JPH06274879A - 光情報記録再生装置 - Google Patents

光情報記録再生装置

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JPH06274879A
JPH06274879A JP5066750A JP6675093A JPH06274879A JP H06274879 A JPH06274879 A JP H06274879A JP 5066750 A JP5066750 A JP 5066750A JP 6675093 A JP6675093 A JP 6675093A JP H06274879 A JPH06274879 A JP H06274879A
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    • GPHYSICS
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード本体の長手方向に沿って多数の情報ト
ラックを形成した光カードを用いて記録再生を行う装置
において、装置の小型コンパクトを図ることを目的とす
る。 【構成】 1は光カードCを保持するシャトルで、裏面
に設けた超音波モータの振動子が本体シャーシ19の固
定子と当接し、光カードCの情報トラックと直交する方
向に移動する。シャトル1には、長楕円形状の振動子6
c,6dを上下に対向配置しその間に挟持する光カード
をその長手方向に搬送する超音波モータユニットが設け
られ、また装置の挿入口近傍にも同様の機能を有する振
動子6a,6bが配置されている。ビームを光カードに
照射する光学ヘッド13は情報トラック方向に沿って移
動し、シャトル1のシーク動作で記録再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体に情報を記
録し、記録媒体に記録されている情報の再生を行う光記
録媒体の情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録再生装置には磁気方式と光学方
式がある。その中でも近年は光学方式が注目されてい
る。従来から、光ビームを用いて情報の記録/再生を行
う装置としては、ディスク形状の記録媒体を回転させる
CD、ビデオディスクの光ディスクや、光磁気ディス
ク、カード形状の記録媒体を往復移動させる光カード、
また光テープを使用したものなどがある。
【0003】これらの装置は目的に応じて使い分けられ
ているが、その中にあって携帯性の良さから光カードが
注目を集めている。
【0004】情報記録媒体として光カードを使用する場
合に、従来から種々提案されている方式として、可動光
学ヘッドからの光ビームを光カード上に照射し、光ビー
ムの照射する位置を直線移動し、更にその直線移動方向
と直交する方向、即ち光カード上の情報トラックを横断
する方向に光カードを光学ヘッドに対して相対的に移動
する方式が知られている。
【0005】このような方式の従来例としているものと
して、図16,17に示すものが知られている。
【0006】Cは裏面に記録部Caを有する光カード、
303は矢印A方向に往復移動する光カードCを保持す
る光カード保持部材(以下シャトルと称す)、319は
矢印A方向と直交する矢印B方向に不図示の駆動機構に
より移動可能な光学ヘッドである。
【0007】シャトル303は、光カードCが差し込ま
れる段部310が形成され、矢印B方向の片側に設けら
れた押板バネ313により段部310の他側に形成され
ている縁部310aに光カードCを押し付ける。また、
段部310に差し込まれた光カードCの挿入端は、スト
ッパ突起314に当接し、光カードCを所定位置で停止
させるようにしている。さらに、段部310内に保持さ
れている光カードCの上方向への移動を規制するため
に、光カードCの裏面と接触しない隙間を有して、光カ
ード押え部311,312が記録部Caの両側位置に形
成されている。
【0008】304,309はシャトル303の予定移
動方向Aと平行で、B方向に所定の間隔を有して装置本
体に固定されたガイド軸で、一方のガイド軸304には
シャトル303に固定された軸受305,306が摺動
自在に嵌合し、又他方のガイド軸309にはシャトル3
03に取り付けられた上下一対のローラ307が回転自
在に係合し、シャトル303を予定移動方向Aに対して
案内する。
【0009】シャトル303の裏面には、無端のベルト
315が取り付けられており、このベルト315は回転
自在のプーリー316、サーボモータ317に取り付け
られたプーリー318に支持され、サーボモータ317
の回転により予定移動方向Aに往復移動するようになっ
ている。
【0010】また、シャトル303の往復駆動手段とし
ては、図18に示すように、磁気回路を用いたボイスコ
イルモータ方式も提案されており、内ヨーク401が内
挿されるボイスコイル402をシャトル303に固定
し、情報トラック方向に沿っている予定移動方向にシャ
トル303を往復移動させるようにしている。なお、4
03は外ヨーク、404は永久磁石である。
【0011】また、光カードを搭載し位置決め保持する
シャトルに於いては、図19に示す様に、光カードの長
手方向両端部を押さえる、カード押さえ501a,50
1bとバネ505a,505bと、それらの回動を可能
に支持する軸504a,504bと、この軸に系合する
腕507a,507bと、この腕507a,507bに
備えたローラ506a,506bを介して腕を回動する
ための摺動体510と、これを駆動するモータ等の多く
の部品をシャトル502に取り付けて光カードを保持さ
せている。
【0012】そして、これらのシャトル303,502
には、図16に示すように、光カードCの搬送、あるい
は排出時に位置決めするロックピン320が設けられ、
装置本体に支持されたロックソレノイド321と、該ロ
ックピン320に係合可能なロックレバー322よりな
るロック機構により、該シャトルの固定が行なわれる。
【0013】以上の構成より成る従来例に於いては、光
カードを搭載したシャトルが光学ヘッドに対し、光カー
ドの情報トラック方向、即ちカード長手方向に往復運動
を行い、且つ光学ヘッドを情報トラックに直交方向へ移
動して、情報ビームを記録面に記録し、或いは再生させ
ている。
【0014】他の方式として、図20,21,22,2
3に示すものがある。
【0015】図20は斜視図で、レール601a,60
1bに沿ってX方向に可動に支持された載置台、即ちシ
ャトル2は、側方から挿入された光カードCを周辺部に
おいて、上からカード押圧部材603の板バネ603
a,603bにより抑えて固定するようになっている。
光カードCをシャトル602に挿入するための送りロー
ラ604a,604bは、駆動軸605を介してモータ
606によって回動され、光カードCの搬送を行う。シ
ャトル602の光カード突当部602aまで光カードC
を挿入するために、シャトル602及び光カードC押さ
え板3に切欠部603c,603dが設けてあり、この
切欠き部603c,603dに送りローラ604a,6
04bが食い込むように配置されている。
【0016】モータ606及び駆動軸605は、軸60
7aの廻りに回動可能な部材607の一端に固定された
可動鉄心608がバネ609及びソレノイド610によ
り駆動されることにより、上下に移動可能と成ってい
る。
【0017】図21は図20のA−A線に沿った断面図
を示し、同図の(a)はシャトル602に光カードCを
挿入する状態を示し、(b)はシャトル602から送り
ローラ604a,604bが外れた状態を示し、(c)
はシャトル602から光カードCを排出している状態を
示している。上記構成の従来例において動作説明をす
る。送りローラ604a,604bにより光カードCが
シャトル602の突当部602aまで移動され、光カー
ドCがシャトル602に突き当たるとモータ606が停
止し、更にソレノイド610が送りローラ604a,6
04bを上昇させ、光カードCのシャトル602挿入を
終了する。続いて、シャトル602に搭載された光カー
ドCは不図示の光ヘッドに対し、直線往復運動を行い光
カードCに光ビームを照射させることで情報の記録再生
がなされる。
【0018】記録再生が終了した後、光カードCは排出
