JPH0627527Y2 - 紙葉類結束機 - Google Patents

紙葉類結束機

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JPH0627527Y2
JPH0627527Y2 JP15450188U JP15450188U JPH0627527Y2 JP H0627527 Y2 JPH0627527 Y2 JP H0627527Y2 JP 15450188 U JP15450188 U JP 15450188U JP 15450188 U JP15450188 U JP 15450188U JP H0627527 Y2 JPH0627527 Y2 JP H0627527Y2
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和典 梅崎
勝彦 圓尾
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、紙幣等の紙葉類を所定枚数ずつ結束する紙葉
類結束機にかかり、特に結束済の結束紙葉類の機体外放
出と機体内収納との双方を行なうことができる紙葉類結
束機に関する。
(従来の技術) 紙幣等の紙葉類を所定枚数ずつ結束して収納する装置と
しては、例えば特開昭62−10972号公報に示され
るものがある。
上記の従来技術は、集積部に集積された所定枚数の紙葉
類を結束部に移動させ、結束機構により結束を行なった
のち結束済の紙葉類を結束部から放出させ、下方に配置
された収納箱内に自由落下させて収納するようになって
いる。
そして結束済の紙葉類の取出しは、機体に設けられた取
出口の扉を開いて収納箱を引出し、その収納箱内から結
束紙葉類を取出すようになされている。
(考案が解決しようとする課題) しかるに上記従来の紙葉類結束機では、結束部から放出
される結束紙葉類の機体内の収納箱内に収納されるのみ
で、機体外へ放出することができないため、結束紙葉類
を収納せずにその場で取出したい場合であっても、一旦
は収納箱へ収納させたのち機体の取出口の扉を開けて収
納箱を引出し、その中に収納されている結束紙葉類を手
で取出すことが必要となり、煩わしい作業が強いられて
いた。
さりとて機体外へ放出させる機構を付加したのでは結束
機自体が大型化し、実用上問題となる。
本考案はこれに鑑み、機体を大型化することなく簡単な
構成に基づいて結束紙葉類の機体外放出と機体内収納と
の双方を選択的に行なえるようにした紙葉類結束機を提
供することを目的としてなされたものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記従来技術が有する課題を解決するため本考案は、結
束機構により紙葉類を所定枚数ずつ結束し、その結束紙
葉類を機体内に設けられた収納部に収納する紙葉類結束
機において、前記結束機構により結束された結束紙葉類
を受取って機体内の前記板近傍位置に一定姿勢として放
出させる放出機構と、機体の前面板の一部を構成するよ
う下端部を軸として機体の内側へ倒伏揺動可能に設けら
れ、倒伏揺動時に前記放出機構から放出される結束紙葉
類を受取り、起立揺動時にその結束紙葉類を機体外へ放
出する前面揺動板と、この前面揺動板よりも下方の機体
内に設けられ、前記前面揺動板により放出しない結束紙
葉類を収納する収納部とを具備し、前記前面揺動板の揺
動により結束紙葉類を機体外放出と機体内収納とを選択
的に行なえるようにしたことを特徴とするものである。
(作用) 結束紙葉類を収納部へ収納するときは、前面揺動板を起
立させて前面板の一部を構成する状態におくことによ
り、放出機構から放出される結束紙葉類は機体内の収納
部側へ送られて収納される。
結束紙葉類を直接取出すときは、前面揺動板を機体の内
側へ倒伏揺動させると、その前面揺動板が放出機構から
放出される結束紙葉類を受けて機体外へ放出させる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して説明する。
まず、第1図および第2図を参照して紙葉類結束機の結
束機構の一例について説明すると、機体1の内部上方に
紙葉類集積部2が、その下方位置に紙葉類集積部2で集
積された所定枚数の紙葉類Pを結束する紙葉類結束部3
が、そしてその下方位置には結束された結束紙葉類P′
を機体1の前面板4の近傍位置に一定姿勢として放出す
る放出機構5が設けられており、この放出機構5の放出
端近傍位置に機体1の前面板4の一部を構成する前面揺
動板6が機体1の内側へ倒伏揺動自在に設けられ、さら
