JP7185754B2 - セグメントの継手構造 - Google Patents

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Description

本発明は、トンネルの外殻を形成するセグメントの周方向の端面同士を連結させるセグメントの継手構造に関するものである。
シールドトンネルを構築する際には、トンネル掘削機によって掘削された地盤の掘削面を保護するために、円弧板状のセグメントが複数、配置されて円筒状に外殻(覆工部)が形成される。
一方、特許文献1-3に開示されているように、シールドトンネルの内空からトンネル掘削機を発進させる場合に、トンネルの外殻をトンネル掘削機によって切削可能な材料によって予め構築しておくことが知られている。
すなわち、特許文献1-3では、トンネル掘削機によって切削させる切削用セグメントを、プラスチック発泡体を無機繊維で補強した複数の複合材を積層させることによって形成することで、コンクリートによって形成するよりも切削し易くしている。
特開2006-225928号公報 特開2004-36177号公報 特開2005-61212号公報
ここで、特許文献1-3では、予め掘削させる開口部の形状に合わせて切削用セグメントを製作していた。一方において、トンネルが大断面になってくると、切削用セグメントが大型になり過ぎて取り扱いがしにくくなるのを防ぐために、切削用セグメントを小割にして端面同士を連結させたいという要望が出てくる。一方で、セグメントの継手構造は、止水性が高く、曲げモーメントやせん断力などによる応力をセグメント間で確実に伝達可能な構造になっていなければならない。
そこで、本発明は、止水性が高いうえにセグメント間での応力伝達機能に優れたセグメントの継手構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のセグメントの継手構造は、トンネルの外殻を形成するセグメントの周方向の端面同士を連結させるセグメントの継手構造であって、前記セグメントは、プラスチックを無機繊維で補強した板状の複合材を複数枚接合して形成されており、前記セグメントの一方の周方向の端面は、前記セグメントの厚さ方向の略中央に前記周方向に突出してトンネル軸方向に延びる凸条部が形成された凸型補強層によって覆われているとともに、前記セグメントの他方の周方向の端面は、前記セグメントの厚さ方向の略中央に前記凸条部と嵌合する形状の凹条部が形成された凹型補強層によって覆われていて、隣接して配置された前記セグメントの端面間では、前記凸条部と前記凹条部とが嵌合されているとともに、前記隣接して配置されたセグメントの内周面間に跨って内面補強材が配置されていることを特徴とする。
また、別のセグメントの継手構造の発明は、トンネルの外殻を形成するセグメントの周方向の端面同士を連結させるセグメントの継手構造であって、前記端面には、前記セグメントの厚さ方向に間隔を置いてトンネル軸方向に延びる凹溝が複数設けられており、前記凹溝には、前記端面側が狭隘部となる括れ内空部が形成された外殻連結部が設けられていて、隣接して配置された前記セグメントの端面間では、前記凹溝同士が対峙されるとともに、対峙された前記括れ内空部間を架け渡すように挿入される嵌合連結材が配置されていることを特徴とする。
さらに、別のセグメントの継手構造の発明は、トンネルの外殻を形成するセグメントの周方向の端面同士を連結させるセグメントの継手構造であって、前記端面には、内周面側にトンネル軸方向に延びる切欠き溝が設けられるとともに、前記セグメントの厚さ方向に間隔を置いてトンネル軸方向に延びる凹溝が設けられており、前記切欠き溝及び凹溝には、一部が前記セグメントの内部に埋設される連結板部の側縁が突出されていて、前記側縁には前記切欠き溝内又は凹溝内で前記厚さ方向に突出する突起部が形成されていて、隣接して配置された前記セグメントの端面間では、前記切欠き溝同士及び凹溝同士が対峙されるとともに、対峙された前記突起部同士が接合され、かつ前記一対の凹溝の隙間には充填材が充填されていることを特徴とする。
このように構成された本発明のセグメントの継手構造では、隣接して配置されたセグメントの端面間で凸条部と凹条部とを嵌合させる構成であるため、セグメント間でのせん断力による応力伝達機能に優れている。
また、凸条部及び凹条部を凸型補強層及び凹型補強層によって覆う構造であれば、製作精度を容易に高めることができ、嵌合面が密着して高い止水性を発揮させることができる。