状態に移る。図21の(c)に示すように、前記光カー
ドC時とは逆にソレノイド610が下降動作して光カー
ドCにローラ604a,604bを接触させモータ60
6を排出方向に回転している。
【0019】図22は他の従来例である。上下に並び且
つ平行に配置された送りローラ軸711a,77bと、
ローラ713a,713b,713c,713dが光カ
ードCを挟める隙間を持って位置されている。シャトル
712には光カードCの位置決め部である突当て部71
2aを有し、更にシャトル712の挿入口は、ローラの
配置との関係で光カードC長手寸法より短くして、送り
ローラ713a〜713dを配置している。図23は図
22のA−A線断面図で、同図の(a)(b)(c)は
図21の(a)(b)(c)と同状態である。
【0020】動作は図13の例と類似しているので省略
する。
【0021】図24は従来の光カード式情報記録再生装
置の一般的な制御系の装置構成図、図25は光ビームと
トラックが相対位置ズレを起こした場合に検出されるト
ラック信号波形を示す図、図26は1トラック分の光ビ
ーム移動を行った場合のトラック信号と、トラッキング
アクチュエータを駆動するトラックジャンプ手段の出力
信号の各波形を示す図、図27はステップ状の信号で光
ビームの振動波形を示す図である。
【0022】図24に於いて、801は案内トラックが
平行に複数形成された光カードであり、情報を記録/再
生する記録領域が案内トラックと平行で直線上にある。
802はリニアモータで、光カード801の情報トラッ
クと直交方向に往復移動する。803は光学ユニットで
あり、光源である半導体レーザ804、カップリングレ
ンズ等の光学部品805及び、光カードから情報、フォ
ーカス信号、トラック信号を検出する分割形の光検出器
806等から構成されている。
【0023】807はフォーカシングアクチュエータで
あり、光学ユニット803からの光ビームを光カード8
01の情報トラック記録面に集光する対物レンズ808
を、この記録面と垂直方向に移動する。809はトラッ
キングアクチュエータであり、前記光カードのトラック
方向に対し直交方向に移動する。810は可動体であ
り、光学ユニット及びフォーカシングアクチュエータ8
07及び、トラッキングアクチュエータ809を搭載
し、トラック横断方向に移動する。820はトラック追
従制御装置、821はトラックジャンプ装置、822は
スイッチであり、トラックジャンプ装置821は、図2
6の(C)の如く、ステップ状の加速信号と減速信号を
対で発生する。
【0024】次に動作説明に入る。まず、初期状態に於
いて、トラック追従制御装置820により、光ビームは
或るトラックを追従しているものとする。このトラック
追従制御装置820は光ビームとトラック中心との相対
位置ズレを図25に示すように零に保つ制御を行う。ト
ラック追従制御装置820は光検出器806から入力さ
れたトラック信号の極性とレベルに応じて、トラッキン
グアクチュエータ809を駆動する信号をスイッチ82
2を介して出力し、トラッキングアクチュエータ809
により光ビームを移動させてトラック中心となるように
フィードバック制御を行っている。
【0025】次に、現在追従しているトラックから光ビ
ームを1つ隣のトラックへ移動させる場合は、スイッチ
822を切換えてトラック追従制御を解除し、図26の
(C)に示すように、トラックジャンプ装置82から、
まず光ビームの移動方向に対応した極性のステップ状の
加速信号を出力し、これをトラッキングアクチュエータ
809に入力する。そして、トラックジャンプ装置82
1は、光ビームがトラックピッチの1/2移動した事を
トラック信号の極性変化から判断して、加速信号とは逆
の極性ステップ状の減速信号をトラッキングアクチュエ
ータ809に与え、隣のトラック中心での光ビームの移
動速度をほぼ零にする。その後、トラック信号の次の極
性変化から光ビームがトラック中心を通過した事を判断
し、スイッチ822を戻してトラック追従制御を開始す
る。なお、シャトル823はガイドレール824上を移
動する。
【0026】
【問題を解決しょうとする課題】しかしながら、上述の
様な構成の光カード記録再生装置においては、以下の問
題点を持っていた。
【0027】図16〜図19に示す従来例にあっては、
光カードをシャトルに挿入させ位置決め後、シャトルを
光学ヘッドに対し往復移動させて情報トラックに記録再
生を行い、また光学ヘッドは所望の目標へトラック位置
へ情報トラックを横断する方向、即ち情報トラックと直
交方向に移動するように構成している。
【0028】しかし、この様な構成にあっては、光カー
ドの長手方向に沿ってシャトルを往復移動させるので、
光カードのトラック長の2倍かそれ以上のシャトル移動
距離が必要と成り、その結果、装置奥行き寸法が大きく
成ると言う欠点が有った。
【0029】また、最近では、記録及び再生の高速化が
大きなテーマとなっているが、この従来例にあっては、
シャトルに光カードを位置決めし保持する機構や、シャ
トルを直線往復移動させる伝達部であるベルトがプーリ
を介してDCサーボモータでシャトル駆動させている。
他にも、ラック等をシャトルに搭載しギャーを介してD
Cサーボモータにより行っているものもある。或いは、
磁気回路によるボイスコイルをシャトルに固定して、こ
のシャトルを駆動するものもあるが、上記の高速化を達
成させる為には、シャトル重量の軽量化か、または、駆
動源の高出力化が必要と成る。
【0030】しかし、上記説明の様に、シャトルには各
種機能を備える必要から軽量化にも限度があり、結果的
には、駆動出力を大きくすることで対応しなければ所望
の速度でシャトルを駆動させることが出来ないと言う問
題を抱えていた。その結果、DCサーボモータ部や磁気
回路のヨーク、永久磁石等の重量及びサイズが増加し、
装置の小型軽量化と低コスト化が困難であった。
【0031】また、図16に示す従来例にあっては、光
カードをシャトルに挿入する際、シャトルの移動方向が
挿入方向と一致している為、シャトルのロックエラーで
外れると、光カード挿入時にシャトルが同方向に移動し
光カードを正規の位置まで挿入出来ず、その結果光学ヘ
ッドによる光カード記録再生位置から外れてしまい、確
実なロック機構等で固定する必要がある。
【0032】しかしながら、シャトルをソレノイド等で
長時間動作させているとコイルの温度上昇やソレノイド
軸部のゴミ混入等による影響で動作エラーが頻繁に発生
すると言う問題を抱え、装置の信頼性に大きな影響を与
えていた。
【0033】さらに、図20,21及び図22,23に
示す従来例にあっては、光カードをシャトルに挿入させ
る際、シャトルへの光カード位置決め時に光カードが確
実に位置決めされたか否かの判断機能を持っていない
為、仮に送りローラに塵や油分が付着しているとシャト
ルへの挿入時の挿入力に対し光カードの挟持部で滑りを
発生し、シャトルへの挿入が不完全な状態に陥る。
【0034】このような状態であっても従来例では、シ
ャトルに光カードが搭載されたとして次の動作に移行し
て行く。従ってシャトルから飛び出した不完全な状態で
搭載された光カードに情報の記録及び再生を行うことと
なる。その結果、光学ヘッドからの光ビームが光カード
の記録再生領域外に照射され情報の記録再生が不可能と
なる問題を持っていた。
【0035】また、最近の市場ニーズから装置の小型軽
量化と低価格化が要求されている。しかし従来例にあっ
ては、送りローラ部の支持部及びモータと減速機構、或
いは送りローラ部の解除機構等の多くの機構が必要とな
り、上記の小型軽量と低コスト化を計るために無理して
狭い空間内で上記機構を配置構成するため機構が複雑に
なり、その為加工及び組立費のコスト上昇となり装置の
低価格化への障害となっていた。
【0036】さらに、図24に示す従来例にあっては、
光学ヘッドはシャトルに搭載の光カード情報トラックに
対し直交方向に移動させ且つ、シャトルは情報トラック
に沿って、往復直線運動を行う光カードに記録及び再生
を行う構成に成っている。
【0037】この様な構成に於いて、光ビームを追従し
ているトラックから任意のトラックに移動させるトラッ
クジャンプ走査にあっては、トラックジャンプ時に集光
レンズを駆動するアクチュエータ自身の加減速切り替え
