JPH0628037Y2 - 中折れシートバック構造 - Google Patents

中折れシートバック構造

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JPH0628037Y2
JPH0628037Y2 JP6347489U JP6347489U JPH0628037Y2 JP H0628037 Y2 JPH0628037 Y2 JP H0628037Y2 JP 6347489 U JP6347489 U JP 6347489U JP 6347489 U JP6347489 U JP 6347489U JP H0628037 Y2 JPH0628037 Y2 JP H0628037Y2
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JP6347489U
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太志 安井
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は中折れシートバック構造に関し、詳しくは、シ
ートバックを下部シートバックと上部シートバックから
形成し、前記下部シートバック内の下部フレームに前記
上部シートバック内の上部フレームをリクライニング機
構を介して前後方向へ傾動可能に取付け、前記上部シー
トバックが中折れする中折れシートバック構造に係るも
のである。
(従来の技術とその課題) 従来の中折れシートバック(A′)は、第10図に示す
様に、シートクッション(図示せず)に連結する下部シ
ートバック(a′)に対して、上部シートバック
(b′)が前後方向に傾動可能に連結され、これら上下
部シートバック(a′)(b′)は一枚状の連結する表
皮(c′)で被包され、上部シートバック(b′)の背
面(d′)を被覆する表皮(e′)の端末(f′)がシ
ートバック(A′)内の固定ワイヤ(g′)にホッグリ
ング(h′)で結着して形成される。
従って、上部シートバック(b′)を前傾すると、上部
シートバック(b′)の背面(d′)を被覆する表皮
(e′)の端末(f′)が固定ワイヤ(g′)に結着さ
れているため、上部シートバック(b′)の表皮端末
(f′)が固定ワイヤ(g′)方向へ引張られ、上部シ
ートバック(b′)を前傾状態にロックすることができ
なくなる虞れがある。
その為、上部シートバック(b′)の背面(d′)を被
覆する表皮(e′)を、上部シートバック(b)が前傾
する際の長さに設定すると、上部シートバック(b′)
が復帰した際、表皮(e′)がダブついてシワが発生す
る虞れがある。
そこで、本考案は斯様な従来品の不具合を除去し且つ外
観品質が良好な中折れシートバック構造を提供すること
を目的とする。
(課題を解決すべき手段) 上記目的を達成するための本考案に係る中折れシートバ
ック構造は、下部シートバックと上部シートバックから
なり、前記下部シートバック内の下部フレームに前記上
部シートバック内の上部フレームをリクライニング機構
を介して前後方向に傾動可能に取付け、前記上部シート
バックが中折れする中折れシートバック構造において、
前記上部フレームの左右の中折れヒンジ部に先端が後方
向へ突出するリンクをそれぞれ取付け、前記下部フレー
ムの左右に上下方向に案内孔を形成したブラケットを固
定し、前記左右のブラケット間に、このブラケットの案
内孔に沿って上下方向へ移動するワイヤを横架すると共
に、このワイヤに前記上部シートバック背面を被覆する
表皮端末を結着し、前記ワイヤを常時上方向へ付勢する
バネを設け、前記ワイヤ両端を前記リンクによって規制
すると共に前記ワイヤに結着した前記表皮端末を上下方
向に移動させるものである。
(作用) 上記構成に係る中折れシートバック構造によれば、上部
シートバックが前傾すると、上部シートバック内の上部
フレームも同様に前傾し、中折れヒンジ部のリンク先端
が上方向へ移動する。
リンクによって規制されていたワイヤは常時上方向へバ
ネで付勢されているので、リンクが移動すると、ワイヤ
はブラケットの案内孔に沿って上方向へ直線状に移動す
る。
ワイヤの移動により、ワイヤに結着した表皮端末も移動
し、表皮端末は上部シートバックの前傾と共に上方向へ
移動するので、表皮端末は上部シートバックによって引
張られることがなく、上部シートバックを前傾位置に容
