JPH0628071A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH0628071A
JPH0628071A JP4181205A JP18120592A JPH0628071A JP H0628071 A JPH0628071 A JP H0628071A JP 4181205 A JP4181205 A JP 4181205A JP 18120592 A JP18120592 A JP 18120592A JP H0628071 A JPH0628071 A JP H0628071A
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JP
Japan
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recording
information processing
ink
processing apparatus
unit
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JP4181205A
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Takashi Yamaguchi
宇 山口
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 情報を表示するための表示部7と、データを
記録することのできる記録部101とを有する情報処理
装置において、操作者が記録指示を行い記録動作が開始
する時に、表示部7への電力供給を停止する。 【効果】 本発明によれば記録部が記録動作を行ってい
る時に、表示器への電力供給を停止することで、情報処
理装置の最大消費電力を抑制することが可能となり、電
源部の重量・寸法・コストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に関し、例
えば、インクジェット方式の記録部を備えたパーソナル
コンピュータ,ワードプロセッサ,電子タイプライタな
どに適用可能な、情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置では、特に個人使用の観点
から設置場所を選ぶことなく、また、設置スペースをそ
れ程必要としない小型なものが普及しつつある。これら
は、いわゆるラップトップタイプと呼ばれ、携帯性をも
兼ね備えている。
【0003】このような情報処理装置では、情報処理部
としての装置本体、外部記憶装置としてのディスク装
置、液晶表示器等を具えた情報表示手段としての表示装
置、情報出力手段としての記録装置、および、情報入力
や操作・制御指令入力を行うためのキーボード装置等の
各装置を備えている。
【0004】この種の装置の従来例として、一般的なワ
ードプロセッサの側面図を図8に示す。本図において、
装置本体1は、キーボード3、外部記憶装置5、表示器
7、記録部9より構成され、制御部は本体内に内蔵され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような記録部9を組み込んだ情報処理装置には次に述
べるような解決すべき課題がある。
【0006】外部記憶装置5のデータを制御部が読み込
み、そのデータを記録部9が直接記録動作を行う場合、
あるいは、出力処理として記録部9が記録動作を行う場
合、消費電力が非常に大きくなり、電源の容量をその最
大消費電力に設定する必要がある。そのため、特にノー
トブックタイプと呼ばれるような情報処理装置には携帯
時の利便性からバッテリー駆動を採用している装置が多
く見られるが、電源の容量を大きくしなければならない
ため、バッテリーのサイズと重量が増加する結果とな
り、携帯時の利便性とは相反することになっていた。
【0007】よって本発明の第1の目的は、情報処理装
置の最大消費電力を抑制することにより電源の容量を小
さくし、ひいては、情報処理装置の重量およびサイズを
小さくすることにある。
【0008】また、上述したようなインクジェット方式
の記録部を組み込んだ情報処理装置においては、記録部
9が表示器7の後方に配置される構成となるため、紙送
り・インクのクリーニング・印字濃度の切り換えなどの
記録部9の制御を行う場合には、表示器7を前方に倒し
てから記録部9の制御スイッチを押す必要があり、操作
が繁雑で、キー入力から別の動作に移行しなければいけ
ないため作業効率があまり上がらないという欠点があっ
た。
【0009】よって本発明の第2の目的は、入力部のキ
ー操作だけで記録動作における指示を行うことができる
よう構成することにより、操作を簡単に作業効率を向上
させた情報処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる第1の目的を達成
するために、本発明は情報を記録するための記録部と、
情報を表示するための表示部を有する情報処理装置にお
いて、該記録部が記録動作中の時は前記表示部への供給
電力を制限する制御手段を具備したものである。
【0011】ここで、前記記録部は、外部記憶装置もし
くは内部記憶装置から供給される情報を直接記録する構
成とすることができる。
【0012】また第2の目的を達成するために、本発明
は情報を入力するための入力部と、情報を記録するため
の記録部とを有する情報処理装置において、該記録部の