また、凹溝に括れ内空部が形成された外殻連結部が設けられていて、括れ内空部間を架け渡すように嵌合連結材が挿入される場合も、高い止水性とセグメント間での応力伝達機能を確保することができる。
さらに、セグメントの厚さ方向に間隔を置いて埋設された連結板部の側縁の対峙された突起部同士を接合し、凹溝の隙間に充填材を充填する構成であっても、高い止水性とセグメント間での応力伝達機能を確保することができる。
セグメントの継手構造が設けられるトンネルの構成を説明する断面図である。 切削用セグメントの端面周辺を拡大して説明する斜視図である。 実施例1のセグメントの継手構造を説明する図である。 実施例2のセグメントの継手構造を説明する図である。 実施例3のセグメントの継手構造を説明する図である。 実施例4のセグメントの継手構造を説明する図である。 本実施の形態となる実施例5のセグメントの継手構造を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、図7の本発明の実施の形態のセグメントの継手構造が設けられるトンネル1の構成を説明する断面図である。
本実施の形態のトンネル1は、トンネル掘削機(シールドマシン)によって例えば円筒形に掘削された地盤の円筒状の掘削面に、円弧板状に成形されたセグメント(11,2)を配置して外殻10(覆工部)とすることで構築される。
ところで、地下鉄、地下道路、下水道などに使用する目的でトンネル1を構築する場合、分岐・合流部や駅舎などの拡幅部を構築するために、トンネル1の外殻の一部を内側からトンネル掘削機によって切削させることがある。
すなわち、トンネル1の内部に配置されたトンネル掘削機のカッタビットでセグメントを切削して、新たに分岐トンネルを構築することがある。ここで、切削をしないセグメントを一般部セグメント11とし、切削するセグメントを切削用セグメント2とする。
一般部セグメント11には、鋼製セグメント、コンクリートセグメント、鋼材とコンクリートとを組み合わせた合成セグメントなど、通常、シールド工法で使用される様々な形態のセグメントが適用できる。なお、図1では省略して一般部セグメント11を一体に図示しているが、実際には複数の円弧板状に分割されている。
一方、切削用セグメント2は、合成樹脂やモルタルなどの切削可能な材料によって本体部が形成される。本実施の形態では、プラスチックを無機繊維で補強した板状の複合材を複数枚接合することで円弧板状に成形された切削用セグメント2を例に説明する。
以下では、図1,2に示すように、トンネル1が延伸される方向をトンネル軸方向Zとし、円筒状のトンネル1の円弧方向を周方向Rとする。また、トンネル1の内空側の外殻10の周面を内周面10aとし、トンネル1の地山側の外殻10の周面を外周面10bとする。そして、切削用セグメント2の内外周面方向を、厚さ方向Dとする。
本実施の形態では、一般部セグメント11と切削用セグメント2との継手構造の詳細な説明については省略する。一般部セグメント11と切削用セグメント2との継手部は、切削が行われない箇所であり、公知の接合構造が適用できる。
また、リング間継手穴111,22などを使用した、トンネル軸方向Zのリング間の継手構造の詳細な説明についても省略する。リング間継手は、継手ピンをリング間継手穴111,22に差し込むことで、円環状のリング間のせん断方向のずれの発生を防ぐ継手であり、公知の一般的な継手構造が適用できる。
図2は、円弧板状に成形された切削用セグメント2の端面21周辺を拡大して説明する斜視図である。この端面21は、図1に示すように、切削用セグメント2,2同士を連結させる端面継手部23側に形成される。例えば、図1に示した一対の切削用セグメント2,2は、周方向Rの長さが異なっているが、端面継手部23となる端面21,21の構造は同じになる。
このように構成された切削用セグメント2は、円弧板状に形成されているので、分割された一般部セグメント11と同じように覆工部として組み付けていくことができる。このため、大断面シールドトンネルにも容易に適用することができる。切削用セグメント2の具体的な構成については、以下の実施例において説明する。
以下、前記実施の形態で説明した切削用セグメント2の継手構造の具体的な構成について、切削用セグメント3の継手構造として図3を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例1で説明する切削可能なセグメントとしての切削用セグメント3は、図3(a)に示すように、プラスチックを無機繊維で補強した板状の複合材31,・・・を複数枚接合してアーチ状に形成された本体部によって主に構成される。
