JPH06282260A - 表示システム及び表示制御装置 - Google Patents

表示システム及び表示制御装置

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JPH06282260A
JPH06282260A JP4127183A JP12718392A JPH06282260A JP H06282260 A JPH06282260 A JP H06282260A JP 4127183 A JP4127183 A JP 4127183A JP 12718392 A JP12718392 A JP 12718392A JP H06282260 A JPH06282260 A JP H06282260A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示制御装置のアドレス信号数を削減し、表
示更新を高速化する。CGROMの登録文字と非登録文
字の統一的処理を可能にする。CGROMの文字をソフ
トにより装飾して表示できるようにする。ファクシミリ
画像の縮小・階調表示を高速化する。システムパフォー
マンスを向上する。 【構成】 CPU1からパラメータレジスタ部100
に、コマンドと必要なパラメータまたはデータを設定す
ることで、表示制御装置5が、VRAM6の画面領域へ
のCGROM7の文字またはVRAM6の外字登録領域
の外字あるいは外部データの転送、CGROM7内の文
字のCPU1への出力、VRAM6のバッファ領域を利
用した画像データの縮小・階調処理と階調データのVR
AM6の画面領域への転送などを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LCD(液晶表示装
置)などを用いてキャラクタ情報やグラフィック情報の
表示を行なう表示システムとその表示制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の表示システムの従来構成を図1
2に示す。図12において、21はシステムの中央処理
装置(CPU)、22はCPU21のプログラムや各種
データの格納のためのROM/RAM、23はCPUバ
スである。24はLCD、25は表示制御装置、31は
ドットパターンを格納するグラフィックROM、29は
文字コードを格納するキャラクタRAM、30は文字コ
ードをドットパターンに変換するためのCGROM、3
2は文字のアトリビュート(表示画面上での装飾)のた
めの制御情報を文字対応に格納するアトリビュートRA
Mである。
【0003】表示制御装置25は表示開始ポインタ2
6、表示アドレス発生部27及びバス選択部28からな
り、例えば1チップLSIとして実現される。
【0004】この表示システムの動作の概略は以下の通
りである。表示制御部25において、表示アドレス発生
部27は、CPU21から設定された表示開始ポインタ
26の値をベース値として、カラム方向とラスタ方向の
オフセット値を加算することによってn+1ビットの表
示アドレス信号を発生する。バス選択部28は、このn
+1ビットの表示アドレス信号をRAM29,31,3
2及びCGROM30へ分配する。
【0005】グラフィックRAM31は、表示アドレス
信号の全ビット(ビット0〜n)によってアドレッシン
グされることにより、格納しているドットパターンを出
力する。キャラクタRAM29とアトリビュートRAM
32は、表示アドレス信号のビット5〜nによってアド
レッシングされることにより、文字コードとそれに対応
したアトリビュート情報を同時に出力する。CGROM
30は、キャラクタRAM29の出力文字コードを文字
選択アドレス、表示アドレス信号のビット0〜4をラス
タススキャンアドレスとして、文字コードに対応する文
字をドットパターンに展開し出力する。
【0006】図13は文字ドットパターン展開を説明す
るための図であって、(a)はCGROM30の入出力
信号名を示し、また(b)はCGROM30内の一つの
文字の16×16ドットパターンとラスタスキャンアド
レス信号(A0〜A4)の関係及び出力信号(D0〜D
7)を示している。
【0007】表示制御部33は、アトリビュートRAM
32から入力したアトリビュート情報に従って、CGR
OM30からの入力ドットパターンにアトリビュート処
理を施する。そして、アトリビュート処理後の文字ドッ
トパターンデータと、グラフィックRAM31からの入
力グラフィック情報との論理和データを、表示データと
してLCD24へ転送する(2値表示の場合)。なお、
この表示制御部33からLCD24に対し、フレーム同
期信号、ライン同期信号、表示データの転送クロック信
号も送出される。
【0008】また表示制御部33は、いわゆるフレーム
間引き法によりグラフィック情報の階調表示を行なうこ
とができる。このフレーム間引き法については、例えば
日経エレクトロニクス(1987年11月2日)の第1
35頁から第136頁に述べられている。
【0009】この階調表示に関係した表示制御部33の
従来構成を図14に示す。グラフィックRAM31から
2バイトのデータが1バイトずつ続けて読み込まれ、先
の1バイトはフリップフロップ群35を介してセレクタ
群36に入力し、後の1バイトは直接的にセレクタ群3
7に入力する。そして、フレーム切替信号に従って各セ
レクタ群36,37により入力データの隣合う2ビット
の一方が選択されることにより、1バイトのLCD転送
データが得られる。
【0010】各セレクタ群36,37によるビット選択
とフレーム切替信号及びフレーム同期信号との関係及び
表示濃度を図15に示す。この図から、3フレーム周期
で4階調の表示が可能であることを理解できるであろ
う。
【0011】次に、CPU21から各RAM29,3
1,32へのアクセスについて説明する。バス選択部2
8によってCPUバス23のアドレス信号(n+1ビッ
ト)が選択されRAM29,31,32と接続される。
またCPUバス23のデータ信号は、CPU21が指定
したRAM29,31,32の一つとバス選択部28の
データバスバッファ28A,28B,28Cを介し接続
される。このようなアドレス信号とデータ信号の接続の
後、CPU21は指定したRAM29,21,32の書
き込みまたは読み出しを行なう。
【0012】さて、表示制御装置25は定周期で表示動
作→RAM29,31,32のリフレッシュ動作→アイ
ドル→表示動作→...を繰り返しているが、これとは
非同期にCPU21はRAM29,31,32のアクセ
スを行なうため、アイドル状態以外でCPU21からア
クセスがあると、RAM29,31,32のバス使用権
の競合が起こる。この競合を避けるため、CPU21が
RAM29,31,32のアクセスを行なった時に表示
制御装置25が表示動作中またはリフレッシュ動作中で
あると、バス選択部28よりCPU21に対してビジー
信号を送出し、その解除までCPU21の動作を停止さ
せる方法が一般に採用されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来構
成によれば、次のような問題点があった。
【0014】(1)CPU21側で文字毎にアトリビュ
ート情報を指定し、これをアトリビュートRAM32に
格納するため、アトリビュートRAM32として1画面
のキャラクタ数相当の、かなり大容量のRAMが必要で
ある。
【0015】(2)RAM29,31,32のバス競合
時、CPU21は動作を停止しRAM29,31,32
の内容更新ができない。これは表示内容の更新速度の低
下を招き、ひいてはシステムのパフォーマンスが低下す
る。
【0016】(3)CGROM30に登録されていない
文字(外字)を表示しようとする場合、CPU21はR
OM/RAM22のROM領域に格納されている対応ド
ットパターンをグラフィックデータとしてグラフィック
RAM31へ転送する必要がある。このように、CGR
OM30に登録されている文字と登録されていない外字
とで表示処理系が異なってしまうため、ソフトウエア効
率が悪化する。
【0017】(4)CPU21がCGROM30の内容
を読み込むことができないため、CGROM30の登録
文字に対する文字装飾をソフトウエアにより行なうこと
ができず、この点でアプリケーションの拡張性が低い。
【0018】(5)表示制御装置25の入出力アドレス
信号が2(n+1)本と多い。このことは、回路規模を
増大させるだけでなく、表示制御装置25をLSI化し
た場合に入出力ピン数の増加を招く。例えば、RAM容
量を128Kバイトとした場合、そのアドレス信号は1
7ビットとなるから、アドレス信号のために合計34本
もの入出力ピンが必要となってしまい、LSIパッケー
ジが大型化する。
【0019】(6)表示アドレス発生部27によって生
成したアドレス信号はグラフィックRAM31とキャラ
クタRAM29に共通に与えられるため、表示開始ポイ
ンタ26を更新するとグラフィック情報とキャラクタ情
報が同時にスクロールされてしまい、それぞれ個別にス
クロール制御を行なうことができない。
【0020】なお、キャラクタ情報とグラフィック情報
のスクロール制御を独立に行なうために、キャラクタR
AM29とグラフィックRAM31のアドレス信号を分
離することが考えられる。しかし、必要なアドレス信号
がさらにn+1本増え、合計3×(n+1)本にもなる
ため、得策でない。
【0021】(7)グラフィック情報の回転表示を行な
うには、ソフトウエアによってグラフィックRAM31
を書き換える必要があり、処理に時間がかかる。
【0022】(8)階調表示の場合、グラフィックRA
M31から2バイトのデータを読み込んで1バイト分の
表示データを作成するため、グラフィックRAM31の
アクセスタイミングを2値表示の場合の2倍高速にする
必要がある。そのためグラフィックRAM31として高
価な高速RAMを用いる必要がある。また、このRAM
のアクセス速度が不足すると階調表示ができない。
