JPS6017626Y2 - 浴用水循環パイプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は浴用水循環パイプ、例えは浴用水を濾過する濾
過装置等の装置類へ浴用水を循環せしめる浴用水循環パ
イプに関し、その目的とする処は他の装置、例えば上記
の如く濾過装置からの戻流路に絞り部を形成する一方、
その絞り部に空気を供給して超音波を発生せしめ、健康
増進、慢性病の完治、労働による被労の回復を図り、し
かも自然循環流路と、他の装置へ強制循環出流路、循環
戻流路とを浴槽と風呂釜とを接続し、内部に内管を介在
した外管内に形式して構造簡単、コスト安で、コンパク
トな浴用水循環パイプを提供せんとするものである。

以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。

図中Ｂは浴槽、Ａは風呂釜であり、両者は外管１である
循環行パイプ１′と、循環帰パイプ１″とにより連絡さ
れている。

循環行帰両パイプ１′、１″は、夫々一端を釜Ａ側面に
上下適当な間隔をおいて突出する接続口ＩＡ、ＩＡにフ
レキシブルな継手４′即ち後述する４′、４″、４″を
介して一端を接続するとに他端を、浴槽Ｂの槽壁ＩＢに
上下に適当な間隔をおいて貫通状に取付けた取付金具５
に固定する。

尚、上記接続口ＩＡ、ＩＡは釜Ａ内に設けた交換器（図
示せず）に連絡している。

取付金具５は、行側、戻側共に中央部に内管２である第
１内パイプ２′、第２内パイプ２″取付用の取付嵌合部
６を有する蓋体７と、蓋体７にビス８止めし、先端の鍔
部９より周面に螺子１０を有する管部１１を内方へ一体
に突出した捻じ込み部材１２からなり、循環行帰両パイ
プ１′、１″先端に、フランジ部１４を円形短管の先端
部に有する断面り形の環状部材１３を固着し、該部材１
３のフランジ部１４に環状のパツキンであって板状外周
部を内周部に向って反転せしめて形成した断面Ｕ形パツ
キン１５を嵌着せしめる一方、上記捻じ込み部材１２の
背後に環状パツキン１６、スリップワッシャー１７を介
在する。

そして、これ等取付金具５の上記断面Ｕ形パツキン１５
と、環状パツキン１６と、を浴槽Ｂの槽壁ＩＢに開孔し
た取付札１８の両サイドに位置せしめ、捻じ込み部材１
２を環状部材１３に捻じ込んで取付孔１８周縁に固着す
る。

この時、断面Ｕ形パツキン１５と環状パツキン１６に押
圧されて完全に水密性に保持される。

フレキシブル継手４は循環行側の循環行パイプ１′と流
出部材２０を接続するフレキシブル継手４′、同じく循
環行側の流出部材２０と蓋側接続口ＩＡを接続するフレ
キシブル継手４″、循環戻側の蓋側接続口１Ａと流入部
材２１の接続及び流入部材２１と循環帰パイプ１″の接
続に使用するフレキシブル継手４″′の３種類の形状を
有する。

フレキシブル継手４′、４″は一対で循環行パイプ１′
と流出部材２０、流出部材２０と蓋側接続口１Ａ、を夫
々接続するもので、流出部材２０に対するフレキシブル
継手４″の接続は流出部材２０の後面に設けられた取付
板４５を介してビス４４止めにより行ない、循環行パイ
プ１′とフレキシブル継手４′、フレキシブル継手４′
と流出部材２０、フレキシブル継手４″と蓋側接続口１
Ａとの接続口は夫々バンドの締着により行なう。

フレキシブル継手４″′は２片一対で循環帰パイプ１“
と流入部材２１．流入部材２１と蓋側接続口ＩＡを夫々
接続するもので、循環帰パイプ１″とフレキシブル継手
４ ｍ、フレキシブル継手４″′と流入部材２１．フレ
キシブル継手４″′と蓋側接続口ＩＡとの接続は夫々バ
ンドの締着により行なう。

流入部材２１は、両端開放状の筒体２２で、その摘心を
合流点とする流水路２３を有する流入突部２４を突出形
威する一方、その合流点に内部に絞り孔２５を有する絞
り部３を形成し、この絞り部３には空気吸引部２６を一
体に連設形成する。

空気吸引部２６は、内部に絞り孔２５に連通して空気を
吸引する空気吸引路２７を備えた空気流入管部２８を筒
体２２側壁２９と絞り部３とに渉って架設状に一体形成
する。

空気流入管部２８には側壁２９を貫通して突出部３０が
突出形威され、該突出部３０に螺子３１を螺設し、該螺
子３１に接続ナツト３２を螺着して先端の吸引口３３に
防塵構造Ｃを備えた空気送管３４を接続する。

防塵構造Ｃは、第１図に示す如く空気送管３４の吸引口
３３部分の管部開口端と同位置に適宜間隔をおいて脚片
３５を突出せしめたキャップ３６を、その脚片３５を管
部開口端に当接せしめるようにキャップ３６を被せて脚
片３５間を吸込孔３７となす構造等、即ちキャップ３６
によって被蓋する構造のものならいかなる構造でもよく
、例えば空気送管３４の先端部分を道Ｕ字状に屈曲して
吸引口３３を下方に向けるような構造にしても任意であ
る。

