JPH06281483A - 空気流量計 - Google Patents

空気流量計

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Publication number
JPH06281483A
JPH06281483A JP5066765A JP6676593A JPH06281483A JP H06281483 A JPH06281483 A JP H06281483A JP 5066765 A JP5066765 A JP 5066765A JP 6676593 A JP6676593 A JP 6676593A JP H06281483 A JPH06281483 A JP H06281483A
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air
air flow
flow
flow meter
upstream end
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JP5066765A
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English (en)
Inventor
Akira Takashima
晃 高島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F5/00Measuring a proportion of the volume flow
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/6842Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow with means for influencing the fluid flow
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F15/00Details of, or accessories for, apparatus of groups G01F1/00 - G01F13/00 insofar as such details or appliances are not adapted to particular types of such apparatus

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気系の構造部材を設けることなく正確に流
量を検出することができる空気流量計を提供する。 【構成】 本空気流量計は、エンジンへ空気を供給する
吸気通路内に位置するように取り付けられ、上記吸気通
路の一部を構成する管路1及び上記吸気通路内の空気流
量に応じた電気的出力を発生する感熱式流量検出素子2
とを備えた空気流量計であって、上記管路にその内部に
向けて旋回流を発生させる、整流コーン3A及びガイド
ベーン3Bからなる旋回流発生手段3を設けると共に、
この整流コーン3A及びガイドベーン3Bの一部を上記
管路1の上流端開口面より上流側へ突出する突出部とし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンの電子制御
に用いられるエンジン吸入空気量を検出する空気流量計
(以下、「エアフローセンサ」と称す。)に関し、特に
エアクリーナの下流側に配設され、偏流の顕著な流れに
対しても本来の特性がその流れに影響されないエアフロ
ーセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアフローセンサとしては、例え
ば、特開昭63−243721号公報、特開昭58−1
11720号公報、特開昭62−187219号公報、
特開昭58−61411号公報、特開昭57−1030
61号公報等に記載されたものが知られている。図12
は特開昭63−243721号公報に記載されたエンジ
ン吸入空気量検出装置の吸気構造を示す断面図であり、
同図において、11はホットワイヤ式エアフローセン
サ、12はこのホットワイヤ式エアフローセンサの上流
側に配設された旋回流形成流路、13はエアクリーナ
で、上記旋回流形成流路12によって吸入空気中の帯電
ダストを除去するようにしている。また、図13は特開
昭58−111720号公報に記載された吸気構造を示
す断面図であり、同図において、21はエアフローセン
サ、22はこのエアフローセンサ21とこの上流側に配
設されたエアクリーナ23内に配設されたガイドパイプ
で、このガイドパイプ22によってエアクリーナ23の
通気口近傍の形状によって発生する伴流(ウェイク)の
影響による吸入空気の乱れを緩和するようにしている。
図14は特開昭62−187219号公報に記載された
吸気構造を示す断面図であり、31はエアフローセン
サ、32はこのエアフローセンサ31の上流端に取り付
けられたハニカム整流子で、このハニカム整流子32に
よってエアフローセンサ31の出力信号の乱れを抑制す
るようにしている。図15は特開昭58−61411号
公報に記載された吸気構造を示す断面図であり、同図に
おいて、41はエアフローセンサ、42はこのエアフロ
ーセンサ41が取り付けられた整流管、43はこの整流
管42の上流側に配設されたエアクリーナ、44はこの
エアクリーナ43内に位置させて上記整流管42の上流
端に取り付けられた整流格子で、この整流格子44によ
ってエアクリーナ43からの空気流を整流すると共に上
記整流管42によってこの空気流の乱れを減衰させるよ
うにしている。また、図16は特開昭57−10306
1号公報に記載された吸気構造を示す断面図であり、同
図において、51はエアフローセンサ、52はこのエア
フローセンサ51とエアクリーナ53との間に介装され
た曲管、54はこの曲管52の下流端に取り付けられた
整流格子で、上記曲管52によってエアクリーナ53か
らの空気の流れる方向を変化させると共に上記整流格子
54によって上記曲管52で生じる空気の乱れを整流す
るようにしている。
【0003】つまり、上述した従来のエアフローセンサ
は、いずれもエアクリーナの下流側に配設され、エアク
リーナから流入した空気流を整流手段によって整流する
ことによりその乱れを抑制したり、あるいは空気流の流
通路となる管路を特殊構造にして空気流の乱れを抑制す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エアフローセンサの場合には、いずれも吸気系に構造部
材がなければエアクリーナの形状による吸気流の乱れを
抑制したり緩和したりすることができないため、エアフ
ローセンサによる出力値が安定せず、またエアフローセ
ンサの汚損によって正確な流量計測を行なうことができ
ないという課題があった。
【0005】また、従来のエアフローセンサの場合に
は、吸気系の整流手段及びその整流された空気流の管路
等の構造部材が必要なため、吸気系のレイアウトが構造
部材によって制約されるという課題があった。より具体
的には例えば、エアクリーナ内部に整流管あるいはガイ
ドパイプを取り付ける場合には、これらの構造部材を取
り付ける空間が必要であり、そのためエアクリーナの形
状が制約されたり、エアクリーナの出口とエアフローセ
ンサとの間に管路を設けなくてはならないなどという課
題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、吸気系の構造部材を設けることなく正確に
流量を検出することができる空気流量計を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の空気流量計は、エンジンへ空気を供給する吸気通路内
に位置するように取り付けられ、上記吸気通路の一部を
構成する管路及び上記吸気通路内の空気流量に応じた電
気的出力を発生する検出素子とを備えた空気流量計であ
って、上記管路にその内部に向けて旋回流を発生させる
旋回流発生手段を設けると共に、この旋回流発生手段に
上記管路の上流端開口より上流側へ突出する突出部を設
けたものである。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の空気流量
計は、請求項1に記載の発明において、上記旋回流発生
手段は、上記管路の上流端開口の略中心に配設された整
流コーンとこの整流コーンを支持する少なくとも1枚の
ガイドベーンとを備え、上記突出部を整流コーン及びガ
イドベーンの一部で構成したものである。
【0009】また、本発明の請求項3に記載の空気流量
計は、請求項2に記載の発明において、上記管路の軸方
向断面の上流端形状を、上記整流コーン及び上記ガイド
ベーンの湾曲形状に倣って上流端に向けて拡径させたも
のである。
【0010】また、本発明の請求項4に記載の空気流量
計は、請求項3に記載の発明において、上記整流コーン
の下流端に上記検出素子を取り付けたものである。
【0011】また、本発明の請求項5に記載の空気流量
計は、請求項4に記載の発明において、上記管路に、そ
の内径が上記検出素子より上流側で最小になるベンチュ
リ部を設けたものである。
【0012】また、本発明の請求項6に記載の空気流量
計は、請求項5に記載の発明において、上記整流コーン
の下流端に、少なくとも上記検出素子の一部を囲む検出
流路を設けたものである。
【0013】また、本発明の請求項7に記載の空気流量
計は、請求項5または請求項6に記載の発明において、
上記ガイドベーンに、空気の流れ方向に対して後退角を
設け且つ上記管路の中心軸を含む面に対して迎え角を設
け、更に上記管路の半径を含む面に対して迎え角を設け
たものである。
【0014】また、本発明の請求項8に記載の空気流量
計は、請求項1に記載の発明において、上記旋回流発生
手段は、ドームとして形成され且つ旋回流を発生させる
