JP3008124U - 魚焼き器 - Google Patents

魚焼き器

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JP3008124U
JP3008124U JP1994011391U JP1139194U JP3008124U JP 3008124 U JP3008124 U JP 3008124U JP 1994011391 U JP1994011391 U JP 1994011391U JP 1139194 U JP1139194 U JP 1139194U JP 3008124 U JP3008124 U JP 3008124U
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俊夫 迫田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 魚体を縦にして加熱源の周りに斜めに立て掛
けて焼くことにより、魚体の全体を同時にしかも均一に
焼き上げること。滲出する油を魚体に染み込ませて旨味
を残存保持させること。 【構成】 焼き網aを着脱自在に装架する炙り皿bが、
通熱孔7を列設した底板8の周囲に外周壁9を備え、そ
の外周壁9の下辺に位置する短辺側の部分91 と底板8
との間に油受け溝92 を形成し、一方の長辺側に係合凹
処10を、他方の長辺側に係合窓孔11を爪片11′の
切り起こしにより形成し、その外周壁9のコーナーには
押え握りb′を外方に向かって突出させていること。こ
の炙り皿bを、上記係合凹処10と係合窓孔11に係止
片22,22′、32,32′を挿通して折曲係合する
ことにより支承枠体c,eに固定的に装架しているこ
と。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は魚焼き器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
魚を焼くのに従来から使用されている焼き網は、これを火に、直接かけるか、 炙り皿にセットした状態で間接的にかけるかしているものであるが、いずれにし ても、その焼き網は魚体を水平に支持し、その上側または下側の一方または双方 から加熱するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の水平に支持された魚体に対し、加熱源は、魚体中央胴部に近く、頭部側 および尾部側に遠くなるのが通常である。したがって、これら中央胴部,頭部お よび尾部を均一に焼き上げるには、途中で魚体を適宜左右に移動しなければなら ない。すなわち、頭部および尾部までが所望の焼き上がり状態になるまで放って おくと、中央胴部は焼け過ぎになってしまうことが多い。
【0004】 また、焼いている間に魚体表面に滲出してくる油が、火に直接滴り落ちて燃え 上がるとか、炙り皿に溜まりそれに着火するとかする。その上、油が滲出した分 だけ当然のことながら魚の旨味を減じてしまう。
【0005】 本考案の主たる目的は、魚体を縦にして、すなわち、頭部と尾部とを上下方向 になるようにして、しかも、加熱源の周りに斜めに立て掛けた状態にし、火力の 強い加熱源の周りではそれより離し、火力の弱い加熱源の上方では加熱源側に近 づけた状態にして、焼くことにより、魚体の全体すなわち頭部から中央胴部およ び尾部に至るまでを、同時にしかも均一に焼き上げることにある。
【0006】 本考案の他の目的は、上記の滲出する油が滴り落ちることなく再び魚体に染み 込むようにして、従来のように燃え上がらず、かつ、その油の持っている旨味を そのまま魚体に残存保持できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案魚焼き器は、魚体dを挟持する焼き網aと、その焼き網aを取り外し自 在に装架する炙り皿bと、この炙り皿bを傾斜支承する支承枠体c,eとからな り、しかも、該支承枠体c,eとこれに支承された炙り皿bととを、加熱源を囲 繞し覆うように配置して使用するものである。
【0008】 上記炙り皿bは、多数の通熱孔7を列設した底板8の周囲に外周壁9を備え、 これを起立状態にしたとき、その外周壁9の上辺に位置する短辺側と左右辺に位 置する長辺側を外方に向かって少し拡がった状態にし、下辺に位置する短辺側の 部分91 を反対に内方に向かって少し倒れた状態にし、その下辺に位置する短辺 側の部分91 と底板8との間に断面ほぼV字状の油受け溝92 を形成し、また、 該外周壁9の少なくとも一方の長辺側の中央部分に係合凹処10を形成するとと もに他方の長辺側に所要の間隔をおいて係合窓孔11を爪片11′の切り起こし により形成し、さらに、その外周壁9のコーナーには押え握りb′を外方に向か って突出させている。
