JPH06272489A - セグメント覆工の止水方法 - Google Patents

セグメント覆工の止水方法

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JPH06272489A
JPH06272489A JP5083930A JP8393093A JPH06272489A JP H06272489 A JPH06272489 A JP H06272489A JP 5083930 A JP5083930 A JP 5083930A JP 8393093 A JP8393093 A JP 8393093A JP H06272489 A JPH06272489 A JP H06272489A
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JP
Japan
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segments
segment
lining
water cut
packing
Prior art date
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Pending
Application number
JP5083930A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ishizeki
潤一 石関
Haruo Takahashi
春夫 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Penta Ocean Construction Co Ltd
Original Assignee
Penta Ocean Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Penta Ocean Construction Co Ltd filed Critical Penta Ocean Construction Co Ltd
Priority to JP5083930A priority Critical patent/JPH06272489A/ja
Publication of JPH06272489A publication Critical patent/JPH06272489A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ほぞ付セグメントを使用したシールドトンネ
ルの覆工におけるセグメント間の止水をより完全なもの
にする。 【構成】 セグメント10を円周方向及び軸方向に組み
立てて円筒形の覆工を形成するに際し、セグメント10
の周囲の接合面にセグメントの厚さ方向に互いに間隔に
隔てて二重のパッキン嵌合用溝14,15を形成してお
き、その各パッキン嵌合用溝14,15にパッキン2
2,23をそれぞれ嵌め合わせて各セグメント10,1
0を互いに接合して組み立て、両パッキン22,23間
の空隙を止水材充填部25とし、これにセグメントの内
面側からあけた止水材注入孔16を通して止水材26を
注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド工法によりセ
グメントを組み合わせて成形するセグメント覆工の止水
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図8,図9に示すようにセグメン
ト覆工の軸心方向側に隣り合うセグメント1,1の接合
面に凹ほぞ2aとこれに嵌り合う凸ほぞ2bを設け、こ
れを互いに嵌め合わせることによってセグメント覆工の
せん断応力を高め、内側の二次覆工を不要にしたほぞ付
セグメントによるシールド工法が開発されている。この
従来のほぞ付セグメントによる覆工は図8,図9に示す
ようにセグメント1,1間にゴム系のシール材3を介在
させ、これによって止水させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来のほぞ
付きセグメント覆工におけるゴム系シール材3によるセ
グメント1,1間の止水は、地山からトンネル内中への
水の流入の防止を目的としたものであった。
【0004】一方、各セグメント1,1の接合面には通
常6mm程度の隙間4があり、これが覆工内面に開放され
た状態となっているため、トンネル内の汚水等がこの隙
間4内に流れ込み、ゴム系シール材3を劣化させるとい
う問題があった。
【0005】本発明はこのような従来の問題にかんが
み、セグメント間の止水をより完全なものとするセグメ
ント覆工の止水方法の提供を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き従来の問題を
解決するための本発明に係るセグメント覆工の止水方法
の特徴は、セグメントを円周方向及び軸方向に組み立て
て円筒形の覆工を形成するに際し、セグメントの周囲の
接合面に該セグメントの厚さ方向に互いに間隔に隔てて
二重のパッキン嵌合用溝を形成しておき、その各パッキ
ン嵌合用溝にパッキンをそれぞれ嵌め合わせて前記各セ
グメントを互いに接合して組み立て、各セグメントの接
合面間の前記両パッキン間の空隙を止水材充填部とし、
該止水材充填部に前記セグメントの内面側から接合面の
両パッキン嵌合用溝間にあけた止水材注入孔を通して止
水材を注入することにある。
【0007】なお、止水材としては、充填性に富み一定
時間で硬化する性質を有するポリマー系材料(エポキシ
樹脂材、シリコン樹脂材)もしくは瀝青系材料(タール
材)等の材料を使用する。
【0008】
【作用】本発明の止水方法では、セグメント組立ての際
における地山からの地下水や、裏込材に対する止水は従
来と同様のゴム系のシール材によって止水される。また
覆工組立て後において、止水材充填部内に止水材を注入
し、これが固化することによって覆工内面からセグメン
ト接合面間の隙間への汚水等の流入が防止され、ゴム系
シール材が劣化しても止水が永続される。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施の一例を図1〜図7につい
て説明する。
【0010】図において、10は本発明に使用するセグ
メントであり、このセグメントは図5〜図7に示すよう
に覆工の円周方向側の一方の接合面10aに凹ほぞ11
aが、他方の接合面10bに前記凹ほぞ11aにゆるく
嵌り合う形状の凸ほぞ11bが一体に成形されている。