開口部が少なくとも1箇所形成されてなるものである。
【0015】
【作用】本発明の請求項1に記載の発明によれば、空気
流量計をエンジンへ空気を供給する吸気通路内に位置す
るように取り付ければ、吸気通路を流れる空気が旋回流
発生手段の突出部に沿って管路の内部に向けて旋回流を
発生しながら管路の上流端開口から検出素子へ流入した
後、この検出素子によって空気流量を検出することがで
きる。
【0016】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、上記旋回流発生
手段の整流コーン及び少なくとも1枚のガイドベーンの
突出する一部によって管路上流端での空気の流入面積を
拡大したため、その周囲から空気を集めることができ
る。
【0017】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項2に記載の発明において、上記管路の軸方
向断面の上流端形状が上記整流コーン及び上記ガイドベ
ーンの湾曲形状により上流端に向けて拡径しているた
め、上記管路の上流端開口から流入する空気の流速を漸
次加速して空気流の乱れを抑制することができる。
【0018】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項3に記載の発明において、上記整流コーン
の下流端に上記検出素子を取り付けたため、上記管路の
上流端開口から流入する乱れの抑制された空気の流量を
検出素子を検出することができる。
【0019】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、請求項4に記載の発明において、上記管路に、そ
の内径が上記検出素子より上流側で最小になるベンチュ
リ部を設けたため、ベンチュリ部で空気の流速を最大に
すると共にその乱れを最も抑制した後、その空気の流量
を検出素子で検出することができる。
【0020】また、本発明の請求項6に記載の発明によ
れば、請求項5に記載の発明において、上記整流コーン
の下流端に、少なくとも上記検出素子の一部を囲む検出
流路を設けたため、検出流路により空気に乱れのない雰
囲気を確保することができる。
【0021】また、本発明の請求項7に記載の発明によ
れば、請求項6に記載の発明において、上記ガイドベー
ンに、空気の流れ方向に対して後退角を設け且つ上記管
路の中心軸を含む面に対して迎え角を設け、更に上記管
路の半径を含む面に対して迎え角を設けたため、後退角
により管路の内周面での境界層の発生を抑制すると共
に、迎え角により旋回流を発生させながら管路の上流端
開口へ空気を流入させることができる。
【0022】また、本発明の請求項8に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、上記旋回流発生
手段をドームにすると共に旋回流を発生させる開口部を
少なくとも1箇所に形成したため、ドームに沿って流れ
る空気が開口部から流入する際に、この開口部で旋回流
を発生させて空気流の乱れを抑制することができる。
【0023】
【実施例】以下、図1〜図11に示す実施例に基づいて
本発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の空気流
量計の一実施例を示す断面図、図2は図1に示す空気流
量計を上流側からの正面図、図3は図1に示す空気流量
計を下流側からの正面図、図4及び図5はそれぞれ図1
に示す空気流量計内に流入する空気の流れを説明する要
部断面、図6は図1に示す空気流量計内に流入する空気
の流れを説明する上流側の要部を示す正面図、図7は図
1に示す空気流量計で空気流量を検出素子で検出する際
の空気流を説明する要部斜視図、図8は本発明の他の空
気流量計の要部を示す斜視図、図9は図8に示す空気流
量計の断面を示す断面図、図10は図8に示す空気流量
計の上流側からの正面図、図11は図8に示す空気流量
計を分解した要部示す斜視図で、同図(a)は第1開口
部3C、第2開口部3Eが1箇所に形成されているもの
と仮定した場合、その部分を切り出して示す分解斜視
図、同図(b)は同図(a)で切り出した部分の要部を
示す斜視図である。
【0024】実施例1.本実施例の空気流量計(以下、
「エアフローセンサ」と称す。)は、図1〜図3に示す
ように、エンジンへ空気を供給する吸気通路の一部を構
成する管路1及び上記吸気通路内の空気流量に応じた電
気的出力を発生する感熱式流量検出素子2とを備え、上
記管路1にその内部に向けて旋回流を発生させる旋回流
発生手段3が設けられ、吸気通路内に位置させて取り付
けるように構成されている。
【0025】上記旋回流発生手段3は、管路1の上流端
開口部の中心に軸方向に沿って配置され且つ紡錘状に形
成された整流コーン3Aと、この整流コーン3Aをその
先端側で上記整流コーン3Aをその周面の上流端から下
