JPH0735110Y2 - 可動枠分離自在装置 - Google Patents

可動枠分離自在装置

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JPH0735110Y2
JPH0735110Y2 JP7965989U JP7965989U JPH0735110Y2 JP H0735110 Y2 JPH0735110 Y2 JP H0735110Y2 JP 7965989 U JP7965989 U JP 7965989U JP 7965989 U JP7965989 U JP 7965989U JP H0735110 Y2 JPH0735110 Y2 JP H0735110Y2
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JP
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frame
movable frame
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movable
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JP7965989U
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JPH0320677U (ja
Inventor
寿麿 中谷
Original Assignee
スワン商事株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建物の開口枠に設置される下枠に関し、殊に
固定外枠に対して傾斜突没自在とされてなる可動枠を備
えてなる下枠における可動枠分離自在装置に関する。
[従来の技術] 例えば、横引シャッターや枠付き引戸等における下枠の
開閉溝条に小石等の異物が入り込み、これらの開閉障害
となるのを防止する上で、本考案者は、シャッター本体
や引戸の開成時にこの開閉溝条を閉塞する溝条閉塞装置
を実開平3-11782号によって提案済である。
この出願の実施例においては、固定外枠に対して可動枠
を突没自在に備えた下枠を用いるものとしてあり、可動
枠は、シャッター本体の閉成時に突出してその下端を覆
い、開成に伴い没入して下端を開放することによって、
シャッター本体各扉体の下枠直交方向への折畳みを自在
化してあり、また、下枠の固定外枠と可動枠間に閉塞板
を収納するものとしている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この溝条閉塞装置にあっては、閉塞板による閉
塞までの間や、閉塞忘れ等の場合に、なお異物等が閉塞
溝条内に入り込んだりする可能性はこれを防止できな
い。
殊に、この種閉塞溝条は一般に幅狭であるから、異物が
入り込んだ場合除去難い上、出入口では地表に設置され
た下枠に屈んで異物除去作業を行うことになって煩雑で
ある。
また、長期には下枠内に塵埃が入り、隙間から浸入した
雨水でこれが硬化したりする可能性も残り、下枠内が汚
れたり或いは可動枠突没のスムーズさを損ったりするこ
とも完全に防止し得るとはいえない。
本考案は、これらの点から、固定外枠に対して突没自在
な可動枠を備えた下枠において、清掃や異物の除去等必
要に応じて可動枠を固定外枠より分離してこれらを行え
る可動枠分離自在装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的に鑑み、長手方向に添う台形状又はへ字状のガ
イド溝条を有し,固定外枠の内側長手方向に複数設置さ
れたガイド体と,ガイド溝条に嵌挿して長手方向に傾斜
案内される各戸車を外側壁に突設し,固定外枠に対して
傾斜突没自在とされてなる可動枠とを備えてなる下枠に
おいて,上記ガイド体のガイド溝条における各対応位置
にガイド体上方又は側方に連通する戸車挿通口をそれぞ
れ開設せしめてなることを特徴とする可動枠分離自在装
置に係り且つこれを要旨としてなる。
[作用] 本考案にあっては、シャッター体や引戸を開閉した状態
で、可動枠を移動させるとともにその外側壁の戸車をガ
イド体から上方又は側方に脱出させ、次いでこの可動枠
を持ち上げることにより固定外枠から分離し、必要な清
掃等を行い、然る後に上と逆の手順によりこれを固定外
枠内に装着復帰せしめる如くにして用いる。
