JPH06281557A - フローセル装置 - Google Patents

フローセル装置

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JPH06281557A
JPH06281557A JP5122338A JP12233893A JPH06281557A JP H06281557 A JPH06281557 A JP H06281557A JP 5122338 A JP5122338 A JP 5122338A JP 12233893 A JP12233893 A JP 12233893A JP H06281557 A JPH06281557 A JP H06281557A
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亮 三宅
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雅治 石井
Riyouhei Yabe
良平 矢辺
Hiroshi Oki
博 大木
Hideyuki Horiuchi
秀之 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粒子を含む液体サンプルを超扁平形状で高速に
流し、粒子の画像を効率良く高精度に取り込むことを可
能にするフローセル装置を提供することを目的とする。 【構成】サンプル液をシ−ス液で包み込んだシ−スフロ
−を形成するフロ−セル装置1において、前記サンプル
液の流れが厚さが薄く幅が広い扁平状に形成されるもの
であって、該サンプル液の流れを増速する流路と該増速
する流路の下流側に測定を行う平行流を形成するように
構成されたことを特徴とするフロ−セル装置。 【効果】サンプルを高速で精度良く測定できるため測定
精度、効率の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体中に懸濁する粒子の
形態的情報を得て、これを分析するフロ−セル装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】液体の中に含まれる粒子の形状を観察
し、その粒子の分類・分析を行なう例として尿沈渣検査
がある。尿沈渣検査は、尿中の粒子の形態学的な検査で
あるが、従来は、沈渣物を染色してスライドガラス上に
標本を作り、顕微鏡観察する、いわゆる目視で行う方法
が採られてきた。沈渣物の中には、血球細胞や細菌など
の数マイクロメートルの粒子から円柱などの数百マイク
ロメートルの粒子まであり、顕微鏡の倍率を高倍率と低
倍率に切り換えて観察するが、上記方法では、目的によ
って観察する試料の量は異なるが、典型的には高倍率で
5マイクロリットル、低倍率で750マイクロリットル
分の原尿に相当する量の濃縮尿を観察し、各沈渣成分の
数を計数している。
【0003】検査を自動化する装置として、粒子を液体
中に懸濁させたままフローセル中に流して、光学的に分
析するものがある。例えば、特表昭57−500995
号公報には、流体試料を特別な形状の流路に通し、そこ
で試料中の粒子を幅広の作像領域中で、静止像を作成す
る装置が示されている。この装置は、顕微鏡を用いて流
れの拡大像をCCDカメラの動作に同期して周期的に発
光する発光時間は短いパルス光源を用いて、粒子が流れ
ていても静止像をCCDカメラの撮像面上に作像するよ
うになっており、得られた静止像を画像分析すること
で、液体中の粒子の形態的な分析ができるものである。
また、撮像された試料の体積中にいくつの粒子が含まれ
ているかを計数することで粒子の濃度を分析することが
できる。
【0004】又、液体中に含まれる粒子の形状を観察
し、その粒子の分類、分析を行なう例として、フローセ
ルを用いた方法がある。これは、測定部を持つ特殊な形
状の流路であるフローセルの中で、シース液で包み込ま
れた被測定液体の流れ(以下サンプル流という)を形成
し、光学的な方法でサンプル液中に含まれる粒子の測定
を行なう方法である。
【0005】フローセルを用いる測定方法のうち、1種
類のサンプルの測定中に、流れの条件を変えることによ
り、サンプル流の形状を変化させて、複数の異なる条件
のもとで測定を行なう方法も提案されている。その一例
として、特開平3−105235号公報には尿沈渣検査
装置が記載されている。この装置は、尿中に含まれる粒
子成分を、扁平形状のサンプル流を形成できるフローセ
ルを用いて測定するものである。
【0006】扁平流を構成するためのフローセルは、測
定部の流路がサンプルの厚さ方向には変化がなく、厚さ
方向には下流にゆくにしたがって徐々に広がる拡大流路
を持つ構成になっている。サンプル流は、この流路を通
過するときに幅方向に広げられ、減速して扁平な流れと
なる。そして、厚さ方向に薄く、幅方向に広いサンプル
流の中心の一部を切り取るかたちでサンプル中に含まれ
る粒子の撮像を行なう。 特開平3−105235号公
報に記載の測定では、顕微鏡の拡大率を、高倍率と低倍
率とに切りえて様々な大きさの粒子の測定を行なう。こ
のとき、フローセルに流し込むサンプル液、あるいはシ
ース液の流量を変更することにより、サンプル流の厚み
をコントロールしている。すなわち、高倍率でサンプル
流を測定する場合は顕微鏡の焦点深度が浅くなるので、
サンプル流の厚みを薄くして粒子にピントが合うように
し、低倍率の場合はその逆となるようコントロールして
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】特表昭57−5009
95号公報に記載の装置を尿沈渣の分析に利用し、尿試
料を遠心分離しないで分析すると、一定時間に分析でき
る試料の体積は非常に少量で、しかも多くの画像が粒子
が撮像されていないむだな画像となる。これは、尿沈渣
の濃度が非常に薄いためである。尿に含まれる粒子は、
1マイクロリットル当たり1個以下の場合が多く、濃縮
しない場合には、低倍率の視野でも100視野に1個の
粒子も写らない場合がある。
【0008】このように、分析する粒子がわずかしか含
まれていない低濃度の試料を高精度に分析するには、分
析する試料液の体積を多くし、測定粒子の数を増やす必
要がある。このような測定を効率良く行なうためには、
フローセル中を流す試料の速度を上げる必要がある。
【0009】しかし、特表昭57−500995号公報
に記載の方法のように、測定部の流路幅が広くなるよう
な拡大流路では流速を上げるのにともない、試料の流れ
の乱れ、厚さの不均一性、速度分布のムラができると考
えられる。これは、測定部視野における高精度な粒子撮
像に不利である。また、前記流路を流れる試料は、断面
が楕円形状の扁平流となり、測定部視野における試料の
体積が常に一定になりにくい。さらに分析視野が試料の
流れの一部を撮影する形になっているので、視野から粒
子がはみ出し、正確な粒子情報及び、試料の濃度情報が
得られない場合もあり得る。
【0010】以上のように、従来の方法では、低濃度試
料中の粒子画像を、一定時間内に数多く正確に撮影する
手段はなかった。
【0011】又、特開平3−105235号公報に記載
の扁平流を形成するフローセルには、サンプル流の形状
を自由にコントロールすることができないという欠点が
存在する。すなわち、円柱形状のノズル先端から吐出さ
れた、断面が円であるサンプル流れをいったん押しつぶ
し、更に拡大流路で減速しながら左右に広げることによ
って、サンプル流の扁平化を行なっており、サンプル液
とシース液の流量の調整のみが、サンプル流の形状を制
御できるパラメータであるため、サンプル流中心部の流
速とサンプル流の厚さを単独に自由にコントロールする
ことは難しい。
【0012】また、サンプル流の中心部の流速、あるい
はサンプル流の厚さを所望の値に合わせるようにサンプ
ル液とシース液の流量を設定した場合、サンプル流の幅
や、サンプル流周辺部の流速をコントロールすることは
できず、サンプル流の幅や、サンプル流周辺部の流速
は、流路の形状によって決定されるので、制御不能の値
となる。
【0013】サンプル流の幅及び流速が制御されない場
合には以下のような欠点が生じる。
【0014】前記公知例のフローセルのサンプル流は、
実際の測定に必要な範囲よりも広い幅の流れとなり、撮
像はサンプル流の一部を切り取る形で行なわれる。従っ
て撮影された画像の端で粒子像が切れる場合がある。
又、フローセルのサンプル流は、拡大減速流路によって
幅が広がる流れを形成している。そのため、その中心部
と周辺部では流速にムラが生じる。
【0015】以上のように、特開平3−105235号
公報に記載のフローセルでは、フローセル内のサンプル
流の形状及び流速を単独で、能動的に、自由に制御する
ことができないものであり、問題を有していた。
【0016】本発明の第1の目的は、液体の中に含まれ
る粒子から画像情報を得て、これを分析する装置におい
て、低濃度の粒子懸濁液であっても、一定時間内に数多
くの試料中の粒子の画像を高精度に得るフロ−セル装置
を提供することにある。
【0017】本発明の第2の目的は、洗浄面積およびを
低減し、洗浄時間を低減できるフロ−セル装置を提供す
ることにある。
【0018】本発明の第3の目的は、サンプル液の流れ
る幅を可変にできるフロ−セル装置を提供することにあ
る。
【0019】本発明の第4の目的は、フローセルを流れ
るサンプル流が、測定範囲からはみ出さずに流れる中心
部と周辺部で流速が均一であるように、サンプル流の
幅、厚さ、流速をそれぞれ独立に制御できるフローセル
装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明のフロ−セル装置は、サンプル液をシ
−ス液で包み込んだシ−スフロ−を形成するフロ−セル
装置において、前記サンプル液の流れが厚さが薄く幅が
広い扁平状に形成されるものであって、上流側に形成さ
れる縮流流路と、該縮流流路に接続された平行流を形成
する測定部と、該測定部の後流側に形成される減速流路
部を備えたことを特徴とするものである。 また、サン
プル液をシ−ス液で包み込んだシ−スフロ−を形成する
フロ−セル装置において、前記サンプル液の流れが厚さ
が薄く幅が広い扁平状に形成されるものであって、該サ
ンプル液の流れを増速する流路と該増速する流路の下流
側に測定を行う平行流を形成するように構成されたこと
を特徴とするものである。
【0021】また、サンプル液を供給するためのサンプ
ル液供給部と、該サンプル液を包み込みシ−スフロ−を
形成するためのシ−ス液供給部と、該シ−スフロ−を流
す流路を備えたフロ−セル装置において、前記流路が扁
平状にかつ前記サンプル液の幅を可変となるように構成
されるものであって、上流側から下流側にかけて縮流流
路と、平行流路が構成されていることを特徴とするもの
である。
【0022】また、サンプル液を供給するためのサンプ
ル液供給部と、該サンプル液を包み込みシ−スフロ−を
形成するためのシ−ス液供給部と、該シ−スフロ−を流
す流路を備えたフロ−セル装置において、該流路が透明
な材質の正面板と、該正面板に接合され流れ方向の断面
形状が台形状の縮流板と、それらの側面に接合された側
面板から構成されることを特徴とするものである。
【0023】また、一方のシ−ス液流入口が設けられた
上部プレ−トと、他方のシ−ス液流入口が設けられた下
部プレ−トと、該上部プレ−トと下部プレ−トとの間に
スリットが設けられシ−ス液の流路が形成されたガイド
プレ−トとサンプル液の流路とサンプル液用ノズルが形
