JPH0627102Y2 - 養魚用水槽 - Google Patents

養魚用水槽

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JPH0627102Y2
JPH0627102Y2 JP10873588U JP10873588U JPH0627102Y2 JP H0627102 Y2 JPH0627102 Y2 JP H0627102Y2 JP 10873588 U JP10873588 U JP 10873588U JP 10873588 U JP10873588 U JP 10873588U JP H0627102 Y2 JPH0627102 Y2 JP H0627102Y2
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pipe
siphon
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water tank
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JP10873588U
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JPH0231461U (ja
Inventor
秀一 村上
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東洋テルミー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はマダイ、ハマチ、ヒラメ等の魚類種苗を成魚ま
で育成するのに用いる養魚用水槽の改良に関する。
〔従来の技術〕 従来における、この種の養魚用水槽を第5図に示し、以
下この図について説明する。
1はプラスチックス等によって形成した水槽、2は水面
に浮かぶ浮遊物を取り除くためのオーバフロー管、3は
水槽1の底面から側壁に沿って配置された排水管、4は
水槽1の側壁部に位置する排水管3に接続され、水面の
最高位置を保持するためのコ字状に形成されたサイフォ
ン管、5は一端がサイフォン管4の水平部4aに接続さ
れ、他端がサイフォン管4の水平部4aと同じ位置にお
ける水面に位置するような長さに形成された空気吸入
管、6は前記水槽1の底面に配置された前記排水管3の
上面を被う多数の小孔6aが形成された平板状の排水蓋
である。
而して、前記した構成に基づいて動作を説明するに、先
ず、オーバフロー管2の高さとサイフォン管4の水平部
4aの高さとを一致させた状態において、図示しない給
水管より水槽1内に給水し、該給水がオーバフロー管2
の位置まで達すると排水管3よりサイフォン管4のサイ
フォン現象によって自然排水が行われる。一方、水面に
浮遊する浮遊物はオーバフロー管2を介して外部に排出
される。
すなわち、給水管よりの給水と、排水管3およびオーバ
フロー管2とによる排水との量が一致している場合に
は、水面が一定しているので空気吸入管5の先端は水面
内に没し、従って、サイフォン管4のサイフォン現象に
よって排水が行われる。
しかし、給水管よりの給水と、排水管3およびオーバフ
ロー管2とによる排水との量が不一致となって、排水量
の方が多くなると、空気吸入管5が水面より上がるた
め、サイフォン管4内に空気が入り込みサイフォン現象
が停止し、排水管3を介しての排水が停止する。従っ
て、排水は行われず給水のみが行われ、水槽1内の水量
は多くなって水面がサイフォン管4の水平部4aまで達
すると、再びサイフォン現象によって排水が行われるも
のである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記した養魚用水槽は工場から水槽1、オー
バフロー管2、サイフォン管4等は分解された状態で現
場に運搬され、該現場において組み立てを行うが、前記
した如くサイフォン原理を利用して排水を行うために
は、オーバフロー管2とサイフォン管4の水平部4aと
の高さ位置を一致させなければならない。しかし、現場
において前記高さ位置を一致させるように組み立てを行
うのは、非常な面倒が伴う。すなわち、サイフォン管4
の垂直部4bをオーバフロー管2の高さに合わせて切断
したり、オーバフロー管2の取付け高さを調整したりす
る面倒があった。
本考案は前記した問題点を解決せんとするもので、その
目的とするところは、サイフォン管の垂直部に長さ調整
自在な継手を接続し、現場においてサイフォン管2の水
平部高さを簡単に調整できるようにした養魚用水槽を提
供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案における養魚用水槽
は、水槽内に配置されるオーバフロー管と、水槽の底面
の水を外部に排水する排水管と、該排水管の外部に露出
している部分に連結されるサイフォン管と、該サイフォ
ン管の垂直部に連結され水平部の高さを前記オーバフロ
ー管の高さ位置に調整するように長さ調整可能な継手
と、前記サイフォン管の水平部に一端が接続され、他端
が水槽内において前記オーバフロー管の高さ位置に開口
した空気吸入管とを具備したものである。