制御を全て該入力部により行うものである。
【0013】
【作用】本発明の上記構成によれば、情報を表示するた
めの表示部と、データを記録することのできる記録部と
を有する情報処理装置において、操作者が記録指示を行
い記録動作が開始する時に、表示部への電力供給を停止
することにより、情報処理装置の最大消費電力を抑制す
ることが可能となる。
【0014】また、外部記憶装置を装着している情報処
理装置にあっては、操作者が外部記憶装置のデータを記
録するという指示を行い、その外部記憶装置の情報を記
録部が直接、記録動作する場合は操作者は表示部を使用
することがないので、表示部への電力供給を停止するこ
とにより、情報処理装置の最大消費電力を抑制すること
が可能となる。
【0015】さらに本発明の上記構成によれば、情報を
入力するための入力部と、データを記録することのでき
る記録部とを有する情報処理装置において、記録部の制
御を行うキーを該入力部に割り当てることにより、キー
入力の動作だけで記録動作の指示が可能となる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0017】実施例1 図1は、本発明を適用した情報処理装置の記録部および
その制御系の構成例である。図1において、800は主
制御部をなすコントローラであり、図3に示す手順を実
行する例えばマイクロコンピュータ形態のCPU80
1,その手順に対応したプログラムやその他の固定デー
タを格納したROM805等を有する。
【0018】810は画像データの供給装置(本体に一
体的に設けられたディスク装置、あるいは外部のホスト
装置であってもよい)であり、画像データその他のコマ
ンド,ステータス信号等はインターフェース(I/F)
812を介してコントローラ800と送受信される。
【0019】840は、記録データ等に応じてヘッドカ
ートリッジ101に設けた記録ヘッド861のインク吐
出に利用されるエネルギーを発生する素子(本実施例で
は電気熱変換素子)を駆動するためのヘッドドライバで
ある。852はキャリッジモータ105を回転させ、キ
ャリッジ103(図2参照)を主走査方向に移動させる
ためのドライバである。854は記録媒体を搬送(副走
査)するために用いられる副走査モータ121のドライ
バである。また、856は表示器7を駆動するための表
示ドライバ、860は表示器7および表示ドライバ85
6の電力供給を制御するためのリレーである。
【0020】830は、センサ群であり、上部センサ1
37,下部センサ135,リリースレバーセンサ143
(これらの機能は、後に詳述する)を含む。
【0021】図2は記録部9の一例として、インクジェ
ット記録装置形態の記録部の概略構成例を示す模式的斜
視図である。
【0022】ここで、101はヘッドカートリッジであ
り、主にインクジェット記録ヘッドとインクタンクとを
一体にしてなるものである。ヘッドカートリッジ101
は図2に示したインクジェット記録装置に着脱自在に装
着されるものであり、インクタンク内のインクが使い尽
くされた時点で、新たなヘッドカートリッジと交換する
ことができる。
【0023】記録ヘッドは、インク吐出に利用される熱
エネルギーを発生する複数の電気熱変換素子およびこれ
を駆動するための駆動回路が形成された基板と、この基
板上に上記複数の電気熱変換素子のそれぞれに対応した
吐出口および液路、さらには各液路に連通する共通液室
を構成するための天板が積層されることによって構成さ
れる。そして、このようにして構成された記録ヘッドの
吐出口を配列した吐出口面が記録媒体11に対向するよ
うに装置に搭載される。
【0024】インクタンクは、ヘッドカートリッジ10
1の大部分を占めるものであり、その内部にインクを貯
留するためのインク貯留室を具えている。なお、表示器
7の裏面を通すなどして適切なインク供給路が形成でき
るのであれば、本例のようなインクタンク一体型のヘッ
ドカートリッジを用いる代わりに、記録ヘッドのみが装
置に搭載されるようにしてもよい。
【0025】ヘッドカートリッジ101を搭載するキャ
リッジ103は、駆動モータ105の正逆回転に連動し
て伝動機構(不図示)を介して回転するリードスクリュ
ー107の螺旋状溝109に対して係合するピン(不図
示)を有し、リードスクリュー107の回転に伴って矢
印a,b方向に往復移動される。
【0026】111は回復ユニットであり、ヘッドカー
トリッジ101の記録領域外の所定位置(例えばホーム
ポジション)において、ヘッドカートリッジ101の吐
出口面に対向するキャップ113と、これを吐出口面に
当接させて非記録時においてその保護を行わせるための
キャップ進退駆動部(不図示)とを有している。また、
当該当接時において吐出口よりインクを吸引し、増粘イ
ンク,塵埃,気泡等を吐出することによりインク吐出状
態を良好にするためのポンプや、吸引された廃インクを
貯留する部材が設けられてもよい。
【0027】115は記録媒体11を図中f方向に搬送
するための搬送ローラ、117は記録媒体11を搬送ロ
ーラ115に対して押圧するピンチローラであり、これ
らのローラ間に挾持されて記録時には記録媒体11が図
中f方向に間欠送りされる。搬送ローラ115は、その
軸119が適宜の伝動機構を介してモータ121に係合
し、駆動力の伝達を受ける。また、ピンチローラ117
はリリースレバー13の操作によって搬送ローラ115
に対し当接・離隔が可能である。