成されたノズル部材とを重ね合わせるように接合してシ
−スフロ−の流路を形成したことを特徴とするものであ
る。
【0024】また、内部にサンプル液の流路が形成さ
れ、該流路と接続されたノズルが形成されたガイドプレ
−トが取り付けられたノズル押えと、該ガイドプレ−ト
を取り囲むように取り付けられ、シ−スフロ−を形成す
るためのキャピラリ−と、シ−ス液流入口を有し前記ノ
ズル押えとキャピラリ−を固定するためのホルダを備え
たことを特徴とするものである。
【0025】また、サンプル液をシース液で包みこんだ
シ−スフロ−を形成するフローセル装置において、前記
シ−スフロ−の流れの方向をx軸、幅方向をy軸、高さ
方向をz軸としたとき、上流側からx軸方向に沿ってz
軸方向の寸法が減少され増速する流れ区間と、z軸方向
の寸法が同一に形成され平行流が形成される流れ区間と
が形成されていることを特徴とするものである。
【0026】また、前記縮流流路の上流側に平行流路部
を具備するものである。また、前記縮流流路が単調に増
速する流れであるものである。また、前記平行流路の流
れが1000m/秒以上のサンプル流であるものであ
る。また、前記平行流路が測定部であってサンプル液の
厚みが顕微鏡で撮像できる厚さにほぼ一致させて形成さ
れているものである。また、前記サンプル液がノズルか
ら流出されるものであって、該ノズルがガイドを備え、
かつ該ガイドにより前記サンプル流の幅を一定に保つよ
うにしたものである。
【0027】また、前記ノズルの流出口が流れ方向側に
突き出された少なくとも2つの突起を有するものであ
り、前記x−z平面に対し面対称になるように形成され
ているものである。また、前記平行流の後流側にz軸方
向の寸法が緩やかに増大される減速される流れ区間が形
成されているものである。また、前記ノズル出口の突起
がx−y平面と平行な1組の平板状であるものである。
【0028】前記流路が透明な板状部材の接合によって
形成されているものである。また、前記ノズルが、板状
の部材の接合によって形成されているものである。ま
た、前記ノズルが、中空の部材の一部を切り欠くことに
よって形成されいるものである。また、前記流路を構成
する流路構成部品と、前記ノズルとサンプルの供給部と
を密着して接続するホルダを備えたものである。
【0029】上記第2の目的を達成するために、本発明
のフロ−セル装置は、サンプル液供給用のピペッタと、
該ピペッタを駆動するためのピペッタ駆動装置と、シ−
ス液を供給するシ−ス液供給装置と、前記サンプル液を
シ−ス液で包み込んだシ−スフロ−を形成するための流
路を具備したフロ−セル装置において、該フロ−セル装
置の前記ピペッタとの接続部に前記ピペッタと密着して
接続するためのシ−ル部を設けたことを特徴とするもの
である。
【0030】また、前記ノズルと接続されたサンプル液
供給部を有し、サンプル液を吐出するためのピペッタを
前記サンプル供給部に直接密着して、サンプル液を供給
するものである。また、前記サンプル供給部にフロ−セ
ル装置を洗浄したときの廃液を排出するための廃液口を
具備しているものである。
【0031】上記第3の目的を達成するために、本発明
のフロ−セル装置は、前記ガイドが複数個形成されるも
のであって、該ガイドにより前記サンプル流の幅を可変
にするようにしたものである。また、前記サンプル流の
幅が可変となるように形成されるものであって、前記測
定部における測定系の倍率に応じて前記サンプル流の幅
を変えるものである。また、前記ノズルの出口の突起が
x−z平面と平行な少なくとも2組の平板状であるもの
である。また、前記ノズルが前記平行流の流れ区間に突
き出し、該ノズルの出口のx軸断面が、y軸方向とz軸
方向に対して異なる寸法を有するものである。また、前
記測定部でサンプル液の測定中に、前記サンプル供給手
段によりサンプル液の供給量とシース液の供給量を変更
するように構成したものである。
【0032】上記第4の目的を達成するために、本発明
のフロ−セル装置は、被検査液をシース液で包みこんだ
シースフローの流れの方向をx軸として、該x軸方向に
沿う流れ区間と、該流れ区間の上流側に接続する少なく
とも1つのシース液体供給口と、前記流れ区間の下流側
に接続する少なくとも1つの廃液口と、前記流れ区間に
突き出されたサンプル液体を吐出するノズルを備えたフ
ローセル装置であって、少なくとも前記被検査液の流
量、シース液の流量、ノズルの形状のいずれかを変化さ
せることによって、被検査液の流速、サンプル断面形状
を複数種類に変更するものである。
【0033】又、被検査液をシース液で包みこんだシー
スフローの流れの方向をx軸として、該x軸方向に沿う
流れ区間と、該流れ区間の上流側に接続する少なくとも
1つのシース液体供給口と、前記流れ区間の下流側に接
続する少なくとも1つの廃液口と、前記流れ区間に突き
出されたサンプル液体を吐出する出口を備えているフロ
ーセル装置であって、少なくとも前記被検査液の流量、
シース液の流量、ノズルの形状のいずれかを複数組みあ
わせて変化させることによって、前記被検査液の流れの
流速、前記x軸に垂直な断面のy軸方向の幅、x軸に垂
直な断面のz軸方向の幅をそれぞれ独立に変更するもの
である。
【0034】又、前記ノズルの出口部の形状を変化させ
ることによって、前記被検査液の流速、y軸方向の幅、
z軸方向の幅をそれぞれ独立に制御するものである。
又、前記ノズルの出口部の形状変化が出口の大きさを変
化させるものである。又、前記ノズルの出口部が弾性体
のチューブで構成され、弾性体を変形させることによ
り、ノズルの出口の形状を変化させるものである。又、
前記ノズルの出口部が1対以上の板状のガイドを備えた
ものであって、該ガイドの姿勢を変化させることにより
ノズルの出口の形状を変化させるものである。又、前記
ノズルの出口部の形状変化が前記流路に対するノズル姿
勢を変化させるものである。
【0035】又、前記ノズルの出口内側に大きさの異な
る内側のノズルを備え、かつ該内側のノズルを突出させ
ることによりノズルの出口の形状を変化させるものであ
る。又、前記ノズルの出口部が異なる流路に接続された
複数のサンプル液の出口を有するように形成されたもの
であって、該サンプル液を吐出する出口を変更すること
により前記被検査液の流速、断面形状をそれぞれ独立に
制御するものである。又、前記複数のサンプル液の出口
部が複数の対の板状のガイドを備えたものである。又、
前記ノズルの出口部が1対以上のガイドを有するもので
あって、該ガイドを乗り越えるサンプル液の量を調整す
ることにより、前記被検査液の流速、y軸方向の幅、z
軸方向の幅をそれぞれ独立に制御するものである。又、
前記ノズル出口部にx軸と平行に1対の外側のガイドが
設置され、該ガイドの内側に該ガイドよりも小さい1対
の第2のガイドを内側に向かうように角度をもって設置
したものである。
【0036】
【作用】本発明のフローセル装置は、第1の目的を達成
するために上記のように構成しているので、増速流路で
流れを安定化でき、その流路中において、幅が200か
ら300マイクロメートル、厚さが5から20マイクロ
メートル程度のアスペクト比が非常に大きい扁平な断面
を有する扁平形状のサンプル流を形成することができ
る。この扁平形状は、サンプル液中の被検粒子を顕微鏡
に接続したCCDカメラで撮像する場合、撮像視野の範
囲で、しかも焦点がちょうど合った状態で撮像するのに
適した形状である。
【0037】また、増速流路で流れを安定化できるの
で、1000mm/秒以上の高速なサンプル流を形成す
ることができる。
【0038】また、フローセル装置のサンプル液の流
は、安定に流れ、厚さ方向および幅方向の変動およびむ
らを小さくできる。
【0039】また、フローセル装置のサンプル液の流れ
は、厚さ方向に一様に縮流され、厚さが均一な扁平流が
形成され、撮像の精度向上が実現できる。
【0040】また、フローセル装置のサンプル液の流れ
は、幅方向に速度分布が一様なサンプル流が実現でき
る。
【0041】本発明のフローセル装置は、第2の目的を
達成するために上記のように構成しているので、サンプ
ル液を短時間で連続して測定部であるフローセル装置に
供給することができ、特に多種類のサンプルを連続して
測定を行なう場合に非常に有効である。
【0042】また、サンプル液をチューブ等を通して測
定部に導くではなく、測定部のごく近くに直接供給でき
るので、フローセル装置のなかでシースフローが形成さ
れるまでの時間を大幅に短縮できる。
【0043】また、サンプル液が通過する流路は非常に
短いので、洗浄面積を大幅に減少でき、洗浄時間も短縮
できる。
【0044】本発明のフローセル装置は、第3の目的を
達成するために上記のように構成しているので、前記フ
ローセルのサンプル流は、ガイドの間隔を調節すること
によって、サンプル流を撮像部に最適の幅に設定するこ
とが可能である。
【0045】また、フローセル装置は、全てのサンプル
液が撮像領域を通過し、撮像領域の端で粒子の一部のみ
が撮影されることがないので画像分析が正確に行える。
また、撮像領域を通過するサンプル液の体積を正確に知
ることができる。
【0046】また、フローセル装置は、撮像倍率の切り
替えに伴って、試料液の幅と厚さと流速を切り替えるこ
とができる。
【0047】本発明のフローセル装置は、第4の目的を
達成するために上記のように構成しているので、検査の
途中、あるいはサンプルの検査の前に、次のような操作
を行なうことによりサンプル流の形状及び流速をコント
ロールすることができる。
【0048】すなわち、ノズル先端の形状あるいは位置
を変化させることにより、サンプル流の幅は、ノズル先
端の出口の間隔とほぼ等しくなることから、出口の間隔
を制御することによりコントロールできる。また、サン
プル液の流量を変化さると、サンプル流の厚さをコント
ロールすることができる。さらにシース液とサンプル液
の流量を、その比を一定にして変化さると、サンプル流
の形状を変えずに流速のみをコントロールすることがで
きる。
【0049】又、複数の流路を持つノズルからサンプル
液を吐出する位置を変化させることができるので、サン
プル流の幅及び厚さは、ノズルの複数の流路のうち、サ
ンプルを吐出する位置を変えることによりコントロール
できる。また、シース液とサンプル液の流量を、その比
を一定にして変化さるとサンプル流の形状を変えずに流
速のみをコントロールすることができる。
【0050】又、複数対のガイドを持つノズルから吐出
するサンプル液の流量を変化させることができるので、
サンプル流の幅及び厚さは、内側に互いに傾いて設置さ
れているガイドを備えたノズル先端から吐出するサンプ
ル液の流量を変化させることにより、ガイドを乗り越え
るか、あるいは内側を流れるかによってコントロールで
きる。また、シース液とサンプル液の流量を、その比を
一定にして変化さると、サンプル流の形状を変えずに流
速のみをコントロールすることができる。
【0051】このように、複数の種類の検査条件に合っ
た幅、厚さ、流速のサンプル流を同一のフローセルで、
連続して形成することができる。そのため、検査の高精
度化、流路系と検査光学系の単純化、検査に必要なサン
プルの微量化及び検査時間の短縮を図ることができる。
【0052】又、複数の種類のサンプルの、それぞれの
特徴に合った幅、厚さ、流速のサンプル流を同一のフロ
ーセルで連続して形成することができる。このため、検
査光学系にとって最適の条件の下で検査が可能であり、
検査の高精度化が図れる。
【0053】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1から図10を用
いて説明する。図1は、サンプル供給手段の構成を示す
斜視図、図2はフローセル1の接続部5及びピペッタ2
7の先端部の拡大図、図3は、フローセルの主要構成を
示す斜視図、図4は、ケーシング2の構成を示す斜視
図、図5は、ノズル3の構成を示す斜視図、図6、図
7、図8はそれぞれフローセルの流れを示す斜視図、図
9は図6に示すフローセル1の測定部を上方から見た平
面図、図10はフローセルにおける撮像視野及びサンプ
ル液の流し方を変える幾つかの方法を示す図である。
【0054】図1に示すように、後述するフローセルへ
のサンプル供給手段は、主としてピペッタ駆動装置2
9、ピペッタ駆動装置29により上下、回転されるピペ
ッタアーム28の先端に設けられサンプルの採取、供給
を行なうパイプ状のピペッタ27で構成される。図2に
示すように、ピペッタ27の先端には、接続部5との気
密性を高めるために0リング32が取り付けられてお
り、ピペッタ27の先端のサンプル吸引口33は、サン
プルが液だれしないように先細に仕上げられている。こ
のため、ピペッタ27の先端と接続部5は、サンプル2
6が漏れることなく、密着して接続することができる。
【0055】このように本実施例では、サンプル供給手
段を前述のように構成しているので、サンプルを短時間
で連続して測定部であるフローセルに供給することがで
き、特に多種類のサンプルを連続して測定を行なう場合
にも対応できる利点がある。
【0056】また、サンプルをチューブ等を通して測定
部に導く必要がなく、測定部の近くから直接供給できる
ので、フローセルでシースフローが形成されるまでの時
間を大幅に短縮できる。また、サンプルを、チューブ等
を通して測定部まで比較的長距離輸送した場合は、サン
プルを通した流路全てを洗浄しなければならないが、本
実施例では、サンプルが通過する流路は非常に短いの
で、洗浄面積を大幅に減少できる。また、洗浄は、ピペ
ッタ27の先端を洗浄槽31に直接挿入して行なえるの
で、洗浄時間も短縮できる。
【0057】本実施例のフローセル1は次のように構成
される。図3に示すように、ホルダ4には座が設けられ
ており、この座に流路を形成するケーシング2を保持す
る一方のフランジ15がOリング9を介してシ−ルされ
密着して接続され、他方のフランジ15はホルダ4に取
り付けられるシース液供給部11とOリング9を介して
シ−ルされ密着して接続されるようになっている。シー
ス液供給部11の外周部には、シース液を供給するため
のシース液ポート7が設けられており、このシース液供
給部11にはサンプル供給部10がOリング9を介して
シ−ルされ密着されて取り付けられている。サンプル供
給部10には、サンプル液の出口であるノズル3、ノズ
ル3への流路にサンプルが供給される接続部5が設けら
れ、接続部5にはフロ−セルを洗浄したときの廃液を吸
引する洗浄液吸引口6が設置されている。また、ホルダ
4にも廃液を排出する廃液口8が設けられている。
【0058】ケーシング2は、図4に示すように、透明
な材質の正面板13、側面版14、縮流板12などで構
成され、外部から流路内のサンプル流れを光学的に測定
できるようになっている。ケーシング2の流路は、正面
板13、側面版14をそれぞれ2枚ずつ組み合わせ、幅
が一定となるように構成される。その流路内には縮流板
12が取りつけられており、流路が一方向に狭ばまった
形状となっている。この正面板13、側面版14および
縮流板12は、例えばガラスで構成され、光学接着によ
って透明度が失われることなく組み立てられている。正
面板13、側面版14および縮流板12は、流路の上下
でフランジ15によって固定接合されている。
【0059】ノズル3は、図5に示すように、ノズル本
体17の両側にガイド16を2枚接合して構成されてい
る。ノズル本体17のサンプル吐出口19は、接続部5
と直接つながれてサンプル流路18と連通しており、接
続部5から注入されるサンプル液が、サンプル吐出口1
9から吐出される。ノズル本体17は、例えばワイヤカ
ットにより、ステンレス部材から加工、製作されてお
り、ガイド16は、例えばメッキ接合により精度良く接
合されている。
【0060】フローセルをこのように構成することによ
り、ホルダ4にケーシング2を取付け、ホルダ4に固定
されたシース液供給部11にノズル3を備えたサンプル
供給部10を取り付けているので、ノズル3とケーシン
グ2の位置合わせ等の調整が容易にできる利点がある。
また、使用中に最も汚れる可能性が高いと考えられるケ
ーシング2及びシース液供給部11の分解洗浄が容易と
なり、メンテナンスが簡単となる。
【0061】フローセル1へサンプルの供給は、前記サ
ンプル供給手段により次のようにして行われる。まず、
ピペッタアーム28をピペッタ駆動装置29によって上
下、回転させることにより、サンプル26が保管されて
いるサンプル容器30へピペッタ27を挿入する。次に
ピペッタ27に接続されているシリンジ(図示せず)を
駆動し、ピペッタ27にサンプル26を一定量吸引した
後、ピペッタ27を上昇、回転し、接続部5の上方へ移
動させる。そして、ピペッタ27の先端と接続部5を密
着して接続させ、シリンジを駆動して接続部5からフロ
ーセル1へサンプル26を一定速度にて一定量吐出し、
フローセル1において測定を行なう。このとき、接続部
5は、サンプル流路18と直接つながっているので、ピ
ペッタ27から吐出されたサンプルはサンプル流路18
を通ってノズル3からフローセル1に供給される。
【0062】フローセル1の流路は、図6に示すよう
に、平行流路部1a、縮流流路部1b、測定流路部1
c、減速流路部1dが存在するように構成されている。
すなわち、被検粒子20が含まれるサンプル液は、サン
プル液の流れ方向25の方向に流れ、ノズル3から流路
内に一定流量吐出され、一方、粒子を含まない清浄な液
であるシース液は、流れ方向24の方向から流路内に一
定流量供給される。フローセル1の中ではサンプル液を
シース液が包み込んだ定常的な層流であるシースフロー
が形成され、サンプル流23は一定速度でフロ−セル1
の中を通過する。このシースフローの中で、サンプル流
23は厚さが薄く幅が広い偏平な断面をもって流れる。
例えばその流路中において、幅が200から300マイ
クロメ−トル、厚さが5から20マイクロメ−トル程度
のアスペクト比が大きな扁平の断面を有する流れを実現
できる。
【0063】サンプル吐出口19から撮像部21にかけ
て、厚さ方向のみに断面積が単調に減少する流路形状に
形成されており、単調に増速する流れが形成されるの
で、この増速流路により、安定な流れを形成することが
可能なので、1000mm/秒以上の高速なサンプル流
を形成することができる。また、サンプル流23が安定
に流れ、厚さ方向および幅方向のウエイクも低減される
ので、撮像の精度向上も実現できる。また、ノズル3か
ら吐出されたサンプル流は、厚さ方向に一様に縮流され
て厚さが薄く均一な扁平流が形成されるので、撮像の精
度向上が実現できる。
【0064】又、本実施例のフローセルでは、帯状の偏
平なサンプル流23を形成され、サンプル流23の幅は
200から300マイクロメートル、厚さが5から20
マイクロメートルていどのアスペクト比が非常に大きい
偏平な断面を有する偏平形状となる。このように、撮像
部21での流路断面が、幅方向が厚さ方向に比べて十分
に大きい断面形状になっており、流路の幅がノズル出口
から測定部まで変わらないので、幅方向に速度分布が一
様なサンプル流23が実現できる。
【0065】サンプル流23中に含まれる被検粒子20
は、撮像視野21の部分で、例えば顕微鏡に接続したC
CDカメラで撮像され、画像情報として取り込むことが
できる。サンプル流23は厚さが薄く幅が広い形状であ
るので、このような偏平形状は、被検粒子20を顕微鏡
に接続したCCDカメラで撮像する場合、撮像視野21
の範囲で、焦点を合わせやすく撮像するのに適したもの
であるので、焦点深度の浅い顕微鏡でも焦点がちょうど
合った状態で撮像することができる。
【0066】また、ノズル3にはガイド16が設けられ
ており、このガイド16は、サンプル吐出口19でのサ
ンプル液の流れの乱れを押さえるとともに、サンプル流
23の幅を一定に保つ働きをする。すなわち、サンプル
流23の幅は、ノズル3のガイド16の間隔によって決
定され、ノズル3から撮像部21まで、ほぼ一定に保た
れる。このように、ガイド16の間隔を調節することに
よって、サンプル流23を撮像部21に最適の幅に設定
することが可能である。
【0067】測定終了後、ピペッタ27先端を接続部5
から離し、洗浄槽31へ挿入する。洗浄槽31では、ピ
ペッタ27先端に洗浄液が放射され、ピペッタ27に付
着したサンプルが洗い流される。さらに、ピペッタ27
内部からも、洗浄液が供給され、内部に付着したサンプ
ルと共に、洗浄槽31へ排出される。ピペッタ27先端
を接続部5から離した時、サンプル流路18内の圧力
は、外気よりもある程度高くなっているため、測定が終
了してピペッタ27が接続解除された状態ではシース液
がサンプル流路18を通って接続部5に上昇してくる。
接続部5には接続部を洗浄したシース液を吸引するため
の廃液吸引口6が設置されており、廃液吸引口6により
シース液は吸引され、このシース液により接続部5に付
着したサンプルを洗浄する。
【0068】図6に示したフローセル1は、平行流路部
1aを形成しているが、図7に示すようにフローセル1
に平行流路部1aを設けなく、その他の構成は図6に示
す構成と同様とし、ノズル3を縮流流路1b内に配置す
るように構成してもよい。このように構成することによ
り、フロ−セルはガイド16の間で整形が行なわれるの
と同時に縮流流路1bによって縮流も行なわれ、効率の
よいサンプル流の形成が行なわれる。
【0069】また、図6に示すフローセル1と同様の構
成例であるが、図8に示すようにフローセル1のノズル
3にガイド16を設けなくともよく、この場合はサンプ
ル吐出口19が幅広の形状をしているため、ノズル3の
出口ですぐに幅の広い流れが形成される。
【0070】次に図9を用いてサンプル流23の幅と撮
像領域21について詳しく説明する。図9は図6に示す
フローセル1の測定部を上方から見た図であるが、本実
施例のフローセルは、図示しない光学系によりフローセ
ルの撮像部分21の上流側にサンプル粒子が通過したか
否かを検出できるようになっている。すなわち、サンプ
ル粒子は、例えばレ−ザー光によって照射され、その散
乱光が検出される構成になっている。サンプル液中に含
まれる粒子は粒子検出領域22aあるいは22bの部分
を通過する際に、レーザ光に照射され通過したことが検
知される。検出された粒子は、その後撮像領域21aあ
るいは21bにおいて撮影記録される。
【0071】また、本実施例のフローセルは、サンプル
粒子の撮影の倍率を複数切り替えられるように構成され
ている。このため、サンプル中に含まれる100ミクロ
ン程度の大型の粒子から数ミクロンの小型の粒子まで、
様々な大きさの粒子を高精度に撮影できる。例えば、大
きく拡大して粒子を撮影するモードでは、粒子検出領域
22aで粒子が検出され、拡大された視野21aの部分
で画像として撮影される。比較的拡大率をおさえて粒子
を撮影するモードでは、粒子検出領域22bで粒子が検
出され、拡大の小さい視野21bの部分で画像として撮
影される。
【0072】次に図10を用いて、撮像視野とサンプル
