | 1989-06-28 |
| JP2502108B2 true JP2502108B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=18138765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32199687A Expired - Fee Related JP2502108B2 (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 低圧引込線の形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2502108B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002140942A (ja) * | 2000-11-06 | 2002-05-17 | Chubu Electric Power Co Inc | 光複合引込線及びその製造方法 |
| JP5951736B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2016-07-13 | 中国電力株式会社 | 架空電線用スペーサ |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP32199687A patent/JP2502108B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01164216A (ja) | 1989-06-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |