JPH06272629A - 酸素富化部保護装置付き酸素富化空気過給式エンジン - Google Patents

酸素富化部保護装置付き酸素富化空気過給式エンジン

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JPH06272629A
JPH06272629A JP6189393A JP6189393A JPH06272629A JP H06272629 A JPH06272629 A JP H06272629A JP 6189393 A JP6189393 A JP 6189393A JP 6189393 A JP6189393 A JP 6189393A JP H06272629 A JPH06272629 A JP H06272629A
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JP
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oxygen
pressure
air
enriched
oxygen enriching
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JP6189393A
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Masaji Tanaka
正司 田中
Yoichi Taniguchi
庸一 谷口
Takashi Tanaka
隆司 田中
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、酸素富化装置を用いて酸素富化空
気を過給する酸素富化空気過給式エンジンに関し、エン
ジンやポンプの異常運転時等において、酸素富化装置の
酸素富化膜を保護することを目的とする。 【構成】 吸気通路1に連通接続された補助通路2に、
酸素富化手段4と酸素濃度が富化された空気を過給して
吸気通路1へ供給するポンプ9とをそなえた酸素富化空
気過給式エンジンにおいて、酸素富化手段4における上
下流の圧力を検出する圧力検出手段5と、酸素富化部を
破損させる方向の圧力がかかる側の補助通路2に設けら
れた圧力逃がし手段6と、圧力検出手段5によって検出
された酸素富化部を破損させる方向の圧力が酸素富化部
破損条件を満足すると、圧力逃がし手段6による圧力逃
がし動作を行なわせる制御手段7とを設けるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸素富化装置を用いて
酸素富化空気を過給する酸素富化空気過給式エンジンに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、酸素富化装置を用いて、アイドリ
ング時やエンジン冷態時等に、酸素富化空気を供給しう
るようにしたエンジンが多数提案されている(特開昭5
8−140451号公報,特開昭58−138240号
公報等)。そして、かかる酸素富化空気過給式エンジン
においては、例えば、主吸気通路に接続される補助吸気
通路に、酸素富化装置がポンプとともに配設されてい
る。
【0003】次に、この酸素富化装置の詳細を図5を用
いて説明すると、この酸素富化装置4は、凸状のバック
アップ体4aと、このバックアップ体4aの外壁部4b
を覆うようにしてそなえられた酸素富化膜3とによって
構成されている。ここで、この酸素富化膜3は、空気中
の酸素濃度を富化するものであり、バックアップ体4a
は、外力を受けても変形しないで安定した形状を保つも
のであるとともに、空気を通過させることができるもの
である。即ち、バックアップ体4aは、酸素富化装置4
の下流側(出口側)からポンプによる吸引力を受けて、
上流側(入口側)から下流側へと空気を通過させても、
酸素富化膜3の形状が安定した状態となるようにするた
めのものである。
【0004】このようなバックアップ体4aおよび酸素
富化膜3によって酸素富化装置4が構成されることによ
り、図5の実線の矢印に示すように、酸素富化装置4
は、上流側から下流側へと、つまり、補助吸気通路2の
吸気口側からエンジン側へと吸引力が掛かると、上流側
からの空気を、その酸素濃度を富化して下流側へ通過さ
せることができるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の酸素富化空気過給式エンジンにおける酸素富
化装置では、エンジンの焼付や異常運転時、あるいはポ
ンプの逆回転時等によって、酸素富化装置の入口側の圧
力よりも出口側の圧力が大きくなるような場合(図5の
点線の矢印を参照)には、酸素富化装置の酸素富化膜が
変形して破裂する(図5の鎖線を参照)おそれがあると
いった課題がある。
【0006】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、エンジンの焼付や異常運転時、あるいはポン
プの逆回転時等によって、例えば、酸素富化装置の入口
側の圧力よりも出口側の圧力が大きくなった場合に、酸
素富化装置の酸素富化膜を保護できるようにした、酸素
富化部保護装置付き酸素富化空気過給式エンジンを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の酸素
富化部保護装置付き酸素富化空気過給式エンジンは、吸
気通路に連通接続された補助通路に、大気中の酸素濃度
を富化させる酸素富化部をもった酸素富化手段と、該酸
素富化手段で酸素濃度が富化された空気を過給して該吸
気通路へ供給するポンプとをそなえた酸素富化空気過給
式エンジンにおいて、該酸素富化手段における上下流の
圧力を検出する圧力検出手段と、該酸素富化部を破損さ
せる方向の圧力がかかる側の補助通路に設けられた圧力
逃がし手段と、該圧力検出手段によって検出された該酸
素富化部を破損させる方向の圧力が酸素富化部破損条件
を満足すると、該圧力逃がし手段による圧力逃がし動作
を行なわせる制御手段とが設けられたことを特徴として
いる。
【0008】
【作用】上述の本発明の酸素富化部保護装置付き酸素富
化空気過給式エンジンでは、吸気通路に連通接続された
補助通路において、酸素富化部をもった酸素富化手段に
よって、大気中の酸素濃度が富化される。そして、酸素
富化手段によって酸素濃度が富化された空気は、ポンプ
で過給されて吸気通路へ供給される。
【0009】又、このとき、酸素富化手段における上下
流の圧力が、圧力検出手段によって検出されており、そ
の情報から、制御手段は、酸素富化部を破損させる方向
の圧力が酸素富化部破損条件を満足することを確認する
と、圧力逃がし手段による圧力逃がし動作を行なわせ
る。即ち、補助通路の圧力逃がし手段によって、酸素富
化部を破損させる方向の圧力が逃がされるのである。
【0010】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例について
説明すると、図1〜図4は、本発明の一実施例としての
酸素富化部保護装置付き酸素富化空気過給式エンジンを
示すもので、図1はその全体構成を示すブロック図、図
2はその酸素富化装置,圧力逃がし弁,ソレノイドバル
ブの構成および作用を説明する模式図、図3は酸素濃度
と吸引圧力および流量変化率の関係を説明する図、図4
は酸素濃度と温度および流量変化率の関係を説明する図
である。尚、本例中において、従来例におけるものと同
じものに関しては、同じ符号を使用している。
【0011】さて、図1におけるエンジン17は、その
排気通路30に、上流側から順にO 2 センサ19,触媒
コンバータ20および図示しないがマフラをそなえてい
る。又、エンジン17の吸気通路としては、主吸気通路
(吸気通路)1とこれに連通接続された補助吸気通路
(補助通路)2との2つの通路がそなえられており、主
吸気通路1には、その上流側から順に、エアクリーナー
11,エアフローセンサ12が配設されている。又、補
助吸気通路2には、その上流側から順に、酸素富化装置
(酸素富化手段)4,圧力逃がし弁(圧力逃がし手段)
6,ソレノイドバルブ8,ポンプ9が配設されている。
【0012】そして、上記のエアフローセンサ12およ
びポンプ9の下流側における主吸気通路1と補助吸気通
路2との接続部には、エアクリーナー11から送られて
来るエンジン17のメインの吸気と、酸素富化装置4と
から送られて来る酸素濃度を富化されたサブの吸気とを
取り入れて両者を混合する混合部13が配設されてお
り、この混合部13の下流の配管がエンジン17に接続
されている。又、エンジン17の吸気ポートには、燃料
噴射用のインジェクタ18が設けられている。
【0013】ところで、酸素富化装置4は、図2に示す
