JPH0627735Y2 - 引戸装置 - Google Patents

引戸装置

Info

Publication number
JPH0627735Y2
JPH0627735Y2 JP2806488U JP2806488U JPH0627735Y2 JP H0627735 Y2 JPH0627735 Y2 JP H0627735Y2 JP 2806488 U JP2806488 U JP 2806488U JP 2806488 U JP2806488 U JP 2806488U JP H0627735 Y2 JPH0627735 Y2 JP H0627735Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
door device
guide groove
steady rest
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2806488U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01154786U (ja
Inventor
公夫 湯川
Original Assignee
株式会社ノダ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ノダ filed Critical 株式会社ノダ
Priority to JP2806488U priority Critical patent/JPH0627735Y2/ja
Publication of JPH01154786U publication Critical patent/JPH01154786U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0627735Y2 publication Critical patent/JPH0627735Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は家屋や家具の開口部に対して開閉可能に設けら
れる引戸装置に関する。
<従来技術> 従来の引戸装置の一例は、第8図及び第9図に示される
ように、家屋や家具の開口部の上部にハンガーレール4
を、またその下部任意箇所にガイドピン5を固定し、該
ガイドピン5を引戸本体1の下部に形成したガイド溝3
に嵌入してこれによって案内されつつ、該引戸本体1の
上部に取り付けた吊り車2をハンガーレール4上におい
て滑動せしめることによって、引戸本体1を該開口部に
対して開閉可能に作動し得るよう構成されている。この
場合、ガイドピン5がガイド溝3内において密着接合し
ていると、それらの面接触による抵抗によって円滑な開
閉作動が妨げられるので、図示のようにガイドピン5を
嵌入せしめた状態においてガイド溝3内には若干の隙間
が形成されるよう配慮されている。なお第8図は引き違
い仕様の引戸装置、第9図は片引き仕様の引戸装置をそ
れぞれ示すものである。
<考案が解決しようとする課題> 従来技術による引戸装置は上記のように構成されている
ため、ガイドピン5とガイド溝3との間に形成された隙
間によってガタツキが生ずるものであった。このガタツ
キは引戸の開閉操作時だけでなく、静止した状態におい
ても生じ得る。特に、玄関や室内のドアの近くにこのよ
うな引戸装置がある場合、ドアを開閉するたびにその風
圧によって引戸本体がガタツキを生ずることとなり、極
めて不都合であった。
また、この欠点を除去するため、第10図に示すような
L字形の振れ止め具6を用いることも行われているが、
この振れ止め具6も引戸本体1の側面と面接触するもの
であるため抵抗が大であり、また該面接触する引戸本体
の側面部分に擦り傷がついてしまう欠点を有するため、
解決手段としては不十分かつ不完全なものであった。
<課題を解決するための手段> そこで本考案では開閉時、静止時いずれの状態にあって
もガタツキを生ずることのない新規な引戸装置を提供す
ることを目的とする。
かかる目的を達成するため、本考案では、下部に案内溝
を有する引戸を、該案内溝内に嵌入する固定案内部材に
よって案内しつつ開閉するよう構成されたものにおい
て、該固定案内部材に近接して、該引戸の下側端角部に
当接するよう位置付けられた傾斜面を有する振れ止め部
材が設けられている。
<作用> 振れ止め部材は、開口部下枠等に固定されているガイド
ピン等の案内部材の近傍に、ネジ止めや接着等の適宜の
手段によって固定される。引戸本体の下側端角部に当接
するよう位置付けられた振れ止め部材の傾斜面は、引戸
本体を案内部材の方に押し付けるような力を与えるの
で、引戸操作時及び静止時のいずれにおいても引戸本体
にガタツキが生ずることがない。振れ止め部材と引戸本
体との接触は、面接触ではなく、前者の傾斜面と後者の
下側端角部との間における線接触として与えられため、
過大な抵抗をもたらすことがなく円滑な引戸操作が確保
されると共に、度重なる引戸操作によっても該下側端角
部のみが摩耗するだけであるから外観に目立つ損傷を与
えることが回避される。更に、振れ止め部材の傾斜面と
引戸下側端角部との接触は、引戸本体を斜め上方向に押
し上げる力を与えるので、その上方向のベクトル力によ
って、上部ハンガーレールと吊り車との抵抗も軽減さ
れ、引戸操作が容易になされる。
<実施例> 第1図及び第2図は本考案による引戸装置の一実施例を
示すものであり、第1図は引き違い仕様、第2図は片引
き仕様のものを示す。これら第1図及び第2図は、従来
技術を示す第8図及び第9図にそれぞれ対応するもので
ある。
以下特に第1図を参照して説明すると、引戸本体11の
上端面には吊り車12が取り付けられている。該吊り車
12は、開口部の上枠20の下面に固定された2列のハ
ンガーレール14上を案内されつつ滑動することができ
るものである。一方、引戸本体11の下端面には所定深
さのガイド溝13がその全幅に亙って形成され、このガ
イド溝13内に、開口部の下枠21の任意箇所ににネジ
込まれた1または2以上のガイドピン13が遊嵌される
よう構成されている。
以上の構成は従来技術におけるものと基本的に同様であ
るが、更に、傾斜面18を有する振れ止め具17が開口
部下枠21の任意箇所に取り付けられ、該振れ止め具1
7はその傾斜面18において引戸1の下側端角部と接触
するよう配置されている。
第1図の実施例において用いられている振れ止め具17
は第3図に拡大して示すように台形の断面形状を有する
ブロック体として形成されているが、例えば第4図及び
第5図に示すように折曲形成された板状部材であっても
よい。いずれにしても、振れ止め具17は、その傾斜面
18において引戸1の下側端角部と線的に接触するよう
適合せしめられたものである。
なお第1図の実施例においてはガイドピン15として第
6図(イ)に示すような部材を用い、その螺刻部15bを
