JPH06271729A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPH06271729A
JPH06271729A JP6378893A JP6378893A JPH06271729A JP H06271729 A JPH06271729 A JP H06271729A JP 6378893 A JP6378893 A JP 6378893A JP 6378893 A JP6378893 A JP 6378893A JP H06271729 A JPH06271729 A JP H06271729A
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JP
Japan
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weight
copolymer
aromatic vinyl
silane
styrene
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Application number
JP6378893A
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English (en)
Inventor
Yuusuke Araki
雄介 安良城
Masayuki Tomita
雅之 冨田
Hiroshi Nakano
博 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記の成分(A)及び(B)を含有する熱可
塑性樹脂組成物。 (A)飽和ポリエステル (B)(a)芳香族ビニル系化合物単位50〜99.9
重量%、(b)シアン化ビニル系化合物単位0〜50重
量%、(c)不飽和シラン化合物単位0.1〜20重量
%、及び(d)共重合可能なその他のビニル系化合物単
位0〜40重量%からなるシラン変性芳香族ビニル系ラ
ンダム共重合体、あるいは(B′)シラン変性芳香族ビ
ニル系ランダム共重合体95〜10重量%及びシラン変
性芳香族ビニル系ランダム共重合体がグラフト結合した
ゴム状重合体5〜90重量%からなるゴム強化シラン変
性芳香族ビニル系グラフト共重合体。 【効果】 上記の成分(A)及び(B)又は(B′)両
樹脂の相溶性が優れ、剛性と機械的強度バランスが良好
な組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、耐衝撃性、耐
吸水性、耐薬品性が優れた成形体を与える熱可塑性樹脂
組成物に関する。
【0002】この樹脂はエンジニアリングプラスチック
スに属し、自動車のホイールキャップ、インストルメン
トパネル、把手、ドアトリム等並びに電気及び電子機器
のハウジング、つまみダイヤル等に有用である。
【0003】
【従来の技術】ポリブチレンテレフタレートやポリエチ
レンテレフタレートに代表される飽和ポリエステルは、
耐熱性、耐薬品性、電気特性等が優れたエンジニアリン
グプラスチックスとして知られているが、耐吸水性が劣
り、射出成形、押出成形等の成形加工時や、高温多湿条
件下での使用時において劣化しやすく、耐衝撃強度等の
物性が低下する等の欠点を有している。
【0004】一方、スチレン、α−メチルスチレン、ア
クリロニトリル、ゴム状重合体等を共重合成分とするA
BS、SAN、AAS、AES、HIPS等の芳香族炭
化水素系共重合体は、非晶性であり、優れた耐衝撃性、
成形加工性、塗装性を有し汎用熱可塑性樹脂としてホイ
ールキャップ、インストルメントパネル等に広く使用さ
れている。しかし、耐熱性、耐薬品性等が十分でなく、
過酷な条件下では使用が制限される。
【0005】そこで、両樹脂の長所を損なわずに欠点を
相補った成形材料を提供する目的で、種々の組成物が提
案されている。
【0006】例えば、特開平1−123854号公報に
は、芳香族ビニル、シアン化ビニル及びα,β−不飽和
カルボン酸を共重合させてなる変性ビニル系共重合体を
配合する方法が提案されている。しかしながらこの組成
物では相溶性が十分でなく、耐衝撃性等機械的強度の改
良効果は、まだ十分とはいえない。また、特開平3−8
8842号公報には、芳香族ビニル系単位、シアン化ビ
ニル系単位及びエチレン系不飽和エポキシ基含有単位か
らなるエポキシ変性共重合体を配合する方法が提案され
ている。しかしながらこの組成物の相溶性はある程度の
改良効果が認められるものの、押出機等での溶融混練の
際、一部ゲル状物の生成により流動性が低下し、押出し
ストランドが安定して引き取りできない場合や、射出成
形品の表面外観の悪化、耐衝撃性等の機械的強度が低下
するという問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するため、耐衝撃性、引張強度、吸水性、成形加
工性の物性バランスが向上した熱可塑性樹脂組成物を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このため
鋭意検討を重ねた結果、加水分解可能な不飽和シラン化
合物を共重合させたシラン変性芳香族ビニル系共重合体
と飽和ポリエステルが極めて良好な親和性を示すことを
見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち本発明は、下記の成分(A)及び
(B)を含有する熱可塑性樹脂組成物であり、 (A)飽和ポリエステル (B)(a)芳香族ビニル系化合物単位50〜99.9
重量%、(b)シアン化ビニル系化合物単位0〜50重
量%、(c)不飽和シラン化合物単位0.1〜20重量
%及び(d)共重合可能なその他のビニル系化合物単位
0〜40重量%からなるシラン変性芳香族ビニル系ラン
ダム共重合体。
【0010】また、下記の成分(A)及び(B´)を含
有する熱可塑性樹脂組成物である。 (A)飽和ポリエステル (B´)(a)芳香族ビニル系化合物単位50〜99.