【0009】 上記支承枠体c,eは、左右側板17,17′、30,30′に係止片22, 22′、32,32′を、上記炙り皿bの外周壁9に設けた係合凹処10および 窓孔11に対向一致する関係に配置している。 上記炙り皿bを、係合凹処10および係合窓孔11に上記係止片22,22′ 、32,32′を、その外方から内方に挿通して折曲係合することによって、支 承枠体c,eに固定的に装架している。
【0010】 焼き網aを、該焼き網aを形成する針金枠1の所要部位を炙り皿bの上記爪片 11′,11′に係合するとともに、把持柄6,6を上記係合凹処10に係入し た状態で炙り皿bに着脱自在に装架してなる。
【0011】 なお、焼こうとする魚体dが細身であるとか小さいとき、焼き網aを形成して 所要の間隔で対向している針金2……同士で挟持できないことが予想されるが、 そのようなとき、補助網a′を焼き網a内に装架し、補助網a′と上記針金2と の間で当該魚体dを挟持するとよい。 補助網a′としては、例えば、焼き網aの針金枠1と同じか一回り小さい大き さの縦長方形の針金枠26の内方に複数本の真っ直ぐな針金27を所要の間隔で 横架して平網板28を作り、そ記針金枠26の外方には複数本の係合針金29を 突設した構成のものが好適である(図3,11参照)。
【0012】
【作用】
魚を焼くには、支承枠体とこれに支承した炙り皿とを、それらで加熱源である 燃焼部を囲繞し覆うように配置し、魚体を縦にして挟持させた焼き網を炙り皿に 装架し、後は慣行にしたがい所要時間燃焼部火気により加熱すればよい。これに より、魚体は全長にわたり均一に焼くことができる。 また、加熱にともない魚体の表面に滲出してくる油は、その魚体の表面に沿っ て流れ、その大半は流れながら魚体に再び染み込むことになる。魚体に染み込ま ずに流れた油は炙り皿の下部の油受け溝に溜まることになり、加熱源である燃焼 部に落油して燃え上がるようなことはない。
【0013】 このようにして、魚体の一側を焼いた後、その他側を焼くには、焼き網を炙り 皿から一旦取り外し、その焼き網ごと裏返しにして再び装架するとよいものであ る。 この焼き網の炙り皿に対する装架と取外しに際しては、押え握りを一方の手で 握りることによって炙り皿(したがってまた、支承枠体)を押えながら、他方の 手で焼き網の上記装架と取外しを行うと便利である。
【0014】
【実施例】
図1〜11に示した第1実施例の魚焼き器は、概括的にいうと焼き網a、補助 網a′、炙り皿bおよび支承枠体cとからなる。 主として図3,10および11から明らかなように、焼き網aは、縦長方形の 針金枠1に、複数本の外方に膨出湾曲しかつ波付きの針金2を所要の間隔で横架 して形成した一対の湾曲網板3,3を、互いの湾曲内面を対向させた状態で、そ の一側で連結環4,4により開閉自在に連結している。 網板3,3の中央部分に横架している針金2,2は、その一側端を上記針金枠 1に固定することなく自由にし、それの平行な延長部2′,2′の先端側所要長 さ部分に覆板5,5を嵌合して把持柄6,6とし、その途中の長孔5′,5′か ら延長部2′,2′の中央湾曲部2″,2″を突出させている。
【0015】 したがって、上記平行な延長部2′,2′は、中央湾曲部2″,2″を外方か ら挟圧することにより幅狭となり、それを解除することにより原状の幅広状態に 復元することができる(図10,11)。 この焼き網aの網板3,3の開閉は、把持柄6,6により網板3,3を連結環 4,4において内外(または上下)に回動させることによって行う。 魚体dは、網板3,3の間に波付き針金2に直交する向きにして挟持されるも のである(図1)。
【0016】 炙り皿bは、焼き網aと同じく縦長方形にしてかつほうろう引き鉄板製で、上 記焼き網aを受容する所要の大きさを有する。さらに、この炙り皿bは、多数の 通熱孔7を列設した底板8の周囲に外周壁9を形成してなる。 通熱孔7は、底板8を内方に向けて形成した膨出部7′の上下面に切線状態に して設けたもので、上段のものを下段のものより長くすることによって開口率を 徐々に大きくしている。
【0017】 外周壁9は、上辺に位置する短辺側と左右辺に位置する長辺側においては外方 に向かって少し拡がった状態になっている。しかし、下辺に位置する短辺側の部 分91 については反対に内方に向かって少し倒れた状態になっていて、底板8と の間に断面ほぼV字状の油受け溝92 を形成し、かつ、その油受け溝92 の一部 には排出口93 を突出させ、必要に応じこの排出口93 に排油ホース94 を接続 できるようにしてある(図6)。 また、外周壁9は、一方の長辺側の中央部分に係合凹処10を形成するととも に、他方の長辺側に所要の間隔をおいて2個の係合窓孔11を爪片11′の切り 起こしにより形成している(図3〜6)。 上記係合凹処10は、周壁9を切欠することによって形成したもので、壁縁の 開口幅10′を内奥幅10″より狭くしてある。
