JPH0627916Y2 - 軟質管の継ぎ手 - Google Patents
軟質管の継ぎ手Info
- Publication number
- JPH0627916Y2 JPH0627916Y2 JP1988137117U JP13711788U JPH0627916Y2 JP H0627916 Y2 JPH0627916 Y2 JP H0627916Y2 JP 1988137117 U JP1988137117 U JP 1988137117U JP 13711788 U JP13711788 U JP 13711788U JP H0627916 Y2 JPH0627916 Y2 JP H0627916Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap nut
- pipe
- joint
- tightening
- contact surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ポリエチレンパイプ等の軟質管の継ぎ手構
造に関し、従来のこの種管継ぎ手における最大の課題で
あった過締めによる管端の変形乃至は損壊を防止するよ
うにしたものである。
造に関し、従来のこの種管継ぎ手における最大の課題で
あった過締めによる管端の変形乃至は損壊を防止するよ
うにしたものである。
これ迄の軟質管継ぎ手は、第3図に見られる通り、継ぎ
手胴部(イ)の一側に管挿入部(ロ)を突成し、この部分に挿
入される軟質管の管端(ハ)の表周をチャックリング(ニ)を
介して、袋ナット(ホ)により締付けるものであったが、
かゝる従来の継ぎ手構造では、袋ナット(ホ)を締込む
と、その内奥面(ホ′)と当接して中心方向に降縮するチ
ャックリング(ニ)の突歯が管端(ハ)周面に喰い込んでいく
らでも締まるように構成されていた。これを云い換えれ
ば、後日袋ナット(ホ)の増締めが可能なように締付け終
期において、袋ナットの前端面と胴部の対向面(イ′)間
に若干の空隙(ヘ)を残すものであった、つまり締付け時
のチャックリング(ニ)の緊迫量を袋ナット(ホ)の回転トル
クで管理するものであったから、作業者によっては過剰
に締付け、その応力(トルク)による該管端部の変形や
強度の劣化が著しく、管端部の寿命を低下させていただ
けでなく、軟質管の弾性限界を越えて圧潰されることで
却って袋ナットの弛緩が発生し易くなり、又締付けが不
足した場合は管の抜けや漏洩が発生するという問題点が
あった。
手胴部(イ)の一側に管挿入部(ロ)を突成し、この部分に挿
入される軟質管の管端(ハ)の表周をチャックリング(ニ)を
介して、袋ナット(ホ)により締付けるものであったが、
かゝる従来の継ぎ手構造では、袋ナット(ホ)を締込む
と、その内奥面(ホ′)と当接して中心方向に降縮するチ
ャックリング(ニ)の突歯が管端(ハ)周面に喰い込んでいく
らでも締まるように構成されていた。これを云い換えれ
ば、後日袋ナット(ホ)の増締めが可能なように締付け終
期において、袋ナットの前端面と胴部の対向面(イ′)間
に若干の空隙(ヘ)を残すものであった、つまり締付け時
のチャックリング(ニ)の緊迫量を袋ナット(ホ)の回転トル
クで管理するものであったから、作業者によっては過剰
に締付け、その応力(トルク)による該管端部の変形や
強度の劣化が著しく、管端部の寿命を低下させていただ
けでなく、軟質管の弾性限界を越えて圧潰されることで
却って袋ナットの弛緩が発生し易くなり、又締付けが不
足した場合は管の抜けや漏洩が発生するという問題点が
あった。
本考案は上記の課題を解決するものであって、継ぎ手胴
部における上記袋ナット嵌合用のネジ部終端近くに臨ん
で胴部と一体に又は別途嵌込み式の当り面を設け、チャ
ックリングの締付け量を袋ナットの移動距離で管理する
という手段を用いたものである。
部における上記袋ナット嵌合用のネジ部終端近くに臨ん
で胴部と一体に又は別途嵌込み式の当り面を設け、チャ
ックリングの締付け量を袋ナットの移動距離で管理する
という手段を用いたものである。
上記当り面によって締付け時における袋ナットの前端面
が衝止されるため、管端の締付け力、即ち袋ナットの回
転トルクが一定に保たれ、過締めを確実に防止すると同
時に、締付け不足をも解消するという作用を奏する。
が衝止されるため、管端の締付け力、即ち袋ナットの回
転トルクが一定に保たれ、過締めを確実に防止すると同
時に、締付け不足をも解消するという作用を奏する。
以下、本案継ぎ手の構成を図に示す実施例に従って更に
詳述すると、第1図において、1は一側に管端挿入部1a
を備えた管継ぎ手の胴部、2はポリエチレンパイプ、3
は内周面に突歯3′を有するチャックリング、又4は袋
ナットであって、内奥部のテーパー面4′が上記チャッ
クリング3の背面と当接した状態で胴部1のネジ部1bと
互いに噛合するものである。
詳述すると、第1図において、1は一側に管端挿入部1a
を備えた管継ぎ手の胴部、2はポリエチレンパイプ、3
は内周面に突歯3′を有するチャックリング、又4は袋
ナットであって、内奥部のテーパー面4′が上記チャッ
クリング3の背面と当接した状態で胴部1のネジ部1bと
互いに噛合するものである。
また5は当り面を示し、上記袋ナット4の前端面と対向
する胴部のネジ部1b終端に近い周面に一体に環成された
ものである。
する胴部のネジ部1b終端に近い周面に一体に環成された
ものである。
尚、図中1cは継ぎ手胴部中央のレンチ係止部を示す。
叙上の構成に係る本案管継ぎ手は、予めパイプ2に上記
袋ナット4、チャックリング3を順次嵌挿した状態で、
その管端部分を挿入部1aに外嵌した後、袋ナット4を胴
部のネジ部1bに噛合せしめて回転することにより、その
内奥面でチャックリング3を降縮させて管端を緊締する
ことは、なお従前のこの種管継ぎ手と同様であるが、袋
ナット4の締込みが定量に達した時点で該袋ナット4の
前端面が上記当り面5に衝止されて締込みが規制される
ため、爾後のチャックリング3の降縮が停止して管端の
過締めを防止し得るものである。
袋ナット4、チャックリング3を順次嵌挿した状態で、
その管端部分を挿入部1aに外嵌した後、袋ナット4を胴
部のネジ部1bに噛合せしめて回転することにより、その
内奥面でチャックリング3を降縮させて管端を緊締する
ことは、なお従前のこの種管継ぎ手と同様であるが、袋
ナット4の締込みが定量に達した時点で該袋ナット4の
前端面が上記当り面5に衝止されて締込みが規制される