【0023】(9)16×16ドットのフォントの場
合、JIS第1水準及び第2水準に対応しようとすると
CGROM30の必要容量は2Mビットとなり、キャラ
クタRAM29の出力信号は13本必要となる。したが
って、キャラクタRAM29及びアトリビュートRAM
32としてそれぞれ、×8ビットのRAMなら2個、×
4ビットのRAMなら4個が必要となり、キャラクタ表
示関連のRAMコストが増加する。
【0024】(10)ファクシミリ画像の表示が考慮さ
れていないため、ファクシミリ画像を表示したい場合、
ソフトウエアで予め縮小及び階調変換を行なった画像デ
ータをグラフィックRAM31に書き込むしかなく、表
示に時間がかかる。
【0025】本発明は、上述のような問題点に鑑み、よ
り高性能の表示システム及び表示制御装置を提供しよう
とするものであって、特に前記(2)ないし(5)、
(9)及び(10)の問題点について改善した表示シス
テム及び表示制御装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明によれば表示システムは次に述べるような構
成とされる。
【0027】第1の発明の表示システムは、中央処理装
置と、この中央処理装置のバスに接続された表示制御装
置と、この表示制御装置より転送されるデータを表示す
る表示装置と、ドットパターンデータを記憶する、前記
制御装置に接続されたVRAMとを具備し、前記表示制
御装置により前記表示装置へその画面走査と同期して前
記VRAMのデータが読み出されて転送され、前記中央
処理装置からデータライトコマンドとVRAMポインタ
値及び入力データが前記表示制御装置に与えられると、
前記表示制御装置において前記中央処理装置から独立し
て、前記VRAMポインタ値を基に生成されたアドレス
により前記VRAMに前記入力データが書き込まれる、
という構成を備える。
【0028】第2の発明の表示システムは、中央処理装
置と、この中央処理装置のバスに接続された表示制御装
置と、この表示制御装置より転送されるデータを表示す
る表示装置と、前記表示装置に表示されるドットパター
ンデータを記憶するVRAMと、文字のドットパターン
を記憶したCGROMとを具備し、前記VRAM及び前
記CGROMは共通バスにより前記表示制御装置に接続
され、前記表示制御装置により前記表示装置へその画面
走査と同期して前記VRAMのデータが読み出されて転
送され、前記中央処理装置から前記表示制御装置に対し
文字転送コマンド、VRAMポインタ値及CGポインタ
値が与えられると、前記表示制御装置において前記中央
処理装置から独立して、前記CGRAMより前記VRA
Mへデータが転送され、その際の前記CGROMの読み
出しアドレス及び前記VRAMの書き込みアドレスは前
記CGポインタ値及び前記VRAMポインタ値を基にそ
れぞれ生成される、という構成を備える。
【0029】第3の発明の表示システムは、中央処理装
置と、この中央処理装置のバスに接続された表示制御装
置と、この表示制御装置より転送されるデータを表示す
る表示装置と、文字のドットパターンを記憶したCGR
OMと、前記表示装置に表示されるドットパターンデー
タを記憶する画面領域と前記CGROMに記憶されてい
ない外字のドットパターンを記憶する外字登録領域とが
定義されたVRAMとを具備し、前記CGROM及び前
記VRAMは共通バスにより前記表示制御装置に接続さ
れ、前記表示制御装置により前記表示装置へその画面走
査と同期して前記画面領域のデータが読み出されて転送
され、前記中央処理装置から前記表示制御装置に対し文
字転送コマンド、VRAMポインタ値及CGポインタ値
が与えられると、前記表示制御装置において前記中央処
理装置から独立して、前記CGROMまたは前記外字登
録領域から前記VRAMへデータが転送され、その際の
前記CGROMまたは前記外字登録領域の読み出しアド
レス及び前記VRAMの書き込みアドレスは前記CGポ
インタ値及び前記VRAMポインタ値を基にそれぞれ生
成される、という構成を備える。
【0030】第4の発明は、前記第2または第3の発明
の表示システムにおいて、前記央処理装置から前記表示
制御装置に対し文字リードコマンド及CGポインタ値が
与えられると、前記表示制御装置において前記中央処理
装置から独立して、前記CGポインタ値を基に生成され
た読み出しアドレスにより前記CGROMのドットパタ
ーンが読み出され前記中央処理装置へ出力され、また前
記中央処理装置からデータライトコマンドとVRAMポ
インタ値及び入力データが前記表示制御装置に与えられ
ると、前記表示制御装置において前記中央処理装置から
独立して、前記VRAMポインタ値を基に生成されたア
ドレスにより前記VRAMに前記入力データが書き込ま
れる、という構成を備える。
【0031】第5の発明の表示システムは、中央処理装
置と、この中央処理装置のバスに接続された表示制御装
置と、この表示制御装置より転送されるデータを表示す
る表示装置と、この表示装置に表示されるドットパター
ンデータを記憶する画面領域と画像処理バッファ領域と
が定義された、前記制御装置に接続されたVRAMとを
具備し、前記表示制御装置により前記表示装置へその画
面走査と同期して前記画面領域のデータが読み出されて
転送され、前記中央処理装置から画像転送コマンドとV
RAMポインタ値及び画像データが前記表示制御装置に
与えられると、前記表示制御装置において前記中央処理
装置から独立して、前記画像データにより前記画像処理
バッファ領域内の画像データが更新され、かつ、この更
新後の画像データが縮小及び階調変換されて前記VRA
Mポインタ値を基に生成されたアドレスにより前記画面
領域へ書き込まれる、という構成を備える。
【0032】第6の発明は、前記第1ないし第5の発明
の表示システムにおいて、表示制御装置におけるコマン
ド処理の実行が前記VRAMのリフレッシュ動作時にの
み中断される、という構成を備える。
【0033】また、上述の課題を解決するため、本発明
によれば表示制御装置は次に述べるような構成とされ
る。
【0034】第7の発明の表示制御装置は、外部の表示
装置へその画面走査と同期して、外部のVRAMのデー
タを読み出して転送する表示制御手段と、外部の制御装
置からコマンドと必要なパラメータまたはデータを設定
されるレジスタ部と、このレジスタ部にデータライトコ
マンドが設定された場合に、前記レジスタ部に設定され
たVRAMポインタ値を基に生成したアドレスにより前
記VRAMをアクセスして前記レジスタ部に設定された
データを前記VRAMに書き込むコマンド処理手段と、
前記表示装置の表示期間外に前記VRAMのリフレッシ
ュ動作を行なう手段と、前記リフレッシュ動作の期間に
前記コマンド処理手段の処理動作を一時停止させる手段
とを具備する、という構成を備える。
【0035】第8の発明の表示制御装置は、外部の表示
装置へその画面走査と同期して、外部バス上のVRAM
のデータを読み出して転送する表示制御手段と、外部の
制御装置からコマンドと必要なパラメータまたはデータ
を設定されるレジスタ部と、このレジスタ部に文字転送
コマンドが設定された場合に、前記レジスタ部に設定さ
れたCGポインタ値を基に生成したアドレスにより前記
外部バス上のCGROMをアクセスして文字のドットパ
ターンデータを読み出し、前記レジスタ部に設定された
VRAMポインタ値を基に生成したアドレスにより前記
VRAMをアクセスして前記VRAMに前記CGROM
からの読み出しデータを書き込むコマンド処理手段と、
前記表示装置の表示期間外に前記VRAMのリフレッシ
ュ動作を行なう手段と、前記リフレッシュ動作の期間に
前記コマンド処理手段の処理動作を一時停止させる手段
とを具備する、という構成を備える。
【0036】第9の発明の表示制御装置は、外部の表示
装置へその画面走査と同期して、外部バス上のVRAM
に定義された画面領域のデータを読み出して転送する表
示制御手段と、外部の制御装置からコマンドと必要なパ
ラメータまたはデータを設定されるレジスタ部と、この
レジスタ部に文字転送コマンドが設定された場合に、前
記レジスタ部に設定されたCGポインタ値を基に生成し
たアドレスにより前記外部バス上のCGROMまたは前
記VRAMに定義された外字登録領域をアクセスして文
字のドットパターンを読み出し、前記レジスタ部に設定
されたVRAMポインタ値を基に生成したアドレスによ
り前記画面領域をアクセスして前記画面領域に前記CG
ROMまたは前記外字登録領域からの読み出しデータを
書き込むコマンド処理手段と、前記表示装置の表示期間
外に前記VRAMのリフレッシュ動作を行なう手段と、
前記リフレッシュ動作の期間に前記コマンド処理手段の
処理動作を一時停止させる手段とを具備する、という構
成を備える。
【0037】第10の発明は、前記第8または第9の発
明の表示制御装置において、前記コマンド処理手段は、
前記レジスタ部に文字リードコマンドが設定された場合
に、前記レジスタ部に設定されたCGポインタ値を基に
生成したアドレスにより前記CGROMをアクセスして
文字のドットパターンを読み出し、これを前記外部制御
装置への出力データとして前記レジスタ部へ転送する手
段と、前記レジスタ部にデータライトコマンドが設定さ
れた場合に、前記レジスタ部に設定されたVRAMポイ
ンタ値を基に生成したアドレスにより前記VRAMをア
クセスして前記レジスタ部に設定されたデータを前記V
RAMに書き込む手段とを含む、という構成を備える。
【0038】第11の発明の表示制御装置は、外部の表
示装置へその画面走査と同期して、外部のVRAMに定
義された画面領域のデータを読み出して転送する表示制
御手段と、外部の制御装置からコマンドと必要なパラメ
ータまたはデータを設定されるレジスタ部と、このレジ
スタ部に画像転送コマンドが設定された場合に、前記レ
ジスタ部に設定された画像データにより前記VRAMに
定義された画像処理バッファ領域の画像データを更新
し、かつ、この更新後の画像データを縮小及び階調変換