9重量%、(b)シアン化ビニル系化合物単位0〜50
重量%、(c)不飽和シラン化合物単位0.1〜20重
量%及び(d)共重合可能なその他のビニル系化合物単
位0〜40重量%からなるシラン変性芳香族ビニル系ラ
ンダム共重合体95〜10重量%及びシラン変性芳香族
ビニル系ランダム共重合体がグラフト結合したゴム状重
合体5〜90重量%からなるゴム強化シラン変性芳香族
ビニル系グラフト共重合体。
【0011】
【作用】本発明において、不飽和シラン化合物を共重合
させたシラン変性芳香族ビニル系共重合体と飽和ポリエ
ステルが良好な親和性を示すのは、シラノール基と飽和
ポリエステルのカルボキシル基又はエステル結合部が反
応し、シラン変性芳香族ビニル系共重合体と飽和ポリエ
ステルの相溶化剤となるグラフト共重合体が生成するた
めである。
【0012】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0013】<飽和ポリエステル(A)>本発明で用い
る飽和ポリエステル(A)としては、ジカルボン酸又は
その低級アルキルエステル、酸ハライド若しくは酸無水
物誘導体とグリコール又は2価フェノールとの重縮合に
よって得られる熱可塑性飽和ポリエステルである。
【0014】ジカルボン酸の具体例としては、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、セバシン酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸、p−カルボキシフェノキシ
酢酸、2,6−ナフタリンジカルボン酸、2,7−ナフ
タリンジカルボン酸等が挙げられる。
【0015】グリコール又は2価フェノールの具体例と
しては、エチレングリコール、1,3−プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール等の炭素数2〜12の直鎖アルキレングリコー
ル;ピロカテコール、レゾルシノール、ヒドロキノン等
の2価フェノール;シクロヘキサンジメタノール等の脂
環式グリコール;又はこれらの化合物のアルキル置換誘
導体が挙げられる。
【0016】好適な飽和ポリエステル(A)としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンナフタレート、ポリ(1,4−シク
ロヘキサンジメチレンテレフタレート)が挙げられる。
液晶性ポリエステル、例えばイーストマンコダック社の
X7G、ヘキストセラニーズ社のベクトラ、住友化学工
業社のエコノールなどの商品名のものも好ましい。これ
らは、単独又は2種以上併用して用いることができる。
【0017】<シラン変性芳香族ビニル系ランダム共重
合体(B)>本発明で用いるシラン変性芳香族ビニル系
ランダム共重合体(B)とは、(a)芳香族ビニル系化
合物単位50〜99.9重量%、(b)シアン化ビニル
系化合物単位0〜50重量%、(c)不飽和シラン化合
物単位0.1〜20重量%、及び(d)共重合可能なそ
の他のビニル系化合物単位0〜40重量%からなるシラ
ン変性芳香族ビニル系ランダム共重合体である。
【0018】芳香族ビニル系化合物(a)は、下式
(I)で示されるものである。
【0019】
【化1】
【0020】(式中、Rは水素原子又は炭素数1〜4の
アルキル基を表し、Arは炭素数6〜18の、置換基を
有していてもよい芳香族基を表す。置換基としては、ア
ルキル基、ハロゲン等が好ましい)
【0021】芳香族ビニル系化合物(a)の具体例とし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、o−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、α−
メチルビニルトルエン、ジメチルスチレン、クロルスチ
レン、ジクロルスチレン、ブロムスチレン、ジブロムス
チレン、ビニルナフタレン等が挙げられ、中でもスチレ
ン、α−メチルスチレンが好ましい。これらは各々単独
又は2種以上併用して用いることができる。
【0022】シアン化ビニル系化合物(b)は、下式
(II)で示されるものである。
【0023】
【化2】
【0024】(式中、R1 、R2 及びR3 は各々水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基又はアルキレン基を介し