ように、凸状のバックアップ体4aと、このバックアッ
プ体4aの外壁部4bを覆うようにしてそなえられた酸
素富化膜(酸素富化部)3とによって構成されている。
ここで、酸素富化膜3は、空気中の酸素濃度を富化する
もので、つまり、空気を通過させる際に空気中の酸素の
みを積極的に透過させ、通過した空気の酸素の含有率を
通過前のそれよりも多くするものである。
【0014】又、バックアップ体4aは、酸素富化装置
4の下流側(出口側)からポンプ9による吸引力を受け
ても、変形しないで安定した形状を保てるものであると
ともに、空気を通過させることができるものである。即
ち、バックアップ体4aは、酸素富化装置4の下流側か
ら吸引力を受けて、上流側(入口側)から下流側へと空
気を通過させても、酸素富化膜3の形状が安定した状態
となるようにするためのものである。
【0015】このようなバックアップ体4aおよび酸素
富化膜3によって、酸素富化装置4が構成されること
で、酸素富化装置4は、空気中の酸素濃度を富化するこ
とが可能となっている。尚、酸素富化膜3から吐出され
る空気の酸素濃度および流量は、図3に示すように、差
圧(吸引圧力(mmHg))に比例している。又、酸素
富化膜3から吐出される空気の酸素濃度および流量は、
図4に示すような温度特性を持つ。尚、酸素富化膜3と
しては、平膜タイプ,スパイラルタイプ,ホロスコープ
タイプ等、種々のタイプのものの使用が可能である。
【0016】ソレノイドバルブ8は、ECU(制御手
段)7の制御によって開閉を行なうバルブであり、ポン
プ9と酸素富化装置4との間の補助吸気通路2に設けら
れていることにより、バルブ開時には、ポンプ9と酸素
富化装置4との間の空気を上流側から下流側へと通過さ
せ(図2のバルブ8付近の実線を参照)、バルブ閉時に
は、その流れを遮断するものである(図2のバルブ8付
近の点線を参照)。
【0017】圧力逃がし弁6は、ECU7の制御によっ
て開閉を行なう弁であり、酸素富化装置4の下流側の圧
力よりも上流側の圧力が大きい場合には、閉じているが
(図2の圧力逃がし弁6付近の実線を参照)、エンジン
の焼付や異常運転時あるいはポンプ9の逆回転時等によ
って、酸素富化装置4の上流側の圧力よりも下流側の圧
力が大きくなるような場合には、酸素富化装置4の下流
側に掛かる過剰な圧力分の空気を外部へ逃がし(図2の
圧力逃がし弁6付近の点線を参照)、上流側の圧力と下
流側の圧力との差を等しいものとするものである。
【0018】ポンプ9は、ECU7の制御に応じて酸素
富化装置4の下流側を負圧にして、空気を酸素富化装置
4の上流側から下流側へ通過させるものである。更に、
このエンジン17には、制御系としてECU7がそなえ
られており、このECU7には、空燃比や点火時期の制
御あるいは、ポンプ9やバルブ8,圧力逃がし弁6の制
御のための情報を得るために、エアクリーナー11から
の吸入空気量を検出するエアフローセンサ12,空燃比
のリッチ/リーン信号を検出するO2 センサ19,クラ
ンク軸の回転角度を検出するクランク角センサ22,エ
ンジン17の冷却水温を検出する水温センサ23,吸入
空気の吸気温度を検出する吸気温センサ24,大気圧を
検出する大気圧センサ25と、バッテリ電圧を検出する
バッテリ電圧センサ26,酸素富化装置4の上流直近お
よび下流直近に設けられた圧力検知部5a,5bからの
各圧力情報の差圧を求める差圧センサ(圧力検出手段)
5等の検出信号が入力されるようになっている。
【0019】次に、ECU7によるバルブ8,圧力逃が
し弁6の制御およびポンプ9の制御について説明する。
まず、このECU7は、差圧センサ5からの差圧情報に
より、酸素富化装置4の下流側の圧力よりも上流側の圧
力が大きくなることが予測されると、ポンプ9と酸素富
化装置4との間のソレノイドバルブ8を開いた状態から
閉じた状態へと制御するとともに、圧力逃がし弁6を閉
じた状態から開いた状態へと制御するようになってい
る。言い換えると、ECU7は、エンジン17側から酸
素富化装置4に逆圧が掛かる場合のみ、つまり、酸素富
化膜3を破損させる方向の圧力が酸素富化膜破損条件を
満足することが予測されると、ソレノイドバルブ8を閉
じるとともに圧力逃がし弁6を開口するようになってい
るのである。尚、酸素富化膜破損条件を満足することが
予測される条件とは、下流側の圧力が高まって来て上流
側の圧力との差が減少し、その差がスレッショルド値を
割ることである。
【0020】又、ECU7は、先に述べた図3に示され
る、酸素富化膜3から吐出される空気の酸素濃度および
空気の流量と、吸引圧力(酸素富化装置4の上流側圧力
と下流側圧力との差圧)の関係をマップしたメモリを有
している。このような、上記のマップに登録した情報と
差圧センサ5からの情報とにより、ECU7は、酸素濃
度および空気の流量を求め、これらから、酸素富化装置
4から吐出される空気中の酸素量を求めるようになって
いる。
【0021】そして、ECU7は、その時のエンジンの
状態を示す各情報とエンジンへの制御情報とに基づい
て、必要とされる酸素量を求め、この値に等しくなるよ
うに、酸素富化装置4からの酸素量を補正するようにな
っている。つまり、ECU7は、上記のマップから、必
要とされる酸素量を得るための適正な吸引圧力を求め、
この吸引圧力が得られるように、ポンプ9を制御するよ
うになっている。
【0022】尚、ECU7において、図3のマップの他
に、図4のマップをECU7のメモリに登録して、これ
らの情報と酸素富化装置4から吐出される空気の温度情
報とから、酸素富化装置4から吐出される酸素濃度およ
び空気の流量を求めて、温度補正を施した状態でポンプ
9の制御を行なうようにしてもよい。あるいは、ECU
7において、ポンプ9の制御用の情報を得るためのセン
サとして、酸素富化装置4の下流側に差圧センサ5とは
別に、酸素富化装置4が吐出した空気の量を測定する測
定器と酸素濃度計とを設けて、これらの情報に基づい
て、ポンプ9の制御を行なうようにしてもよい。尚、こ
の場合は、図3,4で示した特性を利用する必要は特に
無い。
【0023】上述の構成により、酸素富化部保護装置付
き酸素富化空気過給式エンジンでは、エアクリーナー1
1から送り込まれた空気が混合部13へ送られる。又、
ECU7は、各センサよりの情報および、図3の酸素濃
度および流量と差圧の特性情報とにより、ポンプ9の吸
引力を制御する。この結果、ポンプ9の駆動により発生
する酸素富化装置4の下流側の圧力に応じて、酸素富化
装置4を通過する空気が酸素富化される。そして、この
酸素富化された空気は混合部13に送られて、上記エア
クリーナー11から吸入された空気と混合されてから、
エンジン17へ送り込まれる。
【0024】又、各センサよりの情報により、ECU7
はインジェクタ18の駆動時間を制御し、ECU7から
の制御信号を受けたインジェクタ18が、それに従って
駆動することにより適量の燃料が噴射される。そして、
所望のタイミングで点火プラグがスパークすることによ
って、エンジン17の燃焼室内に送り来まれた燃料が燃
焼することによりピストンが押され、エンジン17から
駆動力が得られるのである。
【0025】このような要領で、エンジン17に吸入さ
れる空気に含まれる酸素を富化することができるので、
エンジン出力およびエンジン出力トルクが効率良く上昇
するのである。そして又、エンジンの焼付や異常運転時
あるいはポンプ9の逆回転時等によって、酸素富化装置
4の上流側の圧力よりも下流側の圧力が大きくなる場合
(図2の点線を参照)には、以下の処理が行なわれる。
【0026】即ち、圧力検知部5a,5bからの圧力情
報から、差圧センサ5によって、酸素富化装置4の上流
側と下流側の差圧情報が求められるが、この差圧は正常
時には、下流側の圧力よりも上流側の方が大きい。しか
し、上記の理由により、上流側の圧力よりも下流側の圧
力の方が大きくなるような場合には、まず、その前兆と
して下流側の圧力が高まって来て、上流側の圧力との差
が減少して来る。
【0027】そして、差圧がスレッショルド値以下に減
少すると、その情報を得たECU7の制御によってソレ
ノイドバルブ8が閉じられる。これにより、混合部13
側から酸素富化装置4へ向かう空気の流れが遮断される
のである(図2のバルブ8付近の点線を参照)。これと
ともに、ECU7によって圧力逃がし弁6が開口され
て、酸素富化装置4の下流側の空気の過剰分を外部へ逃
がし(図2の圧力逃がし弁6付近の点線を参照)、上流
側の圧力と下流側の圧力との差を等しいものとする。
【0028】このようにして、逆圧状態となることを予
測して、予めソレノイドバルブ8を閉口するとともに圧
力逃がし弁6を開口することにより、逆圧状態となって