し、前記レジスタ部に設定されたVRAMポインタ値を
基に生成したアドレスにより前記画面領域をアクセスし
て前記縮小及び変換後の画像データを前記画面領域に書
き込むコマンド処理手段と、前記表示装置の表示期間外
に前記VRAMのリフレッシュ動作を行なう手段と、前
記リフレッシュ動作の期間に前記コマンド処理手段の処
理動作を一時停止させる手段とを具備する、という構成
を備える。
【0039】
【作用】第1ないし第3の発明または第7ないし第9の
発明によれば、表示制御装置に対して中央処理装置ある
いは外部制御装置からコマンド、並びに必要なVRAM
ポインタ値またはCGポインタ値とデータを与えるのみ
で、表示制御装置によってVRAM内の表示データの更
新が行なわれる。
【0040】中央処理装置あるいは外部制御装置は、発
行したコマンドの処理の実行には直接係わる必要がな
く、その終了まで他の処理を実行可能であるため、中央
処理装置あるいは外部制御装置によって直接的にVRA
Mをアクセスする構成に比べシステム全体のパフォーマ
ンスを向上できる。
【0041】また、VRAMまたはCGROMのアクセ
スのためのアドレスは表示制御装置内部で生成されるた
め、中央処理装置もしくは外部制御装置と表示制御装置
との間に従来のような多数のアドレス信号が必要でな
い。また、VRAMとCGROMは共通バス上に置かれ
るため、VRAM及びCGROMに対するアドレス信号
数も最小限にできる。よって、表示制御装置のLSI化
の場合にアドレス入出力ピン数が減少する。さらに、従
来のようなキャラクタRAMを必要としない。
【0042】特に第1ないし第3の発明に従属した第6
の発明または第7ないし第9の発明によれば、表示制御
装置におけるコマンド処理が停止するのはVRAMのリ
フレッシュ動作中に限られ、表示装置の表示期間におい
てもコマンド処理は停止しないので、表示内容の高速更
新が可能である。
【0043】第3の発明または第9の発明によれば、V
RAMの外字登録領域にCGROMに登録されていない
外字のドットパターンを格納し、中央処理装置もしくは
外部制御装置において、CGROM内の文字もVRAM
の外字登録領域内の外字も、全く区別せずに扱うことが
できるので、その取り扱いを区別しなければならなかっ
た従来システムに比べ、ソフトウエア効率が向上する。
また、同一システムで任意に外字の追加登録が可能であ
るため、アプリケーションソフトウエアの拡張性の面で
も有利である。
【0044】第4の発明及びそれに従属した第6の発
明、または第10の発明によれば、中央処理装置もしく
は外部制御装置は、表示制御装置に対して文字リードコ
マンドを発行することによってCGROMの文字のドッ
トパターンを読み出し、それをソフトウエアで装飾(拡
大、縮小、回転、書体変換等)を施してからデータライ
トコマンドでVRAMへ書き込むことができ、この点で
アプリケーションの拡張性が高い。
【0045】第5の発明及びそれに従属した第6の発
明、または第10の発明によれば、中央処理装置あるい
は外部制御装置によって画像転送コマンドを発行し、必
要な画像データとパラメータを指定するだけで、表示制
御装置によってファクシミリ画像等の画像データが縮小
及び階調変換されて表示される。中央処理装置あるいは
外部制御装置において、ソフトウエアにより画像データ
の縮小及び階調変換をして、これをVRAMへ転送する
方式に比べ、はるかに高速なファクシミリ画像等の縮小
表示が可能である。
【0046】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0047】図1は表示システム及び表示制御装置の全
体的構成を示すブロック図である。図2と図3はそれぞ
れ図1の部分詳細図である。
【0048】図1において、1はシステムのCPU(中
央処理装置)、2はプログラムやデータを格納するため
のROM/RAM、3はCPUバスである。4はLC
D、5は表示制御装置である。この表示制御装置5から
LCD4へ、表示データ信号と、その転送クロック信
号、それにラスタスキャンのタイミング制御のためのフ
レーム同期信号及びライン同期信号が送られる(図
3)。表示制御装置5からLCD4へ1バイト単位で表
示データが転送されるが、各バイトはLCD4の画面上
の1カラムの横8ドットに対応する。
【0049】6はドットパターンデータを格納するため
のVRAM、7は文字のドットパターン情報を格納して
いるCGROMである。このCGROM7はVRAM6
と共通のVRAMバス10に接続されている。表示制御
装置5からは、ダイナミックメモリであるVRAM6に
対しRAS信号とCAS信号、ライトイネーブル信号と
リードイネーブル信号が与えられ、CGROM7に対し
CGチップイネーブル信号とリードイネーブル信号が与
えられる(図3)。
【0050】表示制御装置5はパラメータレジスタ部1
00、コマンド解析部200、状態制御部300、コマ
ンド処理部400、アトリビュート解析部500、表示
アドレス発生部600、表示制御部700、リード/ラ
イト制御部800、VRAMバス8とのデータ転送のた
めのバスバッファ802,803からなる。
【0051】VRAM6の管理方法について説明する。
図9と図10はそれぞれ2値表示の場合と階調表示の場
合のVRAM6の管理マップを示す。図示のように、V
RAM6の空間は第1画面領域R1、第2画面領域R
2、固定画面領域R3、外字登録領域R4及び画像処理
バッファ領域R5に分割されて管理される。
【0052】通常、第1画面領域R1と第2画面領域R
2が表示に使用されるが、その管理方法は表示モード
(2値表示/階調表示)によって異なる。
【0053】2値表示の場合、図9に示されるように、
第1画面領域R1と第2画面領域R2の横方向の管理単
位はLCD4の画面のカラム数(COL)と等しく、ま
た第2画面領域R2の容量はLCD4のROW×COL
バイトに等しい。ただしROWはLCD4のラスタ数で
ある。CPU1から指定される表示開始ポインタ値の変
更によって、第1画面領域R1の表示位置は移動(スク
ロール)するが、第2画面領域R2の表示位置は移動し
ない(スクロールしない)。
【0054】第2画面領域R2の先頭番地F2ENT
は、表示モードによって変更されるもので、2値表示の
場合には F2ENT=MSIZE−MENT−COL*ROW となる。ただし、MSIZEはVRAM6のサイズ、M
ENTは固定画面領域R3の先頭番地(固定)である。
【0055】階調表示の場合、図10に示されるよう
に、第1画面領域R1と第2画面領域R2の横方向の管
理単位は128バイトである。この128バイトの値は
B4原稿の1/2幅に相当するファクシミリ画像の幅に
対応する。これは、ファクシミリ画像の階調データを最
大1/2縮小で第1画面領域R2と第2画面領域R2に
格納できることを意味する。この表示モードでは、表示
開始ポインタ値を変更すると第1画面領域R1と第2画
面領域R2の表示位置が同時に移動する(スクロールす
る)。この表示モードの場合、第2画面領域の先頭番地
F2ENTは F2ENT=(MSIZE−MENT)/2 となる。
【0056】固定画面領域R3は、表示モードに関係な
く、CPU1より固定画面表示を指示した場合にLCD
4の画面の固定位置(スクロール不可)に表示される領
域である。外字登録領域R4は、CPU1から必要な外
字のドットパターンを登録する領域である。この外字登
録領域R4に登録した外字は、CGROM7の登録文字
と同様の処理で表示させることができる。
【0057】画像処理バッファ領域R5は、ファクシミ
リ画像の縮小・階調変換処理を効率的に行なうために用
意された領域である。本実施例にあっては、B4原稿の
ファクシミリ画像の処理を考慮し、画像処理バッファ領
域R5は、管理単位がB4原稿1ライン分相当の256
バイトとされ、8ライン分の容量を持っている。
【0058】ここで、この表示システムの全体的動作を
説明する。CPU1から格別の動作指示がない場合、表
示アドレス発生部600から発生する表示アドレス信号
によってVRAM6がアドレッシングされ、表示データ
が表示制御部700を介してLCD4へ転送され表示さ
れる。
【0059】CPU1より2値表示モードが指定された
場合、表示アドレス発生部600の制御によって、VR
AM6の第1画面領域R1と第2画面領域R2の内容が
基本クロック(後述)の周期で交互に読み出され、その
論理和データがLCD4へ転送され表示される。第1画
面領域R1の読み出し開始番地は、図9に示されている
ように、CPU1によってパラメータレジスタ部100
に設定された表示開始ポインタ値(後述)によって決ま
る。つまり、表示開始ポインタ値を変更することにより
第1画面領域R1の表示位置のスクロールが可能であ
る。これに対して、第2画面領域R2の読み出し開始番
地は固定である(図9参照)。したがって、例えば第2
画面領域R2に罫線や網掛け等のグラフィック情報を格
納し、第1画面領域R1にキャラクタ情報を格納してお
くことにより、グラフィック情報を固定したままキャラ
クタ情報のスクロールや表示切替を行なうことができ
る。
【0060】また2値表示モードの場合、LCD4の画
面上のCPU1から指定されたアトリビュート領域(後
述)内のスキャン時に、アトリビュート領域判定部50
0からの指示により、表示制御部700は第1画面領域
R1からの読み出しデータにアトリビュート処理を施
す。したがって、文字対応のアトリビュート情報を記憶
するためのRAMを用意することなく、キャラクタ情報
のアトリビュートが可能である。
【0061】CPU1から階調表示モードが指定された
場合、フレーム毎に第1画面領域R1または第2画面領
域R2のいずれか一方が選択され、選択された領域のデ
ータ(階調データ)が読み出されてLCD4へ転送され
ることにより、フレーム間引き法による階調表示がなさ
れる。このように階調表示時のVRAM6のアクセス速
度は2値表示時と変わらないので、VRAM6として比
