JPH06286342A - 昇華型熱転写用受像体 - Google Patents
昇華型熱転写用受像体Info
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- JPH06286342A JPH06286342A JP5104994A JP10499493A JPH06286342A JP H06286342 A JPH06286342 A JP H06286342A JP 5104994 A JP5104994 A JP 5104994A JP 10499493 A JP10499493 A JP 10499493A JP H06286342 A JPH06286342 A JP H06286342A
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Abstract
型熱転写用受像体を提供する。 【構成】 熱昇華性染料を含有した転写層を有する昇華
型熱転写記録媒体と組合せて使用される受像媒体であっ
て、基体とこの基体の上面に設けられた染料受容層とか
ら構成され、前記基体が繊維状物質のシートからなり、
この繊維状物質の空隙部に少なくとも重合体粒子が埋設
されている。
Description
関する。
紙、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、
セルロース繊維紙や各種のフィルム又はシートを使用す
ることが広く知られており、中でも、内部に空孔を有す
るフィルムや芯材を用いこれに合成紙を粘着したもの
(特開昭62−198497号公報)などが優れた特性
を示すとして推奨されている。ところで、こうした従来
からの基体は、一般に昇華型転写用受像体のカール防止
に主眼がおかれているのであるが、材料が繊維のみから
なるものでは、均一な画像が得られにくく、プラスチッ
クフィルムからなるものでは印字中に表面だけが加熱さ
れて受像体がカールしてしまうといった欠点をもってい
た。
写用受像体のカールは、先に触れたように、樹脂フィル
ムの少なくとも片面に合成紙を貼着した受像体を用いる
ことによって可成り阻止することができる。しかし、そ
のカール阻止の程度は本発明者らが期待するほどには達
していないのが実状である。それに加えて、現状では従
来にもましてカールしにくく、更に画像濃度が高く、ま
た均一な画像が得られる昇華型熱転写用受像体が求めら
れている。本発明は、上記のような要求を充たすことの
できる昇華型熱転写用受像体を提供するものである。
転写用受像体は、繊維及びその繊維の空隙部に重合体粒
子を埋没させた基体の少なくとも一方の面に、有機高分
子顔料を有する層を設け、更にその上に、昇華性染料に
染着する樹脂の層を設けたことを特徴としている。
繊維及びその繊維の空隙部に重合体粒子を埋没させ熱伝
導率が6×10-4cal/sec/cm2/(℃/c
m)以下の樹脂を存在させた基体の少なくとも一方の面
に、昇華性染料に染着する樹脂の層を設けたことを特徴
としている。
繊維及びその繊維の空隙部に重合体粒子を埋没させた基
体の少なくとも一方の面に、熱伝導率が6×10-4ca
l/sec/cm2/(℃/cm)以下の樹脂の層を設
け、更にその上に、昇華性染料に染着する樹脂の層を設
けたことを特徴としている。
さらに詳細に説明する。本発明は、基本的には、熱昇華
性染料を含有した転写層を有する昇華型熱転写記録媒体
と組合せて使用される受像体であって、図1、図2及び
図3に示したとおり、基体とこの基体の上に染料受容層
(染料に染着する樹脂の層)とから構成され、基体3
1,32又は33が繊維状物質のシートからなり、そし
て、この繊維状物質3aの空隙部に少なくとも重合体粒
子3bが埋設されている、というものである。図2中、
3Cは熱伝導率が6×10-4cal/sec/cm2/
(℃/cm)以下の樹脂である。従って、本発明に係る
受像体はその基体の構造においてこれまでのものとはま
ったく異なり、その結果、従来の昇華型熱転写用受像体
にみられた欠点が克服される。
には和紙あるいは濾紙のように繊維同士の間の空間にゆ
とりがあって繊維が比較的小さい力で動ける程度のもの
が望ましい。また、そのゆとりのある繊維間には適量の
中空粒子を存在させて基体のクッション性及び断熱性を
増加し、画質を向上させるようにしておくことが望まし
い。
維、ポリエステル繊維、PET繊維等の化学繊維等各種
繊維が使用できる。一方、中空粒子としては以下のごと
きものが使用できる。 (1)熱膨張性の可塑性物質 塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の熱可塑