流の幅の関係を詳しく述べる。図10は本実施例のフロ
ーセル1において、撮像視野及びサンプル液の流し方を
変える幾つかの方式を示す。それぞれにおいて、低倍率
モードと高倍率モードで検出領域22、撮像領域21、
サンプル流23の流れを切り換える。
【0073】(a)の方式では、サンプル流23の幅は
低倍率モードと高倍率モードで変えず、流速と厚さを切
り換える。サンプル流23の幅はどちらのモードでも撮
像領域21の幅より大きくしておく。検出領域22の幅
は撮像領域21の幅にほぼ一致するように変化させる。
【0074】この方式の場合は、フローセル1に流した
サンプル流の1部分のみが撮像領域21を通過するが、
撮像領域21を通過する割合を調べておくことで、撮像
領域を通過するサンプル液の体積を正確に知ることがで
きる。また、検出領域22の幅は、モード切り換えの際
に撮像領域21と同じ幅に変化するため、検出領域22
で検出された粒子は必ず撮像領域21を通過する。サン
プル流は、流速と厚さのみが制御され、幅を正確に合わ
せる必要がない。また、サンプル流23の中央の部分の
み測定するので、流れは中央部分のみが一様の速度、厚
さであればよく、フローセル1は単純な構造のものが使
える。また、どちらのモードでも撮像領域21の幅の全
てで一様にサンプル流23が流れているため、撮像領域
21の面積を有効に使え、分析の効率がよい。また、サ
ンプル流23の流れの幅が広いため、流路を広くするこ
とができ、大きな粒子が含まれていても詰まることが少
ない。 (b)の方式では、サンプル流23の幅は低倍
率モードと高倍率モードで変えず、流速と厚さを切り換
える。サンプル流23の幅は低倍率モードのときの撮像
領域21bの幅よりわずかに小さくしておく。検出領域
22の幅は撮像領域21の幅にほぼ一致するように変化
させる。
【0075】この方式の場合は、高倍率モードではフロ
ーセル1に流したサンプル液の1部分のみが撮像領域2
1aを通過するが、撮像領域21aを通過する割合を調
べておくことで、撮像領域を通過するサンプル液の体積
を正確に知ることができる。また、撮像領域21aと検
出領域22aがほぼ一致した幅を持つため、検出領域2
2aで検出された粒子は必ず撮像領域21aを通過す
る。低倍率モードではフローセル1に流した全てのサン
プル液が撮像領域21bを通過するので、より正確に撮
像領域を通過するサンプル液の体積を知ることができ
る。また、顕微鏡の焦点深度の浅い高倍率モードではサ
ンプル流23の中央の一様速度、一様厚さの部分のみ測
定するので、厚さの不均一による画像のボケが無く小さ
な粒子まで精密な分析ができる。サンプル液の流れは、
流速と厚さのみを制御するので、幅を正確に合わせる必
要がなく、フローセル1は単純な構造のものが使える。
また、どちらのモードでも撮像領域21の幅のほぼ全て
で一様にサンプル流23が流れているため、撮像領域2
1の面積を有効に使え、分析の効率がよい。
【0076】(c)の方式では、サンプル流23の幅は
低倍率モードと高倍率モードで変えず、流速と厚さを切
り換える。サンプル流23の幅は高倍率モードのときの
撮像領域21aの幅よりわずかに小さくしておく。検出
領域22の幅はモードによって変えない。
【0077】この方式の場合は、どちらのモードでもフ
ローセル1に流した全てのサンプル液が撮像領域21を
通過するので、正確に撮像領域を通過するサンプル液の
体積を知ることができる。また、検出領域22は幅を変
える必要がないので、検出のための光学系が単純にな
り、装置の小型化、調整手順の単純化が図れる。サンプ
ル液の流れは、流速と厚さのみを制御するので、幅を正
確に合わせる必要がないので、フローセル1は単純な構
造のものが使える。また、高倍率モードでは撮像領域2
1bの幅のほぼ全てで一様にサンプル流23が流れてい
るため、撮像領域21bの面積を有効に使え、分析の効
率がよい。低倍率モードでもサンプル流23の幅を狭い
ままにするため、より高速にしても安定に流すことがで
きるため、分析の効率をよくすることができる。また、
撮像領域21bの端を粒子が通過することがないので、
粒子の全体の形状を撮像することができ、画像分析が正
確に行える。
【0078】(d)の方式では、サンプル流23の流れ
の幅と流速、厚さを低倍率モードと高倍率モードで切り
換える。サンプル流23の幅はどちらのモードでも撮像
領域22の幅よりわずかに小さくしておく。検出領域2
2の幅はモードによって変えない。
【0079】このとき、サンプル液の流れの幅、厚み、
流速は次のように設定される。高倍率モードの時はサン
プル液は撮像領域22aよりわずかに狭い幅で流れる。
サンプル液の厚みは、顕微鏡で撮像できる厚さにおよそ
一致させる。また、低倍率モードの時はサンプル液は撮
像領域22bよりわずかに狭い幅で流れる。サンプル液
の厚みは、顕微鏡で撮像できる厚さにおよそ一致させ
る。
【0080】(d)方式の測定方法には以下の特長があ
る。この方式は、どちらのモードでもフローセル1に流
した全てのサンプル液が撮像領域10を通過するので、
正確に撮像領域を通過するサンプル液の体積を知ること
ができる。また、検出領域22は幅を変える必要がない
ので、検出のための光学系が単純になり、装置の小型
化、調整手順の単純化が図れる。また、撮像領域21の
幅のほぼ全てで一様にサンプル液6が流れているため、
撮像領域21の面積を有効に使え、分析の効率がよい。
また、撮像領域21の端を粒子が通過することがないの
で、粒子の全体の形状を撮像することができ、画像分析
が正確に行える。
【0081】次に本発明の第2の実施例を図11から図
17により説明する。図11はフロ−セルの構造を示す
斜視図、図12、図13、図14、図15はそれぞれ2
重ガイドを設置したノズル3の構成を示す斜視図、図1
6、図17は、それぞれ本実施例のフローセルを示した
斜視図である。
【0082】まず、第1の実施例の装置のフローセル1
を用いて、サンプル液の流れを変える方法を説明する。
上記(a)、(b)、(c)方式では、拡大率が大きい
場合も拡大率が小さい場合でもサンプル流の幅は変えず
に、流速、厚さのみを変えるが、図1に示すような第1
の実施例のフローセル1では、サンプルの幅はノズル3
のガイド16の幅によって決定され、その幅はサンプル
の流速が変わっても一定に保たれる。したがって、サン
プルの流量を増加すれば、サンプル流の幅は一定のまま
で厚さが増加する。すなわち、(a)、(b)、(c)
方式の場合は、シースとサンプルの流量を適切な値に変
更することによって、拡大率が大きい場合、拡大率が小
さい場合の切り替えを比較的容易に行なうことができ
る。
【0083】(d)方式では、拡大率が大きい場合と拡
大率が小さい場合でサンプル流の幅、速度、厚さを切り
変える必要があるが、図11を用いてこの切り替え方法
を詳しく述べる。図11は、第1の実施例のフローセル
1のノズル3において、ガイド16を二重に設けた点で
構成が相違している。すなわち、外側のガイド16aの
内側にガイド16bが設置されている。拡大率が小さい
場合は、外側のガイド16aの幅でサンプル流が形成さ
れ、拡大率が大きい場合は内側のガイド16bの幅でサ
ンプル流が形成される。各々のガイドは、拡大率が大き
い場合、拡大率が小さい場合のサンプル幅に合わせて間
隔が調整される。測定部における撮像領域、検出領域、
サンプル幅は、図10(d)に示したように設定され
る。
【0084】次に図12、図13を用いて、2重ガイド
を設置したノズル3の構成を詳細に説明する。図12は
内側にガイド16bと外側のガイド16aでそれぞれ異
なるサンプル流路を設けた場合の構成図である。ノズル
は、ガイド16bを組み込んだ本体33にカバー34、
35、外側のガイド16aが接合されて構成される。拡
大率が小さい場合は、流路36のみからサンプルが流さ
れ、サンプル流は内側のガイド16bの幅となる。拡大
率が大きい場合は、流路36、37の両方からサンプル
が流される。したがってサンプル流は外側のガイド16
aの幅となる。
【0085】図13は、サンプルの流路を1つにしたガ
イドの構成例を示しており、内側のガイド16bを角度
を付けて外側のガイド16aと本体38に接合して構成
する。拡大率が小さい場合は、サンプル流量が少ないた
め39のように内側のガイド16bに添ってサンプルが
流れ、サンプル流39の幅は内側のガイド16bの先端
の幅となる。拡大が大きい場合は、サンプルの流量が大
きくなるため、サンプルが内側のガイド16bを乗り越
えて流れ、外側のガイド16aに添ってサンプルが流
れ、サンプル流40の幅は外側のガイド16aの幅とな
る。図13に示すノズルは、サンプル流路の切り替えの
必要がないので、図12に示すノズルに比べて切り替え
の操作が容易である。
【0086】又、本実施例のフローセルにおいては、図
14、図15に示すように、ノズル形状を変化させるこ
とができる。図14に示す場合おいて、ノズル201m
は、中空の四角形断面のパイプ状のノズル38とノズル
38の出口の両側に設置された1組みの平行な板状のガ
イド16aと平行な板状のガイド16aの内側に設置さ
れ、先端が内側に向けて角度をもって設置されている1
組みの板状のガイド16bから構成されている。この場
合も、図14、図15に示すと同様、サンプル液を、ノ
ズル38先端部の出口から一定流量で吐出する。流路で
は、シースフローが形成され、サンプル液は、サンプル
流40となり、一定速度で流路を流れる。このときサン
プル液の供給量が一定レベル以上であれば、サンプル液
はノズル38先端部の出口において、内側に互いに傾い
て設置されているガイド16bを乗り越えるように流
る。ガイド16bを乗り越えたサンプルは、外側のガイ
ド16aに沿ってながれる。したがって、この場合サン
プル流40の幅は、ガイド16aの幅で決定される。
【0087】同様に検査の途中、あるいは次のサンプル
の検査の前に、サンプル液供給口から流入させるサンプ
ル液の流量を減少させる。この操作によって、サンプル
液は図15に示すように、ノズル201m先端部の出口
において内側に互いに傾いて設置されているガイド21
0iを乗り越えずに、その内側を流れるようになる。こ
のようにして流路202を流れているサンプル流の形状
が、図14に示すサンプル流207uから、図15に示
すサンプル流207vのようにその形状を変化させるこ
とができる。すなわち、サンプル流207uの幅は、サ
ンプル液205の流量によって2種類の幅に制御するこ
とができる。また、シース液とサンプル液の流量を、そ
の比を一定にして変化さると、サンプル流の形状を変え
ずに流速のみをコントロールすることができる。
【0088】このようにサンプル流の形状を変更するこ
とによって上述したと同様なような効果を得ることがで
きる。
【0089】又、図16に示すように本実施例のフロー
セルおいては、中空の四角形断面のパイプ状のノズル2
1l、ノズル21lの出口の両側に設置された一組みの
板状のガイド210g、流路202、さらに流路202
につながるシース液供給口204から構成される。流路
202は、その一部が、例えばガラスなどで構成され、
外部から光学的な方法で内部を検査することができる構
造になっている。また、流路202は、必ずしも断面が
長方形でまっすぐな筒型でなくともよく、フローセルの
条件に合わせて、例えば円筒形流路、流路が湾曲した形
状をしていてもよく、断面積が変化し、拡大流路、縮流
流路となっていても構わない。
【0090】図16に示すように、サンプル液205を
サンプル液供給口203から供給し、ノズル21l先端