較的低速のRAMを用いて階調表示を行なうことができ
る。
【0062】なお、階調表示の場合、第1画面領域R1
と第2画面領域R2の同時スクロールが必要である。後
に詳細に説明するように、第2画面領域R2の読み出し
開始番地は、第1画面領域R1の表示開始ポインタ値に
領域先頭番地F2ENT(図10参照)を加算した値と
されるので、表示開始ポインタ値を変更するのみで第
1,第2画面領域R1,R2は同時にスクロールする。
【0063】また、階調表示モードにおいては、CPU
1から指定されたアトリビュート領域内では、第1画面
領域R1と第2画面領域R2の両方に対してアトリビュ
ート処理が施される。
【0064】CPU1から回転表示が指示された場合、
表示アドレス発生部600による表示アドレスの生成方
法の切り替えと、表示制御部700による表示データの
ビット順変換とによって、VRAM6の内容が180度
回転した状態で表示される。このようなハードウエアに
より回転表示を行なう方式によれば、VRAM6の内容
を180度回転した内容にソフトウエアで書き換える方
式に比べ、高速の回転表示が可能である。
【0065】CPU1はコマンドを発行することによっ
て、VRAM6のクリア、読み出しと書き込み、CGR
OM7の読み出し、VRAM6内のデータ転送やCGR
OM7からVRAM6へのデータ転送、ファクシミリ画
像データの縮小・階調変換をハードウエア処理によって
高速に行なうことができる。
【0066】メモリクリアコマンドが発行された場合、
コマンド処理部400の制御によってVRAM6が0ク
リアされる。
【0067】データライトコマンドが発行された場合、
コマンド処理部400の制御によって、CPU1からの
入力データがVRAM6へ書き込まれる。書き込み位置
はCPU1によって設定されたVRAMポインタ値によ
って決まる。CGROM7に登録されていない外字のド
ットパターンも、このコマンドによって外字登録領域R
4に登録できる。逆にデータリードコマンドが発行され
た場合、コマンド処理部400によって、VRAM6の
VRAMポインタ値で決まる場所のデータがCPU1へ
の出力データとして読み出され、これをCPU1はパラ
メータレジスタ部100経由で読み出すことができる。
文字リードコマンドが発行された場合、CGポインタ値
(CPU1から設定される)によって決まるCGROM
7(またはVRAM6の外字登録領域R4)内の場所か
ら、文字のドットパターンがコマンド処理部400によ
って読み出され、これをCPU1はパラメータレジスタ
部100経由で読み出すことができる。したがって、C
PU1は、文字リードコマンドによってCGROM7か
ら文字のドットパターンを読み出し、それをソフトウエ
アで装飾(拡大、縮小、回転、書体変換等)を施してか
らデータライトコマンドでVRAM6へ書き込むことが
できる。
【0068】文字転送コマンドが発行された場合、コマ
ンド処理部400によって、CGポインタ値で決まるC
GROM7内の文字のドットパターンまたはVRAM6
の外字登録領域R4内の外字のドットパターンが読み出
され、これがVRAMポインタ値で決まるVRAM6内
の場所に書き込まれる。各ポインタ値を更新しつつ文字
転送コマンドを連続的に発行することで、VRAM6の
例えば第1画面領域R1に表示テキストを作成できる。
【0069】ここで気付くように、CPU1(ソフトウ
エア)側からみると、CGROM7内の文字も外字領域
R4内の外字も、全く区別せずに扱うことができるの
で、その取り扱いを区別しなければならなかった従来シ
ステムに比べ、ソフトウエア高率が向上する。また、同
一システムで任意に外字の追加登録が可能であるため、
アプリケーションソフトウエアの拡張性の面でも有利で
ある。さらに、CGROM7の読み出しアドレスはCG
ポインタ値を基に表示制御装置5の内部で生成されるた
め、コストのかかるキャラクタRAMを必要としない。
【0070】画像転送コマンドが発行された場合、コマ
ンド処理部400によって、画像処理バッファ領域R5
内の1バイト(1カラムの縦8ドット分)のデータが読
み出され、これをCPU1からの入力データによって更
新したデータが画像処理バッファ領域R5の当該バイト
位置に書き込まれる。これが8バイト(8カラム)分、
連続的に実行される。また更新後のデータを縮小した第
1画面と第2画面の階調データが作成され、それぞれ第
1画面領域R1と第2画面領域R2のVRAMポインタ
値で決まる位置へ書き込まれる。したがって、CPU1
は、階調表示モードを指定して、画像転送コマンドを発
行しファクシミリ画像データを必要ライン数転送するこ
とで、ファクシミリ画像データをハードウエア処理によ
り高速に縮小して階調表示させることができる。
【0071】表示制御装置5は定周期(ライン周期)で
表示動作→VRAM6のリフレッシュ動作→アイドル→
表示動作→・・・を繰り返し、これを状態制御部300
で管理している。CPU1からのコマンドの処理中に最
優先のリフレッシュ動作が発生した場合、状態制御部3
00はコマンド処理部400の処理クロック(コマンド
処理クロック)を停止しコマンド処理を停止させる。し
かし、これは飽くまで表示制御装置5の内部の問題であ
って、この時に従来と違いCPU1へビジー信号を出さ
ない。表示制御装置5内のコマンド処理が停止しても、
CPUは停止せず当該コマンド処理が終了するまで他の
処理を実行できるため、システムのパフォーマンスが向
上する。また、従来と異なり表示動作中でもVRAM6
の内容更新などのコマンド処理が実行されるため、高速
の表示更新が可能である。
【0072】以下、表示制御装置5について詳細に説明
する。パラメータレジスタ部100はCPU1とのイン
ターフェイス部分であり、図2に示されるように、CP
U100からコマンドコードを設定されるレジスタ10
1、各種パラメータすなわちCGポインタ値、VRAM
ポインタ値、表示開始ポインタ値、アトリビュート領域
の始終点、モード情報(2値/階調表示、回転表示、文
字反転表示、固定画面表示)をそれぞれ設定されるレジ
スタ102,103,104,105,106と、CP
U1とのデータ入出力のためのレジスタ107からな
る。
【0073】CPUバス3と表示制御装置5との間で接
続されるアドレス信号は、パラメータレジスタ部100
のレジスタ選択に必要な数ビットのみである。表示制御
装置5の外部アドレス信号は、このCPUバス3との数
ビットとVRAMバス10に接続されるアドレス信号だ
けであり、従来より非常に少ない。このようなアドレス
信号数の減少は、表示制御装置5をLSI化する場合に
外部入出力ピンの削減に大きく貢献する。
【0074】コマンド解析部200は、CPU1からレ
ジスタ101に設定されたコマンドコードを解析し、コ
マンド処理部400へ動作指示を行なう部分である。こ
のコマンド解析部200から出る制御信号としては、図
2に示されるように、コマンド処理中にオンするコマン
ド処理中信号、画像転送コマンドに対応した画像転送要
求信号、文字転送コマンドに対応した文字転送要求信
号、文字リードコマンドに対応した文字リード要求信
号、データライトコマンドに対応したデータライト要求
信号、データリードコマンドに対応したデータリード要
求信号、メモリクリアコマンドに対応したメモリクリア
要求信号がある。
【0075】状態制御部300は、定周期で表示動作→
リフレッシュ動作→アイドル→表示動作→・・・といっ
た動作状態(図11の「ステータス」)の制御を行なう
状態制御部300である。これには、図2に示されるよ
うに、基本クロック信号を作成するための分周回路30
1、基本クロック信号をカウントする状態カウンタ30
2、状態カウンタ302のカウント値から表示動作、リ
フレッシュ動作、アイドルの各状態を監視する状態監視
回路303が含まれる。さらに、状態監視回路303の
表示中信号がオンする度にインクリメントすることによ
りラスタカウント値信号を作成するラスタカウンタ30
4、表示中信号がオンの時(表示動作中)に状態カウン
タ302のカウント値をカラムカウント値信号として出
力する論理回路305、状態監視回路303のリフレッ
シュ中信号がオフの時(表示動作中またはアイドル中)
に基本クロック信号をコマンド処理クロック信号として
出力する、つまりリフレッシュ動作中にコマンド処理ク
ロック信号を抑止する論理回路306が含まれる。
【0076】図11に、動作状態(ステータス)、基本
クロック信号、コマンド処理クロック信号、カラムカウ
ント値、ラスタカウント値、後述のアトリビュート領域
判定部500内の比較器出力及びアトリビュート処理イ
ネーブル信号のタイミング関係を示す。
【0077】コマンド処理部400は、コマンド解析部
200より指示されたコマンド処理動作を行なう部分で
ある。これは、図2及び図3に示されるように、メモリ
クリア処理部401、データ転送処理部402、文字転
送処理部403及び画像処理部404からなる。
【0078】メモリクリア処理部401は、CPU1か
ら指示された時にVRAM6の0クリア処理を行なうも
ので、図4に示す内部構成を有する。図4において、4
10はコマンド処理クロック信号によってインクリメン
トするアドレスカウンタである。CPU1からメモリク
リアコマンドが出され、コマンド解析処理部200から
のメモリクリア要求信号がオンの時に、このアドレスカ
ウンタ410が動作し、そのカウント値がバスバッファ
411よりクリアアドレス信号として内部アドレスバス
808に出力され、また同時にバスバッファ412より
クリアデータ(0)が内部データバス807へ出力され
る。クリア要求信号のオフにより、アドレスカウンタ4
10はクリアし停止する。また、メモリクリア要求信号
は、ドライバ413,414を介して転送中1信号,ラ
イト1信号としても出力される。
【0079】データ転送処理部402は、CPU1から
の入力データまたは画像処理部404から出力された階
調データを、VRAM6のCPU1から指定された場所