流側中程まででそれぞれ支持し且つ基端が上記管路1の
上流端開口部の内面に固定された4枚のガイドベーン3
Bとから構成されている。そして、上記整流コーン3A
の下流端には上記感熱式流量検出素子2及びこの感熱式
流量検出素子2を隙間を隔てて囲み且つ空気流の検出流
路を形成する検出管路4が取り付けられている。この検
出管路4の下流端には逆流阻止部材5が配設され、この
逆流阻止部材5によって下流側からの非定常な空気の流
れ及び空気の逆流を阻止するように形成されている。こ
の逆流阻止部材5は、図1及び図7に示すように、半球
状に形成された逆流阻止部5Aと、この逆流阻止部5A
を四方から支持する支持棒5Bとから構成され、この支
持棒5Bの一端が上記管路1の内周面に固定されてい
る。
【0026】また、上記旋回流発生手段3を構成する整
流コーン3A及びガイドベーン3Bは、図1に示すよう
に、それぞれの中央部が上記管路1の上流端開口から上
流側へ突出して突出部を構成している。また、上記整流
コーン3Aと上記には空気の流れ方向に対して後退角が
設けられ且つ上記管路1の中心軸を含む面に対して迎え
角が設けられ、更に上記管路1の半径を含む面に対して
迎え角が設けられている。従って、このガイドベーン3
Bは、図1、図2に示すように、上流側端縁が上記整流
コーン3Aの上流端から管路1の上流端に向けて下降傾
斜していると共に、下流端縁も下降傾斜し且つ上流端縁
より反時計方向に多少ずれて位置するように湾曲形成さ
れ、上記整流コーン3Aの作用と相俟って管路1内に流
入する空気に旋回流を付与するように構成されている。
また、このガイドベーン3Bを支持する管路1の開口端
部1Aは上記整流コーン3A及び上記ガイドベーン3B
の湾曲形状に倣ってやや下流側から上流端に向けて円弧
状に拡径されていると共に管路1の内径が上記感熱式流
量検出素子2よりやや上流側、即ち上記拡径始端で最小
になるベンチュリ部1Bが設けられており、これら開口
端部1A及びベンチュリ部1Bとで上記旋回流発生手段
3によって作られた空気の旋回流を管路1の軸芯方向へ
集めるように構成されている。また、上記管路1には上
記ベンチュリ部1Bから下流側に向けてディフューザ部
1Cとして形成されている。
【0027】次に、上記エアフローセンサの動作につい
て説明する。エンジンへ空気を供給するために空気が吸
気通路に吸入されると、この空気はエアフローセンサの
旋回流発生手段3によって旋回されながら管路1内に供
給される。即ち、まず旋回流発生手段3の突出部である
整流コーン3A及びガイドベーン3Bの上流端部と管路
1の開口端に形成された開口部から空気が流入する。と
ころがこの開口部の面積は管路1の軸方向に直交する流
路面積より大きく、コンストラクションが拡大している
ため、空気がこの開口部の周囲から集められて流入する
が、この際空気の流速が図4、図5で示すようにベンチ
ュリ部1Bにより漸次加速されて上流側での空気流の乱
れが減少する反面、この加速によって圧力損失が流速の
2条に比例して増大する。ところが、ベンチュリ部1B
を通過した空気流は図5で示すディフューザ部1Cで減
速されてベンチュリ部1Bで生じた圧力損失を回復す
る。そして、このディフューザ部1Cを流れる空気流は
ガイドベーン3Bの後退角によってディフューザ部1C
の壁面での剥離が抑制され、空気流の乱れが防止され
る。また、この空気流はガイドベーン3Bの迎え角によ
って図6で示すように中心に向かう流れのベクトルを生
じ、反時計方向へ旋回しながら同図矢示のように管路1
の内部へ流入する。
【0028】中心に向かう空気流は、整流コーン3Aの
周面に沿って流れ、図7で示すように検出管路4内へ整
流された状態で流入し、整流コーン3Aの下流端に取り
付けられた感熱式流用検出素子2によって空気流量が検
出され、その後下流側の逆流阻止部材5の逆流阻止部5
Aに案内されて検出管路4から更に下流側へ流れ、他の
流れと合流する。この際、逆流阻止部材5の下流側での
空気の非定常な流れやその逆流は逆流阻止部材5によっ
て阻止される。従って、検出管路4内では感熱式流用検
出素子2によって空気流量を正確に検出することができ
る。
【0029】以上説明したように本実施例によれば、エ
アフローセンサを吸気通路の一部として組み込むことが
でき、しかもエアクリーナ出口での空気の流れを決定す
ると共にその流れを安定化する旋回流発生手段3を設け
たため、感熱式流用検出素子2周囲での空気の流れが周
囲に影響され難く、流れが安定し、空気流量を正確且つ
安定に検出することができ、しかも装置自体をコンパク
トにすることができる。
【0030】実施例2.本実施例のエアフローセンサを
実施例1と同一または相当部分には同一符号を付して説
明すると、このエアフローセンサは、図8、図9に示す
ように、エンジンへ空気を供給する吸気通路の一部を構
成する管路1及び上記吸気通路内の空気流量に応じた電
気的出力を発生する感熱式流量検出素子2とを備え、上