も下流側から上流側へと掛かる負荷を酸素富化装置4に
与えることが無くなる。この結果、酸素富化装置4は、
その酸素富化膜3を破損させることを免れるので、長寿
命化を図ることができ、ランニングコスト的にも優れた
効果が得られる。
【0029】尚、本例では、酸素富化膜3の破損条件を
回避するために、酸素富化装置4の下流側に圧力逃がし
弁6およびソレノイドバルブ8を配設したが、これらの
装置の代わりに、圧力逃がし弁6とソレノイドバルブ8
の両機能を有する三方切り換え弁を使用してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の酸素富化
部保護装置付き酸素富化空気過給式エンジンによれば、
吸気通路に連通接続された補助通路に、大気中の酸素濃
度を富化させる酸素富化部をもった酸素富化手段と、該
酸素富化手段で酸素濃度が富化された空気を過給して該
吸気通路へ供給するポンプとをそなえた酸素富化空気過
給式エンジンにおいて、該酸素富化手段における上下流
の圧力を検出する圧力検出手段と、該酸素富化部を破損
させる方向の圧力がかかる側の補助通路に設けられた圧
力逃がし手段と、該圧力検出手段によって検出された該
酸素富化部を破損させる方向の圧力が酸素富化部破損条
件を満足すると、該圧力逃がし手段による圧力逃がし動
作を行なわせる制御手段とが設けられているので、酸素
富化部の破損を確実に防止することができ、これによ
り、酸素富化部の長寿命化を図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての酸素富化空気過給型
エンジンの全体構成を示すブロック図である。
【図2】酸素富化装置,圧力逃がし弁,ソレノイドバル
ブの構成および作用を説明する模式図である。
【図3】酸素濃度と吸引圧力および流量変化率の関係を
説明する図である。
【図4】酸素濃度と温度および流量変化率の関係を説明
する図である。
【図5】従来例における酸素富化空気過給式エンジンの
酸素富化装置を示す模式図である。
【符号の説明】
1 主吸気通路(吸気通路) 2 補助吸気通路(補助通路) 3 酸素富化膜(酸素富化部) 4 酸素富化装置(酸素富化手段) 4a バックアップ体 4b 外壁部 5 差圧センサ(圧力検出手段) 5a,5b 圧力検知部 6 圧力逃がし弁(圧力逃がし手段) 7 制御手段(ECU) 8 ソレノイドバルブ 9 ポンプ 11 エアクリーナー 12 エアフローセンサ 13 混合部 17 エンジン 18 インジェクタ 19 O2 センサ 20 触媒コンバータ 22 クランク角センサ 23 水温センサ 24 吸気温センサ 25 大気圧センサ 26 バッテリ電圧センサ 30 排気通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路に連通接続された補助通路に、 大気中の酸素濃度を富化させる酸素富化部をもった酸素
    富化手段と、 該酸素富化手段で酸素濃度が富化された空気を過給して
    該吸気通路へ供給するポンプとをそなえた酸素富化空気
    過給式エンジンにおいて、 該酸素富化手段における上下流の圧力を検出する圧力検
    出手段と、 該酸素富化部を破損させる方向の圧力がかかる側の補助
    通路に設けられた圧力逃がし手段と、 該圧力検出手段によって検出された該酸素富化部を破損
    させる方向の圧力が酸素富化部破損条件を満足すると、
    該圧力逃がし手段による圧力逃がし動作を行なわせる制
    御手段とが設けられたことを特徴とする、酸素富化部保
    護装置付き酸素富化空気過給式エンジン。
JP6189393A 1993-03-22 1993-03-22 酸素富化部保護装置付き酸素富化空気過給式エンジン Withdrawn JPH06272629A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1557615A1 (en) * 2002-10-31 2005-07-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Gas enrichment device and blowing device using the device

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