へ書き込み、あるいはCPU1から指定されたVRAM
6内のデータを読み出しCPU1へ出力する部分であ
り、図5に示す内部構成を有する。
【0080】図5において、CPU1からデータライト
コマンドが出され、コマンド解析部400からのデータ
ライト要求信号がオンすると、5ビットのカウンタ42
0がコマンド処理クロックのカウントを始め、同時にバ
スバッファ430が開く。この動作の場合、オフセット
発生回路421はカウンタ420の出力ビット0〜4の
値をそのままオフセット値として送出し、またセレクタ
431は常にB入力を選択する。
【0081】1クロック目でカウンタ420の出力ビッ
ト0が”1”1になると、ゲート423の出力がオンす
るためライト2信号と転送中2信号がオンし、同時にバ
スバッファ426が開く。加算器421によってVRA
Mポインタ値にオフセット値(1)を加算した値が、V
RAMアドレスとしてバッファゲート430より内部ア
ドレスバス808へ出力され、これはVRAMバス10
のアドレスバスへ直接的に転送される。同時に、CPU
1からの入力データの1バイト目がバスバッファ426
経由で内部データバス807へ出力され、これはライト
データ用バスバッファ802経由でVRAMバス10の
データバスへ転送される。同様の動作が繰り返されるこ
とによって、CPU1からの入力データを最大8バイト
分、連続してVRAM6に書き込むことができる。
【0082】CPU1からVRAM6の外字登録領域R
4への外字転送も、このデータライト動作によって行な
われる。
【0083】CPU1からデータリードコマンドが出さ
れ、データリード要求信号がオンした場合、データライ
トコマンド処理の場合と同様に、カウンタ420の値を
VRAMポインタ値に加算することによってVRAMア
ドレスが生成される。ただし、カウンタ420の出力ビ
ット0が”0”の時に、リード2信号と転送中2信号が
オンするとともにバスバッファ427が開き、VRAM
6の読み出しが行なわれ、読み出されたデータはデータ
リード用バスバッファ803経由で内部データバス80
6に転送され、さらにバッファゲート427経由でCP
U1への出力データとしてレジスタ107へ送られる。
【0084】CPU1より文字転送コマンドが発行され
た場合、文字転送処理部403は文字のドットパターン
データを1バイト読み出すたびにCGライト要求信号を
オンする。この信号がオンした場合の動作は以下の通り
である。
【0085】カウンタ420は動作せず、バスバッファ
430は開く。オフセット発生回路421は、文字転送
要求信号がオンしてから初めてCGライト要求がオンし
た時には、オフセット値として0を出力し、セレクタ4
31にB入力を選択させ、加算器421の出力値をラッ
チ回路433にラッチさせ、次にセレクタ431をA入
力側に切り替える。したがって、VRAMポインタ値が
そのままVRAMアドレスとして出力される。この時の
CGROM7(またはVRAM6の外字登録領域R4)
からのリードデータは、文字転送処理部403内のバス
バッファ446(図6)経由でVRAMバス10へ転送
され、VRAM6に書き込まれる。つまり、データ転送
処理部403はVRAM6の書き込みアドレスを発生す
るのみである。
【0086】2回目以降のCGROM要求信号のオン時
には、オフセット発生回路421はオフセット値として
+1を出力し、またセレクタ431はA入力を選択して
いるため、VRAMアドレスが1ずつインクリメントさ
れ、これにより指定されたVRAM6の番地にCGRO
M7(またはVRAM6の外字登録領域R4)からのリ
ードデータが書き込まれる。
【0087】画像処理部404は、後述のように、CP
U1からの画像転送コマンドの処理時に、VRAM6の
第1画面領域R1と第2画面領域R2に転送するための
階調データを、その順で交互に1バイト(縦8ドット)
単位で各8バイト、合計16バイトを出力し、その際に
階調データライト要求信号をオンする。
【0088】この階調データライト要求信号がオンした
場合、ライト2信号と転送中2信号がオンし、バスバッ
ファ430が開く。カウンタ420は動作しない。オフ
セット発生回路421は、階調データライト要求信号の
オン後の1クロック目にオフセット値として0を出力
し、2クロック目にオフセット値としてF2ENTを出
力し、3クロック目以降では奇数番クロックでオフセッ
ト値として+1を出力し偶数番クロックではF2ENT
を出力する。またオフセット発生回路421は、セレク
タ431に1クロック目にB入力を選択させるが、2ク
ロック目からはA入力を選択させ、さらに奇数番クロッ
クではラッチ回路433に加算器432の出力をラッチ
させるが偶数番クロックではラッチさせない。
【0089】したがって、1クロック目でVRAMポイ
ンタ値がそのままVRAMアドレスとして出力されると
ともにラッチ回路433にラッチされ、内部データバス
807上の1バイトの階調データがVRAM6の第1画
面領域R1へ書き込まれる。2クロック目でラッチ回路
433にラッチされた前回アドレス値にF2ENTを加
算した値がVRAMアドレスとして出力され、1バイト
の階調データが第2画面領域R2へ書き込まれる。3ク
ロック目以降は同様にして各画面領域用のVRAMアド
レスが1ずつインクリメントされる。つまり、奇数番ク
ロックで第1画面領域R1への階調データの書き込みが
行なわれ、偶数番クロックで第2画面領域R2への階調
データの書き込みが行なわれる。
【0090】文字転送処理部403は、CPU1から指
定されたCGROM7(または外字登録領域R4)内の
文字のドットパターンを読み出し、これをデータ転送処
理部402のアドレス制御によってVRAM6内のCP
U1から指定された場所へ転送させる処理と、CPU1
から指定されたCGROM7(または外字登録領域R
4)内の文字のドットパターンを読み出しCPU1へ出
力する処理を行なう部分であり、図6に示す内部構成を
有する。
【0091】図6において、CPU1から文字転送コマ
ンドが出され、コマンド解析部400の文字転送要求信
号がオンすると、6ビットのカウンタ440がコマンド
処理クロック信号のカウントを始める。
【0092】カウンタ440の出力ビット0が”0”の
時にリード3信号と転送中3信号がオンし、同時にバス
バッファ450が開きCGポインタ値(文字選択アドレ
ス)とカウンタ440の出力ビット1〜5(ラスタアド
レス)がCGROMアドレス信号として出力される。こ
のCGROMアドレス信号により指定される文字のドッ
トパターンの1バイトが、CGROM7(またはVRA
M6の外字登録領域R4)より読み出される。
【0093】カウンタ440の出力ビット0が”1”の
時に、ゲート443の入力条件が成立してCGライト要
求信号及びライト3信号がオンし、同時にバスバッファ
446が開き、直前にCGROM7(または外字登録領
域R4)から読み出されたドットパターン(リードデー
タ)を、論理選択回路445を経由させCGROMデー
タとして内部データバス807に出力する。このCGR
OMデータはデータ転送処理部402から出るVRAM
アドレスによって指定されたVRAM6の番地に書き込
まれる。
【0094】同様の動作が繰り返されることによって、
一つの文字のドットパターン(32バイト)の転送が行
なわれる。なお、リード3信号またはライト3信号のい
ずれかがオンした時に、ゲート449から出力される転
送中3信号はオンする。
【0095】論理選択回路445は、CPU1から文字
反転が指定され、モード情報レジスタ106の文字反転
表示信号がオンしている時に、リードデータの論理反転
を行なう回路である。この論理反転によって、文字の白
黒反転表示が可能となる。
【0096】CPU1から文字リードコマンドが出さ
れ、コマンド解析部200の文字リード要求信号がオン
すると、カウンタ440はカウントを開始し、その出力
ビット0が”0”の時にリード3信号と転送中3信号が
オンし、同時にCGポインタ値とカウンタ440の出力
ビット1〜5の値がバスバッファ450からCGROM
アドレス信号として出力される。このCGROMアドレ
ス信号によって指定されたCGROM7(または外字登
録領域R4)の番地のデータが読み出される。
【0097】カウンタ440の出力ビット0が”1”に
なると、ゲート444はバスバッファ447を開き、直
前にCGROM7(あるいは外字登録領域R4)より内
部データバス806に読み出されたドットパターンデー
タ(リードデータ)を、CPU1への出力データとして
パラメータレジスタ部100内のレジスタ107へ転送
する。このような動作の繰り返しによって、1文字のド
ットパターン(32バイト)が連続的に読み出され、C
PU1への出力データとしてレジスタ107CPU1へ
転送される。
【0098】画像処理部404は、VRAM6の画像処
理バッファ領域R5(8ライン相当)の内容をCPU1
から入力した画像データ(ファクシミリ画像データ)に
より更新しつつ、画像データの縮小と階調変換を行なっ
てVRAM6の第1画面領域R1と第2画面領域R2へ
転送すべき階調データ(階調表示するための画像デー
タ)を作成する部分である。この画像処理部404の内
部構成を図7に示す。
【0099】図7において、CPU1から画像転送コマ
ンドが出され、コマンド解析理部200の画像転送要求
信号がオンすると、バスバッファ462が開く。また分
周回路460から出るコマンド処理クロックの1/2分
周クロックのオフ時に、リード4信号と転送中4信号が
オンし、1/2分周クロックのオン時にライト4信号と
転送中4信号がオンする。分周回路460から出るコマ
ンド処理クロックの1/4分周クロックをカウントする
アドレスカウンタ461の値が、バスバッファ462を
介しバッファアドレスとして出力される。
【0100】1/2分周クロックの1周期において、リ
ード4信号のオン時にバッファアドレスによって指定さ
れる画像処理バッファ領域R5の番地より1バイト(縦