記管路1にその内部に向けて旋回流を発生させる旋回流
発生手段3が設けられ、エアクリーナとの接合部6を介
してエアクリーナ(図示せず)に取り付けるように構成
されている。尚、上記接合部6はエアクリーナの形状に
即して形成され、本実施例では矩形状に形成されてい
る。
【0031】上記旋回流発生手段は、図8、図9に示す
ように、上記管路1の上流端から上流側へ突出するドー
ム3として上記接合部6及び管路1と一体的に形成され
ている。そして、このドーム3にはその上流端近傍から
接合部6に至るスリット状の第1開口部3Cが放射状に
4箇所形成されている。つまり、このドーム3を図10
に示すように上流側から見ると、ドーム3は互いに90
°の角をなす各第1開口部3Cで区画された略扇形状の
ドーム要素3Dの集合体として構成され、各ドーム要素
3Dはそれぞれの上流端が管路1の軸線の延長上で連結
されている。そして、各ドーム要素3Dは、その下流端
が図11(a)、(b)に示すように右側から左側へ下
降傾斜して管路1の内周面1に連結されていると共に、
図10に示すように管路1の内周面との間に周方向へ漸
次拡大する円弧状の第2開口部3Eを形成している。従
って、この第2開口部3Eから流入する空気は下降傾斜
するドーム要素3Dの下端に沿って第1開口部3C側へ
案内されて管路1内へ旋回流を作りながら間熱式流量検
出素子2へ流れ込むように構成されている。尚、図11
においてX、Y、Zはそれぞれ同一ポイントを示してい
る。
【0032】次に、上記エアフローセンサの動作につい
て説明する。エンジンへ空気を供給するために空気が吸
気通路に吸入されると、この空気はエアフローセンサの
旋回流発生手段によって旋回されながら管路1内に供給
される。即ち、まず旋回流発生手段の突出部であるドー
ム3の第1開口部3Cから空気が流入する。また、これ
と並行して管路1の内周とドーム3の外周面に沿って形
成された第2開口部3Eから空気が流入する、この空気
は傾斜する各ドーム要素3Dの下端にガイドされて旋回
流を発生しながら第1開口部3Cから流入する空気に合
流する。合流した空気は感熱式流量検出素子2を通過し
て管路1の下流端へ流れる。この際、感熱式流量検出素
子2によって空気の流量が検出する。従って本実施例に
おいても、実施例1に準じた作用効果を期することがで
きる。
【0033】尚、本発明は、上記各実施例に何等制限さ
れるものでない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の発明によれば、管路にその内部に向けて旋回流を
発生させる旋回流発生手段を設けると共に、この旋回流
発生手段に上記管路の上流端開口より上流側へ突出する
突出部を設けたため、吸気系の構造部材を設けることな
く正確に流量を検出することができる空気流量計を提供
することができる。
【0035】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、上記旋回流発生
手段の整流コーン及び少なくとも1枚のガイドベーンの
突出する一部によって管路上流端での空気の流入面積を
拡大したため、その周囲から空気を集める空気流量計を
提供することができる。
【0036】また、本発明の請求項3に記載の発明によ
れば、請求項2に記載の発明において、上記管路の軸方
向断面の上流端形状が上記整流コーン及び上記ガイドベ
ーンの湾曲形状により上流端に向けて拡径しているた
め、上記管路の上流端開口から流入する空気の流速を漸
次加速して空気流の乱れを抑制する空気流量計を提供す
ることができる。
【0037】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項3に記載の発明において、上記整流コーン
の下流端に上記検出素子を取り付けたため、上記管路の
上流端開口から流入する乱れの抑制された空気の流量を
検出素子を検出する空気流量計を提供することができ
る。
【0038】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、請求項4に記載の発明において、上記管路に、そ
の内径が上記検出素子より上流側で最小になるベンチュ
リ部を設けたため、ベンチュリ部で空気の流速を最大に
すると共にその乱れを最も抑制した後、その空気の流量
を検出素子で検出する空気流量計を提供することができ
る。
【0039】また、本発明の請求項6に記載の発明によ
れば、請求項5に記載の発明において、上記整流コーン
の下流端に、少なくとも上記検出素子の一部を囲む検出
流路を設けたため、検出流路により空気に乱れのない雰
囲気を確保する空気流量計を提供することができる。
【0040】また、本発明の請求項7に記載の発明によ
れば、請求項6に記載の発明において、上記ガイドベー
ンに、空気の流れ方向に対して後退角を設け且つ上記管
路の中心軸を含む面に対して迎え角を設け、更に上記管
路の半径を含む面に対して迎え角を設けたため、後退角