[実施例] 以下、上吊り式の横引シャッターに本考案を適用した例
により更に説明すれば、1はこの横引シャッターであ
り、このシャッター1は、各幅方向中央位置において設
置した上吊り戸車5…、ガイド車6…を有する多数の扉
体3…を連結框4…によって順次連結してなるシャッタ
ー本体2を備え、各上吊り戸車5…を上枠7に、ガイド
車6…を下枠15に夫々長手方向走行自在に係合させて、
各扉体3…を上枠7及び下枠15間で直交方向に夫々突出
するように蛇腹状の折畳み閉成をなし得るようにしてあ
る。
上枠7及び下枠15は、いずれも建物開口部に固定される
固定外枠8,16と、この固定外枠8,16に対して開口枠面内
方向に傾斜突没自在とされた可動枠9,18を備えており、
これら可動枠9,18はシャッター本体2の閉成時、即ち、
各扉体3…が上枠7、下枠15に平行に位置した際に、シ
ャッター本体2に連動して固定外枠8,16から突出し、ま
た、閉成に先立ち没入するようにされている。
即ち、可動枠9,18はいずれもその長手方向端部におい
て、端部横断部11,20を有しており、図示を省略した端
部框上下に突設したブロック等の押圧部がこの横断部1
1,20を押圧又は引張ることによってこれら可動枠9,18を
左右方向に移動せしめ得るようにされている。
一方、第3図に示されるように、各固定外枠8,16には、
やや薄肉のブロック状とされたガイド体13,22を前後及
び左右に合計4ケ所備えてあり、これらガイド体13,22
はいずれも長手方向に添う台形状としたガイド溝条14,2
3を後壁を残して刻設してある(上枠7側にあっては、
このガイド体13は、下枠15側と逆にガイド溝条14を下向
きにしてある)。
そして、これらガイド溝条14,23には、各可動枠9,18の
外側壁10,19に突設した戸車12,21を長手方向に傾斜案内
自在に嵌挿せしめてあり、これによって、上記可動枠9,
18の長手方向移動に伴い、可動枠9,18が各傾斜動を行っ
て、面内方向に傾斜突没自在とされてなる。
なお、ガイド溝条14,23を長手方向に添う台形状とした
のは、シャッター本体2を左右いずれからも開閉し得る
ように可動枠9,18の傾斜突没方向を任意としたことによ
っている。
ところで、本例における下枠15にあっては、このガイド
体22は内部区画材25,26を介して固定外枠16に設置され
てなる。
内部区画材25,26は、固定外枠16の内側に対向して設け
られた係止溝条17,17に夫々下向き鉤状とされた突条27,
27を係止せしめて斜め上方に取外し自在に装着されてお
り、上記各ガイド体22はこの各内部区画材25,26にネジ2
8…止め固定されてなる。
このように配設されてなる、下枠15の各ガイド体22は、
夫々その台形状のガイド溝条23における各対応位置にガ
イド体上方に連通する戸車挿通孔24…を開設せしめてあ
り、戸車21…が最上位にあるときに、この戸車挿通孔24
…から上方に引上げて、該ガイド溝条23…からこれを膨
出せしめ得るようにしてある。
従って、本例にあっては、シャッター本体2を開成して
下枠15の可動枠18を固定外枠16より開口枠面内方向に突
出させると、この可動枠18の各戸車21…はガイド溝条23
…の最上位の位置に置かれることになり、この状態で可
動枠18を上方に持ち上げることによって、これを固定外
枠16から分離することができる。
なお、このとき、内部区画部材25,26も斜め上方に持ち
上げることができるので、各ガイド体22とともにこれを
取外すことにより、固定外枠16を比較的幅広の溝状のも
のに開放して、これらの洗浄等を行うことができるよう
にしてある。
図中29は、常時一方の内部区画部材25の溝内に垂直内蔵
され、必要に応じて引上げ回動せしめる閉塞部材であ
り、この閉塞部材29の先端突条30は他方の内部区画部材
26上方溝内に入り込むようにしてあり、これによって下
枠15を水平に閉塞し得るものとしてある。
また、31は連結框4…内に嵌合固定され、突出した可動
枠9,18先端を受入れるようにしたシャッター本体2のフ
レ止めである。
本例は以上のとおりに構成したが、ガイド溝条は一方向
開閉のものにあってはこれを長手方向に添うへ字状とす
ることができ、また、ガイド溝条の設置は前記後壁を残
した刻設の他、前後に貫通させた透設のいずれでもよ
い。
長手方向に添う台形状、へ字状のいずれのガイド溝条に
あっても、戸車挿通口は上方(斜め上方を含む)の他側
方に連通せしめてもよく、このときの形状は台形状のも
