JPH06283728A - 整流素子 - Google Patents

整流素子

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JPH06283728A
JPH06283728A JP6808793A JP6808793A JPH06283728A JP H06283728 A JPH06283728 A JP H06283728A JP 6808793 A JP6808793 A JP 6808793A JP 6808793 A JP6808793 A JP 6808793A JP H06283728 A JPH06283728 A JP H06283728A
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JP
Japan
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electrode
current
sintered body
rectifying
rectifying element
Prior art date
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Pending
Application number
JP6808793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Fujii
一宏 藤井
Morihito Yasumura
守人 安村
Masaki Shibuya
昌樹 渋谷
Toshihiko Abu
俊彦 阿武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP6808793A priority Critical patent/JPH06283728A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 250℃以上の高温において整流性を有する
整流素子を提供する。 【構成】 Si、C、M(ただし、MはTiまたはZr
を示す。)およびOからなる無機質体の一方に銀電極、
他方にAl電極を付けた構造からなる整流素子に関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無機質体に電極を付けた
構造の高温において使用できる整流素子に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】一般に整流性を有する素子
として、Siダイオード等の整流素子が広く知られてい
る。しかし、従来公知の整流素子は250℃以上の高温
での使用は困難であり放熱のための部材を別個に取り付
けて空気や水での冷却が必要であったり、低温の場所で
の使用に限られたりしている。また、SiCの高温ダイ
オードも作製が試みられているが、単結晶の作製が困難
であることや素子自体半導体製造プロセスが必要なた
め、安価に作製することは困難である。
【0003】
【本発明の目的】本発明は、上記問題点を解決した25
0℃以上の高温においても使用できる整流素子の提供を
目的とするものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、Si、C、
M(ただし、MはTiまたはZrを示す。)およびOか
らなる無機質体の一方に銀電極、他方にAl電極を付け
た構造からなる整流素子に関する。
【0005】本発明における無機質体としては、Si、
C、M(ただし、MはTiまたはZrを示す。)および
Oからなる結晶質セラミックスや非晶質セラミックスの
成型体を使用することができる。
【0006】本発明において無機質体として使用される
結晶質セラミックスとしては、特開平2−74571号
公報に記載されているようなセラミックス焼結体、例え
ば塊状、フレーク状または針状のSiC結晶の少なくと
も1種と、SiCおよびTiC(またはZrC)の超微
粒子結晶とからなる繊維形状を保持した結晶集合体を挙
げることができる。
【0007】上記繊維形状を保持した結晶集合体は、連
続繊維または連続繊維を切断したチョップ状短繊維とし
て使用してもよく、連続繊維から編織された平織物、三
次元織物、不織布として使用してもよく、さらに連続繊
維を一方向に引き揃えたシート状物として使用してもよ
い。
【0008】前記セラミックス焼結体の一例として、ポ
リチタノカルボシランを製造した後、溶融紡糸、不融
化、焼成して得られる無機質連続繊維を挙げることがで
きる。例えば、Si−C−Ti−Oからなるセラミック
焼結体はホットプレス等により成型体とされるが、詳細
には次のような方法により製造される。
【0009】ポリジメチルシランとポリボロジフェニル
シロキサンとを加熱重合して得られるポリカルボシラン
に、テトラブトキシチタンを添加した後、重合してポリ
チタノカルボシランを得、このポリチタノカルボシラン
を溶融紡糸した後、不融化、焼成することにより無機質
連続繊維を得ることができる。この無機質連続繊維から
なる平織物を積層し、積層物をホットプレスすることに
よりSi−C−Ti−Oからなるセラミック焼結体が得
られる。
【0010】また、本発明において無機質体として使用
される非晶質セラミックスとしては、特願平3−288
202号に記載されているような無機繊維焼結体、例え
ば実質的にSi、Ti、CおよびOからなる非晶質物
質、あるいは実質的にSi、Zr、CおよびOからなる
非晶質物質を挙げることができる。上記実質的にSi、
Ti、CおよびOからなる非晶質物質はホトプレス等に
より成型体とされるが、詳細には例えば次のような方法