部の出口から流路202内に一定流量で吐出する。一
方、シース液206をシース液供給部204から流路2
02内に一定流量で供給する。流路202では、サンプ
ル液205をシース液206が包み込むように流れ、定
常的な層流であるシースフローが形成される。サンプル
液205は、シース流の中でサンプル流207sとな
り、一定速度で流路202を流れる。このときサンプル
液205の供給量に応じて、サンプル液205は、ノズ
ル21l先端部の出口において、内側に互いに傾いて設
置されているガイド210gを乗り越えるように流れ
る。サンプル流がガイド210gを乗り越える程度は、
サンプル液の流量によって変化する。サンプル流207
sは、シース液206と共に廃液口208から流路20
2の外部に導かれる。
【0091】この流路202を流れているサンプル流2
07sに対し、例えばレーザ光源とレーザ受光素子、あ
るいは光源と画像認識素子などのような、光学的な非接
触の検査手法を用いることにより、サンプル液205自
身、あるいはサンプル液205の中に含まれる粒子の性
質の検査を行なう。
【0092】又、上述したように、検査の途中あるいは
次のサンプルの検査の前に、サンプル液供給口203か
ら供給するサンプル液205の流量を減少させる操作を
行うことによって、サンプル液205は図17に示すよ
うに、ノズル1l先端部の出口において、内側に互いに
傾いて設置されているガイド210gを乗り越えずに、
その内側を流れるようになる。このようにして流路20
2を流れているサンプル流の形状を、サンプルがガイド
を乗り越える量を調整することによって、図16に示す
サンプル流207sから、図17に示すサンプル流20
7tのようにその形状を変化させることができる。すな
わち、サンプル流207sの幅は、サンプル液205の
流量によってコントロールすることができる。また、シ
ース液とサンプル液の流量を、その比を一定にして変化
さると、サンプル流の形状を変えずに流速のみをコント
ロールすることができる。
【0093】このように制御によってことによって、複
数の種類の検査条件に合った幅、厚さ、流速のサンプル
流を、同一のフローセルで、連続して形成することがで
きる。このため、、検査の高精度化、流路系と検査光学
系の単純化、検査に必要なサンプルの微量化、及び検査
時間の短縮を図ることができる。
【0094】又、複数の種類のサンプルの、それぞれの
特徴に合った幅、厚さ、流速のサンプル流を、同一のフ
ローセルで連続して形成することができる。従って、検
査光学系にとって最適の条件の下で検査が可能であり、
検査の高精度化が図れる。
【0095】又、本実施例によれば、ノズル内の一つの
流路をながれるサンプルの流量を変えることのみでサン
プル流の形状を変化させることができる。したがって、
ノズルの形状や場所、あるいは複数の流路ごとにサンプ
ルの流量を変化させる必要はなく、容易にサンプル流の
形状をコントロールすることができる。
【0096】次に本発明の第3の実施例を図18、図1
9を用いて説明する。図18は、本実施例のフローセル
の流れを拡大して示す斜視図、図19は、その構成を示
す斜視図である。
【0097】本実施例のフローセルは、流路100がガ
イドプレート102によって上下に2分割されている。
上方の流路には上シース液103が、下方の流路には下
シース104がそれぞれ流される。サンプルノズル10
1は出口断面が四角形状であり、ガイドプレート102
上に設置される。またガイドプレート102には、スリ
ット105が切ってある。サンプルノズル101から吐
出されたサンプルは上シース液103によってガイドプ
レート102に押し付けられる形で増速しながら扁平形
状のサンプル流6となる。さらに前記サンプル流6は、
ガイドプレート102のスリット105の間に入り、下
シース104によってシース流となる。前記サンプル流
6は、前記スリット105の幅、及び前記ガイドプレー
ト102の厚さに成形され、高精度のシースフローが実
現できる。
【0098】このフロ−セルは図19に示すように図1
8に示した流路は、上部プレート107、ガイド部材1
08、ノズル部材109、下部プレート110によって
構成され、上部プレート107は、透明な材質で形成さ
れており、内部のサンプル流が観察できるようになって
いる。又、下シース流入口112、廃液口114が設け
られている。ガイド部材108には、下シース流路11
5とガイドプレート102が形成されている。ノズル部
材109には、サンプル流路116とサンプルノズル1
01が形成されている。ガイド部材108とノズル部材
109は、例えば、シリコンプレートにエッチング処理
を施して構成することができる形状になっており、マイ
クロ加工技術を用いて高精度な加工が可能である。下部
プレート110は、透明な部材で構成され、上シース流
路117が形成されている。107、108、109、
110の各部品は重ね合わせるように接合され、ホルダ
106、111に格納される。ホルダ106、111に
は、観察用窓118が設けられている。
【0099】次に本発明の第4の実施例を図20を用い
て説明する。本実施例では、図18に示した流路は、キ
ャピラリ119によって形成される。キャピラリ119
は、透明な材質で構成され、内部のサンプル流が観察で
きるようになっている。ガイドプレート102及びノズ
ル101はともにノズル押さえ120に取りつけられ
る。ノズル押さえ120には内部にサンプル流路116
が形成されている。前記キャピラリ119、ノズル押さ
え120は、ホルダ上部114、123とホルダ下部1
21、124によって固定される。ホルダ下部121に
はシース流路126及びシース液流入口125が設けら
れており、ホルダ上部114には、廃液口114が設け
られている。このように構成しても上述した実施例と同
様の作用、効果が得られる。
【0100】次に本発明の第5の実施例を図21から図
30を用いて説明する。図21、図22は、それぞれ本
実施例のフローセルを示した斜視図、図23、図24
は、それぞれ形状を変化させることが可能なノズルの構
成を示す斜視図、図25、図26は、それぞれ形状を変
化させることが可能な別のノズル構成を示す斜視図、図
27、図28はそれぞれ本実施例のフローセルにおいて
形状を変化させることができる別のノズル構成方法を示
す斜視図、図29、図30は、それぞれ本実施例のフロ
ーセルにおいて形状を変化させることができる別のノズ
ル構成方法を示す斜視図である。
【0101】図21において、フローセルは、ノズル2
01a、流路202、ノズル201aつながるサンプル
液供給口203、流路202につながるシース液供給口
204から構成される。ノズル201aは、中空のパイ
プ形状であり、流路202は、その一部が、例えばガラ
スなどの透明な物質で構成され、外部から光学的な方法
で内部を検査することができる構造になっている。ま
た、流路202は、必ずしも断面が長方形でまっすぐな
筒型ではなくともよく、フローセルの条件に合わせて、
例えば円筒形の流路形状であったり、流路が湾曲した形
状をしていたり、あるいは断面積が変化し、拡大流路、
縮流流路となっていても構わない。
【0102】このようなフロ−セルでは、サンプル液2
05をサンプル液供給口203から供給し、ノズル20
1a先端部から流路202内に一定流量で吐出する。一
方、シース液206をシース液供給部204から流路2
02内に一定流量で供給する。流路202では、サンプ
ル液205をシース液206が包み込むように流れ、定
常的な層流であるシースフローを形成する。サンプル液
205は、シース流の中でサンプル流207aとなり一
定速度で流路202を流れる。このとき、サンプル流2
07aは、流路202でその断面がノズル201先端の
形状に近い柱状となる。サンプル流207aは、シース
液206と共に廃液口208から流路202の外部に排
出される。流路202を流れているサンプル流207a
に対し、例えばレーザ光源とレーザ受光素子、あるいは
光源と画像認識素子などのような光学的な非接触の検査
手法を用いることにより、サンプル液205自身、ある
いはサンプル液205の中に含まれる粒子の性質の検査
を行なう。
【0103】ノズル201aは、前記検査の途中、ある
いは次のサンプルの検査の前に、図22に示すノズル2
01bのように、その先端の形状を変化させることがで
きる。すなわち、ノズル先端の幅を、例えば700μm
から200μm程度に変化させることができる。このと
き、同時にサンプルの流量及び、シース液の流量を変化
させてもよい。これらの操作によって、流路202を流
れているサンプル流の形状を図21に示すサンプル流2
07aから、図22に示すサンプル流207bのように
変化させることができる。
【0104】すなわち、サンプル流の断面形状は、ノズ
ル先端の形状によって変化するから、ノズル先端の形状
を制御することにより、サンプル流の幅を、例えば70
0μmから200μm程度にコントロールすることがで
きる。さらに、シース液とサンプル液の流量を、その比
を一定にして変化さると、サンプル流の形状を変えずに
流速のみをコントロールすることができる。
【0105】以上のように制御することによって、次の
ような効果を得ることができる。すなわち、複数の種類
の検査条件に合った幅、厚さ、流速のサンプル流を、同
一のフローセルで、連続して形成することができる。そ
のため、検査の高精度化、流路系と検査光学系の単純
化、検査に必要なサンプルの微量化、及び検査時間の短
縮を図ることができる。
【0106】又、複数の種類のサンプルのそれぞれの特
徴に合った幅、厚さ、流速のサンプル流を、同一のフロ
ーセルで連続して形成することができるので、検査光学
系にとって最適の条件の下で検査が可能であり、検査の
高精度化が図れる。
【0107】本実施例のフローセルにおいては、図2
3、図24に示すようにもノズルの形状を変化させるこ
とができる。図23に示すノズルは、サンプルの通路と
なるチューブ209、チューブ209を両側から挟み込
むように設置された2つのノズル押さえ板201cから
構成されている。
【0108】サンプル液は、サンプル液供給口203か
ら流入され、チューブ209先端部から流路内に一定流
量で吐出される。流路202内では、シース液がサンプ
ル液を包み込むように流れ、定常的な層流であるシース
フローが形成される。サンプル液は、シース流の中でサ
ンプル流207cとなり、一定速度で流路を流れる。こ
のとき、サンプル流207cは、その断面がチューブ2
09先端の形状に近い断面の円柱形状となる。
【0109】図23に示すノズルは、検査の途中、ある
いは次のサンプルの検査の前に、図24に示すように、
ノズル押さえ板201cでチューブ209を挟み込み、
チューブ209を弾性的に変形させることによって、そ
の先端の形状を変えることができる。ノズル押さえ板2
01cは、フローセルの外側に設置したアクチュエータ
によって駆動する。ノズルが微小であり、かつ高精度の
駆動が必要である場合は、ノズル内部に電歪アクチュエ
ータや形状記憶合金等の駆動機構を設けて制御するのが
よい。このような操作によって、ノズル出口の幅を、例
えば700μmから200μm程度に変化させることが
できる。ノズルの変形と同時に、サンプルの流量及びシ
ース液の流量を変化させてもよい。これらの操作によっ
て、サンプル流の形状を、図19に示す円柱形状のサン
プル流207cから、図24に示す楕円柱形のサンプル
流207dに変化させることができる。
【0110】このようにサンプル流形状を変更すること