にその奥側下部位置には収納部7が配設されている。
つぎに各部の実施例の詳細について説明する。
主搬送通路8は、機体1内上方部にあって、例えば第1
図に鎖線で示すように紙葉類繰込み機構9に装填される
紙葉類Pを繰込みローラ10,11を通じて1枚ずつ繰
込み口12に入口端が臨むように上下の搬送ベルト1
3,14により構成され、これらベルト13,14の合
せ面間で紙葉類Pを搬送するようになっており、その途
中部には、通過する紙葉類の枚数を計数する計数センサ
15が設けられている。
第1の搬送通路16は、前記主搬送通路8の下部の搬送
ベルト14の側面部分14Aと、これに対設される搬送
ベルト17とで構成されている。
第2図の搬送通路18は、上記主搬送通路8に続いて機
体1の反対方向へ延びて配設される上部の搬送ベルト1
9,20と下部の搬送ベルト21とで構成されている。
前記主搬送通路8の末端部には当該主搬送通路8を搬送
される紙葉類Pの送路を第1または第2の搬送通路1
6,18へ択一的に切換えるための通路切換え部材22
が通路切換え範囲内で揺動自在に設けられている。
この通路切換え部材22は、例えば中間部が機体1側に
軸22Aにより上下方向揺動自在に支持され、その下面
側で第1搬送通路16側へ、上面側で第2搬送通路18
側へ紙葉類Pを誘導するようになっており、この切換え
部材22はロータリーソレノイドの励磁解磁により回転
変位されるようになされている。
前記第1,2搬送通路16,18の途中には、これを通
過する紙葉類Pの枚数を確認のため計数する計数手段と
しての計数センサ23,24が配設されている。
前記第1搬送通路16の末端には第1集積機構25が、
第2搬送通路18の末端には第2集積機構26がそれぞ
れ設けられている。これら集積機構25,26は、第1
図において左右対称に構成されているので、一方のみを
説明し、他方は対応する符号にダッシュを付して説明を
省略する。
すなわち第1図に側面を、第2図に平面を示すように、
複数枚の羽根27,27…が放射方向に植設された羽根
車28,28′が1つの集積機構25または26に3個
宛軸29,29′に固着され、第1,第2搬送通路1
6,18の末端から放出される紙葉類Pがこれら羽根車
28,28′の羽根間に1枚ずつ受入れられ、集積板3
0,30′に紙葉類Pの進入端が当って集積板30,3
0′上に立位姿勢で置きざりにされ、整列集積されるよ
うになっている。
上記集積板30,30′は、巾方向に複数に区分された
平面形状を有し、その基部下面のボス部30A,30′
Aが機体1に水平方向に固設されたガイドロッド31,
31′にそって水平移動自在に支持されかつ、無端状に
配設されたベルト32,32′に一部が固定されてモー
タ36,36′によるベルト32,32′の回動により
水平方向へ移動されるように構成されている。
また集積板30,30′の上方部には、この集積板3
0,30′上に整列集積される紙葉類Pが倒れないよう
に支える押え部材33,33′が機体1側に架設された
ガイドロッド34にそって移動自在に支持され、常時は
バネ35,35′により羽根車28,28′方向へ付勢
されている。
移送機構40は、その基台41が機体1に垂直に固設さ
れたガイドロッド42にそって昇降自在に支持されてい
るとともに、垂直方向に配設されたベルト37に固定さ
れ、このベルトの回動により基台41が昇降動されるよ
うになっており、この基台41の先端上部に一対で複数
組の把持部43,43が直立するように設けられてい
る。
この把持部43,43は、基台41に内蔵された離接機
構44により接近離反する動きが与えられるようになっ
ている。第2図示の例では各把持部43,43の基部に
ラック45,45がバネを介して設けられ、これらラッ
ク45,45間にピニオン46が介在されて各ラック4
5,45に噛合され、このピニオン46を図示しないモ
ータにより回動することによりラック45,45を引寄
せあるいは離反させるようにして把持部43,43が離
接されるようになっている。これら把持部43,43
は、前記集積板30,30′の間隙から集積板30,3
0′の上面より突出し得るように配設されている。
前記把持部43,43のある位置の直下方には、結束機
構3が設けられている。この結束機構3自体の構成は公
知に属するのでその詳細な説明は省略するが、一対の挟
持片48,48′を有し、一方の挟持片48の挟持面は
凸状弧面に形成され、他方の挟持片48′の挟持面は凹
状弧面に形成されていて、左右の挟持片48,48′間
に所定枚数の紙葉類Pを挟持したときこれが若干湾曲状