による振動と、シャトル往復運動による外乱振動とが集
光レンズ部に重なって伝達し、加速途中でこの外乱振動
が同方向に作用したときには加速を促進させ、又逆方向
に振動した時には減速作用が働く為、目標トラックに対
し、トラック上の光ビーム位置が振られ不安定状態に陥
ってしまい、仮に瞬間的にゼロクロス信号が得られて
も、直ちにトラッキング誤差信号が検出されアクセスエ
ラーを発生してしまう欠点を持っていた。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を実現する
構成は、特許請求の範囲に記載した通りであり、具体的
には、光カードを搭載するシャトルを情報トラックに対
し直交方向に移動させ、且つ分離光学系から成る可動光
学ヘッドを光カードの情報トラックに沿って往復運動さ
せている。シャトルの駆動源として偏平トラック形櫛歯
状の超音波モータを搭載し、情報トラックと直交方向に
沿って圧接して移動するプレートを装置本体に配置して
いる。またシャトルには、光カードを位置決め及び移動
させる為の超音波モータを上下にギャップを持って配置
し、光カード長辺縁部を挟持して、シャトルの所定位置
決め部に当接させながら光カードを移動し、シャトルの
短辺突当て基準面まで搬送し位置決めするように成って
いる。
【0039】また、分離光学系で構成した光学部の可動
部にはボイスコイルを含み対物レンズと反射ミラーのみ
を搭載し、固定光学部に他の光学ブロック及び発光源、
検出器等の内蔵している。この可動部は光カードの情報
トラック方向に沿って往復移動可動に支持している少な
くとも2本以上のガイドと、このガイドと平行に配置し
て有る磁気回路で構成している。
【0040】上述の可動部である光学ヘッドは、構成上
前記シャトルにより小型軽量化が計れる。従ってその
分、推力の低下が可能となり磁気回路を小型軽量に構成
できる。
【0041】以上の機構を配置構成にしたことにより、
装置内の限られた狭い空間にあっても、その機能を損な
わずにコンパクトに配置することが出来ると共に、高速
記録を可能とし、更にシャトルを情報トラックと直交す
る方向に移動させるシーク動作として用いているので、
可動光学ヘッドによる記録ピットを記録/再生させる時
の移動速度より、若干低速であっても、その機能を損な
わないトラックの横断速度であるので、若干重いシャト
ルであっても超音波モータ駆動により、シャトルのシー
ク機能を満足させることができる。
【0042】この様に、本発明によれば、各部の配置に
より空間を有効利用し、小型軽量で低価格な光カード記
録再生装置を可能にした。
【0043】また光カードを搬送する搬送手段による光
カード移動方向に対し、光カードを搭載するシャトルを
直交方向に往復移動させ、且つシャトルの駆動源として
偏平トラック形櫛歯状の超音波モータを搭載し、情報ト
ラックと直交方向に沿って加圧接触しているプレートと
シャトルを例えば同方向に移動可能に支持した少なくと
も2本以上のガイド部を装置本体に設ける。
【0044】以上の配置構成より明かな様に、光カード
の搬送方向と直交する方向へシャトル移動するように支
持し、且つ光カード搬送位置には、シャトル位置検出セ
ンサーが配置してあり、その位置検出にしたがって上記
超音波モータの駆動を停止させると、超音波モータとプ
レートとの接触圧力による摩擦力でシャトルは上記搬送
位置で保持され停止する。
【0045】従って、光カードの挿入力がシャトルに働
いても、同方向は直交するガイド部で規制される為、シ
ャトルが移動することは無く、シャトル奥の突き当て部
まで光カードを確実に移動整定できる。また、仮に光カ
ード挿入時、その搬送方向と直交する方向に分力が発生
しても超音波モータとプレートとの摩擦力で保持対応し
ている。
【0046】この様に、本発明によって、ソレノイド等
の動作エラーを発生するロック機構を排除し、特にロッ
ク機構を配設せずとも光カードを確実にシャトルへ搭載
させることを可能とした。
【0047】さらに、光カードをシャトルに搬送挿入さ
せる駆動源として偏平トラック形櫛歯状の超音波モータ
を採用している。光カードの長辺方向の記録領域外周辺
部に前記超音波モータの直線部で光カードを挟持し対向
して最適ギャップを保持し配置している。この超音波モ
ータには、その形状によって、トラック形の内側に推進
力の分力が働く性質を持っている。この特性を利用して
光カードを挟持すると光カードはシャトルの位置決め基
準面(長辺)へ押しつけながら移動しシャトルの短辺突
当て面まで搬送する。即ち、光カードはシャトルの長辺
基準面に当接しながら短辺基準面に向かって移動するこ
とが出来る。
【0048】シャトルの短辺基準面には光カード整定確
認位置検出センサーが備えてある。従って光カードは上
記位置検出センサーで整定を確認した後に情報の記録再
生に移れることになる。
【0049】この様に、従来のローラ駆動に換えて上記
超音波モータを搬送手段として採用したことにより、装
置内の限られた狭い空間にあってもその機能を損なわず
にコンパクトに配置することが出来、且つ従来の複雑な
機構を排除したことで、装置の小型軽量化と低価格化へ
の上記障害を解決した。
【0050】また、光カードのトラック方向に移動可能
な集光レンズ搭載の第1の移動手段に対し、光カードを
搭載するシャトルを直交方向に移動させる第2の移動手
段で構成し、且つシャトルの駆動源として超音波モータ
(USM)を搭載して、光カード上に形成された案内ト
ラックに照射された光ビームの反射光を光学系を介して
得られたトラッキング誤差信号に基づいて光ビーム位置
と光カード上の情報トラック及び案内トラックからの位
置ズレを前記第2の移動手段にフィードバックさせUS
Mで上記ズレ量を移動補正している。
【0051】以上の構成の如く、光カードの各トラック
と直交する方向へシャトルを移動可能に支持し、シャト
ル側に載置したUSMと本体側に支持されたガイドプレ
ートとの接触加圧力による自己摩擦保持力によりシャト
ルを保持している。従って、上述のトラッキング誤差信
号がゼロになるようにUSM搭載の第2の移動手段を移
動させ、ゼロを検出した時点で移動を停止している。
【0052】したがって、シャトル側に複雑な位置サー
ボ系を使用しなくても上記の如く、USMへの電圧供給
を停止した時点で、USMとガイドプレート間の摩擦抵
抗による自己保持力が作用するので上記光ビーム位置を
トラック上に保持させることが可能となる。また、更に
USMには駆動力が働いていないので当然シャトルには
無振動の静止状態が保証されている。従って外部振動の
影響を無視した良好な状態で光カードの情報トラック上
に情報ピットを記録させ、或いは記録された情報ピット
を再生させる事が可能となり、従来の欠点であったトラ
ックジャンプ時のトラック外れを解消した。
【0053】
【実施例】本発明の第1実施例を図1〜図7に示す。
【0054】図1は実施例の概略構成を示す平面図、図
2は図1のAA線断面図、図3は図1のBB線断面図を
示している。
【0055】本実施例の特徴は、装置本体の光カードC
の挿入口に光カードCを挿入すると、第1搬送用超音波
ユニットにより光カードCが搬送ガイド台9上を移動
し、さらにシャトル1に取付けられている第2搬送用超
音波ユニットにより光カードCをシャトル1の所定位置
まで搬送させる。そして、シャトル1の予定移動方向に
対する移動についても移動用超音波モータユニットによ
り行なうようにしている。
【0056】第1,第2超音波モータユニットは、図4
の(a)に示すように、ランニングトラック形状をな
し、片面が櫛歯形状の弾性振動体Vbの他面に、圧電素
子PZTを接合した一対の振動子を駆動面をなすその櫛
歯部を光カードCが通る隙間を有して上下に対向配置し
たもので、該圧電素子には駆動用A相、B相の圧電素子
が形成されている。
【0057】また、移動用超音波モータユニットは、一
つの振動子をシャトル1の裏面に固定し、該振動子の片
側直線部の駆動面を予定移動方向に延びるレール状固定
子に加圧接触させるようにしている。なお、上記した各
超音波モータユニットについては後述する。
【0058】図1,図3において、9は光カードCの装
置本体への挿入、排出時の搬送ガイドをなす搬送ガイド
台で、装置本体のシャーシ19に固定され、光カードC