によって、図23、図24に示した実施例と同様な効果
を得ることができる。すなわち、サンプル流の断面形状
は、ノズル先端の出口形状によって変化するから、ノズ
ル先端の出口形状を制御することにより、例えば700
μmから200μm程度に変化させることができる。さ
らに、シース液とサンプル液の流量を、その比を一定に
して変化さるとサンプル流の形状を変えずに流速のみを
コントロールすることができる。
【0111】又、本実施例のフローセルにおいては、ノ
ズルの形状を図25、図26に示すように変化させるこ
とができる。本実施例のノズルは、図25、図26に示
すように、構成されている。すなわち、図25に示すよ
うに、ノズル201dは、サンプル出口の両側に、2つ
の板状のガイド210aを備えている。
【0112】サンプル液は、サンプル液供給口203か
ら流入され、ノズル201dの出口から流路内に一定流
量で吐出される。流路内では、シース液がサンプル液を
包み込むように流れ、定常的な層流であるシースフロー
が形成される。サンプル液は、シース流の中でサンプル
流207eとなり、一定速度で流路を流れる。このとき
サンプル流207eは、その断面がノズル1dの先端の
形状に近い断面の柱状となる。またサンプル流207e
は、その両側がガイド210aに沿って流れるため、ノ
ズル先端の、シース流との合流部において流れが乱され
にくくなり、安定したサンプル流を形成することが可能
となる。
【0113】図25に示すノズル201dは、検査の途
中、あるいは次のサンプルの検査の前に、図26に示す
ように、ガイド210aを動かしその間隔を変えること
ができる。ガイド210aは、フローセルの外側に設置
したアクチュエータによって駆動される。ノズルが微小
であり、かつ高精度の駆動が必要である場合は、図2
3、図24に示した場合と同様に、ノズル内部に電歪ア
クチュエータや形状記憶合金等の駆動機構を設けるのが
よく、ガイド210aは、その先端の間隔を、例えば7
00μmから200μm程度に変化させることができ
る。又、ノズルの変形と同時に、サンプルの流量及び、
シース液の流量を変化させてもよい。これらの操作によ
って、サンプル流の形状を図25に示すように幅の広い
形状のサンプル流207eから、図26に示すように幅
の狭い形状のサンプル流207fに変化させることがで
きる。このようにサンプル流の形状を変更することによ
って、図23、図24に示した実施例と同様な効果を得
ることができる。
【0114】すなわち、サンプル流の幅は、ノズル先端
のガイドの間隔によって変化するから、ガイドの出口間
隔を制御することにより、例えば700μmから200
μm程度に幅を変化させることができる。また、サンプ
ル液の流量を制御すれば、サンプル流の厚さをコントロ
ールできる。さらにシース液とサンプル液の流量を、そ
の比を一定にして変化さると、サンプル流の形状を変え
ずに流速のみをコントロールすることができる。
【0115】次に、本発明の第6の実施例を図31から
図38を用いて説明する。図31、図32は、それぞれ
本実施例のフローセルを示した斜視図、図33、図3
4、図35、図36、図37、図38は、それぞれサン
プル流の形状を変化させることが可能な別のノズル構成
の例である斜視図である。
【0116】図31に示すように本実施例おいては、フ
ローセルは、隣接する複数の中空パイプで構成されてい
るノズル201hの各流路にそれぞれ独立してつながっ
ているサンプル液供給口203、流路202、流路20
2に接続されたシース液供給口204から構成される。
流路202は、その一部が、例えばガラスなどで構成さ
れ、外部から光学的な方法で内部を検査することができ
る構造になっている。また、流路202は、必ずしも断
面が長方形でまっすぐな筒型でなくともよく、フローセ
ルの条件に合わせて、例えば円筒形の流路、流路が湾曲
した形状をしてもよく、断面積が変化し、拡大流路、縮
流流路となっていても構わない。
【0117】図31に示す実施例おいて、サンプル液2
05を3つ並ぶサンプル液供給口203の中心の流路の
みから供給し、ノズル201hの先端部の中央の出口か
ら流路202内に一定流量で吐出する。一方、シース液
206を、シース液供給部204から流路202内に一
定流量で供給する。こうすることにより、流路202で
は、サンプル液205をシース液206が包み込むよう
に流れ、定常的な層流であるシースフローを形成する。
サンプル液205は、シース流の中でサンプル流207
kとなり、一定速度で流路202を流れる。このときサ
ンプル流207kは流路2内で、その断面がノズル20
1h先端の中央の出口形状に近い柱状となる。サンプル
流207kは、シース液206と共に廃液口208から
流路202の外部に導かれる。このとき、流路202を
流れているサンプル流207kに対し、例えばレーザ光
源とレーザ受光素子、あるいは光源と画像認識素子など
のような、光学的な非接触の検査手法を用いることによ
り、サンプル液205自身、あるいはサンプル液205
の中に含まれる粒子の性質の検査を行なう。
【0118】この検査の途中、あるいは次のサンプルの
検査の前に、サンプル流の幅を変えたいときは、図32
に示すように、サンプル液供給口203からノズル20
1h内の3つ並ぶ流路すべてにサンプル液205を流入
し、ノズル201h先端部の3つの出口全てから流路2
02内にサンプル205を一定流量で吐出する。このと
き、同時にサンプルの流量及び、シース液の流量を変化
させてもよい。これらの操作を行うことによって、流路
202を流れているサンプル流の形状を、図31に示す
サンプル流207kから、図32に示すサンプル流27
lのようにその形状を変更することができる。すなわ
ち、サンプル流の断面形状は、ノズルの複数の流路のう
ち、サンプルを吐出する位置を変えることにより変更で
きる。また、シース液とサンプル液の流量を、その比を
一定にして変化さると、サンプル流の形状を変えずに流
速のみをコントロールすることができる。
【0119】上記のような制御を行うことによって次の
効果を得ることができる。すなわち、複数の種類の検査
条件に合った幅、厚さ、流速のサンプル流を、同一のフ
ローセルで、連続して形成することができる。このた
め、検査の高精度化、流路系と検査光学系の単純化、検
査に必要なサンプルの微量化、及び検査時間の短縮を図
ることができる。又、複数の種類のサンプルの、それぞ
れの特徴に合った幅、厚さ、流速のサンプル流を、同一
のフローセルで連続して形成することができ、検査光学
系にとって最適の条件の下で検査が可能であり、検査の
高精度化が図れる。
【0120】本実施例によれば、複数流路を流れるサン
プルの流動条件を変えることのみでサンプル流の形状を
変化させているので、ノズルの形状や場所を変化させる
必要はなく、ノズルを構成することが容易である。又、
ノズルに設けた複数の流路から異なる種類のサンプルを
流入することにより、同時に複数のサンプルの計測が可
能となる。
【0121】本実施例のフローセルにおいては、図3
3、図34、図35に示すように、ノズル形状を変化さ
せることができる。
【0122】図33に示すノズル201iは、その流路
が隣接する4つの中空パイプで構成されている。この場
合、サンプル液を、図33に示すように4つ並ぶサンプ
ル液供給うちの両側の2つの流路のみから供給し、ノズ
ル201iの先端部の2つの出口から一定流量で吐出す
ると、流路においてサンプル流207mとなり、定常的
な層流であるシースフローが形成されて一定速度で流路
を流れる。このときサンプル流207mは、流路内でそ
の断面がノズル201i先端のサンプルが吐出されてい
る2つの出口形状に近い柱状となる。この流路202を
流れているサンプル流207に対し、例えばレーザ光源
とレーザ受光素子、あるいは光源と画像認識素子などの
ような、光学的な非接触の検査手法を用いることによ
り、サンプル液205自身、あるいはサンプル液205
の中に含まれる粒子の性質の検査が行なわれる。
【0123】又、上述したと同様に、検査の途中あるい
は次のサンプルの検査の前に、図34あるいは図35に
示すように、サンプル液を供給するノズル201i内の
流路を変更し、ノズル201i先端部出口においてサン
プルを吐出する場所を変化させる、あるいはこのとき、
同時にサンプルの流量及び、シース液の流量を変化させ
る操作によって、流路を流れているサンプル流の形状
を、図33に示すサンプル流207mから、図34に示
すサンプル流207n、あるいは図35に示すサンプル
流207oのように、その形状を変化させることができ
る。このようにサンプル流形状を変更させることによっ
て、上記したと同様な効果を得ることができる。すなわ
ち、サンプル流の断面形状は、ノズルの複数の流路のう
ち、サンプルを吐出する位置を変えることにより変更で
き、また、シース液とサンプル液の流量を、その比を一
定にして変化さると、サンプル流の形状を変えずに流速
のみをコントロールすることができる。
【0124】本実施例のフローセルにおいては、図36
に示すように、ノズル形状を変化させることができる。
図36に示すようにノズル201jは、4つの異なるサ
ンプルの流路と、それぞれの流路の先端にサンプルの吐
出口211を備えている。図36に示す場合は、サンプ
ル液205を4つ並ぶサンプル液供給口のうちの上中下
の3つの流路から供給し、ノズル201から216の先
端部のそれぞれのサンプル液供給口に対応する3つのサ
ンプルの吐出口211から一定流量で吐出すると、この
流路では、定常的な層流であるシースフローが形成され
てサンプル流207pとなり、一定速度で流路を流れ
る。このときサンプル流207pの流路内での断面形状
は、ノズル201jの先端でサンプルが吐出されている
3つのサンプル吐出口211を合わせた形状に近い柱状
となる。このとき、流路を流れているサンプル流207
pに対し、上述したような非接触の検査手法を用いるこ
とにより、サンプル液205自身、あるいはサンプル液
205の中に含まれる粒子の性質の検査を行なう。
【0125】又、前述したように、検査の途中あるいは
次のサンプルの検査の前に、サンプル液を供給するノズ
ル201j内の流路を変更し、ノズル201j先端部の
サンプル吐出口211のサンプルを吐出する場所を変化
させる、あるいは同時にサンプルの流量及び、シース液
の流量を変化させる操作によって、流路を流れているサ
ンプル流の形状を変化させることができる。このように
サンプル流の形状を変更させることによって、上述した
ような効果を得ることができる。すなわち、サンプル流
断面の形状は、ノズルの複数の流路のうち、サンプルを
吐出する位置を変えることにより変更することができ
る。また、シース液とサンプル液の流量を、その比を一
定にして変化さると、サンプル流の形状を変えずに流速
のみをコントロールすることができる。
【0126】本実施例のフローセルにおいては、図3
7、図38に示すように、ノズル形状を変化させること
ができる。図37に示す場合においては、ノズル201
kは、隣接する3つの流路と中心の流路出口の両脇に設
置された1組の板状のガイド210eと3つの流路出口
の両脇に設置された1組の板状のガイド210fで構成
される。図37に示すように、サンプル液205を、3
つ並ぶサンプル液供給うちの中心の流路のみから供給
し、ノズル201j先端部の中心の出口から一定流量で
吐出すると、この流路では、定常的な層流であるシース
フローが形成され、サンプル流207qとなり、一定速