て連結されていてもよいシアノ基を表す)
【0025】シアン化ビニル系化合物(b)の具体例と
しては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、フマ
ロニトリル等が挙げられ、中でもアクリロニトリルが好
ましい。これらは各々単独又は2種以上併用して用いる
ことができる。
【0026】共重合可能なその他のビニル系化合物
(d)は、芳香族ビニル系化合物(a)、シアン化ビニ
ル系化合物(b)及び不飽和シラン化合物(c)以外の
ビニル系化合物である。
【0027】共重合可能なその他のビニル系化合物
(d)の具体例としては、メタクリル酸メチル、アクリ
ル酸低級アルキルエステル(アルキル基の炭素数は1〜
6)等の(メタ)アクリル酸エステル;マレイミド、N
−フェニルマレイミド、N−メチルマレイミド、N−シ
クロヘキシルマレイミド、N−ブチルマレイミド等のN
−置換マレイミド等が挙げられ、これらは各々単独又は
2種以上併用して用いることができる。
【0028】不飽和シラン化合物(c)としては、エチ
レン性不飽和結合を有する置換基と加水分解可能な置換
基を併せ有する各種シラン化合物が使用可能である。こ
のような化合物を一般式で示せば、例えば下式(III)、
(IV)及び(V)で示されるものである。
【0029】R1 SiR2 n3-n (III)
【0030】式中、R1 は酸素原子で中断されてもよい
エチレン性不飽和炭化水素基を表し、その具体例として
は、ビニル、アリル、イソプロペニル、ブテニル、ペン
テニル、シクロヘキセニル、デカニル等のエチレン性不
飽和炭化水素基;ビニルエーテル、アリルエーテル、イ
ソプロペニルエーテル、ブテニルエーテル、ペンテニル
エーテル、シクロヘキセニルエーテル、デカニルエーテ
ル等のエチレン性不飽和エーテル基が挙げられる。
【0031】R2 はアルキル基を表し、その具体例とし
ては、メチル、エチル、プロピル又はデシル等が挙げら
れる。
【0032】Yは加水分解可能な有機基を表し、Yが複
数個あるときは、それぞれ同一でも異なっていてもよ
い。Yの具体例としては、メトキシ、エトキシ等のアル
コオキシ基;ホルミルオキシ、アセトキシ、プロピオノ
キシ等のアシルオキシ基;アルキル若しくはアリールア
ミノ基が挙げられる。
【0033】nは0、1又は2を表す。
【0034】
【化3】
【0035】式中、R3 は水素原子又はメチル基を表
し、R4 は酸素原子で中断されてもよい2価の脂肪族飽
和炭化水素基を表す。R2 、Y及びnは前記と同じであ
る。
【0036】R4 の具体例としては、メチレン、ジメチ
レン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン
等のアルキレン基;−(CH2)2 O(CH2)2 −、−
(CH2)2 O(CH2)3 −、−(CH2)2 O(CH2)4
−、−(CH2)2 O(CH2)5−、−(CH2)3 O(C
2)2 −、−(CH2)3 O(CH2)3 −、−(CH2)3
O(CH2)4 −、−(CH2)3 O(CH2)5 −等の2価
のエーテル基が挙げられる。
【0037】
【化4】
【0038】式中、R5 は炭素数1〜6の炭化水素基、
mは0又は1〜4の整数を表す。R2 、R3 、Y及びn
は前記と同じである。
【0039】R5 の具体例としては、メチル、エチル、
プロピル、ブチル、フェニル等が挙げられる。
【0040】式(III )、(IV)及び(V)に示した不
飽和シラン化合物(c)のうちで特に好ましいものとし
ては、ビニルトリメトキシシラン、1−ヘキセニルトリ
メトキシシラン、1−デセニルトリメトキシシラン、1
−(トリメトキシシリル)プロピルビニルエーテル、1
−(トリメトキシシリル)デカニルアクリレート、1−
(トリエトキシシリル)デカニルアクリレート、1−
(トリメトキシシリル)プロピルメタアクリレート、1
−(トリエトキシシリル)プロピルメタアクリレート、
1−(メチルジメトキシシリル)プロピルメタアクリレ
ート、1−(メチルジエトキシシリル)プロピルメタア
クリレート、1−(トリメトキシシリル)プロピルアク
リレート、1−(トリエトキシシリル)プロピルアクリ
レート、1−(メチルジメトキシ)プロピルアクリレー
ト、1−(メチルジエトキシシリル)プロピルアクリレ
ート、1−トリメトキシシリル−1−プロピオノキシエ