のにあって入字状、大字状等、へ字状のものにあってT
字状等適宜とし得て、更に、ガイド溝条との関係にあっ
ては、最上位の位置にこれを直接開設するには及ばな
い。
もとより戸車挿通口は、戸車径より大とされるが、例え
ば部分的に弾発的に戸車が通過する等の外れ止めが設け
られてもよい。
上枠用のものにあっては任意であるが、上記図示した下
枠用のものをそのまま用いることは戸車挿通口から可動
枠の突出時に戸車が脱出する可能性があり望ましくな
い。従ってこの上枠における場合は、本考案を用いない
か又は側方に連通するものによるようにするのがよい。
本考案はガイド体を用いて可動枠を傾斜突没自在とする
ので、この可動枠はシャッター本体等と連動せしめる場
合も、その押圧或いは引張りの構造は任意となし得る一
方、電動式のものにおいて、シャッター本体等の開閉時
に併せて可動枠をガイド体に案内せしめ、また、シャッ
ター本体と別に個別に手動によって移動操作せしめるも
のでもよい。
可動枠は必ずしも溝条のものであることを必要とせず、
例えば一側におけるフィン状やL字状のものとして、室
外側或いは室内側において突没してシャッター扉体等の
下端を被覆したり、また、これらの前後中間位置で下か
ら突張り状に支承したりするようにもできる。
また、上記実施例は、ガイド体を内部区画部材を介して
間接的に固定外枠に設置したが、もとより直接の設置固
定をなし得る。
この場合、なるべく固定外枠から取り外しができるよう
にするのが、これを完全に開放し得る上で好ましい。
なお、本考案は、上記横引シャッター、引戸の他、ドア
等の如くに前後に開閉するものにあっても用いられる。
このように本考案の実施に当っては、考案の要旨に反し
ない限り、各具体的材質、構造、形状、寸法等は適宜に
変更し得る。
[考案の効果] 本考案は以上のとおりに構成されたので、前記作用欄に
示したように極めて簡単に下枠の可動枠を固定外枠から
分離し、また、これを再度装着復帰せしめ得る。従っ
て、異物が下枠に入ったときや清掃が必要なとき等適宜
可動枠を分離した上、除去や清掃等をなし得て、常時下
枠を良好な状態に、維持することができる。
また、建物開口部に下枠を設置するに際しても固定外枠
を取付けた後に可動枠を装着することができて簡便であ
り、更に長期の使用や外力により可動枠が変形した場合
の交換も容易である上、開成を行わないと室外側での可
動枠分離ができないから、分離自在性によって防犯性が
損われたりすることもない。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示したもので、第1図は横引シャッター
の正面図、第2図はその縦断面図、第3図は要部を示す
分解斜視図である。 15……下枠、21……戸車 16……固定外枠、22……ガイド体 18……可動枠、23……ガイド溝条 19……外側壁、24……戸車挿通口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に添う台形状又はへ字状のガイド
    溝条を有し,固定外枠の内側長手方向に複数設置された
    ガイド体と,ガイド溝条に嵌挿して長手方向に傾斜案内
    される各戸車を外側壁に突設し,固定外枠に対して傾斜
    突没自在とされてなる可動枠とを備えてなる下枠におい
    て,上記ガイド体のガイド溝条における各対応位置にガ
    イド体上方又は側方に連通する戸車挿通口をそれぞれ開
    設せしめてなることを特徴とする可動枠分離自在装置。
JP7965989U 1989-07-06 1989-07-06 可動枠分離自在装置 Expired - Lifetime JPH0735110Y2 (ja)

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JP7965989U JPH0735110Y2 (ja) 1989-07-06 1989-07-06 可動枠分離自在装置

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Publication Number Publication Date
JPH0320677U JPH0320677U (ja) 1991-02-28
JPH0735110Y2 true JPH0735110Y2 (ja) 1995-08-09

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