JPH0627709Y2 - 外装パネルの表面板装置 - Google Patents

外装パネルの表面板装置

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JPH0627709Y2
JPH0627709Y2 JP1987052465U JP5246587U JPH0627709Y2 JP H0627709 Y2 JPH0627709 Y2 JP H0627709Y2 JP 1987052465 U JP1987052465 U JP 1987052465U JP 5246587 U JP5246587 U JP 5246587U JP H0627709 Y2 JPH0627709 Y2 JP H0627709Y2
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JP
Japan
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reinforcing member
surface plate
plate
fixed
gap
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JP1987052465U
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Inventor
雅晴 諸橋
一則 井上
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新日軽株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カーテンウォールなどにおける外装パネルの
表面板装置に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする問題点〕
この種の表面板して、アルミ等の金属基板上に樹脂の焼
付塗装を行ったものがある。この表面板1では、第5図
のように、平面状金属基板1aに焼付塗装を行うと、第
6図仮想線で示すように、熱変形によってタイコ状にた
とえば約5mm程度室外へ膨出してしまう。
この熱変形した表面板1を補強のための補強材2Aに、
上下左右の周囲を固定した後、中間においてビス3A止
めを図る際、表面板1の中央部分をビス止めにより補強
材2A表面に密着させると、第6図実線で示すように、
ビス止め部分がへこみ、他の部分が膨出した凹凸が形成
され、外観を著しく悪化するものであった。
そこで、本考案の主たる目的は、凹凸がなく、元来緩く
膨出した表面板の当初の形状をそのまま維持でき、もっ
て外観の低下がないとともに、風圧が作用しても表面板
のばたつきがなく、かつ安定して表面板を補強材に固定
できる表面板装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決し、上記目的を達成するための本考案
は、外面に予め焼付塗装された表面板の室内がわ裏面の
四周部に横方向上下および縦方向左右に周囲補強材を設
け、 前記左右補強材の高さ方向中間にこれらに跨がって水平
に中間補強材を設け、 表面板は、前記周囲補強材のうち上補強材に対してはそ
の長手方向の複数位置において直接密着させて剛構造で
固定し、前記左右補強材、下補強材および中間補強材に
対しては、間隙を設け、 前記下補強材の両端を除く中間部分、縦左右補強材およ
び中間補強材のそれぞれ長手方向複数位置において、前
記間隙に弾性ライナーを介在させた状態で弾性的に、前
記表面板の外方への膨出形状を修正することなくその形
状を維持したまま取付け、 前記下補強材の両端に対しては、前記間隙に剛性のライ
ナーを介在させて表面板と直交する方向に剛性をもっ
て、表面板の裏面から室内側に突出するスタッドボルト
を下補強材に対して固定し、かつ下補強材における前記
スタッドボルトの挿通孔を高さ方向の長孔として、ナッ
トで固定したことを特徴とするものである。
〔作用〕
表面板そのものを直接躯体に対して取付けると、表面板
が薄い場合、変形が生じ易いので、本考案ではその裏面
に補強材を四周に設けて補強するようにしてある。
一方、表面板として、前述のように、外表面を焼付塗装
したものを用いる場合、表面板の四周と中間とにおいて
たとえばビスにより剛性をもって強固に固定してしまう
と、多数の凹凸ができてしまうので、左右および下補強