チルメタアクリレート、1−トリエトキシシリル−1−
プロピオノキシエチルメタアクリレート、p−(トリメ
トキシシリル)スチレン、p−(トリエトキシシリル)
スチレン、m−(トリメトキシシリル)スチレン、m−
(トリエトキシシリル)スチレン等が挙げられる。これ
らは各々単独又は2種以上併用して用いることができ
る。
【0041】シラン変性芳香族ビニル系ランダム共重合
体(B)の具体例としては、不飽和シラン化合物−スチ
レン共重合体、不飽和シラン化合物−スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、不飽和シラン化合物−(α−メチ
ルスチレン)−アクリロニトリル共重合体、不飽和シラ
ン化合物−スチレン−(α−メチルスチレン)−アクリ
ロニトリル共重合体、不飽和シラン化合物−スチレン−
アクリロニトリル−メタクリル酸メチル共重合体、不飽
和シラン化合物−スチレン−アクリロニトリル−(N−
フェニルマレイミド)共重合体、不飽和シラン化合物−
(α−メチルスチレン)−アクリロニトリル−メタクリ
ル酸メチル共重合体、不飽和シラン化合物−(α−メチ
ルスチレン)−アクリロニトリル−(N−フェニルマレ
イミド)共重合体、不飽和シラン化合物−スチレン−ア
クリロニトリル−メタクリル酸メチル−(N−フェニル
マレイミド)共重合体、不飽和シラン化合物−スチレン
−メタクリル酸メチル共重合体、不飽和シラン化合物−
(α−メチルスチレン)共重合体、不飽和シラン化合物
−(α−メチルスチレン)−(N−フェニルマレイミ
ド)共重合体、不飽和シラン化合物−スチレン−(α−
メチルスチレン)−メタクリル酸メチル)−(N−フェ
ニルマレイミド)共重合体等が挙げられる。
【0042】これらは各々単独又は2種以上併用して用
いることができる。
【0043】シラン変性芳香族ビニル系ランダム重合体
(B)の製造方法は、通常はラジカル重合法が用いら
れ、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合又はこれ
らを組合せた方法が用いられる(例えば、ドイツ特許第
2724360号明細書参照)。
【0044】<ゴム強化シラン変性芳香族ビニル系グラ
フト共重合体(B´)>本発明で用いるゴム強化シラン
変性芳香族ビニル系グラフト共重合体(B´)とは、
(a)芳香族ビニル系化合物単位50〜99.9重量
%、(b)シアン化ビニル系化合物単位0〜50重量
%、(c)不飽和シラン化合物単位0.1〜20重量%
及び(d)共重合可能なその他のビニル系化合物単位0
〜40重量%からなるシラン変性芳香族ビニル系ランダ
ム共重合体95〜10重量%及びシラン変性芳香族ビニ
ル系ランダム共重合体がグラフト結合したゴム状重合体
5〜90重量%からなるゴム強化シラン変性芳香族ビニ
ル系グラフト共重合体である。ここで、芳香族ビニル系
化合物(a)、シアン化ビニル系化合物(b)、共重合
可能なその他のビニル系化合物(d)及びこれらの共重
合体は、前記シラン変性芳香族ビニル系ランダム共重合
体(B)の説明において例示したものと同様のものであ
る。
【0045】ゴム状重合体は、JIS K 7203に
準拠して測定した曲げ弾性率が5,000kg/cm2以下で
ガラス転移温度が−10℃以下のゴム状重合体であり、
具体的にはポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、
スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、スチレン−イソプ
レン共重合体ゴム若しくはこれらの水素添加物、アクリ
ル酸アルキルエステル系共重合体ゴム、エチレン−プロ
ピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共
重合体ゴム又はエチレン−酢酸ビニル共重合体ゴム等が
挙げられる。これらは各々単独又は2種以上併用して用
いることができる。
【0046】グラフト重合の方法としては、公知の乳化
重合法、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法又はこれ
らを組合せた方法が用いられる。
【0047】ゴム強化シラン変性芳香族ビニル系グラフ
ト共重合体(B´)の具体例としては、不飽和シラン化
合物−スチレン−ブタジエン共重合体、不飽和シラン化