【0018】 b′は炙り皿bに取り付けた押え握りで、それは、U字状に折曲した針金の各 端部12,12′を、炙り皿bの外周壁9のコーナーに、その長辺側と短辺側の 鍔縁95 ,95 により巻回止着している。
【0019】 支承枠体cは、鉄板またはほうろう引き鉄板製であって、天板16と左右側板 17,17′とでアーチ形をなし、これら天板16と左右側板17,17′の前 縁により前面開口18を囲繞形成してなるフレーム13の背面上半部に傾斜上背 板14を一体に張架するとともに、同背面下半部に傾斜下背板15を着脱自在に 張架してなる。
【0020】 傾斜下背板15の上記着脱については、次のようにしてある。 19,19′は左右側板17,17′に外向きに折曲形成した係合縁、20, 20′は傾斜下背板15に内向きに折曲形成した係合縁で、前者の下端に後者の 上端を一致係合させた状態で、傾斜下背板15をフレーム13にその下方から押 し込むことにより、傾斜下背板15の突片21を傾斜上背板14の下部13′の 内側に差し込んで、互いの凸部21′と凹部13″とを係合させることにより、 傾斜下背板15はフレーム13にしっかりと装着される(図1,3,6)。 これによって、支承枠体cは、傾斜下背板15と左右側板17,17′の下端 辺縁で平面ほぼ半円形状の底面開口を囲繞形成する。 上記のようにして装着した傾斜下背板15であっても、上記凸部21′と凹部 13″の係合に抗して下方に引き抜くことにより、簡単に取り外すことができる から、出荷輸送時の包装、保管等に当たっては全体をコンパクトにでき便利であ る。
【0021】 151 , 152 は、傾斜下背板15の内面に、その係合縁20,20′との間 に所要の間隔をおいて設けた規制部で、傾斜下背板15が、係合縁19,19′ と20,20′との係合を前後方向に外してしまうのを防止するものである。 この規制部151 , 152 は、傾斜下背板15と別体のものを所定の位置に取 り付けて設ける(図6,8)以外に、傾斜下背板15の所要の位置に係合縁20 ,20′と同時に突出成型してもよい(図9)。
【0022】 次に、22は、左側板17の傾斜前縁の中央に突設するとともに基部に切込み 221 を有する係止片、22′は、右側板17′の傾斜前縁の上下2か所に突設 するとともに基部に同じく切込み221 を有する係止片で、これらは、炙り皿b の外周壁9に設けた上記の係合凹処10および窓孔11に対向一致する関係に配 置されている。
【0023】 炙り皿bは、上記前面開口18に嵌合し、係止片22を係合凹処10の内奥に その外方から内方に挿通して折曲係合するとともに、係止片22′を係合窓孔1 1に同じく外方から内方に挿通して折曲係合することにより、支承枠体cの前面 開口18固定的に装架されている。 上記において、係止片22は、その基部に切込み221 を有するので、上記係 合凹処10の内奥への挿通折曲によって、そこに形成する凹処23を上記係合凹 処10に一致させる(図4)。
【0024】 上記支承枠体cは、前面開口18に炙り皿bを上記のように装架した状態にお いて、加熱源であるガスレンジ24等の燃焼部25にそれを囲繞しかつ覆うよう にして設置される(図6)。
【0025】 焼き網aは、上記炙り皿bに取り外し自在に受容装架されるものである。すな わち、焼き網aは針金枠1の所要部位を爪片11′,11′に係合するとともに 、把持柄6,6を係合凹処10に係入した状態で、炙り皿bに装架される。これ をさらに具体的にいうと、焼き網aの炙り皿bへの装架は次のようにして行われ る。
【0026】 把持柄6,6の長孔5′,5′から突出している中央湾曲部2″,2″を指頭 で挟持することにより、延長部2′,2′をそのばね力に抗して幅狭にすぼませ た状態において、焼き網aを把持し、連結環4,4側の針金枠1を対応する爪片 11′,11′の下側に奥まで挿入係合させたところで、上記延長部2′,2′ に開口幅10′の部分を通過させ、係合凹処10の幅広の内奥幅10″部分で解 放し、該係合凹処10に延長部2′,2′を係合させる。焼き網aを炙り皿bか ら取り外すには、上記と逆の操作を行えばよいこと明らかである。