8ドット分)のデータが読み出され、次のライト4信号
のオン時に、同じアドレスに対してバスバッファ473
より出力される1バイトの画像データ(縦8ドット分の
更新後データ)が書き込まれる。
【0101】画像転送要求信号がオンする都度、この画
像処理バッファ領域に対する読み書きが64サイクル連
続して繰り返される。つまり、画像処理バッファ領域R
5の連続した8カラムについて、最も古いラインのデー
タが捨てられ、CPU1から入力した新しいラインのデ
ータが追加される。
【0102】データシフト回路467は、1/2分周ク
ロックに同期して、パラメータレジスタ部100内のレ
ジスタ107よりCPU1からの入力データを1バイト
(新しいラインの横8ドット分)取り込み、また画像処
理バッファ領域R5からのリードデータを8バイト分連
続的に取り込む。そして、CPU1からの入力データを
シリアル変換し、リードデータの各バイトを、最も古い
ラインに対応したビットを捨てる方向に1ビットだけシ
フトし、入力データの対応した1ビットを加えた1バイ
トのデータを作成し出力する。この1バイトデータは、
最新の1ラインについて内容を更新した縦8ドット分の
画像データであり、これはバスバッファ473より画像
データとして出力され、ライト4信号のオン時にリード
データの当該バイトと同じアドレスに書き込まれる。
【0103】また、データシフト回路467から出力さ
れる更新後のデータは、縮小階調変換部471に直接入
力するとともに、フリップフロップ群468,469,
470からなる8ビット×3段のシフトレジスタ上を1
/2分周クロックに同期してシフトされる。その各段の
出力データも縮小階調変換部471に入力する。したが
って、縮小階調変換部471には、更新後の4(横)×
8(縦)ドットのデータが入力する。縮小階調変換部4
71は、この入力画像データの演算によって、各カラム
毎に第1画面用と第2画面用に各1バイトの階調データ
を生成して内部に一時蓄積する。そして、階調データを
出力可能になると、階調データライト信号をオンし、第
1画面の階調データと第2画面の階調データをこの順番
で交互に出力する。
【0104】この階調データはバスバッファ472より
順次出力され、前述のようにデータ転送処理部402の
アドレス制御によってVRAM6の第1画面領域R1と
第2画面領域R2に交互に書き込まれる。この時点で
は、画像転送要求信号はオフしているのでバッファアド
レスは出力されず、また図7には制御系が省略されてい
るがアドレスカウンタ461のカウントアップは抑止さ
れる。
【0105】このようにして8カラム分の処理が終了す
ると、再びCPU1より画像転送コマンドが出され、ま
たデータが転送されるので、画像処理部404によって
次の8カラムについてのデータ更新と縮小/階調変換の
処理が行なわれ、続いてデータ転送処理部402によっ
て当該8カラムについての階調データの書き込みが行な
われる。同様の処理を1ライン幅に相当する回数だけ繰
り返すと1ラインの処理を終わり、次の1ラインについ
て同様の処理を開始する。
【0106】このように、CPU1からファクシミリ画
像の各ラインのデータを順次入力するのみで、表示制御
装置400のハードウエアによって、VRAM6内の画
像処理バッファ領域R5に最新の画像データを8ライン
分バッファリングしつつ、ファクシミリ画像の縮小・階
調変換を高速に実行し、VRAM6の第1画面領域R1
と第2画面領域R2に階調データを蓄積することができ
る。この階調データは階調表示することも、2値表示す
ることもできる。
【0107】コマンド処理部400の各部401,40
2,403,404から出る転送中1,2,3,4信号
は、ゲート499で論理和され(またはワイヤードOR
され)、データ転送中信号として表示制御部700へ与
えられる。
【0108】アトリビュート領域判定部500は、CP
U1からレジスタ105に設定されたアトリビュート領
域の縦方向の始点及び終点と、状態制御部300から出
るラスタカウント値との一致を検出するする比較器50
1,502、それぞれの比較出力をJ,K入力とするJ
Kフリップフロップ505、アトリビュート領域の横方
向の始点及び終点と、状態制御部300からのカラムカ
ウント値との一致を検出する比較器503,504、そ
れぞれの比較出力をJ,K入力とするJKフリップフロ
ップ506、それに各JKフリップフロップ505,5
06の出力の論理積信号であるアトリビュート処理イネ
ーブル信号を作成するゲート507からなる。このアト
リビュート処理イネーブル信号は、CPU1より指定さ
れたアトリビュート領域内の走査中にのみオンする。
【0109】表示アドレス発生部600は、LCD4の
画面走査に同期してVRAM6のデータを読み出すため
の表示アドレスを発生するもので、図8に示す内部構成
を有する。
【0110】図8において、各フレームの開始時にフレ
ーム同期信号によってセレクタ602,603,604
は一時的にB入力側に切り替わる。つまり、CPU1か
ら指定された表示開始ポインタ値、第2画面オフセット
発生部605で発生した第2画面オフセット値、固定画
面オフセット発生部606で発生した固定画面オフセッ
ト値(図9,図10のMENT)がセレクタ602,6
03,604の出力側に伝達され、これはライン同期パ
ルスφ1,φ2,φ3でフリップフロップ群608,6
09,610にそれぞれセットされる。この直後からフ
レームの終わりまで、セレクタ602,603,604
はA入力を選択する。
【0111】CPU1より2値表示モードが指定され、
モード情報レジスタ106の2値表示信号がオンしてい
る場合、最初のライン期間の1クロック目(基本クロッ
ク)でカラムカウント値のビット0は”0”であるので
論理回路612の出力s0が”0”となり、セレクタ6
13はA入力を選択する。したがって、フリップフロッ
プ群608にセットされた値(ここでは表示開始ポイン
タ値、一般的には第1画面の各ライン期間の表示アドレ
スのベース値)がセレクタ613を介して加算器615
へ入力し、セレクタ616(回転表示が指定されない場
合はB入力を選択している)より入力するカラムカウン
ト値のビット0を除いた値(ここでは0)と加算され、
その結果がアドレス補正回路617とバスバッファ61
7を経由し、表示アドレスとして内部アドレスバス80
8へ出力される。なお、コマンド処理中信号のオン時以
外ではインバータ619がリード5信号をオンしている
ので、バスバッファ618は開いている。
【0112】2クロック目で、カラムカウント値のビッ
ト0が”1”になり論理回路612の出力と0も”1”
となるので、セレクタ613によりフリップフロップ群
609の値(ここでは図9のF2ENT、一般的には第
2画面の各ラインの表示アドレスのベース値)が選択さ
れて加算器615に入力し、カラムカウント値のビット
0を除いた値(ここでは0)と加算され、その結果が表
示アドレスとして出力される。
【0113】同様に3クロック目でフリップフロップ群
608の値とカラムカウント値のビット0を除いた値
(ここでは1)を加算した値が表示アドレスとして出力
され、4クロック目でフリップフロップ群609の値と
カラムカウント値のビット0を除いた値を加算した値が
表示アドレスとして出力される。
【0114】同様の動作によって最初のライン期間の表
示区間の最後のカラムに対する表示アドレスが出力され
た時点で、ライン同期パルスφ1,φ2によって、その
時の表示アドレス値がセレクタ602,603を介して
フリップフロップ群608,610にセットされる。第
2ライン期間では、フリップフロップ群608,609
にセットされた値を表示アドレスのベース値として、第
1,第2画面領域R1,R2用の表示アドレスがクロッ
ク毎に交互に生成される。
【0115】CPU1から固定画面表示が指定されずモ
ード情報レジスタ106の固定画面表示信号がオフして
いる場合、フレームの終りまで同様の動作が繰り返され
る。
【0116】しかし、固定画面表示が指定され固定画面
表示信号がオンしている場合、LCD4の固定画面表示
領域の走査に入ると、ラスタカウント値がある固定値を
超えるため比較器622の出力が”1”になり、ゲート
623の出力すなわちセレクタ613のS1入力が”
1”になるため、セレクタ613はC入力を選択するよ
うになる。したがって、フリップフロップ群610の値
をベース値として、これにカラムカウント値のビット0
を除いた値を加算した値が表示アドレスとして出力さ
れ、固定画面領域R3の内容が読み出されて表示される
ようになる。そして、一つのライン期間の表示区間の最
終の表示アドレスが生成された時点で、ライン同期パル
スφ3がゲート626,627を通じてフリップフロッ
プ群610に与えられるので、その時の表示アドレスが
フリップフロップ群610にセットされ、この値をベー
ス値として次ライン期間の表示アドレスが生成される。
なお、固定画面表示領域外の走査中は、フリップフロッ
プ群610は固定画面オフセット値を保持している。
【0117】ここまでの説明から理解されるように、2
値表示の場合、CPU1で表示開始ポインタ値を変更す
ることにより、第1画面領域R1の表示位置のみ移動
(スクロール)することができる。
【0118】次にCPU1より階調表示が指定され、2
値表示信号がオフしている場合について説明する。この
表示モードの場合、フレーム同期信号を分周回路624
で分周することによって、図15に示されたフレーム切
替信号と同様の信号が作られ、この信号が論理回路61
2を介してセレクタ613へ制御信号s0として与えら
れる。ゆえに、3フレーム中の2フレーム期間にセレク
タ613によりB入力が選択されるため、フリップフロ
ップ群609の値をベース値として第2画面用表示アド
レスが生成されて第2画面領域R2のデータが表示さ
れ、残りの1フレーム期間にセレクタ613によりA入
力が選択されるため、フリップフロップ群608の値を
ベース値として第1画面用表示アドレスが生成され第1