合物−スチレン−イソプレン共重合体、不飽和シラン化
合物−アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合
体、不飽和シラン化合物−アクリロニトリル−イソプレ
ン−スチレン共重合体若しくはこれらの水素添加物、不
飽和シラン化合物−アクリロニトリル−スチレン−アク
リル酸アルキルエステル系ゴム共重合体、不飽和シラン
化合物−アクリロニトリル−スチレン−エチレン−プロ
ピレンゴム共重合体等が挙げられる。これらは各々単独
又は2種以上併用して用いることができる。
【0048】更に、これらのスチレン及び/又はアクリ
ロニトリルの一部若しくは全部がα−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン;アクリ
ル酸又はメタクリル酸若しくはこれらのメチル、エチ
ル、プロピル、n−ブチルなどのエステル;マレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−フェニルマレイミド等
のマレイミド系単量体;アクリルアミド等の共重合可能
なビニル系単量体に置換されているものも含まれる。
【0049】好ましくは、不飽和シラン化合物グラフト
共重合ABS樹脂、AES樹脂又はMBS樹脂等であ
る。
【0050】<構成成分の組成比>本発明の熱可塑性樹
脂組成物における成分(A)及び(B)の組成比は、機
械的強度、耐熱性、耐溶剤性等の調和の観点から、成分
(A)が90〜10重量%及び成分(B)が10〜90
重量%、好ましくは成分(A)が80〜20重量%及び
成分(B)が20〜80重量%、より好ましくは成分
(A)が70〜30重量%及び成分(B)が30〜70
重量%の範囲である。成分(A)が10重量%未満で
は、成分(B)の主要樹脂である例えばスチレン−アク
リロニトリル共重合体樹脂に比べて耐溶剤性等の改良効
果が小さく、90重量%を超えると、飽和ポリエステル
に(A)に比べて成形加工性、耐吸水性等の改良効果が
小さい。
【0051】シラン変性芳香族ビニル系ランダム共重合
体(B)中の不飽和シラン化合物(c)単位の含有量は
0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量%、
より好ましくは0.5〜10重量%の範囲である。不飽
和シラン化合物(c)単位の含有量が0.1重量%未満
では、組成物の相溶性が低下し、機械的強度等の改良効
果が小さく、20重量%を超えると成形加工性に難点が
生じる場合があり好ましくない。
【0052】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物におけ
る成分(A)及び成分(B´)の組成比は、機械的強
度、耐熱性、耐溶剤性等の調和の観点から、成分(A)
が90〜10重量%及び成分(B´)が10〜90重量
%、好ましくは成分(A)が80〜20重量%及び成分
(B´)が20〜80重量%、より好ましくは成分
(A)が70〜30重量%及び成分(B´)が30〜7
0重量%の範囲である。成分(A)が10重量%未満で
は、成分(B´)の主要樹脂である、例えばABS樹脂
に比べて耐溶剤性等の改良効果が小さく、90重量%を
超えると耐衝撃強度等の改良効果が小さい。
【0053】<付加的成分>本発明の熱可塑性樹脂組成
は、上記成分(A)と(B)又は(B´)以外の他の成
分を含有することができる。
【0054】例えば、成分(B)又は(B´)の一部
(90重量%まで)を、共重合成分として不飽和シラン
化合物を含まない芳香族ビニル系共重合体又はゴム強化
芳香族ビニル系共重合体で置き換えてもよい。樹脂組成
物中に、酸化防止剤、耐候性改良剤、増核剤、スリップ
剤等を0.5〜3重量%;可塑剤、流動性改良剤、離型
剤等を3〜15重量%;テトラキス(2−エチルヘキソ
キシ)チタン、ジブチルスズオキサイド等の触媒を付加
成分として使用できる。更に、有機・無機充填剤、補強
剤、特にガラス繊維、マイカ、タルク、ワラストナイ
ト、チタン酸カリウム、炭酸カルシウム、シリカ等を樹
脂組成物に5〜40重量%添加することは、剛性、耐熱
性、寸法精度、寸法安定性等の向上に有効である。実用
のために、各種着色剤及びそれらの分散剤なども1〜1
0重量%の割合で使用できる。
【0055】更に、ゴム成分の添加、特にスチレン−ブ