【0027】 所望の魚を焼くには、その魚体dを、焼き網aの網板3,3に針金2に直交す る状態にして挟持し、その焼き網aを上記の要領により、支承枠体cの炙り皿b に装架し(図1)、後は慣行にしたがい所要時間燃焼部25の火気により加熱す ればよい。 加熱にともない魚体dの表面に滲出してくる油は、その魚体dの表面に沿って 流れ、一部のものは炙り皿bの下部の油受け溝92 に溜まることがあるとしても 、大半のものは流れながら魚体dに再び染みることになる。 油受け溝92 に溜まった油については、所定量以上になったとき排出口93 、 排油ホース94 を通じて所要の容器に流入するようにできる。
【0028】 このようにして、魚体dの一側を焼いた後、その他側を焼くには、焼き網aを 炙り皿bから一旦取り外し、裏返しにして再び上記要領で装架するとよいもので ある。
【0029】 この焼き網aの炙り皿bに対する装架と取外しに際しては、押え握りb′を一 方の手で握りることによって炙り皿b(したがってまた、支承枠体c)を押えな がら、他方の手で焼き網aの上記装架と取外しを行うと便利である。
【0030】 前記の補助網a′は、焼き網aの針金枠1と同じか一回り小さい大きさの縦長 方形の針金枠26の内方に複数本の真っ直ぐな針金27を所要の間隔で横架して 形成した平網板28であり、針金枠26の外方には複数本の係合針金29を突設 している。
【0031】 焼こうとする魚体dが細身であるとか小さいとき、焼き網aの網板3,3の針 金2で挟持できないことが予想されるが、そのようなとき、上記補助網a′を、 それの係合針金29を焼き網aの上記網板3,3の針金枠1,1の間に挟むこと により、その焼き網a内に装架し、補助網a′と上下いずれか一方の網板3との 間で当該魚体dを挟持するのに使用するものである。
【0032】 次に、図12〜15に示した第2実施例の魚焼き器は、大まかには、第1実施 例のものが焼き網aを1個だけ装架使用する型のものであったのに対し、2個の 焼き網aを同時に装架使用できる型にした点において相違する。 この第2実施例の焼き網aと炙り皿bの構造は、第1実施例のものと実質的に 同じなので、同一部分には同一符号を付して説明を省略し、2個の焼き網aを装 架する支承枠体eの構成に重点をおいて、この第2実施例を説明する。
【0033】 すなわち、第2実施例において、支承枠体eは、鉄板またはほうろう引き鉄板 製で二等辺三角形状の比較的細長な左右側板30,30′からなる。 これら左右側板30,30′は、その上端を細長く延長して幅狭平坦部31, 31′とし、また、両側斜辺縁には所要の間隔をおいて、基部に切込み321 を 有する係止片32,32′を複数個突設している。また、上記幅狭平坦部31′ は、その先端両側に抱え片33を延出している。
【0034】 この第2実施例の魚焼き器は、支承枠体eを形成する左右側板30,30′を 所要の間隔をおいて配置起立し、幅狭平坦部31の先端を同31′の先端の下側 に入れ抱え片33で抱える状態で連結固定し、かつ、その左右側板30,30′ の両側斜辺縁に炙り皿b,bを装架固定することができる。 その固定は、上記係止片32,32′を炙り皿b,bの対向する位置に設けて ある係合凹処10および係合窓孔11に挿通して折曲係合することにより行い、 これによって、炙り皿b,bは支承枠体eの前後面開口に固定的に装架され、全 体としてほぼ角錐体を形成する。
【0035】 支承枠体eと炙り皿b,bとは、上記のようにほぼ角錐体をなし、その状態に おいて、加熱源であるガスレンジ24等の燃焼部25にそれを囲繞しかつ覆うよ うにして設置される(図14)。 そして、所望の魚(魚体d)を挟持させた焼き網aを、両側の炙り皿bに第1 実施例の場合と同じ要領で装架し、慣行にしたがい所要時間燃焼部25の火気に より加熱すると、その加熱にともない魚体dの表面に滲出してくる油は、その魚 体dの表面に沿って流れ、一部のものは炙り皿bの下部の油受け溝92 に溜まる ことがあるとしても、大半のものは流れながら魚体dに再び染みる。 なお、魚体dの他側を焼く要領も上記第1実施例の場合と同じである。
【0036】
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、本考案魚焼き器は、魚体を挟持する焼 き網と、その焼き網を取り外し自在に装架する炙り皿と、この炙り皿を傾斜支承 する支承枠体とからなり、該支承枠体とこれに支承された炙り皿とが加熱源を囲 繞し覆うように配置構成されているから、魚を焼くには、支承枠体とこれに支承 された炙り皿とを、それらで加熱源を囲繞し覆うように配置し、魚体を縦にして 挟持させた焼き網を炙り皿に装架し、慣行にしたがい加熱するだけで、魚体の全 長にわたり均一に焼くことができ、しかも、加熱により焼けるのにともない魚体 の表面に滲出する油は、その魚体の表面に沿って流れ、その大半は流れながら魚 体に再び染みることになる。