の在否を検知する検知センサー10,11が光カードC
の長辺方向に沿った搬送ガイド台9の少なくとも一方に
配置されていて、また他方には上記した第1搬送用超音
波モータユニットの一対の振動子6a,6bが光カード
Cの厚み方向を上下で挟み付けるように配置している。
【0059】搬送ガイド台9の他側には光カードCの搬
送ガイドを兼用する搬送凸部20が突設され、この搬送
凸部20に下側振動子6aと上側振動子6bとが貫通し
ている。下側振動子6aは弾性を有する接着剤により搬
送ガイド台9に固着し、また搬送凸部20の頂上面に板
バネ21aの中心部をビス止めしており、この板バネ2
1aの周囲を上下振動子6bに固定し、この板バネ21
aによって上側振動子6bは下側振動子6aに対してギ
ャップを平行に保持すると共に、該ギャップに挟持され
る光カードCに対して摩擦駆動のための所定の加圧力を
付与するようにしている。
【0060】図1,2において、1は光カードCを位置
決め保持するシャトルで、搬送ガイド台9の奥側に配置
され、該搬送ガイド台9と対向する光カードCの授受位
置から、該光カードCの搬送方向と直交する方向の予定
移動方向に移動可能となっている。
【0061】シャトル1の裏面には、図6に示すよう
に、上記した移動用超音波モータユニットの振動子6e
が不図示の加圧用板バネを介して取付けられ、振動子6
eの櫛歯部が装置本体に固定されたレール状固定子25
に加圧接触している。
【0062】22はシャトル1が光カードCの授受位置
に保持しているか否かを検出するためのフォトセンサ
で、装置本体に取り付けられ、シャトル1が該授受位置
にある場合、シャトル1に取付けられているシャッタ板
23によって該フォトセンサ22の光路が遮断され、該
授受位置の確認が行えるようになっている。
【0063】また、シャトル1の移動機構としては、図
8に示すような構成であってもよい。
【0064】図8において、19は防振ゴム27にて支
持された本体シャッシで、シャトル1の予定移動方向
(光カードCの情報トラックと直交する方向)に沿って
逆V字形状のガイド部19a,19bが一体に形成され
ると共に、中央部に形成された長孔19cの両側に逆L
字形状の固定子部19d,19eが形成されている。
【0065】シャトル1の裏面には、一対のガイド部1
9a,19bの各斜面に当接する一対の回転体26から
なるローラ部が取り付けられており、例えば一方のガイ
ド部19aに対しては該ローラ部を2個所、他方のガイ
ド部19bに対しては該ローラ部を1個所又は2個所設
け、少なくとも3点で該ローラ部をガイド部19a,1
9bに担持させるようにしている。
【0066】また、シャトル1の裏面には、本体シャッ
シ19の長孔19c内に位置する一対の突起部1a,1
bが固定子部19d,19eの近傍に突設され、これら
突起部1a,1bに板バネ21cを介して移動用超音波
ユニットの振動子6f,6gが夫々駆動面を上向きにし
て取付けられ、各振動子6f,6gの外側の直線部が固
定子部19d,19eの裏面と当接するようになってい
る。そして、これらの板バネ21cにより、シャトル1
と本体シャッシ19を該ローラ部と該ガイド部を介して
挟持し、振動子6f,6gの駆動面を固定子部19d,
19eに加圧接触させると共に、シャトル1をガタなく
移動できるようにしている。
【0067】なお、一対の振動子6f,6gには互いに
逆方向の進行波を形成し、同一方向に推力を発生させる
ようにしている。
【0068】図1に戻り、シャトル1の光カード搭載部
には、光カードの長辺部を押付ける押板4が板バネ5を
介してシャトル1の長手方向に沿って、片側に取り付け
てあり、又他方には光カード長片部を位置決め及び摺動
する為のガイド溝部2がシャトル1の長手方向の前後両
端に一体成形されている。更にシャトル1に成形された
前記ガイド溝部2のほぼ中央には、図2に示す様に、第
2搬送用超音波モータユニットの下側振動子6cが前記
第1搬送用超音波モータユニットの下側振動子6aの取
付状態と同様に接着固定されている。この下側振動子6
cの光カード挟持面は、前記ガイド溝部2の平面と平行
で、高さは同じか僅かに下側振動子6cの挟持面の方を
高くしている。この下側振動子6cと対向した上位置に
は、上側振動子6dがシャトル1と一体に成形された凸
部24の頂上面で前記第1搬送用超音波モータユニット
の上側振動子6bの取付と同様に支持バネ21bを介し
て取り付けられている。
【0069】従って、両振動子6c、6dは平行で、且
つ光カードを挟持できるギャップを有して配置されてシ
ャトル1に取り付けられている。
【0070】更にシャトル1には、光カードCの短辺側
の位置決め当接部である凸部3を有しており、光カード
Cの長手方向の位置を規制している。この凸部3の光カ
ード当接面で光カード検出が出来るように光カード検知
センサー12を備えている。上記構成のシャトル1の裏
側には、図示しないが少なくとも2本のガイドシャフト
8を摺動可能に支持する軸受けか又は回動体が設けられ
ており、更にシャトル1を駆動する為の超音波モータ等
の駆動源を備えている。図示しないが、シャトル1の裏
側には、位置及び速度を検出する検出器を有し、それと
対向して、リニアスケールがガイドシャフト8に平行に
本体シャーシ19で固定されている。ガイドシャフト8
は、本体シャーシ19から支持された軸ホルダー7によ
って光カード挿入方向と直交する方向に平行で、且つ水
平に支持固定されている。
【0071】次に光学ヘッド部13は、シャトル1に搭
載された光カード記録面に対し、図1のY方向、即ち光
カードのトラックに沿って移動可能に本体シャーシ19
よりシャトル1と同様に支持されている。この光学ヘッ
ド部13には、光ビームを光カード記録面に集光する対
物レンズを備えたフォーカシングとトラッキングの微小
駆動が可能なアクチュエータと、跳上げミラーを備えて
おり、更に前記説明のY方向駆動用として、磁気コイル
14を具備している。磁気回路は、本体シャーシ19に
支持され、以下の構成を有している。外ヨーク16、永
久磁石15、内ヨーク17で構成し、内ヨーク17は磁
気コイル14の内側を空隙を持って貫通され、更に磁気
コイル14の外周は対向する永久磁石と空隙を持って配
置され、内ヨーク17と外ヨーク16は光学ヘッド部1
3の移動方向の両端にて磁気的ループになるように一体
化されている。
【0072】又、上記光学ヘッド13への光束の光源及
び検出部を本体シャーシ19側に固定している。従っ
て、光カードCの記録面に光ビームを集光し、光カード
Cの記録領域に情報記録ピットを成形する可動光学ヘッ
ド13に対し、本体シャーシ19に固定された分離光学
系によってその光束を発生せしめ、且つ検出するように
図示していないが、光源の半導体レーザ、コリメータレ
ンズ、整形プリズム、偏光ビームスプリッタ、1/4λ
波長板、検出器等を具備した固定光学系18で構成して
いる。
【0073】以上の構成配置に於ける、本発明の実施例
図1、図2、図4〜図7を用いて、その動作を説明す
る。
【0074】光カードCを装置に挿入すると、搬送ガイ
ド台9に取り付けてある光カードの検知センサー10に
よりカード検出され、この検出信号から第1搬送用超音
波モータユニットの振動子6a,6bに駆動電圧開始を
指示する。図4と図5に示すように、振動子VbにはA
相とB相を櫛歯部の下面で交互に配置された圧電素子を
有し、その圧電素子のA相に電圧を供給し、更に90°
位相差をもってB相に電圧を供給すると、その振動の合
成により進行波が発生する。その進行波に伴って光カー
ド挟持面の櫛歯部では図5のような進行波の波頭に傾き
を持つ楕円運動が推進波とは逆に発生する事が知られて
いる。このような超音波モータの振動子を上下に配置
し、上下の推力方向を一致させるために、上下では逆の
推進A波及びB波で振動させて推力方向を合わせてい
る。このことは、特開平2−209341号に記載され
ている。この様に、超音波モータの光カード挟持部に発
生させた推力方向へ光カードは搬送される。即ち図1の
搬送ガイド台9の搬送凸部20のY基準の側壁に沿って
押しつけられ、且つシャトル1の奥X基準方向に光カー
ドは推進していく。
【0075】次に光カードが検知センサー11を通過す
ると、その信号でシャトル1に固定搭載された第2搬送
用超音波モータユニットの振動子6c,6dに駆動電圧