材については表面板の裏面と間隙をもって配し、元来表
面板が外方に膨出しているならば、室内がわに向って強
引に引き寄せることなく、膨出形状を保ったまま、取付
けることとしてある、そして、この場合、その間隙に何
も介在しないとすれば、外からの風圧が作用したとき、
間隙の存在によって変形ばたつきがあるが、その間隙に
弾性ライナーを介在させたので、変形ばたつき騒音を防
止できる。また、風荷重は四周補強材にって支持でき、
もって表面板を安定して保持できる。
一方、実開昭61−123141号には、表面板の中央
を中間補強材に対して剛接合し、周囲補強材に対しては
ゴムライナーを介して弾性的に固定する構造が示されて
いる。
これは、取付後において、太陽熱を受けて表面板がの面
方向に沿っての膨縮力を、ゴムライナーを面方向に塑性
変形させることにより、吸収しようとするものである。
しかし、これでは、本考案が対象とする焼付塗装金属表
面板に対して適用できない。すなわち、焼付塗装によ
り、表面板が膨出形状を示すとき、中間補強材に対して
その長手方向全長にわたって表面板をその膨出形状を修
正するように密着固定する限り、その修正力が表面板の
他の部分の歪み、たとえば波打ちとなって現れてしま
う。この波打ち状態のまま、表面板を周囲補強材に対し
てゴムライナーを介して弾性的に固定するとしても、波
打ち変形を防止することはできない。
しかるに、本考案においては、表面板は、周囲補強材の
うち上補強材に対してはその長手方向の複数位置におい
て密着して固定してある。その代わりに、下補強材の両
端を除く中間部分、縦左右補強材および中間補強材のそ
れぞれ長手方向複数位置において、前記間隙に弾性ライ
ナーを介在させた状態で弾性的に、前記表面板の外方へ
の膨出形状を修正することなくその形状を維持したまま
取付けてある。したがって、表面板の膨出状態のままの
状態を維持でき、前記公報例のように、波打ちが生じる
ことを防止できる。
前記下補強材の両端に対しても、弾性ライナーを介して
表面板を取り付けることが考えられるが、すると、上補
強材に対してのみ表面板が剛接合され、他の部分が過度
の変形し易い態様となる。この場合には、強風を受けた
とき、他の部分において変形およびばたつきが生じる問
題がある。
そこで、本考案においては、下補強材の両端部に対して
は、前記間隙に剛性のライナーを介在させて表面板と直
交する方向に剛性をもって、表面板の裏面から室内側に
突出するスタッドボルトを下補強材に対して固定した。
その結果、表面板の下部両端が面と直交する方向に対し
て規制できるので、少なくともその部分での変形および
ばたつきが生じないとともに、膨出形状を維持できる利
点がもたらされる。
しかし、完全な剛接合するとすれば、逆に表面板に取り
付け後においての太陽熱などによる面方向の膨縮を規制
することになるので、下補強材における前記スタッドボ
ルトの挿通孔を高さ方向の長孔として、ナットで固定し
たことにより、前記の膨縮を許容し、しかも、表面板の
膨出度合いに対応した固定位置をその長孔で調整でき
る。
〔実施例〕 以下本考案を第1図〜第4図に示す実施例によってさら
に詳説する。
第1図において、上表面板と下表面板との連結部分が示
されているが、以後の説明においては、主に、1枚の表
面板として、上部に示されたものをその1枚の表面板の
下部構造を示すものとして、また下部に示されたもの
を、1枚の表面板の上部構造を示すものとして説明す
る。
さて、表面板1は薄いアルミニウム合金板等からなり、
予め表面に樹脂の焼付塗装がなされたものであり、この
裏面(室内側)の四周部には、それぞれリップ溝形の横
方向の上下補強材2,3および縦方向の左右補強材4,
5が溶接により枠組み状態で配され、また左右補強材
4,5に跨って高さ方向中間に中間補強材6が配置され
ている。この中間補強材6は、第4図に詳細が図示され
ているように、左右補強材4,5に溶接固定され取付板
7とその背面に配される座板8とをワッシャー9を介し
てボルト10締結することにより固定されている。
一方、表面板1の裏面に対して上補強材2はその長手方
向において密着配置されているが、下および左右補強材
3,4,5および中間補強材6は間隙Cをもって配置さ
れている。表面板1の各補強材2,3,4,5,6に対
する取付けのために、表面板1が室内がわに突出してス
タッドボルト11が固着され、上補強材2に対しては、