性物質をカプセル壁とする中空の粒子で、粒子内部にプ
ロパン、n−ブタン、イソブタン等の揮発性の膨張剤を
含有する物質。具体的には、松本油脂社製のマツモトマ
イクロスフェアー MF30C、ケマノーベル社製のE
xpancel551,642などがあげられる。 (2)マイクロカプセル状の中空ポリマー アクリル−スチレン共重合体等の固い樹脂を殻とし、内
部に水が入っており、乾燥時に水がとび出して中空とな
るポリマー。具体的には、ロームアンドハース社製のロ
ーペイクOP−34J、ローペイクOP−62などがあ
げられる。
さは、前記した繊維状物質3aのシートの繊維空隙で形
成され細孔の寸法より小さなものであればよく一般に
は、その細孔寸法の1/1000〜1/2子のましくは
1/50〜1/5程度である。
させるには、重合体粒子を含む液状接着剤を例えば浸漬
法やロール塗布法などによってシート状繊維集合体に含
浸させた後、加熱乾燥すればよい。液状接着剤中の重合
体粒子の含有割合は5〜70重量%、好ましくは10〜
50重量%である。液状接着剤としては、従来公知のも
のが用いられ、カルボキシメチルセルロース、アルギン
酸ソーダ、でん粉、カゼイン、ポリビニルアルコール、
ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、アク
リレート、メタクリレート、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリウレタン、エポキシ樹脂等をあげることがで
きるが、好ましくは、熱伝導率が6×10-4cal/s
ec/cm2/(℃/cm)以下の高分子物質を使用す
ることが望ましい。具体的には、例えば塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリビニルアルコー
ル等があげられる。
体粒子100重量部に対して、接着剤成分0.1〜20
0重量部、好ましくは5〜50重量部である。液状接着
剤は水溶液、有機溶剤溶液あるいはエマルジョンのいず
れであってもかまわない。
の接着剤成分としては、耐有機溶剤性のものを用いるの
が好ましい。耐有機溶剤性の接着剤成分を用いるときに
は、その接着剤成分が重合体粒子表面に付着して耐有機
溶剤性の保護層を形成する。そして、このような重合体
粒子を含む基体は、その上に樹脂の有機溶剤溶液を塗布
して染料受容層を形成する際に、基体に含まれる重合体
粒子がその有機溶媒との接触によって溶解されることが
有効に防止される。
有機高分子顔料を有する層2又は耐有機溶剤性高分子層
2′を設け、これにより重合体粒子が有機溶剤との接触
により溶解されるのを防止することができる。従って、
このような耐有機溶剤性高分子層2を設けるときには、
前記接着剤成分として耐有機溶剤性のものを用いる必要
はない。
としては、フィルム形成性能にすぐれ、しかも有機溶剤
の浸透を抑制するものであればよく、具体的には、例え
ば、ポリビニルアルコール、カゼイン、でん粉等の水性
高分子やアクリル酸エステル、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、SBRなどのゴム、カルボキシル基を有するポ
リエチレン等が挙げられる。中でも、ポリビニルアルコ
ール、カゼイン、でん粉は耐有機溶剤性の効果において
優れているため好ましく用いられる。このとき、これら
の樹脂は、熱伝導率が6×10-4cal/sec/cm
2/(℃/cm)以下であることが望ましい。この耐有
機溶剤性高分子層中に、有機高分子顔料を使用すること
が好ましい。有機高分子顔料を使用することにより、通
常の無機顔料を使用するときに比べ断熱性が大きく、こ
のため転写時の熱効率が向上すると同時に、顔料の形状
と粒径が均一なため、塗工面の均一性と、その画像受容
性の均一性とが容易に達成することが出来る。
尿素−ホルマリン樹脂、ポリスチレン、ポリメチルメタ
クリレートなどの白色又は無色の有機高分子顔料を包含
するものであって、粒子の形状が球状で、その表面は多
孔質であってもよく、或いは非多孔質であってもよい。
アミド、アクリル樹脂、アセテート樹脂、ポリスチレン
樹脂、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体樹脂等の極性基
を有する樹脂と単独若しくは2種以上混合したものをト
ルエン、ベンゼン、キシレン、メチルエチルケトン等の
有機溶剤に溶解した溶液を乾燥重量で2〜20g/m2
程度になるように塗布して形成される。
もしくは染料受容層上に離型剤層を設けることが好まし
い。離型剤は固形ワックス類、フッ素系、燐酸エステル
系の界面活性剤、シリコーンオイル又はシリコーン樹脂