この複合材31には、例えば硬質ウレタン樹脂からなるプラスチック発泡体を無機繊維としてのガラス長繊維で補強した材料が使用される。このような材料には、例えばエスロンネオランバーFFU(積水化学工業株式会社製)を挙げることができる。また、複合材31,・・・間は、エポキシ樹脂系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、アクリル樹脂系接着剤などの樹脂系接着剤によって接合される。
さらに、本体部の外周は、補強層としてのFRP層32及び端面補強層33によって被覆される。ここでFRP層32は、複合材31,31間に設けることもできる。
このFRP層32及び端面補強層33は、ポリエステル樹脂又はエポキシ樹脂等の樹脂をマット又はクロス等の繊維材料で補強した部材である。補強用の繊維材料としては、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維などが使用される。
複合材31は、ガラス長繊維の延伸方向、すなわち本体部の長手方向(周方向R)の強度が他の方向の強度に比べて卓越しているので、FRP層32又は端面補強層33を設けることによって、本体部の長手方向以外の方向の強度を上げることができる。
また、切削用セグメント3の端部には、接合ボルト43を貫通させ、ナット部431によって締め付ける。ここで、接合ボルト43の頭部が配置される切削用セグメント3の外周面には、ボルトヘッドを収容させる窪みが設けられ、外周面に突起部が現れないようにする。この接合ボルト43と貫通孔との隙間には、圧縮強度の高い充填材を充填して接合ボルト43と本体部との間で確実にせん断力が伝達されるようにする。
そして、本実施例1の端面継手部4を構成する切削用セグメント3の周方向Rの端面には、厚さ方向Dに間隔を置いてトンネル軸方向Zに延びる凹溝41,41が複数(実施例1では2本)、設けられる。
この凹溝41には、一部が切削用セグメント3の内部に埋設される連結板部42の側縁が突出されている。この連結板部42は、FRP層32と同様な材料によって形成され、埋設箇所は複合材31,31間に積層されて樹脂系接着剤によって本体部に接合されている。
そして、切削用セグメント3の内周面側の凹溝41内においては、内周面側の壁面に沿って連結板部42の側縁が張り出されて、外周面に向けた厚さ方向Dに突出する突起部421が形成される。
一方、切削用セグメント3の外周面側の凹溝41においては、外周面側の壁面に沿って連結板部42の側縁が張り出されて、内周面に向けた厚さ方向Dに突出する突起部421が形成される。
この突起部421は、連結板部42の側縁を略直角に折り曲げ加工することによって形成することができる。また、突起部421は、凹溝内41内に収まっており、切削用セグメント3の端面から突出する箇所にはならない。
そこで、図3(b)に示すように、対向させた切削用セグメント3,3の端面同士を接触させる。隣接して配置された切削用セグメント3,3の端面間では、厚さ方向Dに間隔を置いて設けられた凹溝41,41のそれぞれに対して、対となる凹溝41,41が対峙される。
そして、断面視長方形の囲まれた空間となる一対の凹溝41,41内には、連結板部42,42の突起部421,421が対峙された状態で配置される。この一対の凹溝41,41によって囲まれる空間は、トンネル軸方向Zの後端側が開放されている。
そこで、図3(c)に示すような断面視略C字状の嵌合条材44を、一対の凹溝41,41の隙間に外殻10の後端側からトンネル軸方向Zに向けて挿し込む。この嵌合条材44は、FRP層32と同様な材料によって一対の凹溝41,41内に挿入可能な外形に形成されるとともに、対峙された突起部421,421同士を収容可能な内空が形成される。
また、切削用セグメント3,3の内周面間に跨って、内周板45が取り付けられる。この内周板45は、鋼板又はFRP層32と同様な材料によって、アーチ板状に形成される。この内周板45は、接合ボルト43,43の端部に装着して、ナット部431,431を締め付けることで固定することができる。
そして、図3(d)に示すように、一対の凹溝41,41内の隙間には、充填材46が充填される。この充填材46には、硬化時間の短い止水材、セメントミルク、樹脂系接着剤などが使用できる。