ため、爾後のチャックリング3の降縮が停止して管端の
過締めを防止し得るものである。
尚、本考案における上記当り面の構造は、上記実施例で
述べた全円状のものに限られず、第2図に見られるよう
な複数個所に突成された突起状の当り面5′・5′・・
・としても良く、また上述の当り面は胴部1と一体成型
されたものであっても、或いは別途輪状に構成したもの
を嵌込むようにしたものであっても本考案の目的は確実
に得られるのである。
述べた全円状のものに限られず、第2図に見られるよう
な複数個所に突成された突起状の当り面5′・5′・・
・としても良く、また上述の当り面は胴部1と一体成型
されたものであっても、或いは別途輪状に構成したもの
を嵌込むようにしたものであっても本考案の目的は確実
に得られるのである。
以上述べたところから既に明らかであるように、本案軟
質管の継ぎ手構造によれば、締付け時における袋ナット
は、当り面によって締込み量が規制されるから、従来作
業者の経験と熟練によって辛じて防止できていた管端の
過締めが確実に防止され、又袋ナットは常に当り面に当
接するまで締込むものであるから、締付け力の不足も解
決できて、当初に記述した過締め、若しくは締付け不足
にって軟質管に発生していた種々の弊害がすべて解消さ
れたものである。
質管の継ぎ手構造によれば、締付け時における袋ナット
は、当り面によって締込み量が規制されるから、従来作
業者の経験と熟練によって辛じて防止できていた管端の
過締めが確実に防止され、又袋ナットは常に当り面に当
接するまで締込むものであるから、締付け力の不足も解
決できて、当初に記述した過締め、若しくは締付け不足
にって軟質管に発生していた種々の弊害がすべて解消さ
れたものである。
この他、当り面を介して胴部と常に当接状態を保つ袋ナ
ットは、従前のもののように弛緩するようなこともな
く、その効果は顕著である。
ットは、従前のもののように弛緩するようなこともな
く、その効果は顕著である。
第1図は本案軟質管の継ぎ手の上半部を切断して示す正
面図、第2図は他の実施例を示す一部切欠正面図、又第
3図は従来の軟質管継ぎ手の一例を示す一部切欠正面図
である。 尚、図中1……胴部、2……軟質管、3……チャックリ
ング、4……袋ナット、5・5′……当り面。
面図、第2図は他の実施例を示す一部切欠正面図、又第
3図は従来の軟質管継ぎ手の一例を示す一部切欠正面図
である。 尚、図中1……胴部、2……軟質管、3……チャックリ
ング、4……袋ナット、5・5′……当り面。
Claims (1)
- 【請求項1】継ぎ手胴部に挿着される接続管の管端を袋
ナットを介してチャックリングによって締付けるように
した軟質管の継ぎ手において、胴部1のネジ部1b終端近
くに臨んで締付け時の袋ナットの移動距離を規制する当
り面5・5′を設けたことを特徴とする軟質管の継ぎ
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988137117U JPH0627916Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 軟質管の継ぎ手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988137117U JPH0627916Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 軟質管の継ぎ手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0256994U JPH0256994U (ja) | 1990-04-24 |
JPH0627916Y2 true JPH0627916Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31398253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988137117U Expired - Lifetime JPH0627916Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 軟質管の継ぎ手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627916Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003049984A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Tabuchi Corp | 軟質管用継手 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4304866C2 (de) * | 1992-02-25 | 1995-08-17 | Hitachi Metals Ltd | Rohrverbindung zum Herstellen eines strömungsmitteldichten Anschlußes an ein Rohr |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61109978U (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-11 | ||
JPH0315897Y2 (ja) * | 1987-03-13 | 1991-04-05 |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP1988137117U patent/JPH0627916Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003049984A (ja) * | 2001-08-03 | 2003-02-21 | Tabuchi Corp | 軟質管用継手 |
JP4746220B2 (ja) * | 2001-08-03 | 2011-08-10 | 株式会社タブチ | 軟質管用継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0256994U (ja) | 1990-04-24 |
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