態となって挟持され、これは結果テープ47を巻回止着
したのち挟持が解かれたとき紙葉類Pの伸展により結束
テープ47が緊張状態になるようにするためである。
前記結束機構3の一端には第1図および第3図に示すよ
うに結束紙葉類の放出機構5と、この放出機構5の下方
部に紙葉類Pを区分け収納する復数区域を有する収納部
7と、この収納部7に種類別に収納させるための収納機
構50とが設けられている。
前記放出機構5は、結束時に紙葉類Pの手前側一端を載
置するとともに結束後に結束された結果紙葉類P′が図
示しない押出し手段により押出されるのに同期して揺動
する揺動板52と、この揺動52上から滑落した結束紙
葉類P′を水平姿勢で受止めるベルトコンベア構造の搬
送帯53とを備えている。
上記揺動板52は、その下端が軸54により機体1側に
枢支され、第1図に一点鎖線で示す載置姿勢から実線図
示の放出姿勢にわたり揺動自在とされている。
上記搬送帯53は、基端のプーリー55が機体1側に軸
56により支持され、他端のプーリー57側は第1図実
線図示の上昇位置と鎖線図示の下降位置とにわたって揺
動自在とされている。そして搬送帯53の基部付近にセ
ンサ58が設けられ、このセンサ58が結束紙葉類P′
の先端により遮切られるとき搬送帯53が下方へ揺動さ
れるようになっている。
前記収納部7は、図示の例では第3図示のように機体1
に対し引出し自在とされた庫体59に設けられ、この庫
体59の内部が5つの収納区域7〜7に区画されて
おり、結束紙葉類P′を区分け収納するようになされて
いる。
前記収納機構50は、前記庫体59の長手方向一側にそ
って回動するベルト60が水平方向に配設され、このベ
ルト60に可動枠体61の下部が止着されており、この
可動枠体61は機体1側に横架されたガイドロッド62
を3個のローラ63,63,63で挟み、固定レール6
4をこれらのローラ65,65,65で挟むようにして
移動自在に支持されていて、前記ベルト60の回動によ
り収納部50にそって移動されるようになっている。
前記可動枠体61には受箱66の一端が支持されてい
る。この受箱66は、上下が開放され結束紙葉類P′が
収納される大きさを有する枠体67と、この枠体67の
長手方向に沿う下部両側に設けられる可動底板68,6
9とを有し、この可動底板68,69に固着の軸70,
71が前記可動枠体61に軸承されて片持ち支持されて
いる。
上記軸70,71のうち一方の軸70の端部には、第4
図(A),(B)のように短いレバー72,73が一方
は可動底板68と平行する方向に、他方は直角な方向に
それぞれ固着され、他方の軸71の端部には短いレバー
74が可動底板69と平行する方向に固着されており、
前記レバー73と74との先端間が連動レバー75によ
り連結されている。
そして前記可動枠体61には、モータ76、ギヤ77,
78,79を介して回動される略半円状のカム80が軸
81により支持され、このカム80のカム面には前記レ
バー72の先端のローラ82がバネ83の付勢を受けて
当接されている。このローラ82がカム80の高所領域
80Aに位置するときはレバー72が水平姿勢におかれ
て可動底板68,69が閉じられ、ローラ82がカム8
0の低所領域80Bに入ったときはレバー72が垂直姿
勢におかれて可動底板68,69が開放動作される。
第1図において符号84は、結束紙葉類P′を収納部7
へ収納せずに取出したい場合のために搬送帯53の末端
の機体1に開口された取出し口で、常時は前面揺動板6
により閉鎖され、機体1外放出時には開放されるように
なっている。第2図において符号85,85′は、第
1、第2集積機構25,26の側部にあって、集積され
た紙葉類Pの側端部を他側の側壁91へ押しつけて揃え
るための偏心回動する揃え部材である。
第5図乃至第7図は、前面揺動板6の開閉機構の一例を
示している。この実施例は、モータ86により自動的に
揺動させるようにした場合を示すもので、前面揺動板6
の下端部に水平方向の軸87が固着され、この軸87に
より機体1の図示しない軸受に軸承されている。
この軸87の一端にはL字状のレバー88の一辺が前面
揺動板6に対し所要の角度をもって固着され、このレバ
ー88の先端に突設されたピン89が縦長形状を有する
昇降レバー90の中間の上下方向に長い長孔91に遊嵌
されており、この昇降レバー90の上方のピン92と前
記ピン89との間に引張りバネ93が張装されている。
この昇降レバー90の下部の上下方向に長い長孔94に
はモータ86により回転される駆動レバー95の一端に
突設されたピン96が遊嵌され、このピン96と、前記