度で流路を流れる。このときサンプル流207qは流路
内で、その断面がノズル201k先端のサンプルが吐出
されている出口形状に近い柱状となる。また、サンプル
流207qは、その両側がガイド210fによってガイ
ドされてこのガイド210f沿って流れるため、ノズル
先端のシース流との合流部において流れが乱されにく
く、安定したサンプル流を形成することが可能となる。
この流路を流れているサンプル流7qに対し、例えばレ
ーザ光源とレーザ受光素子、あるいは光源と画像認識素
子などのような、光学的な非接触の検査手法を用いるこ
とにより、サンプル液205自身、あるいはサンプル液
205の中に含まれる粒子の性質の検査を行なう。
【0127】また、上述したと同様に検査の途中、ある
いは次のサンプルの検査の前に、図38に示すようにサ
ンプル液を供給するノズル201k内の流路を変更し、
ノズル201k先端部出口においてサンプルを吐出する
場所を変化させることができ、このとき、あるいはサン
プルの流量及びシース液の流量を変化させる操作によっ
て、流路を流れているサンプル流の形状を、図37に示
すサンプル流207qから、図38に示すサンプル流2
07rのようにその形状を変化させることができる。こ
のようにサンプル流の形状を変更することによって、上
述したような効果を得ることができる。すなわち、サン
プル流の幅及び厚さは、ノズルの複数の流路のうち、サ
ンプルを吐出する位置を変えることにより変更できる。
また、シース液とサンプル液の流量をその比を一定にし
て変化さると、サンプル流の形状を変えずに流速のみを
コントロールすることができる。
【0128】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のフロ−セル
装置によれば、第1に増速流路で流れを安定化でき、ア
スペクト比が大きい扁平な断面を有する扁平形状のサン
プル流を形成することができるので、サンプル液中の被
検粒子を顕微鏡に接続したCCDカメラで撮像する場
合、撮像視野の範囲で、焦点の合った状態で撮像するこ
とができ、撮像の精度向上が実現できる。
【0129】また、増速流路で流れを安定化できるの
で、1000mm/秒以上の高速なサンプル流を形成す
ることができる。
【0130】また、フローセル装置のサンプル液の流
は、安定に流れ、厚さ方向および幅方向の変動およびむ
らを小さくでき、幅方向に速度分布が一様なサンプル流
が実現できる。
【0131】第2にサンプル液を短時間で連続して測定
部であるフローセル装置に供給することができ、特に多
種類のサンプルを連続して測定を行なうことができる。
【0132】また、サンプル液をチューブ等を通して測
定部に導くではなく、測定部のごく近くに直接供給でき
るので、フローセル装置のなかでシースフローが形成さ
れるまでの時間を大幅に短縮できる。
【0133】また、サンプル液が通過する流路は非常に
短いので、洗浄面積を大幅に減少でき、洗浄時間も短縮
できる。
【0134】第3にフローセルのサンプル流は、ガイド
の間隔を調節することによって、サンプル流を撮像部に
最適の幅に設定することができ、撮像倍率の切り替えに
伴って、試料液の幅と厚さと流速を切り替えることがで
きる。
【0135】また、フローセル装置は、全てのサンプル
液が撮像領域を通過し、撮像領域の端で粒子の一部のみ
が撮影されることがないので画像分析が正確に行える。
また、撮像領域を通過するサンプル液の体積を正確に知
ることができる。
【0136】第4に複数の種類の検査条件に合った幅、
厚さ、流速のサンプル流を同一のフローセルで連続して
形成することができる。このため、検査の高精度化、流
路系と検査光学系の単純化、検査に必要なサンプルの微
量化、及び検査時間の短縮を図ることができる。
【0137】又、複数の種類のサンプルの、それぞれの
特徴に合った幅、厚さ、流速のサンプル流を同一のフロ
ーセルで連続して形成することができる。このため、検
査光学系にとって最適の条件の下で検査が可能であり、
検査の高精度化が図れるという効果がある。
【0138】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるサンプル供給手段
の構成を示す斜視図である。
【図2】フローセル1の接続部5及びピペッタ27の先
端部の拡大図である。
【図3】フローセルの主要構成を示す斜視図である。
【図4】ケーシング2の構成を示す斜視図である。
【図5】ノズル3の構成を示す斜視図である。
【図6】フローセルの流れを示す斜視図である。
【図7】フローセルの流れを示す斜視図である。
【図8】フローセルの流れを示す斜視図である。
【図9】図6に示すフローセル1の測定部を上方から見
た平面図である。
【図10】フローセルにおける撮像視野及びサンプル液
の流し方を変える幾つかの方法を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施例であるフロ−セルの構
造を示す斜視図である。
【図12】2重ガイドを設置したノズル3の構成を示す
斜視図である。
【図13】2重ガイドを設置したノズル3の構成を示す
斜視図である。
【図14】2重ガイドを設置したノズルの構成を示す斜
視図である。
【図15】2重ガイドを設置したノズルの構成を示す斜
視図である。
【図16】フローセルの構成を示す斜視図である。
【図17】フローセルの構成を示す斜視図である。
【図18】本発明の第3の実施例であるフローセルの流
れを拡大して示す斜視図である。
【図19】図18の構成を示す斜視図である。
【図20】本発明の第4の実施例であるフローセルの構
成を示す斜視図である。
【図21】本発明の第5の実施例であるフローセルの斜
視図である。
【図22】フローセルの斜視図である。
【図23】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図24】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図25】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図26】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図27】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図28】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図29】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図30】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図31】本発明の第6の実施例であるフローセルの斜
視図である。
【図32】フローセルの斜視図である。
【図33】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図34】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図35】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図36】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図37】ノズルの構成を示す斜視図である。
【図38】ノズルの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…フローセル、2…ケーシング、3…ノズル、4…ホ
ルダ、5…接続部、6…廃液吸引口、7…シース液ポー
ト、8…廃液口、9…Oリング、10…サンプル供給
部、11…シース液供給部、12…縮流板、13…正面
板、14…側面板、15…フランジ、16…ガイド、1
6a…外側ガイド、16b…内側ガイド、17…ズル本
体、18…サンプル流路、19…サンプル吐出口、20
…被検粒子、21…撮像領域、21a…拡大率の大きい
撮像領域、21b…拡大率の小さい撮像領域、22…粒
子検出部、22a…拡大率の大きい粒子検出部、22b
…拡大率の小さい粒子検出部、23…サンプル流、24
…シース流れ方向、25…サンプル流れ方向、26…サ
ンプル液、27…ピペッタ、28…ピペッタアーム、2
9…ピペッタ駆動装置、30…サンプル容器、31…洗
浄槽、32…Oリング、33…2重ガイドノズル本体、
34…2重ガイドノズルカバー1、35…2重ガイドノ
ズルカバー2、36…拡大率の大きい流路、37…拡大
率の小さい流路、38…ノズル本体、39…拡大率の大
きいサンプル流、40…拡大率の小さいサンプル流、1
00…フローセル流路、101…サンプルノズル、10
2…ガイドプレート、103…上シース液、104…下
シース液、105…スリット、106…ホルダ1、10
7…上部プレート、108…ガイド部材、109…ノズ
ル部材、110…下部プレート、111…ホルダ2、1
12…下シース流入口、113…上シース流入口、11
4…廃液口、115…下シース流路、116…サンプル
流路、117…上シース流路、118…観察用窓、11
9…キャピラリ、120…ノズル押さえ、121…ホル
ダ下部1、122…ホルダ上部1、123…ホルダ上部
2、124…ホルダ下部2、125…シース液流入口、
201a…ノズル、201b…ノズルの変形状態、20
1c…ノズル押さえ板、201d、201e…ノズル本
体、201f…外側ノズル本体、201g…内側ノズル
本体、201h、201i…ノズル、201j、201
k、201l、201m…ノズル本体、202…流路、
203…サンプル液供給口、204…シース液供給口、
205…サンプル液、206…シース液、207a、2
07c、207e、207g、207i、207k、2
07m、207q、207s、207u…サンプル流
(1)、207b、207d、207f、207h、2
07j、207l、207n、207r、207t、2
07v…サンプル流(2)、207o…サンプル流
(3)、207p…サンプル流、208…廃液口、20
9…弾性チューブ、210a、210b…ガイド、21
0c、210f、210h…外側ガイド、210d、2
10e、210i…内側ガイド、210g…ガイド、2
11…サンプル吐出口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 雅治 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 矢辺 良平 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測機事業部内 (72)発明者 大木 博 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 堀内 秀之 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測機事業部内 (72)発明者 桜庭 伸一 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日立 製作所計測機事業部内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプル液をシ−ス液で包み込んだシ−ス
    フロ−を形成するフロ−セル装置において、前記サンプ
    ル液の流れが厚さが薄く幅が広い扁平状に形成されるも