易にロックすることができる。
また、ワイヤはブラケットにより、その移動範囲が上下
方向の直線に規制されているため、ワイヤ、表皮端末の
設定範囲を狭くすることができ、シートバック内を有効
に利用することができる。
(実施例) 本考案に係る一実施例を第1図乃至第9図に基づいて説
明する。
第1図乃至第5図には第1の実施例を示す。同図中、中
折れシートバック(A)は下部シートバック(a)と上
部シートバック(b)からなり、下部シートバック
(a)内の下部フレーム(1)に上部シートバック
(b)内の上部フレーム(2)がリクライニングアジャ
スタ(3)により前傾可能に取付けられる。このリクラ
イニングアジャスタ(3)は従来周知の構造である。
下部フレーム(1)はパイプ材が枠状に形成され、パイ
プ材を逆U字状に形成された上部フレーム(2)の一方
の下端部(4)が下部フレーム(1)の一方の側辺部
(5)にリクライニングアジャスタ(3)により取付け
られる。
そして、リクライニングアジャスタ(3)のヒンジピン
(6)にはリンク(7)の基端(8)が固設され、下部
フレーム(1)の他方の側辺部(7)には弓形状リンク
(9)の中央部(10)が回動可能に取付けられる。
更に、下部フレーム(1)の上辺部(11)には、左右
にブラケット(11)、(12)が固定される。このブ
ラケット(11)、(12)には上下方向に沿って案内
孔(13)、(14)が形成される。
ブラケット(11)、(12)間にはワイヤ(15)が
案内孔(13)、(14)を挿通し、ワイヤ(15)の
両端(16)、(17)がリンク(7)の先端(18)
と弓形状リンク(9)の下端(19)に係合して配設さ
れる。
このワイヤ(15)と下部フレーム(1)の上辺部(1
1)間にはバネ(20)、(21)が取付けられ、ワイ
ヤ(15)を上辺部(11)方向へ常時付勢している。
なお、弓形状リンク(9)の上端(22)は上部フレー
ム(2)の他方の下端部(23)に後方から当接し、上
部フレーム(2)が復帰する際、弓形状リンク(9)の
上端(22)は上部フレーム(2)の下端部(23)に
より押されて回動する。
上下部シートバック(a)、(b)は一枚状の表皮
(c)により被包され、上部シートバック(b)の背面
(d)を被覆する表皮(e)はその端末(f)がワイヤ
(15)に結着される。
(24)はリクライニングアジャスタのスパイラルスプ
リング、(25)は下部シートバック背面のパネルであ
る。
上記構成に係る中折れシートバック構造は、上部シート
バック(b)を前傾すると、リクライニングアジャスタ
(3)のヒンジピン(6)が回動し、それに伴なって、
ヒンジピン(6)と一体のリンク(7)が回動する。
ワイヤ(15)は常時バネ(20)、(21)により下
部フレーム(1)の上辺部(11)方向へ付勢されてい
るが、リンク(7)の先端(18)により規制されてい
るので、ワイヤ(15)はブラケット(11)、(1
2)の案内孔(13)、(14)の下部に位置してい
る。
前記ワイヤ(15)はリンク(7)の規制が解除される
ので、リンク(7)の回動と共にブラケット(11)、
(12)の案内孔(13)、(14)に沿って上部方向
へ移動する。
従って、表皮端末(f)はワイヤ(15)と共に上方向
へ移動し、上部シートバック(b)の前傾に追随する。
その為、上部シートバック(b)は表皮端末(f)が引
張られることがないので、所定の前傾位置に容易にロッ
ク状態にすることができる。
又、表皮端末(f)はワイヤ(15)がブラケット(1
1)、(12)の案内孔(13)、(14)に沿って移
動するので、その移動が直線状となるため、パネル(2
5)との隙間を最小限にすることができる。
その上、表皮端末(f)が上部シートバック(b)の前
傾と同様に移動するので、上部シートバック(b)の背
面(d)の表皮(e)の長さを変えることがないので、
表皮(c)の被包作業が容易化する。
一方、上部シートバック(b)を復帰する際には、上部
シートバック(b)を復帰すると、ヒンジピン(6)が
前述とは逆方向に回動し、リンク(7)も同方向に回動
する。
ワイヤ(15)はバネ(20)、(21)により付勢さ
れていたが、リンク(7)の回動によってワイヤ(1
5)はブラケット(11)、(12)の案内孔(1
3)、(14)に沿って下方向へ移動する。
一方、弓形状リンク(9)の上端(22)は上部フレー
ム(2)の下端部(23)によって押されるので、弓形
状リンク(9)の下端(19)はワイヤ(15)を上方