表面板1が密着された状態で上補強材2の内側からナッ
ト12により強固に螺着され、ゆるみ止めのために接着
止めされ、表面板1が上補強材2に対して、剛性をもっ
て固定が図られている。表面板1は下補強材3の長手両
端に対しては、これに溶接により固定した鋼製の剛性ラ
イナー13を間隙Cに介在させた状態でナット12止め
され、これまた表面板1の面と直交する方向に剛性をも
って固定されている。
これに対して、左右補強材4,5、下補強材3の長手両
端を除く中間部分および中間補強材6に対しては、間隙
Cに対してゴムやスプリング等の弾性を有する弾性ライ
ナー14を介在させるとともに、取付けに当り、表面板
1を強引に引き寄せて変形を生じさせることなく、その
形状を保ったまま、ナット12により取付けを図ってい
る。
かくして組み立てられた表面板装置は、上部表面板装置
および下部表面板装置を共通的に取付ける予め躯体に連
結された支持ブラケット15に、ワッシャー16A,1
6Bを用いて取付ボルト17で締結される。
この場合、表面板1および各補強材の熱変形が考えられ
るので、上部については、スタッドボルト11および取
付ボルト17を上補強材2および支持ブラケット15に
長孔を形成することなく実質的に密嵌状態で締結する一
方で、下部については下補強材3および支持ブラケット
15に上下方向に沿う長孔3a,15aを形成し、熱変
形があったとき、そこで吸収するようにしてる。ここ
で、ワッシャー16Bにも長孔を形成してもよい。かく
して、上記表面板装置は、支持ブラケット15に対して
上補強材2を介してそれ以外の各補強材3〜6および表
面板1を吊持した構造となっている。
かかる表面板装置によれば、前記作用の項で述べたよう
な作用効果が奏せられる。
〔考案の効果〕
以上の通り、本考案によれば、表面板の取付時における
変形を防止でき外観の低下がなくなるとともに、表面板
を安定的にまたばたつきなく保持できるなどの利点がも
たらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は上部表面板装置と下部表面板装置とに跨がる部
分における第3図のI−I線に沿う縦断面図、第2図は
II-II線矢視図、第3図は表面板装置の室内がわからみ
た正面図、第4図はその要部拡大図、第5図は表面板の
焼付塗装前の状態図、第6図は従来例の取付けによる変
形態様図である。 1…表面板、2〜6…補強材、11…スタッドボルト、
12…ナット、13…剛性ライナー、14…弾性ライナ
ー、15…支持ブラケット、C…間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外面が予め焼付塗装された表面板の室内が
    わ裏面の四周部に横方向上下および縦方向左右に周囲補
    強材を設け、 前記左右補強材の高さ方向中間にこれらに跨がって水平
    に中間補強材を設け、 表面板は、前記周囲補強材のうち上補強材に対してはそ
    の長手方向の複数位置において直接密着させて剛構造で
    固定し、前記左右補強材、下補強材および中間補強材に
    対しては、間隙を設け、 前記下補強材の両端を除く中間部分、縦左右補強材およ
    ひ中間補強材のそれぞれ長手方向複数位置において、前
    記間隙に弾性ライナーを介在させた状態で弾性的に、前
    記表面板の外方への膨出形状を修正することなくその形
    状を維持したまま取付け、 前記下補強材の両端に対しては、前記間隙に剛性のライ
    ナーを介在させて表面板と直交する方向に剛性をもっ
    て、表面板の裏面から室内側に突出するスタッドボルト
    を下補強材に対して固定し、かつ下補強材における前記
    スタッドボルトの挿通孔を高さ方向の長孔として、ナッ
    トで固定したことを特徴とする外装パネルの表面板装
    置。
JP1987052465U 1987-04-07 1987-04-07 外装パネルの表面板装置 Expired - Lifetime JPH0627709Y2 (ja)

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JPS63159033U JPS63159033U (ja) 1988-10-18
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