が好ましい。染料受容層中には必要により、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、白色顔料等を添加するこ
ともできる。
高分子層が設けられているか否かにかかわらず、染料受
容層1の直下に、中間層を設けてもよい。中間層は、従
来既知の樹脂を主成分とし、特に好ましくは、熱伝導率
が6×10-4cal/sec/cm2/(℃/cm)以
下の樹脂を使用し、白色化のための顔料及び/又は染料
を添加してもよい。顔料は、無機顔料よりも有機顔料が
前述した理由から好ましい。また、中間層及び/又は染
料受容層1、耐有機溶剤性高分子層2及び/又は繊維状
物質3a間に存在する樹脂に硬化剤を添加しても良い。
させる目的で、いずれかの層の塗布乾燥後に積層体とス
ーパーカレンダリング等の加圧手段によって平滑処理を
行なうことができる。
明する。ここでの部、%はともに重量基準である。
品名:05TH−48、広瀬製紙社製)に以下に示す組
成の〔A液〕を乾燥重量が約10g/m2となるように
含浸塗布し、乾燥した。 〔A液〕 中空の重合体粒子(商品名:マツモト・マイクロスフェアーMF30−C、 松本油脂製薬社製、平均粒径:約15μm) 257部 ポリエチレンエマルジョン(商品名:パーマリンPN、三洋化成社製) 220部 帯電防止剤(商品名:ケミスタット6300、三洋化成社製) 5部 水 500部
中空の重合体粒子の膨張を行なって、さらに以下に示す
〔B液〕を乾燥重量で約20g/m2となるように塗布
乾燥し、スーパーカレンダーがけを行なって基体を形成
した。 〔B液〕 有機顔料(スチレン−ブタジエン共重合体ピグメント、商品名:L8801 、旭化成社製) 90部 ポリエチレンエマルジョン(商品名:パーマリンPN、三洋化成社製) 190部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名ハイドリンD33 8、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部
の〔C液〕を乾燥後の厚さが約6μmになるように塗布
した。 〔C液〕 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(商品名:デンカビニ ル#1000GKT、電気化学工業社製) 18部 シリコーン樹脂(商品名:AY42−125、東レダウコーニングシリコー ン社製) 45部 トルエン 39部 メチルエチルケトン 39部 塗布した積層物を乾燥して受像体を製造した。
コーン硬化樹脂膜(厚さ約1μm)のバック層を設けた
PETフィルム上に、下記処方のインク層形成液を塗布
し、乾燥して約2μm厚のインク層を形成して転写媒体
を得た。 〔インク層形成液〕 ポリビニルブチラール樹脂(商品名:BX−1、積水化学社製) 10部 シアン用熱昇華性分散染料(商品名:カヤセット714、日本化薬社製) 6部 メチルエチルケトン 45部 トルエン 45部
のインク層と受像体の染料受容層とが対面するように重
ねあわせ、転写媒体の裏面からサーマルヘッドで加熱エ
ネルギーを与えて、受像体の上に画像記録を行なった。
なお、サーマルヘッドの記録密度は6ドット/mmであ
り、記録出力は0〜0.42W/ドットであった。記録
の評価をもとめて表1に示す。
いたこと以外は実施例1と同様にして受像体を作製し、
実施例1と同様にして印字を行なった。記録の評価をま
とめて表1に示す。 〔D液〕 カオリンクレー(商品名:ウルトラホワイト90、エンゲルハート社製) 90部 ポリエチレンエマルジョン(商品名:パーマリンPN、三洋化成社製) 190部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名:ハイドリンD3 38、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部
たこと以外は実施例1と同様にして受像体を作成し、実
施例1と同様にして印字を行なった。記録の評価をまと
めて表1に示す。 〔E液〕 ポリエチレンエマルジョン(商品名:パーマリンPN、三洋化成社製) 280部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名:ハイドリンD3 38、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部
い、〔B液〕の代りに比較例1の〔D液〕を用いたこと
以外は実施例1と同様にして受像体を作成し、実施例1
と同様にして印字を行なった。記録の評価をまとめて表