また、流入部材２１の流入突部２４は、外端には、外周
に螺子３１を有し、その螺子３１に接続ナツト３２を螺
着することにより他の装置Ｄ、例えば濾過装置ＩＤへの
帰りの循環路３８を接続する。

第２内バイブ２″は一端を取付金具５の取付嵌合部６に
嵌合せしめる一方、他端を絞り部３先端に嵌着して循環
帰パイプ１″内を横断する如くに取付ける。

尚、流入部材２１の両開放端には、中央部に流通孔３９
を有する蓋体４０で閉蓋してフレキシフル継手４″′と
帰パイプ１″、釜Ａの接続口１Ａとの接続を良好になし
ている。

而して循環戻流路すは、循環帰パイプ１″内の第２内パ
イプ２″内ならびに絞り部３、流入突部２４とで形成さ
れ、循環帰パイプ１“と、第２内パイプ２″との隙間を
、加熱用自然循環流路Ｅの帰側流路２Ｆとなす。

流出部材２０は、両端開放状の円板４１一端よりフラン
ジ筒部４２を突出せしめる一方、他端には第１内パイプ
２′嵌合用の嵌合筒部４３を有するフレキシブル継手４
″を、取付板４５を介し、ビス４４をもって止着してな
り、該流出部材２０の周端の適当箇所には外部に螺子３
１を有する流出突部４８を外方へ突出形威し、その突部
４８の螺子３１に接続ナツト３２を螺着することにより
他の装置り例えは濾過装置１０への行きの循環路３８を
接続する。

第１内パイプ２′は一端を取付金具５の取付嵌合部６に
嵌合せしめる一方、他端を継手４の嵌合筒部４３とに渉
って嵌着して循環行パイプ１′内を横断する如くに取付
け、行パイプ１′との間に循環出流路ａを形成する。

而して、循環出流路ａは、循環行パイプ１′と、第１内
パイプ２′との間ならびに流出部材２０の内部、流出突
部４８とで形成される。

そして第１内パイプ２′内を、加熱用自然循環流路Ｅの
行側流路１Ｅとなす。

濾過装置ＩＤは、濾過本体４６とポンプ４７からなり、
ポンプ４７でもって循環出流路ａより吸揚げられた浴用
水を濾過本体４６を通過せしめて濾過し、再び循環戻流
路すを介して浴槽Ｂ内に循環せしめる。

斯る本考案循環パイプは、絞り部３を通過する反流の流
速変化を利用して空気吸引部２６より空気を吸引して反
流に混入せしめ、インジェクター効果により噴流状の超
音波を発生せしめる。

尚、いうまでもなく上記空気吸引部２６からの空気の吸
引は遠隔操作等適当な操作手段により吸引、吸引の停止
及び吸引量を制御するようになすことが可能である。

本考案は成上の如く浴槽上位・下位と風呂釜と内部に内
管を介在した外管で接続してなり、該外管内の内外の流
路の内夫々一方を加熱浴用水の自然循環流路、他方を他
の装置へ強制循環する浴用水の循環出流路及び循環戻流
路となすと共にその反流路中途部に絞り部を形成する一
方、その絞り部に、空気を供給せしめてなるので、絞り
部部分て空気が良好に混入してインジェクター効果によ
り噴流状の超音波を発生せしめることができる。

従って浴者の健康増進、慢性病の完治、労働による被労
の回復を図り得、実用的効果大である。

更に、他の装置例えば濾過装置、浴用水を利用して床面
を暖める暖房装置等へ浴用水を循環せしめる特別な循環
路を別途に形成するものに比して構造簡単、コスト的に
も非常に安価で、コンパクト化が図り得、しかも既設の
自然循環パイプ内に内管を介在すれば同様な効果が得ら
れ、自然循環パイプそのものを利用することができると
共に別途に循環路用の孔を浴槽に開孔する必要がなく、
施工作業も非常に簡単なものとなし得る。

依って所期の目的を達威し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案浴用水循環パイプの行バイブ、帰パイプ
の拡大断面図で、取付状態を示す、第２図は第１図の（
Ｘ）−（Ｘ）に沿った断面図で、該断面図に濾過装置を
接続した状態を示す。 尚図中、１・・・・・・外管、２・・・・・・内管、Ａ
・・・・・・風呂釜、Ｅ・・・・・・自然循環流路、ａ
・・・・・・循環出流路、ｂ・・・・・・循環戻流路、
３・・・・・・絞り部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浴槽上位・下位と風呂釜とを内部に内管を介在した外管
   で接続してなり、該外管内の内外の流路の内夫々一方を
   加熱浴用水の自然循環流路、他方を他の装置へ強制循環
   する浴用水の循環出流路及び循環戻流路となすと共にそ
   の戻流路中途部に絞り部を形成する一方その絞り部に空
   気を供給せしめてなる浴用水循環パイプ。