【0011】またこのセグメント10の覆工の軸方向側
の一方の接合面10cには、中央に低い凸部12が一体
成形されている。更に各接合面10a〜10dには覆工
外面側にシール材嵌合用の凹溝13がそれぞれ互いに連
続する配置に成形されている。
【0012】セグメント10の各接合面10a〜10d
の覆工内面側にはそれぞれ二条のパッキン嵌合用溝1
4,15がセグメント厚さ方向に間隔を隔てて成形され
ている。この両パッキン嵌合溝用14,15はそれぞれ
各接合面10a〜10dにおいて連続した配置に設けら
れている。また互いに隣り合う2つの接合面10a,1
0cにおける両パッキン嵌合溝用14,15間には、止
水材注入孔16,16……がセグメント内面側から連通
開口されている。
【0013】このように構成されるセグメントを図3,
図4に示すように組み立てて円環状のセグメントリング
20aとなし、これを軸心方向に互いに接合させて覆工
20を延長する。
【0014】なお、図において、円環状の中に円周方向
の長さの異なったセグメント10a,10b,10cを
用いているが、これらにおいても前述と同様の接合面構
造となす。
【0015】各セグメントの組立に際しては、覆工円周
方向の接合は図1に示すように両セグメント10,10
の対向する接合面10c,10d間において、シール材
嵌合用の凹溝13,13内にゴム系シール材21を嵌め
合わせるとともに、対向するパッキン嵌合溝14,14
及び15,15にそれぞれパッキン22,23を嵌め合
わせた状態で両接合面を突き合わせ、図示してないが固
定用ボルトをもってセグメント10,10間を互いに連
結固定する。
【0016】また覆工軸心方向の接合は、図2に示すよ
うに隣り合うセグメント10,10の対向する接合面1
0a,10b間において、前述と同様にシール材嵌合用
の凹溝13,13内にゴム系シール材21を嵌め合わせ
るとともに、各パッキン嵌合溝14,14及び15,1
5にそれぞれパッキン22,23を嵌め合わせた状態で
凹ほぞ11aと凸ほぞ11bとを緩衝材24を介在させ
て嵌合することによって互いに連結する。
【0017】このようにしてセグメントを円周方向及び
軸心方向に組み立てて互いに連結固定した後、覆工の内
側から適宜の止水材注入孔16より止水材26を注入
し、パッキン22,23間の止水材充填部25に充填す
る。
【0018】
【発明の効果】上述したように本発明のセグメント覆工
の止水方法においては、従来のゴム系シール材の他にセ
グメントの接合面の間隔に二条のパッキンにて仕切った
止水材充填部を設け、これに止水材を注入するようにし
たことにより止水がより完全になり、また従来より使用
しているゴム系のシール材は製品寿命の短いものでもよ
くなり、しかも止水材注入による作業はシールド掘進サ
イクルとは全く別に行うことができ、施工が容易である
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるセグメント覆工の円周
方向側のセグメント間接合部の構造を示す断面図であ
る。
【図2】同上の軸心方向側のセグメント間接合部の構造
を示す断面図である。
【図3】同上のセグメント組立による覆工の正面図であ
る。
【図4】同、側面図である。
【図5】本発明に使用するセグメントの一例の平面図で
ある。
【図6】一部を省略して示す図5中のA−A線断面図で
ある。
【図7】同、B−B線断面図である。
【図8】従来のセグメント覆工の軸心方向側のセグメン
ト間接合部の構造を示す断面図である。
【図9】同上の円周方向側のセグメント間接合部の構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 セグメント 10a〜10d 接合面 11a 凹ほぞ 11b 凸ほぞ 12 凸部 13 凹溝 14,15 パッキン嵌合用溝 16 止水材注入孔 20 覆工 21 ゴム系シール材 22,23 パッキン 24 緩衝材 25 止水材充填部 26 止水材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セグメントを円周方向及び軸方向に組み
    立てて円筒形の覆工を形成するに際し、セグメントの周
    囲の接合面に該セグメントの厚さ方向に互いに間隔に隔
    てて二重のパッキン嵌合用溝を形成しておき、その各パ
    ッキン嵌合用溝にパッキンをそれぞれ嵌め合わせて前記
    各セグメントを互いに接合して組み立て、各セグメント
    の接合面間の前記両パッキン間の空隙を止水材充填部と
    し、該止水材充填部に前記セグメントの内面側から接合
    面の両パッキン嵌合用溝間にあけた止水材注入孔を通し
    て止水材を注入することを特徴としてなるセグメント覆
    工の止水方法。
JP5083930A 1993-03-19 1993-03-19 セグメント覆工の止水方法 Pending JPH06272489A (ja)

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JP5083930A JPH06272489A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 セグメント覆工の止水方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08209812A (ja) * 1995-02-01 1996-08-13 Takeshige Shimonohara 部材の接合方法及び接合構造
JP2008169628A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Three Bond Co Ltd セグメントの止水構造
JP2014037683A (ja) * 2012-08-11 2014-02-27 Hayakawa Rubber Co Ltd シール材

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JPH08209812A (ja) * 1995-02-01 1996-08-13 Takeshige Shimonohara 部材の接合方法及び接合構造
JP2008169628A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Three Bond Co Ltd セグメントの止水構造
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