【0028】123はリリースレバー13の回転軸、1
25はリリースレバー13に設けたコロである。127
はピンチローラ軸、129はピンチローラ軸127に設
けられ、レバー13の回転に伴ってコロ125と係合
し、ピンチローラ117を搬送ローラ115から離隔す
る方向に付勢する力を受容するカムである。
【0029】131は記録媒体11の被記録面を平坦に
規制するためのプラテンであり、本例ではプリンタ部筐
体(ベース)133と一体に構成されている。また、こ
のプラテン131に対して記録媒体11を密着させ、記
録媒体11の浮き上がりを防止するための部材が配設さ
れていてもよい。135および137は記録媒体11を
検知すべく記録媒体搬送方向fにおいて記録位置の前後
に設けた一対の下部センサおよび上部センサである。
【0030】図3は、本実施例による記録処理手順の概
略フローチャートである。記録指令が与えられると、ま
ずステップS1にて記録部9に記録媒体11があるか否
かを、たとえば上部センサ137の出力により判定す
る。ここで存在しない場合にはステップS3に進み、記
録媒体11のセットを行うよう表示器7にメッセージを
表示してこれを促す。
【0031】一方、記録媒体が存在していればステップ
S5に進み、リリースレバーセンサ143の出力に基づ
いてピンチローラ117がリリースされているか否かを
判別する。ここで肯定判定であればリリースレバー13
を操作してピンチローラ117の搬送ローラ115に対
する押圧状態を得るよう、表示器7にメッセージを表示
する。これにより例えば操作者が速やかな記録媒体セッ
トを望んでピンチローラ117をリリースし、記録媒体
の挿入を行った後にレバー13を戻すのを失念している
ような場合にも対応できる。なお、例えば副走査モータ
121を用い、リリースレバー13を戻す動作を自動的
に行うようにすることもでき、この場合にはステップS
7、さらにはステップS5の処理も不要である。
【0032】ステップS9では、ローラ115,117
間に挾持された、もしくはその間に突当てられた記録媒
体を逆走する処理を開始する。この処理は上部センサ1
37が記録媒体の上端縁(記録時の先端縁)を検知する
まで続行され(ステップS11)、上端縁が検知される
と上部センサ137と記録位置との距離に見合った適切
な量の逆送を行った後に逆走が停止される。(ステップ
S13,S15)。なお、当該距離が適切であれば、ス
テップS13の処理は不要である。
【0033】以上で記録媒体の頭出しが完了し、ステッ
プS17において表示器7への電力供給を停止する。ス
テップS19では記録し11の間欠送りおよびヘッドカ
ートリッジ101の走査による公知の記録動作を実行す
る。記録動作が終了するとステップS21において表示
器7への電力供給を再開し、本手順を終了する。
【0034】なお、記録すべきデータがなくなった場
合、記録紙下端縁(記録時の後端縁)が下部センサ13
5に検知された場合には、ただちにもしくは所定行の記
録後に記録動作を停止し、記録紙11の排出を行って本
手順を終了する。
【0035】以上、プリンタ部の説明では、シリアルプ
リンタ形態のインクジェット記録装置を用いた場合につ
いて述べたが、記録紙の幅に対応した範囲に吐出口を整
列させて成るフルラインタンプの記録ヘッドを用いたイ
ンクジェット記録装置が用いられてもよい。
【0036】実施例2 図4は、本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。本図と図1との相違は、インターフェース(I/
F)812に外部記憶装置810′を接続している点の
みであり、その他は全て同じである。すなわち、81
0′は画像データの外部記憶装置(本体に一体に設けら
れたディスク装置、あるいは外部のホスト装置であって
もよい)であり、画像データその他コマンド、ステータ
ス信号等はインターフェース(I/F)812を介して
コントローラ800と送受信される。
【0037】換言すれば、図4に示した外部記憶装置8
10′は、図1に示したデータ供給装置810の具体的
一例を示している。
【0038】図5は、図4に示した実施例の処理手順を
示すフローチャートである。
【0039】図5において、外部記憶装置に記憶された
データを記録する指令が与えられると、まずステップS
51にて記録部9に記録媒体11があるか否かを、例え
ば上部センサ137の出力により判定する。ここで存在
しない場合にはステップS53に進み、記録媒体11の
セットを行うよう表示器7にメッセージを表示してこれ
を促す。
【0040】一方、記録媒体が存在していればステップ
S55に進み、図示しないセンサの出力に基づいてピン
チローラ117がリリースされているか否かを判別す
る。ここで肯定判定であればリリースレバー13を操作
してピンチローラ117の搬送ローラ115に対する押
圧状態を得るよう、表示器7にメッセージを表示する。
【0041】これにより例えば操作者が速やかな記録媒
体セットを望んでピンチローラ117をリリースし、記
録媒体の挿入を行った後にレバー13を戻すのを失念し
ているような場合にも対応でき。なお、例えば副走査モ
ータ121を用い、リリースレバー13を戻す動作を自
動的に行うようにすることもでき、この場合にはステッ
プS57、さらにはステップS55の処理も不要であ
る。
【0042】ステップS59では、ローラ115,11
7間に挾持された、もしくはその間に突当てられた記録
媒体を逆走する処理を開始する。この処理は上部センサ
S61が記録媒体の上端縁(記録時の先端縁)を検知す
るまで続行され(ステップS61)、上端縁が検知され
ると上部センサ137と記録位置との距離に見合った適
切な量の逆走を行った後に逆走が停止される。(ステッ
プS63,S65)。なお、当該距離が適切であれば、
ステップS63の処理は不要である。
【0043】以上で記録媒体の頭出しが完了し、ステッ
プS66において外部記憶装置より記録すべきデータの
読み込みを行い、ステップS67で表示器7への電力供
給を停止する。ステップS69では記録紙11の間欠送
りおよびヘッドカートリッジ101の走査による公知の
記録動作を実行する。記録動作が終了するとステップS
71において表示器7への電力供給を再開し、本手順を
終了する。
【0044】なお、記録すべきデータがなくなった場
合、記録紙下端縁(記録時の後端縁)が下部センサ13
5に検知された場合には、ただちにもしくは所定行の記
録後に記録動作を停止し、記録紙11の排出を行って本
手順を終了する。
【0045】以上、プリンタ部の説明では、シリアルプ
リンタ形態のインクジェット記録装置を用いた場合につ
いて述べたが、記録紙の幅に対応した範囲に吐出口を整
列させて成るフルラインタイプの記録ヘッドを用いたイ
ンクジェット記録装置が用いられてもよい。
【0046】以上説明したように本実施例によれば、外
部記憶部に記憶されたデータを記録部が直接記録動作を
行う場合、表示器への電力供給を停止することで、情報
処理装置の最大消費電力を抑制することが可能となり、
電源部の重量、寸法、コストを低減することができる。
【0047】実施例3 図6は、本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。本図と図1との相違は、キーボード3中に記録部制
御キー826を有している点である。また、図6には表
示用電力制御のためのリレー860が図示されていな
い。
【0048】図7は、本実施例による記録処理手順の概
略フローチャートである。
【0049】キーボード3上の記録指令キー826(図
6参照)から記録指令が与えられると、まずステップS
71にて記録部9に記録媒体11があるか否かを、たと
えば上部センサ137の出力により判定する。ここで存
在しない場合にはステップS73に進み、記録媒体11
のセットを行うよう表示器7にメッセージを表示してこ
れを促す。
【0050】一方、記録媒体が存在していればステップ
S75に進み、センサ143の出力に基づいてピンチロ
ーラ117がリリースされているか否かを判別する。こ
こで肯定判定であればリリースレバー13を操作してピ
ンチローラ117の搬送ローラ115に対する押圧状態
を得るよう、表示器7にメッセージを表示する。これに
より例えば操作者が速やかな記録媒体セットを望んでピ
ンチローラ117をリリースし、記録媒体の挿入を行っ
た後にレバー13を戻すのを失念しているような場合に
も対応できる。なお、例えば副走査モータ121を用
い、リリースレバー13を戻す動作を自動的に行うよう
にすることもでき、この場合にはステップS77、さら
にはステップS75の処理も不要である。
【0051】ステップS79では、ローラ115,11
7間に挾持された、もしくはその間に突当てられた記録
媒体を逆走する処理を開始する。この処理は上部センサ
137が記録媒体の上端縁(記録時の先端縁)を検知す
るまで続行され(ステップS81)、上端縁が検知され
ると上部センサ137と記録位置との距離に見合った適
切な量の逆走を行った後に逆走が停止される(ステップ
S83,S85)。なお、当該距離が適切であれば、ス
テップS83の処理は不要である。
【0052】以上で記録媒体の頭出しが完了し、ステッ
プS87では記録紙11の間欠送りおよびヘッドカート
リッジ101の走査による公知の記録動作を実行する。
【0053】なお、記録すべきデータがなくなった場
合、記録紙下端縁(記録時の後端縁)が下部センサ13
5に検知された場合には、ただちにもしくは所定行の記
録後に記録動作を停止し、記録紙11の排出を行って本
手順を終了する。
【0054】以上、プリンタ部の説明では、シリアルプ
リンタ形態のインクジェット記録装置を用いた場合につ
いて述べたが、記録紙の幅に対応した範囲に吐出口を整
列させて成るフルラインタンプの記録ヘッドを用いたイ
ンクジェット記録装置が用いいられてもよい。
【0055】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0056】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0057】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0058】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0059】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0060】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0061】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0062】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0063】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば記