向へ押圧する。
従って、ワイヤ(15)は案内孔(13)、(14)の
下部に位置し、表皮端末(f)も下方向へ移動する。
リンク(7)、(8)は下部シートバック(9)のパネ
ル(25)内で回動するので、ワイヤ(15)はパネル
(25)内で移動する。
従って、表皮端末(f)はパネル(25)内から露出し
ないので、上部シートバック(b)の背面(d)と下部
シートバック(9)のパネル(25)間に隙間が生じる
ことがない。
次に、第2の実施例を第6図乃至第9図に基づいて説明
する。
この中折れシートバック構造は、第1の実施例と異な
り、ワイヤ(15)が回動片(30)、(31)により
支持されている。
この回動片(30)、(31)は先端(32)、(3
3)が上方向へ回動すべく基端(34)、(35)が下
部フレーム(1)の上辺部(11)にバネ(36)、
(37)により取付けられる。
更に、リンク(7)と弓形状リンク(9)間には、リン
ク(7)が回動を伝達するためのロッド(36)が横架
して取付けられる。
そのため、リンク(7)の回動を弓形状リンク(9)に
ロッド(36)によって確実に伝達でき、ワイヤ(1
5)の左右の移動のズレが防止できる。
(考案の効果) この考案によれば次の効果を生じる。
上部シートバックの前傾に追随し、表皮端末も移動す
るので、表皮端末が引張られることがない。
そのため、上部シートバックを所定の前傾位置にロック
することができる。
ワイヤは上下方向に直線状に移動するので、表皮端末
と下部シートバック背面間の隙間は最小限でよく、シー
トバック内を有効活用できる。
表皮端末はシートバックの背面に沿って移動するの
で、シートバック背面との間に隙間が発生せず、上部シ
ートバックを前傾した際、上下部シートバック間に後部
の乗員が手を挟む虞れがない。
従って、安全性が向上する。
ワイヤを常時上方向へバネで付勢しているので、表皮
端末の移動を円滑に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る中折れシートバック構造を用いた
自動車シートの斜視図、第2図は第1図に示すシートバ
ック内の上下部フレームの斜視図、第3図は第2図に示
す上下部フレームの分解斜視図、第4図は上部シートバ
ックの前傾作動を示すシートバックの側面図、第5図は
第4図の要部拡大した側面図、第6図乃至第9図は第2
の実施例を示し、第6図は第2図相当の斜視図、第7図
は第3図相当の分解斜視図、第8図は第4図相当の側面
図、第9図は第5図相当の側面図、第10図は従来例を
示す中折れシートバック構造の側面図である。 図中、Aは中折れシートバック、aは下部シートバッ
ク、bは上部シートバック、cは表皮、dは上部シート
バック背面、eは上部シートバック背面の表皮、fは表
皮端末、1は下部フレーム、2は上部フレーム、3はリ
クライニングアジャスタ、7、9はリンク、11、12
はブラケット、13、14は案内孔、15はワイヤ、2
0、21はバネである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部シートバックと上部シートバックから
    なり、前記下部シートバック内の下部フレームに前記上
    部シートバック内の上部フレームをリクライニング機構
    を介して前後方向に傾動可能に取付け、前記上部シート
    バックが中折れする中折れシートバック構造において、
    前記上部フレームの左右の中折れヒンジ部に先端が後方
    向へ突出するリンクをそれぞれ取付け、前記下部フレー
    ムの左右に上下方向に案内孔を形成したブラケットを固
    定し、前記左右のブラケット間に、このブラケットの案
    内孔に沿って上下方向へ移動するワイヤを横架すると共
    に、このワイヤに前記上部シートバック背面を被覆する
    表皮端末を結着し、前記ワイヤを常時上方向へ付勢する
    バネを設け、前記ワイヤ両端を前記リンクによって規制
    すると共に前記ワイヤに結着した前記表皮端末を上下方
    向に移動させることを特徴とする中折れシートバック構
    造。
JP6347489U 1989-05-31 1989-05-31 中折れシートバック構造 Expired - Lifetime JPH0628037Y2 (ja)

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