このように構成された実施例1の切削用セグメント3の継手構造では、端面継手部4にセグメントの厚さ方向Dに間隔を置いてトンネル軸方向Zに延びる凹溝41,41が複数設けられる。そして、その凹溝41,41のある箇所で嵌合条材44による接合が行われる。
このため、切削用セグメント3,3間での曲げモーメントによる応力伝達機能に優れている。すなわち、トンネル1の内外方向(厚さ方向D)の曲げモーメントが端面継手部4周辺に作用しても、2箇所以上に接合箇所があれば回転が起き難く、切削用セグメント3,3間で周方向Rの応力として伝達させることができる。
また、一対の凹溝41,41の内空において、嵌合条材44や突起部421,421などとの隙間に充填材46が充填されるため、高い止水性を確保することができる。
さらに、実施例1の切削用セグメント3の継手構造では、外周面10b側(地山側)並びに切削用セグメント3の周方向Rの端面及びトンネル軸方向Zの面に突起物が発生しないので、それぞれの箇所において面接触になって密着性が高く、止水性を向上させることができる。
そして、一対の凹溝41,41の内空に嵌合条材44を挿入し、硬化時間の短い止水材などを充填材46として充填して接合する場合は、強度発現まで時間がかかる接着剤を主に用いて接合する場合と比べて、接着剤の硬化のための養生時間が削減されて、施工時間を短縮することができる。
なお、実施例1のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以下、前記実施例1とは別の実施形態の切削用セグメント3Aの継手構造について、図4を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例2で切削可能なセグメントとして説明する切削用セグメント3Aは、本体部並びにFRP層32及び端面補強層33の構成が上記実施例1で説明したものと同様のため、詳細な説明は省略する。
本実施例2の端面継手部5を構成する切削用セグメント3Aの周方向Rの端面には、図4(a)に示すように、厚さ方向Dに間隔を置いてトンネル軸方向Zに延びる凹溝51,51が複数(実施例2では2本)、設けられる。
この凹溝51には、一部が切削用セグメント3Aの内部に埋設される連結板部52の側縁が突出されている。この連結板部52は、FRP層32と同様な材料によって形成され、埋設箇所は複合材31,31間に積層されて樹脂系接着剤によって本体部に接合されている。
そして、切削用セグメント3Aの内周面側の凹溝51内においては、内周面側の壁面に沿って連結板部52の側縁が張り出されて、外周面に向けた厚さ方向Dに突出する突起部521が形成される。
一方、切削用セグメント3Aの外周面側の凹溝51内においては、外周面側の壁面に沿って連結板部52の側縁が張り出されて、内周面に向けた厚さ方向Dに突出する突起部521が形成される。
この突起部521は、連結板部52の側縁に沿って断面視長方形のリブ状に設けることができる。また、突起部521は、端面補強層33と面一となるように設けられており、切削用セグメント3Aの端面から突出する箇所にはならない。
そこで、図4(b)に示すように、対向させた切削用セグメント3A,3Aの端面同士を接触させる。そして、断面視長方形の囲まれた空間となる一対の凹溝51,51内では、連結板部52,52の突起部521,521同士が接触した状態で配置される。
そこで、図4(c)に示すような断面視略C字状の嵌合条材54を、一対の凹溝51,51の隙間に外殻10の後端側からトンネル軸方向Zに向けて挿し込む。この嵌合条材54は、FRP層32と同様な材料によって一対の凹溝51,51内に挿入可能な外形に形成されるとともに、接触した突起部521,521同士を挟み込むように収容可能な内空が形成される。
また、切削用セグメント3A,3Aの内周面間に跨って、内周板55が取り付けられる。この内周板55は、鋼板又はFRP層32と同様な材料によって、アーチ板状に形成される。この内周板55は、接合ボルト53,53の端部に装着して、ナット531,531を締め付けることで固定することができる。
そして、図4(d)に示すように、一対の凹溝51,51内の隙間には、充填材56が充填される。この充填材56には、硬化時間の短い止水材、セメントミルク、樹脂系接着剤などが使用できる。充填材56は、凹溝51,51と嵌合条材54との隙間に主に充填される。
このように構成された実施例2の切削用セグメント3Aの継手構造では、凹溝51,51内に配置される一対の突起部521,521が接触し、嵌合条材54によって挟持される。