開口部下枠21にネジ込んで固着し、その軸部15aを
突出せしめて引戸本体11のガイド溝13内に嵌入せし
めるよう構成されているが、これに限定されるものでは
なく、例えば第6図(ロ)に示すようなL字形金具16を
ガイド部材として用い、その底面16bを開口部下枠に
接着ないしネジ止め等適宜の手段によって固定して、そ
の側面16aを突出させてガイド溝13内に係合せしめ
るようなものであってもよい。
以上第1図に関して説明した本考案の特徴は第2図に示
す片引き仕様の引戸装置においても同様に適用すること
が可能である。第2図において同一の部材または要素に
は同一の符号が付されており、詳細な説明は省略する。
なお符号22は室内壁であり、振れ止め具17は下枠2
1の室内側に配置されている。
上記した実施例において、振れ止め具17はガイドピン
15とは別部材であるものとして構成されているが、第
7図(イ)に示すように、これらを一体として構成するこ
とも可能である。即ち、この振れ止め及びガイド部材と
しての機能を兼用することのできる部材23は、開口部
下枠21に固定されるべき底面23aと、その一側端か
ら直角に垂立する垂直面23bと、その他側端から鈍角
に折曲形成された傾斜面23cとより構成され、同図
(ロ)に示すように、該垂直面23bが引戸本体のガイド
溝13内に嵌入するようにして用いられる。傾斜面23
cは、垂直面23bがガイド溝13内に嵌入して引戸本
体を案内している状態において、該引戸本体の下端側の
角部に当接するように配置形成されている。また、この
底面23aの幅を可変に構成すれば、種々の引戸に適合
せしめることのできる汎用タイプのものとすることがで
きる。
<考案の効果> 本考案によれ引戸装置は、開閉操作時及び静止時のいず
れにおいても、風圧等でガタツクことがなく、また引戸
に目立つ擦り傷を残すこともない。しかも引戸本体の開
閉操作が円滑になされ得る利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案による引戸装置の好適な実施
例を示し、第1図は引き違い仕様、第2図は片引き仕様
のものをそれぞれ示す側面図、第3図はこれらの実施例
において用いられている振れ止め具の形状を示す拡大斜
視図、第4図及び第5図は振れ止め具の変形例を示す拡
大斜視図、第6図は本考案による引戸装置に用いられる
案内部材の若干の例を示す拡大斜視図、第7図は本考案
による引戸装置に用いられる振れ止め具についての更に
別の変形例をその使用態様と共に示す拡大斜視図であ
る。第8図乃至第10図は引戸装置の従来技術を示す側
面図である。 符号の説明 11:引戸本体1、12:吊り車、13:ガイド溝、1
4:ハンガーレール、15:ガイドピン、16:ガイド
部材、17:振れ止め具、18:傾斜面、20:開口部
上枠、21:開口部下枠、22:壁、23:ガイド部材
兼用の振れ止め具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に案内溝を有する引戸を、該案内溝内
    に嵌入する固定案内部材によって案内しつつ開閉するよ
    う構成されたものにおいて、該固定案内部材に近接し
    て、該引戸の下側端角部に当接するよう位置付けられた
    傾斜面を有する振れ止め部材を設けたことを特徴とす
    る、引戸装置。
  2. 【請求項2】上記固定案内部材と上記振れ止め部材とが
    一体に形成されていることを特徴とする、請求項1記載
    の引戸装置。
JP2806488U 1988-03-01 1988-03-01 引戸装置 Expired - Lifetime JPH0627735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2806488U JPH0627735Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 引戸装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2806488U JPH0627735Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 引戸装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01154786U JPH01154786U (ja) 1989-10-24
JPH0627735Y2 true JPH0627735Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=31251108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2806488U Expired - Lifetime JPH0627735Y2 (ja) 1988-03-01 1988-03-01 引戸装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627735Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5969277B2 (ja) * 2012-06-22 2016-08-17 積水化学工業株式会社 引戸転倒防止装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01154786U (ja) 1989-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0627735Y2 (ja) 引戸装置
JPS62290410A (ja) 引出し
JPS6221643Y2 (ja)
JPS6126877U (ja) スライド式気密ドア装置
JP2694323B2 (ja) 片開き式蓋を有する箱
CA2073365A1 (en) Track means for drawers
JPH0342232Y2 (ja)
JPH0354599Y2 (ja)
JP2786928B2 (ja) 収納家具
JPS59163887U (ja) 大形冷凍庫等のスライデイングドア
JPH0735110Y2 (ja) 可動枠分離自在装置
JPH0591609A (ja) 開閉扉
JPH0435492Y2 (ja)
JPH024222Y2 (ja)
JP2559709Y2 (ja) ボーダー取付具
JPH0138234Y2 (ja)
JPH0644187U (ja) 電子機器キャビネットの開閉扉
JPS6348771Y2 (ja)
JP2513861Y2 (ja) 収納家具
JPS5849677Y2 (ja) 扉開閉装置
JPH0331824Y2 (ja)
JPS6128861Y2 (ja)
JPH0131741Y2 (ja)
JPH0128212Y2 (ja)
JPS62199481U (ja)