により管路の内周面での境界層の発生を抑制すると共
に、迎え角により旋回流を発生させながら管路の上流端
開口へ空気を流入させる空気流量計を提供することがで
きる。
【0041】また、本発明の請求項8に記載の発明によ
れば、請求項1に記載の発明において、上記旋回流発生
手段をドームにすると共に旋回流を発生させる開口部を
少なくとも1箇所に形成したため、ドームに沿って流れ
る空気が開口部から流入する際に、この開口部で旋回流
を発生させて空気流の乱れを抑制する空気流量計を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気流量計の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】図1に示す空気流量計を上流側からの正面図で
ある。
【図3】図1に示す空気流量計を下流側からの正面図で
ある。
【図4】図1に示す空気流量計内に流入する空気の流れ
を説明する要部断面である。
【図5】図1に示す空気流量計内に流入する空気の流れ
を説明する要部断面である。
【図6】図1に示す空気流量計内に流入する空気の流れ
を説明する上流側の要部を示す正面図である。
【図7】図1に示す空気流量計で空気流量を検出素子で
検出する際の空気流を説明する要部斜視図である。
【図8】本発明の他の空気流量計の要部を示す斜視図で
ある。
【図9】図8に示す空気流量計の断面を示す断面図であ
る。
【図10】図8に示す空気流量計の上流側からの正面図
である。
【図11】図8に示す空気流量計を分解した要部示す要
部斜視図で、同図(a)は第1開口部3C、第2開口部
3Eが1箇所に形成されているものと仮定した場合、そ
の部分を切り出して示す分解斜視図、同図(b)は同図
(a)で切り出した部分の要部を示す斜視図である。
【図12】従来の空気流量計を用いた吸気系の構造の一
例を示す断面図である。
【図13】従来の空気流量計を用いた吸気系の構造の他
の例を示す断面図である。
【図14】従来の空気流量計を用いた吸気系の構造の更
に他の例を示す断面図である。
【図15】従来の空気流量計を用いた吸気系の構造の更
に他の例を示す断面図である。
【図16】従来の空気流量計を用いた吸気系の構造の更
に他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 管路 2 感熱式流量検出素子 3 旋回流発生手段 3A 整流コーン 3B ガイドベーン 4 検出管路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンへ空気を供給する吸気通路内に
    位置するように取り付けられ、上記吸気通路の一部を構
    成する管路及び上記吸気通路内の空気流量に応じた電気
    的出力を発生する検出素子とを備えた空気流量計であっ
    て、上記管路にその内部に向けて旋回流を発生させる旋
    回流発生手段を設けると共に、この旋回流発生手段に上
    記管路の上流端開口より上流側へ突出する突出部を設け
    たことを特徴とする空気流量計。
  2. 【請求項2】 上記旋回流発生手段は、上記管路の上流
    端開口の略中心に配設された整流コーンとこの整流コー
    ンを支持する少なくとも1枚のガイドベーンとを備え、
    上記突出部を整流コーン及びガイドベーンの一部で構成
    したことを特徴とする請求項1に記載の空気流量計。
  3. 【請求項3】 上記管路の軸方向断面の上流端形状を、
    上記整流コーン及び上記ガイドベーンの湾曲形状に倣っ
    て上流端に向けて拡径させたことを特徴とする請求項2
    に記載の空気流量計。
  4. 【請求項4】 上記整流コーンの下流端に上記検出素子
    を取り付けたことを特徴とする請求項3に記載の空気流
    量計。
  5. 【請求項5】 上記管路に、その内径が上記検出素子よ
    り上流側で最小になるベンチュリ部を設けたことを特徴
    とする請求項4に記載の空気流量計。
  6. 【請求項6】 上記整流コーンの下流端に、少なくとも
    上記検出素子の一部を囲む検出流路を設けたことを特徴
    とする請求項5に記載の空気流量計。
  7. 【請求項7】 上記ガイドベーンに、空気の流れ方向に
    対して後退角を設け且つ上記管路の中心軸を含む面に対
    して迎え角を設け、更に上記管路の半径を含む面に対し
    て迎え角を設けたことを特徴とする請求項6に記載の空
    気流量計。
  8. 【請求項8】 上記旋回流発生手段は、ドームとして形
    成され且つ旋回流を発生させる開口部が少なくとも1箇
    所形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の空
    気流量計。
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