長孔94より上方位置のピン97との間に引張りバネ9
8が張装されている。上記駆動レバー95の他端は検知
部99とされて、第1、第2のセンサS,S(フォ
トセンサ)を遮切ることができるように配設され、これ
らセンサS,Sによりモータ86の停止位置が制御
されるようになっている。
前面揺動板6の上部両側部には、機体1の前面板4にあ
けられた取出し口84の両側縁内面に係合する係合縁6
A,6Aを有し、前面揺動板6が起立方向に揺動したと
きこの係合縁6A,6Aが取出し口84の左右側縁に係
合して前面揺動板6の外面が機体1の前面板4の一部を
構成するよう完全閉鎖状態となる。図中100は前面揺
動板6の倒伏限を定めるストッパで、このストッパ10
0に当って前面揺動板6が停止した際のモータ86の過
剰回転は引張りバネ93,98により呼吸されるように
なっている。
次に上記実施例の作用を説明する。
紙葉類繰込み機構9に紙葉類Pを装填し、繰出しを開始
すると、繰込みローラ10,11により紙葉類Pが1枚
ずつ繰出されて入口部12から主搬送通路8へ受渡され
る。
第1集積機構25による集積時には、通路切換え部材2
2は第1図示の状態におかれており、主搬送通路8と第
1搬送通路19とが連通状態におかれている。そのため
紙葉類Pは主搬送通路8から第1搬送通路19を送ら
れ、第1集積機構25へ向かう。
第1搬送通路19の末端から放出される紙葉類Pは、羽
根車28,28…の羽根27,27間に1枚ずつ入り込
み、この羽根車28,28…の回転で順次第1図におい
て左側へ送られる。その紙葉類Pの先端が集積板30の
上面に当ると、こゝでしごかれるようにして紙葉類Pが
集積板30上に立位姿勢となってとり残され、押え部材
33にそわされて整列させられる。
こうして順次整列集積が進み、第1搬送通路19を通る
紙葉類Pが所定枚数目(例えば100枚)であることを
計算センサ15が検出すると、通路切換え部材16が第
1図において時計方向に所定角度回動し、その下面側が
主搬送通路8の末端から退去して第2搬送通路18側へ
紙葉類Pの進路が切換えられる。これにより、以後主搬
送通路8からおくられてくる紙葉類Pは第2搬送通路1
8を通って第2集積機構26へ前記第1集積機構25で
の整列集積の場合と同様にして集積が行なわれる。
一方、前記第1集積機構25への集積が完了した時点で
モータ36が起動され、ベルト32を回動して集積板3
0を第1図鎖線図示の位置まで前進させて停止する。
こゝで移送機構40のベルト37が回動して基台41を
上昇させ、その上面に突出する把持部43,43が集積
板30上の紙葉類Pの前後に進出し、ついでモータによ
りピニオン46が第2図において時計方向に回動してラ
ック45,45を互いに引寄せ、把持部43,43が紙
葉類Pを挟んで止まる。
紙葉類Pの把持が完了すると、モータ36が逆転して集
積板30が後退し、第1図実線図示位置へ戻され、基台
41が下降を開始いて把持部43,43間に把持された
紙葉類Pを結束機構47の挟持片48,48′間に待ち
きたし、紙葉類Pの後半部を挟持片48,48′にて挟
持し、前半部を揺動板52上に載置する。その後常法に
より結束テープ47が巻回されてその巻端を接着等によ
って止着され、結束が完了する。
結束が終了し、挟持片48,48′による挟持がゆるめ
られ、図示しない押出し手段により第1図紙面後方から
手前側に押出されるのに同期してこの揺動板52が第1
図実線図示の位置へ揺動すると結束紙葉類P′は第1図
示のように水平姿勢に倒れて搬送帯53上に載る。
また、このとき搬送帯53のベルトコンベアを結束紙葉
類P′が下方へ移動するように回転させることにより搬
送帯53上で結束紙葉類P′の姿勢が整えられる。
結束紙葉類P′を収納部7へ収納する場合には、結束紙
葉類P′が下方へ送られてセンサ58が結束紙葉類P′
の先端を検出すると第1図鎖線図示のように下方へ揺動
すると同時に逆方向に駆動して結束紙葉類P′を受箱6
6内に送り込む。
受箱66に入った結束紙葉類P′は、左右の可動底板6
8,69上に跨って載り、その種類(紙葉類が紙幣であ
るときは例えば金種)や、既に収納されている紙葉類の
収納量に応じて収納部7の収納区域7〜7の上部ま
でベルト60の回動によって移動する。
所定の収納区域上に停止すると、モータ76が起動して
ギヤ77,78,79を経てカム80が回動し、このカ
ム80の高所領域80Aに当っていたローラ82が底所
領域80Bに落下するのでレバー72がバネ83の付勢
により第4図(A)において時計方向に回動し、これに
よりレバー73も同方向に回動するので連動レバー75