このため、切削用セグメント3A,3A間での曲げモーメントによる回転がさらに起き難くなって、切削用セグメント3A,3A間で面接触によって周方向Rの応力伝達を行わせることができる。
また、突起部521,521と嵌合条材54とが密実に嵌合するように設けられることで、トンネル1の内外方向(厚さ方向D)のせん断力についても、高い応力伝達機能を発揮させることができる。
なお、実施例2のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以下、前記実施例1,2とは別の実施形態の切削用セグメント3Bの継手構造について、図5を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1,2で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例3で説明する切削可能なセグメントとしての切削用セグメント3Bは、図5(a)に示すように、プラスチックを無機繊維で補強した板状の複合材31,・・・を複数枚接合してアーチ状に形成された本体部によって主に構成される。また、本体部の外周は、補強層としてのFRP層32及び端面補強層33によって被覆される。
そして、本実施例3の端面継手部6を構成する切削用セグメント3Bの周方向Rの端面には、厚さ方向Dに間隔を置いてトンネル軸方向Zに延びる凹溝61,61が複数(実施例3では2本)、設けられる。
この凹溝61には、内壁面に沿って断面視U字状の外殻連結部62が設けられる。この外殻連結部62の内側には、切削用セグメント3Bの端面側が狭隘部となる括れ内空部621が形成される。ここで、外殻連結部62は、FRP層32と同様な材料によって形成されて樹脂系接着剤によって凹溝61の内壁面に接合されている。
続いて、図5(b)に示すように、対向させた切削用セグメント3B,3Bの端面同士を接触させる。隣接して配置された切削用セグメント3B,3Bの端面間では、厚さ方向Dに間隔を置いて設けられた凹溝61,61及び外殻連結部62,62のそれぞれに対して、対となる凹溝61,61及び外殻連結部62,62が対峙される。
一対の外殻連結部62,62によって囲まれる断面視I字状の括れ内空部621,621の空間は、トンネル軸方向Zの後端側が開放されている。そこで、この一対の括れ内空部621,621の空間に、まず止水材を充填する。さらに、図5(c)に示すような断面視I字状の嵌合連結材63を、止水材が充填された括れ内空部621,621内に外殻10の後端側からトンネル軸方向Zに向けて挿し込む。
この嵌合連結材63は、FRP層32と同様な材料によって、一対の括れ内空部621,621の内空断面とほぼ同じ断面に形成される。すなわち、一対の外殻連結部62,62に対して、括れ内空部621,621間を架け渡すように嵌合連結材63が配置される。
このように構成された実施例3の切削用セグメント3Bの継手構造では、凹溝61に括れ内空部621が形成された外殻連結部62が設けられていて、括れ内空部621,621間を架け渡すように嵌合連結材63が挿入される。
この嵌合連結材63は、一対の外殻連結部62,62に密着するように挿入されるので、高い連結強度が発揮されて、切削用セグメント3B,3B間で確実に周方向Rの応力伝達を行わせることができる。
また、一対の括れ内空部621,621の内周と嵌合連結材63の外周との間には止水材が充填されて高い止水性が確保できるうえに、トンネル1の内外方向(厚さ方向D)のせん断力についても高い応力伝達機能を発揮させることができる。
なお、実施例3のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以下、前記実施例1-3とは別の実施形態の切削用セグメント3Cの継手構造について、図6を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1-3で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例4で切削可能なセグメントとして説明する切削用セグメント3Cは、本体部並びにFRP層32及び端面補強層33の構成が上記実施例1で説明したものと同様のため、詳細な説明は省略する。
本実施例4の端面継手部7を構成する切削用セグメント3Cの周方向Rの端面には、図6(a)に示すように、内周面側にトンネル軸方向Zに延びる切欠き溝71Aが設けられる。また、厚さ方向Dに間隔を置いてトンネル軸方向Zに延びる凹溝71が設けられる。