タジエン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン共重合体
ゴム又はそれらの水素添加物;エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ム、ポリブタジエンゴム、アクリルゴム、シリコンゴム
更にそれらのα、β−不飽和カルボン酸無水物変性体、
不飽和グリシジルエステル若しくは不飽和グリシジルエ
ーテル変性体;不飽和エポキシ化合物とエチレンからな
る共重合体又は不飽和エポキシ化合物、エチレン及びエ
チレン系不飽和化合物からなる共重合体等は、組成物の
耐衝撃強度向上に有効である。ゴムの配合量は、目標と
する物性値により異なるが、例えば、組成物の剛性と耐
衝撃強度のバランス改良の場合は、組成物100重量%
中5〜30重量%である。
【0056】更に、ポリフェニレンエーテル、ヒドロキ
シアルキル化ポリフェニレンエーテル、ナイロン6、ナ
イロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン6,12、
ポリカーボネート等を樹脂組成物中に1〜70重量%含
有させてもよい。
【0057】<組成物の調製法及び成形法>本発明の熱
可塑性樹脂組成物を得るための方法は、溶融法、溶液
法、懸濁法等、特に限定されないが、実用的には溶融混
練する方法が好ましい。溶融混練の方法としては、熱可
塑性樹脂について一般に実用されている溶融混練方法が
適用できる。例えば、粉状又は粒状の重合体を、必要で
あれば、付加的成分の項に記載の添加物等と共に、ヘン
シェルミキサー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等
により均一に混合した後、一軸又は多軸混練押出機、ロ
ール、バンバリーミキサー等で混練することができる。
【0058】混練の順序は特に制限はなく、成分(A)
及び(B)若しくは(B´)を一括で混練する方法、特
定の成分を予備混練した後、残りの成分を混練する方法
等いずれの方法でもよい。
【0059】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0060】なお、以下で部及びパーセントは重量によ
るものとする。
【0061】参考例1:シラン変性スチレン−アクリロ
ニトリルランダム共重合体−1(以下「変性SAN−
1」という)の合成 充分に窒素ガス置換した内容量500mlの丸底フラスコ
内に、スチレン69.0g、アクリロニトリル30.0
g、1−(トリメトキシシリル)プロピルアクリレート
1.0g 、2,2´−アゾビス(イソブチロニトリル)
0.6g、ドデシルメルカプタン1.5ml及びキシレン
50mlを入れ、窒素気流下で撹拌し、2,2´−アゾビ
ス(イソブチロニトリル)が完全に溶解したのを確認し
た後、60℃に昇温し5時間重合させた。途中2.5時
間後に更にドデシルメルカプタン1.5mlを加えた。
【0062】重合後、室温まで降温した後、クロロホル
ム200mlをフラスコ内へ入れ、ポリマーを完全に溶解
した後、メタノール2リットル中へ注ぎ、ポリマーを析
出させた。ろ過、乾燥してポリマー83.2g を得た。
【0063】赤外線分光分析及び 1H−NMRにより、
ポリマーの組成はスチレン単位69.1重量%、アクリ
ロニトリル単位29.7重量%及び1−(トリメトキシ
シリル)プロピルアクリレート単位1.2重量%であ
り、GPC測定により、ポリスチレン換算の数平均分子
量(Mn):20,500及び重量平均分子量(Mw):4
6,100であった。
【0064】参考例2:シラン変性スチレン−アクリロ
ニトリルランダム共重合体−2(以下「変性SAN−
2」という)の合成 ドデシルメルカプタンを添加しなかった以外は、参考例
1と同様に実施して、ポリマー74.7g を得た。
【0065】参考例1と同様の分析により、ポリマーの
組成はスチレン単位69.3重量%、アクリロニトリル
単位29.8重量%、1−トリメトキシシリルプロピル
アクリレート単位0.9重量%であり、Mn:37,90
0、Mw:80,700であった。
【0066】参考例3:スチレン−アクリロニトリル共
重合体−1(比較共重合体、以下「SAN−1」とい
う)の合成 充分に窒素ガス置換した内容量500mlの丸底フラスコ
内に、スチレン75.0g 、アクリロニトリル25.0
g 及び2,2′−アゾビス(イソブチロニトリル)0.