〔作用〕
本考案における養魚用水槽は、サイフォン管の垂直部に
接続した継手を調整することにより、サイフォン管の水
平部の高さ位置を自由に、かつ、非常に簡単に行うこと
ができ、従って、現場での組み立て作業が非常に簡単に
行えるものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図〜第4図と共に説明す
る。なお、前記した従来例の第5図と同一符号は同一部
材を示し説明は省略する。
7,7はサイフォン管4の2つの垂直部4bに接続され
た継手にして、第2図に示す如き構造のものである。す
なわち、垂直部4bを切断した夫々にカップ状のナット
7a,7aとゴムパッキング7b,7bを挿入すると共
に、切断した垂直部4bの両方に渡って両端にねじ部7
が形成された外筒7cを被せたものである。なお、
7dはワッシャである。
このように形成された継手7は切断された垂直部4bの
間隔を適宜に調整した後、ナット7a,7aを外筒7c
のねじ部7cに螺合締め付けることにより、ゴムパッ
キング7bが潰れて垂直部4b、ナット7a、外筒7c
の隙間を埋めるので、水漏れは防止される。なお、第2
図において、左側のナット7aは緩めた状態を、また、
右側のナット7aは締め付けた状態を示している。
8はサイフォン管4が取付けられた部分の排水管3に取
付けられた排水バルブである。
なお、本実施例にあっては、水槽1は両端が開放された
仕切壁1aが設けられ、水は巡回するように構成されて
いる。また、水槽1の底面には湾曲した凹部1bが形成
され、この凹部1bに排水管3が配置されている。さら
に、この水槽1の前記凹部1bの近くには相対向して突
起1cが形成され、この突起1cに排水蓋6に形成され
た孔6bが嵌合され、排水蓋6が水流等によって移動し
ないようになっている。
また、本実施例における排水蓋6は上面が平坦ではな
く、リブ状の突条6cが多数形成されている。
なお、9は珪藻培養器である。
次ぎに、前記した構成に基づいて組み立て工程を説明す
るに、工場より運搬された水槽1を現地に配置し、オー
バフロー管2を水槽1の側面に取付ける。次いで、排水
管3の一部を水槽1の凹部1bに取付けると共に他の部
分を水槽1の側面に配置する。そして、サイフォン管4
における水平部4aの高さがオーバフロー管2の高さと
一致するように、垂直部4bの長さを継手7を介して調
整すると共に、空気吸入管5の先端を水槽1内に入れ
る。
このように組み立てた水槽1のサイフォン管4によるサ
イフォン原理によって、前記した従来例と同様な動作に
より排水作業が行われると共に、水面がサイフォン管4
の水平部4aより低下すると、排水作業は停止するもの
である。
なお、水槽1内の水を全て排水する場合には、排水バル
ブ8を開放することによって行われるものである。
また、本実施例にあっては、排水蓋6の上面にリブ状の
突条6cを多数形成したので、排水管3による排水の水
流が強くても、水槽1内の魚類、特に底魚と言われるヒ
ラメ等が吸引されることがなく、従って、魚が損傷した
り死んだりすることがないばかりでなく、排水蓋6の小
孔6aを塞ぐことがないので、排水量が減少したりする
こともないものである。
〔考案の効果〕
本考案は前記したように、サイフォン管の垂直部に長さ
調整自在な継手を接続し、現場においてサイフォン管2
の水平部高さを簡単に調整できるようにしたので、サイ
フォン管の水平部の高さ位置を自由に、かつ、非常に簡
単に行うことができ、従って、現場での組み立て作業が
非常に簡単に行える等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案に係る養魚用水槽の一実施例を
示し、第1図は断面斜視図、第2図は継手部分の断面
図、第3図は排水蓋の側面図、第4図は同上を取付けた
状態の断面図、第5図は従来例の断面図である。 1……水槽、2……オーバフロー管、3……排水管、4
……サイフォン管、5……空気吸入管、6……排水蓋、
7……継手、8……排水バルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽内に配置されるオーバフロー管と、水
    槽の底面の水を外部に排水する排水管と、該排水管の外
    部に露出している部分に連結されるサイフォン管と、該
    サイフォン管の垂直部に連結され水平部の高さを前記オ
    ーバフロー管の高さ位置に調整するように長さ調整可能
    な継手と、前記サイフォン管の水平部に一端が接続さ
    れ、他端が水槽内において前記オーバフロー管の高さ位
    置に開口した空気吸入管とを具備したことを特徴とする
    養魚用水槽。
JP10873588U 1988-08-19 1988-08-19 養魚用水槽 Expired - Lifetime JPH0627102Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0231461U JPH0231461U (ja) 1990-02-27
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