画面領域R1のデータが表示される。ただし、固定画面
表示信号がオンしていると、固定画面表示領域では、2
値表示の場合と同様に固定画面用表示アドレスが生成さ
れるため、固定画面領域R3のデータが表示される。
【0119】階調表示モードの場合、第2画面オフセッ
ト発生部605は、第2画面領域R2の先頭番地F2E
NT(図10)に表示開始ポインタ値を加算した値を第
2画面用オフセット値として出力する。したがって、表
示開始ポインタ値を変更することによって、第1画面領
域R1と第2画面領域R2の表示位置を同時に移動(ス
クロール)することができる。
【0120】ここで、アドレス補正回路617について
説明する。2値表示の場合、第1画面領域R1はスクロ
ールが可能であるため、加算器615で得られた第1画
面用表示アドレス値が第2画面領域R2の先頭番地F2
ENT(図9)以上になる場合がある。そこで2値表示
モードの場合、アドレス補正回路617は、第1画面用
表示アドレス値がF2ENT以上になると、その値から
F2ENTを減算した値を表示アドレス値として出力す
る。なお、アドレス補正回路617には、セレクタ61
3より入力アドレスが第1画面用であるか第2画面領域
であるかを通知される。
【0121】階調表示の場合には、第1画面領域R1と
第2画面領域R2が同時にスクロールされる。そこで、
アドレス補正回路617は第1画面用表示アドレスにつ
いて2値表示の場合と同様の補正を行なうとともに、第
2画面用表示アドレス値が固定画面領域R3の先頭番地
MENT(図10)以上になったときに、その値からM
ENTを減算した値を表示アドレスとする。
【0122】表示モードが2値表示、階調表示のいずれ
であっても、CPU1から回転表示を指定され、モード
情報レジスタ106の回転表示信号がオンしている場合
は、セレクタ616はA入力を選択する。この場合、カ
ラムカウント値のビット0を除いた各ビットを論理反転
回路626により論理反転し、負数(補数)のオフセッ
ト値として加算器615に与え、各ラインのベース値と
加算させることにより表示アドレスを生成する。このよ
うに負のオフセット値の加算(オフセット値の減算)へ
の切り替えと、表示制御部700での表示データのビッ
ト順の変換(後述)によって、CPU1側でVRAM6
を書き換えることなく、VRAM6の内容の回転表示が
可能である。
【0123】なお、CPU1から指定できる第2画面領
域R2用表示開始ポインタを追加することによって、第
1画面領域R1と第2画面領域R2を個別にスクロール
可能にすることもできる。
【0124】表示制御部700は、図3に示されるよう
に、LCDインターフェイス部701、論理回路部70
2、表示データ演算部703からなる。
【0125】LCDインターフェイス部701は、基本
クロックと同期をとってLCD4に対するフレーム同期
信号、ライン同期信号及び表示データの転送クロック信
号を発生するとともに、表示アドレス発生部600に対
するライン同期パルスφ1,φ2,φ3を発生する。
【0126】内部データバス806に得られるVRAM
6からのリードデータは、表示データ演算部703を経
由して論理回路部702に入力する。表示モードが2値
表示の場合、論理回路部702は、第1画面領域R1か
らのリードデータと第2画面領域R2からのリードデー
タの論理和データを表示データとして出力する。表示デ
ータ演算部703は、アトリビュート領域判定部500
からのアトリビュート処理イネーブル信号がオンの時
に、第1画面領域リードデータ(キャラクタ情報)にの
みアトリビュート処理を施す。また、回転表示信号がオ
ンの時には、表示データ演算部703はリードデータの
MSBとLSBが逆になるようにビット順を変換する処
理も行なう。
【0127】表示モードが階調表示の場合、論理回路部
702が第1画面領域R1と第2画面領域R2のリード
データの論理和処理を行なわないこと、表示データ演算
部703が第1画面領域R1と第2画面領域R2からの
リードデータを区別せずにアトリビュート処理やビット
順逆転を行なうことが2値表示の場合と異なる。
【0128】また、表示モードと関係なく、コマンド処
理部400からのデータ転送中信号がオンした時は、コ
マンド処理のためにVRAMバス10が使用されるの
で、論理回路部702は”白”の表示データを出力す
る。なお、この時は表示アドレス発生部600内のバッ
ファゲート618(図8)は閉じているので、表示アド
レス信号は出ない。
【0129】リード/ライト制御部800は、図3に示
すように、コマンド処理部400や表示アドレス発生部
600で発生するライト信号とリード信号、状態制御部
300で発生するリフレッシュ中信号と表示中信号表示
に応答して、VRAM6及びCGROM7に対する各種
制御信号を発生し、必要なメモリアクセスを実現する部
分である。また、リフレッシュ中信号のオン中に、CA
S信号とRAS信号を制御し、”CASビフォァRAS
モード”によりVRAM6のリフレッシュサイクルを実
行する。
【0130】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下のような効果を有する。 (1)表示制御装置に対して中央処理装置あるいは外部
制御装置からコマンド、並びに必要なVRAMポインタ
値またはCGポインタ値とデータを与えるのみで、VR
AM内の表示データの更新が行なわれる。中央処理装置
あるいは外部制御装置は、発行したコマンドの処理の実
行には直接係わる必要がなく、その終了まで他の処理を
実行可能となり、システム全体のパフォーマンスを向上
できる。 (2)VRAMまたはCGROMのアクセスのためのア
ドレスは表示制御装置内部で生成されるため、中央処理
装置もしくは外部制御装置と表示制御装置との間に多数
のアドレス信号が必要でない。また、VRAMとCGR
OMは共通バス上に置かれるため、VRAM及びCGR
OMに対するアドレス信号数も最小限にできる。よっ
て、表示制御装置のLSI化の場合にアドレス入出力ピ
ン数が減少する。 (3)キャラクタRAMが不要になる。 (4)表示制御装置におけるコマンド処理が停止するの
はVRAMのリフレッシュ動作中に限られ、表示装置の
表示期間においてもコマンド処理は停止しないので、表
示内容の高速更新が可能である。 (5)VRAMの外字登録領域にCGROMに登録され
ていない外字のドットパターンを格納し、中央処理装置
もしくは外部制御装置において、CGROM内の文字も
VRAMの外字登録領域内の外字も、全く区別せずに扱
うことができるので、その取り扱いを区別しなければな
らなかった従来システムに比べ、ソフトウエア効率が向
上する。また、同一システムで任意に外字の追加登録が
可能であるため、アプリケーションソフトウエアの拡張
性の面でも有利である。 (6)中央処理装置もしくは外部制御装置は、表示制御
装置に対して文字リードコマンドを発行することによっ
てCGROMの文字のドットパターンを読み出し、それ
をソフトウエアで装飾(拡大、縮小、回転、書体変換
等)を施してからデータライトコマンドでVRAMへ書
き込むことができ、この点でアプリケーションの拡張性
が高い。 (7)中央処理装置あるいは外部制御装置によって画像
転送コマンドを発行し、必要な画像データとパラメータ
を指定するだけで、表示制御装置によってファクシミリ
画像等の画像データが縮小及び階調変換されて表示され
るため、ソフトウエアにより画像データの縮小及び階調
変換をして、これをVRAMへ転送する方式に比べ、は
るかに高速なファクシミリ画像等の縮小表示が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示システム及び表示制御装置の全体的構成を
示す図
【図2】図1の部分詳細図
【図3】図1の部分詳細図
【図4】コマンド処理部内のメモリクリア処理部のブロ
ック図
【図5】コマンド処理部内のデータ転送処理部のブロッ
ク図
【図6】コマンド処理部内の文字転送処理部のブロック
【図7】コマンド処理部内の画像処理部のブロック図
【図8】表示アドレス発生部のブロック図
【図9】2値表示の場合のVRAMの管理マップを示す
【図10】階調表示の場合のVRAMの管理マップを示
す図
【図11】動作説明用のタイミング図
【図12】従来の表示システム及び表示制御装置のブロ
ック図
【図13】(a)従来システムのCGROMの入出力信
号の説明図 (b)従来システムのCGROM内の文字のドットパタ
ーンの説明図
【図14】従来システムの階調表示に関連した構成を示
すブロック図
【図15】フレーム間引きによる階調表示の説明のため
のタイミング図
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置) 2 ROM/RAM 3 CPUバス 4 LCD(液晶表示装置) 5 表示制御装置 6 VRAM 7 CGROM 10 VRAMバス 100 パラメータレジスタ部 200 コマンド解析部 300 状態制御部 400 コマンド処理部 401 メモリクリア処理部 402 データ転送処理部 403 文字転送処理部 404 画像処理部 500 アトリビュート領域判定部 600 表示アドレス発生部 700 表示制御部 800 リード/ライト制御部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央処理装置と、この中央処理装置のバ
    スに接続された表示制御装置と、この表示制御装置より
    転送されるデータを表示する表示装置と、ドットパター
    ンデータを記憶する、前記制御装置に接続されたVRA
    Mとを具備し、前記表示制御装置により前記表示装置へ
    その画面走査と同期して前記VRAMのデータが読み出
    されて転送され、前記中央処理装置からデータライトコ
    マンドとVRAMポインタ値及び入力データが前記表示
    制御装置に与えられると、前記表示制御装置において前
    記中央処理装置から独立して、前記VRAMポインタ値