切欠き溝71Aには、一部が切削用セグメント3Cの内部に埋設される連結板部72Aの側縁が突出されている。また、凹溝71には、一部が切削用セグメント3Cの内部に埋設される連結板部72の側縁が突出されている。この連結板部72A,72は、FRP層32と同様な材料によって形成され、埋設箇所は複合材31,31間に積層されて樹脂系接着剤によって本体部に接合されている。
そして、切欠き溝71Aにおいては、外周面側の壁面に沿って連結板部72Aの側縁が張り出されて、内周面に向けた厚さ方向Dに突出する突起部721Aが形成される。
一方、凹溝71においては、外周面側の壁面に沿って連結板部72の側縁が張り出されて、内周面に向けた厚さ方向Dに突出する突起部721が形成される。
この突起部721A,721は、連結板部72A,72の側縁を略直角に折り曲げ加工することによって形成することができる。また、突起部721A,721は、端面補強層33と面一となるように設けられており、切削用セグメント3Cの端面から突出する箇所にはならない。さらに、突起部721A,721の溝内側の面にはナット722A,722がそれぞれ接合される。
そこで、図6(b)に示すように、対向させた切削用セグメント3C,3Cの端面同士を接触させる。この際、一対の切欠き溝71A,71A内(及び凹溝71,71内)では、連結板部72A,72A(72,72)の突起部721A,721A(721,721)同士が接触した状態で配置される。
そこで、一対の切欠き溝71A,71A及び凹溝71,71によって囲まれる空間を利用して、一方の突起部721A,721の下面に接合されたナット722A,722に向けて短ボルト74A,74をねじ込んでボルト接合を行う。この短ボルト74A,74及びナット722A,722は、FRP層32と同様な材料によって形成される。
そして、図6(c)に示すように、一対の凹溝71,71内の隙間には、充填材76が充填される。この充填材76には、硬化時間の短い止水材、セメントミルク、樹脂系接着剤などが使用できる。
このように構成された実施例4の切削用セグメント3Cの継手構造では、厚さ方向Dに間隔を置いて埋設された連結板部72A,72の側縁の対峙された突起部721A,721A(721,721)同士をボルト接合し、凹溝71,71の隙間には充填材76を充填する。
このような構成であっても、高い止水性と切削用セグメント3C,3C間での応力伝達機能を確保することができる。また、ボルト接合であれば、一般部セグメント11などに使用される鋼製セグメントと同様の接続作業で実施することができる。
なお、実施例4のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以下、前記実施例1-4とは別の本発明の実施の形態の切削用セグメント3Dの継手構造について、図7を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態又は実施例1-4で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一符号を用いて説明する。
実施例5で切削可能なセグメントとして説明する切削用セグメント3Dは、本体部並びにFRP層32の構成が上記実施例1で説明したものと同様のため、詳細な説明は省略する。
本実施例5の端面継手部8を構成する切削用セグメント3Dの一方の周方向Rの端面は、図(a)に示すように、厚さ方向Dの略中央に周方向Rに突出してトンネル軸方向Zに延びる凸条部811が形成された凸型補強層81によって覆われている。
凸型補強層81は、FRP層32と同様な材料によって形成される。すなわち、切削用セグメント3Dの端面においては、複合材31及びFRP層32が凸条部811の形状に合わせた長さに調整される。ここで、アーチ状に成形された長さが異なる複合材31を積層させることで凸条部811を成形することは簡単に行えるものではなく、平滑な端面に仕上げることも難しい。これに対して、積層された複合材31,・・・の端部を凸型補強層81でキャップのように覆う構成であれば、簡単に高い精度の平滑面に仕上げることができる。
一方、切削用セグメント3Dの他方の周方向Rの端面は、図(b)の上部に示すように、厚さ方向Dの略中央に周方向Rに窪んでいてトンネル軸方向Zに延びる凹条部821が形成された凹型補強層82によって覆われている。
この凹条部821は、凸条部811と嵌合する形状に形成される。凹型補強層82は、FRP層32と同様な材料によって形成される。すなわち、複合材31及びFRP層32を凹条部821の形状に合わせた長さに調整して、これらの端部を凹型補強層82でキャップのように覆うことで、高い精度の平滑面に仕上げる。