を通じて第4図(B)示のように他側のレバー74が反
時計方向に回動し、これらにより可動底板68,69が
垂直姿勢に開らかれる。
したがって可動底板68,69上に載っていた結束紙葉
類P′は水平姿勢のまゝ収納部7内に落下して収納され
る。
上記作用は、第2集積機構26への集積が行なわれてい
る間に実行されるが、第2集積機構26への所定枚数の
集積が完了したときには第1集積機構25の場合と同様
にして結束から収納までの作用が行なわれる。
つぎに結束紙葉類P′を機体1外へ放出させるには、機
体1内への収納時と同様に搬送帯53が結束紙葉類P′
を受取ったのち下方への揺動に先立って受箱66が第9
図示のように若干収納部7側へ移動し、ついで前面揺動
板6の駆動用モータ86が回動し、駆動レバー95、ピ
ン96、昇降レバー90、ピン89、レバー88を介し
て軸87が第5図矢印方向に回動し、前面揺動板6が機
体1の内方へ第5図鎖線図示のように倒れ込み、続いて
搬送帯53が下方へ揺動するとともに逆回転して結束紙
葉類P′が前面揺動板6上に載り、その後搬送帯53が
上方へ揺動するとともに前面揺動板6が垂直状態(第9
図鎖線図示状態)に戻ることによって結束紙葉類P′は
機体1外の適宜な容器101内へ放出される。機体1外
へ放出数が複数束であるときは上記動作がその数分だけ
繰返えされる。
なお図示の実施例では、前面揺動板6をモータ86によ
り自動開閉する構成とした場合について説明したが、こ
れは手動開閉構造としてもよく、また集積部を2箇所に
設け、これら集積部において交互に集積を行なわせるよ
うにした場合について示してあるが、この集積部は従来
のように1箇所のみであってもよく、その集積から結束
に至るまでの構成は図示例以外のものであってもよい。
また結束紙葉類の放出機構および受箱の構成等に関して
も、図示実施例に限られるものではなく、他に設計変更
することは任意である。また主搬送通路8を搬送される
紙葉類は、紙葉類繰込み機構9によって1枚ずつ繰込ま
れる例について示したが、第1図において機体1の右側
に紙葉類放出機構等を隣接し、そこから1枚ずつ放出さ
せる紙葉類を主搬送通路8で受取るようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、結束後の紙葉類の
機体内への収納と機体外への放出とを選択的に行なえる
ので、結束紙葉類を機体外へ取出したいとき従来のよう
にいちいち収納箱を引出して取出すような手数が不要と
なり、随時機体外へ放出させることができる。また収納
部への収納と機体外への放出とを機体の前面板の一部を
構成する前面揺動板の揺動のみによって選択することが
できるので、機体内のスペースを削減することがなく、
構造が簡単で機体を大型化することもないなどの種々の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す上半部の前面板を除去
した正面図、第2図は第1図における結束部の平面図、
第3図は同収納部および受箱の斜視図、第4図(A),
(B)は同収納機構の作動説明図、第5図は同前面揺動
板およびその作動機構の一例を示す斜視図、第6図およ
び第7図は同作動状態を示す説明図、第8図は結束紙葉
類収納時、第9図は同機体外放出時の状況説明図であ
る。 1……機体、2……紙葉類集積部、3……紙葉類結束
部、4……前面板、5……放出機構、6……前面揺動
板、7……収納部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】結束機構により紙葉類を所定枚数ずつ結束
    し、その結束紙葉類を機体内に設けられた収納部に収納
    する紙葉類結束機において、前記結束機構により結束さ
    れた結束紙葉類を受取って機体内の前面板近傍位置に一
    定姿勢として放出させる放出機構と、機体の前面板の一
    部を構成するよう下端部を軸として機体の内側へ倒伏揺
    動可能に設けられ、倒伏揺動時に前記放出機構から放出
    される結束紙葉類を受取り、起立揺動時にその結束紙葉
    類を機体外へ放出する前面揺動板と、この前面揺動板よ
    りも下方の機体内に設けられ、前記前面揺動板により放
    出しない結束紙葉類を収納する収納部とを具備し、前記
    前面揺動板の揺動により結束紙葉類を機体外放出と機体
    内収納とを選択的に行なうようにしたことを特徴する紙
    葉類結束機。
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