    を基に生成されたアドレスにより前記VRAMに前記入
    力データが書き込まれる表示システム。
  2. 【請求項2】 中央処理装置と、この中央処理装置のバ
    スに接続された表示制御装置と、この表示制御装置より
    転送されるデータを表示する表示装置と、前記表示装置
    に表示されるドットパターンデータを記憶するVRAM
    と、文字のドットパターンを記憶したCGROMとを具
    備し、前記VRAM及び前記CGROMは共通バスによ
    り前記表示制御装置に接続され、前記表示制御装置によ
    り前記表示装置へその画面走査と同期して前記VRAM
    のデータが読み出されて転送され、前記中央処理装置か
    ら前記表示制御装置に対し文字転送コマンド、VRAM
    ポインタ値及CGポインタ値が与えられると、前記表示
    制御装置において前記中央処理装置から独立して、前記
    CGRAMより前記VRAMへデータが転送され、その
    際の前記CGROMの読み出しアドレス及び前記VRA
    Mの書き込みアドレスは前記CGポインタ値及び前記V
    RAMポインタ値を基にそれぞれ生成される表示システ
    ム。
  3. 【請求項3】 中央処理装置と、この中央処理装置のバ
    スに接続された表示制御装置と、この表示制御装置より
    転送されるデータを表示する表示装置と、文字のドット
    パターンを記憶したCGROMと、前記表示装置に表示
    されるドットパターンデータを記憶する画面領域と前記
    CGROMに記憶されていない外字のドットパターンを
    記憶する外字登録領域とが定義されたVRAMとを具備
    し、前記CGROM及び前記VRAMは共通バスにより
    前記表示制御装置に接続され、前記表示制御装置により
    前記表示装置へその画面走査と同期して前記画面領域の
    データが読み出されて転送され、前記中央処理装置から
    前記表示制御装置に対し文字転送コマンド、VRAMポ
    インタ値及CGポインタ値が与えられると、前記表示制
    御装置において前記中央処理装置から独立して、前記C
    GROMまたは前記外字登録領域から前記VRAMへデ
    ータが転送され、その際の前記CGROMまたは前記外
    字登録領域の読み出しアドレス及び前記VRAMの書き
    込みアドレスは前記CGポインタ値及び前記VRAMポ
    インタ値を基にそれぞれ生成される表示システム。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の表示システムに
    おいて、前記央処理装置から前記表示制御装置に対し文
    字リードコマンド及CGポインタ値が与えられると、前
    記表示制御装置において前記中央処理装置から独立し
    て、前記CGポインタ値を基に生成された読み出しアド
    レスにより前記CGROMのドットパターンが読み出さ
    れ前記中央処理装置へ出力され、また前記中央処理装置
    からデータライトコマンドとVRAMポインタ値及び入
    力データが前記表示制御装置に与えられると、前記表示
    制御装置において前記中央処理装置から独立して、前記
    VRAMポインタ値を基に生成されたアドレスにより前
    記VRAMに前記入力データが書き込まれる表示システ
    ム。
  5. 【請求項5】 中央処理装置と、この中央処理装置のバ
    スに接続された表示制御装置と、この表示制御装置より
    転送されるデータを表示する表示装置と、この表示装置
    に表示されるドットパターンデータを記憶する画面領域
    と画像処理バッファ領域とが定義された、前記制御装置
    に接続されたVRAMとを具備し、前記表示制御装置に
    より前記表示装置へその画面走査と同期して前記画面領
    域のデータが読み出されて転送され、前記中央処理装置
    から画像転送コマンドとVRAMポインタ値及び画像デ
    ータが前記表示制御装置に与えられると、前記表示制御
    装置において前記中央処理装置から独立して、前記画像
    データにより前記画像処理バッファ領域内の画像データ
    が更新され、かつ、この更新後の画像データが縮小及び
    階調変換されて前記VRAMポインタ値を基に生成され
    たアドレスにより前記画面領域へ書き込まれる表示シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記表示制御装置において前記中央処理
    装置から与えられたコマンドに対応した処理の実行は前
    記VRAMのリフレッシュ動作時にのみ中断されること
    を特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の表示
    システム。
  7. 【請求項7】 外部の表示装置へその画面走査と同期し
    て、外部のVRAMのデータを読み出して転送する表示
    制御手段と、外部の制御装置からコマンドと必要なパラ
    メータまたはデータを設定されるレジスタ部と、このレ
    ジスタ部にデータライトコマンドが設定された場合に、
    前記レジスタ部に設定されたVRAMポインタ値を基に
    生成したアドレスにより前記VRAMをアクセスして前
    記レジスタ部に設定されたデータを前記VRAMに書き
    込むコマンド処理手段と、前記表示装置の表示期間外に
    前記VRAMのリフレッシュ動作を行なう手段と、前記
    リフレッシュ動作の期間に前記コマンド処理手段の処理
    動作を一時停止させる手段とを具備する表示制御装置。
  8. 【請求項8】 外部の表示装置へその画面走査と同期し
    て、外部バス上のVRAMのデータを読み出して転送す
    る表示制御手段と、外部の制御装置からコマンドと必要
    なパラメータまたはデータを設定されるレジスタ部と、
    このレジスタ部に文字転送コマンドが設定された場合
    に、前記レジスタ部に設定されたCGポインタ値を基に
    生成したアドレスにより前記外部バス上のCGROMを
    アクセスして文字のドットパターンデータを読み出し、
    前記レジスタ部に設定されたVRAMポインタ値を基に
    生成したアドレスにより前記VRAMをアクセスして前
    記VRAMに前記CGROMからの読み出しデータを書
    き込むコマンド処理手段と、前記表示装置の表示期間外
    に前記VRAMのリフレッシュ動作を行なう手段と、前
    記リフレッシュ動作の期間に前記コマンド処理手段の処
    理動作を一時停止させる手段とを具備する表示制御装
    置。
  9. 【請求項9】 外部の表示装置へその画面走査と同期し
    て、外部バス上のVRAMに定義された画面領域のデー
    タを読み出して転送する表示制御手段と、外部の制御装
    置からコマンドと必要なパラメータまたはデータを設定
    されるレジスタ部と、このレジスタ部に文字転送コマン
    ドが設定された場合に、前記レジスタ部に設定されたC
    Gポインタ値を基に生成したアドレスにより前記外部バ
    ス上のCGROMまたは前記VRAMに定義された外字
    登録領域をアクセスして文字のドットパターンを読み出
    し、前記レジスタ部に設定されたVRAMポインタ値を
    基に生成したアドレスにより前記画面領域をアクセスし
    て前記画面領域に前記CGROMまたは前記外字登録領
    域からの読み出しデータを書き込むコマンド処理手段
    と、前記表示装置の表示期間外に前記VRAMのリフレ
    ッシュ動作を行なう手段と、前記リフレッシュ動作の期
    間に前記コマンド処理手段の処理動作を一時停止させる
    手段とを具備する表示制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の表示制御装置
    において、前記コマンド処理手段は、前記レジスタ部に
    文字リードコマンドが設定された場合に、前記レジスタ
    部に設定されたCGポインタ値を基に生成したアドレス
    により前記CGROMをアクセスして文字のドットパタ
    ーンを読み出し、これを前記外部制御装置への出力デー
    タとして前記レジスタ部へ転送する手段と、前記レジス
    タ部にデータライトコマンドが設定された場合に、前記
    レジスタ部に設定されたVRAMポインタ値を基に生成
    したアドレスにより前記VRAMをアクセスして前記レ
    ジスタ部に設定されたデータを前記VRAMに書き込む
    手段とを含むことを特徴とする表示制御装置。
  11. 【請求項11】 外部の表示装置へその画面走査と同期
    して、外部のVRAMに定義された画面領域のデータを
    読み出して転送する表示制御手段と、外部の制御装置か
    らコマンドと必要なパラメータまたはデータを設定され
    るレジスタ部と、このレジスタ部に画像転送コマンドが
    設定された場合に、前記レジスタ部に設定された画像デ
    ータにより前記VRAMに定義された画像処理バッファ
    領域の画像データを更新し、かつ、この更新後の画像デ
    ータを縮小及び階調変換し、前記レジスタ部に設定され
    たVRAMポインタ値を基に生成したアドレスにより前
    記画面領域をアクセスして前記縮小及び変換後の画像デ
    ータを前記画面領域に書き込むコマンド処理手段と、前
    記表示装置の表示期間外に前記VRAMのリフレッシュ
    動作を行なう手段と、前記リフレッシュ動作の期間に前
    記コマンド処理手段の処理動作を一時停止させる手段と
    を具備する表示制御装置。
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