録部が記録動作を行っている時に、表示器への電力供給
を停止することで、情報処理装置の最大消費電力を抑制
することが可能となり、電源部の重量・寸法・コストを
低減することができる。
【0065】また本発明によれば、操作者が記録動作指
示を行う場合、入力部へのキー入力だけで全ての記録動
作を指示することが可能になるので、操作を簡潔にする
ことができ、作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理装置の第1の実施例
を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した情報処理装置の記録部におけ
る構成例を示す模式的斜視図である。
【図3】第1の実施例における記録処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】本発明を適用した情報処理装置の第2の実施例
を示すブロック図である。
【図5】第2の実施例における記録処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明を適用した情報処理装置の第3の実施例
を示すブロック図である。
【図7】第3の実施例における記録処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】一般的なワードプロセッサの側面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 3 キーボード部 5 外部記憶装置 7 表示器 9 記録部 11 記録媒体 13 リリースレバー 101 ヘッドカートリッジ 103 キャリッジ 115 搬送ローラ 117 ピンチローラ 135,137 センサ 800 コントローラ 810 データ供給装置 810′ 外部記憶装置 860 リレー 861 記録ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 1/16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録するための記録部と、情報を
    表示するための表示部を有する情報処理装置において、 該記録部が記録動作中の時は前記表示部への供給電力を
    制限する制御手段を具備したことを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記記録部は、外部記憶装置もしくは内
    部記憶装置から供給される情報を直接記録することを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記記録部および前記表示部は、電池駆
    動されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記表示部は、液晶表示器を表示器とし
    て有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記録部はインクジェット記録装置で
    あることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記インクジェット記録装置は、インク
    吐出のために利用されるエネルギーとしてインクに膜沸
    騰を生じさせる熱エネルギーを発生する素子を設けた記
    録ヘッドを有することを特徴とする請求項5に記載の情
    報処理装置。
  7. 【請求項7】 情報を入力するための入力部と、情報を
    記録するための記録部とを有する情報処理装置におい
    て、 該記録部の制御を全て該入力部により行うことを特徴と
    する情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記記録部はインクジェット記録装置で
    あることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記インクジェット記録装置は、インク
    吐出のために利用されるエネルギーとしてインクに膜沸
    騰を生じさせる熱エネルギーを発生する素子を設けた記
    録ヘッドを有することを特徴とする請求項8に記載の情
    報処理装置。
JP4181205A 1992-07-08 1992-07-08 情報処理装置 Pending JPH0628071A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013198093A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取システム
JP2014205359A (ja) * 2014-06-19 2014-10-30 シャープ株式会社 複合機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013198093A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取システム
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