Vが供給される。光カードはシャトル1のガイド溝部2
に沿って押付け板4及びバネ5に付勢されつつ移動し、
振動子6c,6dにて挟持される。前記搬送時と同様に
光カードCはガイド溝部2にその長辺部を押付けながら
シャトル1の奥の突き当たり位置決め面である凸部3へ
と移動する。この途中で光カードCの挿入後端が検知セ
ンサー10から外れ、このタイミングで第1搬送用超音
波モータユニットの振動子6a,6dを停止している。
【0076】前記シャトル1の突き当たり凸部3まで光
カードCが移動すると、検出センサー12により、光カ
ードCの位置を確認し、更にシャトル1に取付けられて
いる第2搬送用超音波モータユニットの振動子6c,6
dの駆動を停止している。従って、振動子6c,6dに
より光カードをその長辺方向のY基準面であるガイド溝
部2に押し付けながら移動し、更にX基準面である凸部
3に規制されてシャトル1への位置決めを行っている。
【0077】続いて、光カード位置検出センサー12に
より、移動用超音波モータユニットの振動子6eに駆動
電圧Vが供給されシャトル1は、光カードの情報トラッ
クと直交する方向に移動を開始する。そして、シャトル
1はガイドシャフト8に沿って軸受けに規制され、光カ
ード情報トラックと直交方向に振動子6eの推力を図7
の動作原理の如くレール状固定子25に伝達させると、
楕円の推力ベクトルと前記同様に推進波と逆向きに発生
するが、今度は固定子25が固定されている為、圧接部
で推力ベクトルの反力が働き、シャトル1を推進波と同
じ方向に移動させることになる。
【0078】この様に、シャトル1を駆動させ、且つ往
復反転時には、当然進行波を逆に切り替えてシャトル1
を往復運動させている。
【0079】また、この逆に、固定子25をシャトル1
に固定し、本体シャーシ19側に超音波モータの振動子
を配置してもシャトル1の移動は可能である。シャトル
1の移動速度及び位置制御は、リニアエンコーダとリニ
アスケールによる出力信号からシャトルの駆動制御して
いる。
【0080】このシャトル制御手段により光カードCの
所望の位置へ位置制御された光カードの記録面に対し、
対向する位置に配置している可動光学ヘッド13の集光
レンズに固定光学系から送光される光ビームを前記記載
の光学系を介し集光し、光カードCの記録面に照射す
る。この面に合焦するように可動光学ヘッド13のアク
チュエータで集光レンズをフォーカシング駆動させると
共に、トラッキング駆動をさせて形成トラック上から外
れないように位置制御をし、情報の記録/再生を行って
いる。また、所望位置の情報トラックへは、シャトル1
を移動用超音波モータユニットの振動子6eで移動させ
るシーク駆動で行っている。
【0081】このフォーカシングとトラッキングは従来
より多々提案され周知の検出方法でフォーカシングは4
分割検出器による非点集差法でトラッキングは3ビーム
法により2本のトラッキングビームの反射光を2分割検
出器で比較している。上記の如く、光カードに情報を記
録及び再生した後、シャトル1は初期位置である光カー
ド授受位置へ移動し、フォトセンサ22にてその位置を
検出し、移動用超音波モータユニットの振動子6eの駆
動を停止する。この停止により、前記説明の如く、該振
動子6eと固定子25の摩擦抵抗によってシャトル1は
停止位置で保持される。更にこの動作とほぼ同時にシャ
トル1に搭載の振動子6c,6dを駆動させ、光カード
Cをシャトル1から排出させる。光カードCが検知セン
サ11に到達すると更に、第1搬送用の超音波モータユ
ニットの振動子6a,6bが駆動し、フォトセンサ11
で光カードCの後端を検出した時点で駆動を停止する。
【0082】以上の構成で配置された固定光学系18と
可動光学ヘッド13により光カード記録領域に記録及び
再生動作に入ると、所望の情報トラックにシャトル1を
シークさせ、トラッキングサーボにより可動光学ヘッド
13を目標トラックに位置制御した後、磁気リニアモー
タによって、情報トラックに沿って直線移動を行うこと
で、情報トラックに所望の情報を記録或いは再生させて
いる。当然ながら情報トラックの記録長に応じて、この
可動光学ヘッド13には、その移動方向に反転させる反
転センサーが備えている。
【0083】図9〜図12は第2実施例を示す。図1に
おいて、光カードCは不図示の挿入口から挿入され、光
カード検出器60により検出され、この出力信号をMP
U40に入力し、ローディング駆動回路38を介し、搬
送モータ69を駆動させ、不図示の搬送ローラによりシ
ャトル62へ移動する。シャトル62の長手方向の突き
当て部に、光カードCが位置決めされたことを確認する
光検出器71を備え、この検出信号をMPU40に入力
してシャトル62への光カードCの移動終了を判断す
る。図11の(a)(b)に示す様に、光カードCに
は、予めプリフォーマットされた案内トラックが光カー
ド長手方向に沿って等間隔で平行に成形され、該案内ト
ラック間に情報の記録及び再生を行う領域の情報トラッ
ク部を有している。
【0084】77は光カード上の長手方向に形成された
案内トラックに沿って往復移動し且つ、光カード上に光
ビームを照射する為の可動光学ヘッドである。75は可
動光学ヘッド77に配置した集光レンズ86をZ方向に
駆動させ、光カードC上に光ビームスポットの合焦状態
を得る為のオートフォーカシング用のAFアクチュエー
タであり、76は上記集光レンズ86を前記案内トラッ
クに対し直交する方向に駆動させるオートトラッキング
させるATアクチュエータである。
【0085】前記可動光学ヘッド77は、集光レンズ8
6とAT/AFアクチュエータ75,76と集光レンズ
86への反射ミラー85を搭載した構成で成っている。
上記可動光学ヘッド77に備えた反射ミラー85を介
し、光束の発光及び反射光の検出等を行う固定光学系3
1が前記可動光学ヘッド77と分離して配置されてい
る。この固定光学系31には、図10に示すように、発
光源の半導体レーザ31a、コリメータレンズ31b、
光ビーム整形プリズム31c、回折格子31d、非点収
差集光レンズ31e、等の光学ブロック系と、AT光検
出器31f,31g、AF光検出器31h、ビームスプ
リッタ31iを有している。
【0086】72は前記可動光学ヘッド77を光カード
上にプリフォーマットされた案内トラックに沿って移動
させる為の磁気回路である。73は可動光学ヘッド77
に取り付けたリニアエンコーダであり、該可動光学ヘッ
ド77の移動方向に沿って配置したリニアスケール74
の等ピッチスリット部の反射光或いは透過光を検出し、
MPU40に出力している。
【0087】39は可動光学ヘッド77の駆動回路であ
り、前記リニアエンコーダ73の検出信号にしたがって
MPU40を介し可動光学ヘッド77の移動速度を制御
している。また、光カードCの記録及び再生領域に対応
した反転位置確認用の光学式検知センサー78a,78
bが両端の所望位置に配置されて有り、可動ヘッド77
に取り付けた遮光板79a,79bにより、H,Lレベ
ル信号を発生させ前記同様にMPU40からヘッド駆動
回路39を介し上記案内トラック上に沿って往復反転移
動を行っている。
【0088】次に、光ビームを整形する光学経路につい
て図10に基づいて説明する。固定光学系31に搭載さ
れた半導体レーザ31aから発光された光ビームは、コ
リメータレンズ31bに入射し、該レンズで平行ビーム
にされ、光ビーム整形プリズム31cにより所定の光強
度分布に整形された上で、回折格子31dに入射され、
該回折格子31dにより有効な3つの光ビーム(0次、
±1次回折光)に分割される。これら3つの光ビーム
は、ビームスプリッタ31iに入射し、透過直進して、
可動光学ヘッド77に配置の反射ミラー85に照射し、
90°反射して集光レンズ86に投下し、該集光レンズ
86で集束され微小の光ビームスポットとして光カード
C上に照射される。図11の(b)に示す様に、この光
ビームスポットS1 ,S3 は上記案内トラック上に位置
し、S2 は等ピッチで平行に並んでいる案内トラック間
の情報トラック上に配置している。この様な光ビーム照
射経路により光カードC上に照射された光ビームの反射
光路は、集光レンズ86、反射ミラー85を介し、90
°方向変換させ直進して固定光学系31のビームスプリ