1に示す。 〔F液〕 中空の重合体粒子(商品名:マツモト・マイクロスフェアーMF30−C、 松本油脂製薬製社製、平均粒径:約15μm) 257部 ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバールPVA−117、クラレ社 製) 18部 帯電防止剤(商品名:ケミスタット6300、三洋化成社製) 5部 水 720部
い、〔B液〕の代りに比較例1の〔D液〕を用いたこと
以外は実施例1と同様にして受像体を作成し、実施例1
と同様にして印字を行なった。記録の評価をまとめて表
1に示す。 〔G液〕 中空の重合体粒子(商品名:マツモト・マイクロスフェアーMF30−C、 松本油脂製薬製社製、平均粒径:約15μm) 57部 ポリエチレンオキシド(商品名:アルコックスR−400、明成化学工業社 製) 2部 帯電防止剤(商品名:ケミスタット6300、三洋化成社製) 5部 水 140部
い、〔B液〕の代りに比較例1の〔D液〕を用いたこと
以外は実施例1と同様にして受像体を作成し、実施例1
と同様にして印字を行なった。記録の評価をまとめて表
1に示す。 〔H液〕 中空の重合体粒子(商品名:マツモト・マイクロスフェアーMF30−C、 松本油脂製薬製社製、平均粒径:約15μm) 257部 ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバールPVA−117、クラレ社 製) 18部 スチレン・ブタジェンゴムラッテクス(商品名:ポリラック750、三井東 圧化学社製) 360部 帯電防止剤(商品名:ケミスタット6300、三洋化成社製) 5部 水 360部
たこと以外は比較例2と同様にして受像体を作成し、実
施例1と同様にして印字を行なった。記録の評価をまと
めて表1に示す。 〔I液〕 ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバールPVA−117、クラレ社 製) 110部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名:ハイドリンD3 38、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部 水 180部
たこと以外は比較例2と同様にして受像体を作成し、実
施例1と同様にして印字を行なった。記録の評価をまと
めて表1に示す。 〔J液〕 スチレン・ブタジェンゴムラテックス(商品名:ポリラック750、三井東 圧化学社製) 280部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名:ハイドリンD3 38、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部 水 72部
たこと以外は比較例2と同様にして受像体を作成し、実
施例1と同様にして印字を行なった。記録の評価をまと
めて表1に示す。 〔K液〕 塩化ビニル系エマルジョン(固形分45%、商品名:デンカテックスAC− 20、電気化学工業社製) 280部 スチレン・ブタジェンゴムラテックス(商品名:ポリラック750、三井東 圧化学社製) 190部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名:ハイドリンD3 38、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部 水 72部
たこと以外は比較例2と同様にして受像体を作成し、実
施例1と同様にして印字を行なった。記録の評価をまと
めて表1に示す。 〔L液〕 塩化ビニル系エマルジョン(固形分55%、商品名:デンカテックスB−1 00、電気化学工業社製) 280部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名:ハイドリンD3 38、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部 水 72部
い、〔B液〕の代りにつぎの〔M液〕を用いたこと以外
は実施例1と同様にして受像体を作成し、実施例1と同
様にして印字を行なった。記録の評価をまとめて表1に
示す。 〔M液〕 有機顔料(スチレン−ブタジェント共重合体ピグメント、商品名:L880 1、旭化成社製) 90部 塩化ビニル系エマルジョン(固形分55%、商品名:デンカテックスB−1 00、電気化学工業社製) 190部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名:ハイドリンD3 38、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部