6g を入れ、窒素気流下で撹拌し、2,2′−アゾビス
(イソブチロニトリル)が完全に溶解したのを確認した
後、60℃に昇温し5時間重合させた。
【0067】重合後の処理は参考例1と同様に実施して
ポリマー75.1g を得た。
【0068】参考例1と同様の分析により、ポリマーの
組成はスチレン単位75.8重量%及びアクリロニトリ
ル単位24.2重量%であり、Mn:31,400、Mw:
96,000であった。
【0069】参考例4:スチレン−アクリロニトリル共
重合体−2(比較共重合体、以下「SAN−2」とい
う)の合成
【0070】反応系に、キシレン50mlを添加した以外
は、参考例3と同様に実施してポリマー51.0g を得
た。
【0071】参考例1と同様の分析により、ポリマーの
組成はスチレン単位75.3重量%及びアクリロニトリ
ル単位24.8重量%であり、Mn:96,400、Mw:
168,900であった。
【0072】参考例5:シラン変性ABS(以下「変性
ABS」という)の合成 充分に窒素置換した1リットルの丸底フラスコにポリブ
タジエンラテックス(日本ゼオン社製、商品名:Nipol
LXIII A)38.5ml、蒸留水231.5ml、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム1.0g 、ンタオリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート0.2g 、硫酸第
1鉄2.5ミリグラム及びエチレンジアミン四酢酸二ナ
トリウム1.0mgを入れ、室温で15分撹拌した後、6
0℃に昇温した。
【0073】その溶液に、スチレン59.0g 、アクリ
ロニトリル20.0g 、p−トリエトキシシリルスチレ
ン1.0g 及びクメンハイドロパーオキシド0.3g の
混合液を5時間かけて滴下し、更に1時間重合させた
後、室温に降温し、撹拌下に無水塩化カルシウム5.0
g を加えてポリマーを析出させた。
【0074】析出したポリマーをろ別した後、純水で5
回洗浄ろ過を繰返して乾燥した。得られたポリマーは9
5.2g であった。赤外線分光分析及び 1H−NMRに
よりポリマーの組成はスチレン単位58.2重量%、ア
クリロニトリル単位18.1重量%、p−トリエトキシ
シリルスチレン単位0.9重量%及びブタジエン単位2
2.8重量%であり、Mn:21,500、Mw:59,1
00であった。
【0075】参考例6:シラン変性ポリスチレン(以下
「変性PS」という)の合成 充分に窒素ガス置換した内容量500mlの丸底フラスコ
内に、スチレン99.0g 、1−(トリメトキシシリ
ル)プロピルアクリレート1.0g 、ベンゾイルパーオ
キシド0.6g 及びキシレン50mlを入れ、窒素気流下
で撹拌し、ベンゾイルパーオキシドが完全に溶解したの
を確認した後、90℃に昇温し5時間重合させた。
【0076】重合後の処理は参考例1と同様に実施し
て、ポリマー47.1g を得た。
【0077】参考例1と同様の分析により、ポリマーの
組成はスチレン単位98.9重量%及び1−(トリメト
キシシリル)プロピルアクリレート単位1.1重量%で
あり、Mn:54,400、Mw:101,000であっ
た。
【0078】参考例7:スチレン−アクリロニトリル−
無水マレイン酸共重合体(比較共重合体、以下「変性S
AN−3」という)の合成 充分に窒素ガス置換した内容量500mlの丸底フラスコ
内に、スチレン68.0g 、アクリロニトリル30.0
g 、無水マレイン酸2.0g 、2,2′−アゾビス(イ
ソブチロニトリル)0.6g 及びキシレン50mlを入
れ、窒素気流下で撹拌し、2,2′−アゾビス(イソブ
チロニトリル)が完全に溶解したのを確認した後、60
℃に昇温し5時間重合させた。
【0079】重合後の処理は参考例1同様に実施して、
ポリマー85.3g を得た。
【0080】参考例1と同様の分析により、ポリマーの
組成はスチレン単位69.5重量%、アクリロニトリル
単位28.0重量%及び無水マレイン酸単位2.5重量
%であり、Mn:38,500、Mw:84,700であっ
た。
【0081】参考例8:スチレン−アクリロニトリル−
グリシジルメタクリレート共重合体(比較共重合体、以
下「変性SAN−4」という)の合成 充分に窒素ガス置換した内容量500mlの丸底フラスコ
内に、スチレン68.0g 、アクリロニトリル30.0
g 、グリシジルメタクリレート2.0g 、2,2′−ア
ゾビス(イソブチロニトリル)0.6g 及びキシレン5
0mlを入れ、窒素気流下で撹拌し、2,2′−アゾビス
(イソブチロニトリル)が完全に溶解したのを確認した
後、60℃に昇温し5時間重合させた。
【0082】重合後の処理は参考例1同様に実施して、
ポリマー82.8g を得た。
【0083】参考例1と同様の分析により、ポリマーの
組成はスチレン単位69.2重量%、アクリロニトリル