【0037】 魚体に染み込まずに流れた油は炙り皿の下部の油受け溝に溜まることになり、 加熱源に油が滴り落ちて燃え上がるような危険がないとともに、落油により炙り 皿等の器具を汚すようなことも少なくできる。 特に、一旦滲出した油が、魚体表面に沿って流れながら再び魚体に染みるので 、当該魚の本来の旨味をそのまま保有したまことに美味しい焼魚を得ることがで きる。
【0038】 焼き網の炙り皿に対する装架と取外しに際しては、押え握りを一方の手で握り ることによって炙り皿(したがってまた、支承枠体)を押えながら、他方の手で 焼き網の上記装架と取外しを行うと便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の斜視図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】図2のI−I線に沿う要部断面図で、補助網を
使用していない状態を示している。
【図5】図2のII−II線に沿う要部断面図で、補助
網を使用している状態を示している。
【図6】図1の焼き網を取り外した状態の同図1のII
I−III線に沿う断面図である。
【図7】図6のIV−IV線位置における要部横断面図
である。
【図8】同じく図6のV−V線位置における要部横断面
図である。
【図9】支承枠体を構成する傾斜上背板と傾斜下背板の
嵌合構造の他の例を示す断面図である。
【図10】補助網を挟持していない焼き網の平面図であ
る。
【図11】補助網を挟持した焼き網の平面図である。
【図12】本考案の第2実施例の斜視図である。
【図13】同上の要部横断面図である。
【図14】同上の中央縦断面図である。
【図15】同上の分解斜視図である。
【符号の説明】
a 焼き網 a′ 補助網 b 炙り皿 b′ 押え握り c 支承枠体 d 魚体 e 支承枠体 1 針金枠 2 針金 3 網板 4 連結環 6 把持柄 7 通熱孔 8 底板 9 外周壁 91 外周壁の短辺側の部分 92 油受け溝 93 排出口 10 係合凹処 11 係合窓孔 11′ 爪片 17 左側板 17′ 右側板 22 係止片 22′ 係止片 30 左側板 30′ 右側板 32 係止片 32′ 係止片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】魚体を挟持する焼き網と、該焼き網を取り
    外し自在に装架する炙り皿と、その炙り皿を傾斜支承す
    る支承枠体とからなり、しかも、該支承枠体とこれに支
    承された炙り皿とを加熱源を囲繞し覆うように配置して
    使用する魚焼き器であり、 上記炙り皿は、多数の通熱孔を列設した底板の周囲に外
    周壁を備え、これを起立状態にしたとき、上記外周壁の
    上辺に位置する短辺側と左右辺に位置する長辺側を外方
    に向かって少し拡がった状態にするとともに、下辺に位
    置する短辺側の部分を反対に内方に向かって少し倒れた
    状態にし、その下辺に位置する短辺側の部分と上記底板
    との間に断面ほぼV字状の油受け溝を形成し、また、該
    外周壁の少なくとも一方の長辺側の中央部分に係合凹処
    を形成するとともに他方の長辺側に所要の間隔をおいて
    係合窓孔を爪片の切り起こしにより形成し、さらに、そ
    の外周壁のコーナーの少なくとも一か所には押え握りを
    外方に向かって突出させてなり、 上記支承枠体は、左右側板の辺縁に複数の係止片を、上
    記炙り皿の外周壁に設けた上記係合凹処および窓孔に対
    向一致する関係に配置してなり、 上記炙り皿を、係合凹処および係合窓孔に上記係止片
    を、その外方から内方に挿通して折曲係合することによ
    って、支承枠体に固定的に装架し、 上記焼き網を、その焼き網を形成する針金枠の所要部位
    を上記炙り皿の上記爪片に係合するとともに、把持柄を
    上記係合凹処に係入した状態で上記炙り皿に着脱自在に
    装架してなること特徴とする魚焼き器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5808981A (en) 1993-03-25 1998-09-15 Canon Kabushiki Kaisha Information recording/reproducing apparatus capable of movement in two directions of a card-like information recording medium

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