により製造される。
【0011】チラノ繊維(宇部興産(株)製、登録商
標)を加熱処理して原料無機繊維を得、この繊維からな
る平織物を積層してシート状積層物を作成し、この積層
物をホットプレスすることにより実質的にSi、Ti、
CおよびOからなる非晶質物質が得られる。
【0012】なお、本発明で用いる無機質体として、焼
結密度や抵抗値を調整するために構成要素以外にB、A
l、N、Ca、Y等が添加されても良い。
【0013】本発明の整流素子は、ホットプレス等によ
り成型して得られる前記無機質体の一方端にAg電極
を、他方端にAl電極を付けることにより得られる。A
g電極用材料としては、特定されずAgまたAgを主成
分とするものでもよい。また、同様にAl電極用材料と
しては、特定されずAlまたはAlを主成分とするもの
でもよい。また、電極の取付けも特に限定されず一般的
な方法を採用することができる。例えば、AgやAlペ
ーストを塗布して焼き付ける方法や、溶射法やメッキ法
および真空中で蒸着する方法またはスパッタリング法等
を素子の使用条件により任意に選択することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について詳細に
説明する。
【0015】実施例1 市販の繊維径8.5μmのチラノ繊維(宇部興産(株)
製、登録商標)を空気中1100℃で30分間加熱処理
して原料無機繊維を得た。繊維表面に形成された表面層
の厚さは200nmであった。この原料無機繊維からなる
平織物を積層して50mm×100mm×100mmのシート
状積層物を作成し、この積層物をカーボンダイス中にセ
ットして、アルゴン気流下600kg/cm2 の圧力下に1
600℃で0.5時間ホットプレスして焼結体を製造し
た。
【0016】得られた焼結体を切り出し、一方の端部に
電極として銀を主成分とするペースト(昭栄製、H−5
993)を塗布し、また他方の端部にAlを主成分とす
るペーストを塗布して850℃、15分で焼き付けて試
料を作製した。試料サイズは、断面積0.16cm2 、電
極間距離1.3cmであった。
【0017】この試料の電流電圧特性を図1に示す。A
g側を正とした場合は電流は流れやすく、電流密度は電
圧を10V印加した状態で約70A/cm2 であった。一
方、Al側を正とした場合には電流が流れにくく、電流
密度は電圧を10V印加した状態で約2.0A/cm2
あった。このとき素子表面の温度は約540℃であっ
た。また、Al側を正とし50V印加した状態の電流密
度は約2A/cm2 であった。試料を電気炉内に入れ、5
00℃に加熱した状態でもほぼ同様の特性が確認され
た。
【0018】実施例2 SiC系のシリコニット(シリコニット高熱工業(株)
製、商品名、形式A10−5)の中央部を切り出した試
料を用い、一方の端部に電極として銀を主成分とする導
電性ペースト(昭栄(株)製、H−5993)を塗布
し、また他方の端部にAlを主成分とするペーストを塗
布して、850℃、15分で焼き付けて試料を作製し
た。試料サイズは、断面積0.18cm2 、電極間距離
0.35cmである。この試料の電流電圧特性を図2に示
す。実施例1と同様に銀電極側を正としたときに電流が
流れやすく、電流密度は10V印加した状態で約60A
/cm2 であった。一方、Al電極側を正とした場合、電
流は流れにくく、電流密度は10V印加した状態で電流
密度は2A/cm2 であった。また、交流10Vを印加し
た状態での電極の温度は600℃であった。
【0019】
【発明の効果】本発明におけるSi、C、M(ただし、
MはTiまたはZrを示す。)およびOからなる無機質
体の一方に銀電極、他方にAl電極を付けた構造からな
る整流素子は250℃以上の高温において、整流性を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の整流素子の電流−電圧特性を示す図で
ある。
【図2】本発明の別の態様の整流素子の電流−電圧特性
を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿武 俊彦 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社無機材料研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si、C、M(ただし、MはTiまた
    はZrを示す。)およびOからなる無機質体の一方に銀
    電極、他方にAl電極を付けた構造からなる整流素子。
JP6808793A 1993-03-26 1993-03-26 整流素子 Pending JPH06283728A (ja)

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JP6808793A JPH06283728A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 整流素子

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JP6808793A JPH06283728A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 整流素子

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JPH06283728A true JPH06283728A (ja) 1994-10-07

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