また、切削用セグメント3Dの周方向Rの端面付近の内周面には、厚さ方向Dに向けて複数のボルト穴83が穿孔される。このボルト穴83,・・・は、隣接して配置された切削用セグメント3D,3Dの内周面間に跨って配置される内面補強材84を、ボルト85,・・・によって固定する際に使用される。
内面補強材84は、鋼材によって形成される。この内面補強材84は、切削用セグメント3の内周面に沿って形成される座板部841と、座板部841に対して直交させる壁板部842とによって、例えば断面視L字形に形成される。
図7(b)に示すように、対向させた切削用セグメント3D,3Dの端面同士を接触させると、隣接して配置された切削用セグメント3D,3Dの凸型補強層81の凸条部811と凹型補強層82の凹条部821とが嵌合される。
続いて図7(c)に示すように、切削用セグメント3D,3Dの内周面間に跨って、内面補強材84が取り付けられる。この内面補強材84は、トンネル1の内部から、座板部841の穴を通してボルト85,・・・をボルト穴83,・・・にねじ込むことで固定することができる。
このように構成された実施例5の切削用セグメント3Dの継手構造では、隣接して配置された切削用セグメント3D,3Dの端面間で、凸条部811と凹条部821とを嵌合させる。このため、トンネル内外方向(厚さ方向D)のセグメント間でのせん断力による応力伝達機能に優れている。
さらに、鋼製の内面補強材84を切削用セグメント3D,3Dの内周面間に跨って配置するのであれば、さらに高いせん断力の応力伝達機能を確保することができる。
また、凸条部811及び凹条部821を凸型補強層81及び凹型補強層82によって成形する構造であれば、製作精度を容易に高めることができ、嵌合面が密着して高い止水性を発揮させることができる。
なお、実施例5のこの他の構成及び作用効果については、前記実施の形態又は他の実施例と略同様であるため説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例1-5では、プラスチックを無機繊維で補強した板状の複合材を複数枚接合してアーチ状に形成された本体部を有する切削用セグメント2,3,3A-3Dを例に説明したが、これに限定されるものではなく、別の形態の合成樹脂やモルタルなどの切削可能な材料によって本体部が形成されたセグメントにも、本発明のセグメントの継手構造を適用することができる。
R 周方向
Z トンネル軸方向
D 厚さ方向
1 トンネル
10 外殻
10a 内周面
2 切削用セグメント(セグメント)
21 端面
3 切削用セグメント(セグメント)
31 複合材
41 凹溝
42 連結板部
421 突起部
44 嵌合条材
46 充填材
3A 切削用セグメント(セグメント)
51 凹溝
52 連結板部
521 突起部
54 嵌合条材
56 充填材
3B 切削用セグメント(セグメント)
61 凹溝
62 外殻連結部
621 括れ内空部
63 嵌合連結材
3C 切削用セグメント(セグメント)
71 凹溝
71A 切欠き溝
72,72A 連結板部
721,721A 突起部
76 充填材
3D 切削用セグメント(セグメント)
81 凸型補強層
811 凸条部
82 凹型補強層
821 凹条部
84 内面補強材

Claims (1)

  1. トンネルの外殻を形成するセグメントの周方向の端面同士を連結させるセグメントの継手構造であって、
    前記セグメントは、プラスチックを無機繊維で補強した板状の複合材を複数枚接合して形成されており、
    前記セグメントの一方の周方向の端面は、前記セグメントの厚さ方向の略中央に前記周方向に突出してトンネル軸方向に延びる凸条部が形成された凸型補強層によって覆われているとともに、
    前記セグメントの他方の周方向の端面は、前記セグメントの厚さ方向の略中央に前記凸条部と嵌合する形状の凹条部が形成された凹型補強層によって覆われていて、
    前記凸型補強層及び前記凹型補強層は、繊維補強樹脂によって形成されており、
    隣接して配置された前記セグメントの端面間では、前記凸型補強層に覆われた前記凸条部と前記凹型補強層に覆われた前記凹条部とが嵌合されているとともに、前記隣接して配置されたセグメントの内周面間に跨って内面補強材が配置されていることを特徴とするセグメントの継手構造。
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