ッタ31iで反射させ非点収差集光レンズ31eで集束
した後、図10に示す光検出器31f,31h,31g
へ入射、その光量比を検出している。該光検出器31
f,31h,31gの出力は変復調回路32へ入力さ
れ、読み取り情報の復調が行われ、更にMPU40へ送
られる。
【0089】また、変復調回路32は、上記MPU40
から送られてくる情報信号を変調し、その変調信号に従
って、半導体レーザ31aを制御し、前記説明の光学経
路を介し光カードCの情報トラック上に情報の記録を行
う。AT制御については図10に示す如く、情報トラッ
クを挟んで平行にプリフォーマットされた上記案内トラ
ック上に光ビームスポットS1 が位置し、隣の案内トラ
ック上にS3 が位置したことを2分割光検出器31f,
31gで検出、その出力信号を変復調回路32を介しA
T制御回路33に入力し、ATアクチュエータ76に1
2の符号bで示す加速パルス及び減速パルスを与え、光
ビームと案内トラックとの相対移動速度を減少させてA
T制御の引き込みを行っている。
【0090】尚、AF制御は、本発明の目的ではない
為、詳細な説明は略すが、4分割光検出器31hの各対
角の和信号を検出し、その各和信号の差をAF制御信号
とする既知の非点収差方式を採用している。一方、シャ
トル62は、搭載された光カードCの案内トラック方向
に対し直交方向に移動が可能な2本のシャフト63で支
持されている。なお、シャトル62の裏側には、図6に
示す実施例と同様に移動用超音波モータユニットの振動
子67が板バネ68を介して取り付けられ、該振動子6
7と加圧接触された固定子であるガイドプレート66が
上記シャフト63と平行で且つ光カードCのトラックと
の直交方向に配置されている。
【0091】34はMPU40から指示され、スイッチ
37を介し前記超音波モータの振動子67を駆動するシ
ャトル駆動回路である。スイッチ37には切り換え接点
部a,b,cを備え、CPU50の指令に従いMPU4
0に設けてある不図示の指示回路よりトラックジャンプ
開始信号と、後述するAT誤差信号のゼロクロス信号を
検出し、MCP40に入力された時にシャトル駆動回路
35の駆動を停止させる停止信号と、現在追従している
トラックから所望トラックへ光ビームスポットを移動
(シーク動作)させるシーク開始信号がMPU40に入
力されている。
【0092】上記シーク動作は、CPU50からの指令
に基づき、スイッチ37の接点bから接点cに切り換
え、図14の(d)に示すようなシーク開始信号のH
i、Lo信号AをMPU40からシャトル駆動回路34
に入力し、図14の(c)の超音波モータ(USM)駆
動電圧を振動子67に出力し、シャトル62を移動す
る。図14の(c)に示すUSM駆動連続パルスのVi
は駆動電圧の振幅を示し、前記信号AのHiレベル時に
発生する。
【0093】この様にシャトル62を移動すると、図1
4の(a)(b)に示す光ビームスポットが案内トラッ
クを横切る時に、光検出器31f,31hの差信号であ
る所のAT誤差信号が発生し、この差信号がゼロになっ
た点を前記光学系を介しAT制御回路33で検出し、そ
のゼロ信号をMPU40に入力して図14の(b)に示
す2値化されたトラック横断信号とした後、CPU50
に設けられている設定トラック数とゼロ信号カウンター
で比較確認している。
【0094】ここで、本実施例にあっては、トラックに
沿って走査する光ビームを目標トラックに到達させるた
めにCPU50で現在追従トラックから目標トラックま
でのトラック本数を設定し、更に、目標トラック数から
1トラックを減算した計算がなされ、その計算結果から
図8(b)のトラック横断信号の立ち下がりをCPU5
0でカウントダウンして行き、両者の差が0に成った時
点でシーク動作を停止している。従って目標トラックの
1つ手前のゼロクロスでシーク動作を終了させ、残りの
1トラック分を後述するトラックジャンプ駆動に切り換
えて位置決めさせている。この様にCPU50の設定ト
ラック数とトラック横断信号とを照合し、且つ移動距離
を算出し、移動に要した時間からトラック横断速度を検
出して、その結果を、目標速度を設定するシーク制御回
路36に与えている。また、CPU50の指令に基づ
き、MPU40の指示回路より選択された各信号により
スイッチ37の切り換えを行い各駆動回路と接続させて
いる。
【0095】上述のAT誤差信号は、前記案内トラック
上に光ビームスポットS1 ,S3 が掛かった時の反射光
を2分割光検出器31f,31gで比較検出した差信号
である。この差信号を、変復調回路32を介してAT制
御回路33に入力している、図13に示すAT制御回路
33の減算回路33a、スイッチ33b、位相補正回路
33cを経て、AT誤差信号Eがゼロになるように駆動
回路33dで加速減速パルスを発生させ、ATアクチュ
エータ76を駆動して得られたゼロクロス点をATコン
トローラ33eで検出し制御している。図12の符号b
は加速減速パルス、符号cはAT誤差信号、符号dはゼ
ロクロス信号である。
【0096】次に、トラックジャンプ動作について説明
する。
【0097】トラックジャンプ制御回路35にはON、
OFFパルス発生器が備えてあり、図15の(c)に示
すHi、Loレベルの信号Bが出力される。この信号B
をシャトル駆動回路34に入力し、図15の(b)に示
す、ON、OFF駆動電圧を、該シャトル駆動回路34
から振動子67に供給してシャトル62を小刻みに微動
させる。この図15の(b)に示すON、OFF駆動電
圧のtiは駆動電圧のON時間を示し、またΔtは駆動
電圧OFF時間を示している。更にViはON時間の駆
動電圧の振幅を表している。このようにしてシャトル6
2を微動させることで、図11の(b)に示した光ビー
ムスポットS1 ,S3 は隣の案内トラックに徐々に近づ
き、ついてオントラックとなりゼロクロスが検出され
る。このゼロ信号をMPU40を介してCPU50に伝
達し、CPU50の判断に従ってMPU40の指示回路
から停止信号bを発生させ、スイッチ37のトラックジ
ャンプ開始信号を解除すると共に接点aから接点bに切
り換え、シャトル駆動回路35への駆動電圧の供給を停
止する。
【0098】以下本実施例に基づいて動作説明をする。
【0099】光カードCは不図示の挿入口から挿入さ
れ、光カード検出器60により検出され、この出力信号
をMPU40に入力し、ローディング駆動回路38を介
し、搬送モータ69を駆動させ、不図示の搬送ローラに
よりシャトル62へ移動する。シャトル62の長手方向
の突き当て部に光カードが位置決めされたことを光検出
器11により確認すると、この検出信号をMPU40に
入力してシャトル62への光カードCの移動終了を判断
する。シャトル62に位置決め搭載された光カードC上
を可動光学ヘッド77の集光レンズ86から照射された
光ビームスポットS2 の反射光を4分割光検出器31h
で合焦を検出した後、CPU50の指令に基づきMPU
40を介しシャトル駆動回路34にトラックジャンプ開
始信号を送信してスイッチ37をb接点からa接点に切
り換え、トラックジャンプ制御回路35から図15の
(c)に示し信号Bをシャトル駆動回路34に発信し、
図15の(b)のON、OFF駆動電圧を振動子67に
出力して、シャトル62を微動させると、シャトル62
に搭載された光カードCの長手方向に沿って形成された
トラックが可動光学ヘッド73の反転位置で待機してい
る光ビームに対し直交方向に移動する。
【0100】この移動に伴って、図11の(b)に示す
光カードCの初期案内トラックT1,T2 に光ビームス
ポットS1 ,S3 がオントラック照射され、情報トラッ
クにS2 の光ビームが照射される。
【0101】その反射光を図10に示す光学系をへて変
復調回路32を介しAT制御回路33にて検出し、得ら
れたAT誤差信号のゼロクロスをMPU40を介してC
PU50に送信すると同時にMPU40の指示回路より
停止信号が選択され、スイッチ37の接点aを接点bに
切り換えトラックジャンプ制御回路35を停止すると共
に、シャトル駆動回路34の駆動電圧を停止しする。こ
の駆動に伴い前述の振動子67とガイドプレー66との
加圧力による自己保持力が働き、シャトル62を静止状
態で固定保持することが可能となる。
【0102】この静止状態でヘッド駆動回路39を介し