単位29.0重量%、グリシジルメタクリレート単位
1.8重量%であり、Mn:45,900、Mw:127,
000であった。
【0084】実施例1〜8及び比較例1〜7 参考例1で合成した変性SAN−1、変性SAN−2、
変性SAN−3、変性SAN−4、SAN−1、SAN
−2、変性PS及び飽和ポリエステル(鐘紡社製、ポリ
ブチレンテレフタレート124、以下「PBT124」
という、及び、日本ユニペット社製、ポリエチレンテレ
フタレートRT560CN、以下「PET RT560
CN」という)、ポリスチレン(三菱化成社製、ダイヤ
レックスHF77、以下「PS HF77」という)を
用いて、表1に示す配合比に従って、各成分をラボプラ
ストミル混練機(東洋精機製作所社製)を用いて、25
0℃、180rpm にて5分間混練した後、粉砕して粒状
の組成物を得た。得られた組成物の特性は、射出成形機
[カスタム・サイエンティフィック(Custom Scientifi
c)社製、CS183MMXニミマックス]を用いて温度
280℃で物性評価用試験片を射出成形した。なお、混
練及び成形に際して、飽和ポリエステル及び組成物は、
その直前まで80℃にて5時間真空乾燥した。測定結果
を表1に示した。
【0085】
【表1】
【0086】なお、物性評価は以下の方法で行なった。
【0087】(1)耐衝撃強度:長さ31.5mm、幅
6.2mm、厚さ3.2mmの試験片を射出成形し、アイゾ
ット衝撃試験機(カスタム・サイエンティフィック社製
ミニマックスCS−138TI型)を用いて、23℃に
おけるノッチ無しアイゾット衝撃強度、又はノッチ先端
Rが0.25mm、深さが1.2mmのノッチ付きアイゾッ
ト衝撃強度を測定した。
【0088】(2)引張強度:平行部長さ7mm、平行部
直径1.5mmの引張試験片を射出成形し、引張試験機
(カスタム・サイエンティフィック社製CS−183T
E型)を用いて、23℃、引張速度1cm/分の条件で引
張試験を行い、引張破断点応力及び破断点伸びを測定し
た。
【0089】(3)弾性率:長さ47mm、幅5mm、厚さ
2mmの試験片を射出成形し、固体粘弾性測定装置(レオ
メトリックスファーイースト社製RSAII)を用いて周
波数1Hzの条件で貯蔵剛性率(E′)の温度依存性を測
定し、30℃及び80℃における弾性率の値を求めた。
【0090】実施例9〜12及び比較例8〜11 参考例で合成した変性SAN−1、変性ABS、SAN
−1及びPBT124、スチレン−アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体(三菱化成社製ABS樹脂、タフレ
ックス410、ブタジエン含量15重量%、以下「AB
S TFX−410」という、及び日本ジィー・イー・
プラスチック社製、ブレンディックス336、ブタジエ
ン含量70重量%、以下「Blendix −336」という)
を用いて各成分を表2に示す配合比に従って、前記実施
例1〜8と同様の方法で混練、成形し物性を評価した。
結果を表2に示した。
【0091】
【表2】
【0092】
【発明の効果】上記、実施例及び比較例の評価結果よ
り、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、飽和ポリエステル
及びシラン変性芳香族ビニル系共重合体両樹脂の相溶性
が優れ、剛性と機械的強度バランスが良好であるため、
工業的に有用な材料となり得る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)及び(B)を含有する
    熱可塑性樹脂組成物。 (A)飽和ポリエステル (B)(a)芳香族ビニル系化合物単位50〜99.9
    重量%、(b)シアン化ビニル系化合物単位0〜50重
    量%、(c)不飽和シラン化合物単位0.1〜20重量
    %及び(d)共重合可能なその他のビニル系化合物単位
    0〜40重量%からなるシラン変性芳香族ビニル系ラン
    ダム共重合体。
  2. 【請求項2】 下記の成分(A)及び(B´)を含有す
    る熱可塑性樹脂組成物。 (A)飽和ポリエステル (B´)(a)芳香族ビニル系化合物単位50〜99.
    9重量%、(b)シアン化ビニル系化合物単位0〜50
    重量%、(c)不飽和シラン化合物単位0.1〜20重
    量%及び(d)共重合可能なその他のビニル系化合物単
    位0〜40重量%からなるシラン変性芳香族ビニル系ラ
    ンダム共重合体95〜10重量%及びシラン変性芳香族
    ビニル系ランダム共重合体がグラフト結合したゴム状重
    合体5〜90重量%からなるゴム強化シラン変性芳香族
    ビニル系グラフト共重合体。
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