を用い、〔B液〕の代りにつぎの〔N液〕を用いたこと
以外は実施例1と同様にして受像体を作成し、実施例1
と同様にして印字を行なった。記録の評価をまとめて表
1に示す。 〔N液〕 有機顔料(スチレン−ブタジェント共重合体ピグメント、商品名:L880 1、旭化成社製) 90部 スチレン・ブタジェントゴムラテックス(商品名:ポリラック750、三井 東圧化学社製) 190部 パラフィンワックスエマルジョン(固形分30%、商品名:ハイドリン33 8、中京油脂社製) 60部 界面活性剤(商品名:デモールEP、花王アトラス社製) 7部 消泡剤(商品名:サーフィノールTG、日清化学工業社製) 44部
って測定した。 (注2)白抜けは目視による評価した。 〇…白抜け無し ×…白抜け有り
染料に染着する樹脂層との間に、有機高分子顔料を有す
る層を設けたため、無機高分子顔料を有する層を設けた
場合のものと比較して、染料受容層の蓄熱性が良く、ド
ットが適度に広がり、また染着料が多いため、画像濃度
が高く、画像均一性が高くなる。
子とを接着するため、熱伝導率が6×10-4cal/s
ec/cm2/(℃/cm)以下の樹脂を繊維の空隙中
に存在させたことにより、染料受容層の蓄熱性が向上
し、画像濃度及び画像均一性が更に良好なものとなる。
層との間に熱伝導率が6×10-4cal/sec/cm
2/(℃/cm)以下の樹脂の層を設けたことにより染
料受容層の蓄熱性が向上し、請求項2と同様の効果が得
られる。
略図である。
例の概略図である。
他の一例の概略図である。
(℃/cm)以下の樹脂
Claims (3)
- 【請求項1】 繊維及びその繊維の空隙部に重合体粒子
を埋没させた基体の少なくとも一方の面に、有機高分子
顔料を有する層を設け、更にその上に、昇華性染料に染
着する樹脂の層を設けたことを特徴とする昇華型熱転写
用受像体。 - 【請求項2】 繊維及びその繊維の空隙部に重合体粒子
を埋没させ熱伝導率が6×10-4cal/sec/cm
2/(℃/cm)以下の樹脂を存在させた基体の少なく
とも一方の面に、昇華性染料に染着する樹脂の層を設け
たことを特徴とする昇華型熱転写用受像体。 - 【請求項3】 繊維及びその繊維の空隙部に重合体粒子
を埋没させた基体の少なくとも一方の面に、熱伝導率が
6×10-4cal/sec/cm2/(℃/cm)以下
の樹脂の層を設け、更にその上に、昇華性染料に染着す
る樹脂の層を設けたことを特徴とする昇華型熱転写用受
像体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5104994A JPH06286342A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 昇華型熱転写用受像体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5104994A JPH06286342A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 昇華型熱転写用受像体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286342A true JPH06286342A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14395656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5104994A Pending JPH06286342A (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 昇華型熱転写用受像体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286342A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020059158A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP5104994A patent/JPH06286342A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020059158A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | 凸版印刷株式会社 | 熱転写受像シート |
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