可動光学ヘッド73をトラックと同一方向に走査し、初
期案内トラックT1 ,T2 上を光ビームスポットS1
が追従するようにAT制御回路33により集光レン
ズ86をトラッキング駆動させ変復調回路32を介しC
PU50の指令に基づいて情報の記録/再生を行う。ま
た、可動光学ヘッド73の移動反転位置で、隣のトラッ
クに1つジャンプする動作に入る。この時も前記同様の
トラックジャンプ動作を行いAT誤差信号のゼロクロス
を検出し以下順次繰り返して光カード上の記録境域に情
報の記録あるいは再生を行う。
【0103】次に、現在追従しているトラックから目標
トラックへ光ビームを移動させるシーク動作に於いて
は、CPU50の目標トラックまでの計算結果指令に従
いMPU40を介しスイッチ37の接点bを接点cに切
り換えシーク開始信号Aを発信し、シーク制御回路36
より図14の(c)のUSM駆動電圧を振動子67に出
力させシャトル62を移動し、前記光ビームスポットS
,S3 のトラック横断時に発生するAT誤差信号の
ゼロクロスを光学系を介し、変復調回路、AT制御回路
を経て検出し、MPU40にて2値化信号とした後、そ
の立ち下がりをCPU50でカウントし、設定トラック
数と対比させ、その差が0に成った位置、即ち、目標案
内トラックの1の手前にオントラック照射された時にシ
ーク動作を解除して、直ちにトラックジャンプ制御に移
り、残りの1トラック分を前記同様のON、OFF電圧
駆動に切り換えてステップ微動させ、目標案内トラック
のゼロクロス検出を得る。以下同様にMPU40を介し
てCPU50を介しUSM7の駆動電圧を停止させ可動
光学ヘッド73により光ビームを走査し目的トラックを
追従して記録/再生を行う。
【0104】尚、トラックジャンプ時及びシーク時に
は、集光レンズ86をAT可動領域のほぼ中心で位置検
出出来るポジションセンサー64で検出し、ATアクチ
ュエータ76で集光レンズ86をホールドしている。ま
た、上記ゼロクロスを検出した後は、CPU50の指令
に従いMPU40を介しAT制御開始を開始する。
【0105】以上の本発明の実施例では、光カードの長
手方向、即ち情報トラックに対し直交する方向にシャト
ル62を移動させ、且つシャトル62の駆動源に振動子
67を搭載し、振動子67の自己保持力を利用してシャ
トル62の移動と停止を行っている。この停止位置情報
は前記説明のAT誤差信号のゼロクロスを検出した時点
でスイッチ37を介し振動子67の駆動を停止させてい
る。従って、光カードCに情報の記録或いは再生を行う
時にあっては、常にシャトル62は静止状態に保持され
ているので、搭載された光カードCには振動の無い良好
な状態で情報の記録及び再生を行うことが出来る。更
に、1情報トラックに情報を記録/再生を終了した後、
隣のトラックにジャンプさせる動作にあっては、可動光
学ヘッド77の反転位置検出信号78(a)(b)をC
PU50に送信しそのタイミングでCPU50に従い上
記説明のAT制御を解除し、更に集光レンズ86をホー
ルドして、トラックジャンプ制御回路35からON、O
FFパルスを発信しシャトル駆動回路34からON、O
FF駆動電圧を振動子67に供給してシャトル62をス
テップ微動させ、隣の案内トラックのゼロクロスを検出
し、AT制御を動作させ再び情報の記録或いは再生を順
次繰り返し行っている。
【0106】また、現情報トラックからある情報トラッ
クへシーク動作を行う場合に於いても、前記同様に集光
レンズ86をホールドしてシーク制御回路36からスイ
ッチ37を介しUSM7に駆動電圧を供給し、連続的に
シャトル62を移動させトラック横断信号をCPU50
で比較確認し、設定トラックと一致した時点でトラック
ジャンプ制御にMPU40を介しスイッチ37の切り替
えを行い、シャトル62をステップ微動送りさせ、目標
の案内トラックのゼロクロスを検出し、CPU50で確
認して目標の情報トラックへのシーク動作を停止信号に
より終了させる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
情報トラックの横断方向に光カードである光情報記録媒
体を移動させるシャトルシーク動作を行い、且つ分離光
学系で構成した光学ヘッドを情報トラック方向に沿って
往復直線駆動させているので、装置全体の空間を無駄な
く配置でき、またシャトル移動源としてリニア超音波モ
ータを使用することにより、単純な部品構成が可能とな
り小型軽量化と低価格化が計れる。
【0108】また、情報トラック方向に沿って集光手段
等を有する可動光学ヘッドを往復走査する一次元駆動を
行っているので、光カードを保持するシャトルを光カー
ドの情報トラック方向に駆動させるよりも移動量と駆動
力を小さく出来る。
【0109】このように、本発明によれば、光カードへ
の情報の高速記録及び再生を達成し、しかも小型軽量の
光カード記録再生装置が可能となる。
【0110】さらに、シャトルの駆動源として超音波モ
ータを利用しているので、シャトルの位置決め停止精度
が向上し、特に従来のようにシャトルロック機構を設け
ることなく光カードを保持するシャトルを所定位置に整
定させることができる。
【0111】このため、装置の低コスト化と信頼性の向
上を達成することができる。
【0112】また、シャトルへの光カードのローディン
グ、アンローディングの手段としての搬送整定手段を有
し、光カードの自動挿入,排出が可能となり、特に搬送
整定手段として超音波モータを用いることでシャトルへ
の位置決めを高精度に行うことができる。
【0113】さらに、シャトルに対して光カードとの授
受を行うための搬送手段に、超音波モータを用いること
によって、シャトルと装置本体の光カード挿入部との間
の限られた狭い空間を有効に利用することができ、部品
点数の削減化が図れ、装置全体の小型軽量化、低価格化
を実現することができる。
【0114】一方、光カード上の案内トラックのオート
トラッキング誤差信号のゼロクロスを検出した時点でそ
の情報信号に基づいてシャトルの駆動源である超音波モ
ータへの駆動停止を行って目標トラックと光ビームスポ
ットとを位置決め対応させているので、シャトルの位置
制御回路が不用となり、前記ロック機構と合わせ、装置
の低コスト化と小型軽量化が可能となる。
【0115】また、記録/再生時に於いて、シャトルの
駆動停止状態で光カードへの記録或いは再生を行えるの
で、振動の無い良好な状態でオートトラッキング/オー
トフォーカシング制御が可能となり、信頼性の高い記録
再生装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略平面図。
【図2】図1のAA線断面図。
【図3】図1のBB線断面図。
【図4】図1における光カード搬送用の超音波モータユ
ニットの拡大図を示し、(b)は(a)のCC線断面
図。
【図5】図1における光カード搬送用の超音波モータユ
ニットの駆動原理を示し、(b)は(a)のCC線断面
図。
【図6】図1のシャトルを示し、(a)は背面図、
(b)は(a)のDD線断面図。
【図7】図1におけるシャトル移動用の超音波モータユ
ニットの駆動原理を示し、(b)は(a)の詳細を示す
図。
【図8】シャトルの移動機構の他の実施例を示し、
(b)は(a)のEE線断面図。
【図9】第2実施例を示す概略図。
【図10】図9の光学系のブロック図。
【図11】光カードの記録再生面を示し、(b)は
(a)のA部拡大図。
【図12】AT制御系で得られた誤差信号、ゼロクロス
等の出力波形を示す図。
【図13】AT制御系のブロック図。
【図14】(a)はトラック横断時に光検出器を介して
得られたAT誤差信号、(b)は(a)を二値化したト
ラック横断信号、(c)はUSM駆動印加電圧、(d)
はシーク動作時に発信する信号。
【図15】(a)は1トラック移動時のAT誤差信号、
(b)はUSMにステップ状の駆動を行うON、OFF
駆動電圧、(c)はトラックジャンプ時に発信するステ
ップ状の信号。
【図16】従来の光カードの記録再生装置の概略斜視
図。
【図17】図16の断面図。
【図18】図16の光学ヘッドの断面図。
【図19】従来の光カード保持機構を示す図。
【図20】従来の光カードの記録再生装置の概略斜視
図。
【図21】図20の装置の動作を説明する図。
【図22】従来の光カードの記録再生装置の概略図。
