JP7214445B2 - パネル構造体の継手構造 - Google Patents
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Description
このような覆工躯体構造としては、分岐合流部の外殻部においてシールド工法により複数の外殻トンネルを周方向に間隔をあけて施工し、さらに凍結工法により地盤防護工を施工してから周方向に隣り合う外殻トンネル同士の間を切り開いて、鉄筋や型枠を組み立てた後、コンクリートを打設することにより構築されるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2には、外殻部に沿った湾曲面を形成したコンクリート板の内面に主筋、配力筋、支保材等が組み付けられた構造について記載されている。
なお、本実施形態による外殻トンネル13は、覆工躯体構造1を施工する際における覆工躯体構造1の構成部材の搬入や外殻トンネル13、13同士の間を掘削したときの掘削土砂等の搬出に使用するアクセストンネルとして利用される。
覆工躯体構造1は、図2(a)、(b)、図3及び図4に示すように、トンネル方向Xからみて周方向Zの全体が多角形状(ここでは32角形)を形成するようにフラット面板を有し、外殻部10Aの内周側と外周側のそれぞれにおいて周方向Zに複数に分割された鋼製パネル2と、内周側の鋼製パネル2(内周側鋼製パネル20A)と外周側の鋼製パネル2(外周側鋼製パネル20B)との間に充填された充填コンクリート3と、周方向Zに隣接する鋼製パネル2、2同士にわたって架け渡すように設置され、両端に拡径部41(機械式定着部)を有する鋼棒4と、内周側鋼製パネル20Aと外周側鋼製パネル20Bとを連結するせん断補強部材5と、を備えている。
トンネル間継手22Aは、スキンプレート21の長手方向(周方向Z)に沿って延在している。リング間継手22Bは、スキンプレート21の短手向(トンネル方向X)に沿って延在している。端板22の外周面には、図7に示すように、全周にわたってシール溝22aが形成されており、このシール溝22aにはシール材22b(図5参照)が接着された状態で設けられている。隣接する鋼製パネル2、2によってシール材22bが押し潰されることで、鋼製パネル2、2同士の間が止水される。
リング間継手22Bには、鋼棒4を挿入可能で、かつ外殻部10Aの延在方向(トンネル方向X)と径方向Yとに沿って延在する継手開口部25が複数形成されている。複数の継手開口部25は、それぞれリング間継手22Bにおける1箇所の継手収容部24を形成する部分毎に設けられている。
先ず、図1及び図2(a)に示すように、ランプトンネル12の側壁の一部に円周トンネル15を掘削するための図示しない複円形円周シールド掘削機の発進基地(円周シールド発進基地17)を施工する。例えば、ランプトンネル12から図1に示す推進機18を掘進させて、その周囲に地盤改良部100を形成した後、推進機18で掘削したトンネルの周囲を拡幅することにより円周シールド発進基地17を構築することができる。
本実施形態では、図1に示すように、組み立てられた鋼製パネル2に施工誤差によって生じるずれや隙間を、双方の鋼製パネル2、2同士の接合部に設けられる鋼棒4によって吸収することができる。
また、周方向Zに隣り合う鋼製パネル2、2同士が互いに径方向Yにずれている場合であっても、第1スリット25Aの長手方向に鋼棒4をずらした状態で両拡径部41、41を継手収容部24内に配置することができる。
2 鋼製パネル
3 充填コンクリート
4 鋼棒
10 分岐合流部
10A 外殻部
11 本線トンネル
12 ランプトンネル
13 外殻トンネル
13A 外殻セグメント
22 端板
22A トンネル間継手
22B リング間継手
24 継手収容部
25 継手開口部
41 拡径部(機械式定着部)
150 外殻シールド発進基地
X 外殻部のトンネル方向(接合方向)
Y 外殻部の径方向
Z 外殻部の周方向
Claims (2)
- スキンプレートと、該スキンプレートの周縁部に設けられる端板と、が一体で形成された鋼製パネルを有するパネル構造体同士を接合するためのパネル構造体の継手構造であって、
前記端板のうち、接合する他方の鋼製パネルとの接合部に設けられる端板は継手板として機能するものであり、
前記パネル構造体同士の接合方向に延びる第1リブおよび前記接合方向に対して直交方向に延びる第2リブおよび前記端板によって囲まれ、前記直交方向に複数配列された継手収容部と、
両端に機械式定着部を有し、接合方向に隣接する前記鋼製パネルの前記継手収容部の双方に架け渡すように設置される鋼棒と、
前記継手収容部の内側で前記鋼棒を埋設するとともに、前記鋼製パネルに一体になるように充填された充填コンクリートと、を備え、
前記継手収容部ごとに1本の前記鋼棒が設けられ、
前記パネル構造体同士が接合された状態で、隣り合う前記鋼製パネルの前記継手板同士が当接され、
前記継手収容部は、隣り合う前記鋼製パネル同士のずれ量を吸収して前記鋼棒を配置可能な大きさに形成されていることを特徴とするパネル構造体の継手構造。 - 前記継手板には、前記鋼棒を挿入可能で、かつ前記ずれ量を吸収可能な継手開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル構造体の継手構造。
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