    のであって、上流側に形成される縮流流路と、該縮流流
    路に接続された平行流を形成する測定部と、該測定部の
    後流側に形成される減速流路部を備えたことを特徴とす
    るフロ−セル装置。
  2. 【請求項2】サンプル液をシ−ス液で包み込んだシ−ス
    フロ−を形成するフロ−セル装置において、前記サンプ
    ル液の流れが厚さが薄く幅が広い扁平状に形成されるも
    のであって、該サンプル液の流れを増速する流路と該増
    速する流路の下流側に測定を行う平行流を形成するよう
    に構成されたことを特徴とするフロ−セル装置。
  3. 【請求項3】サンプル液を供給するためのサンプル液供
    給部と、該サンプル液を包み込みシ−スフロ−を形成す
    るためのシ−ス液供給部と、該シ−スフロ−を流す流路
    を備えたフロ−セル装置において、前記流路が扁平状に
    かつ前記サンプル液の幅を可変となるように構成される
    ものであって、上流側から下流側にかけて縮流流路と、
    平行流路が構成されていることを特徴とするフロ−セル
    装置。
  4. 【請求項4】サンプル液を供給するためのサンプル液供
    給部と、該サンプル液を包み込みシ−スフロ−を形成す
    るためのシ−ス液供給部と、該シ−スフロ−を流す流路
    を備えたフロ−セル装置において、該流路が透明な材質
    の正面板と、該正面板に接合され流れ方向の断面形状が
    台形状の縮流板と、それらの側面に接合された側面板か
    ら構成されることを特徴とするフロ−セル装置。
  5. 【請求項5】一方のシ−ス液流入口が設けられた上部プ
    レ−トと、他方のシ−ス液流入口が設けられた下部プレ
    −トと、該上部プレ−トと下部プレ−トとの間にスリッ
    トが設けられシ−ス液の流路が形成されたガイドプレ−
    トとサンプル液の流路とサンプル液用ノズルが形成され
    たノズル部材とを重ね合わせるように接合してシ−スフ
    ロ−の流路を形成したことを特徴とするフロ−セル装
    置。
  6. 【請求項6】内部にサンプル液の流路が形成され、該流
    路と接続されたノズルが形成されたガイドプレ−トが取
    り付けられたノズル押えと、該ガイドプレ−トを取り囲
    むように取り付けられ、シ−スフロ−を形成するための
    キャピラリ−と、シ−ス液流入口を有し前記ノズル押え
    とキャピラリ−を固定するためのホルダを備えたことを
    特徴とするフロ−セル装置。
  7. 【請求項7】サンプル液供給用のピペッタと、該ピペッ
    タを駆動するためのピペッタ駆動装置と、シ−ス液を供
    給するシ−ス液供給装置と、前記サンプル液をシ−ス液
    で包み込んだシ−スフロ−を形成するための流路を具備
    したフロ−セル装置において、該フロ−セル装置の前記
    ピペッタとの接続部に前記ピペッタと密着して接続する
    ためのシ−ル部を設けたことを特徴とするフロ−セル装
    置。
  8. 【請求項8】サンプル液をシース液で包みこんだシ−ス
    フロ−を形成するフローセル装置において、前記シ−ス
    フロ−の流れの方向をx軸、幅方向をy軸、高さ方向を
    z軸としたとき、上流側からx軸方向に沿ってz軸方向
    の寸法が減少され増速する流れ区間と、z軸方向の寸法
    が同一に形成され平行流が形成される流れ区間とが形成
    されていることを特徴とするフローセル装置。
  9. 【請求項9】前記縮流流路の上流側に平行流路部を具備
    する請求項1又は3に記載のフロ−セル装置。
  10. 【請求項10】前記縮流流路が単調に増速する流れであ
    る請求項1又は3に記載のフロ−セル装置。
  11. 【請求項11】前記平行流路の流れが1000mm/秒
    以上のサンプル流である請求項1から3、8のいずれか
    に記載のフロ−セル装置。
  12. 【請求項12】前記平行流路が測定部であってサンプル
    液の厚みが顕微鏡で撮像できる厚さにほぼ一致させて形
    成されている請求項1から3、8のいずれかに記載のフ
    ロ−セル装置。
  13. 【請求項13】前記サンプル液がノズルから流出される
    ものであって、該ノズルがガイドを備え、かつ該ガイド
    により前記サンプル流の幅を一定に保つようにした請求
    項1から4、8のいずれかに記載のフロ−セル装置。
  14. 【請求項14】前記ガイドが複数個形成されるものであ
    って、該ガイドにより前記サンプル流の幅を可変にする
    ようにした請求項13に記載のフロ−セル装置。
  15. 【請求項15】前記サンプル流の幅が可変となるように
    形成されるものであって、前記測定部における測定系の
    倍率に応じて前記サンプル流の幅を変える請求項14に
    記載のフロ−セル装置。
  16. 【請求項16】前記ノズルの流出口が流れ方向側に突き
    出された少なくとも2つの突起を有するものであり、前
    記x−z平面に対し面対称になるように形成されている
    請求項15に記載のフロ−セル装置。
  17. 【請求項17】前記平行流の後流側にz軸方向の寸法が
    緩やかに増大される減速される流れ区間が形成されてい
    る請求項8に記載のフロ−セル装置。
  18. 【請求項18】前記ノズルの出口の突起がx−y平面と
    平行な1組の平板状である請求項13に記載のフローセ
    ル装置。
  19. 【請求項19】前記ノズルの出口の突起がx−z平面と
    平行な少なくとも2組の平板状である請求項14に記載
    のフローセル装置。
  20. 【請求項20】前記ノズルが前記平行流の流れ区間に突
    き出し、該ノズルの出口のx軸断面が、y軸方向とz軸
    方向に対して異なる寸法を有するものである請求項13
    又は14に記載のフローセル装置。
  21. 【請求項21】前記ノズルと接続されたサンプル液供給
    部を有し、サンプル液を吐出するためのピペッタを前記
    サンプル供給部に直接密着して、サンプル液を供給する
    請求項13に記載のフローセル装置。
  22. 【請求項22】前記サンプル供給部にフロ−セル装置を
    洗浄したときの廃液を排出するための廃液口を具備して
    いる請求項21に記載のフロ−セル装置。
  23. 【請求項23】前記測定部でサンプル液の測定中に、サ
    ンプル供給手段によりサンプル液の供給量とシース液の
    供給量を変更するように構成した請求項12に記載のフ
    ロ−セル装置。
  24. 【請求項24】前記流路が透明な板状部材の接合によっ
    て形成されている請求項1から8のいずれかに記載のフ
    ローセル装置。
  25. 【請求項25】前記ノズルが、板状の部材の接合によっ
    て形成されている請求項13に記載のフローセル装置。
  26. 【請求項26】前記ノズルが、中空の部材の一部を切り
    欠くことによって形成されいる請求項13に記載のフロ
    ーセル装置。
  27. 【請求項27】前記流路を構成する流路構成部品と、前
    記ノズルとサンプルの供給部とを密着して接続するホル
    ダを備えた請求項5に記載のフローセル装置。
  28. 【請求項28】被検査液をシース液で包みこんだシース
    フローの流れの方向をx軸として、該x軸方向に沿う流
    れ区間と、該流れ区間の上流側に接続する少なくとも1
    つのシース液体供給口と、前記流れ区間の下流側に接続
    する少なくとも1つの廃液口と、前記流れ区間に突き出
    されたサンプル液体を吐出するノズルを備えたフローセ
    ル装置であって、少なくとも前記被検査液の流量、シー
    ス液の流量、ノズルの形状のいずれかを変化させること
    によって、被検査液の流速、サンプル断面形状を複数種
    類に変更することを特徴とするフローセル装置。
  29. 【請求項29】被検査液をシース液で包みこんだシース
    フローの流れの方向をx軸として、該x軸方向に沿う流
    れ区間と、該流れ区間の上流側に接続する少なくとも1
    つのシース液体供給口と、前記流れ区間の下流側に接続
    する少なくとも1つの廃液口と、前記流れ区間に突き出
    されたサンプル液体を吐出する出口を備えているフロー
    セル装置であって、少なくとも前記被検査液の流量、シ
    ース液の流量、ノズルの形状のいずれかを複数組みあわ
    せて変化させることによって、前記被検査液の流れの流
    速、前記x軸に垂直な断面のy軸方向の幅、x軸に垂直
    な断面のz軸方向の幅をそれぞれ独立に変更することを
    特徴とするフローセル装置。
  30. 【請求項30】前記ノズルの出口部の形状を変化させる
    ことによって、前記被検査液の流速、y軸方向の幅、z
    軸方向の幅をそれぞれ独立に制御する請求項27に記載
    のフローセル装置。
  31. 【請求項31】前記ノズルの出口部の形状変化が出口の
    大きさを変化させるものである請求項27、28又は2
    9に記載のフローセル装置。
  32. 【請求項32】前記ノズルの出口部が弾性体のチューブ
    で構成され、弾性体を変形させることにより、ノズルの
    出口部の形状を変化させるものである請求項27、28
    又は29に記載のフローセル装置。
  33. 【請求項33】前記ノズルの出口部が1対以上の板状の
    ガイドを備えたものであって、該ガイドの姿勢を変化さ
    せることによりノズル出口の形状を変化させるものであ
    る請求項27、28又は29に記載のフローセル装置。
  34. 【請求項34】前記ノズルの出口部の形状変化が前記流
    路に対するノズル姿勢を変化させるものである請求項2
    7、28又は29に記載のフローセル装置。
  35. 【請求項35】前記ノズルの出口内側に大きさの異なる
    内側のノズルを備え、かつ該内側のノズルを突出させる
    ことによりノズル出口の形状を変化させるものである請
    求項27に記載のフローセル装置。
  36. 【請求項36】前記ノズル出口部が異なる流路に接続さ
    れた複数のサンプル液の出口を有するように形成された
    ものであって、該サンプル液を吐出する出口を変更する
    ことにより前記被検査液の流速、断面形状をそれぞれ独
    立に制御する請求項28又は29に記載のフローセル装
    置。
  37. 【請求項37】前記複数のサンプル液の出口部が複数の
    対の板状のガイドを備えたものである請求項35に記載
    のフローセル装置。
  38. 【請求項38】前記ノズルの出口部が1対以上のガイド
    を有するものであって、該ガイドを乗り越えるサンプル
    液の量を調整することにより、前記被検査液の流速、y
    軸方向の幅、z軸方向の幅をそれぞれ独立に制御する請
    求項27、28又は29に記載のフローセル装置。
  39. 【請求項39】前記ノズルの出口部にx軸と平行に1対
    の外側のガイドが設置され、該ガイドの内側に該ガイド
    よりも小さい1対の第2のガイドを内側に向かうように
    角度をもって設置した請求項28又は29に記載のフロ
    ーセル装置。
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