【図23】図22の動作を説明する図。
【図24】従来の光カードの記録再生装置のブロック
図。
【図25】光カードのトラックとトラック信号の関係を
示す図。
【図26】トラック信号とトラックジャンプの出力信号
との関係を示す図。
【図27】トラックへのビーム信号等の波形図。
【符号の説明】
C…光カード 1…シャトル 2…ガイド溝部 4…押板 5…板バネ 1a,1b…突
起部 6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g…振動子 7…軸ホルダー 8…ガイドシャ
フト 9…搬送ガイド台 10,11…検
知センサー 13…光学ヘッド部 14…磁気コイ
ル 15…磁石 16…外ヨーク 17…内ヨーク 19…シャーシ 19a,19b…ガイド部 19c…長孔 19d,19e…固定子部 20…搬送凸部 21a,21b,21c…板バネ 22…フォトセ
ンサ 24…凸部 27…防振ゴム 38…ローディング駆動回路 40…MPU 60…光カード検出器 62…シャトル 69…搬送モータ 71…光検出器 77…可動光学ヘッド

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の情報トラックが第1の方向に隔設
    して形成された光情報記録媒体を保持して該第1の方向
    と直交する第2の方向に移動する第1移動手段と、該光
    情報記録媒体に光束送光手段からの光束を集光させる集
    光手段を該第1の方向に沿って往復移動させる第2移動
    手段とを有することを特徴とする光情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第2移動手段は、少
    なくとも一対以上の磁気回路を形成する永久磁石とヨー
    クとを備え、且つ駆動コイルを備えた集光手段を摺動可
    能に指示するガイドを兼ねたヨークに巻回した磁気リニ
    アモータで構成され、光情報記録媒体面上で情報トラッ
    ク方向に平行に配置したことを特徴とする光情報記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、第1移動手段は、リ
    ニア超音波モータを駆動源として有していることを特徴
    とする光情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3において、第1移動手段
    は、光記録媒体における長辺側両端縁部を保持し、短辺
    側である第2の方向に往復移動することを特徴とする光
    情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2において、集光手段は、
    光束送光手段からの光束を反射させる反射光学手段と、
    該反射光学手段で反射した光束を光情報記録媒体面上に
    集光するための集光光学手段とを有することを特徴とす
    る光情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2又は5において、集光手段
    は、光情報記録媒体面に対し、フォーカシングおよびト
    ラッキング方向への駆動のためのアクチュエータを有す
    ることを特徴とする光情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、光束送光手段と集光
    手段とは分離して構成され、光束送光手段は装置本体側
    に固定され、また集光手段は第2移動手段に取付けられ
    ていることを特徴とする光情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、第1移動手段は、加
    圧保持された一対の部材のいずれか一方の部材に振動を
    励起し、摩擦力により該一対の部材を相対的に移動させ
    る駆動手段を有し、また該第1移動手段に対して光情報
    記録媒体の搬入、搬出を行うための装置本体に設けられ
    た搬送路と一致する位置に、該第1移動手段が存在する
    か否かを検出する検出手段を有し、該検出手段が該第1
    移動手段の存在を検出すると該駆動手段の駆動を停止す
    る制御手段を有することを特徴とする光情報記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、駆動手段はリニア超
    音波モータであることを特徴とする光情報記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、リニア超音波モー
    タの振動を励起される部材は第1移動手段に設け、他方
    の部材を装置本体のシャーシと一体に形成したことを特
    徴とする光情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項1において、第1移動手段に対
    して光情報記録媒体の搬入、搬出を行うために光情報記
    録媒体搬送手段を設け、かつ該第1移動手段は、該光情
    報記録媒体搬送手段との光情報記録媒体の授受を行い、
    該光情報記録媒体を所定位置に保持する搬送整定手段を
    有することを特徴とする光情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、光情報記録媒体
    搬送手段と、搬送整定手段は超音波モータを用いたこと
    を特徴とする光情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 情報の記録ピットに追従する案内トラ
    ックを長手方向に平行して等間隔に複数有する光情報記
    録媒体の記録面に、光ビームを照射して情報の記録再生
    を行う光情報記録再生装置において、 該案内トラックに沿って往復直線移動を行う第1の移動
    手段に搭載された光学系により該記録面に集光照射され
    た光ビームの反射光を検出して該記録面の垂直方向ある
    いはトラック直交方向の光ビームの相対位置誤差を検出
    するフォーカシングとトラッキング位置誤差検出手段
    と、該光情報記録媒体をそのトラックと直交する方向に
    移動させる第2の移動手段とを有し、該光学系による光
    情報記録媒体の案内トラックに照射され検出されたトラ
    ッキング誤差信号に基づいて、該第2の移動手段を停止
    させることを特徴とする光情報記録再生装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、光学系は、光情
    報記録媒体の記録面上に光ビームを集束する集光レンズ
    部をフォーカシングおよびトラッキング駆動させる手段
    を有することを特徴とする光情報記録再生装置。
  15. 【請求項15】 請求項13において、第2の移動手段
    は、トラックジャンプのために駆動することを特徴とす
    る光情報記録再生装置。
  16. 【請求項16】 請求項13において、第1の移動手段
    の反転位置検出に基づいて第2の移動手段を駆動するこ
    とを特徴とする光情報記録再生装置。
  17. 【請求項17】 請求項13において、第1の移動手段
    の反転位置検出信号に基づいて光学系のトラッキング制
    御を解除し、集光レンズ部の中心位置を検出する位置検
    出器に基づいて該集光レンズ部をホールドした後、トラ
    ッキング誤差信号に基づいてトラッキング制御を再開さ
    せることを特徴とする光情報記録再生装置。
  18. 【請求項18】 請求項13において、第1の移動手段
    の反転位置検出信号に基づいて光学系を保持し、トラッ
    キング誤差信号に基づいて、該光学系の保持を解除させ
    ることを特徴とする光情報記録再生装置。
  19. 【請求項19】 請求項13において、第1の移動手段
    の往復直線移動における反転は、所定位置に設けた光学
    式反転センサーと遮光板とにより検出することを特徴と
    する光情報記録再生装置。
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